4393 M-バンクオブイノベ 2020-11-12 15:30:00
2020年9月期 通期決算説明資料 [pdf]
2020年9月期 通期
決算説明資料
株式会社バンク・オブ・イノベーション
(東証マザーズ:4393)
2020年11月12日
目次
1.エグゼクティブサマリー
2.事業進捗
3.業績
4.会社概要
2
1.エグゼクティブサマリー
エグゼクティブサマリー
売上高 30.6 億円 営業利益 ▲0.6 億円
20年9月期
前期比 ▲ 12.3 億円 前期比 ▲ 5.8 億円
通期連結業績
(▲28.7%) (▲111.4%)
※20年9月期1Qより連結決算に移行したため、前期比は単体決算との比較
開発中サービスの状況
・新規サービス『恋庭』の事前登録開始( https://koiniwa.jp )
・新作RPG2タイトル開発中(1タイトルあたり月額課金高5億円以上目指す)
事業概況 既存サービスの状況
・ミトラスフィア:日本版:3周年
中国本土版:10月22日配信開始
・クリプトラクト:日本版:5.5周年
中国本土版:近日中ユーザーテスト実施予定
その他 21年9月期連結業績予想は非開示の方針
4
2.事業進捗
中長期的な売上高イメージ
「品質最優先」の方針のもと、開発本数を絞り、
年間売上高を、数年ごとに、数倍規模に引き上げていくことを目指す
① 既存ゲームの長期運営
② 新作ゲーム及び新規サービスの配信
③ 既存及び新作ゲームのIP展開(主に海外展開)
イメージ
売上高
現在
※既存サービスの経年による売上高減少を想定しておりますので、次の新作ゲームや新規サービスが配信されるまでの期間については、
売上高が減少する見込みです。 6
中長期的な営業利益イメージ
売上高の増減による営業利益の増減
新作ゲーム及び新規サービスを当社の中長期的成長の柱とするための積極的な
開発投資による営業利益の減少(開発費は全て費用処理し、資産計上なし)
イメージ
営業利益
現在
※当社グループの経営に関する考え方及び方針等の詳細は、2020年2月7日に開示した「『当社グループの経営に関する考え方及び方針等』
(2020 年2月)に関するお知らせ」をご覧頂けますと幸いです。なお、上記取り組みを進めた場合、新作ゲーム及び新規サービスのヒットによって
大きなリターンを得られる可能性がある一方、売上高が損益分岐点売上高(後述)を下回る期間においては営業損益がマイナスとなる可能性が
ありますが、新作ゲーム及び新規サービスを当社の中長期的成長の柱とすることを目指して、継続的に必要十分な投資を行ってまいります。 7
損益構造
「自社IP×自社開発運営」による高い限界利益率
イメージ 売上高×約58%-固定費=営業利益
【変動費】
変動費率
PF手数料率 約30%
約 42% 広告宣伝費率 約12% (注)
(注)大規模広告宣伝の実施により変動する可能性あり
売上高 【固定費】
人件費
固定費 サーバー費用
限界利益率
地代家賃等
約 58%
営業利益
損益分岐点売上高:約 2.6億円/月
※2020年9月期通期の数値を前提としております。今後固定費の増加などの要因等により、損益分岐点売上高が高くなる可能性があります。 8
営業利益率の変動
売上高の増減により営業利益率も大きく変動
仮に売上高10億円/月の場合、営業利益率は30%超(営業利益3億円超/月)
イメージ
売上高
営業利益
3億円超/月(営業利益率30%超)
利益
総費用
変動費率 約42%
(大規模広告宣伝の実施により変動する可能性あり)
固定費(1.5~1.6億円/月)
(今後、新作サーバー費用等追加により増加する見込み)
損益分岐点売上高 売上高
約2.6億円/月 10億円/月
※2020年9月期通期の数値を前提としております。今後固定費の増加などの要因等により、損益分岐点売上高が高くなる可能性があります。 9
配信中サービスの状況(ミトラスフィア)
20年9月の月次課金高に
売上高 11.0億円 占める割合
(通期累計/前期比▲40.1%)
・19年9月以前にDLした
<参考> ユーザーの課金割合:71%
配信開始までの総開発費:5億円
17年8月~20年9月の累計売上高:58億円 ・19年10月以降にDLした
