4432 ウイングアーク 2021-07-13 15:00:00
2022年2月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2022年2月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2021年7月13日
上場会社名 ウイングアーク1st株式会社 上場取引所 東
コード番号 4432 URL https://www.wingarc.com/
代表者 (役職名) 代表取締役社長執行役員CEO (氏名)田中 潤
問合せ先責任者 (役職名) 取締役執行役員CFO (氏名)藤本 泰輔 TEL 03(5962)7400
四半期報告書提出予定日 2021年7月15日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2022年2月期第1四半期の連結業績(2021年3月1日~2021年5月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の
四半期包括利益
売上収益 営業利益 税引前利益 四半期利益 所有者に帰属する
合計額
四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年2月期第1四半期 4,713 11.2 1,410 17.6 1,372 18.3 1,007 20.9 1,007 20.9 1,009 22.6
2021年2月期第1四半期 4,238 - 1,199 - 1,160 - 833 - 833 - 823 -
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2022年2月期第1四半期 32.49 29.65
2021年2月期第1四半期 26.72 -
(注)当社株式は、2021年2月期第1四半期時点では非上場であり、新株予約権は存在するものの、権利確定条件に上場
条件が含まれているため、2021年2月期第1四半期の希薄化後1株当たり四半期利益は記載しておりません。
(参考)
調整後親会社の所有者
EBITDA 調整後EBITDA
に帰属する四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年2月期第1四半期 1,724 14.4 1,735 14.0 1,015 20.3
2021年2月期第1四半期 1,507 - 1,521 - 843 -
(注)当社は、経営上の重要な指標として、EBITDA、調整後EBITDA、調整後親会社の所有者に帰属する四半期利益を用い
ております。なお、各指標につきましては後述の「※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項 (サ
マリー情報の参考についてのご注意)」をご覧ください。
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率
百万円 百万円 百万円 %
2022年2月期第1四半期 56,521 26,176 26,175 46.3
2021年2月期 55,909 25,677 25,676 45.9
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2021年2月期 0.00 0.00 0.00 24.00 24.00
2022年2月期 0.00
2022年2月期(予想) 20.60 0.00 20.60 41.20
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2022年2月期の連結業績予想(2021年3月1日~2022年2月28日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売上収益 営業利益 税引前利益 当期利益
帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 19,000 3.9 5,880 83.3 5,760 82.7 4,216 71.9 4,216 71.9 137.34
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年2月期1Q 31,651,670株 2021年2月期 31,198,000株
② 期末自己株式数 2022年2月期1Q 500,000株 2021年2月期 500,000株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年2月期1Q 31,009,747株 2021年2月期1Q 31,198,000株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
(サマリー情報の参考についてのご注意)
1.EBITDA=営業利益+減価償却費及び償却費
2.2020年2月期より、IFRS第16号の適用により、オフィスの賃借契約に係る使用権を使用権資産として認識してお
り、当該資産に係る減価償却費も併せて計上しておりますが、EBITDA算出におきましては、「減価償却費及び償
却費」からは当該使用権資産に係る減価償却費を除いております。
3.調整後EBITDA=EBITDA+一過性の費用
4.調整後親会社の所有者に帰属する四半期利益=親会社の所有者に帰属する四半期利益+一過性の費用
-調整項目の税効果調整
5.EBITDA、調整後EBITDA及び調整後親会社の所有者に帰属する四半期利益はIFRSにより規定された指標ではなく、
当社グループが、投資家にとって当社グループの業績を評価するために有用であると考える財務指標でありま
す。
6.EBITDA、調整後EBITDA及び調整後親会社の所有者に帰属する四半期利益は、四半期利益に影響を及ぼす項目の一
部を除外しており、分析手段としては重要な制限があることから、IFRSに準拠して表示された他の指標の代替的
指標として考慮されるべきではありません。当社グループにおけるEBITDA、調整後EBITDA及び調整後親会社の所
