4427 EduLab 2020-05-08 15:00:00
2020年9月期第2四半期 決算説明資料 [pdf]
2020年9月期第2四半期
決算説明資料
株式会社 EduLab
東証マザーズ (4427.T )
2020年5月8日
目次
第2四半期決算概況 2
2020年9月期第2四半期実績 3
新型コロナウイルス感染症の影響 9
2020年9月期通期見通し 11
事業トピックス① 13
事業トピックス② 15
事業トピックス③ 19
1
第2四半期決算概況
1. 2020年9月期2Q決算概況 3. 2020年9月期通期見通し
◼ 連結売上高 3,036百万円(前年同期比 17.3%増) ◼ 通期見通しは期初予想変更なし
◼ 連結営業利益 197百万円(同 35.4%減) ● 連結売上高 8,450百万円(前年比 34.7%増)
◼ 連結経常利益 111百万円(同 17.6%減) ● 連結営業利益 1,800百万円(同 23.1%増)
◼ 親会社株主に帰属する四半期純利益 50百万円(同 ● 連結経常利益 1,570百万円(同 31.8%増)
38.0%減)
● 親会社株主に帰属する当期純利益 1,110百万円
● EPS 5.77円 (同 41.0%増)
2. 2020年9月期2Qの事業動向 ◼ 令和2年全国学力・学習調査の中止の影響及び教育
デジタルソリューションズ社の統合等の影響を加味
◼ 両セグメントとも売上、各利益ともに順調に推移し、 した上で期初予想を維持
上期想定を上回った。 ◼ 但し、新型コロナウイルス感染症による学校休校等
◼ e-Testing/e-Learning事業では、英ナビ広告及び多教 の影響については引き続き注視
科プラットフォーム収入、CASEC、テストシステム提
供等が順調に推移し増収(29.5%増)。
◼ テスト運営・受託事業は、売上・利益ともに対前年比
ではマイナスであるものの、ほぼ想定通りの売上及び
利益となった。
◼ 費用面で1Qに引き続き人件費・減価償却費・地代家賃
等の固定費増加の影響で営業・経常・四半期純利益は
それぞれ▲35.4%、▲17.6%、▲38.0%となった。
2
2020年9月期
第2四半期実績
3
2020年9月期2Q P&Lハイライト
損益計算書
(単位:百万円) ◼ 売上高はe-Testing/e-Learning事業、テスト運営・受託事業
の両セグメントともに順調に推移し、対前年同期比17.3%増
19年9月期 20年9月期 対前年同期比
2Q 2Q となる30.3億円を達成
◼ 売上原価および販売管理費の増加を吸収できず、営業利益
売上高 2,589 3,036 + 17.3%
は1.9億円(前年同期比▲35.4%)、経常利益、当期純利益
はそれぞれ1.1億円(前年同期比▲17.6%)、0.5億円(前年
△ 6.4%
同期比▲38.0%)
EBITDA 543 508
◼ 1Qで発生した以下の先行費用については2Qまでに解消
EBITDA率 21.0% 16.7% △ 4.3pt ● 埼玉県の学力・学習状況調査事業で発生した先行費用
● テストセンター事業における先行費用
営業利益 305 197 △ 35.4% ◼ 費用の主な増加要因は以下の通り
● 連結範囲拡大等を含む人員増、会社創立20周年に伴う
特別賞与支給等による人件費の増加(対前年比約158百
営業利益率 11.8% 6.5 % △ 5.3pt 万円増加、約769百万円に着地)
● 主にソフトウエア開発投資に伴う減価償却費の増加(対
前年比約73百万円増加、約311百万円に着地)
経常利益 134 111 △ 17.6%
● 事務所移転に伴う地代家賃の増加等(対前年比約57百万
円増加、約150百万円に着地)
親会社株主に帰属する ● 教育デジタルソリューションズ子会社化関連費用(34百
82 50 △ 38.0% 万円)
四半期純利益
4
セグメント情報
セグメント別の売上高・セグメント利益
(単位:百万円) ◼ e-Testing/e-Learning事業
19年9月期 20年9月期 ● 英ナビ!広告や多教科プラットフォーム利用収入、テ
事業セグメント 対前年同期比
2Q 2Q ストシステム提供等に伴うライセンス収入の増加が牽
引し、29.5%の増収
