4384 ラクスル 2021-06-10 15:00:00
2021年7月期第3四半期決算説明会資料 [pdf]

2021年7月期第3四半期決算説明会資料
ラクスル株式会社(東証 市場第一部:4384)




2021年6月10日
1. 会社概要

2. 2021年7月期第3四半期 業績

3. ESGへの取り組み

4. 2021年7月期通期 業績予想の修正

5. Q&A

6. ご参考資料



                        2
会社概要




       3
ビジョン/事業概要
                     「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」
◼ 印刷、広告、物流といった
 デジタル化が進んでいない
 伝統的な産業に、インター
 ネットを持ち込み産業構造                   広告の         物流の
                 印刷・集客支援の
 を変えることで、より良い    プラットフォーム    プラットフォーム    プラットフォーム
 世界を実現する



                 2013年3月開始   2020年4月開始   2015年12月開始




                                                      4
複数の産業を革新する
BtoBプラットフォーム
を通じた持続的成長
                                       その他業界
◼ 中長期では、プラットフォーム     中長期                 他業界への参入
 を展開する産業を拡大                             物流業界の
                                      プラットフォーム
                     2015/12 ~
                                       広告業界の
                                      プラットフォーム
                     2015/3(1) ~

                                        印刷業界の
                     2013/3 ~         プラットフォーム




                   注                               5
                   (1)集客支援サービスの開始時期
当社の強み                       • 各事業が大規模な市場にアクセスしている
                            • EC化の進展余地
                   事業環境
◼ 当社の強みは、                   • 主力の印刷EC事業において競争力が年々向上
 ①市場規模の大きな領域への                (市場で最も成長している一社)
  アクセス
 ②顧客・サプライヤー基盤の
  継続的な拡大
                            •   EC+SaaSのユニークなビジネスモデル
 ③スケールと共に実現してきた
                            •   業種が多様かつ裾野が広い顧客基盤
  事業の重層化と収益性の向上   ビジネスモデル
                            •   周辺事業領域への展開余地
                            •   サプライヤーとの強固な関係(シェアリングプラットフォーム)




                            • リピート性の高いトランザクション
                   収益構造     • 年々改善する粗利率
                            • スケールメリット(主に広告宣伝投資)



                                                            6
今後の事業の方向性

◼ EC/MarketplaceとSaaSの
  2つのビジネスモデルを1つの
  業界の中で同時に展開し、
  取引コストと業務コストの
  効率化を通じて、伝統的産業
  を生産性・収益性の高い業界
  に変革する




                         7
当社における
事業構成の考え方                     当社が複数事業を運営する意義

◼ 当社ビジョン「仕組みを
 変えれば、世界はもっと
 良くなる」を実現するため、               長い時間                  採用/資金
                   再現性                  シナジー
 業界構造の変革が長く                  軸の許容                   調達力
 起きていない数兆円規模の
 産業でデジタルプラット
 フォームを創出する
                 印刷事業で培った   ペネトレーション   顧客資産の共有    グループ一丸で
                 ノウハウを活用し   に要する長い時間   テクノロジー・    行うことで競争力
                 た事業立ち上げ    軸を吸収できる    コーポレート機能     を確保
                             複数事業体制      の共有




                                                           8
                                                                 2016年7月期~2020年7月期
継続的な成長の実現     (百万円)
                                                                  CAGR   43.4%                21,494

◼ 複数の産業の変革に
 取り組むことで、                                                                            17,168
 継続的な成長を実現


                                                                         11,174

                                                               7,675
                                                    5,082
                                         2,644
                   121        761



                  2013年7月期 2014年7月期 2015年7月期 2016年7月期 2017年7月期 2018年7月期 2019年7月期 2020年7月期

                                                  売上高       営業利益(non-GAAP) (1)

              注
              (1)2020年7月期より営業利益、経常利益および当期純利益は、株式報酬費用を足し戻したnon-GAAPベースの開示に変更                            9
                (差異はご参考資料に記載。以下同様)
当社の企業価値の源泉
                                                           顧客への付加価値
◼ 顧客からの信頼の総和である      プラットフォーム
                                      顧客からの信頼              サプライヤーへの
                      としての価値
 売上高及び、顧客・サプライ                                               付加価値
 ヤーへの付加価値の総和で
 ある売上総利益の最大化を
 重視
                       財務数値*             売上高                   売上総利益率           売上
◼ これまでのEC事業(トランザク
                                                                               総利益
 ションベース)に加えて、
 売上高のサイズは小さいもの
 の売上総利益率が高いSaaSの
 事業拡張が今後見込まれる           事業KPI
                                                       サービスの高付加    原価低減/サプライ
 ことから、売上総利益がより                     顧客数   購入回数     単価
                                                          価値化       ヤーの生産性向上
 企業価値に直結する指標と
 考えている                                         ARPU

                    *売上高/売上総利益に関する会計基準
                    売上高:顧客からの売上をグロスで計上
                    売上総利益:売上高からサプライヤーに生産原価を支払った残りを売上総利益として計上


                                                                                10
再投資による企業価値
向上スパイラル          企業価値向上

◼ 売上総利益額を最大化する
 ことで、営業利益以下の
 利益の継続拡張及びプラッ    成長投資の拡大
 トフォーム価値を高めるた
 めの成長投資の拡大を両立
                  売上総利益
                   の拡大



                  現在
                 企業価値




                           11
中長期での財務目標・               売上総利益 中長期目標
                         (百万円)                                                                                  17,500
ポリシー                                                                                                           ~20,000
                                                                                        2021年7月期
◼ 売上総利益は中長期的に                                                                          ~2025年7月期

 CAGR30%の成長を                                                                           CAGR   30%
 ターゲットとする

◼ 営業利益以下の利益(non-
 GAAP)についても、毎年の
 増益を基本ポリシーとする
                                                                         (1)
 (一時的な投資局面が発生し                            2016年7月期
                                         ~2020年7月期                   6,450
 た際には、市場との対話を                             CAGR 53%
                                                             4,928
 十分に行った上で実施)                                         3,944
                                            2,761
◼ 上場企業として資本効率性                    1,738
                          904
 も意識し、中期でROE10%
 を目指す
                          2016年   2017年     2018年    2019年   2020年   2021年     2022年       2023年       2024年       2025年
                                                                                     (2)         (2)         (2)         (2)
                          7月期      7月期         7月期   7月期      7月期     7月期      7月期         7月期         7月期         7月期

                   注
                   (1)2020年9月10日開示の通期業績予想下限値                                                                                   12
                   (2)2022年7月期以降は見込値
2021年7月期第3四半期 業績




                   13
                                                                   2021年7月期3Q                            2021年7月期3Q累計
       2021年7月期第3四半期                                           (2021年2月-2021年4月)                       (2020年8月-2021年4月)

                                                               前年同期                前四半期                          前年同期
       業績                                             実績                                              実績
                                                              実績        増減率       実績        増減率                実績        増減率
                                        (百万円)
       ◼ 売上高は前年同期比+64.5%、
                                     売上高              8,966   5,451      +64.5%   7,417     +20.9%    22,321   16,598     +34.5%
           売上総利益は同+70.8%。
           共に上場来の四半期成長率              売上総利益            2,076   1,216      +70.8%   1,757     +18.1%     5,333    3,631     +46.9%
           としては最高水準
                                     売上総利益率           23.2%   22.3%      +0.9pt   23.7%      -0.5pt   23.9%    21.9%      +2.0pt
       ◼ 営業利益(non-GAAP)は
                                     営業利益              440     -152           -    266      +65.1%      868     -396             -
           440百万円で過去最高益              (non-GAAP)

                                     (広告宣伝費)           495     489        +1.1%    513       -3.6%     1,501    1,436      +4.5%

                                     (ハコベルセグメント
                                     利益 (non-GAAP))     -21     -83           -        16         -      -31    -315             -

                                     (株式報酬費用)          133         22   +488.5%    120      +10.6%      348         37   +818.0%

                                     経常利益              436     -157           -    258      +68.8%      851     -485             -
                                     (non-GAAP)
                                     当期純利益             371     -158           -    204      +82.0%      716     -591             -
                                     (non-GAAP)

©️RAKSUL INC. All Rights Reserved.                                                                                          14
2021年7月期第3四半期
                                           ラクスル          ノバセル             ハコベル       全社合計(1)
セグメント別業績                    (百万円)