ユーザーの課金割合:29%
売上高から以下を控除した金額
・PF手数料 ・広告宣伝費
四半期別推移(配信開始~直近)
売上-PF-広告 売上高 広告宣伝費
17/9 18/9 19/9 20/9
4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
課金者数(直近12ヶ月) MARPPU(直近12ヶ月)
※「MARPPU」:1ヶ月における課金者1人当たりの平均課金額 10
配信中サービスの状況(クリプトラクト)
20年9月の月次課金高に
売上高 19.5億 占める割合
(通期累計/前期比▲17.0%)
・19年9月以前にDLした
<参考> ユーザーの課金割合:86%
配信開始までの総開発費:1億円
15年2月~20年9月の累計売上高:125億円 ・19年10月以降にDLした
ユーザーの課金割合:14%
四半期別推移(配信開始~直近)
売上-PF-広告 売上高 広告宣伝費
売上高から以下を控除した金額
・PF手数料 ・広告宣伝費
15/9 16/9 17/9 18/9 19/9 20/9
2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
課金者数(直近12ヶ月) MARPPU(直近12ヶ月)
※「MARPPU」:1ヶ月における課金者1人当たりの平均課金額 11
開発中サービスの状況
サービス①『恋庭』、新作RPG①、サービス②は本開発フェーズ
新作RPGは1本あたり日本国内月額課金高5億円以上を目指して開発中
2020年9月までに費用計上した新作ゲーム2本の開発費合計は8億円
今後も開発人員の増強等により開発費が増加する見込み
新作RPG①
当社
(ゲーム)
新作RPG②
サービス①
『恋庭』
子会社
(新規サービス)
サービス②
企画/試作 本開発 QA 配信
※当社の品質基準に満たない場合はフェーズが後退する可能性があります。
※各タイトルの配信開始時期等は今後決まり次第、IR又はニュースリリースでお知らせいたします。 12
恋庭について
2020年9月18日より事前登録を開始
現在、機能改善/不具合解消を実施中
日本国特許取得済み(特許番号:特許第6714757号)
今後、配信に向けて順次プロモーションを実施予定
※サービス内容については、ニュースリリース(2020年9月18日付)又は以下の『恋庭』公式ホームページをご覧ください。
https://koiniwa.jp 13
IP展開進捗
新作ゲーム及び新規サービス:自社による国内外配信・運営を前提に開発進行中
ミトラスフィア:中国本土版は2020年10月22日配信開始、英語版は契約締結済みで進行中
クリプトラクト:中国本土版はゲーム版号取得済みで、2021年3月までに配信開始予定
英語版は配信終了
ゲーム サービス
ミトラス クリプト
新作① 新作② 恋庭 サービス②
フィア ラクト
日本 配信中 配信中 開発中 開発中 事前登録 開発中
自
社
配 海外
信 (中国本土等の一部国・ 他社配信のため該当なし 開発中 開発中 未定 未定
地域を除く。)
21/9期上期
中国本土 配信中 検討中 検討中 検討中 検討中
配信予定
他 台湾・香港・マカオ 配信中 配信中
社
配 契約締結済
信 英語圏 配信終了 自社配信前提のため該当なし
配信日未定
その他海外 配信中 ―
※各タイトルの配信開始時期等は今後決まり次第、IR又はニュースリリースでお知らせいたします。 14
従業員数の推移
2020年4月入社の新卒社員は26名(連結グループ)
2021年4月入社の新卒社員採用は縮小
従業員の職種別構成比
開発部門 管理部門 デザイナー比率 (連結グループ) (2020年9月30日現在、連結グループ)
50.0% 200
14 15
180 その他
8.2%
15 160
15 15 14
140 エンジニア デザイナー
17 16
120
15.8%
40.0% 100 39.9%
171 168
151
80 プランナー
148 147 145
120 120 60 36.1%
40
20
30.0% 0
19/09 20/09
