4447 Q-PBシステムズ 2019-09-12 08:00:00
福岡証券取引所Q-Boardへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ [pdf]
2019 年9月 12 日
各 位
会 社 名 株式会社ピー・ビーシステムズ
代 表 者 名 代表取締役社長 冨 田 和 久
(コード番号:4447 福証Q-Board)
問 合 せ 先 取締役管理本部長 彌 永 玲 子
( TEL.092-481-5669(代表)
)
福岡証券取引所Q-Boardへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ
当社は、本日、2019 年9月 12 日に福岡証券取引所Q-Boardに上場いたしました。今後とも、
なお一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
なお、2019 年9月期(2018 年 10 月1日~2019 年9月 30 日)における当社の業績予想は、次のとお
りであり、また、最近の決算情報等につきましては別添のとおりであります。
【単体】 (単位 百万円
: ・%)
決算期 2019 年9月期
2019 年9月期 2018 年9月期
第3四半期累計期間
(予想) (実績)
項 目 (実績)
対売上 対前期 対売上 対売上
高比率 増減率 高比率 高比率
売 上 高 1,772 100.0 19.3 1,222 100.0 1,485 100.0
営 業 利 益 150 8.5 516.9 121 10.0 24 1.6
経 常 利 益 122 6.9 751.3 112 9.2 14 1.0
当期(四半期)純利益
126 7.1 - 122 10.0 △87 -
又は当期純損失(△)
1 株当たり当期(四半期)
純利益金額又は 1 株当た 108 円 20 銭 105 円 60 銭 △75 円 33 銭
り当期純損失金額(△)
1 株 当 た り
― ― ―
配 当 金
(注) 1.当社は子会社がありませんので、連結財務諸表は作成しておりません。
2.2018 年9月期(実績)及び 2019 年9月期第3四半期累計期間(実績)の1株当たり当期(四半期)
純利益金額又は 1 株当たり当期純損失金額は、期中平均発行済株式数により算出しております。
3.2019 年9月期(予想)の1株当たり当期純利益金額は、公募による新株発行予定株式数(150,000 株)
を含めた期中平均発行済株式数(予定)により算出し、オーバーアロットメントによる売出しに関連
する第三者割当増資分(最大 30,000 株)は含まれておりません。
【2019 年9月期業績予想の前提条件】
(1) 当社全体の見通し
当社の事業セグメントは、企業の基幹システムをクラウド化する「セキュアクラウドシステム事
業」
、特殊な映像技術を用いて空間を仮想化する「エモーショナルシステム事業」の2つのセグメント
で構成されております。
(セキュアクラウドシステム事業)
セキュアクラウドシステム事業は、当社が創業間もない時期から取り組んでいる主力事業でありま
す。
同事業は、目安として売上高 100 億円~500 億円規模の中堅企業を主な顧客ターゲットとしておりま
す。同事業の属する国内クラウドサービス市場は、2018 年度の市場全体の規模は約 1 兆 9,422 億円、
2023 年には 4 兆 4,754 億円まで拡大すると予測(出典:株式会社 MM 総研「2019 年国内クラウドサービ
ス需要動向調査」2019 年 6 月 11 日)されている有望かつ潤沢なマーケットと言われております。
単一企業内で利用するクラウドをプライベートクラウドと呼び、当社は、企業、団体向けの「システ
ムのプライベートクラウド化」を中心として事業を行っておりますが、2017 年の国内プライベートクラ
ウド市場は、前年比 40.6%増の 4,223 億円、2022 年の市場規模は 2017 年比 4.9 倍の 2 兆 851 億円にな
ると予測(出典:IDC Japan 株式会社「国内プライベートクラウド市場予測、2018 年~2022 年」2018
年 11 月 6 日)されております。
当社は、プライベートクラウドを実現する主要なソフトウエア企業である、Citrix、VMware、
Microsoft の製品群を熟知、これら各社の戦略を理解し、顧客企業にとって最適な選択を行うことを第
一に考え、派生する多数のセキュリティ、ストレージ、サーバー等のハードウェア商品及び各種ソフト
ウエア商品を含めた総合的な提案を柔軟に行っております。
特に、シトリックス・システムズ・ジャパン社のスペシャリスト認定者が最も多い企業として
『Citrix Specialist of the Year』を 2017 年に受賞、
『Best of Citrix Advisor Rewards/Net New
Partner Sourced Award』を 2017 年 2018 年の2年連続受賞する等、既に国内では主だった仮想化技術
