2019年９月期 通期
決算説明資料
株式会社バンク・オブ・イノベーション
（東証マザーズ：4393）
2019年11月12日
目次
１．エグゼクティブサマリー
２．業績及び事業進捗
３．今後の展開
４．会社概要
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１．エグゼクティブサマリー
エグゼクティブサマリー
2019年９月期 売上高 42.9 億円 営業利益 5.2 億円
通期業績 前期比 ▲ 7.5 億円 ▲ 0.0 億円
（▲15.0％） （▲0.2％）
ゲーム
・ミトラスフィア、クリプトラクトの２本柱
・上記２タイトル以外サービス終了
・新作RPG２タイトル開発中
・海外展開進捗状況
事業概況 ミトラスフィア（中国本土、台湾・香港・マカオ）：2020年9月期1Q中予定
クリプトラクト（中国本土、英語圏） ：2020年9月期1Q中予定
その他サービス
・ 2019年11月5日に子会社を設立し本開発フェーズへ
2020年9月期連結業績予想値
・現時点で適正かつ合理的な業績予想の算定が困難であるため非開示
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２．業績及び事業進捗
貸借対照表
長期借入れにより財務基盤は盤石
ゲーム開発・運営費用はすべて費用処理のため資産計上なし
中国本土展開にかかるミニマムギャランティの一部入金等により前受金増加
※将来収益となるリリース後レベニューシェアのうち、一定額がミニマムギャランティとして事前入金されたもの
2019年９月期 2018年９月期 前期末比
４Ｑ末 ４Ｑ末 増減額 増減率
百万円 百万円 百万円 ％
流動資産 2,958 2,651 307 11.6
現金及び預金 2,391 1,993 397 20.0
固定資産 191 159 31 19.5
資産合計 3,149 2,811 338 12.0
流動負債 1,120 1,272 ▲151 ▲11.9
短期借入金 ― 150 ▲150 ▲100.0
１年内返済長期借入金 487 508 ▲21 ▲4.2
前受金 177 64 113 177.5
固定負債 624 425 198 46.7
長期借入金 624 425 198 46.7
負債合計 1,745 1,698 47 2.8
純資産合計 1,404 1,112 291 26.2
※百万円未満切り捨てにより、上記と実際の数値には若干の差異があります。 6
損益計算書
広告宣伝費効率化により売上高、販管費が大きく減少
現在進捗中の海外版収益は2020年９月期第１四半期以降に計上見込み
2019年９月期 2018年９月期 前期比
４Ｑ累計 ４Ｑ累計 増減額 増減率
百万円 百万円 百万円 ％
売上高 4,295 5,052 ▲757 ▲15.0
売上原価 2,826 2,902 ▲76 ▲2.6
売上総利益 1,468 2,149 ▲680 ▲31.7
販管費 942 1,622 ▲679 ▲41.9
営業利益 526 527 ▲0 ▲0.2
（営業利益率） （12.3%） （10.4%） ― ―
経常利益 515 509 6 1.2
税引前当期純利益 515 509 6 1.2
当期純利益 373 363 10 2.9
※百万円未満切り捨てにより、上記と実際の数値には若干の差異があります。 7
売上高・営業利益の増減分析
売上高の減少は主にミトラスフィアの減少によるもの
いずれの変動も広告宣伝費効率化が主な要因
売上高 （単位：百万円） 営業利益 （単位：百万円）
▲450
▲166
▲139 702 ▲680
5,052 4,295
・広告宣伝費効率化による ▲22
売上高減少
・終了タイトルの課金停止 527 526
・広告宣伝費効率化による
販管費減少
※百万円未満切り捨てにより、上記と実際の数値には若干の差異があります。 8
営業費用内訳
広告宣伝費の減少が大きく影響し、前期比で減少
2019年９月期 2018年９月期 前期比
主な要因
４Ｑ累計 ４Ｑ累計 増減額 増減率
百万円 百万円 百万円 ％
営業費用合計 3,768 4,524 ▲756 ▲16.7 ・主に変動費の減少によるもの
【内訳】
変動費 1,951 2,888 ▲937 ▲32.4
（ＰＦ手数料） 1,315 1,549 ▲234 ▲15.1 ・Google及びApple等への手数料
（広告宣伝費） 636 1,338 ▲702 ▲52.5 ・広告宣伝費効率化
固定費 1,816 1,635 181 11.1
（人件費） 968 869 99 11.4 ・従業員数増加及び定期昇給
