4384 ラクスル 2019-06-13 15:00:00
2019年7月期第3四半期 決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2019年7月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2019年6月13日
上場会社名 ラクスル株式会社 上場取引所 東
コード番号 4384 URL https://corp.raksul.com
代表者 (役職名) 代表取締役社長CEO (氏名)松本 恭攝
問合せ先責任者 (役職名) 取締役CFO (氏名)永見 世央 TEL 03(6629)4893
四半期報告書提出予定日 2019年6月13日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2019年7月期第3四半期の業績(2018年8月1日~2019年4月30日)
(1)経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年7月期第3四半期 12,348 55.6 149 - 138 - 75 -
2018年7月期第3四半期 7,938 - △56 - △80 - △84 -
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2019年7月期第3四半期 2.75 2.60
2018年7月期第3四半期 △4.31 -
(注)1.当社は、2018年2月1日付で普通株式1株につき100株の株式分割を行っております。前事業年度の期首に当
該株式分割が行われたと仮定して、1株当たり四半期純利益を算定しております。
2.2018年7月期第3四半期の「潜在株式調整後1株当たり四半期純利益」については、潜在株式は存在するもの
の、当社株式は2018年4月30日において非上場であり、期中平均株価が把握できず、かつ、1株当たり当期純
損失金額であるため記載しておりません。
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2019年7月期第3四半期 9,291 6,793 73.1
2018年7月期 8,758 6,675 76.2
(参考)自己資本 2019年7月期第3四半期 6,792百万円 2018年7月期 6,674百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2018年7月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2019年7月期 - 0.00 -
2019年7月期(予想) 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2019年7月期の業績予想(2018年8月1日~2019年7月31日)
(%表示は、対前期増減率)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
16,200 45.0 120 29.0 96 122.0 20 29.4 0.73
通期
~17,000 ~52.1 ~160 ~72.0 ~136 ~214.5 ~60 ~288.1 ~2.18
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年7月期3Q 27,701,800株 2018年7月期 27,548,600株
② 期末自己株式数 2019年7月期3Q 32株 2018年7月期 -株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年7月期3Q 27,648,895株 2018年7月期3Q 19,528,805株
(注)当社は、2018年2月1日付で普通株式1株につき100株の株式分割を行っております。前事業年度の期首に
当該株式分割が行われたと仮定して、「期末発行済株式数」、「期末自己株式数」及び「期中平均株式数」
を算定しております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意
事項等については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3)業績予想などの将来予測情報に関
する説明」をご覧ください。
(四半期決算補足説明資料及び四半期決算説明会内容の入手方法について)
当社は、2019年6月13日に機関投資家及び証券アナリスト向けの決算説明会を開催する予定です。当日使用する決算
説明資料は、当社ホームページに掲載します。
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………………… 3
2.四半期財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期損益計算書 ………………………………………………………………………………………………… 6
第3四半期累計期間 ……………………………………………………………………………………………… 6
(3)四半期財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………… 7
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 7
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 7
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1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
わが国経済は、企業業績の回復、雇用・所得環境の改善などにより景気は緩やかな回復が続いておりましたが、
米中貿易摩擦の深刻化により、景気の先行きは不透明な状況で推移すると予想されております。
印刷業界においては、デジタルメディアの拡大とともに従来型の紙媒体の需要が減少傾向にあります。その一方
で、印刷EC業界は潜在需要が大きく、2012年度から2018年度までの年平均成長率が10%超、また2018年度の市場規
模は920億円に拡大していると想定されております(株式会社矢野経済研究所「印刷通販市場に関する調査結果
2013」2013年11月7日発表によります)。
また、国内のトラック運送事業は、約14兆円という巨大な市場であります(国土交通省「物流を取り巻く現状に
ついて」2017年2月によります)。しかし、業界構造は多重下請け構造となっているうえ、車両の手配は電話・
FAXでの連絡が中心であり人力に頼った運用となっているのが実態であります。当社は物流業界においてもITに
よる効率化を図るとともに業界構造そのものをフラット化することで、荷主・運送会社双方に新たな価値提供がで
きると考えております。具体的な取り組みとして2019年1月に、一般貨物を取り扱う運送会社向けの新サービス
「ハコベルコネクト」の提供開始を発表いたしました。各運送会社が保有する案件情報や、運送業務に関する情報