売上高 1,580 2,046 +29.5% ● セグメント損益は、人件費増加、ソフトウエア開発に
e-Testing/ 伴う減価償却費の増加(約54百万円増加し、約269百万
e-Learning 円に着地)等があったものの11.1%の増益
セグメント
677 753 +11.1%
損益
◼ テスト運営・受託事業
● 令和2年度全国学力・学習状況調査の準備業務、国立教
売上高 1,008 990 △1.8%
育政策研究所の平成32年度経年変化分析調査の準備業
テスト運営 務等の受託案件が貢献した。
・受託
セグメント ● 当社想定通り売上及びセグメント利益は対前年比で微
92 92 △0.7%
損益 減
◼ 全社費用
182百万円
全社費用 △465.4 △648.2 ● 事務所移転に伴う地代家賃の増加、役員報酬の増加等
増加
5
e-Testing/e-Learning事業売上
サブセグメント別の売上高
(単位:百万円)
◼ 英ナビ・スタディギア
● 英ナビ!広告や多教科プラットフォーム利用収入の増加が売
事業セグメント サブセグメント 19年9月期 20年9月期 対前年同期比 上拡大に貢献し増収
2Q 2Q
● ライセンス対象者数は若干の増加となったが、前年度発生し
英ナビ・ ていた一時収益の影響で、ライセンス料収益は対前年比で微
スタディギ 876 1,017 + 16.1% 減。4月以降、当初想定のライセンス料改定、メニュー追加に
ア よる対象受験者増による収益増を見込む
● 3-4月に新型コロナウイルス感染症対策の無料教材として提
供し2月末以降、約12.7万名の新規会員を獲得
英検Jr. 114 113 △ 1.2%
◼ 英検Jr.
● ペーパー版・オンライン版の英検Jr.の微減傾向が継続
e-Testing/
TEAP CBT 47 48 + 1.5% ◼ TEAP CBT
e-Learning
● 受験申込者数は対前年比49.2%増加。これに伴い、スピーキン
グ・ライティングテストの採点業務が増加し増収
CASEC 199 222 + 11.3% ◼ CASEC
● 主に企業向け中心に受注・販売が拡大。2018年度より提供開
始した「CASEC Speaking」「CASEC for Business」も順調
テストシステム に推移し増収
提供等
341 644 + 88.6%
◼ テストシステム提供等
● テストセンター事業、英検協会向け採点システム提供の順調
な推移に伴いライセンス収入等が拡大し増収
● AIを活用した自動採点や文字認識サービス等の外部販売も拡
大し増収に貢献(前年同期比102.3%増となる約128百万円)
6
営業外損益
営業外損益
(単位:百万円) ◼ 2Q中の主な変動は、為替変動による為替差損益や、
19年9月期 20年9月期 投資有価証券売却益、投資有価証券評価損など
対前年増減額
2Q 2Q
● 為替差損益は前年同期に35百万円の為替差損
営業外収益 67 61 △ 6
を計上したが、今期2Qは円安基調のため23百
為替差益 - 23 23 万円の為替差益となった
投資有価 ● 投資有価証券売却益は、Authessの売却益23百
67 23 △ 43
証券売却益
万円を実現
その他 0.5 14 14
● 投資有価証券評価損は、28百万円を計上
営業外費用 238 147 91
➢ ListenWise(21百万円)
為替差損 35 - 35
投資有価 ➢ TOPICA(6百万円)
27 28 △0
証券評価損
ファンド
65 56 8
運営費
株式公開
34 - 34
費用
融資・借換
18 25 △7
関連費用
支払利息 18 17 △0
その他 38 18 20 7
貸借対照表サマリー
(単位:百万円)
2019年 2020年 増減額
9月末 3月末
◼ 受取手形及び売掛金、ならびに仕掛品が減少した
流動資産 9,159 8,854 △ 305
こと等により、流動資産は305百万円減少
現預金 6,179 6,414 + 235
その他 2,980 2,440 △ 540 ◼ 固定資産は前連結会計年度末より687百万円増加。
固定資産 3,679 4,366 + 687 主な内訳はソフトウエア等で約398百万円、テス
