4390 ips 2020-03-26 08:50:00
新型コロナウイルス感染症による影響等に関するお知らせ(第2報) [pdf]
2020 年3月 26 日
各 位
会 社 名 株式会社アイ・ピー・エス
銘 柄 名 株式会社IPS
代表者名 代表取締役 宮下 幸治
(コード番号:4390 東証マザーズ)
問合せ先 取締役事業企画本部長 前田 知之
(TEL. 03-3549-7719)
新型コロナウイルス感染症による影響等に関するお知らせ(第2報)
このたびの新型コロナウイルス(COVID-19)によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔み
申しあげますとともに、羅患された方々には心よりお見舞い申しあげます。
当社グループが事業を展開しているフィリピンの事業状況について、 3月 18 日に第1報として
ご報告いたしておりますが、第2報として本日時点のフィリピンでの事業に関する新型コロナウ
イルス感染症の影響について下記のとおりお知らせいたします。
記
1.海外通信事業及びフィリピン国内通信事業
3月中旬以降のフィリピンでは、ルソン島において外出禁止措置が出されておりますが、通
信事業は規制の対象外となっておりますので、当社グループでは、技術・カスタマーサービ
スなどのスタッフを中心に安定的な通信環境を提供しております。
現在、マニラ首都圏を中心に非常に厳しい感染拡大対策が取られており、通勤することが事
実上難しく、テレワークの対象となる方が非常に多くなっており、インターネットトラフィ
ックが増加しております。このような状況に対応するため、フィリピンの大手電気通信事業
者2社、PLDT, Inc.と Globe Telecom との間で、香港-フィリピン間の回線増設の折衝を行
っております。一日の平均で 56%増、ピーク時のトラフィックで 15%増であり、今月は過去
最大のトラフィックボリュームとなっており、サービスのクオリティ維持が問題となってお
ります。3月に入って既に前月比1割のキャパシティを追加したほか、今月中にさらに同量
の 追 加 を 予 定 し て お り ま す 。 後 者 の PLDT, Inc. よ り リ ー ス を 受 け る ASE ( Asia
Submarine-Cable Express)回線は、当社にとっては初めて利用する回線であり、新たなル
ート(参考)ができることになります。
今後も適切なタイミングで回線の開通を行い、 フィリピン-香港間の回線を拡大させることを
通じて、 生活に不可欠な基盤となっている CATV 事業者のインターネット基盤の充実を図るこ
とができるようにいたします。
2.医療・美容事業
現在、外出禁止措置を受け、引き続きマニラ首都圏の3院を閉院いたしております。今後の
対応及び開院時期などにつきましては、状況を確認し決定してまいります。
3.KEYSQUARE INC.
BPO 業務は今回の規制対象外ですが、引き続き自主的に大幅に縮小して対応中です。
4.業績への影響
2020 年3月期の当社グループの業績につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響は軽
微となっております。
海外通信事業におけるネットワーク増強による 2021 年3月期の当社グループの業績への影
響につきましては、現時点では軽微なものであると考えておりますが、医療・美容事業を含
めました新型コロナウイルス感染症による影響については、今後の状況等を精査し、決算発
表時点にお知らせする予定です。
以上
(参考) マニラ近辺の主な海底ネットワーク図