4393 M-バンクオブイノベ 2021-05-14 15:45:00
2021年9月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年9月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月14日
上 場 会 社 名 株式会社バンク・オブ・イノベーション 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4393 URL https://www.boi.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 樋口 智裕
問合せ先責任者 (役職名) 取締役CFO経営管理部長 (氏名) 河内 三佳 (TEL) 03-4500-2899
四半期報告書提出予定日 2021年5月14日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 ( 機関投資家・アナリスト向け )
(百万円未満切捨て)
1.2021年9月期第2四半期の連結業績(2020年10月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年9月期第2四半期 1,162 △29.5 △243 ― △243 ― △191 ―
2020年9月期第2四半期 1,649 ― 63 ― 57 ― 28 ―
(注) 包括利益 2021年9月期第2四半期 △191百万円( ―%) 2020年9月期第2四半期 28百万円( ―%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年9月期第2四半期 △49.01 ―
2020年9月期第2四半期 7.37 7.35
(注) 1.2020年9月期第1四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、2020年9月期第2四半期の対前年同四半期増減率につい
ては記載しておりません。
2.2021年9月期第2四半期の潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり四半期
純損失のため、記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年9月期第2四半期 2,831 1,065 37.6
2020年9月期 3,183 1,256 39.5
(参考) 自己資本 2021年9月期第2四半期 1,065百万円 2020年9月期 1,256百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年9月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00
2021年9月期 ― 0.00
2021年9月期(予想) ― 0.00 0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2021年9月期の連結業績予想(2020年10月1日~2021年9月30日)
2021年9月期の連結業績予想につきましては、現時点で適正かつ合理的な業績予想の算定が困難であるため記載して
おりません。なお、当該理由等につきましては、添付資料P.2「1.(3)連結業績予想などの将来予測情報に関
する説明」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :有
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年9月期2Q 3,951,000株 2020年9月期 3,951,000株
② 期末自己株式数 2021年9月期2Q 118,746株 2020年9月期 118,674株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年9月期2Q 3,910,548株 2020年9月期2Q 3,881,210株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
2021年9月期の連結業績予想につきましては、現時点で適正かつ合理的な業績予想の算定が困難であるため記載し
ておりません。なお、当該理由等につきましては、添付資料P.2「1.(3)連結業績予想などの将来予測情報
に関する説明」をご覧ください。
株式会社バンク・オブ・イノベーション(4393) 2021年9月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 5
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………… 8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ………………………………………… 8
(追加情報) …………………………………………………………………………………………… 8
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………… 8
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株式会社バンク・オブ・イノベーション(4393) 2021年9月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が社会に大きな影響を及ぼし、依
然として厳しい状況にありますが、感染拡大の防止策を講じた社会経済活動や各種政策の効果、海外経済の改善も
あって、持ち直しの動きが続くことが期待されておりました。しかしながら、流行第4波の懸念等が今後の社会経
済活動に与えるリスク、金融資本市場の変動等の影響には注視する必要があります。
当社グループの事業を取り巻く環境においては、2020年の国内ゲームアプリ市場規模は1兆2,113億円と安定した
推移が続いております (参考:株式会社角川アスキー総合研究所「ファミ通モバイルゲーム白書2021」)。
このような事業環境のもと、当社グループは感染症対策を講じつつ、既存の各タイトルの運営維持、海外展開、
そして新作タイトルと「恋庭」の開発に取り組みました。「幻獣契約クリプトラクト (2015年)」は国内配信開始か
ら7年目に突入し、3月に実施した6周年イベントが好調に推移いたしました。しかしながら、既存タイトルの売
