4398 J-BBSec 2021-08-13 15:00:00
2022年6月期の業績予想について [pdf]

                                                                            2021 年 8 月 13 日
各 位


                                             会 社 名          株式会社ブロードバンドセキュリティ
                                             代表者名           代 表 取 締役 CEO 滝 澤 貴 志
                                                            (コード番号:4398 東証 JASDAQ)
                                             問合せ先           経営企画部長               高田   宜史
                                                                        (TEL 03-5338-7430)


                      2022 年 6 月期の業績予想について

 2022 年 6 月期(2021 年 7 月 1 日から 2022 年 6 月 30 日)における当社の業績予想は、次のとおりで
あります。


                                                            (単位:百万円、%)

                          決算期       2022 年 6 月期               2021 年 6 月期
                                     (予想)                        (実績)
         項目
                                         対売上        対前期               対売上
                                         高比率        増減率               高比率
         売        上         高   5,000      100.0     15.1     4,342   100.0
         営    業       利     益    400        8.0      89.9      210         4.8
         経    常       利     益    386        7.7      95.5      197         4.5
         当    期   純   利     益    268        5.3     120.8      121         2.8
         1 株 当 た り 当 期
                                        60 円 15 銭              31 円 18 銭
         純     利     益

         1株当たり配当金                       10 円 00 銭              10 円 00 銭



【2022 年 6 月期業績予想の前提条件】
(1)当社全体の見通し
  昨年から続く新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、緊急事態宣言が度重なり発出さ
 れ、人流を制限するための政府からのテレワーク要請も出ております。企業活動においてはネット
 ワークや IT を活用した「デジタル技術による変革」が加速する一方、世界規模でのサイバー攻撃
 が引き続き増大しており、その影響は単に企業活動の停滞のみならず、社会インフラの停止といっ
 た社会問題として認知されるようになりました。特に、ランサムウエアと呼ばれる、感染したコン
 ピュータへのアクセスを制限することで、その制限解除のための身代金を要求するサイバー犯罪
 の被害が、日本国内においても拡大しております。このような背景から、コロナ禍における経済環
 境におきましても、情報セキュリティ市場は引き続き拡大傾向を示しています。
 このような経営環境下で、当社のサービスに対する需要も継続して増加しております。当社はこれ
 までも情報漏えい事故調査を取り扱う「緊急対応サービス」を提供しておりましたが、本年4月に
 はクレジットカード情報の漏えい事故調査を取り扱うことができる国内でも数少ない登録機関と
 して認定されました。当社としましてはこの分野を成長市場として捉え、被害者となってしまった
 企業・団体の緊急対応ニーズに応えるべく人員態勢の強化を図っています。また、金融分野におけ
 る情報セキュリティの重要性を鑑み、昨年9月には、国際送金ネットワークを外部評価できる機関
 としての登録も行いました。監査・コンサルティングビジネスの一分野として、既に複数の地方銀
 行に対してこの外部評価サービスを提供しております。加えて、本年7月に SBI グループのモーニ
 ングスター株式会社より事業承継を受けた「ゴメス・コンサルティング事業」の主要顧客が金融機
 関であることから、地方銀行を中心に総合的な提案を行える顧客基盤を獲得することができまし
 た。なお、これまでの「ゴメス・コンサルティング事業」の、金融機関に向けたデジタルトランス
 フォーメーション(DX)の支援に加え、今後は金融機関以外の業種へのアプローチも強化し、セキ
 ュリティも含めた IT 管理サービスを、モーニングスターおよび SBI グループと連携して積極的に
 展開していく予定です。社会的な重要インフラである金融分野において、
                                 「デジタル技術による変
 革」をサイバー犯罪から守ることは当社の責務であると考え、さらなる事業展開を進めてまいりま
 す。
  以上のことから、当社の 2022 年 6 月期の業績は、売上高 5,000 百万円(前期比 15.1%増)、営業
 利益 400 百万円(前期比 89.9%増)、経常利益 386 百万円(前期比 95.5%増)
                                               、当期純利益 268 百万
 円(前期比 120.8%増)を見込んでおります。


(2)業績予想の前提条件
 ①売上高
  企業向けのサイバー攻撃の増加に伴う需要動向などの外部環境を踏まえて、サービス毎に策定
 しております。本事業年度から事業承継を受けたゴメス・コンサルティング事業も加え、前期比
 15.1%増である 5,000 百万円を計画しております。
 ②売上原価
  各サービスに係る外注費や仕入原価、労務費、地代家賃、減価償却費、研修費等により構成され
 ており前期比 15.2%増の 3,600 百万円を計画しております。
 ③販売費及び一般管理費、営業利益
  主に営業部門や管理部門の人件費、及びその他の経費で構成されております。当期の販売費及び
 一般管理費はほぼ前年並みの 1,000 百万円を計画しております。以上の結果、営業利益は前期比
 89.9%増の 400 百万円を計画しております。
 ④営業外収支、経常利益
  主にリース契約の利息等として 13 百万円を計画しております。以上の結果、当期の経常利益は
 前期比 95.5%増の 386 百万円を計画しております。
 ⑤当期純利益
  法人税等および、法人税等調整額として 118 百万円を見込んでおり、当期純利益は前期比 120.8%
 増の 268 百万円を計画しております。


【業績予想に関するご留意事項】
 上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであ
り、実際の業績は今後の様々な要因によって、予想数値と異なる可能性があります。特に新型コロ
ナウイルスの感染拡大により、市場環境が大幅に変動した場合には、予想数値と異なる可能性があ
ります。
                                         以上