◼ ノバセルセグメントが全体
                       売上高                   5,617          2,613            657       8,966
                       前年同期比                  +39.0%       +208.4%          +23.4%      +64.5%
 の成長を牽引

                       売上総利益                 1,527               405         114       2,076
                       前年同期比                  +50.6%       +185.1%         +133.4%      +70.8%


                       売上総利益率                27.2%          15.5%          17.4%       23.2%
                       前年同期比                   +2.1pt            -1.3pt     +8.2pt      +0.9pt


                      営業/セグメント
                      利益(non-GAAP)
                                                731                92         -21        440




                 注
                 (1)ラクスル、ノバセル、ハコベルの実績合計と全社合計の差分はその他事業、本社費によるもの
                                                                                                 15
各事業における                      業界への影響(当社認識)            当社ビジネスへの影響

緊急事態宣言の影響                 • 印刷業界全体として、           • 5月に一部マイナス影響はありつつも、
                            需要が前年比1-2割の減少          昨年4-5月の緊急事態宣言と比べると限
                          • 昨年4-5月の緊急事態宣言と比較し、     定的
◼ ラクスルセグメントでは      ラクスル     影響は限定的
 5月に一部マイナスの影響

◼ ノバセルセグメントでは
 影響がほぼなく、一部追い風            • 市場全体は一定影響を受けつつも、     • 運用型テレビCM市場が拡大する中、
 のトレンド                      視聴率上昇により出稿量は戻ってき       当社が先行しているため、
                            ている                    相対的に影響は受けにくい状況
                   ノバセル   • 顧客側の広告投資の効率化ニーズが
◼ ハコベルセグメントでは
                            高まり、運用型テレビCM市場が
 2月以降ラストマイル輸送に
                            立ち上がりつつある
 マイナスの影響

◼ 今後の経済回復期においては、          • 運送業界全体として、           • ラストマイル輸送においては、直近フー
                            需要が前年比1-2割の減少          ドデリバリーの配送が内製化(店舗ス
 全事業ともその恩恵を享受す
                                                   タッフが配達)されたことにより、需要
 る見通し              ハコベル                            が減少
                                                 • 都市内輸送においては、当社は相対的に
                                                   影響を受けにくい食品・飲料の配送シェ
                                                   アが高く、業界比で影響は軽微

                                                                         16
                                                       (修正前)業績予想下限
通期業績予想に対する               売上高
                                                                270億円
進捗率(1)                                                   223億円
                         2021年7月期
                             売上高
                          3Q累計実績
                                                         82.7%
◼ 売上高、売上総利益共に
 通期業績予想に対して
                    2018~2020年7月期
 過去3年より高い進捗率(1)              売上高
                    3Q累計 進捗率平均
                                                     73.4%
◼ 期初に開示した通期業績予想
 は大幅に超過して達成予定
                               隙間
                                                       (修正前)業績予想下限
                       売上総利益
                                                               64.5億円
                          2021年7月期
                         売上総利益
                                                             53億円
                          3Q累計実績
                                                             82.7%

                    2018~2020年7月期
                        売上総利益                        73.1%
                    3Q累計 進捗率平均



                  注                                                  17
                  (1)2020年9月10日開示の通期業績予想下限値に対する進捗率
成長率の回復             成長率(前年同期比)

                                                                                                  +71%
◼ 新型コロナウイルス環境以前
 の成長ペースに復帰

◼ 3Qは2Q決算時に開示した見                                                                                              +50%
                                                                                                  +65%     ~+60%
 込みの「売上高が前年同期比
                                                                                        +41%
 +45-50%前後、売上総利益                                                                                              +36%
                                   上場~FY2020 2Q
 が同+50-55%」を大幅に上                   YoY成長率平均                                                                ~+44%
                                                                                 +28%
                                   売上高      +50%
 回る水準で着地                           売上総利益 +44%
                                                                          +24%
                                                                                           +28%

◼ 4Qは売上高が前年同期比
 +50-60%程度、売上総利益                                                           +2%     +11%
 が同+36-44%程度の成長を
 見込む               3Q   4Q    1Q      2Q     3Q    4Q     1Q   2Q   3Q      4Q      1Q     2Q      3Q    4Q
 (売上総利益率が昨年度の4Q                                                                                          (見込)
                   2018年7月期          2019年7月期                  2020年7月期                    2021年7月期
 に大幅に改善したため、売上
                                                        売上高     売上総利益
 総利益の成長は売上高成長比
 で緩やか)

                                                                                                                 18
                   (百万円)
2021年7月期第3四半期
BSサマリー
                                          流動負債     4,640

◼ ペライチ社とダンボールワ
                      現預金        12,904
 ン社合計で約34億円の関係
                      (対総資産比率     59%)
 会社株式を保有(両社とも約
 49%の出資比率)                                固定負債     9,188   長期借入    4,024
                                                            2024~2026年最終弁済期限
◼ 129億円の現預金を保有し、                                           CB      5,035
                                                            2024年11月償還
 純資産も厚いことから、
 財務健全性は引き続き高い         その他
                      流動資産       3,933
 状態
                                          純資産      7,930
                                                           資本金   2,434
                                          (純資産比率    36%)   資本剰余金 5,242
                      固定資産       4,921
                                                           利益剰余金 ▲68
                                                           新株予約権 324

                            資産             負債/純資産


                                                                           19
全社売上高の推移          (百万円)                                                                                                   8,966
                                                                                                                                77
                                                                                                                                657
◼ 四半期売上高としては                                                                                                      7,417
 過去最高額                                                                                                                          2,613
◼ 通常の外部環境の下では                                                                     5,792                   5,937
                                                                          5,353           5,451
 ラクスル及びノバセルは3Q、
                                                            4,852 4,819                           4,896
 ハコベルは2Qと3Qが繁忙期
                                                    4,065
                                            3,429
                                3,034 3,235
                  2,388 2,514
                                                                                                                                5,617




                   1Q     2Q     3Q    4Q    1Q      2Q      3Q    4Q      1Q      2Q      3Q      4Q      1Q      2Q      3Q

                        2018年7月期                    2019年7月期                      2020年7月期                   2021年7月期


                                            ラクスル            ノバセル          ハコベル            その他

                                                                                                                                  20
事業別売上高構成比の          0.1%     0.6%     0.6%      0.6%    1.0%
                   2.2%      4.6%     9.0%
推移                          1.8%               10.2%    9.9%        ハコベルの
                   15.5%              6.2%                       売上総利益率イメージ
                            16.0%              13.3%               15%~20%程度
                                                       21.2%
◼ 印刷ECサービスが継続的に                      17.2%
                                               15.3%
 拡大する中、他サービスが
                                                       14.5%
 同時に拡大しており、複数の                                                      ノバセルの
 産業向け事業が多層的に成長                                                   売上総利益率イメージ
                   82.2%                                           15%~20%程度
◼ 印刷ECサービス以外の               77.0%
                                     67.0%
                                               60.7%
 売上高比率が45%超まで上昇                                        53.3%

◼ 直近ではノバセルセグメント                                                      ラクスルの
                                                                 売上総利益率イメージ
 の貢献増加が顕著                                                          25%~28%程度

                  2017年7月期 2018年7月期 2019年7月期 2020年7月期 2021年7月期
                                                       3Q累計

                    印刷ECサービス(ラクスル)      集客支援サービス(ラクスル)
                    ノバセル                ハコベル
                    その他


                                                                               21
全社売上総利益の推移       (百万円)                                                                                          2,076
                                                                                                                      29
                                                                                                                      114
◼ 最重視指標の売上総利益は                                                                                          1,757
 前年同期比+70.8%                                                                                                          405
                                                                                                1,499

                                                                            1,245 1,216 1,296
                                                                      1,170
                                                      1,098
                                                              1,042
                                                981
                                    774   821
                              760
                  594   632
                                                                                                                      1,527




                  1Q     2Q   3Q    4Q    1Q    2Q     3Q      4Q      1Q    2Q    3Q    4Q      1Q      2Q      3Q

                        2018年7月期                2019年7月期                    2020年7月期               2021年7月期


                                          ラクスル        ノバセル            ハコベル        その他

                                                                                                                        22
                     (百万円)                                                                                               28.6%
セグメント別                                                                                                                            27.4% 27.1% 27.2%
                                                                                                                                                            30. 0%