上高減少や新作及び「恋庭」の開発費用増加の穴埋めには至らず、営業損失を計上いたしました。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は1,162,531千円 (前年同四半期比29.5%減)、営業損失は
243,275千円 (前年同四半期は営業利益63,272千円)、経常損失は243,980千円 (前年同四半期は経常利益57,947千
円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は191,651千円 (前年同四半期は親会社株主に帰属する四半期純利益
28,594千円) となりました。
なお、当社グループはスマートフォンアプリ関連事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省
略しております。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当第2四半期連結会計期間末における総資産は2,831,982千円となり、前連結会計年度末に比べ351,603千円減少
いたしました。これは主に、現金及び預金が266,142千円減少したことによるものであります。
(負債)
当第2四半期連結会計期間末における負債合計は1,766,954千円となり、前連結会計年度末に比べ159,748千円減
少いたしました。これは主に、流動負債の「その他」に含まれる前受金が119,895千円減少、長期借入金(1年内返
済予定の長期借入金を含む。)が33,964千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産は1,065,028千円となり、前連結会計年度末に比べ191,854千円減少
いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純損失を191,651千円計上したことによるものでありま
す。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社グループは、「品質最優先」の方針のもと、既存ゲームアプリの長期運営並びに自社IPの育成を行いつつ、
高品質の新規のゲーム及びサービス(以下、「新規アプリ」)の開発・運営等によって、数年ごとに年間売上高を
数倍規模に引き上げていくことを目指しております。また、当社グループの新規アプリは、自社IPかつ自社開発で
あることから利益率が高く、ヒットによって大きなリターンを得られる可能性がある一方、開発本数を絞ることに
よるリスクが存在するのも事実であり、また既存アプリの経年による売上高減少も想定しております。
① 既存ゲームアプリの長期運営
当社は、日本国内においてゲームアプリ「クリプトラクト」及び「ミトラスフィア」の2本を提供しておりま
す。いずれもユーザーには長期に渡って楽しんでいただいており、「クリプトラクト」は配信開始から6年が経過
しております。当社は引き続き、ゲーム内外問わず、ユーザーに長く楽しんでいただける施策の投入等を通して質
の高いサービスの提供に取り組んでまいります。
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株式会社バンク・オブ・イノベーション(4393) 2021年9月期 第2四半期決算短信
② 新規アプリの開発
当社グループは、新規のゲームアプリ2本とスマートフォン向けサービス2本の開発に取り組んでおりますが、
いずれも市場調査を行いながら、より高い品質を目指して開発に注力しており、ゲームアプリについては、1本あ
たり日本国内月額課金高5億円以上のタイトルとなることを目指して開発を進めております。なお、競争優位性の
確保の観点から、配信を目指せるフェーズに進むまでの間の情報開示は差し控えさせていただきます。
③ ゲームアプリの海外配信
当社が掲げる企業理念のロマン(世界で一番「思い出」をつくるエンターテイメント企業)のもと、開発中のゲ
ームアプリ2本は、世界同時配信かつ自社配信(ただし、中国本土等の一部国・地域は除く。)を前提として開発
に取り組んでおります。
また、既存ゲームアプリ2本についても、現地のパブリッシャー企業等(以下、「現地企業」という。)との連
携により配信又はそれに向けて準備が進められております。
本書提出日時点における各サービスの進捗状況は以下のとおりであります。
【自社配信】
「ミトラスフィア」 「クリプトラクト」 新作RPG① 新作RPG②
日本 配信中 配信中 開発中 開発中
海外(中国本土等の一部国・地
域を除く。)
他社配信のため該当なし 開発中 開発中
【他社配信】(※1)
「ミトラスフィア」 「クリプトラクト」 新作RPG① 新作RPG②
中国本土 2021/9 下期
配信中 検討中 検討中
(※2) 配信予定
英語圏 事前登録実施中 ―
自社配信前提のため該当なし
その他海外 配信中 配信中
※1 他社配信による海外展開においては、当社と現地企業との間で締結した契約に基づき、当社はゲームアプリ
開発に必要なデザイン及びソースコード等を現地企業に提供し、現地企業によりローカライズ開発・運営が
行われております。
※2 当社と現地企業との間で締結した契約に基づき、売上に対する一定割合の金額を当社のロイヤリティとして
受け取ることとなっておりますが、現地企業からの収益報告には一定の期間を要することから、当社では収
益発生月より数カ月遅れで収益計上を行うこととしております。
また、将来収益となるリリース後に発生するレベニューシェアのうち、一定額がミニマムギャランティとし
て事前入金される契約となっております。当該ミニマムギャランティの一部について2019年9月期に入金が
ありましたが、当該入金額はレベニューシェアに応じた金額を収益化していくものであるため、当第2四半
期連結累計期間末日時点においては前受金として流動負債の「その他」に計上しております。
なお、2020年10月より配信を開始しているミトラスフィア中国本土版の売上については、第2四半期会計期
間より計上を開始しております。
④ 新規サービス「恋庭」
株式会社バンク・オブ・インキュベーション(以下、「当社子会社」)では、2019年11月の設立当初より新規事
業の立上げを目指して2つのサービスの開発を進めてまいりましたが、そのうちの1つを「恋庭」として2021年4
月28日にリリースいたしました。「恋庭」は、当社グループが開発ノウハウを有する箱庭シミュレーションゲーム
とマッチング要素を融合した「心でつながる」マッチングサービスでり、一般的なマッチングサービスのような月