ソフトウェア 2,054 2,453 + 398 トセンター関連で約2.2億円(内、敷金約0.9億
投資有価証券等 703 751 + 48 円)
その他 921 1,161 + 240 ◼ テストセンター事業を始め、今後の成長を見据え
繰延資産 14 10 △ 3 た資金調達を前広に行ったことから、有利子負債
資産 合計 12,853 13,232 + 378 合計は870百万円増加
流動負債 4,499 4,583 + 83
◼ 上記を受け現預金残高は対前期末で235百万円増
有利子負債 3,360 3,702 + 342
加。景況観の不透明さが増していることを受け、
その他 1,139 880 △ 259
今後も手元資金を集めに確保していく予定
固定負債 1,562 2,083 + 521
有利子負債 1,526 2,055 + 529
その他 35 28 △ 7
負債 計 6,061 6,667 + 605
純資産 計 6,792 6,564 △ 227
負債純資産 合計 12,853 13,232 + 378
8
新型コロナウイルス感染症の影響
9
新型コロナウイルス感染症の当社業績に与える影響について
◼ 2Q決算について特段の影響見られず
◼ 3Q以降で考えられる影響は以下の通り
⚫ テスト運営・受託事業
令和2年度全国学力・学習状況調査の中止(確定)
✓ 準備作業が3月までに相当進捗していたため、当期業績に与える影響は軽微の見込み
他の受託案件
✓ 延期・中止の両方の可能性があるが、単体で業績修正を必要とするほどのインパクトのあるプロジェクトはない見込み
⚫ e-Testing/e-Learning事業
英検関連/テストセンター
✓ 英検の実施スケジュールへの影響を注視しながら今期業績への影響を見極めているところ
✓ テストセンターについては開始が約2ヶ月後れる見込み
✓ 現在のところ今期中に挽回可能な後れと見ており、当期業績に与える影響は軽微と判断
英ナビ広告関連
✓ 3~4月の広告出稿は減速
✓ クライアントの広告予算も未消化と見ており3~4Qで挽回可能か注視
AI関連プロジェクト
✓ いくつかのプロジェクトについて、完了時期が翌年度にずれ込む可能性が発生しているが、単体で業績修正を必要とするほどのインパクトの
あるプロジェクトはない見込み
◼ 現在まで確定している状況下では業績見通し修正の必要はないと考えているが、今後の推移を見ながら必要な場合適時に開示する予定 10
2020年9月期
通期見通し
11
2020年9月期2Q P&L(累計)と通期予想に対する進捗
(単位:百万円)
20年9月期 2Q
(実)
20年9月期通期
(予)
◼ 2Qについては当期予想どおり推移しており、令和2
年全国学力・学習調査の中止の影響及び教育デジタ
売上高
ルソリューションズ社の統合等の影響を加味した上
3,036 8,450
で通期業績予想については変更なし
◼ 但し、新型コロナウイルス感染症による学校休校等
営業利益 197 1,800
の影響については引き続き注視
営業利益率 6.5% 21.3%
経常利益 111 1,570
親会社株主に帰属する
50 1,110
当期純利益
12
事業トピックス①
テストセンター事業
13
テストセンター事業:6月開始予定
英検「S-CBT」(4技能1日完結)及び「英検CBT」のテストセンター型受験
緊急事態宣言期間を考慮しつつ、6月から開始見込み
◼ 余剰席数の削減
● 申込状況を勘案し、余剰席数(日程、時間帯)を削減
● 4-5月中止に伴い、6月以降への受験者振替に伴い、稼働率向上
◼ 直営会場の追加出店加速
● 大規模都市に加え、既存のテストセンター事業者がおらず、受験申込者が多いローカルエリアに50席
未満の小規模テストセンターを開設
当初20年度計画 現時点 当初24年度計画
1〜3拠点 11拠点 17拠点 :設置済み
:設置予定
● 他の検定及び既存PBTのCBT化の引合増加
◼ 新型コロナウィルス感染予防対策の準備
● 試験監督者及び受験者の健康要件(海外渡航歴、体温、体調不良等)の確認
● 受験者の手指消毒剤の利用、試験間の消毒剤を使用した清掃、換気、等
14
事業トピックス②
プラットフォーム事業
15
重要KPI:登録会員数
百万人