有者に帰属する四半期利益は、同業他社の同指標あるいは類似の指標とは算定方法が異なるために、他社におけ
る指標とは比較可能でない場合があり、その結果、有用性が減少する可能性があります。
ウイングアーク1st株式会社(4432) 2022年2月期 第1四半期連結決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 6
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 6
(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 …………………………………………… 7
(3)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 9
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………… 11
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………… 12
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 12
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 12
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ウイングアーク1st株式会社(4432) 2022年2月期 第1四半期連結決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当社グループは、「Empower Data, Innovate the Business, Shape the Future.情報に価値を、企業に変革を、
社会に未来を。」というビジョンを掲げており、社会に存在する様々なデータを活用することで、多くの企業にイ
ノベーションをもたらし、その結果として、より良い社会を実現することを目指しております。
当社グループは、「データエンパワーメント事業」を単一の報告セグメントとしておりますが、提供しているソ
フトウェア及びサービスの性質により、企業の基幹業務を支える「帳票・文書管理ソリューション」と、様々なデ
ータを活用し、今までにない新たな価値を生み出す「データエンパワーメントソリューション」の2つに売上収益
を区分しております。
当第1四半期連結累計期間(2021年3月1日~5月31日)における我が国の経済環境は、新型コロナウイルス感
染症(コロナ禍)の影響により、依然不透明な状況が続いております。変異株による感染拡大を受けて、2021年4月
に3回目の緊急事態宣言が4都府県を対象(最終的には10都道府県が対象)に発出され、国民への不要不急の外出自
粛や飲食店への休業要請、酒類の提供自粛及び営業時間の短縮等を求める厳しい内容となりました。同年6月20日に
沖縄を除く9都道府県で緊急事態宣言は解除されたものの、大都市圏は、まん延防止等重点措置の対象地域に指定
されており、経済への影響が懸念されております。また、2021 年1-3月期の実質GDP(国内総生産)の成長率
は、年率 5.1%減と3四半期ぶりのマイナスとなり、回復基調にあった国内経済も2020年末からの感染拡大の影響
を受ける形となりました。今後についても国内の感染状況が実体経済に大きく影響する状況が続くと思われます。
一方、当社グループが属する企業向けIT市場においては、前年度の投資抑制の影響もあり、2021年度はIT投
資は回復する見込みとなっております(注1)。その中でも、特にクラウド市場については、コロナ禍で中断した
プロジェクトの再開や企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組み拡大から高成長を続けると
見られており、2025年まで年平均25.9%で成長すると想定されております(注2)。
(注1)日本銀行「第188回 全国企業短期経済観測調査(日銀短観)」ソフトウェア投資額
(注2)インターナショナルデーターコーポレイションジャパン株式会社「国内クラウド市場予測、2021年~2025
年」FIGURE 1 国内クラウド市場 売上額
このような状況の下、当社グループは、企業のDXを推し進めるソリューションの強化を行っており、クラウド
サービスを中心に機能強化や新サービスのリリースを行いました。自社だけではなく、様々な企業とのエコシステ
ムを構築することによって、ソリューションの価値を高めてまいります。
企業間の紙の帳票のやり取りをオンラインで完結することができる文書データ流通のクラウドサー
2021年3月
ビスである「SVF TransPrint」の運用機能の強化を実施。
エンタープライズ向けデジタルワークフロー「ServiceNow」と連携するドキュメント管理ソリュー
2021年4月 ション「SPA Cloud for ServiceNow」の提供を開始。ServiceNowでのセキュアで効率的な文書管理
やAI OCRを用いたドキュメントの電子化による情報の活用を促進。
クラウドデータ基盤ソリューションの「Dr.Sum Cloud」にスモールスタートに適したEntryライセ
2021年5月
ンスを追加。中堅企業や部門単位でのクラウドデータベースを用いた情報活用をサポート。
運送会社向けのDXを支援する新クラウドサービス「IKZO(イクゾー)」を発表。同時に運送会社
2021年5月
におけるデータの可視化により業務改善をはかる「IKZOアナリティクス」の提供を開始。
伊藤忠商事株式会社、ジーアイクラウド株式会社及び当社の3社は、Google Cloudを基盤とした企
2021年5月 業のDX推進支援において協業することに合意。第一弾として、クラウド上に効率的なビッグデータ
処理基盤を構築、分析、可視化するサービスの提供を開始。
2021年5月 帳票出力機能を強化した「SVF Ver.10.1」の提供を開始。
また、当社グループでは、製造・物流・ヘルスケア・小売・外食・金融・公共等業界ごとのDX企画部門を組織
