4427 EduLab 2020-02-07 15:00:00
2020年9月期第1四半期 決算説明資料 [pdf]
2020年9月期第1四半期
決算説明資料
株式会社 EduLab
東証マザーズ (4427.T )
2020年2月7日
目次
第1四半期決算概況 2
2020年9月期第1四半期実績 3
2020年9月期通期見通し 9
事業トピックス① 11
事業トピックス② 13
事業トピックス③ 15
1
第1四半期決算概況
1. 2020年9月期1Q決算概況 3. 2020年9月期通期見通し
◼ 連結売上高 1,171百万円(前年同期比 6.9%増) ◼ 通期見通しは期初予想変更なし
◼ 連結営業利益 △141百万円(前年同期は16百万円) ● 連結売上高 8,450百万円(前年比 34.7%増)
◼ 連結経常利益 △167百万円(前年同期は△90百万円) ● 連結営業利益 1,800百万円(同 23.1%増)
◼ 親会社株主に帰属する四半期純利益△119百万円 ● 連結経常利益 1,570百万円(同 31.8%増)
(前年同期は△77百万円)
● 親会社株主に帰属する当期純利益 1,110百万円
● EPS △13.53円 (同 41.0%増)
2. 2020年9月期1Qの事業動向
◼ e-Testing/e-Learning事業では、「スタディギア for
EIKEN」や新たに提供を開始した採点システム、中国自習
室事業等に伴うライセンス収入の増加により増収(9.3%
増)
◼ テスト運営・受託事業では、令和2年度全国学力・学習状
況調査の準備業務や受託案件の増加により増収(2.7%増)
◼ 売上高は順調に推移したものの、一部先行費用の発生、人
件費・減価償却費・地代家賃の増加等により営業・経常・
四半期純損失となった
2
2020年9月期
第1四半期実績
3
2020年9月期1Q P&Lハイライト
損益計算書
(単位:百万円) ◼ 売上高はe-Testing/e-Learning事業、テスト運営・受託
事業の両セグメントともに順調に推移し、対前年同期比
19年9月期 20年9月期 対前年同期比
1Q 1Q 6.9%増となる11.7億円を達成
売上高 1,095 1,171 +6.9% ◼ しかし、売上原価および販売管理費の増加を吸収できず、
1.4億円の営業損失となった
EBITDA 121 11 △90.5% ● 費用の主な増加要因は以下の通り:
① 通期では黒字見通しの埼玉県の学力・学習状況調
査事業で発生した一部先行費用
EBITDA率 11.1% 1.0% △10.1pt
② テストセンター事業における先行費用
③ 会社創立20周年に伴う特別賞与支給(約14百万円
営業利益 16 △141 - 増加し、約84百円に着地)
④ 人員増に伴う人件費の増加(約70百万円増加し、
約375百円に着地)
営業利益率 1.5% - - ⑤ ソフトウエア開発投資に伴う減価償却費の増加
⑥ 事務所移転に伴う地代家賃の増加等(約36百万円
増加し、約75百万円に着地)
経常利益 △90 △167 -
● このうち①、②、③は一時的と認識(それぞれの業
親会社株主に帰属する 績へのインパクトは次頁に詳細を記載)
△77 △119 -
四半期純利益
◼ 為替差益の計上等はあったものの、1.6億円の経常損失、
1.1億円の四半期純損失となった
4
セグメント情報
セグメント別の売上高・セグメント利益
(単位:百万円) ◼ e-Testing/e-Learning事業
19年9月期 20年9月期 ● 英検受験者数は引き続き増加した他、英検協会向け新
事業セグメント 対前年同期比
1Q 1Q 採点システムの導入、中国自習室事業の順調な進捗等
に伴うライセンス収益拡大により増収
売上高 700 765 +9.3% ● 多教科プラットフォームサービス、広告収益も増収に
e-Testing/ 寄与
e-Learning
セグメント ● セグメント損益は、人件費やソフトウエア開発投資に
249 168 △32.7%
損益 伴う減価償却費の増加(約32百万円増加し、約132百万
円に着地)、テストセンター事業による先行費用の発
生(約21百万円)等により減益
売上高 394 405 +2.7%
◼ テスト運営・受託事業
テスト運営
・受託 ● 令和2年度全国学力・学習状況調査の準備業務や、国立
セグメント 教育政策研究所の平成32年度経年変化分析調査の準備
△7 △17 -
損益 事業等の受託案件により増収
● セグメント損益は、人件費やソフトウエア開発投資に
65.2百万円 伴う減価償却費の増加(約9百万円増加し、約11百万円
全社費用 △226 △291
増加 に着地) 、埼玉県の学力・学習状況調査事業による先
行費用の発生(約18百万円)等により減益
◼ 全社費用
● 事務所移転に伴う地代家賃の増加、役員報酬の増加等
5
e-Testing/e-Learning事業売上
サブセグメント別の売上高
(単位:百万円) ◼ 英ナビ・スタディギア
● 「スタディギア for EIKEN」のライセンス収入や、広告
事業セグメント サブセグメント 19年9月期 20年9月期 対前年同期比 収入の拡大等により増収
1Q 1Q
英ナビ・ ◼ 英検Jr.