◼ 会員数は引き続き堅調に拡大し3月末時点で415万人を達成 +45% 4.15
3.73
◼ 会員総数の増加は18年3月~19年3月の+126万人に対して、
3.36
2019年3月~2020年3月は+145万人と前年同期比を上回る 3.24
2.84
2.38
1.86 1.96
1.58
1.37
1.03 1.13 1.22
0.97
0.83 0.89
0.60 0.69 0.73
0.41 0.43 0.52
16
重要KPI:累計クライアント数と広告平均取引単価 および事業の進捗
累計クライアント数と広告平均取引単価 事業の進捗
◼ 地域、年齢、性別など、メディア属性情報の信頼 株式会社教育デジタルソリューションズの子会社化
度の高さが評価され、塾/予備校、通信教育、大 ◼ 大学入試広報市場の開拓を本格化
学を中心にクライアント数が増加。
✓ 詳細は次ページに記載
◼ 好調な会員数の増加を背景にクライアント数及び
取引単価も順調に増加
新サービスのリリース
単位:千円
◼ 通える塾の簡単見学予約サイト「塾ピタ」
90 ¥4,500 ✓ 2020年3月31日β版をリリース
¥4,156 ¥4,222
78
80 ¥4,000 ✓ 2020年夏を目処に正式版をリリース予定
70 ¥3,500
60 ¥3,000
54
50 ¥2,500
40 ¥2,080 ¥2,000
30 ¥1,500
24
20 ¥1,059 ¥1,122
¥1,000
◼ 中学生向け、アニメで学ぶオンライン数学学習サービス
9
11 「数学者を召喚したらイケメンだった」
10 ¥500
✓ 2020年4月15日リリース
0 ¥0
✓ 月額600円のeラーニング・
2018年上期 2018年下期 2019年上期 2019年下期 2020年上期
サービス
累計クライアント数 平均広告取引単価(千円)
17
株式会社教育デジタルソリューションズの子会社化
簡易株式交換による株式会社教育デジタルソリューションズの完全子会社化を実施
◼ 株式会社教育デジタルソリューションズについて
● 売上高:1,781百万円、営業利益:78百万円、当期純利益:42百万円(2020年3月期)
● 当期の貢献:売上高で約300百万円、営業利益で約40百万円(のれん償却(*)を含む)、約49百万円の
段階取得による差益により、当期利益で約60百万円を見込む(2020年9月期)
(*)のれんの金額、償却費は確定していないため、今後変更となる可能性がございます
● 事業内容:国内最大規模の大学受験情報サービス「大学受験パスナビ」を旺文社と共同運営。大学入試
広報領域におけるメディア事業に大きな強みを持つ
大学入試広報領域
◼ 子会社化によるシナジー効果 高大コネクト
● 「大学受験パスナビ」を活用した大学入試広報 CAERA
へのリーチを強化しメディア事業を強化
● 当社プラットフォーム会員415万人のデータ 各種ラーニングツール
ベースと、AIレコメンドエンジン「CAERA」
を掛け合わせ付加価値の高いサービスを創出
18
事業トピックス③
AI関連事業
19
DEEP READ 本格稼働案件数の増加
前期に引き続き、複数のプロジェクトにてDEEP READが本格稼働
トライアルから着実に運用フェーズへの移行が加速
無償トライアルも実施中だが、有償トライアル・案件数も着実に増加
◼ 延べ案件数の推移
有償案件数 2018年9月期 2019年9月期 2020年度(2Qまで)
本格稼働案件数
2 17 26
(ランニングで売上)
有償案件数 トライアル・カスタマイズ
等案件数 6 24 37
(スポットで売上)
トライアル実施数
無償案件数 44 94 152
凡そ3か月~半年間の期間をかけ、
◼ 半期ごとの稼働案件数の推移 無償トライアル案件は約50%程度の
35 案件が有償案件化へ
30
25
代理店や連携サービスによる案件の
20 拡大が順調に推移中
15
10
5 2020年度下期中に、前年度比
0 200%の稼働案件数を目指す
2018年9月期 2019年9月期 2019年9月期 2020年9月期 2020年9月期
上期 下期 上期 下期 20
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