4393 M-バンクオブイノベ 2020-04-28 15:00:00
2020年9月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]
2020年9月期 第2四半期
決算説明資料
株式会社バンク・オブ・イノベーション
(東証マザーズ:4393)
2020年4月28日
目次
1.エグゼクティブサマリー
2.事業進捗
3.業績
4.会社概要
2
1.エグゼクティブサマリー
エグゼクティブサマリー
売上高 16.4 億円 営業利益 0.6 億円
2020年9月期 3.0 億円
前年同期比 ▲ 6.9 億円 ▲
2Q連結累計業績 (▲82.9%)
(▲29.8%)
※2020年9月期1Qより連結決算に移行したため、前年同期比は単体決算との比較
新作ゲーム、新規サービスの開発
・新作RPG2タイトル開発中
・新規サービス2タイトル開発中
配信中のゲームの状況
事業概況
・ミトラスフィア:2.5周年キャンペーン、海外展開
・クリプトラクト:5周年キャンペーン、海外展開
2020年9月期連結業績予想値
・ 現時点で適正かつ合理的な業績予想の算定が困難であるため非開示
株主還元 自己株式の取得
4
2.事業進捗
中長期的な売上高イメージ
「品質最優先」の方針のもと、開発本数を絞り、
年間売上高を、数年ごとに、数倍規模に引き上げていくことを目指す
① 既存ゲームの長期運営
② 新作ゲーム及び新規サービスの開発
③ 既存及び新作ゲームのIP展開
イメージ
売上高
現在
※既存サービスの経年による売上高減少を想定しておりますので、次の新作ゲームや新規サービスが配信されるまでの期間については、
売上高が減少する見込みです。 6
中長期的な営業利益イメージ
売上高の増減による営業利益の増減
新作ゲーム及び新規サービスを当社の中長期的成長の柱とするための積極的な
開発投資による営業利益の減少(すべて費用処理し、資産計上なし)
イメージ
営業利益
現在
※当社グループの経営に関する考え方及び方針等の詳細は、2020年2月7日に開示した「『当社グループの経営に関する考え方及び方針等』
(2020年2月)に関するお知らせ」をご覧頂けますと幸いです。なお、上記取り組みを進めた場合、新作ゲーム及び新規サービスのヒットによって
大きなリターンを得られる可能性がある一方、売上高が損益分岐点売上高(後述)を下回る期間においては営業損益がマイナスとなる可能性が
ありますが、新作ゲーム及び新規サービスを当社の中長期的成長の柱とすることを目指して、継続的に必要十分な投資を行ってまいります。 7
損益構造
「自社IP×自社開発運営」による高い限界利益率
イメージ 売上高×約58%-固定費=営業利益
【変動費】
変動費率
PF手数料率 約30%
約 42% 広告宣伝費率 約12% (注)
(注)大規模広告宣伝の実施により変動する可能性あり
売上高 【固定費】
人件費
固定費 サーバー費用
限界利益率
地代家賃等
約 58%
営業利益
損益分岐点売上高:約 2.6億円/月
※2020年9月期2Q累計の数値を前提としております。今後固定費が増加すること等により、損益分岐点売上高が高くなる可能性があります。 8
営業利益率の変動
売上高の増減により営業利益率も大きく変動
仮に売上高10億円/月の場合、営業利益率は30%超(営業利益3億円超/月)
イメージ
売上高
営業利益
3億円超/月(営業利益率30%超)
利益
総費用
変動費率 約42%
(大規模広告宣伝の実施により変動する可能性あり)
固定費(1.5~1.6億円/月)
(今後、新作サーバー費用等追加により増加する見込み)
損益分岐点売上高 売上高
約2.6億円/月 10億円/月
※2020年9月期2Q累計の数値を前提としております。今後固定費が増加すること等により、損益分岐点売上高が高くなる可能性があります。 9
配信中のゲームの状況(ミトラスフィア)
20年3月の月次課金高に
売上高 5.8億円 占める割合
(2Q累計/前年同期比▲46.1%)
・19年3月以前にDLした
<参考> ユーザーの課金割合:59%
配信開始までの総開発費:5億円
17年8月~20年3月の累計売上高:53億円 ・19年4月以降にDLした
ユーザーの課金割合:41%
売上高から以下を控除した金額 四半期別推移(配信開始~直近)
・PF手数料 ・広告宣伝費
売上-PF-広告 売上高 広告宣伝費
17/9 18/9 19/9 20/9
4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
課金者数(直近12ヶ月) MARPPU(直近12ヶ月)
※「MARPPU」:1ヶ月における課金者1人当たりの平均課金額 10
配信中のゲームの状況(クリプトラクト)
20年3月の月次課金高に
売上高 10.5億円 占める割合
(2Q累計/前年同期比▲10.6%)
・19年3月以前にDLした
<参考> ユーザーの課金割合:82%
配信開始までの総開発費:1億円
15年2月~20年3月の累計売上高:116億円 ・19年4月以降にDLした
ユーザーの課金割合:18%
四半期別推移(配信開始~直近)
売上-PF-広告 売上高 広告宣伝費
売上高から以下を控除した金額
・PF手数料 ・広告宣伝費
15/9 16/9 17/9 18/9 19/9 20/9