企業として評価を得ております。
セキュアクラウドシステム事業は、サーバーの仮想化や強固なセキュリティ環境の構築を行う「プラ
ットフォーム」
、仮想化環境に特化し、現場から発生するニーズを満たした機能を製品化して販売を行
う「プロダクツ」
、顧客が望む独自機能を満たすためのスクラッチ開発(手作り開発)を行う「カスタ
マイザー」の3つの区分で構成されており、プライベートクラウド構築だけでなく、企業システム全般
を対象としたサービスを中堅企業向けに提供しております。
(エモーショナルシステム事業)
エモーショナルシステム事業は、VR(Virtual reality:仮想現実)シアター4D 王の技術開発及び製
造販売を中心に行っております。
4D 王は特許(特許第 4166260 号:立体映像の投影方法及び立体映像の投影装置)を取得しており、
360 度スクリーンに切れ目なく 3D 映像を投影する特許技術を基にした移設可能なミニシアターでありま
す。円筒形のスクリーンの中に客席が設置され、スクリーンに囲まれた空間に映像が縦横無尽に飛び回
り、観客を突き抜ける特殊効果と、映像に同期した立体音響、突風、地面の揺れによって、360 度に展
開するストーリーに観客を没入させる、独自の VR 空間を作り上げる装置となっております。ヘッドマ
ウントディスプレイ型の VR と異なり、軽量な 3D 眼鏡を使用することで仲間と感動を共有する、いわゆ
る「体験共有型 VR シアター」と言えます。
2019 年7月末現在、4D 王の常設設置箇所は遊園地を中心として、国内 17 箇所、海外2箇所、計 19
箇所となっております。最近では、博物館や科学館で設置されるようになったほか、工場見学等産業系
をはじめとした様々な用途に対応するシミュレーターとしての利用が検討されるなど、販売・設置先が
遊園地系以外にも広がりつつあります。
また、4D 王は、運搬や設置に時間と労力を要する常設型のシアターだけではなく、装置の運搬・設
置・解体を簡易化し、これらの時間を大幅に短縮させた可搬型のシアターである 4D 王ギャロップも製
品化されております。一定の平面箇所があれば設置可能なラインアップを大小にわたって取り揃えてい
ることから、平面スクリーンと稼働椅子を使ったシアターと比較して、設置にあたって柔軟な対応が可
能となっております。
その他、4D 王において上映するコンテンツ制作も行っておりますが、有名なキャラクターを用いたコ
ンテンツとして、2017 年3月の「ウルトラマンゼロ Another Battle ~光と力~」を皮切りに、2017
年8月には「頭文字 D project VR -疾駆-」
、2019 年3月には「新幹線変形ロボ シンカリオン 360°
ザ・ムービー」をリリースしました。また、解像度が高い 8k360 度カメラで撮影した実写によるミュー
ジックビデオや、各地の風景映像など、新たなコンテンツ制作にも取り組んでおります。
このような環境の下、当社は、主力事業であるセキュアクラウドシステム事業の収益性拡大と顧客満
足の向上を図るため、大口パートナーとの関係強化と中堅企業顧客の開拓に努めるとともに、エモーシ
ョナルシステム事業の再構築に向け、4D 王販売の強化、代理店ネットワークの増強に注力しておりま
す。
その結果、売上高 1,772 百万円(前期比 19.3%増)
、営業利益 150 百万円(前期比 516.9%増)
、経常
利益 122 百万円(前期比 751.3%増)
、当期純利益 126 百万円(前期実績は△87 百万円)を見込んでお
ります。
なお、当期業績予想数値は、第3四半期累計期間実績に 2019 年 7 月から 2019 年 9 月までの第4四半
期予想を合算して策定しております。
(2) 売上高
当社の事業は、①セキュアクラウドシステム事業及び②エモーショナルシステム事業の2つのセグ
メントから構成されており、売上計画はこのセグメントを細分化し、区分ごとに案件を積み上げて算
出しております。
① セキュアクラウドシステム事業
セキュアクラウドシステム事業は、プラットフォーム、プロダクツ、カスタマイザーの3つに区
分されております。売上計画は、各区分の見込み案件を積み上げて算出しております。
各区分(プラットフォーム、プロダクツ、カスタマイザー)の第3四半期末の受注残案件に第4
四半期の受注見込み案件を加えた第4四半期の売上見込みの案件について、個別案件毎に売上金額、
売上計上時期を精査して、受注確度が高い案件を積み上げております。
セキュアクラウドシステム事業の売上は、毎年3月及び9月に偏重する傾向がありますが、これ
は、当社の提供するシステムは顧客の事業年度の期末または半期末に合わせて稼働させる必要があ
ることが多いことから、3月あるいは9月がシステム導入のピークを迎えることによるものです。
② エモーショナルシステム事業
セキュアクラウドシステム事業と同様に、第3四半期末の受注残案件に第4四半期の受注見込み
案件を加えた売上見込みの案件について、個別案件毎に売上金額、売上計上時期を精査して、受注
