4420 イーソル 2019-02-27 10:00:00
2018年12月期決算説明資料 [pdf]
独自OSのプラットフォームで
IoT時代を切り拓く
イーソル株式会社(東証マザーズ 4420)
2018年12月期 決算説明資料
2019年2月 Copyright (c) eSOL Co.,Ltd. All rights reserved.
1 会社概要 P. 2
2 2018年12月期 実績 P. 15
INDEX
3 2019年12月期 計画 P. 19
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1. 会社概要
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企業理念 イーソルスピリット
Mission Vision
私たちは、革新的なコンピューター 私たちは、
テクノロジーによって市場を創造し 世界中で活躍する世界トップクラスの
社会を豊かにすることを使命とします テクノロジーカンパニーを目指します
Core Spirit
「楽しいチャレンジ」
を生きる
Value
excellence 卓越性の追求
Speed スピード重視
Ownership 当事者意識
Link 絆
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会社概要
社 名 イーソル株式会社 (英名:eSOL Co., Ltd.)
設 立 1975年5月
代 表 者 代表取締役社⾧ ⾧谷川 勝敏
コンピュータならびにコンピュータ周辺機器のソフトウエアと
ハードウエアに関する研究開発・製造・販売
事 業 内 容 コンピュータならびにコンピュータ周辺機器のソフトウエアと
ハードウエアに関する開発の受託ならびに技術者の派遣
上記に関するコンサルティング業務
資 本 金 10億41百万円 (2018年11月12日現在)
従 業 員 数 連結 419名 (2018年12月31日現在)
イーソルトリニティ株式会社(連結子会社) 2015年3月設立
グループ会社 株式会社オーバス(持分法適用関連会社) 2016年4月設立
eSOL Europe S.A.S.(連結子会社) 2018年3月設立
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沿革
変化の激しいソフトウエア業界で持続的に成⾧
10,000
売上高
(百万円) 2018 フランスにeSOL Europe S.A.S.を設立
9,000
2016
8,000 2016
合弁会社 株式会社オーバスを設立
7,000
2014
農場管理システムを開発し、IoT事業開始
2013
6,000
⾧谷川勝敏が社⾧に就任
5,000
1975 2001
エルグとして創業
4,000 イーソルに社名変更
3,000
1984
独自プラットフォーム
2,000 発売開始
1,000
0
1975 1980 1990 2000 2010 2018
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事業内容
組込みソフトウエア事業
RTOS(リアルタイム・オペレーティング・システム)の
開発・販売
センシング 組込みソフトウエアの受託業務としての
ソリューション事業 エンジニアリングサービス
約10% 組込みソフトウエア開発にかかわる
コンサルテーション
組込みソフトウエア開発のためのツールの販売
組込みソフトウエア開発エンジニアの教育
売上高
構成比
センシングソリューション事業
【物流関連ビジネス】
約90% 指定伝票発行用車載プリンタ
常温ハンディターミナル
組込みソフトウエア事業
耐環境ハンディターミナル、及び販売支援用ソフト
ウエアの開発・販売
【センサネットワーク関連ビジネス】
センサネットワークシステムの提案
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組込みソフトウエアの業界構造
プラットフォームを作成できる企業は世界でもごくわずか
ア 小
プ 大多数のソフトウェア会社が提供する 競
リ サービスの領域 合 付
ケ 企 加
ー 業 価
シ 数 値
ョ 求められる
ン 技術レベル
プラットフォーム
大
半導体
イーソルが強みを持ち、
提供する製品とサービスの領域
参入障壁が高く、事業としての 付加価値が高い
独自OSを持つ企業は 極めて少ない
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当社の組込みソフトウェア事業の収益構造
収益性の高い「組込みソフトウエア製品」と安定性の高い「エンジニアリング」
のバランスのとれた収益構造を構築
組込みソフトウエア製品 エンジニアリングサービス
リアルタイムOSの開発・販売 開発支援ツールの開発・販売
お客様 お客様 お客様
①エンジニアリング
①開発ライセンス売上
①開発ライセンス売上 サービス
②ロイヤリティ売上 製品販売 製品販売 サービス売上
②保守ライセンス売上 ②コンサルティング
③保守ライセンス売上
③エンジニア教育
イーソル イーソル イーソル
エンジニア数に依存せず高収益 当社の最大の収益源
収益性
約20%
エンジニアリング 組込み
サービス ソフトウエア
製品
売上高 エンジニア
構成比 リング
約80%
サービス
組込み
ソフトウエア
製品
エンジニア数依存
