4447 Q-PBシステムズ 2020-11-10 15:30:00
米Actifio社と一次代理店契約締結のお知らせ [pdf]
2020 年 11 月 10 日
各 位
会 社 名 株式会社ピー・ビーシステムズ
代 表 者 名 代表取 締役社長 冨 田 和 久
(コード番号:4447 福証Q-Board)
問 合 せ 先 取締役管理本部長 彌 永 玲 子
( TEL.092-481-5669(代表))
米 Actifio 社と一次代理店契約締結のお知らせ
当社はセキュアクラウドシステム事業のクラウドソリューションを拡充するために、米国 Actifio,inc.との
一次代理店契約を 2020 年 11 月 4 日付で締結したことをお知らせします。
ひっす
当社は新たなコンセプト「必須のレジリエンス」を推進する戦略製品として Actifio,inc.の製品を当社の
セキュアクラウドシステム事業のクラウドソリューションに組み込み、2020 年 11 月 11 日より販売を開始
する予定です。
当該事業の開始のため当社が特別に支出する金額として 14 百万円程度を見込んでおります。その内容は
Actifio,inc.のソフトウェアのライセンス取得等です。
本件が当社の 2021 年 9 月期の業績に与える影響のうち現段階で合理的に算出できる部分については
2020 年 11 月 12 日公表予定の 2021 年 9 月期の業績予想に織り込む予定です。なお、本件について今後開示
すべき事項が生じた場合は、速やかに開示を行います。
ひっす
詳細については、添付のプレスリリース『「必須のレジリエンス」優れたレジリエンス製品を提供する
米 Actifio 社と一次代理店契約締結のお知らせ』をご覧ください。
以 上
プレスリリース
各位 2020 年 11 月 10 日
(コード番号:4 4
4 7 福証Q B r
- oa d)
ひっす
「必須のレジリエンス」
優れたレジリエンス製品を提供する米 Actifio 社と一次代理店契約締結のお知らせ
「企業の基幹システムをクラウド化する」ことを旗印として事業拡大中の株式会社ピー・ビーシステムズ
(福岡県福岡市、代表取締役社長:冨田和久、以下、当社)は、優れたレジリエンス(*1)製品を提供する Actifio, Inc.
(本社:米国マサチューセッツ州ウォルサム、CEO: Ash Ashutosh、以下、アクティフィオ社、URL
https://www.actifio.com/ )と 2020 年 11 月 4 日付で一次代理店契約を締結いたしましたので、お知らせ
いたします。
強靭化 復元力
ひっす
必須のレジリエンス
アクティフィオ社が特許を保有する Virtual Data Pipeline™は、幅広いコンピュータシステムから復元可能な
静止点(*2)を含む永久差分バックアップ(*3)を効率的に取得し、必要なタイミング(例えば 1 日前、1週間前など)
のデータを瞬時にコンピュータシステムへ提供できる技術です。
企業はアクティフィオ社の製品を基幹システム(*4)に追加することにより、自然災害や重篤な故障、サイバー
攻撃などの不測の事態によって基幹システムが使用不能に陥った場合も、障害発生より前の時点に基幹システムを
すばやく復元し、迅速に稼働を再開する強靭化・復元力すなわち「レジリエンス」を高めることができます。
取得した永久差分のデータは企業の社内やデータセンター、クラウドといった場所間でレプリケーション
(複製)できるため企業はデータの場所に囚われることなく瞬時にデータを活用できます。
企業が長時間の停止を許されない基幹システムをクラウドにリフト&シフト(*5)する際、データ移行のための
システム停止時間を極限まで短縮する、基幹システムクラウド化工程の加速装置としても役立ちます。
ひっす
■契約の背景と新コンセプト「必須のレジリエンス」
テレワークやワーケーション(*6)に象徴される働き方改革の進展は、派生する様々な業務のデジタル化を
推し進め、場所や時間に囚われず業務システムを操作可能にするシステム構築の需要拡大は、当社の代名詞である
仮想化技術(*7)を大いに生かせる時代の到来と言えます。
しかし一方で、データが多くの機器に連動するデジタル化への依存度の高まりとともに、システムを構成する
ネットワークやデータベースあるいはサーバー類の障害等により、一部でもシステムが停止した場合には、
