4390 ｉｐｓ 2021-03-01 08:30:00
当社子会社であるInfiniVAN, Incがフィリピンにて1.5GHz帯の周波数を追加して割り当てられたことのお知らせ [pdf]
2021 年３月１日
各 位
会 社 名 株式会社アイ・ピー・エス
銘 柄 名 株式会社ＩＰＳ
代表者名 代表取締役 宮下 幸治
（コード番号：4390 東証第一部）
問合せ先 経営企画室室長 赤津 博康
（TEL. 03-3549-7719）
当社子会社である InfiniVAN, Inc がフィリピンにて 1.5GHz 帯の周波数を
追加して割り当てられたことのお知らせ
当社子会社 InfiniVAN, Inc.（以下「InfiniVAN」という）が、フィリピン共和国国家通信委員
会（以下、
「NTC」という）に申請していた、1.5GHz 帯の周波数帯（20MHz×２）の割当に対して、
2021 年２月 24 日に NTC が周波数帯の割り当てを行い、同 26 日に、NTC から、周波数の割当を行
う旨の通知書を受領いたしましたので、お知らせいたします。
記
１．割当内容
1,427～1,470MHz、1,475～1,518MHz（それぞれうち 20MHz、合計 40MHz）
２．割当を受けた周波数の特徴について
現在 InfiniVAN に割り当てられている周波数帯は 3.7GHz 帯と 24GHz 帯の２種類で、5G 専
用の周波数帯です。これらの周波数帯は、波長が短いことから情報の伝達効率に非常に優れ
ており、5G 技術の特性である高速・高信頼性・低遅延・同時多数接続という長所を発揮でき
る性質を持ちますが、半面、波長が短すぎるため、電波の減衰が早く、直進性が高く、障害
物を回り込んで回避することができず（電波の特性として、波長の長さより大きい物体を回
り込んで回避することはできません） サービス地域を広げるためには多数の基地局を必要と
、
するなどの課題がございます。
今回 InfiniVAN が割り当てられた 1.5GHz 帯については、相対的に波長が長いため、電波が
届きやすい特性を持ちます。また、国際標準の携帯電話用周波数帯であるため、4G の主要な
携帯電話が対応していること、技術的に成熟していることも長所として挙げられます。
5G がその技術的能力を最大限に発揮するまでには、今後数年間の時間を要すると考えられ
ております。技術的仕様の制定が遅れていることだけでなく、今までより大量のデータの送
受信を行うために、基地局の設備の拡充が必要となるためです。それまでの間は、従来の 4G
技術と新規の 5G 技術が併用されていく見込みです。現在、世界的に多く導入されている例と
しましては、4G 周波数帯に 5G の技術を一部取り入れたサービスなどがあります。
（参考）InfiniVAN の概要
会社名 InfiniVAN, Inc.
所在地 Unit 1710,17th Floor Hanston Square Bldg., San Miguel
Ave., Ortigas Center, Pasig City, Philippines
代表者の役職・氏名 President Enrique G. Yu
事業の内容 通信業
資本金 677 百万フィリピンペソ（約 1,483 百万円）
３．今後の見通し
本件は、中長期的に当社グループの業績及び企業価値の向上に資するものと考えておりま
すが、 2021 年３月期の当社連結業績に与える影響につきましては軽微であります。
また、今後お知らせすべき重大な事象が発生した場合には、速やかにお知らせいたします。
以上