（サーバー費用） 118 178 ▲60 ▲33.8 ・サーバー利用料金の効率化
（地代家賃） 121 100 21 21.3 ・本社賃貸更新後の賃料上げ
・開発運営体制強化による
（その他） 608 487 121 24.8 外注費、業務委託費等の増加
※百万円未満切り捨てにより、上記と実際の数値には若干の差異があります。 9
サービスの状況（ミトラスフィア）
2019年9月の月次課金高に
占める割合
売上高 18.4億円 ・2018年9月期以前にDLした
（通期累計／前期比▲19.6％） ユーザーの課金割合：46%
・2019年9月期中にDLした
ユーザーの課金割合：54%
四半期別推移（配信開始～直近）
売上高から以下を控除した金額
・PF手数料 ・広告宣伝費 売上－PF－広告 売上高 広告宣伝費
17/9 18/9 19/9
4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
課金者数（直近12ヶ月） MARPPU（直近12ヶ月）
※「MARPPU」：１ヶ月における課金者１人当たりの平均課金額 10
サービスの状況（クリプトラクト）
2019年9月の月次課金高に
占める割合
売上高 23.5億円 ・2018年9月期以前にDLした
（通期累計／前期比▲6.6％） ユーザーの課金割合：75%
・2019年9月期中にDLした
ユーザーの課金割合：25%
四半期別推移（配信開始～直近）
売上－PF－広告 売上高 広告宣伝費
売上高から以下を控除した金額
・PF手数料 ・広告宣伝費
15/9 16/9 17/9 18/9 19/9
2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
課金者数（直近12ヶ月） MARPPU（直近12ヶ月）
※「MARPPU」：１ヶ月における課金者１人当たりの平均課金額 11
従業員数の推移
前期末比25名の増加
引き続き、開発部門の新卒採用に注力
開発部門 管理部門 デザイナー比率
従業員の職種別構成比
50.0% 180 （2019年9月30日現在）
15 160
15
140 その他
14 13 9.1％
13 17 16
14
120
デザイナー
100
40.0%
80
プランナー
36.7％
39.8％
148 151
124 129 128
119 120 120 60
40 エンジニア
14.4％
20
30.0% 0
18/09 19/09
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
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３．今後の展開
2020年９月期以降の取り組み
「品質最優先」の方針のもと、開発本数を絞り、
年間売上高を、数年ごとに、数倍規模に引き上げていくことを目指す
① 既存ゲームアプリの長期運営
② 新作ゲームアプリ及び新規サービスの開発
③ 既存及び新作ゲームアプリのＩＰ展開
イメージ
売上高
※当社経営に関する考え方及び方針等の詳細は、2019年７月26日に開示した「『当社経営に関する考え方及び方針等』に関するお知らせ（更新）」
をご覧頂けますと幸いです。なお、上記取り組みを進めた場合、新作ゲームアプリ及び新規サービスのヒットによって大きなリターンを得られる
可能性がある一方、売上高が損益分岐点売上高（後述）を下回る期間においては営業損益がマイナスとなる可能性がありますが、年間売上高を、数
年ごとに、数倍規模に引き上げていくことを目指して、継続的に必要十分な投資を行ってまいります。 14
損益構造
「自社IP×自社開発運営」による高い限界利益率
イメージ 売上高×約55％－固定費＝営業利益
【変動費】
変動費率
ＰＦ手数料率 約30％
約 45％ 広告宣伝費率 約15％ (注)
（注）大規模広告宣伝の実施により変動する可能性あり
売上高 【固定費】
人件費
固定費 サーバー費用
限界利益率
地代家賃等
約 55%
営業利益
損益分岐点売上高：約 2.8億円/月
※2019年９月期数値を前提としております。 15
営業利益率の変動
売上高の増減により営業利益率も大きく変動
仮に売上高10億円/月の場合、営業利益率は30％超（営業利益３億円超/月）
イメージ
売上高
営業利益
３億円超/月（営業利益率30％超）
利益
総費用
変動費率 約45％
（大規模広告宣伝の実施により変動する可能性あり）
固定費（1.5～1.6億円/月）
（今後、新作サーバー費用等追加により増加する見込み）
損益分岐点売上高 売上高
約2.8億円/月 10億円/月