スタディギ 376 398 + 6.1% ● 商品構成の見直しの最中で引き続き対前年比で微減基調
ア
◼ TEAP CBT
● 採点業務の増加等により増収
英検Jr. 56 55 △ 2.8%
◼ CASEC
● 企業や大学の市場等で受注・販売が拡大。消化も順調に
e-Testing/
TEAP CBT 26 27 + 2.7% 進み増収
e-Learning
◼ テストシステム提供等
● 英検協会向けに新たに提供を開始した採点システム利用
CASEC 74 79 + 6.8% や、中国自習室事業の順調な推移に伴い、ライセンス収
入が拡大し増収
● AIを活用した自動採点や文字認識サービス等の外部販売
テストシステム
166 204 + 23.1%
も拡大し増収に貢献(約29百万円)
提供等
6
営業外損益
営業外損益
(単位:百万円) ◼ 1Q中の主な変動は、為替変動による為替差損益や、
19年9月期 20年9月期 投資有価証券売却益など
対前年増減額
1Q 1Q
● 為替差損益は前年同期に32百万円の為替差損
営業外収益 33 26 △ 6
を計上したが、今期1Qは円安基調のため25百
為替差益 - 25 25 万円の為替差益となった
投資有価 ● 投資有価証券売却益は前年同期に有価証券売
32 - △ 32
証券売却益
却益として32百万円を計上していたため、今
その他 0.8 0.6 △ 0.2
期1Qは減益
営業外費用 139 53 86
為替差損 32 - 32
ファンド
33 30 3
運営費
株式公開
31 - 31
費用
融資・借換
16 4 11
関連費用
支払利息 9 8 1
その他 16 9 7
7
貸借対照表サマリー
(単位:百万円)
2019年 2019年 増減額
9月末 12月末
◼ 受取手形及び売掛金、ならびに仕掛品がそれぞれ
流動資産 9,159 7,771 △ 1,388
減少したこと等により、流動資産は1,388百万円
現預金 6,179 6,175 △ 4
減少
その他 2,980 1,596 △ 1,384
固定資産 3,679 4,152 + 473 ◼ 固定資産は前連結会計年度末より473百万円増加。
ソフトウェア 2,054 2,359 + 304 主な内訳はソフトウエア304百万円増、その他168
投資有価証券 703 756 + 53 百万円増
その他 921 1,036 + 114 ◼ 有利子負債合計は29百万円減少
繰延資産 14 12 △ 1
資産 合計
◼ テストセンター事業を含めた今後の投資計画に基
12,853 11,936 △ 916
づき、コミットメントラインの活用も含めて有利
流動負債 4,499 4,017 △ 481
子負債水準を決定
有利子負債 3,360 3,360 -
その他 1,139 657 △ 481
固定負債 1,562 1,530 △ 32
有利子負債 1,526 1,497 △ 29
その他 35 32 △ 3
負債 計 6,061 5,547 △ 513
純資産 計 6,792 6,389 △ 402
負債純資産 合計 12,853 11,936 △ 916
8
2020年9月期
通期見通し
9
2020年9月期1Q P&L(累計)と通期予想に対する進捗
(単位:百万円)
20年9月期 1Q
(実)
20年9月期2Q 20年9月期通期
(予) (予)
◼ 1Qについては当期予想どおり推移しており通期業績
予想については変更なし
売上高 1,171 2,970 8,450 ◼ e-Testing/e-Learning事業では、英検「S-CBT」につ
いて期初想定通りの予約者数が確保できており、新
たに開始するテストセンター事業に伴う売上高・営
営業利益 △ 141 100 1,800
業利益が想定どおり下期から計上される見込み
◼ テスト運営・受託事業では、令和2年度全国学力・学
営業利益率 - 3.4% 21.3% 習状況調査の進捗に伴い、売上高および営業利益が
3Qに偏重する見通しに変更なし
経常利益 △ 167
◼ e-Testing/e-Learning事業、テスト運営・受託事業の