しており、それぞれの分野での最適なソリューションの提供による顧客のDXを推進する活動を行っております。
そして、これらの組織がDX推進に関する業界ごとの課題解決のノウハウを蓄積しており、それらをクラウドサー
ビス化し、より広範な顧客に提供することを目的に活動しております。
上記のような取り組みにより、今後もクラウドを中心としたビジネスを成長の柱に企業のDXを推し進めてまい
ります。
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ウイングアーク1st株式会社(4432) 2022年2月期 第1四半期連結決算短信
当第1四半期連結累計期間(2021年3月1日~5月31日)における売上収益は4,713百万円(前年同期比11.2%
増)、営業費用(その他の営業収益を控除後)は、本社オフィスの一部解約に伴う使用権資産償却費の減少があっ
たものの、DX関連ソリューション開発に伴う外注費の増加や、人員の採用による人件費の増加などで、前年同期
比263百万円増加の3,303百万円(前年同期比8.7%増)、営業利益は1,410百万円(前年同期比17.6%増)、税引前
四半期利益は1,372百万円(前年同期比18.3%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は1,007百万円(前年同
期比20.9%増)となりました。
また、当社グループは、通常の営業活動の結果を示していると考えられない非経常的な費用項目の影響を除外す
ることで、投資家が当社グループの業績評価を行い、当社グループの企業価値についての純粋な成長を把握する上
で有用な情報を提供することを目的として、上記のIFRSにより規定された財務指標以外に、以下の調整後EBITDA及
び調整後親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益を重要な経営指標と位置付けております。
【調整後EBITDA及び調整後親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益の調整表】
(単位:百万円)
2021年2月期 2022年2月期
決算期 増減 増減率
第1四半期 第1四半期
営業利益 1,199 1,410 211 17.6%
減価償却費及び償却費
308 314 5 1.8%
(注1)
EBITDA(注2) 1,507 1,724 216 14.4%
(調整額)
一過性の監査報酬費用 1 - △1 -
上場関連費用 12 10 △1 △15.6%
調整後EBITDA(注3) 1,521 1,735 213 14.0%
2021年2月期 2022年2月期
決算期 増減 増減率
第1四半期 第1四半期
親会社の所有者に帰属する当期(四
833 1,007 173 20.9%
半期)利益
(調整額)
一過性の監査報酬費用 1 - △1 -
上場関連費用 12 10 △1 △15.6%
調整項目の税効果調整
△3 △2 1 -
(注4)
調整後親会社の所有者に帰属する
843 1,015 171 20.3%
当期(四半期)利益(注5)
(注)1.2020年2月期より、IFRS第16号の適用により、オフィスの賃借契約に係る使用権を使用権資産として認
識しており、当該資産に係る減価償却費も併せて計上しておりますが、EBITDA算出におきましては、
「減価償却費及び償却費」からは当該使用権資産に係る減価償却費を除いております。
2.EBITDA=営業利益+減価償却費及び償却費
3.調整後EBITDA=EBITDA+一過性の費用
4.調整項目の税効果調整は実効税率を用いて算出しております。
5.調整後親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利益=親会社の所有者に帰属する当期(四半期)利
益+一過性の費用-調整項目の税効果調整
EBITDA及び調整後EBITDAは、営業利益の増加により、それぞれ1,724百万円(前年同期比14.4%増)、1,735百万
円(前年同期比14.0%増)と大きく増加しました。調整後親会社の所有者に帰属する四半期利益も、親会社の所有
者に帰属する四半期利益の増加により、1,015百万円(前年同期比20.3%増)と大きく増加しました。
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ウイングアーク1st株式会社(4432) 2022年2月期 第1四半期連結決算短信
ソリューション別の売上収益につきましては、帳票・文書管理ソリューションは2,921百万円(前年同期比6.9%
増)、データエンパワーメントソリューションは1,791百万円(前年同期比19.1%増)となりました。
(単位:百万円)
2021年2月期 2022年2月期
ソリューション区分 増減 増減率
第1四半期 第1四半期
SVF 2,620 2,739 118 4.5%
帳票・文書管理 SPA 89 150 60 67.8%
ソリューション その他 23 31 7 33.7%
小計 2,734 2,921 187 6.9%
Dr.Sum 629 655 25 4.0%
データエンパワーメント MotionBoard 607 737 130 21.5%
ソリューション その他 267 398 131 49.0%
小計 1,504 1,791 287 19.1%
合計 4,238 4,713 474 11.2%
(帳票・文書管理ソリューション)
当ソリューションは、企業の基幹業務に必須である請求書や納品書等の帳票類を設計・運用を行うソフトウェア
及びサービスである「SVF」及び電子データの保管や紙文書の電子化を行う「SPA」が主な構成要素となっておりま
す。「SVF」は、ソフトウェアライセンス及びソフトウェア保守は堅調に推移し、前年を上回りました。クラウドサ
ービスについては、企業のクラウド導入が進んでいることから、クラウドサービスから直接帳票を出力するニーズ
が高まっており、前年を5割程度上回る好調な結果となりました。この結果、売上収益は2,739百万円(前年同期比
4.5%増)となりました。一方、「SPA」は、リモートワークに伴うペーパーレス需要等から、ソフトウェアライセ