※2019年９月期数値を前提としております。今後固定費が増加すること等により、損益分岐点売上高が高くなる可能性があります。 16
新設分割による子会社設立
2019年11月５日付で新設分割にて100％子会社を設立
• 2020年９月期より連結決算へ移行
• セグメント名称を変更
⇒「スマートフォンゲーム事業」から「スマートフォンアプリ関連事業」へ
（「ゲーム」と「その他サービス」により構成）
2019年9月期まで 2020年9月期より
スマートフォンゲーム事業 スマートフォンアプリ関連事業
当社 ゲーム 当社 ゲーム
新規事業
子会社 その他サービス
※子会社の名称は、株式会社バンク・オブ・インキュベーションです。 17
開発進捗
新作ゲーム１本及びその他サービス２本は本開発フェーズ
新作RPG
ゲ ①
当社 ー
ム 新作RPG
②
そ サービス
の ①
他
子会社 サ
ー
ビ サービス
ス ②
企画／試作 本開発 ＱＡ 配信
※当社の品質基準に満たない場合はフェーズ後退
※ゲームについては、１本あたり日本国内月額課金高５億円以上を目指して開発を進めております。
なお、配信開始時期等は、今後IR又はニュースリリースでお知らせいたします。 18
IP展開進捗
新作ゲーム、その他サービスは
自社による海外配信・運営（中国本土等の一部の国・地域を除く）を前提として開発
ゲーム その他サービス
ミトラス クリプト
新作RPG① 新作RPG② サービス① サービス②
フィア ラクト
日本 配信中 配信中 開発中 開発中 開発中 開発中
2020/9 2020/9
中国本土
1Q予定 1Q予定
検討中 検討中 ― ―
台湾・香港・ 2020/9
マカオ 1Q予定
配信中 開発中 開発中 ― ―
2020/9
英語圏 検討中
1Q予定
開発中 開発中 ― ―
韓国 ― ― 開発中 開発中 ― ―
※ は、「自社IP×自社開発運営」です。
中国本土については、ゲーム版号の取得時期が遅れる場合、上記の配信開始時期が延期となる可能性があります。
なお、配信開始時期等は、今後IR又はニュースリリースでお知らせいたします。 19
４．会社概要
会社情報（2019年9月30日時点）
会社基礎情報 大株主上位10名 (注)２
株式会社バンク・オブ・イノベーション 所有株式 持株比率
会社名 株主名
（Bank of Innovation,Inc.） （株） （％）
設立日 2006年１月12日 樋口 智裕 1,715,100 44.37
資本金 480百万円 田中 大介 300,000 7.76
代表者 樋口 智裕
株式会社Cygames 150,000 3.88
従業員数 166名 (注)１
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD
東京都新宿区新宿六丁目27番30号 101,700 2.63
所在地 AC ISG (FE-AC)
新宿イーストサイドスクエア3F
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM
81,900 2.11
代表取締役社長 樋口 智裕 GCM CLIENT ACCTS M ILM FE
取締役 田中 大介 松井証券株式会社 47,000 1.21
取締役CFO 河内 三佳
JPE第1号株式会社 39,200 1.01
取締役 清水 啓之
役員
取締役（社外） 泉 健太 野村證券株式会社 37,300 0.96
常勤監査役（社外） 熊倉 安希子
株式会社SBI証券 36,006 0.93
監査役（社外） 深町 周輔
監査役（社外） 木戸 隆之 山内 英雄 33,000 0.85
(注)１．「従業員数」は、役員及び臨時従業員（契約社員及びアルバイト、他社からの派遣社員、業務委託）は含みません。
２．「大株主上位10名」において、上記のほか、当社名義の自己株式58,635株を所有しています。
また、持株比率は自己株式を除いた数値を記載しています。 21
本発表において提供される資料ならびに情報は、将来の見通しに関する情報を含みます。
これらは、2019年11月12日時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、将来の業績を保証するものではなく、
様々な要因の変化等により、実際の業績とは異なる可能性があります。
本資料の作成にあたっては、記載されている情報に誤り・遺漏等が無いよう細心の注意を払っておりますが、その情報の
正確性および完全性を保証するものではありません。
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