想像以上に甚大な業務への影響を生じ、ひいては社会問題にまで発展しかねません。
マルウェア(*8) 感染や人為的ミスなどによるデータの棄損や改竄に対して100%防御することは不可能であり、
システムを構成するハードウェアやソフトウェアの冗長化(*9)による待機系への切り替えや、ヘルスモニタリング(*1 0) の
仕組みによって機器の故障やトラブルはモニタリングできますが、インシデント(*11) 発生の都度、多くの労力を
使い緊急対処せざるを得ない現実があります。
今、ここから考えなければならないことは、前向きなデジタル化の推進と同時に、障害発生時に極力短時間で
システムを復元する「レジリエンス」の重要性を意識したシステムを構成することです。つまり、止まらない
前提のシステムではなく、万が一止まっても速やかに復元できるシステムであり、復元のための選択肢を持って
おくことが必須です。企業にとって、これこそ事業の強靭化であり、その実現には、システム設計の熟慮
とともに人的な運用体制まで含めた、高度なノウハウが必要となります。
当社は独立系システム構築会社として様々なシステム障害対応の経験によってそのノウハウを蓄積し、
メーカー問わず優れた製品やサービスをいち早く検証し、組み合わせることでレジリエンスを更に発展させる
ことができます。
強靭化と復元力を意味する「レジリエンス」の重要性をすべての企業、自治体に向けて発信し、従来の「基幹システムを
ひ っ す
クラウド化する」という当社のセキュアクラウドシステム事業に、
「必須 のレジリエンス」という新たな
コンセプトを加え、セキュアクラウドシステム事業を拡大、発展させていきます。
レジリエンスは、2025 年の崖(*12)を乗り越え、様々な DX(*13)を外連味なく実行可能にし、持続可能な
企業成長を促すことになり、SDGs(*14)に対しても必須のキーワードとなります。
また、本コンセプト発表と同時に、多数の特許で構成された永久差分バックアップ技術とデータ仮想化技術(*15)を
実装したレジリエンス製品を提供するアクティフィオ社と一次販売代理店契約を締結いたしました。
アクティフィオ社のソフトウェアアプライアンス(*16) である Actifio Sky は、特定のインフラやクラウド
ひっす
サービスに依存しないため、既存の様々なシステム環境にも適用可能です。当社は「必須のレジリエンス」を
推進する戦略製品としてアクティフィオ社の製品を当社のソリューションに組み込み、2020 年 11 月 11 日より
拡販する予定です。
■エンドースメント
この度プライベートクラウドシステムで実績のあるピー・ビーシステムズ様と一次代理店契約を締結したこと
を大変喜ばしく思います。
この締結によりレジリエンス・ソリューションにおけるビジネス協業の加速と同時に、ピー・ビーシステムズ様が
掲げられる「プロフェッショナル実装(技術力と高い人間力による実現) を弊社としてご支援しお客様の成功に
」
貢献できたらとの思いです。
アクティフィオは 2009 年の創業以来、ハイブリッド/パブリック/マルチクラウド環境におけるデータ保護と
そのデータの利活用が、企業競争力向上の為に益々求められていると感じています。弊社のデータ仮想化技術を
ご活用頂くことで、システム障害時に素早く復旧すると共に、平常時にはデータの利活用を一層 促進し、
お客様のビジネススピード向上に努めてまいります。
アクティフィオ ジャパン株式会社
代表社長 勝俣 正起
■アクティフィオ社について
アクティフィオ社は、マルチクラウドコピーデータ管理ソフトウェアのパイオニアであり、アクティフィオ社の
製品を採用した世界中の数千のユーザーは、アプリケーションやインフラと同様にデータをサービスとして
拠点を問わず即座に提供することができます。
特許取得済みの Virtual Data Pipeline™技術を搭載したエンタープライズクラスのソフトウェアプラット
フォームであるアクティフィオ社の製品は、ハイブリッド、パブリック、マルチクラウド戦略の採用を加速し、
より高品質のアプリケーションを短時間で構築できるよう支援します。また、障害からの回復力や可用性を
高めます。詳細については、actifio.com にアクセスするか、Twitter で@actifio をフォローして下さい。
会社名 :Actifio,Inc.