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当社の組込みソフトウェア事業の特徴
組込みソフトウエア製品とエンジニアリングサービスのシナジーで事業を拡大
業界の標準化活動で先進的製品の開発
収益性 エンジニアリング
お客様 サービスの
組込み 需要創出
高性能に
なればなるほど ⾧期間にわたる
ソフトウエア
カスタマイズが必要 取引 製品
エンジニア
リアルタイムOS、 顧客ニーズ エンジニア
リング
ツールを販売 の把握
サービスを提供 リング
サービス
製品の
質的向上に
組込みソフトウエア エンジニアリング
貢献
製品販売 先行技術研究
サービス エンジニア数依存
新製品開発 標準化活動の実例
既存製品のリビジョンアップ
■AUTOSAR
車載システム向けソフトウェアに関する専門技術や
知見を活かした仕様策定への貢献と最新仕様の当社
ソフトウェア製品開発への反映
AUTOSAR:2003年に発足した、自動車業界のグローバ 共同研究 業界動向の
ル開発パートナーシップ。自動車メーカー、部品メー 把握 ■IEEE SHIM ワーキンググループ
カーなど194の会員企業・団体で構成 当社技術担当取締役がチェア (議⾧) として参画し、
高度化・複雑化するソフトウェアの開発効率化のた
IEEE:1963年に発足した、アメリカに本部を置く世界 業界の めのハードウェアとの接合面 (SHIM) の標準化仕様
規模の電気工学・電子工学の学会。SHIMワーキンググ 策定への貢献と、最新仕様の当社ソフトウェア製品
標準化活動
ループ (WG) は、その中のコンピュータに関する分科会 開発への反映
にあるWG
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当社の組込みソフトウエア事業の採用事例
産業を横断し採用され、IoT技術の浸透に従って市場規模と重要性は年々増大
車載機器 航空宇宙 コンシューマ機器
工業用機器 音響機器 理化学機器 研究・学術用途その他多数
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今後の展開 成⾧ドライバーは自動車
2016年より自動車業界のグローバル開発パートナーシップ「AUTOSAR」の
プレミアムパートナーとして活動
AUTOSARとは https://www.autosar.org/ AUTOSARのヒエラルキー
2003 年7 月に発足した自動車業界の
・最高位のパートナー
グローバル開発パートナーシップ コア・
パートナー/
自動車メーカー、部品メーカーなど194の会員 ・日本企業は、コア・パートナーと
ストラテジック・
企業・団体で構成 パートナー ストラテジック・パートナー、
車載ソフトの基本的な仕様を標準化すること それぞれ1社のみ
で、ソフト開発の効率化やセキュリティ対策を
強化することが目的
• コアとプレミアム・パートナーのみが
欧州の量産車にすでに採用されており、日本を AUTOSARの仕様を策定できる
含むその他の地域にも採用が広がっている プレミアム・
パートナー
AUTOSARによる開発費抑制のイメージ • イーソルはプレミアムとして、
開 コネクテッドカーの仕様を欧州で策定
発
プ AUTOSARにより
ロ
グ 開発コストは
ラ
ム 約30%改善する
工 ことが見込まれている。 アソシエイト・ • 大多数の日本企業はアソシエイト・パート
数 パートナー ナーとしてAUTOSARの仕様を参照している
1980年 現在
※出典:Citi Research
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当社のセンシングソリューション事業製品
プログラミング力を応用したハードウエアの製品企画・製造指導・販売を行う
物流関連ビジネス
指定伝票発行用車載プリンタ ハンディターミナルPOSシステム フォークリフト専用端末ホルダ
センサネットワーク関連ビジネス
⾧年培った耐環境技術
農場管理システム
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センシングソリューション事業の今後はIoTマーケット
事業化を目指したリサーチを継続
イーソルの強み
×
耐環境技術
各種
センサ
耐低温 耐振動 防塵 防水 開発
効率化、省力化を実現する
センサネットワークシステムを構築
ICT化が遅れている業界がターゲット
水田の
防災 放牧関連 水産関連
監視抑制
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従業員満足度がイーソルの強み
業界に先駆けて2012年から働き方改革を実施し、
エンジニアのモチベーションが向上
エンジニアの意識調査(5点満点) 売上高と働き方改革の成果
4.5 単体売上高(左軸:億円)
働きがい 働きやすさ ⾧期就業志向
100 平均法定外労働時間/月(右軸) 20
成⾧実感 理念への共感 WLB満足度 15.8
4.0
80 12.4
11.4
15.6 10.4
3.5 60 15.4
13.7 10
40 82.9
3.0 73.6
64.0
46.0 48.9 54.4
20 44.8
2.5
0 0
2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018
過去7年間、平均法定外労働時間は、
イーソルは働きがいのある会社か?