額料金設定はなく、さらにアバターによるマッチングであるなど、新規性のあるサービスであると考えておりま
す。今後、当社子会社では、ユーザー獲得を目的としてウェブ中心に積極的なプロモーションを実施していくとと
もに、利用者が安心・安全にサービスを利用できるよう、また、拡大を続ける国内の恋活・婚活マッチングサービ
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株式会社バンク・オブ・イノベーション(4393) 2021年9月期 第2四半期決算短信
ス市場に受け入れられることを目指し、よりよいサービスの提供に努めてまいります。
連結業績予想については、当社グループが属する業界の変化が激しいこと、また機動的な投資判断を実施するこ
とから、現時点で適正かつ合理的な業績予想の算定が困難であり、具体的な予想値は非開示とさせていただきます
が、当社は上記の取り組みを通してさらなる成長を目指してまいります。なお、情報利用者をミスリードさせるこ
とのない適正かつ合理的な業績予想を行うことが可能となった時点で速やかに開示する方針であります。
また、本書提出日時点における新型コロナウイルス感染症による当社グループへの影響は軽微でありますが、今
後、当社グループの業績等に重要な影響を及ぼす変化が観測された場合には、適時開示にてお知らせいたします。
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株式会社バンク・オブ・イノベーション(4393) 2021年9月期 第2四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年9月30日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,483,665 2,217,523
売掛金 367,898 352,437
その他 156,774 92,537
流動資産合計 3,008,339 2,662,498
固定資産
有形固定資産 8,878 7,405
無形固定資産 1,802 1,526
投資その他の資産 164,565 160,552
固定資産合計 175,247 169,484
資産合計 3,183,586 2,831,982
負債の部
流動負債
1年内返済予定の長期借入金 528,372 454,705
未払金 161,982 174,352
その他 235,801 97,646
流動負債合計 926,156 726,704
固定負債
長期借入金 1,000,547 1,040,250
固定負債合計 1,000,547 1,040,250
負債合計 1,926,703 1,766,954
純資産の部
株主資本
資本金 490,943 490,943
資本剰余金 468,383 468,383
利益剰余金 491,571 299,919
自己株式 △194,015 △194,218
株主資本合計 1,256,883 1,065,028
純資産合計 1,256,883 1,065,028
負債純資産合計 3,183,586 2,831,982
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年10月1日 (自 2020年10月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 1,649,257 1,162,531
売上原価 1,253,320 1,192,589
売上総利益又は売上総損失(△) 395,937 △30,057
販売費及び一般管理費 332,664 213,217
営業利益又は営業損失(△) 63,272 △243,275
営業外収益
受取利息 29 26
助成金収入 ― 5,902
その他 4 671
営業外収益合計 33 6,600
営業外費用
支払利息 3,869 5,888
支払手数料 1,488 1,418
営業外費用合計 5,358 7,306
経常利益又は経常損失(△) 57,947 △243,980
税金等調整前四半期純利益又は
57,947 △243,980
税金等調整前四半期純損失(△)
法人税等 29,353 △52,329
四半期純利益又は四半期純損失(△) 28,594 △191,651
親会社株主に帰属する四半期純利益又は
28,594 △191,651
親会社株主に帰属する四半期純損失(△)
6
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四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2019年10月1日 (自 2020年10月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) 28,594 △191,651
四半期包括利益 28,594 △191,651
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 28,594 △191,651
7
株式会社バンク・オブ・イノベーション(4393) 2021年9月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用の計算
税金費用等については、当第2四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会
計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。
ただし、当該見積実効税率を用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる場合には、法定実効
税率を使用する方法によっております。
(追加情報)
会計上の見積りに対する新型コロナウイルス感染症の影響について
当該感染症に関する状況は日々刻々と変化しておりますが、前連結会計年度の有価証券報告書 (追加情報) に
記載した新型コロナウイルス感染症の収束時期等を含む仮定についての重要な変更はありません。
なお、本書作成時点で入手可能な情報に基づいて最善の見積りを行っておりますが、今後の実際の推移が仮定
と乖離する場合には、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性
があります。
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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