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
※「従業員数」は、役員及び臨時従業員(契約社員及びアルバイト、他社からの派遣社員、業務委託)は含みません。 15
3.業績
連結貸借対照表
中国本土展開にかかるミニマムギャランティの一部入金額は引き続き前受金に計上
※将来収益となるリリース後レベニューシェアのうち、一定額がミニマムギャランティとして2019年9月期に事前入金されたもの
長期借入の実施により、長期借入金が増加
自己株式取得(株式数60,039株、取得価額94百万円)により純資産が減少
2020年9月期 2019年9月期 前期末比
4Q末 4Q末 増減額 増減率
百万円 百万円 百万円 %
流動資産 3,008 2,958 49 1.7
現金及び預金 2,483 2,391 92 3.9
固定資産 175 191 ▲15 ▲8.3
資産合計 3,183 3,149 33 1.1
流動負債 926 1,120 ▲194 ▲17.4
1年内返済長期借入金 528 487 41 8.4
前受金 187 177 9 5.3
固定負債 1,000 624 375 60.1
長期借入金 1,000 624 375 60.1
負債合計 1,926 1,745 181 10.4
純資産合計 1,256 1,404 ▲147 ▲10.5
※百万円未満切り捨てにより、上記と実際の数値には若干の差異があります。
2020年9月期1Qより連結決算を開始したため、前期末は単体決算の数値です。 17
連結損益計算書
2020年9月期通期に以下の金額を計上
・海外展開:売上高25百万円、費用27百万円(新作に関する費用を除く)
・新作ゲーム及び新規サービス開発費:売上原価487百万円
2020年9月期 2019年9月期 前期比
通期 通期 増減額 増減率
百万円 百万円 百万円 %
売上高 3,061 4,295 ▲1,233 ▲28.7
売上原価 2,497 2,826 ▲328 ▲11.6
売上総利益 563 1,468 ▲905 ▲61.6
販管費 623 942 ▲318 ▲33.8
営業利益 ▲60 526 ▲586 ▲111.4
(営業利益率) (▲2.0%) (12.3%) ― ―
経常利益 ▲70 515 ▲585 ▲113.6
親会社株式に帰属する
▲74 373 ▲448 ▲119.9
当期純利益
(1株当たり当期純利益) (▲19円34銭) (96円10銭) ― ―
※百万円未満切り捨てにより、上記と実際の数値には若干の差異があります。
2020年9月期1Qより連結決算を開始したため、前期は単体決算の数値です。 18
営業費用内訳
営業費用減少の主な要因は、売上高減少によるPF手数料の減少、広告宣伝費の減少
2020年9月期 2019年9月期 前期比
主な要因
通期 通期 増減額 増減率
百万円 百万円 百万円 %
営業費用合計 3,121 3,768 ▲646 ▲17.2 ・主に変動費の減少によるもの
【内訳】
変動費 1,282 1,951 ▲669 ▲34.3
(PF手数料) 930 1,315 ▲384 ▲29.3 ・Google、Apple等の手数料減少
(広告宣伝費) 351 636 ▲284 ▲44.7 ・広告宣伝費効率化
固定費 1,839 1,816 22 1.2
(人件費) 1,081 968 113 11.7 ・従業員数増加及び定期昇給
(サーバー費用) 84 118 ▲33 ▲28.5 ・サーバー利用料金の効率化
(地代家賃) 121 121 0 0.0
(その他) 551 608 ▲57 ▲9.4 ・外注費、租税公課等の減少
※百万円未満切り捨てにより、上記と実際の数値には若干の差異があります。
2020年9月期1Qより連結決算を開始したため、前期は単体決算の数値です。 19
売上高・営業利益の増減分析
売上高は年間通して減少傾向、かつ4Qが想定を下回る推移
広告宣伝費の効率化を引き続き実施
売上高 (単位:百万円) 営業利益 (単位:百万円)
▲740
284
▲401
▲92
4,295 3,061 ▲905
526
34 ▲60
‘19/9 4Q累計 広告宣伝費 売上総利益 その他販管費 '20/9 4Q累計