                                                           26.1%
                     6,500

                             24.9% 25.6% 25.3% 25.0% 24.7%       24.6% 24.6% 25.0% 24.5% 25.1%
売上高、売上総利益                                                                                                                                         5,617
                                                                                                                                                            25. 0%




セグメント利益                                                                                                                                   5,090
                     5,500




                                                                                                                                                            20. 0%




                                                                                                      4,382                      4,444
                     4,500

                                                                             4,094            4,028            4,043
◼ 売上高、売上総利益共に                                                                        3,870                             3,876                                15. 0%




 継続して成長し、過去                                                          3,403
                     3,500

                                                             3,093
                                             2,791   2,907
 最高水準
                                                                                                                                                            10. 0%




                         2,298       2,394
◼ 例年3Qに比べ、今年度3Q
                     2,500


                                                                                                                                                            5.0 %




 は広告宣伝費が抑制され                                                                                                                                         1,527
                                                                                                                                             1,378
                                                                                                                           1,107     1,216
                                                                                1,008             1,007 1,074     1,013
                     1,500




 たためセグメント利益                                                             888              952
                                                                                                                                                            0.0 %




                                                        725     762                                                                                       731
                               572      613     705                                                                            608            533
 (non-GAAP)も過去最高益。                                       358     299     303     360     349                                          418
                      500                312     341                                               329      205    223                                      -5.0%




 一方で4Qは広告宣伝費
 増額を予定               (500)
                               (24)                                                                                                                         -10.0%




                              1Q       2Q      3Q      4Q      1Q      2Q      3Q       4Q       1Q       2Q      3Q      4Q         1Q      2Q      3Q

                                      2018年7月期                         2019年7月期                           2020年7月期                       2021年7月期


                                                      売上高            売上総利益              セグメント利益                   売上総利益率
                                                                                             (non-GAAP)
                                                                                                                                                      23
(参考)               売上高、売上総利益、売上総利益率                                       セグメント利益(non-GAAP)

2021年7月期第3四半期     (百万円)
                     27.8%                                    30.0%
                                                                      (百万円)

                                   26.9%
月次業績推移                                           27.0%

                                  2,149
                                                              25.0%




                                                                                   247      254
                                                                          230
◼ 3月の月次売上高は繁忙期に
                                                1,846
 より過去最高で着地          1,621
                                                              20.0%




◼ 緊急事態宣言の影響について                                               15.0%




 は次頁を参照
                                                              10.0%




                                          578
                            450                         498
                                                              5.0%




                                                              0.0%




                     2021/2        2021/3        2021/4                  2021/2   2021/3   2021/4

                      売上高         売上総利益         売上総利益率




                                                                                                    24
                     売上高成長率(1)(前年同週比)

                                緊急事態宣言                                                                          +75%             +86%   緊急事態宣言
緊急事態宣言の影響と                                                                                            +62% +62%
                                                                                                                       +72%
                                                                                                                                               +59%
                                                                                      +51%                                              +49%
                                                                                             +45%                                                  +41%
回復状況                                                                           +31%                                                                        +34% +38%

                                                     +9%
                          0%

                          2020年4-5月緊急事態宣言
◼ 3Qから4Qにかけて断続的           YoY最大-25%
 に緊急事態宣言下ではある
                      週    10    17        24   31    7    14        21   28    7      14        21    28   4     11        18    25    2      9      16    23   30
 ものの、昨年の緊急事態宣
                                      1月                        2月                          3月                         4月                             5月
 言比で影響(度合いと期間)
 は限定的

◼ 新型コロナウイルス環境下            商材・業種別需要状況
 においても需要がある商品
                                                     需要が加速                                       需要が回復                                      需要が弱い
 の強化を行う等、変化への
                                       ・ノベルティ                                    ・チラシ、冊子、                                        ・パネル、バナー等
 対応力は着実に向上                             ・封筒、DM(在宅需要)                               パンフレット、名刺等                                      (展示会、イベント関連)
                          商材
                                       ・ポスティング等                                     (主要商材全般)
◼ 4Qのラクスルセグメント                             (ローカルマーケティング)

 売上高成長率は+26-36%                        ・IT・通信                                    ・広範な業種                                          ・旅行・宿泊(需要減)
 の見込み。6月上旬は5月比            業種
                                           (デジタルサービスの需要増)                           (需要が加速・弱い以外の業種)                              ・人材サービス
                                                                                                                                  (イベント自粛・オンライン化)
 で好調に推移

                  注                                                                                                                                                    25
                  (1)管理会計ベースで算出
リピートユーザーの                               2019年までに獲得したユーザーからのリピート売上高推移(1)
                                            (2020-2021年に獲得した新規ユーザーを含まず)
売上高推移
                          (2020年1月
                           リピート売上高比)
◼ 緊急事態宣言の影響を限定                                    緊急事態宣言                   8月は1月に比べ                         緊急事態宣言
 的には受けつつも、2019年
                        120%

                                                                            需要が弱い                                       110%
                                    104% 102%                                                                                   対2020年1月比
                               100%                                                        99%   99% 100%
 までに獲得したユーザーか           100%


                                                                 88%    91%          88%                                             94%
                                                                                                                  85%
 らのリピート売上高は堅調
                                                                               77%                          77%
 に推移                    80%
                                                  74%
                                                        66%

◼ 2020-2021年に獲得した       60%




 ユーザーからの売上高が加
 わり、前年比では成長率が
                        40%




 再加速                    20%




                         0%




                               1月 2月     3月       4月     5月      6月     7月     8月    9月    10月 11月 12月      1月 2月          3月   4月
                               2020年                                                                        2021年
                                         FY2013         FY2014        FY2015     FY2016     FY2017    FY2018      FY2019

                    注
                    (1)管理会計ベースで算出                                                                                                      26
                                                           32.6%
                       (百万円)
                     2,700
                                                                                                                                            2,613
セグメント別                                                                                                                                                   28.0%




                                             19.3% 16.8%             19.5% 20.5%                             16.8% 19.3% 18.9%
売上高、売上総利益            2,200
                                    11.2%
                                                                                   13.4%     16.1% 16.5%                             16.5%      15.5%

セグメント利益
                     1,700




◼ 新規顧客の増加及び案件の
                                                                                                                                   1,248
 大型化に伴い、売上高及び
                     1,200



 売上総利益が大幅に拡大                                                                                                                                             -11.0%




                                                                                                           847              872
                                                                                           732     743
◼ 4Qは売上高が17-17.5億円
                      700                                                                                          530
 前後、売上総利益率は                                                                                                                                     405
                                                                   315        387
 16.5%程度に改善する見込                                                          278
                                                                                                                              165     206
                                                   143   8628        61    57                118     122     142     102
 み                                           499 3                           29   51                                                                92
                                                     246                                      22                                18         15
                      200

                                     91                       1       45                               4      9

◼ ノバセルアナリティクス                 (0)      (1)                                          (1)                              (25)
 (SaaS)による売上総利益率
                     (300)                                                                                                                               -50.0%




                             1Q       2Q       3Q    4Q    1Q       2Q     3Q      4Q       1Q      2Q      3Q      4Q       1Q      2Q         3Q
 の押し上げ効果は3Q単独で
                                     2018年7月期                      2019年7月期                        2020年7月期                       2021年7月期
 +0.5%、累計導入社数は
 94社(無償利用を含む)
                                                    売上高            売上総利益           セグメント利益                 売上総利益率
                                                                                     (non-GAAP)
                                                                                                                                                 27
(参考)             売上高、売上総利益、売上総利益率                                  セグメント利益(non-GAAP)
                (百万円)                                          (百万円)
2021年7月期第3四半期
                                            16.5%
月次業績推移                          15.4%                                     44.7
                    14.8%                              16.0%




                               982                     14.0%




                   886                                 12.0%




                                           745         10.0%
                                                                  27.0

                                                       8.0%
                                                                                   20.6
                                                       6.0%




                                                       4.0%




                         131         151         122   2.0%




                                                       0.0%




                   2021/2       2021/3      2021/4               2021/2   2021/3   2021/4

                    売上高        売上総利益       売上総利益率



                                                                                            28
運用型テレビCM市場
                    テレビCMプロモーションで重視するもの                         ノバセルアナリティクスへの評価
を牽引するノバセル