ンス及び保守、クラウドサービス全て好調に推移し、150百万円(前年同期比67.8%増)と前年から大きく成長しま
した。
この結果、当ソリューションの売上収益は2,921百万円(前年同期比6.9%増)となりました。
(データエンパワーメントソリューション)
当ソリューションは、企業が保有するデータを統合・処理・分析・可視化する事により、業務の効率化や生産性
の向上を実現するソフトウェア及びサービスである「Dr.Sum」「MotionBoard」が主な構成要素となっております。
「Dr.Sum」は、ソフトウェアライセンス及びソフトウェア保守は堅調に推移し、売上収益は655百万円(前年同期比
4.0%増)となりました。「MotionBoard」は、ソフトウェアライセンスは前年を2割程度上回り、ソフトウェア保
守も堅調に推移しました。クラウドサービスにつきましても、前年を3割程度上回ったことから、売上収益は737百
万円(前年同期比21.5%増)となりました。「その他」につきましては、主にソフトウェアライセンス導入時に利
用されるプロフェッショナルサービスが、前年はコロナ禍の影響により大幅に減少していたことから、その反動で
大きく増加しております。この結果、売上収益は398百万円(前年同期比49.0%増)となりました。
この結果、当ソリューションの売上収益は1,791百万円(前年同期比19.1%増)となりました。
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ウイングアーク1st株式会社(4432) 2022年2月期 第1四半期連結決算短信
(2)財政状態に関する説明
①財政状態の分析
(資産)
当第1四半期連結会計期間末における資産は、56,521百万円(前期末比611百万円増)となりました。流動資産は
8,256百万円(前期末比964百万円増)、非流動資産は48,264百万円(前期末比353百万円減)となりました。流動資
産の増加の主な要因は、現金及び現金同等物951百万円の増加によるものです。非流動資産の減少の主な要因は、顧
客関係・技術関連資産の償却などに伴うその他の無形資産217百万円の減少によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末における負債は、30,344百万円(前期末比112百万円増)となりました。流動負債は
11,372百万円(前期末比197百万円増)、非流動負債は18,971百万円(前期末比85百万円減)となりました。流動負
債の増加の主な要因は、賞与引当金の減少などに伴うその他の流動負債の減少621百万円があったものの、契約負債
の増加878百万円があったことによるものです。非流動負債の減少の主な要因は、リース負債の減少に伴うその他の
金融負債78百万円の減少によるものであります。
(資本)
当第1四半期連結会計期間末における資本は、26,176百万円(前期末比499百万円増)となりました。資本の増加
の主な要因は、配当金の支払に伴う利益剰余金の減少736百万円があったものの、ストックオプション行使に伴う資
本金の増加116百万円及び資本剰余金の増加116百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益の計上に伴う利益剰
余金1,007百万円の増加があったことによるものであります。
②キャッシュ・フローの分析
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、6,122百万円(前期末比
951百万円増)となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は、1,604百万円(前年同期は1,190百万円の獲得)となりました。これは主に、法
人所得税の支払額449百万円の計上があったものの、税引前四半期利益1,372百万円の計上、減価償却費及び償却費
の計上380百万円があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、58百万円(前年同期は68百万円の使用)となりました。これは主に、サーバー
ルームにおける電源工事や業務用パソコンなど有形固定資産の取得による支出31百万円、セキュリティ監視強化な
ど社内インフラシステム構築に伴う無形資産の取得による支出29百万円を計上したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、603百万円(前年同期は4,314百万円の獲得)となりました。これは主に、スト
ックオプションの行使に伴う株式の発行による収入226百万円があったものの、配当金の支払736百万円を計上した
ことによるものであります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
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ウイングアーク1st株式会社(4432) 2022年2月期 第1四半期連結決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年2月28日) (2021年5月31日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 5,170,346 6,122,265
営業債権及びその他の債権 1,728,618 1,599,476
その他の金融資産 19,105 17,282
その他の流動資産 373,631 517,389
流動資産合計 7,291,702 8,256,414
非流動資産
有形固定資産 1,910,629 1,805,105
のれん 27,248,000 27,256,453
その他の無形資産 17,206,028 16,988,473
その他の金融資産 2,245,766 2,204,829
その他の非流動資産 7,775 9,938
非流動資産合計 48,618,199 48,264,800
資産合計 55,909,901 56,521,214