2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
課金者数(直近12ヶ月) MARPPU(直近12ヶ月)
※「MARPPU」:1ヶ月における課金者1人当たりの平均課金額 11
開発進捗
新作ゲーム1本及び新規サービス2本は本開発フェーズ
新作ゲームは1本あたり日本国内月額課金高5億円以上を目指して開発中
20年3月までに費用計上した新作ゲーム2本の開発費合計は6億円
新作RPG
ゲ ①
当社 ー
ム 新作RPG
②
サービス
新
規 ①
サ
子会社 ー
ビ サービス
ス
②
企画/試作 本開発 QA 配信
※当社の品質基準に満たない場合はフェーズ後退
※配信開始時期等は、今後IR又はニュースリリースでお知らせいたします。
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IP展開進捗
新作ゲーム、新規サービスは
自社による海外配信・運営(中国本土等の一部の国・地域を除く)を前提として開発
ゲーム 新規サービス
ミトラス クリプト
新作RPG① 新作RPG② サービス① サービス②
フィア ラクト
日本 配信中 配信中 開発中 開発中 開発中 開発中
2020/9 2020/9
中国本土
3Q予定 予定
検討中 検討中 ― ―
台湾・香港・
マカオ
配信中 配信中 開発中 開発中 ― ―
英語圏 検討中 配信中 開発中 開発中 ― ―
韓国 ― ― 開発中 開発中 ― ―
その他 配信中 ― 開発中 開発中 ― ―
※ は、「自社IP×自社開発運営」です。
中国本土については、ゲーム版号の取得時期により、上記の配信開始時期が変更となる可能性があります。
なお、配信開始時期等は、今後IR又はニュースリリースでお知らせいたします。 13
従業員数の推移
2020年4月入社の新卒26名は3Qから反映
引き続き、開発部門の新卒採用に注力
従業員の職種別構成比
開発部門 管理部門 デザイナー比率 (2020年3月31日現在)
50.0% 180
15 160 その他
15 15 14 10.1%
140
14 13
17 16
120
デザイナー
40.0%
100
プランナー
32.1%
42.1%
80
148 151 147 145
129 128 120 120 60
エンジニア
15.7%
40
20
30.0% 0
18/09 19/09 20/09
3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
※「従業員数」は、役員及び臨時従業員(契約社員及びアルバイト、他社からの派遣社員、業務委託)は含みません。 14
3.業績
連結貸借対照表
中国本土展開にかかるミニマムギャランティ一部入金額は引き続き前受金に計上
※将来収益となるリリース後レベニューシェアのうち、一定額がミニマムギャランティとして事前入金されたもの
自己株式取得(株式数60,000株、取得価額93百万円)により純資産が減少
2020年9月期 2019年9月期 前期末比
2Q末 4Q末 増減額 増減率
百万円 百万円 百万円 %
流動資産 2,584 2,958 ▲374 ▲12.6
現金及び預金 1,974 2,391 ▲416 ▲17.4
固定資産 185 191 ▲5 ▲3.1
資産合計 2,769 3,149 ▲379 ▲12.1
流動負債 1,007 1,120 ▲112 ▲10.1
1年内返済長期借入金 461 487 ▲25 ▲5.3
前受金 190 177 12 7.2
固定負債 401 624 ▲222 ▲35.7
長期借入金 401 624 ▲222 ▲35.7
負債合計 1,409 1,745 ▲335 ▲19.2
純資産合計 1,360 1,404 ▲43 ▲3.1
※百万円未満切り捨てにより、上記と実際の数値には若干の差異があります。
前期末は単体決算の数値です。 16
連結損益計算書
2020年9月期2Q累計に以下の金額を計上
・海外展開:売上高17百万円、販管費19百万円(新作ゲーム海外展開に向けた広告テスト費)
・新作ゲーム及び新規サービス開発費:売上原価215百万円
2020年9月期 2019年9月期 前年同期比
2Q累計 2Q累計 増減額 増減率
百万円 百万円 百万円 %
売上高 1,649 2,347 ▲698 ▲29.8
売上原価 1,253 1,448 ▲195 ▲13.5
売上総利益 395 898 ▲503 ▲56.0
販管費 332 529 ▲197 ▲37.2
営業利益 63 369 ▲306 ▲82.9
(営業利益率) (3.8%) (15.7%) ― ―
経常利益 57 363 ▲305 ▲84.1
税引前四半期純利益 57 363 ▲305 ▲84.1
四半期純利益 28 248 ▲220 ▲88.5
(1株当たり四半期純利益) (7円37銭) (63円72銭) ― ―
※百万円未満切り捨てにより、上記と実際の数値には若干の差異があります。
前年同期は単体決算の数値です。 17
売上高・営業利益の増減分析
売上高の減少は主にミトラスフィアの減少によるもの
広告宣伝費の効率化に伴い、既存タイトルの売上高減少
売上高 (単位:百万円) 営業利益 (単位:百万円)
▲505
▲125
▲67 185
▲503
2,347 1,649
369
11
63