◼ テレビCM効果の可視化と
 最大化への期待を背景に、
 運用型テレビCM市場が拡大

◼ 同市場において、ノバセル
 の利用が加速



                                            (%、上位5項目抜粋)




                 出所:当社アンケート「テレビCMの実施調査」
                 ・調査対象:年間広告費1億以上、テレビCM実施企業(過去実施含む)、22~69歳の会社員
                       マーケ/広報・宣伝部、経営、取締役層、経営企画部署の300名
                 ・調査方法:インターネット調査
                 ・調査実施主体:ラクスル株式会社
                 ・アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社
                 ・調査期間:2021年1月25日(月)~1月29日(金)
                                                                                  29
                      (百万円)

セグメント別                                                                                                                          15.5% 16.6% 1,004
                                                                                                                                                         17.4%
                   1,000
                             14.3%
売上高、売上総利益                            10.6%
                                                12.0%
                                                            10.2% 9.9%
                                                                                                                         9.2%                     14.2%
セグメント利益             800
                                                                            7.4%
                                                                                   6.8%     5.3%
                                                                                                       6.2%       5.7%
                                                                                                                                                                     10.0%




                                                                                                                                                         657
                                                                                                              639
◼ 売上総利益率の水準を維持し                                                                                        564                               553
                    600
                                                                                              535                        532
 ながら、売上高が再成長して                                                                       453                                        449
 いくフェーズに移行          400


                                                                            325
◼ 3Qは2Qに一時的な大幅増と
                                                                                                                                                                     -10.0%

                                                                   228
                                            175 (1)     164
 なったフードデリバリーの       200
                                            155                                                                                                   143
                                    93                                                                                                     91                  114
                           75                                                                                                     69
 需要が一巡。また、季節性は                                 38                    22       24       30       28       35        36      48
                             10       9        18 (1)       16                                                                                      16
 2Qが年間を通して一番強い        0




                             (21)    (26)         (3) (1)   (25)     (16)                                                                  (26)            (21)
◼ 売上総利益率は過去最高水準                                 (23)
                                                                              (30)     (40)                                       (51)
                                                                                                (74)                     (83)
                                                                                                         (102)
 の17.4%に改善         (200)                                                                                          (129)                                              -30.0%



                            1Q       2Q       3Q            4Q      1Q       2Q       3Q       4Q       1Q        2Q    3Q       4Q       1Q      2Q      3Q
◼ 4Qは売上高が再拡大し、                      2018年7月期                                2019年7月期                              2020年7月期                     2021年7月期
 7.5-8億円程度で着地を予定
                                                             売上高             売上総利益                  セグメント利益                売上総利益率
                                                                                                     (non-GAAP)
                   注
                   (1)2018年7月期3QはヤマトHDから受託したシステム開発による売上高を計上(一時売上)、売上総利益率は当該売上を除いて算出                                                                            30
(参考)             売上高、売上総利益、売上総利益率                              セグメント利益(non-GAAP)

2021年7月期第3四半期   (百万円)                                      (百万円)
                                                   20.0%

                              18.1%
月次業績推移                                   17.5%
                   16.5%                           18.0%




                                                   16.0%


                                        257
                                                   14.0%


                             209
                  190                              12.0%


                                                                        -4.8
                                                   10.0%


                                                                                 -6.3
                                                   8.0%




                                                   6.0%




                                              45   4.0%
                                                              -10.6
                        31         37
                                                   2.0%




                                                   0.0%



                   2021/2     2021/3     2021/4               2021/2   2021/3   2021/4

                   売上高       売上総利益      売上総利益率




                                                                                         31
全社販売管理費の推移       (百万円、売上高比率%)
                                                                                                                                       285
                                                                                                                           212
                                                                             212                                                        49
◼ 広告宣伝費、技術開発を                                                                            199                      144      51
                                                                                                                                 618
                                                                                                                                       104
                                                                                                                                              740
                                                                              59                                              (8.3%)         (8.3%)
                                                                                                                  51 537   95
 中心に成長投資を継続                                                       196         91   617      60
                                                                                                563               84 (9.1%)
                                                                                   (10.7%) 79 (10.3%)                                  248
                                                                                                      129                   227
                                                        172         60         203                          536 212
◼ 採用加速により人件費及び                               146                    82   580               169
                                                                                                       61 (11.0%)            31
                                                                                                                                        53
                                                                                                                                        30
                                 145         47         53                     50                                            33
                                                                       (10.8%) 32           54         72         44
 採用費(その他費用)が増加                   47          81 477     76    537 192                       31                    32
                     104         68    438       (9.8%)     (11.2%)
                                             151                    49                                224
                     47
                                 128 (10.8%)
                                                        183                                                           525        547 495 526
                     63 385                                         26               586
                                             50                                                 521    48            (8.8%) 513 (7.4%)     (5.9%)
                     122 (11.2%) 49          11         52                     554 (10.1%) 489
                                  9                     14              417                    (9.6%) 38    236 492
                     47                           378        325 391 (7.8%)                               (4.8%)
                      8               343                                                             197
                           269 334 (8.5%) 367 (7.8%) 311 (6.8%)                                                              80
                                                                                                                                        92
                     261 (7.9%)                                                             72         67         73
                                                                    66         68
                           129   41 163      42 164     46 183          214          241
                     34                                                                         283 218 286 202 275 244 324 277 369
                                                                               173 (4.2%) 210
                     95 (3.8%) 121 (4.0%) 121 (3.4%) 137 (3.8%) 148 (4.0%)                     (5.2%)      (5.9%)    (4.6%)     (4.4%)     (4.1%)

                     1Q         2Q         3Q         4Q          1Q         2Q          3Q         4Q            1Q       2Q          3Q

                                2019年7月期                                     2020年7月期                                   2021年7月期



                                                                                                                        その他
                                                                                                                        オフィス費用
                                             IT・サーバー費用                                   営業人件費
                     Tech&Development                            Sales&Marketing                         Others         決済手数料
                                             エンジニア人件費                                    広告宣伝費
                                                                                                                        その他人件費

                 注                                                                                                      CS人件費
                 (1)株式報酬費用を含まない                                                                                                                32
                      (百万円)
                                   17.8%

全社広告宣伝費・                                      8.0%             7.6%     8.2%     7.6%
                                                                                                         9.6%    9.0%                  8.3%
                                                                                         6.5%    7.3%                                           6.9%       5.5%
                                                                                                                                                                    10.0%




広告宣伝費比率の推移         10,000
                                      4.1%              2.9%                                                                 4.0%
                                                                                                                                                        8,966
                                                                                                                                                                    0.0%




◼ ラクスルセグメントの        8,000
                                                                                                                                              7,417
 テレビCMを中心とした
                                                                                                                                                                    -10.0%



 広告宣伝投資を継続
                    6,000                                                                               5,792 5,451                   5,937
                                                                                                5,353
◼ 4Qは3Q比で増額の見込み。                                                                                                         4,896
                                                                                4,852 4,819                                                                         -20.0%




 通期では8%弱の広告宣伝
                                                                       4,065
 費比率を予定
                    4,000


                                                       3,235   3,429
                                             3,034                                                                                                                  -30.0%




                            2,388 2,514
                    2,000
                                                                                                                                                                    -40.0%



                                                                                                           554(1)   489(1)               492 (1)    513(1)    495(1)
                               424                               261               367              391(1)          (422)     197(1)               (443)     (357)
                                       103       243      93              334              311     (334) (505)                (153)
                                                                                                                                        (428)
                       0                                                                                                                                            -50.0%




                              1Q      2Q       3Q        4Q     1Q       2Q       3Q     4Q       1Q      2Q        3Q       4Q        1Q          2Q        3Q

                                     2018年7月期                           2019年7月期                         2020年7月期                         2021年7月期