20 1,570
両セグメントともにここまで売上・受注は順調に推
移しており、引き続き2Qでは全体で売上高29.7億円
親会社株主に帰属する の達成を予想
△ 119 10 1,110
当期純利益
10
事業トピックス①
テストセンター事業
11
英検協会の方針決定:検定料の改定と「S-CBT」予約申込数約12万人確定
2020年1月17日、同1月20日付けプレスリリース 2020年4月から英検「S-CBT」(4技能1日完結)の
テストセンター型受験が本格開始
― 英語4技能検定のCBT化の加速 ―
◼ 英検協会の方針決定:英検の検討料改定
● 従来型の英検の検定料が引き上げとなり、CBT型
の検定料は引き下げ
● CBT型はテストセンターで毎週土日に受験でき、
1日で4技能受験が完了することに加え、検定料の
改定により、従来型の紙と面接の受験形態から
CBTへの移行が加速することが期待される
◼ 英検「S-CBT」予約申込者約12万人が確定
● 英検協会は2019年11月1日までに「S-CBT」に予
約申込み済みの新高校3年生に対し、キャンセ
ル・継続・追加申込みを受付け
● 結果、予約申込数121,353名が確定
● 今後一般の申込受付も予定され、受験者の更なる
拡大が期待される
12
事業トピックス②
プラットフォーム事業
13
重要KPI:登録会員数
単位:万人
前年同期比+134万人の伸び + 134万人 373
登録会員数の増加が加速 324.5
336
284.5
+ 101万人 238.9
196.1
186.1
158.1
137.3
122.2
113.3
97.7 103.5
89.9
83.1
69.1 73.6
60.2
52.2
41.1 43.9
14
事業トピックス③
AI関連事業
15
DEEP READ 本格稼働案件数の増加
前期に引き続き、複数のプロジェクトにてDEEP READが本格稼働
トライアルから着実に運用フェーズへの移行が加速
無償トライアルも実施中だが、有償トライアル・案件数も着実に増加
◼ 延べ案件数の推移
有償案件数 2018年9月期 2019年9月期 2020年度(1Qのみ)
本格稼働案件数
(ランニングで売上)
2 17 22
有償案件数 トライアル・カスタマイズ
等案件数 6 24 31
(スポットで売上)
トライアル実施数
無償案件数 44 94 129
◼ 半期ごとの新規獲得案件数の推移 凡そ3か月~半年間の期間をかけ、
無償トライアル案件は 約50%程度の
30
案件が有償案件化 へ
25
20
代理店や連携サービスによる案件の
15 拡大が順調に推移中
10
5
2020年度上期中に、前年度比
0 150%の案件獲得を目指す
2018年9月期 2018年9月期 2019年9月期 2019年9月期 2020年9月期
上期 下期 上期 下期 1Q 16
DEEP READ 大規模案件導入に向けた検証PJの受託
厚生労働省所管の特別民間法人における大規模医療関連書類に係る業務の効率化に向けた検証PJを受託
◼ ポイント1:現状の紙の処理に多大なるコストがかかっており、非常に大きな導入効果が期待される
• 月に 150~200万枚 ものペーパーベースの処理を
紙 (2%) 紙 (40%)
行っている
• 全体のデータ量のうち およそ2% しか占めていない
オンライン オンライン
紙の処理に、全体のコストの40% をかけている
(98%) (60%)
• これらの処理の効率化を図ることで、
データ量 処理コスト 最大100~150人分の作業を減らすことが期待できる
◼ ポイント2:様々な業務での活用を検討
審査に関わる処理や、請求に関わる処理など、様々な業務での活用 の検討が進行中
◼ ポイント3:自然言語処理等を活用した文字認識後の後続処理に関しても効率化を実現
後続の処理に最適化するため、文字をコードに変換をする技術を提供
文字の記載にゆらぎがあってもうまく変換できるよう 独自の言語処理技術を活用
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