※百万円未満切り捨てにより、上記と実際の数値には若干の差異があります。
2020年9月期1Qより連結決算を開始したため、前期は単体決算の数値です。 20
その他
2021年9月期の連結業績予想値は非開示の方針
✔ 理由
・当社グループの事業が属する業界の展開スピードと機動的な投資判断の実施を考慮した結果、
現時点では適正かつ合理的な業績予想の算定が困難であるため
・期間の経過等により、情報利用者をミスリードさせることのない適正かつ合理的な業績予想を
行うことが可能となった時点で、速やかに開示
新型コロナウイルス感染症による事業への影響
✔ 業績
・2020年9月期連結業績への影響は軽微
・2021年9月期については引き続き、状況推移を注視していく
✔ 財務
・当社グループは十分な現金及び預金を有しており、現在の事業活動は特段問題なし
・銀行とのコミットメントライン契約で6億円の枠を確保(2020年9月末時点の実行はゼロ)
✔ 今後の対応
・併用勤務(出社勤務&在宅勤務)、時差出勤を継続実施
・従業員の感染リスク軽減と安全確保を図り、円滑な事業活動の継続を目指す
・政府等が発信する情報を速やかに収集するとともに、状況に応じた迅速な対応を実施
・当社グループの業績等に重要な影響を及ぼす変化が観測された場合には速やかに開示
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4.会社概要
会社概要(2020年9月30日時点)
会社基礎情報 大株主上位10名 (注)3
株式会社バンク・オブ・イノベーション 所有株式 持株比率
会社名 株主名
(Bank of Innovation,Inc.) (株) (%)
設立日 2006年1月12日 樋口 智裕 1,743,100 45.48
資本金 490百万円 田中 大介 300,000 7.82
従業員数 183名 (注)1 株式会社Cygames 150,000 3.91
東京都新宿区新宿六丁目27番30号
所在地 J.P. MORGAN SECURITIES PLC FOR
新宿イーストサイドスクエア3F
AND ON BEHALF OF ITS CLIENTS 52,200 1.36
代表取締役社長 樋口 智裕 JPMSP RE CLIENT ASSETS-SEGR ACCT
取締役 田中 大介 CREDIT SUISSE SECURITIES (EUROPE)
45,000 1.17
LIMITED MAIN ACCOUNT
取締役CFO 河内 三佳
役員 NOMURA INTERNATIONAL PLC A/C
取締役 清水 啓之 39,700 1.03
(注)2 JAPAN FLOW
取締役・常勤監査等委員 熊倉 安希子
小池 孝司 35,000 0.91
取締役・監査等委員 深町 周輔
取締役・監査等委員 木戸 隆之 河内 三佳 31,700 0.82
子会社 株式会社バンク・オブ・インキュベーション 松井証券株式会社 27,900 0.72
CREDIT SUISSE AG, SINGAPORE
27,000 0.70
BRANCH – FIRM EQUIY (POETS)
(注)1.「従業員数」は、連結ベースの人数であり、役員及び臨時従業員(契約社員及びアルバイト、他社からの派遣社員、業務委託)は含みません。
2.取締役 熊倉安希子、深町周輔及び木戸隆之は、社外取締役であります。
3.「大株主上位10名」において、上記のほか、当社名義の自己株式118,674株を所有しています。
また、持株比率は自己株式を除いた数値を記載しています。 23
本資料において提供される情報は、将来の見通しに関する情報を含みます。
これらは、本資料作成日時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、将来の業績を保証するものではなく、
様々な要因の変化等により、実際の業績とは異なる可能性があります。
本資料の作成にあたっては、記載されている情報に誤り・遺漏等が無いよう細心の注意を払っておりますが、その情報の
正確性および完全性を保証するものではありません。
© Bank of Innovation,Inc.