                                                               売上高               広告宣伝費                   売上高広告宣伝費率
                   注
                   (1)括弧内は、ラクスルのみの数値を参考として掲載                                                                                                                   33
従業員数(1)の推移       400 (名)                                                                                               372
                                                                                                                 338      34
                 350                                                                                323   322
◼ 採用ポジションを厳選し                                                                                 315
                                                                                        303                       25
                                                                                 290                10    18
 ながらも、継続的に組織     300                                                    282                                               77
                                                                  267                   45    53    61            64
 を強化                                                  257                                                 57
                                                                          39     41
                 250                            231               39
                                                      37                                                                  54
◼ 非連結の海外開発拠点(ベ                           201                                     64     70    65    58    57      54
                                                 34                       57
                 200               177                40          47
 トナム・インド)の従業員                168         27                                                   22                          40
                       155                       31    8          10      14     16     22          25    29      34
 数を記載                        26
                                   26    30       6
                 150                      4
                       27          25
                             22     4
◼ 3Qの従業員数増加は、          18     2
                 100
 新卒社員の入社、海外開                                    160   172         171   172      169    166   175   169   161    161   167
                                         140
                       110   118   122
 発拠点の継続的な拡大、      50
 ノバセルセグメントでの
                   0
 採用増が主な要因であ            1Q    2Q    3Q    4Q      1Q   2Q          3Q      4Q     1Q     2Q    3Q    4Q    1Q      2Q   3Q
 り、組織は健全に拡大
                             2018年7月期                 2019年7月期                          2020年7月期               2021年7月期

                                                            (2)
                                               ラクスル   ノバセル         ハコベル        コーポレート    海外開発拠点



                   注
                   (1) 会社概要等にて開示している従業員数はフルタイム当量換算値であるため、本頁数値とは異なる
                   (2) ノバセルは2020年7月期より独立した事業本部として運営。2019年7月期以前はラクスルと同一事業本部にて運営                                            34
                     (2018年7月期および2019年7月期の人数は、テレビCMサービスに従事していた従業員数。印刷ECおよび集客支援サービスも兼務していた従業員を含む)
全社営業利益及び広告          (百万円)                                                                                                                      936

宣伝費を除く営業利益                                                                                                                             780
                                                                                                                               653
の推移
                                                                          445                                          434
◼ 広告宣伝費を除く営業利益                                                     370                                                                       440
                                                                                               348     353     337
                                             308            296                       306
 (non-GAAP)も過去最高益                     206
                                                     243
                                                                                                                     237             266
                              199
                                                   149                                                                       160
◼ 広告宣伝費は全額変動費で                      103     64                           77
                                                           34     36
 あり、コントロール可能な
 CFは確実に増加                                                                       (5)         (43)
                                                                                                             (152)
                    (200)




                            (224)                                                                    (200)
                    (400)




                    (ハコベルセグメント利益)
                      (21)
                    (600)
                           (26) (3) (25)                   (16)   (30)   (40)    (74)        (102)   (129)    (83)    (51)    (26)    16      (21)

                              1Q      2Q     3Q      4Q     1Q    2Q     3Q       4Q          1Q       2Q      3Q     4Q       1Q      2Q     3Q

                                     2018年7月期                     2019年7月期                            2020年7月期                     2021年7月期


                                                    営業利益(non-GAAP)              広告宣伝費除く営業利益(non-GAAP)

                                                                                                                                                   35
                 (千ユーザー)
累計登録ユーザー数(1)                                                                                          1,451
                                                                                                   1,363
の推移               1,400




                  1,200                                                                   1,147
◼ 新型コロナウイルス環境下
 においても顧客基盤は継続     1,000
 的に拡大
                   800
◼ 3Qの累計登録数は
 1,451,614ユーザー
                   600




                   400




                   200




                     0

                          1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q

                          2015年7月期    2016年7月期    2017年7月期    2018年7月期    2019年7月期    2020年7月期     2021年
                                                                                                   7月期
                                                             個人   法人
                  注
                  (1)「ラクスル」の累計登録ユーザー数。「ハコベル」は含まない                                                          36
高い定着性を有する                            年間購入者数                       年間平均注文回数            平均注文単価(1)

顧客基盤の確立
                                                   +6.0%                  +0.9%                      +19.1%

◼ LTM(直近12か月)で全KPIが      全       352,114人 373,400人                3.83回   3.86回                16,824円
                         ユ                                                         14,123円
 プラスに回復。前四半期と比
                         ー                                                                     (2)
                                                                                                               (2)

                                                                                                           13,197円
 較しても、確実に改善              ザ                                                                12,017円
                         ー
◼ ラクスルセグメントのみの
 平均注文単価増加率は、                      2019/5-2020/4   2020/5-2021/4


 全ユーザー +9.8%
 法人ユーザー +7.0%
                                                   +10.2%                 +0.9%                      +18.5%

                         法
                         人                        193,404人        5.08回    5.13回   17,717円 20,987円
                         ユ       175,521人
                                                                                               (2)             (2)
                         ー                                                                14,688円          15,717円
                         ザ
                         ー

                                                                                      1                2

                      注
                      (1)ノバセルアナリティクス(SaaS)を除く、管理会計ベースで算出(昨年度3Qに開示した数値とは若干異なる)                                  37
                      (2)ノバセルを除いた平均注文単価
利用顧客数、ARPUの
推移(1)                               利用顧客数                      ARPU


◼ 事業のフォーカスに合わせ、
 2Qより利用顧客数とARPU                            +23.4%
 (顧客当たりの年間利用回数                                       582千円        -6.4%
 ×1回当たりの単価)のKPIを                           4,812社                 545千円
 開示                              3,900社
◼ 足元は小規模顧客が増加
 しており、顧客数が着実に
 増加する一方、ARPUは
 若干の下落

◼ 利用顧客数は営業及びマー                   2019/5     2020/5   2019/5       2020/5
                                 -2020/4   -2021/4   -2020/4      -2021/4
 ケティングにより、ARPU
 は顧客内の配送オペレー
 ションに深く入り込んでい
 くことにより、継続的に
 向上を目指す            注
                   (1)ハコベルコネクト(SaaS)を除く                                     38
(参考)                                            注文件数                                                                        注文単価(1)
                 (件)                                                                                (円)
注文件数、注文単価の
推移                                                                                       +22.4%
                                                                                     51,585
                                                                                                                                                                     +0.8%

◼ 今期中は本開示を継続予定                                                                                                                                              19,478
                                                                                                                                   18,335 17,781                      17,923
                                                                                           36,681                             16,406
                                                         34,885                                                         16,304                  16,814 15,872
                                                                            34,866
                                         32,840 34,416                                                         15,186
                                                               29,967                                     14,103
                                 29,847
                                                                     26,709                         11,743
                           23,071

                  19,500




                   1Q       2Q      3Q     4Q    1Q       2Q      3Q   4Q     1Q      2Q      3Q     1Q      2Q   3Q     4Q    1Q    2Q    3Q    4Q    1Q       2Q    3Q

                        2019年7月期                      2020年7月期                     2021年                  2019年7月期                  2020年7月期                2021年
                                                                                     7月期                                                                    7月期



                 注
                 (1)内部取引消去前の財務会計をベースに算出                                                                                                                                39
                                                                                                                                         26,918
登録車両台数の推移          (台)
                                                                                                                                24,010
◼ 登録車両台数は順調に増加し、
                                                                                                                       21,217
 事業成長を支える運送キャパ                                                                                                                           11,865
                                                                                                              18,867
 シティを確保                                                                                                                         10,853
                                                                                                     16,189
◼ 特に軽貨物においては、                                                                               14,337
                                                                                                                       9,618

 運送業界内での認知が確立し、                                                                                               8,892
                                                                                   12,319
 自然流入が一定継続                                                                                           8,014
                                                                           9,501            6,886
                                                                                   5,729
                                                                   6,312   4,590                                                         15,053
                                                                                                                                13,157
                                                           4,186                                                       11,599
                                                   3,207           3,372                                      9,975
                                           2,505                                            7,451    8,175
                           1,647   2,044                   2,386                   6,590
                   1,391                           1,961                   4,911
                                   1,284   1,634                   2,940
                    853    1,035                   1,246   1,800
                    538     612     760     871
                    1Q      2Q      3Q      4Q      1Q      2Q      3Q      4Q      1Q       2Q       3Q       4Q       1Q       2Q       3Q

                           2018年7月期                        2019年7月期                         2020年7月期                       2021年7月期


                                                                 一般貨物輸送                  軽貨物輸送
                                                                 (トラック)
                                                                                                                                             40
ESGへの取り組み




            41
当社におけるESGの
重要性

◼ 当社ビジョン「仕組みを変えれ
 ば、世界はもっと良くなる」
 は社会をより良くしていくこと
 を内包した会社のDNAであり、
 存在意義(Purpose)でもある