本社所在地:米国マサチューセッツ州ウォルサム(ボストン)
CEO :アッシュ・アシュトッシュ
従業員数 :約 400 名
設立 :2009 年
ユーザー :全世界およそ 3,800 社
出資 :総額 200 億円以上(企業価値約 1,300 億円)
<日本法人>
会社名 :アクティフィオ ジャパン株式会社
本社所在地:東京都千代田区永田町 2-11-1 山王パークタワー 3F
代表社長 :勝俣正起
ユーザー :国内およそ 200 社
保守 :日本全国、24 時間、365 日体制
■株式会社ピー・ビーシステムズについて
経営理念「勇者たらんと。」
小さな僕等が持ち得るものは、 一人一人の知恵と勇気と、 諦めない強い心だけだ。
どんな時でも、 「その一歩」が踏み出せるように。 勇者たらんと。
事業内容: プライベートクラウドシステム構築と“超 3D”VR シアター製造販売
~業務システムから空間に至る仮想化システムを構築~
会社名 :株式会社ピー・ビーシステムズ
所在地 :福岡市博多区東比恵3-3-24
代表者 :代表取締役社長 冨田 和久
上場市場:福岡証券取引所 Q-Board【証券コード:4447】
■用語解説
(*1) レジリエンス レジリエンス(Resilience)は、元々ラテン語の Resilire(跳ね返す)を語源とする学術用語で、ダメージを跳ね返し、
復元する能力を指します。強靭化、 復元 力とも 訳され ます。 コンピ ュー タシス テムに おけ るレジ リエン スと はシス テムが ダ メ ー ジ を
受けて障害が発生した場合に、ダメージを受けた部分の障害が全体に及ばないよう制御したり、障害発生前の状態にシステムを復元して
正常状態に回復するような能力を指します。
(*2) 静止点 コンピュータの状態やデータの整合性が取れているタイミングを静止点と呼びます。通常、稼働中のコンピュータはデータの
状態が時々刻々激しく変化しているため、静止点を取らずに単純にある時間帯のバックアップを取得し、そのバックアップを復元すると、
復元後のコンピュータはデータの整合性が取れておらず、データに過不足や誤りなど矛盾が生じた状態に陥る危険があります。静止点の
バックアップを取得することで、このような問題を防ぐことができます。
(*3) 永久差分バックアップ 永久差分バックアップとは、差分バックアップを永続的に取得しつづけることを指します。差分バックアップとは
コンピュータのデータをバックアップする方式の一種です。差分バックアップの特長は、過去のバックアップによって取得済のバックアップ
全体イメージに対し、後から変化したデータ(差分)だけをバックアップすることで処理時間と容量の無駄を省 効
き、 率的にバックアップできることで す 。
(*4) 基幹システム 企業のビジネスの根幹となる業務を行うためのコン ピュータ システム を基幹シ ステムと 呼びます 。
(*5) リフト&シフト リフト&シフトとは、システムをクラウド化していくための一連の流れを指す言葉です。企業の、まだクラウド化
されていない既存のシ ステ ム を、 その まま クラ ウド に 載せ る「 リフ ト」 を最 初に 行 い、 その 後で シス テム をク ラ ウド に最 適 な 形 へ
作り変える「シフト」を行うという、クラウド化の方法論 を指しま す。リフト は持ち上 げるとい う意味の 英単語の Lift、シフ ト は 変 え
る、入れ替えるという意味の英単語 Shift です。
(*6) ワーケーション ワーケーション(Workation)とは英語の Work(働く)と Vacation(休暇)を合わせた造語で、旅行先等から
テレワークで働きながら過ごす新しい働き方を 指します 。
(*7) 仮想化技術 仮想化技術はコンピュータの機能(計算機能、通信 機能、記 憶機能な ど)と、 コンピュ ータを構 成する物 理 的 要 素
(ハードウェア、設置場所、記録媒体など)を論理的に切り離し、物理的な制約を乗り越えて、柔軟にコンピュータの機能を利用できる
ようにする技術です。仮想化技術には、コ ンピュ ータの機 能を仮 想的なコ ンピュ ータ(仮想マ シン)と してハ ードウェ アから 切 り 離 す
サーバー仮想化技術や、データの「利用方法」と「データの保存先ハードウェア、データの記録方法等」を切り離して、柔軟なデータ管理を
可能にするデータ仮想化技術(*15)などがあります。仮想化技術はクラウドを支える基盤技術です。