確度が高い案件を積み上げております。
これらにより、セキュアクラウドシステム事業の売上高は 1,646 百万円(前期比 12.3%増)
、内訳は
プラットフォーム 1,487 百万円(前期比 12.4%増)
、プロダクツ 19 百万円(前期比 1.6%減)
、カスタ
マイザー 139 百万円(前期比 13.6%増)
、エモーショナルシステム事業の売上高は 125 百万円(前期比
543.7%増)を見込んでおります。
以上の結果、全社の売上高は 1,772 百万円(前期比 19.3%増)を見込んでおります。
(3) 売上原価・売上総利益
売上原価は、事業セグメント毎に、第3四半期累計期間の実績に第4四半期の見込み案件の売上原価
見積額を合算して算定しております。
これにより、セキュアクラウドシステム事業の売上原価は 1,159 百万円(売上原価率 70.4%、前期比
11.2%増)
、売上総利益は 486 百万円(前期比 15.0%増)
、エモーショナルシステム事業の売上原価は 57
百万円(売上原価率 45.9%、前期比 1.4%増)
、売上総利益は 68 百万円(前期実績は△37 百万円)を見
込んでおります。
以上の結果、全社の売上原価は 1,217 百万円(前期比 10.7%増)
、売上総利益は 554 百万円(前期比
43.7%増)を見込んでおります。
(4) 販売費及び一般管理費・営業利益
販売費及び一般管理費は、第3四半期累計期間の実績と第4四半期の発生見込みを合算し、下期の要
員計画等を踏まえて算定しております。
これにより、セキュアクラウドシステム事業の販売費及び一般管理費は 128 百万円(前期比 6.8%増)
、
営業利益は 358 百万円(前期比 18.2%増)
、エモーショナルシステム事業の販売費及び一般管理費は 72
百万円(前期比 15.2%減)
、営業損失は 4 百万円(前期実績は営業損失 122 百万円)
、報告セグメントに
分配しない全社費用は 204 百万円(前期比 30.7%増)を見込んでおります。
以上の結果、全社の販売費及び一般管理費は 404 百万円(前期比 11.9%増)
、営業利益は 150 百万円
(前期比 516.9%増)を見込んでおります。
(5) 営業外損益・経常利益
営業外収益・費用については過去の実績水準を勘案して計画を策定しており、営業外収益については
雑収入(社内自販機収入)
、営業外費用については、主に上場関連費用及び支払利息であり、支払利息
については有利子負債の返済計画に応じて見込んでおります。
以上の結果、営業外収益は 1 百万円、営業外費用は 28 百万円を見込んでおり、経常利益は 122 百万
円(前期比 751.3%増)を見込んでおります。
(6) 特別損益、当期純利益
特別利益及び特別損失については、第4四半期の発生を見込んでおりません。
法人税等は 14 百万円を見込み、繰延税金資産計上による法人税等調整額を△18 百万円見込んでおり
ます。
以上の結果、2019 年9月期における当期純利益については、126 百万円(前期実績は当期純損失 87
百万円)を見込んでおります。
【業績予想に関するご留意事項】
本資料に記載されている当社の業績予想は、現時点で入手している情報及び合理的であると判断する一定の前
提に基づいており、実際の業績等は、様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。
以上
2019年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2019年9月12日
上場会社名 株式会社ピー・ビーシステムズ 上場取引所 福
コード番号 4447 URL https://www.pbsystems.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)冨田 和久
問合せ先責任者 (役職名) 取締役管理本部長 (氏名)彌永 玲子 TEL 092-481-5669(代表)
四半期報告書提出予定日 - 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2019年9月期第3四半期の業績(2018年10月1日~2019年6月30日)
(1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年9月期第3四半期 1,222 - 121 - 112 - 122 -
2018年9月期第3四半期 - - - - - - - -
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2019年9月期第3四半期 105.60 -
2018年9月期第3四半期 - -
(注)1.当社は第3四半期の業績開示を当事業年度より行っているため、2018年9月期第3四半期の数値及び2019年9
月期第3四半期の対前年同四半期増減率を記載しておりません。
2.潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの、当第3四半期において当社