◼ 従って、ビジョンに基づく事業
 活動と多様な環境・社会課題
 解決に向けた活動は当然両立
 すべきと考えている




                     42
ESGマテリアリティ

◼ SASBやSDGs等の外部指針
 を参照し、またステークホル
 ダーとの対話や取締役会での
 議論を通して、当社における
 重要課題を特定

◼ 本マテリアリティマップに
 準じて、自社の取り組みを
 一層強化

◼ 社会の情勢変化やステークホ
 ルダーとの対話を勘案し、
 今後1-2年に一度はマテリア
 リティマップの見直しを実施




                    43
外部からの評価 /
開示の強化

◼ 2021年4月に新規でMSCI
 ESG 格付けのBBBを獲得。
 継続的な対話を通じてさら
                                                       As of 2021, Raksul Inc. received an MSCI ESG Rating of BBB.
 なる改善を目指す

◼ 2021年6月に当社のESG
 関連ウェブサイトを刷新。
 実際の取り組みと併せて、
                                                                                              https://corp.raksul.com/esg/
 今後開示を強化
                                                                                              https://corp.raksul.com/en/esg/




                    * THE USE BY RAKSUL INC. OF ANY MSCI ESG RESEARCH LLC OR ITS AFFILIATES ("MSCI") DATA, AND THE USE OF MSCI LOGOS, TRADEMARKS, SERVICE
                    MARKS OR INDEX NAMES HEREIN, DO NOT CONSTITUTE A SPONSORSHIP, ENDORSEMENT, RECOMMENDATION, OR PROMOTION OF RAKSUL INC. BY MSCI.
                    MSCI SERVICES AND DATA ARE THE PROPERTY OF MSCI OR ITS INFORMATION PROVIDERS, AND ARE PROVIDED 'AS-IS' AND WITHOUT WARRANTY. MSCI
                    NAMES AND LOGOS ARE TRADEMARKS OR SERVICE MARKS OF MSCI                                                                                 44
2021年7月期通期 業績予想の修正




                     45
 2021年7月期通期
 業績予想の修正                                 2021年7月期通期                         2020年7月期通期
                                      (2020年8月-2021年7月)                  (2019年8月-2020年7月)

◼ 新型コロナウイルス環境/        (百万円)        修正予想       前回予想            増減率         実績        成長率
                                             (2020年9月10日開示)
 緊急事態宣言の影響を限定的に
 受けつつも全事業好調に推移し、
                                    29,650        27,000         +7.7%               +37.9%
 中長期財務ポリシーを超過する       売上高                                                  21,494
                                   ~30,150       ~28,000        ~+9.8%              ~+40.3%
 ペースでの売上総利益成長

◼ 売上高は前年同期比+37.9%~
                                     7,100         6,450         +4.3%               +44.1%
 +40.3%、売上総利益は        売上総利益                                                 4,928
                                    ~7,200        ~6,900       ~+10.1%              ~+46.1%
 同+44.1%~+46.1%の見込み

◼ 財務会計ベースの各段階利益
                      営業利益            720            300        +60.0%
 予想については、参考資料に                                                               -159            -
                      (non-GAAP)     ~800           ~500      ~+140.0%
 記載




                                                                                                 46
2021年7月期第4四半期                         業績見込み                         3Q~4Q営業利益(non-GAAP)差異要因

の見込み
                                                   成長率                3Q       要因         4Q
◼ 下限値は、7月末までの緊急           (百万円)         水準
                                                  (前年同期)
 事態宣言継続、オリンピック
 開催の外部環境を前提とした
                                        7,329          +49.7%                売上総利益
 数値                      売上高
                                       ~7,829      ~+59.9%                      減少
                                                                             -210~-310
◼ 3Qと比べて4Qは全事業に                                                       440
 おいて閑散期
                                        1,767          +36.3%
◼ 通期の営業利益(non-GAAP)      売上総利益
                                       ~1,867      ~+44.1%
                                                                               変動費
 は修正前業績予想を大幅に                                                                  増加(1)
                                                                             -160~-200
 超過することが確実のため、
 4Qは来期の成長のための投資                                                 0
                         営業利益            -150
 を強化。今後も四半期単位で                                          -                     固定費
                         (non-GAAP)      ~-70                                              -70
                                                                               増加
 は投資を重視するタイミング                                                                           ~-150
                                                                             -80~-100
 は設ける予定
 (通期では増益を基調とする
 ポリシーは変更なし)           注
                                                                                                 47
                      (1)一時費用を含む。売上総利益の減少幅に応じて投資額を調整
(参考)各セグメントの
財務ポリシー                   重要財務指標             ポリシー


◼ 期初に開示した各セグメント           売上総利益    売上総利益・セグメント利益拡大を継続しつつ、
                  ラクスル
 の財務ポリシーは変更なく、           セグメント利益   利益の範囲内で事業内再投資を継続
 右記の通り

◼ ラクスルセグメントは継続的                    売上高・売上総利益の拡大を重視
                           売上高
                  ノバセル             事業で創出された利益の中での投資実行が主のため、
 に成長しつつも、成長投資と           売上総利益率
                                   赤字幅は限定的
 収益性のバランスも重視

◼ ノバセル・ハコベルの両セグ                    一定の投資ガバナンス・赤字幅のコントロールは
                           売上高
 メントは限定的な赤字を許容    ハコベル             実施しつつ、売上高の高い成長を重視
                         売上総利益率
 し、より成長を重視                         売上総利益率は緩やかに改善




                                                              48
Q&A




      49
                 質問                    回答

             来期の見通しは?    中長期の財務ポリシーに沿った業績見込みを現状想定
Q&A    全社    (売上高、売上総利益、 (売上高・売上総利益共に30%以上の成長、また営業利
             営業利益)       益(non-GAAP)についても増益基調)


             オリンピック開催の     実施される場合はオリンピック期間中のTVCM枠に一
             当社業績への影響      定制約がかかるため、ノバセルセグメントには一時的
       全社    は?            にマイナスの影響
                           その他のセグメントについては特段の影響は想定して
                           いない

             経済の回復期におい     印刷用紙価格が上昇するシナリオはあるものの、生産
      ラクスル   て印刷用紙価格が上     効率の改善と一部価格転嫁を行うことで、売上総利益
             昇するリスクは?      率への影響が発生しない形でコントロールする予定


             ADK社との協業の     ADK社との提携を通した業界内プレゼンスの向上に
             進捗状況は?        より、問い合わせ件数及び大口顧客からの受注が増加。
      ノバセル                 ADK社顧客へのノバセルアナリティクス提供も既に開
                           始。共同案件の問い合わせ件数は120社以上、受注が25
                           件(4月末時点)

             SaaSの進捗状況は?   導入社数は5月末時点で16社程度、セグメント売上総利
      ハコベル                 益率の押し上げ効果は3Q単体で1%強。引き続き食品・
                           飲料の大手メーカーを中心に拡大


                                                        50
参考資料




       51
会社概要   会社名:    ラクスル株式会社
       所在地:    東京都品川区
       設立:     2009年9月
       経営陣:    松本 恭攝     代表取締役社長CEO
               永見 世央     取締役CFO
               田部 正樹     取締役CMO
               福島 広造     取締役COO
               泉 雄介      取締役CTO
               玉塚 元一     社外取締役
               宮内 義彦     社外取締役
               小林 賢治     社外取締役
               森 尚美      社外取締役 監査等委員
               琴坂 将広     社外取締役 監査等委員
               宇都宮 純子 社外取締役 監査等委員
       従業員数:   333名(2021年4月末)




                                       52
経営陣紹介   代表取締役社長CEO
        松本 恭攝
                                    取締役CFO
                                    永見 世央
        • 慶應義塾大学商学部卒                • 慶應義塾大学総合政策学部卒
        • A.T.カーニーを経て2009年9月に当社設立   • 米国ペンシルバニア大学ウォートン校MBA修了
        • 印刷業界の遊休資産を活用する            • みずほ証券、カーライル、ディー・エヌ・エーを
          「シェアリング・エコノミー」という           経て、2014年4月に当社入社
          ビジネスモデルを確立                • 金融・投資会社を通じて幅広い知見を有しており、
                                      財務戦略全般に精通


