4447 Q-PBシステムズ 2020-11-12 15:30:00
2020年9月期 決算補足資料 [pdf]

 2020年11月12日




株式会社ピー・ビーシステムズ
          (証券コード:4447)
                         © 2020 PBsystems,Inc.
      通期決算トピック
・全社業績は、ほぼ修正業績予想どおりで着地。
 前年同期比では、売上高3割増・営業利益4割増・
 経常利益7割増の大幅増収増益。
・2021年9月期は、
「不確実な時代」にどう立ち向かえるか、が焦点。
    エモーショナルシステム事業だけではなく、
セキュアクラウドシステム事業にもコロナ禍の影響が顕在化。
  2021年9月期の業績予想は1Q赤字スタート、
  4Qで増収増益確保というテールヘビーの予想。

      3つの戦略で立ち向かう!!
   レジリエンス・東京営業部・i4DOH
             1
                        © 2020 PBsystems,Inc.
              通期業績ハイライト                                                            (百万円)
              2020/9            2019/9           前年同期比          2020/9 修正業績予想比
               実績                通期                            修正業績予想
                    構成比              構成比        増減額    伸び率                        増減率

売   上   高   2,281   100.0%   1,778   100.0%      503   28.3%      2,300   ▲ 18     ▲0.8%

売 上 総 利 益    629    27.6%     555    31.3%        73   13.2%       628       0       0.1%

販 売 費 及 び
             406    17.8%     401    22.6%         5   1.3%        411     ▲4      ▲1.1%
一 般 管 理 費

営 業 利 益      222     9.8%     154        8.7%     68   44.4%       217       5       2.5%

経 常 利 益      219     9.6%     126        7.1%     92   72.6%       215       3       1.5%

純   利   益    143     6.3%     134        7.6%      8   6.0%        143     ▲0      ▲0.0%


・2020年9月期実績値は、すべての項目で過去最高を更新。
・売上高営業利益率は 9.8% となり10%は下回ったが、3Q(9.6%)よりも改善。
 先行投資(技術養成)と利益水準向上の均衡を保ちながら推移。

・前年同期比で売上高(28.3%増) ・営業利益(44.4%増)・経常利益(72.6%増)の増収増益。
・修正業績予想に対する売上高は(0.8%減)とコロナ禍の影響が見え始め業績予想に若干
 届かなかったが、生産性向上により営業利益(2.5%増)、経常利益(1.5%増)と修正業績予想を
 上回った。利益を生みだす力は着実に成長。
                                           2
                                                                          © 2020 PBsystems,Inc.
           通期実績(セグメント別)
※実態をわかりやすく表現するために、2020年9月期3Qの決算補足資料より参考数値として全社費用配賦後のセグメント損益
を記載するように変更。(全社費用を各セグメントの人員割合で配賦)

セキュアクラウドシステム事業
・顧客開拓の進捗により、安定した購買力を持つ優良顧客が増加。
・4Qではクラウド基盤の災害対策、大規模システム障害の復旧、パンデミック
 対応のためのテレワーク/VDI構築、レジリエンス(強靭化・復元力)案件を売上。
・営業利益率12%超え。
                                                                   (百万円)
                          2020/9         2019/9          前年同期比
                            4Q             4Q           増減         伸び率
     売上高                      2,241           1,650          591    35.8%
     全社費用配賦後のセグメント損益 ※             274            177        96     54.4%
     営業利益率                    12.2%          10.8%


エモーショナルシステム事業
・コロナ禍の影響により、4Qも4DOH本体販売は実現せず。
                                                              (百万円)
                          2020/9         2019/9          前年同期比
                            4Q             4Q           増減         伸び率
     売上高                            40            127    ▲87       ▲68.6%
     全社費用配賦後のセグメント損益 ※             ▲51            ▲23    ▲28             -
     営業利益率                 ▲129.6%          ▲18.5%
                               3
                                                                   © 2020 PBsystems,Inc.
                  期末受注残

                                                                     (百万円)
                 2020/9   2020/9       2020/9   2019/9
                                                         前年同期差 前年同期比
                   4Q       3Q          3Q差       4Q
セキュアクラウドシステム事業      213       428        ▲214      574    ▲360      37.2%
エモーショナルシステム事業         0            0       ▲0        0      ▲0      57.8%
合計                  213       428        ▲215      574    ▲360      37.2%