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務 833,934 484,400
契約負債 5,526,490 6,405,042
一年内返済長期借入金 1,997,480 1,998,319
未払法人所得税 402,520 336,226
その他の金融負債 440,998 796,536
その他の流動負債 1,974,056 1,352,456
流動負債合計 11,175,481 11,372,982
非流動負債
長期借入金 14,164,417 14,170,517
引当金 91,519 91,578
その他の金融負債 259,407 181,212
繰延税金負債 4,541,151 4,527,923
非流動負債合計 19,056,496 18,971,232
負債合計 30,231,977 30,344,214
資本
資本金 200,000 316,487
資本剰余金 11,124,874 11,241,294
その他の資本の構成要素 656,664 651,920
自己株式 △650,000 △650,000
利益剰余金 14,345,215 14,615,939
親会社の所有者に帰属する持分合計 25,676,754 26,175,641
非支配持分 1,170 1,357
資本合計 25,677,924 26,176,999
負債及び資本合計 55,909,901 56,521,214
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ウイングアーク1st株式会社(4432) 2022年2月期 第1四半期連結決算短信
(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
(要約四半期連結損益計算書)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年3月1日 (自 2021年3月1日
至 2020年5月31日) 至 2021年5月31日)
売上収益 4,238,874 4,713,690
人件費 △1,149,821 △1,261,216
研究開発費 △552,113 △603,755
外注・業務委託料 △332,763 △419,660
支払手数料 △188,566 △193,751
その他の営業収益 5,077 3,486
その他の営業費用 △821,591 △828,585
営業利益 1,199,094 1,410,206
金融収益 593 1,405
金融費用 △39,643 △38,953
税引前四半期利益 1,160,045 1,372,658
法人所得税費用 △326,320 △364,995
四半期利益 833,724 1,007,663
四半期利益の帰属
親会社の所有者 833,655 1,007,475
非支配持分 69 187
四半期利益 833,724 1,007,663
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 26.72 32.49
希薄化後1株当たり四半期利益(円) - 29.65
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ウイングアーク1st株式会社(4432) 2022年2月期 第1四半期連結決算短信
(要約四半期連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年3月1日 (自 2021年3月1日
至 2020年5月31日) 至 2021年5月31日)
四半期利益 833,724 1,007,663
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
4,068 △27,414
金融資産
純損益に振り替えられることのない項目合計 4,068 △27,414
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △14,590 28,794
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計 △14,590 28,794
税引後その他の包括利益 △10,521 1,380
四半期包括利益 823,202 1,009,044
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 823,133 1,008,856
非支配持分 69 187
四半期包括利益 823,202 1,009,044
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ウイングアーク1st株式会社(4432) 2022年2月期 第1四半期連結決算短信
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第1四半期連結累計期間(自 2020年3月1日 至 2020年5月31日)
(単位:千円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包
資本金 資本剰余金 在外営業活 括利益を通
動体の換算 新株予約権 じて公正価 合計
差額 値で測定す
る金融資産
2020年3月1日時点の残高 200,000 11,124,874 △83,882 51,886 342,511 310,514
四半期利益 -
その他の包括利益 △14,590 4,068 △10,521
四半期包括利益合計 - - △14,590 - 4,068 △10,521
株式報酬取引 9,549 9,549
所有者との取引額合計 - - - 9,549 - 9,549
2020年5月31日時点の残高 200,000 11,124,874 △98,473 61,435 346,580 309,541
(単位:千円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配持分 合計
利益剰余金 合計
2020年3月1日時点の残高 11,893,096 23,528,485 545 23,529,030