        取締役CMO                      取締役COO
        田部 正樹                       福島 広造
        • 中央大学文学部卒業後、丸井グループ、テイクアン   • 慶應義塾大学理工学部卒業後、
          ドギヴ・ニーズを経て2014年8月に当社入社      フューチャーアーキテクト、
        • テレビCMを中心とした新規顧客獲得と          ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)
          データドリブンなCRMによる              を経て、2015年7月に当社入社
          リピート率の安定化を得意領域とし、         • 経営計画、生産管理や事業部支援などに
          プロモーションだけでなく、4P戦略全般を管掌      携わっている



        取締役CTO
        泉 雄介
        • ニューイングランド音楽院作曲科卒業後、
          モルガン・スタンレー証券(現モルガン・スタン
          レーMUFG証券)で主に
          債権関連商品の取引システム開発に従事した後、
          ディー・エヌ・エーを経て
          2015年10月に当社入社
        • 主に技術部門全般を管掌




                                                           53
          社外取締役                                 社外取締役   監査等委員
          玉塚 元一                                 森 尚美
          • 慶應義塾大学法学部卒業後、旭硝子入社              • 埼玉大学教育学部卒
経営陣紹介     • 1998年 日本アイ・ビー・エム入社
          • 2002年 ファーストリテイリング代表取締役社長兼
                                            • 1997年10月 監査法人トーマツ
                                                      (現 有限責任監査法人トーマ ツ)入所
                  COO就任                     • 1998年11月 朝日監査法人
(社外取締役)   • 2005年 リヴァンプを創業し、代表取締役就任
          • 2016年 ローソン代表取締役会長CEO就任
                                                      (現 有限責任あずさ監査法人)入所
                                            • 2013年12月 佐藤誠会計事務所入所
          • 2017年6月 ハーツユナイテッドグループ(現デジタ      • 2014年10月 当社社外監査役(現社外取締役 監査等委員)
                    ルハーツホールディングス)代表取締役
                    社長CEOに就任
          • 2017年10月 当社取締役


          社外取締役                             社外取締役       監査等委員
          宮内 義彦                             琴坂 将広
          • 関西学院大学 商学部卒                     •   慶應義塾大学環境情報学部卒
          • ワシントン大学 経営学部大学院修士課程(MBA)修了      •   オックスフォード大学経営学修士課程修了
          • 1964年4月 オリエント・リース株式会社           •   オックスフォード大学経営学博士課程修了
                   (現 オリックス株式会社)入社          •   2004年9月 マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク
          • 1980年12月 同社 代表取締役社長・グループCEO                 入社
          • 2000年4月 同社 代表取締役会長・グループCEO      •   2013年4月 立命館大学経営学部准教授
          • 2003年6月 同社 取締役兼代表執行役会長・グループ     •   2015年4月 フランス国立社会科学高等研究院日仏財団
                    CEO                                 アソシエイト・フェロー
          • 2014年6月 同社 シニア・チェアマン            •   2016年4月 慶應義塾大学総合政策学部准教授(現任)
          • 2019年10月 当社取締役                  •   2017年6月 当社社外監査役(現社外取締役 監査等委員)

          社外取締役                             社外取締役       監査等委員
          小林 賢治                             宇都宮 純子
          • 東京大学大学院 人文社会系研究科修士課程修了          • 東京大学法学部卒
          • 2005年4月 株式会社コーポレイト ディレクション 入社   • コロンビア大学ロースクール修士課程(LL.M.)修了
          • 2009年4月 株式会社ディー・エヌ・エー入社、        • 2000年4月 弁護士登録 長島・大野・常松法律事務所
                    執行役員就任                              入所
          • 2011年6月同社 取締役                   • 2007年 10月 株式会社東京証券取引所出向
          • 2017年5月同社 退社                    • 2011年11月 宇都宮総合法律事務所開設
          • 2017年7月 シニフィアン株式会社設立(共同代表)      • 2018年2月 宇都宮・清水・陽来法律事務所開設
          • 2020年10月当社取締役                               パートナー (現任)
                                            • 2018年10月 当社社外監査役(現社外取締役 監査等委員)

                                                                        54
会計セグメントの変更          2020年7月期3Qまで    2020年7月期4Q以降

◼ テレビCM関連サービスは
 顧客基盤を印刷EC・集客      印刷事業            ラクスルセグメント
 支援サービスと共有する
                    印刷EC            印刷EC
 ものの、独自の価値提供・
                    集客支援            集客支援
 ビジネスモデルを構築し
 サービスリリースをしたこと      テレビCM関連
 から、2020年7月期4Qより
                                   ノバセルセグメント
 独立した事業として管理
                   運送事業             テレビCM関連
◼ 今後は印刷・集客支援事業を
 ラクスルセグメント、テレビ
 CM関連事業をノバセルセグ
                                   ハコベルセグメント
 メント、運送事業をハコベル
                                     運送
 セグメントとして開示




                                                   55
                                            2019年7月期                              2020年7月期                       2021年7月期

                          (百万円)    1Q        2Q        3Q       4Q       1Q       2Q       3Q       4Q      1Q      2Q       3Q
                          ラクスル    3,093     3,403     4,094     3,870    4,028    4,382    4,043    3,876   4,444   5,090   5,617
セグメント別財務情報                ノバセル      86       315       278       387      732      743      847      530     872    1,248   2,613
             売上高
                          ハコベル     228       325       453       535      564      639      532      449     553    1,004    657
                          その他       21        21        26        26       27       27       28       40      66      73      77
                          ラクスル     762       888      1,008      952     1,007    1,074    1,013    1,107   1,216   1,378   1,527
                          ノバセル      28        61        57        51      118      122      142      102     165     206     405
             売上総利益
                          ハコベル      22        24        30        28       35       36       48       69      91     143     114
                          その他           7         7         2        9        9     11       11       17      26      29      29
                          ラクスル          -         -         -        -    329      205      223      608     418     533     731

             セグメント        ノバセル          -         -         -        -     22          4        9    -25      18      15      92
             利益           ハコベル          -         -         -        -   -102     -129      -83      -51     -26      16     -21
             (non-GAAP)
                          その他及び
                                        -         -         -        -   -292     -280     -302     -294    -249    -298    -361
                          全社費用
                          ラクスル     299       303       360       350      329      205      207      598     408     515     711

             セグメント        ノバセル          1     45        29        -1       22          4        5    -27      16      10      85
             利益           ハコベル     -16       -30       -40       -74     -102     -129      -85      -52     -27      11     -28
             (財務会計)
                          その他及び
                                  -249      -281      -271      -279     -292     -296     -303     -327    -330    -391    -462
                          全社費用

             営業利益
             (non-GAAP)
                          全社        34        36        77        -5      -43     -200     -152      237     160     266     440



                                                                                                                                    56
non-GAAP利益と                          2021年7月期3Q                2021年7月期3Q累計                 2021年7月期通期
                                 (2021年2月-2021年4月)           (2020年8月-2021年4月)           (2020年8月-2021年7月)
会計上の利益の差異
                                 実績          差異     実績       実績       差異     実績        見込み         差異      見込み
                                            (株式報酬                     (株式報酬                        (株式報酬
                               (non-GAAP)         (財務会計) (non-GAAP)         (財務会計)    (non-GAAP)           (財務会計)
◼ 2020年7月期より利益の開   (百万円)                      費用)                       費用)                          費用)

 示は、株式報酬費用を足し                                                                          29,650               29,650
                    売上高           8,966         -    8,966   22,321      -   22,321                    -
 戻したnon-GAAPベースの                                                                      ~30,150              ~30,150
 開示に変更
                                                                                        7,100                7,100
                    売上総利益         2,076         -    2,076    5,333      -    5,333                    -
◼ 退職者保有のRS償却を営                                                                         ~7,200               ~7,200
 業外費用で計上するため、
                                                                                          720                 110
 営業利益段階と経常利益段       営業利益            440       133      307     868     348     519                   610
                                                                                         ~800                ~190
 階での差異は異なる
                                                                                          700                  40
                    経常利益            436       156      280     851     376     475                   660
◼ 2020年7月発行の有償SO                                                                         ~780                ~120
 について、業績条件達成
                                                                                          720                  60(1)
 時期の早期化が見込まれる       当期純利益           371       156      215     716     376     340                   660
                                                                                         ~800                ~140
 ため、4Qに株式報酬費用
 133百万円を計上予定(一時
 コスト)
                   注
                   (1)通期見込みの当期純利益においては、繰延税金資産計上に伴う法人税等調整額(益)を計上する見込み                                          57
        (百万円)       2020年7月期末        2021年7月期3Q末
貸借対照表
        流動資産               18,023            16,838