セキュアクラウドシステム事業の4Q受注残高は前年同期比37.2%と大幅減。
新型コロナウイルスの影響と思われる、顧客の発注決裁時期の慎重化によるものが
大きく、出張抑制による関東圏大型案件の獲得機会減少も顕在化。顧客の2021年4月以降
の予算への延期が多数あり、その影響は次期上期(2021年3月)にまで及ぶ見込み。

エモーショナルシステム事業も新型コロナウイルスの影響により4Qも4DOH受注なし。
i4DOHを起爆剤に2021年春先からの売上に向けた活動に専念しており、2020年9月期の
停滞をバネに2021年9月期の黒字化を目指す。

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                                                             © 2020 PBsystems,Inc.
                      株主構成の状況
2019年9月30日 上位10位大株主                          2020年9月30日 上位10位大株主
順位   氏名又は名称           所有        所有           順位   氏名又は名称             所有        所有
                      株式数       株式数                                  株式数       株式数
                      (※)       比率(%)                                          比率(%)
1    冨田 和久      (*)   141,000    10.77       1    冨田 和久        (*)   754,400     12.81
2                                            2    森﨑 高広        (*)   288,000       4.89
     森﨑 高広      (*)   62,000      4.74
3                                            3    彌永 玲子        (*) 248,000         4.21
     彌永 玲子      (*)   55,000      4.20
                                             4    NOMURA PB
4    加賀電子株式会社         54,000      4.12            NOMINEES LIMITED
                                                                   237,800         4.04
5    株式会社ユニリタ         50,000      3.82            OMNIBUS-MARGIN
                                                  (CASHPB)
6    日本アジア投資株式会社 48,000           3.67
                                             5    個人               198,300         3.37
7    山代ガス株式会社         48,000      3.67       6    山代ガス株式会社           192,000       3.26
8    株式会社ゼネラルアサヒ 42,000           3.21       7    株式会社E3             136,000       2.31
9    イメージ情報開発                                8    株式会社ゼネラルアサヒ 120,000              2.04
                 40,000           3.06
     株式会社
                                             9    加賀電子株式会社           108,000       1.83
10   K&Pパートナーズ1号
                 38,000           2.90       10   アセンテック株式会社         100,000       1.70
     投資事業有限責任組合
(※)当社は2020年1月1日と2020年7月1日に、普通株式1株につき2株の割合の株式分割を実施。


上位3名取締役 ( * ) の合計所有株式数比率は19.71%か ら21 .9 1%に 増加。
新たに 機関投資家 が第4位、業務提携した アセンテック が第10位の大株主に。
総株主数は、1,017名から2,088名に倍増、2,500株以上の株主数は235名に。
未行使の新株予約権は前年の約半数の水準(746個)まで減少。
                                         5
                                                                      © 2020 PBsystems,Inc.
               生産力強化状況
     従業員数(人)
                 48人             49人


       40                        20人
                  23人




                                          技術者数
       20                                 前年同期比

                  25人
                                29人       16.0%増


                                               技術者以外

                                                   技術者
       0
                2019年9月末       2020年9月末


競争力の源泉である技術者 の人数は、通期で 4人純増 ( 採用 6人・退 職 2人)。
前年比 16.0%増、総勢 29人に強化。

営業部門が人員再編段階のため 3人減となり、期末の全従業員数は49人と
引き締まった陣容。

                           6
                                                   © 2020 PBsystems,Inc.
      2021年9月期 業績予想                                                     (百万円)

                      売上高         営業利益               経常利益               当期利益
                                (営業利益率)             (経常利益率)            (当期利益率)
    通期予想           2,520            276      前年より
                                             +1.2     263       前年より
                                                                +0.8      194      前年より
                                                                                   +1.4
    (対売上比率)                       (11.0%)    ポイント
                                                    (10.4%)     ポイント
                                                                         (7.7%)    ポイント