四半期利益 833,655 833,655 69 833,724
その他の包括利益 △10,521 △10,521
四半期包括利益合計 833,655 823,133 69 823,202
株式報酬取引 9,549 9,549
所有者との取引額合計 - 9,549 - 9,549
2020年5月31日時点の残高 12,726,751 24,361,167 614 24,361,782
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ウイングアーク1st株式会社(4432) 2022年2月期 第1四半期連結決算短信
当第1四半期連結累計期間(自 2021年3月1日 至 2021年5月31日)
(単位:千円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包
資本金 資本剰余金 在外営業活 括利益を通
動体の換算 新株予約権 じて公正価 合計
差額 値で測定す
る金融資産
2021年3月1日時点の残高 200,000 11,124,874 △13,565 75,980 594,250 656,664
四半期利益 -
その他の包括利益 28,794 △27,414 1,380
四半期包括利益合計 - - 28,794 - △27,414 1,380
配当金 -
新株予約権の行使 116,487 116,487 △6,124 △6,124
自己株式の取得 -
自己株式の消却 △67 -
所有者との取引額合計 116,487 116,420 - △6,124 - △6,124
2021年5月31日時点の残高 316,487 11,241,294 15,229 69,855 566,835 651,920
(単位:千円)
親会社の所有者に帰属する持分
非支配持分 合計
自己株式 利益剰余金 合計
2021年3月1日時点の残高 △650,000 14,345,215 25,676,754 1,170 25,677,924
四半期利益 1,007,475 1,007,475 187 1,007,663
その他の包括利益 1,380 1,380
四半期包括利益合計 - 1,007,475 1,008,856 187 1,009,044
配当金 △736,752 △736,752 △736,752
新株予約権の行使 226,850 226,850
自己株式の取得 △67 △67 △67
自己株式の消却 67 - -
所有者との取引額合計 - △736,752 △509,969 - △509,969
2021年5月31日時点の残高 △650,000 14,615,939 26,175,641 1,357 26,176,999
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ウイングアーク1st株式会社(4432) 2022年2月期 第1四半期連結決算短信
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年3月1日 (自 2021年3月1日
至 2020年5月31日) 至 2021年5月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 1,160,045 1,372,658
減価償却費及び償却費 464,101 380,300
金融収益 △593 △1,405
金融費用 35,140 39,140
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) 393,776 129,141
営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) △445,810 △349,533
契約負債の増減額(△は減少) 919,096 878,551
その他 △366,192 △371,356
小計 2,159,564 2,077,497
利息及び配当金の受取額 593 134
利息の支払額 △33,304 △23,854
法人所得税の支払額 △935,941 △449,313
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,190,911 1,604,463
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △59,982 △31,118
無形資産の取得による支出 △6,378 △29,368
敷金及び保証金の差入による支出 △2,851 △1,159
敷金及び保証金の回収による収入 318 3,434
投資活動によるキャッシュ・フロー △68,894 △58,212
財務活動によるキャッシュ・フロー
リース負債の返済による支出 △188,890 △93,502
借入による収入 4,500,000 -
自己株式の取得による支出 - △67
配当金の支払額 - △736,752
株式の発行による収入 - 226,850
その他 3,565 △30
財務活動によるキャッシュ・フロー 4,314,674 △603,502
現金及び現金同等物に係る換算差額 △5,814 9,170
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 5,430,877 951,918
現金及び現金同等物の期首残高 4,962,584 5,170,346
現金及び現金同等物の四半期末残高 10,393,461 6,122,265
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ウイングアーク1st株式会社(4432) 2022年2月期 第1四半期連結決算短信
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報)
当社グループは、データエンパワーメント事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
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