4390 ips 2019-02-08 15:00:00
2019年3月期第3四半期 決算説明補足資料 [pdf]
2019年3⽉期 第3四半期
決算説明補⾜資料
2019年2⽉8⽇
株式会社アイ・ピー・エス
証券コード 4390
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Executive Summary
決算概要
売上⾼︓4,186百万円 営業利益︓694百万円
事業概要
フィリピン国内にて通信事業を⾏うInifiniVANが堅調。
医療・美容事業もレーシック⼿術件数が伸⻑。
業績予想
事業活動全般は、当初計画通り順調に進捗中。
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⽬次
1 2019年3⽉期第3四半期 決算概要
2 Topics
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1 2019年3⽉期第3四半期 決算概要
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2019年3⽉期第3四半期 決算ハイライト
【2019年3⽉期1Q-3Q 連結実績】
(百万円)
2018年3⽉期 2019年3⽉期
1Q-3Q 1Q-3Q 進捗率 前年⽐ 同期⽐率 通期予想
売上⾼ 3,877 4,186 68.5% 308 108.0% 6,107
営業利益 628 694 75.3% 65 110.5% 921
経常利益 630 734 81.0% 103 116.5% 906
親会社株主に帰属する
409 446 80.4% 36 108.9% 555
当期純利益
2019年3⽉期第3四半期累計期間 実績分析
売上⾼︓計画を下回ったものの、医療・美容事業等が引き続き好調に推移し、増収
営業利益︓上場関連費⽤20百万円を計上するも、売上が伸⻑したことなどにより 前年同期⽐10.5%増
経常利益︓営業外収益に為替差益57百万円を計上し、前年同期⽐16.5%増
親会社株主に帰属する当期純利益︓前年同期⽐8.9%増
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2019年3⽉期第3四半期累計 セグメント別決算概況
■海外通信事業
2018/3 3Q 2019/3 3Q 前期⽐率 (単位︓百万円)
売 上 ⾼ 1,160 1,154 99.5%
営 業 利 益 418 379 90.7%
利 益 率 36.1% 32.9% -
国際通信回線の提供容量は約6割拡⼤。しかしマニラ地区のCATV事業者の競争⼒強化を⽬的に⾏って
いる戦略的値下げの結果、契約更新時の値下げが⼤きくなり、売上・営業利益が減少。詳細は、後述し
ます。
■フィリピン国内通信事業
2018/3 3Q 2019/3 3Q 前期⽐率 (単位︓百万円)
売 上 ⾼ 24 240 994.3%
営 業 利 益 ▲86 2 -
利 益 率 - 1.1% -
フィリピン全⼟における通信事業の適格免許取得によるサービス提供地域の拡⼤、マニラ⾸都圏CBD
での法⼈向けサービスの提供先が順調に推移し、顧客獲得のための先⾏投資があったものの、⿊字化を
達成。
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2019年3⽉期第3四半期累計 セグメント別決算概況
■国内通信事業
2018/3 3Q 2019/3 3Q 前期⽐率 (単位︓百万円)
売 上 ⾼ 1,986 2,047 103.1%
営 業 利 益 159 173 109.2%
利 益 率 8.0% 8.5% -
⼤⼝顧客の事業譲渡により、MVNO事業者向けサービスの売上が減少したものの、秒課⾦サービスや
コールセンタシステムAmeyoJの⼤⼝案件の販売の増加などにより、売上・利益ともに増加。
■在留フィリピン⼈関連事業
2018/3 3Q 2019/3 3Q 前期⽐率 (単位︓百万円)
売 上 ⾼ 287 200 69.9%
営 業 利 益 13 ▲24 -
利 益 率 4.6% - -
厳しい採⽤環境の影響で⼈材の確保が難しく、⼈材派遣・職業紹介が減収・減益となっている。
ジョブフェア(集団就職⾯接会)等新事業の拡⼤で、収益の改善を図っている。
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2019年3⽉期第3四半期累計 セグメント別決算概況