      前年同期                             222               219                 143
                      2,281
    (対売上比率)                         (9.8%)            (9.6%)              (6.3%)
     前年同期比          110.4%         124.2%            120.0%             135.6%
<進捗計画>(※)                                                               (百万円)
                     売上高          営業利益              経常利益               当期利益
   1Q 進捗計画            321           ▲9                ▲9                 ▲8
       前年同期              510           55                 55                 46
      前年同期比           62.9%             -                  -                  -
        進捗率           12.7%             -                  -                  -
   2Q 進捗計画           1,064             90                89                  72
       前年同期            1,206           135                134                107
      前年同期比           88.2%         66.5%              66.3%              68.0%
        進捗率           42.2%         32.5%              34.0%              37.6%
   3Q 進捗計画           1,684           147                144                111
       前年同期            1,779           169                169                104
      前年同期比           94.6%         86.5%              85.2%             106.7%
        進捗率           66.8%         53.2%              54.8%              57.7%
   4Q 業績予想           2,520           276                263                194
       前年同期            2,281           222                219                143
      前年同期比          110.4%        124.2%             120.0%             135.6%
        進捗率          100.0%        100.0%             100.0%             100.0%
(※)当社は四半期毎の業績予想を開示しておりませんが、業績進捗のご参考として、1Q~3Qの進捗計画を記載しております。
   なお、4Qについては業績予想を記載しております。
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    (百万円)
             2021年9月期 業績予想                                                                      (百万円)
            2020年9月期              2021年9月期                      営業利益
    3,000   売上高実績                 売上高予想                         前年より
                                                                                                 300
                                  (1Q~3Qは進捗計画)                  24.2%増      276
    2,500   2020年9月期              2021年9月期                                                       250
            営業利益実績                営業利益予想
                                  (1Q~3Qは進捗計画)                              222
    2,000                                                                                        200

売                                                         169                                           営
上   1,500                                                                                        150    業
                                                          147
高                                      135                                                              利
                                                                                                        益
    1,000                                                                                        100
                                          90

                                                                                       売上高
      500             55                                                                          50
                                                                                       前年より
                                                                                       10.4%増
               510         321     1,206 1,064        1,779 1,684        2,281 2,520
        0         ▲9                                                                               0
               2020        2021    2020    2021       2020   2021        2020   2021
                 1Q                   2Q                 3Q                 4Q

    コロナ禍の影響により最も落ち込む1Qは、▲9百万円の営業赤字予想。
    その後2Qから3Qにかけて徐々に回復し、三つの戦略(内容は
    次ページ)により、通期見込みは、売上高が前年より10.4%増、営業利益は、
    前年より24.2%増と増収増益&過去最高更新での着地を予想。
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   2021年9月期からの重点三戦略
セキュアクラウドシステム事業

 戦略一:基幹システムのクラウド化と並ぶ新コンセプト
              ひ っ す

          「必須のレジリエンス」を推進
  米国Actifio,inc.社の一次代理店として                   優良企業のレジリエンス需要に
  レジリエンスソリューションを                             いちはやくキャッチアップし、
  他社に先駆けて提供。                                 レジリエンスNo.1企業の地位を目指す。

 戦略二:東京営業部を起点として関東圏の優良企業を開拓
  東京のパートナー各社と連携を深め                           巨大市場である関東圏中堅企業への
  大型クラウド案件の間接販売案件を                           ハイパーテレワーク(※)、2025年の崖対応、
  間断なく受注する営業体制を構築。                           レジリエンス→DXの需要獲得を。
エモーショナルシステム事業

 戦略三:コロナ後の需要に応えるi4DOH販売
 ①教育・研修・科学需要(防災教育・作業研修・スポーツ/医療科学シミュレータ)
 ②お出かけ代替需要(仮想観光、文化資産のデジタルアーカイブ)
 ③住民コミュニケーション需要(リサイクル・エネルギー施設の安全技術紹介)
 ④360度3D実写メディア需要(ドローン映像、地上波テレビ局とコラボレーション)
 ⑤著名ゲームの360度3D展開需要 等々。
※ハイパーテレワークとは、当社が提唱する、企業が高い生産性を実現するための理想的テレワーク環境の概念です。ハイパーテレワークには、VPN(仮想私設網)を必要としない
通信セキュリティ、高速な操作レスポンスと高画質の両立による社内システム遠隔利用、コミュニケーション機能の充実などが含まれます。

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  2021年9月期の基本スタンス

「不確実な時代」 大いなる危機感を持って臨む。
        に


トップラインの拡大よりも利益体質強化を重視。
     (当社自身のレジリエンス)
   ひ っ す

  「必須のレジリエンス」ソリューション
           を当社の新機軸とし、
   中期的な成長を実現するための礎
           となる1年にする。
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