株式は非上場であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2019年9月期第3四半期 667 159 23.8
2018年9月期 848 36 4.3
(参考)自己資本 2019年9月期第3四半期 159百万円 2018年9月期 36百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2018年9月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2019年9月期 - 0.00 -
2019年9月期(予想) 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2019年9月期の業績予想(2018年10月1日~2019年9月30日)
(%表示は、対前期増減率)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 1,772 19.3 150 516.9 122 751.3 126 - 108.20
(注)1.直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
2.1株当たり当期純利益は、公募株式数(150,000株)を含めた予定期中平均発行済株式数により算出しており
ます。
※ 注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年9月期3Q 1,159,200株 2018年9月期 1,159,200株
② 期末自己株式数 2019年9月期3Q -株 2018年9月期 -株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年9月期3Q 1,159,200株 2018年9月期3Q 1,159,200株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて判断しており、多分に不確定要
素を含んでおります。実際の業績は、業況の変化により予想数値と異なる可能性があります。
㈱ピー・ビーシステムズ(4447) 2019年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………………… 3
2.四半期財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期損益計算書 ………………………………………………………………………………………………… 6
第3四半期累計期間 ……………………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(四半期キャッシュ・フロー計算書関係) ……………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 7
- 1 -
㈱ピー・ビーシステムズ(4447) 2019年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、全体として緩やかな回復基調で推移しました。雇用情勢や所得環
境は改善が続きました。通商問題等の影響もあって輸出や生産には弱さが見られましたが、個人消費は持ち直し、
企業収益は高い水準で底堅く推移しました。
当社の属する情報通信業界は、ソフトウエア投資の拡大局面が継続するなど良好な事業環境が続きました。とり
わけ、2020年1月に迫るWindows 7 / WindowsServer 2008 サポート終了に伴うクラウド化・仮想デスクトップの
導入需要、全国的な人手不足や政府が推進する働き方改革に対処する業務効率化のシステム需要、消費税増税と軽
減税率制度対応のシステム需要、巧妙化するサイバーセキュリティリスクへの対応需要などが企業のIT投資需要を
加速しています。
このような環境の下、当社は主力事業であるセキュアクラウドシステム事業の収益性拡大と顧客満足の向上を図
るため大口パートナーとの関係強化と中堅企業顧客の開拓に努めるとともに、エモーショナルシステム事業の再構
築に向け4D王販売の強化、代理店ネットワークの増強に注力しました。
その結果、当第3四半期累計期間における売上高は1,222,796千円、営業利益は121,902千円、経常利益は
112,527千円、四半期純利益は122,413千円となりました。また、当社は、第3四半期の業績開示を当事業年度より
行っているため、前年同期との比較、分析は記載しておりません。
セグメントごとの業績は次のとおりです。
(セキュアクラウドシステム事業)
セキュアクラウドシステム事業は企業の旺盛なIT投資需要を背景に順調に推移しました。中でもプラットフォー
ム分野は技術者の強化・育成を図り大口パートナーとの関係強化に努めたことによりCitrix製品販売が大幅増とな