ほぼ横ばいであるが、売上高は1.8増に
(2018年7月調査)
平均勤続年数 有給取得率
10.9年 75.1%
不満 5% エンジニアの声
(2012年比+1.8年) (2012年比+4.8%)
27% 独自OSの開発が
大変満足 やりたくてイーソルに
満足 Topics
68% 入社した 政府が進める「働き方改革」をすでに取り組んでいる企業として、
政府広報ならびに2019年2月20日付 東京新聞朝刊紙面に、当社事例
日々スキルアップが実感 が紹介されています。
できてやりがいがある
(内閣府政府広報オンライン)
https://www.gov-online.go.jp/cam/hatarakikata/jirei/25.html
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2. 2018年12月期 実績
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2018年12月期 実績
業績の概要 (百万円) (百万円)
2017年 2018年
2017年 2018年 セグメント別 前期比
前期比 12月期 12月期
12月期 12月期 売上高 7,546 8,752 +16.0%
組込みソフトウェア事業 6,667 7,906 +18.6%
売上高 7,546 8,752 +16.0%
組込みソフトウェア製品 1,320 1,699 +28.7%
営業利益 432 698 +61.4% エンジニアリングサービス 5,347 6,207 +16.1%
センシングソリューション事業 969 818 -15.6%
経常利益 445 687 +54.3% 連結調整 -90 27 ─
営業利益 432 698 +61.4%
当期純利益 348 524 +50.3% 組込みソフトウェア事業 510 717 +40.5%
センシングソリューション事業 3 -49 ─
連結調整 -81 30 ─
■組込みソフトウェア事業において、自動車向け、 売上高 (百万円)
経常利益 (百万円)
コンシューマ機器向け、FA機器向け増により 10,000 800
増収増益
8,000 600
■利益率が高い「組込みソフトウェア製品」の比率増 6,000
400
8,752 687
4,000 7,546
200 445
2,000
0 0
2017年 2018年 2017年 2018年
12月期 12月期 12月期 12月期
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2018年12月期 実績
得意先セグメント情報(売上高)
2018年12月期
2017年12月期 業務用通信端末系,
非冷凍倉庫・物流系, 1.6%
1.8% アイス/乳製品, 1.8%
その他, 9.9%
その他(特機), 1.6%
ハム/ソーセージ/食肉,
2.1% 教育/娯楽機器, 2.0%
その他, 9.6%
研究開発, 2.0%
医療/福祉関係, 2.2%
非冷凍倉庫・物流系,
自動車, 39.9% 2.3%
教育/娯楽機器, 3.7%
7,546百万円 8,752百万円 自動車, 44.4%
医療/福祉関係, 3.2%
その他(特機), 4.3%
コンピュータ周辺/OA機器,
工業制御/FA/産業機 5.7%
器, 5.6%
工業制御/FA/産業機
コンピュータ周辺/OA機器, 器, 7.7%
7.1% AV機器, 19.6%
AV機器, 21.9%
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2018年12月期 実績
開発投資の方針
売上高の10%程度を基準に研究開発費用とリビジョンアップ費用に継続投資
最新技術に追随することで、ソフトウエア製品の陳腐化を回避
(百万円)
開発投資額 (百万円) 1,000
2017年 2018年
12月期 12月期 800
売上高 7,546 8,752
600
リビジョン
開発投資額 688 781 アップ
400
研究開発費 363 383
リビジョンアップ 324 398 200 研究開発
費
売上高開発投資額比率 9.1% 8.9%
0
リビジョンアップ:製品の機能維持のための投資 2017年 2018年
12月期 12月期
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3. 2019年12月期 計画
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2019年12月期 計画
計画の概要
売上高 (百万円)
+11.8%
10,000
(百万円) +16.0%
2018年12月期 2019年12月期 増減比 8,000
第2四半期 第2四半期 第2四半期
通期 通期 通期 6,000
累計 累計 累計
9,780
売上高 4,357 8,752 4,772 9,780 +9.5% +11.8% 4,000 8,752
7,546
営業利益 478 698 272 690 △43.1% △1.2% 2,000
経常利益 490 687 369 800 △24.7% +16.5% 0
当期純利益 344 524 256 574 △25.5% +9.6% 2017年 2018年 2019年
12月期 12月期 12月期
第2四半期累計は、例年より利益が上半期に偏っていた前年と比 経常利益 (百万円)
べると減益の見込みであるが、通期では前年比10%以上の増収、 1,000
経常利益10%以上の増益、当期純利益 約10%の増益を見込む。 800
+16.5%
+54.3%
600
研究開発・製品開発を強化し、今期は、NEDO*の「高効率・高
速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術 400
687
800
開発」研究開発プロジェクトにかかる収入を営業外収益に計上す 445
200
る見込み
0
*国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 2017年 2018年 2019年
12月期 12月期 12月期
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現在の取り組み 次世代コンピューティングと自動運転
当社OS「eMCOS」を搭載した自動運転のフィールドテスト
- 高性能・低消費スケーラブルOSの研究開発 -
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現在の取り組み 次世代コンピューティングと自動運転
当社OS「eMCOS」を搭載した自動運転のフィールドテスト
- 高性能・低消費スケーラブルOSの研究開発 -
ROS Lite
2019年1月達成
ROS Lite
PC無
2019年12月見込み
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イーソルは自動運転のプラットフォーマー
自動運転を始めとした「インテリジェント・
システム」のプラットフォームを提供
「インテリジェント・システム」 自動運転のための高信頼
のプラットフォーム AIフレームワーク
Service A
Service C
Service C
Service C
Service B
Connectivity
App Z
App X
App Y
(コネクティビティ)
Autonomous/automated
Driving (AD)
(自動運転)
mobility Sharing services
(モビリティ シェアリング サービス)
高性能/高信頼の独自OS
Electric Vehicle (EV)
(電動化された乗り物) 次世代組込みスパコンチップ
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本資料の取扱いについて
本資料には、将来の見通しに関する内容が含まれておりますが、本資料作成時点において入手可能な情報に
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