         現金及び預金            15,451            12,904

        固定資産                1,356             4,921

        資産合計               19,379            21,759

        流動負債                2,405             4,640
        (うち有利子負債)            (40)             (975)
        固定負債                10,172            9,188
        (うち有利子負債)         (10,043)          (9,060)
        純資産                 6,801             7,930

         資本金                2,152             2,434

         資本剰余金              4,959             5,242

        負債・純資産合計           19,379            21,759


                                                      58
シェアリングプラット            既存産業            ラクスルによるプラットフォーム創造
                      -20世紀型-                 -21世紀型-
フォームの創出
                      企業ごとに
                 販売機能と製造企業を持つ                ECサイト販売
◼ 大企業中心に垂直統合で
 成立していた産業構造を、
                企業A     企業B     企業C    シェアリングプラットフォーム
 プラットフォーム中心の
 水平分業された産業構造に
 アップデートする       販売      販売      販売
                                       企業A     企業B      企業C

                製造      製造      製造
                                       製造       製造      製造



                       製販一体                   製販分離




                                                              59
                          プラットフォーマーとしての3つの競争優位

当社の競争優位性
                                    Technology
◼ テクノロジー企業でありな
 がら、オペレーションに深                      エンジニアを中心とした
                                 プロダクト開発に関わるメンバー
 く入り込み、マーケティン
 グによるレバレッジを最大
 限活用する。純粋なイン
 ターネット企業とも既存産
 業とも異なる競争優位性を
 有する


                     Marketing                       Operation

                  累計50億円以上の広告宣伝実施                  R&D目的で印刷機を3台保有
                 企画から効果検証まですべて内製化                最適な生産プロセスを設計し横展開




                                                                    60
海外開発拠点設立に                           ベトナム                                インド
ついて                   • 2018年よりオフショア開発を担う現地企業              • IT技術者数で世界3位(1)となるインドのベン
                        とともに、ラクスルセグメントの運用/サー                 ガルールに開発拠点を設立し、開発力を強化
                        ビス開発を実施
◼ 開発体制の強化のため、         • 拠点の設立により、現地での開発メンバーの
                        採用力を強化。ラクスルセグメントを中心に
 2020年にベトナム、            プロダクト・サービスの磨き込みを図る
 インドの2カ国に新たに
                     <概要>                                  <概要>
 開発拠点を開設             会社名:RAKSUL VIETNAM COMPANY LIMITED    会社名:RAKSUL INDIA PRIVATE LIMITED
                     所在地:ベトナム社会主義共和国 ホーチミン                 所在地:インド共和国 ベンガルール
                     設立 :2020年6月                           設立 :2020年7月




                                                    ベトナム拠点の様子

                注
                (1)出所:ヒューマンリソシア調査(2020年3月)                                                    61
BtoBプラットフォーム
                                                             国内トラック物流市場
としての大きな潜在的
事業機会                                             国内広告市場
                                              (インターネットを除く)
◼ 伝統的で巨大なBtoBの業界
 のデジタル化を推進する          国内商業及び事務用
                        印刷市場
                                                              14兆円
                                                      5兆円
                          3兆円




                   出所 経済産業省、電通「日本の広告費」(2019年)、国土交通省                       62
ラクスルセグメントの
市場認識と成長戦略                オフィス/産業資材                     紙への印刷           集客支援
                           への印刷
                          ・ラベル                         ・チラシ           ・折込チラシ
チラシ印刷で成長し獲得した             ・ウェア・ラベル                     ・名刺            ・ポスティング
                          ・筆記具・ウェア                     ・冊子            ・DM
顧客基盤とシェアリング基盤を                ・筆記具
                          ・モバイル周辺機器                    ・封筒            ・テレビCM
                              ・モバイル
                          ・バッグ・袋                       ・ハガキ等           (ノバセルとして
活用し、                                                                    別セグメント化)
                               周辺機器
                          ・ダンボール
① 販促サービスの拡張による、               ・バッグ・袋                                  ・Webサイト(ペライチ)
                           (ダンボールワン)
 既存顧客のARPU向上
② オリジナル製品の追加による、
                              印刷会社                                      顧客基盤
 顧客基盤の拡大                      シェアリング基盤                              中小企業販促予算
の2方向の領域拡張でTAMの拡張と
1顧客あたりの収益拡張を目指す
                       シェアリングノウハウを活用し              チラシ等紙への小ロット印刷     既存顧客へのクロスセルで
                         オフィス/産業資材の                   当社は該当市場で        顧客のARPU向上を実現
                          小ロット印刷へ進出                  最も高い成長を実現        市場規模:1-2兆円程度
                           市場規模:3-5兆円程度                 市場規模:3兆円        (テレビCMを除く)

                             EC化率:1%                    EC化率:3-4%       EC化率:1%未満
                                                                       (Webサイトを除く)




                                                                                      63
                    出所:矢野経済研究所、経済産業省、電通「日本の広告費」、国内オンライン印刷会社の財務情報
印刷EC比率上昇によ
る市場の成長ポテン
                                                                               ~30% (3)
シャル                                                                            (2018年実績)

                           国内商業及び事務用印刷市場(1)
                                 3兆円
◼ 印刷市場は、EC化の進展に
 より今後も拡大の余地は大
 きい


                                     国内オンライン
                                     印刷市場(2)
                                     1,000億円
                                                                      3%



                                                                      日本         ドイツ



                  出所 矢野経済研究所、経済産業省

                  注
                  (1)経済産業省「生産動態統計 紙・印刷・プラスチック」に基づき試算、事務用印刷及び商業印刷の合算、加工生産高ベース
                  (2)国内オンライン印刷会社の財務情報をベースに試算(2019年)                                        64
                  (3)zipcon consulting(2019年)
国内印刷市場推移            (千億円)

                                     70     70
                        68    68                   67
                                      7      7             63     62             63     62     62     61
◼ 国内印刷市場は縮小傾向に          7      7                    7                     60                                        59     58
                                                            6
                                                                                                             58
    あるが、その主な要因は出                                                   5              7      7      7      7
                                                                           5
                                                                                                                     6      6
    版印刷市場の縮小                                                                                                  7
                        20    20     22      22
                                                   19
                                                            18    18             15     14     12     12            10     10
                                                                          16
◼                                                                                                            11

    ラクスル対象市場である商
                        9      9      9      9                                                 12     11            12     12
                                                   10
    業印刷、事務用印刷市場は                                            10    10      12
                                                                                 12     13                   11

    ほぼ横ばいで推移
                        10    10      9      9      9                                           9      9             9      9
                                                            8      8              8      8                    8
                                                                           8



                        22    22     23      23    22       21    21             21            22     23     21     22     22
                                                                          19            20




                       2004   2005   2006   2007   2008    2009   2010    2011   2012   2013   2014   2015   2016   2017   2018


                                            商業印刷          事務用印刷          包装印刷      出版印刷        その他

                   出所 印刷市場全体:経済産業省「生産動態統計 紙・印刷・プラスチック」をベースに試算、加工生産高ベース
                                                                                                                            65
                1300

                             66%
国内印刷EC市場の推      (億円)                                                                                                                70%
                                                     59%
                1100
定市場規模および前                                                                                                                   1,000
                       59%
                                                                                                                                    50%
年比成長率推移                                  45%
                                                                                                                      910
                 900
                                                                                                                800
◼ リーマンショック後の                                   37%
                                                                                                          700                       30%
 不況期に、印刷EC市場は                      31%                      23%    21%
                 700                                                     20%                   630
 大きく伸長                                                                          11% 590                           14%   14%
                                                                                                            11%
                                                                               543                   7%                         10%
                                                                                          8%                                        10%
                                                                         489
                 500
                                                                  409
                                                           337
                                                     274                                                                            -10%
                 300
                                               172
                                         126
                                   87                                                                                               -30%
                 100         66
                       40


                       2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
                -100                                                                                                                -50%
                                                            市場規模           前年比成長率

                出所 矢野経済研究所(2004年~2014年)、国内オンライン印刷会社の財務情報をベースに当社試算(2015年~2019年)
                                                                                                                               66
                   (千億