ったほか、中堅企業の旺盛なクラウド基盤刷新需要のキャッチアップによって中堅企業顧客数を拡大しました。
これらの結果、セキュアクラウドシステム事業の売上高は、1,114,386千円、営業利益は256,993千円となりまし
た。
(エモーショナルシステム事業)
エモーショナルシステム事業は中心戦略製品である4D王の新規販売が好転し、リプレース販売も計画通りに進
捗しました。前年(2018年7月15日)、福岡市科学館の「クリエイティブスペースプロデュースコンテスト」で大
賞を受賞したことを契機に、全国の博物館・科学館などの文化施設を新たな市場と位置づけて営業力強化を図り、
代理店ネットワークの強化に注力しました。
これらの結果、エモーショナルシステム事業の売上高は、108,410千円、営業利益は12,796千円となりました。
なお、全社営業利益は、各セグメントの営業損益の合計から、報告セグメントに分配していない全社費用
147,887千円を差し引いた数値となっています。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であり
ます。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第3四半期会計期間末の資産の部は、前事業年度末に比べて181,244千円減少し、667,634千円となりました。
これは主に、売掛金の減少(前事業年度末に比べて251,422千円の減少)、現金及び預金の減少(前事業年度末に比
べて74,971千円の減少)、受取手形の増加(前事業年度末に比べて44,876千円の増加)等によるものです。
(負債)
当第3四半期会計期間末の負債の部は、前事業年度末に比べて303,657千円減少し、508,565千円となりました。
これは主に、買掛金の減少(前事業年度末に比べて256,549千円の減少)、長期借入金の減少(前事業年度末に比
べて78,277千円の減少)、未払費用の減少(前事業年度末に比べて15,646千円の減少)によるものです。
(純資産)
当第3四半期会計期間末の純資産の部は、前事業年度末に比べて122,413千円増加し、159,068千円となりまし
た。これは主に、四半期純利益122,413千円を計上したことによるものです。
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㈱ピー・ビーシステムズ(4447) 2019年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
本日開示しました「福岡証券取引所Q-Boardへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ」をご参照くださ
い。
なお、当社の業績予想につきましては、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものです。
実際の業績等は、今後、様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
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㈱ピー・ビーシステムズ(4447) 2019年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(2018年9月30日) (2019年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 369,412 294,441
受取手形 9,612 54,488
電子記録債権 - 16,497
売掛金 369,176 117,753
商品 5,414 41,645
製品 22,061 20,726
仕掛品 133 20,818
原材料 651 235
前渡金 236 622
前払費用 3,255 5,042
その他 546 882
流動資産合計 780,500 573,155
固定資産
有形固定資産
建物 200 733
減価償却累計額 △29 △12
建物(純額) 170 720
構築物 2,195 2,195
減価償却累計額 △1,625 △1,679
構築物(純額) 569 516
工具、器具及び備品 38,010 36,743
減価償却累計額 △24,344 △24,087
工具、器具及び備品(純額) 13,666 12,656
有形固定資産合計 14,407 13,893
無形固定資産
ソフトウエア 19,642 33,487
特許権仮勘定 - 1,176
電話加入権 164 164
無形固定資産合計 19,807 34,829
投資その他の資産
出資金 30 30
敷金 8,353 10,186
差入保証金 1,019 1,019
長期前払費用 2,126 1,373
繰延税金資産 22,634 33,145
投資その他の資産合計 34,164 45,755
固定資産合計 68,378 94,479
資産合計 848,878 667,634
- 4 -