■医療・美容事業
2018/3 3Q 2019/3 3Q 前期⽐率 (単位︓百万円)
売 上 ⾼ 418 542 129.5%
営 業 利 益 123 162 131.7%
利 益 率 29.4% 29.9% -
レーシック施術が好調に推移。デジタルマーケティングの強化による顧客層の拡⼤や、医療機器設備の増強を
図り、売上・利益ともに⼤幅に増加。
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2019年3⽉期第3四半期累計 セグメント別決算概況(海外通信事業)
■海外通信事業
前期との⽐較
1.前年12⽉末⽐で、提供帯域量は増加 61.5G⇒100.7G(63%増)
2.マニラ地区 IRUの売上計上の終了による売上減と単価引き下げ
3年前に契約した⾼単価の⻑期使⽤権リース(IRU)の、多くの売上計上が上期で終了。
CATV事業者の競争⼒強化⽀援と競合通信事業者参⼊を防ぐために、当社は、戦略的に料⾦を⼤
幅に下げている。そのためすべての需要家と取引のあるマニラ地区は、帯域量は増えるものの、
低単価かつ短期リースが増えるので、売上・収益は横ばいとなるとみている。
3.マニラ地区以外 ビサヤ・ミンダナオ等での新規獲得(2018年11⽉PR掲載)
案件の進捗は16P参照ください。
この地域では、⼤⼿事業者以外の選択肢がないため、1回⽬の取引については、⾼収益が⾒込め
る10年以上の⻑期使⽤権(IRU)での契約が中⼼。また通信回線設備がないなど、⼤⼿事業者の
参⼊が難しい案件もあり、さらに⾼い収益性を⾒込むことができる案件もある。
今後はマニラ地区の収益に、こうした地⽅の案件が積みあがることで、このセグメントが構成さ
れると計画している。
以上より地⽅への本格的な営業が開始したのが、この11⽉であったため、地⽅案件の収益への
取り込みがほとんどできず、前期同四半期⽐で⽐減収減益となりました。
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2019年3⽉期第3四半期 営業利益増減(前年度⽐)
フィリピン国内通信事業と医療・美容事業が利益拡⼤を牽引。
(百万円)
800 フィリピン国内 在留フィリピン
国内通信事業 ⼈関連事業 医療・美容事業 2019/3
通信事業
+14 ▲37 +39 3Q 実績
2018/3 海外通信事業 +88
700
3Q 実績 ▲38
600
500
400
694
628
300
200
100
0
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財務状態
連結貸借対照表(サマリー)
資産の部 負債・純資産の部
2018年3⽉期末 2019年3⽉期3Q 増減 2018年3⽉期末 2019年3⽉期3Q 増減
流 動 資 産 2,936 4,128 1,191 流 動 負 債 1,827 1,677 ▲ 150
現⾦及び預⾦ 1,410 2,285 874 買 掛 ⾦ 410 288 ▲ 121
売 掛 ⾦ 614 940 325 借 ⼊ ⾦ ・ 社 債 387 301 ▲ 86
リ ー ス 投資 資産 608 698 89 そ の 他 1,030 1,087 57
そ の 他 302 204 ▲ 97 固 定 負 債 982 792 ▲ 190
負 債 合 計 2,810 2,469 ▲ 340
固 定 資 産 1,308 1,570 261
有形固定資産 714 868 154 純 資 産 1,435 3,229 1,794
無形固定資産 108 192 83 株 主 資 本 1,236 3,028 1,792
投 資 そ の他 資産 485 509 23 累 積 包 括 利 益 19 ▲ 24 ▲ 44
⾮⽀配株主持分 179 225 46
資 産 合 計 4,245 5,699 1,453 負 債 ・ 純 資 産 合 計 4,245 5,699 1,453
注記
1.現⾦及び預⾦の増加は、東京証券取引所マザーズ市場上場時の公募資⾦増資やオーバーアロットメントによる第三者割当増資等による。
2.純資産増加は、上場時の増資とストックオプション⾏使により、資本⾦と資本準備⾦が増加したこと、当第2四半期連結累計期間における親
会社株主に帰属する四半期純利益の増加に伴い、利益剰余⾦が増加したことによる。
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2 Topics