(*8) マルウェア マルウェアとは、コンピュータウィルスなど の有害な 不正プロ グラムの 総称です 。
(*9) 冗長化 冗長化とは、故障に備えてコンピュータシステムをあらかじめ複数の装置で構成する手法のことです。冗長化された装置で
障害が生じた場合は、正常な装置が処理を引き継ぐことで、 コンピュ ータシス テム全体 として使 用可能な 状態が維 持されま す。
(*10) ヘルスモニタリング コンピュータシステムの異常や、障害の予兆等に 対する監 視をヘル スモニタ リングと 呼びます 。
(*11) インシデント インシデント(Incident)とは、出来事を意味する英単語です。コンピュータシステムの運用におけるインシデン
トとは障害の予兆などコンピュータの利用に害をなす可能性がある好 ましくな い出来事 などを言 います。
(*12) 2025 年の崖 企業等で長年にわたって使用されてきた既存 IT システムは、老朽化し、肥大化・複雑化・ブラックボッ ク ス 化 が
進行しています。システムを維持メンテナンスしてきたベテラン 世代の人材 が定年によ り引退した り、主要メー カーのサポ ー ト 終 了 に
伴うリスクの高まりに対応することによる経済損失は 2025 年以降、現在の約 3 倍(年間 12 兆円)にのぼる可能性があり、経済産業省は
2018 年 9 月に発表した DX レポートにおいて、この問題を「2025 年の崖」と表現して警鐘を鳴らしています。
(*13) DX DX は Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーシ ョン)の 略です(X は Tra ns を表します )。デジ タ ル 技 術
(クラウド、ビッグデータ、ソーシャル 、モ バイルな ど)を利用し て、企業等が 新しい製 品やサー ビス 、新しい ビジネス モデル 、顧 客 ・
消費者との新たな関係性などの価値を生み出し て競争上 の優位性 を確立す ることで す。
(*14) SDGs SDGs(Sustainable Development Goals:エスディージーズ)は 2015 年 9 月の国連サミットで採択された「持続可能な
開発のための 2030 アジェンダ」に記載されている、貧困に終止符を打ち、地球を保護し、すべての人が平和と豊かさを享受できるように
するための国際目標です。SDGs は 2030 年までに 達成すべ き目標で す。その 中には強 靭(Resilient)という言葉が 多数登場 し ま す 。
(*15) データ仮想化技術 データ仮想化技術とは、データの「利用方法」と「データの 保存先ハ ードウェ ア、デー タの記録 方 式 等 」 を
切り離すことで柔軟なデータ管理を可能にする技術です。データ仮想化技術を利用することで、基幹システムが本番運用に利用している
データを、過去ある時点に取得したバックアップに切り替えたり(バックアップからの復元)、差分バックアップの方式で記録された断片的な
差分データを一本の全体的なデータとして利用したり、基幹システムが使用中の唯一無二な最新データを、安全に保護しつつ他の複数の
システム(例えば、データ分析システムと、企業がデジタルトランスフォーメーションに向けて日々開発中の新システムなど)に提供する
といったことが可能です。
(*16)ソフトウェアアプライアンス アプライアンスとは、器具を意味する英単語の Appliance であり、IT業界では特定の用途に特化
することで使いやすさを高めた製品を指します。アプライアンスの中でも仮想化技術の利用を前提として、特定のハードウェアを持たず
ソフトウェアの形で提供されるアプライアンスを、ソフトウェアアプライアンスと呼びます。
株式会社ピー・ビーシステムズ
#25-01 福岡市博多区東比恵 3-3-24
IR担当
本プレスリリースの 電話番号:092-481-5669
お問い合わせ先 メール :ir@pbsystems.co.jp
URL :https://www.pbsystems.co.jp
※本プレスリリースの記載内容につきましては、予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。
※Actifio、Actifio Sky は、米国 Actifio,Inc.の米国における登録商標または商標です。