㈱ピー・ビーシステムズ(4447) 2019年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(2018年9月30日) (2019年6月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 339,529 82,979
未払金 19,126 25,424
未払法人税等 616 462
未払消費税等 11,017 9,473
未払費用 31,100 15,454
預り金 9,789 14,028
前受金 30,131 41,920
賞与引当金 - 15,085
1年内返済予定の長期借入金 71,073 82,788
流動負債合計 512,385 287,616
固定負債
長期借入金 298,387 220,110
長期前受金 1,451 839
固定負債合計 299,838 220,949
負債合計 812,223 508,565
純資産の部
株主資本
資本金 99,000 99,000
資本剰余金
資本準備金 99,000 99,000
資本剰余金合計 99,000 99,000
利益剰余金
利益準備金 165 165
その他利益剰余金
繰越利益剰余金 △161,509 △39,096
利益剰余金合計 △161,344 △38,931
株主資本合計 36,655 159,068
純資産合計 36,655 159,068
負債純資産合計 848,878 667,634
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㈱ピー・ビーシステムズ(4447) 2019年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
(2)四半期損益計算書
(第3四半期累計期間)
(単位:千円)
当第3四半期累計期間
(自 2018年10月1日
至 2019年6月30日)
売上高 1,222,796
売上原価 815,980
売上総利益 406,815
販売費及び一般管理費 284,913
営業利益 121,902
営業外収益
受取利息 2
助成金収入 1,080
雑収入 123
営業外収益合計 1,206
営業外費用
支払利息 5,750
期限前弁済手数料 3,049
上場関連費用 682
保証料 599
為替差損 500
営業外費用合計 10,581
経常利益 112,527
特別損失
固定資産除却損 162
特別損失合計 162
税引前四半期純利益 112,365
法人税、住民税及び事業税 462
法人税等調整額 △10,510
法人税等合計 △10,048
四半期純利益 122,413
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㈱ピー・ビーシステムズ(4447) 2019年9月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
(3)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(四半期キャッシュ・フロー計算書関係)
当第3四半期累計期間に係る四半期キャッシュ・フロー計算書は作成しておりません。なお、第3四半期累計期
間に係る減価償却費(無形固定資産に係る償却費を含む)は、次のとおりであります。
当第3四半期累計期間
(自 2018年10月1日
至 2019年6月30日)
減価償却費 13,502千円
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当第3四半期累計期間(自 2018年10月1日 至 2019年6月30日)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当第3四半期累計期間(自 2018年10月1日 至 2019年6月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント
調整額
合計
セキュアクラウド エモーショナル (注)1
計
システム事業 システム事業
売上高
外部顧客への売上
1,114,386 108,410 1,222,796 - 1,222,796
高
セグメント間の内
部売上高又は振替 - - - - -
高
計 1,114,386 108,410 1,222,796 - 1,222,796
セグメント利益
256,993 12,796 269,789 △147,887 121,902
(注)2
(注)1.セグメント利益の調整額△147,887千円は、報告セグメントに分配していない全社費用であります。全社費
用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
2.セグメント利益は、四半期損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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