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フィリピン国内通信事業の進捗
マカティでの法⼈向けインターネットサービス事業の進捗状況
法⼈顧客数(単位︓棟) 開通ビル数 開通済み帯域量(単位︓mbps)
498 101 16,210
86 13,155
391
67 70
269 9,390
211 7,365
3⽉
1 6⽉
2 9⽉
3 12⽉
4 3⽉
1 6⽉
2 9⽉
3 12⽉
4 3⽉
1 6⽉
2 9⽉
3 12⽉
4
2018年12⽉末
開通したビル数・顧客数とも、順調に増加
12⽉はクリスマスの影響あり。後半申込が伸び悩み、⼯事完了できない案件があった。
2019年3⽉末
1⽉は、1,200Mの開通済み帯域量が追加される⾒込み。(申込では2,000M超)
回線調達の多様化と既に開通済みのビルのテナント開拓に注⼒。
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フィリピン国内通信事業の進捗
InfiniVAN,Inc.が⾃社光ファイバー回線を、
マカティ市内で敷設中
2019年4⽉以降、エリア内ビルとの接続を
開始予定
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海外通信事業の進捗
1.契約事業者数推移
2017 2018 2018 2018
・4Q ・1Q ・2Q ・3Q
マニラ⾸都圏・
17 17 17 17
マニラ郊外
それ以外 3 3 3 7
合計 20 20 20 24
2.第3Qのビサヤ・ミンダナオ地域の実績
1)カリボ2事業者(2018年12⽉引渡済)11⽉課⾦開始
2)カガヤンデオーロ(契約済 2019年1⽉引渡)
3)ゼネラルサントス(契約済 2019年3⽉引渡予定)
4)ドゥマゲテ(契約済 2019年3⽉引渡予定)
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海外通信事業の進捗
3.第4Qのビサヤ・ミンダナオ地域の
新規開通計画
1)タンタグ(ミンダナオ)契約済
⇒回線がないため近くの都市から敷設。
5⽉開通予定
2)ダバオ(ミンダナオ)契約済 3⽉開通予定
3)イロイロ(ビサヤ) 回線⼿配中
4)セブ(ビサヤ)条件交渉中
5)コタバト(ミンダナオ)お客様が回線を敷設中
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マニラ国際空港での無線ブロードバンドサービスの開始
2019年1⽉17⽇
第1ターミナルチェックインカウンターに、
Wi-Fi内蔵のデジタルサイネージを設置。
空港利⽤者に無料Wi-Fiサービスを提供
今後第2ターミナル・第3ターミナルへの設置を進める
このデジタルサイネージ型のWi-Fi機器を
地⽅都市のCATV事業者に提供
Wi-Fiを通じて、CATVのケーブルではカバーできない
インターネットトラフィックを集める計画
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居住地域での無線ブロードバンドサービスの提供
2019年1⽉
InfiniVAN,Inc.は、マニラ⾸都圏地域の
2都市Caloocan CityおよびCity of
Parañaqueとの間で、無線機器の設置と
光ファイバーの敷設に関する覚書を締結
2都市合計で、⼈⼝220万⼈
(マニラ⾸都圏地域の⼈⼝の17%)
2020年中に無線によるブロードバンド
サービスを提供する構想(現在Caloocan
の⼀部で実証実験中)
マニラ⾸都圏地域(メトロマニラ)⼈⼝ 単位1,000⼈
都市名 2000 2010 2015 ⼈⼝増加率
Caloocan City 1,178 1,489 1,584 34.4%
City of Parañaque 450 588 666 48%
Metro Manila合計 9,931 11,855 12,878 29.6%
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ミンダナオ島開拓(2018年3Q)
2018年9⽉
国家通信委員会から、
ミンダナオ地域の事業者適格を取得
⼤⼿通信事業者から、ダバオ-グアム間の
回線を⻑期借受。ダバオに当社機器設置
2018年12⽉
ゼネラルサントスーダバオ間回線開通
⇒回線の⼀部を、最⼤⼿CATV事業者に対して、
20年の⻑期使⽤権(IRU)で提供開始