をオンライン上で可視化し、運送業務に関係する複数の会社が情報を共有することでスムーズな連携を実現するこ
とができる仕組みを提供し、わが国の運送業界全体の生産性向上に貢献してまいります。
このような状況の中、当社は、「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というビジョンの下、主に印刷・
集客支援(広告)のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」と、物流のシェアリングプラットフォーム「ハコ
ベル」を運営してまいりました。
「ラクスル」では、商品ラインナップの拡充や無料のデザイン制作ソフト「オンラインデザイン」の提供等顧客
の利便性向上に努めております。また、「ハコベル」においても、登録運送業者数の増加やマッチング効率の上昇
等、継続的にサービスの拡充に努めております。さらに、両事業とも将来を見据え、登録ユーザー数増加に向けた
広告宣伝投資を積極的に行い、組織体制強化のための人材採用に注力いたしました。
以上の結果、当第3四半期累計期間の売上高は12,348百万円(前年同期比55.6%増)、営業利益は149百万円
(前年同期は営業損失56百万円)、経常利益は138百万円(前年同期は経常損失80百万円)、四半期純利益は75百
万円(前年同期は四半期純損失84百万円)となりました。
セグメントの経営成績は、次のとおりであります。
(印刷事業)
印刷事業においては、引き続きTVCM等の広告宣伝投資を積極的に行うことで、新規顧客の獲得が進みリピート購
入数も好調に推移いたしました。業界全体で印刷用紙不足の状況に陥る中、販売を継続できたことで機会損失が発
生しなかったことに加え、一部商材の価格転嫁を行うことにより売上高及び利益の水準をコントロールすることが
できました。この結果、売上高は11,272百万円(前年同期比49.4%増)、セグメント利益は1,039百万円(前年同
期比64.5%増)となりました。
(運送事業)
運送事業においては、各企業が輸送コストの増大に課題を抱えている中で積極的な提案活動を行ったことによ
り、顧客基盤は引き続き順調に拡大しております。また登録ドライバー数の増加や専属車両の確保等キャパシティ
の拡大にも努めるとともに新サービスの「ハコベルコネクト」の開発に注力いたしました。この結果、売上高は
1,007百万円(前年同期比191.8%増)、セグメント損失は87百万円(前年同期はセグメント損失51百万円)となり
ました。
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(2)財政状態の分析
(流動資産)
当第3四半期会計期間末における流動資産は8,067百万円となり、前事業年度末に比べ469百万円増加いたしま
した。これは主に、現金及び預金が333百万円減少した一方、売上高の拡大に伴い売掛金が550百万円増加したこ
と等によるものであります。
(固定資産)
当第3四半期会計期間末における固定資産は1,223百万円となり、前事業年度末に比べ63百万円増加いたしまし
た。これは主に、無形固定資産がシステムの開発投資などにより93百万円増加したことによるものであります。
(流動負債)
当第3四半期会計期間末における流動負債は2,394百万円となり、前事業年度末に比べ547百万円増加いたしま
した。これは主に、事業規模の拡大に伴い仕入額が増加した結果、買掛金が455百万円増加したことによるもので
あります。
(固定負債)
当第3四半期会計期間末における固定負債は103百万円となり、前事業年度末に比べ132百万円減少いたしまし
た。これは主に、借入金の返済が進み長期借入金が91百万円減少、リース債務が41百万円減少したことによるも
のであります。
(純資産)
当第3四半期会計期間末における純資産合計は6,793百万円となり、前事業年度末に比べ118百万円増加いたしま
した。これは主に、新株予約権の行使により資本金が19百万円、資本準備金が19百万円増加するとともに利益剰余
金が75百万円増加したことによるものであります。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
2019年7月期の業績予想については、2019年5月14日の「業績予想の修正に関するお知らせ」で公表いたしまし
た通期の業績予想に変更はありません。
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2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(2018年7月31日) (2019年4月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 6,366,217 6,032,342
受取手形 2,807 96,731
電子記録債権 - 2,209
売掛金 1,136,914 1,687,363
貯蔵品 - 4,128
前払費用 61,556 93,162
その他 30,862 151,527
貸倒引当金 △13 △22
流動資産合計 7,598,345 8,067,441
固定資産
有形固定資産
建物 191,309 193,305
減価償却累計額 △28,149 △40,372
建物(純額) 163,159 152,933
機械及び装置 582,936 581,336
減価償却累計額 △163,670 △206,684
機械及び装置(純額) 419,265 374,651
工具、器具及び備品 37,375 54,685
減価償却累計額 △17,250 △25,956
工具、器具及び備品(純額) 20,124 28,729
リース資産 170,000 170,000
減価償却累計額 △59,500 △72,249
リース資産(純額) 110,500 97,750
有形固定資産合計 713,049 654,064
無形固定資産
ソフトウエア 54,188 90,349
ソフトウエア仮勘定 - 57,791
無形固定資産合計 54,188 148,141
投資その他の資産
投資有価証券 90,000 93,760
関係会社株式 64,888 19,903
長期前払費用 102 -
差入保証金 184,835 242,191
繰延税金資産 52,933 65,882
投資その他の資産合計 392,759 421,737
固定資産合計 1,159,997 1,223,942
資産合計 8,758,342 9,291,384
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(単位:千円)
前事業年度 当第3四半期会計期間
(2018年7月31日) (2019年4月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 907,003 1,362,336
短期借入金 220,000 220,000
1年内返済予定の長期借入金 194,868 159,164
リース債務 36,556 50,816
未払金 241,996 318,099
未払法人税等 50,349 37,976
未払消費税等 121,277 39,867
前受金 34,913 127,790