※百万円未満切り捨てにより、上記と実際の数値には若干の差異があります。
前年同期は単体決算の数値です。 18
営業費用内訳
広告宣伝費の減少、売上高の減少によるPF手数料の減少
2020年9月期 2019年9月期 前年同期比
主な要因
2Q累計 2Q累計 増減額 増減率
百万円 百万円 百万円 %
営業費用合計 1,585 1,978 ▲392 ▲19.8 ・主に変動費の減少によるもの
【内訳】
変動費 694 1,099 ▲404 ▲36.8
(PF手数料) 502 720 ▲218 ▲30.3 ・Google、Apple等の手数料減少
(広告宣伝費) 192 378 ▲185 ▲49.1 ・広告宣伝費効率化
固定費 890 879 11 1.4
(人件費) 514 451 62 13.9 ・従業員数増加及び定期昇給
(サーバー費用) 43 64 ▲21 ▲33.2 ・サーバー利用料金の効率化
(地代家賃) 60 60 0 0.0
(その他) 272 301 ▲29 ▲9.8 ・外注費、業務委託費等の減少
※百万円未満切り捨てにより、上記と実際の数値には若干の差異があります。
前年同期は単体決算の数値です。 19
2020年9月期の連結業績予想
2020年9月期の連結業績予想値は非開示
【理由】以下により、現時点で適正かつ合理的な業績予想の算定が困難のため
1)当社グループが属する業界の変化が激しいこと
2)機動的な投資判断を実施すること
期間が経過すること等により、情報利用者をミスリードさせることのない
適正かつ合理的な業績予想を行うことが可能となった時点で速やかに開示
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新型コロナウイルス感染拡大の影響
当社グループにおける感染防止対応
① 2020年3月12日より時差出勤の開始
② 2020年4月8日より原則在宅勤務体制への移行
業績への影響について
2020年9月期連結業績への影響は軽微
財務への影響について
当社グループは十分な現金及び預金を有していることから、事業活動は特段問題なし
なお、銀行とのコミットメントライン契約6億円枠あり(2020年3月末時点で実行ゼロ)
今後の対応について
引き続き、従業員の感染リスク軽減と安全確保を図り、円滑な事業活動を継続するため、
政府等が発信する情報を速やかに収集するとともに、状況に応じた迅速な対応を実施
今後、当社グループの業績等に重要な影響を及ぼす変化が観測された場合には、
適時開示にてお知らせいたします。
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4.会社概要
会社概要(2020年3月31日時点)
会社基礎情報 大株主上位10名 (注)3
株式会社バンク・オブ・イノベーション 所有株式 持株比率
会社名 株主名
(Bank of Innovation,Inc.) (株) (%)
設立日 2006年1月12日 樋口 智裕 1,728,400 45.10
田中 大介 300,000 7.82
資本金 490百万円
株式会社Cygames 150,000 3.91
従業員数 159名 (注)1
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM
東京都新宿区新宿六丁目27番30号 92,467 2.41
所在地 GCM CLIENT ACCTS M ILM FE
新宿イーストサイドスクエア3F
CREDIT SUISSE AG, SINGAPORE
代表取締役社長 樋口 智裕 78,200 2.04
BRANCH – FIRM EQUIY (POETS)
取締役 田中 大介 BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNY
45,400 1.18
取締役CFO 河内 三佳 GCM CLIENT ACCOUNTS M LSCB RD
役員
取締役 清水 啓之 JPE第1号株式会社 39,200 1.02
(注)2
取締役・常勤監査等委員 熊倉 安希子
河内 三佳 31,700 0.82
取締役・監査等委員 深町 周輔
取締役・監査等委員 木戸 隆之 楽天証券株式会社 28,000 0.73
子会社 株式会社バンク・オブ・インキュベーション 宮住 裕二 24,000 0.62
(注)1.「従業員数」は、役員及び臨時従業員(契約社員及びアルバイト、他社からの派遣社員、業務委託)は含みません。
2.取締役 熊倉安希子、深町周輔及び木戸隆之は、社外取締役であります。
3.「大株主上位10名」において、上記のほか、当社名義の自己株式118,635株を所有しています。
また、持株比率は自己株式を除いた数値を記載しています。 23
本資料において提供される情報は、将来の見通しに関する情報を含みます。
これらは、本資料作成日時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、将来の業績を保証するものではなく、
様々な要因の変化等により、実際の業績とは異なる可能性があります。
本資料の作成にあたっては、記載されている情報に誤り・遺漏等が無いよう細心の注意を払っておりますが、その情報の
正確性および完全性を保証するものではありません。
© Bank of Innovation,Inc.