以下のCATV事業者に対して、グアムまでの
国際通信サービスを開始
①ゼネラルサントス(3⽉予定)
②カガヤンデオーロ
③ダバオ
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ミンダナオ島開拓(2018年4Q)
コタバト市のCATV事業者に対して、グアムまでの回線提供で12⽉に合意
⻑期間の反政府組織との戦闘激化により治安が悪化し、この地域の⼤⼿通信事業者の設備は
不⼗分。政府が、この地域のブロードバンドのインフラ構築を⽀援している状況
今回⽐較的安全な地域であるディゴス市まで、
CATV事業者が回線を敷設。当社設備と接続
することで、コタバト市までエリア拡⼤
現地のCATV事業者の提携を通じて、今後も
積極的にミンダナオのブロードバンド
インフラの整備に関与する予定です。
またこの四半期は、16Pにあるタンタグ市
の開通も、⽬指しております。
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鉄道へのファイバー敷設
2018年12⽉ マニラ市内と郊外を結ぶ⾼架鉄道に、InfiniVAN,Inc.の
回線設備を敷設
InfiniVAN,Inc.は、⾃社で利⽤するほか、
①最⼤⼿CATV事業者に対して、光ファイバーを20年間リース(IRU︓連
結収⽀への影響は2019年4⽉以降)
このCATV事業者は、かつて最⼤⼿電⼒会社と同⼀の財閥の属していた。
そのため電⼒会社の電柱を使って、メタル回線で放送コンテンツを配信し、
ブロードバンドを提供。
しかしマニラの交通渋滞の慢性化への対応が、重要な政治課題となり、これまで遅れ
敷設⼯事の様⼦
ていた道路の拡張が現実化。事業者は、電柱の移動、地下化などを求められている。
またメタル回線は、提供できる速度が遅いので、ブロードバンドサービスの将来を⾒
据えると、光ファイバー化あるいは次世代無線通信に切り替える必要が⼤きくなって
いる。
そこで駅ごとに、各建物と接続できる光ファイバーを敷設し、2019年1⽉より提供し
ている。今後も他の鉄道路線に設備を設置し、⻑期的に収益を上げる案件を開拓予定
②他の通信事業者に対して、回線敷設のためのダクトを⻑期リースする
ことを計画しております。(連結収⽀への影響は、2019年4⽉以降)
右側のダクトを、実際に敷設しております。
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会社概要
会社名 株式会社アイ・ピー・エス
(英⽂社名) IPS, Inc.
設 ⽴ 1991年10⽉
本社所在地 〒104-0045 東京都中央区築地4-1-1 東劇ビル8階
事業内容 海外通信事業︓フィリピンのCATV事業者等に国際通信回線を提供
フィリピン国内通信事業︓フィリピン国内での法⼈向けISPの提供
国内通信事業︓⽇本国内での通信サービスの提供
在留フィリピン⼈関連事業︓⽇本国内での在留外国⼈向け求⼈サービスの提供など
医療・美容事業︓フィリピンでの医療・美容サービスの提供
グループ企業 連結⼦会社(特定⼦会社)
KEYSQUARE INC.
Shinagawa Lasik & Aesthetics Center Corporation
InfiniVAN, Inc.
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免責事項
本書には、当社に関連する⾒通し、将来に関する計画、経営⽬標などが記載されて
います。これらの将来の⾒通しに関する記述は、将来の事象や動向に関する現時点
での仮定に基づくものであり、当該仮定が必ずしも正確であるという保証はありま
せん。様々な要因により実際の業績が本書の記載と著しく異なる可能性があります。
別段の記載がない限り、本書に記載されている財務データは⽇本において⼀般に認
められている会計原則に従って表⽰されています。
当社は、将来の事象などの発⽣にかかわらず、既に⾏っております今後の⾒通しに
関する発表等につき、開⽰規則により求められる場合を除き、必ずしも修正すると
は限りません。
当社以外の会社に関する情報は、⼀般に公知の情報に依拠しています。
《IRに関するお問い合わせ先》
株式会社 アイ・ピー・エス
〒104-0045 東京都中央区築地4-1-1
東劇ビル8階
TEL: 03-3549-7719 FAX: 03-3545-7331
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