その他 39,803 78,006
流動負債合計 1,846,768 2,394,056
固定負債
長期借入金 91,430 -
リース債務 41,402 -
資産除去債務 102,943 103,523
固定負債合計 235,775 103,523
負債合計 2,082,544 2,497,579
純資産の部
株主資本
資本金 1,926,045 1,945,833
資本剰余金
資本準備金 4,733,383 4,753,172
資本剰余金合計 4,733,383 4,753,172
利益剰余金
その他利益剰余金
繰越利益剰余金 15,459 91,437
利益剰余金合計 15,459 91,437
自己株式 - △101
株主資本合計 6,674,887 6,790,342
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 - 2,608
評価・換算差額等合計 - 2,608
新株予約権 910 854
純資産合計 6,675,797 6,793,804
負債純資産合計 8,758,342 9,291,384
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(2)四半期損益計算書
(第3四半期累計期間)
(単位:千円)
前第3四半期累計期間 当第3四半期累計期間
(自 2017年8月1日 (自 2018年8月1日
至 2018年4月30日) 至 2019年4月30日)
売上高 7,938,376 12,348,748
売上原価 5,951,524 9,446,759
売上総利益 1,986,851 2,901,989
販売費及び一般管理費 2,043,517 2,752,731
営業利益又は営業損失(△) △56,665 149,257
営業外収益
受取利息 45 68
受取配当金 780 780
雑収入 1,211 1,513
営業外収益合計 2,036 2,361
営業外費用
株式交付費 15,128 -
支払利息 10,464 6,803
雑損失 193 6,557
営業外費用合計 25,786 13,361
経常利益又は経常損失(△) △80,416 138,257
特別利益
固定資産売却益 - 239
特別利益合計 - 239
特別損失
固定資産除却損 - 4,566
関係会社株式評価損 - 44,985
特別損失合計 - 49,551
税引前四半期純利益又は税引前四半期純損失(△) △80,416 88,946
法人税、住民税及び事業税 3,757 27,067
法人税等調整額 - △14,100
法人税等合計 3,757 12,967
四半期純利益又は四半期純損失(△) △84,173 75,978
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(3)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
前第3四半期累計期間(自 2017年8月1日 至 2018年4月30日)
a.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期
その他 調整額 損益計算書
(注)1 合計 (注)2 計上額
印刷事業 運送事業 計
(注)3
売上高
外部顧客への
売上高 7,544,034 345,117 7,889,152 49,224 7,938,376 - 7,938,376
セグメント間
の内部売上高 - 5,889 5,889 - 5,889 △5,889 -
又は振替高
計 7,544,034 351,007 7,895,041 49,224 7,944,265 △5,889 7,938,376
セグメント利益 631,860 △51,313 580,546 24,927 605,473 △662,139 △56,665
又は損失(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、システム構築支援事業等を含ん
でおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△662,139千円には、各報告セグメントに配分していない全社費用
が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期損益計算書の営業損失と調整を行っております。
b.報告セグメントの変更等に関する事項
該当事項はありません。
c.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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当第3四半期累計期間(自 2018年8月1日 至 2019年4月30日)
a.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期
その他 合計 調整額 損益計算書
印刷事業 運送事業 計 (注)1 (注)2 計上額
(注)3
売上高
外部顧客への 11,272,293 1,007,042 12,279,336 69,412 12,348,748 - 12,348,748
売上高
セグメント間
の内部売上高 - 152 152 - 152 △152 -
又は振替高
計 11,272,293 1,007,195 12,279,489 69,412 12,348,901 △152 12,348,748
セグメント利益
又は損失(△) 1,039,507 △87,163 952,344 17,980 970,325 △821,068 149,257
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、システム構築支援事業等を含ん
でおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△821,068千円には、各報告セグメントに配分していない全社費用
が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期損益計算書の営業利益と調整を行っております。
b.報告セグメントの変更等に関する事項
(事業セグメント利益又は損失の測定方法の変更)
第1四半期会計期間より、各報告セグメントの業績をより適切に把握するため、従来、各報告セグメント
に対応させていなかった全社費用の一部を、合理的な測定方法に基づき各報告セグメントに対応させており
ます。
この変更に伴い、従来の方法に比べ、当第3四半期累計期間のセグメント利益が、「印刷事業」で
871,729千円減少しております。
なお、前第3四半期累計期間のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分方法及び見直し後の配
賦方法に基づき作成したものを開示しております。
c.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
該当事項はありません。
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