4384 ラクスル 2020-09-10 15:00:00
2020年7月期 決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2020年7月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
2020年9月10日
上場会社名 ラクスル株式会社 上場取引所 東
コード番号 4384 URL https://corp.raksul.com
代表者 (役職名) 代表取締役社長CEO (氏名)松本 恭攝
問合せ先責任者 (役職名) 取締役CFO (氏名)永見 世央 TEL 03(6629)4893
定時株主総会開催予定日 2020年10月27日 配当支払開始予定日 -
有価証券報告書提出予定日 2020年10月28日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有
(百万円未満切捨て)
1.2020年7月期の業績(2019年8月1日~2020年7月31日)
(1)経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年7月期 21,494 25.2 △244 - △368 - △494 -
2019年7月期 17,168 53.6 143 54.6 130 201.2 69 350.2
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2020年7月期 △17.64 - △7.3 △2.6 △1.1
2019年7月期 2.51 2.38 1.0 1.4 0.8
(参考)持分法投資損益 2020年7月期 -百万円 2019年7月期 -百万円
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年7月期 19,379 6,801 34.5 236.73
2019年7月期 9,246 6,809 73.6 244.88
(参考)自己資本 2020年7月期 6,692百万円 2019年7月期 6,808百万円
(3)キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年7月期 △126 △283 9,956 15,451
2019年7月期 11 △266 △206 5,904
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 純資産
(合計)
配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年7月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2020年7月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2021年7月期(予想) - 0.00 - 0.00 0.00 -
3.2021年7月期の業績予想(2020年8月1日~2021年7月31日)
(%表示は、対前期増減率)
non-GAAP
売上高 営業利益
営業利益
百万円 % 百万円 % 百万円 %
27,000 25.6 △150 300
通期 - -
~28,000 ~30.3 ~50 ~500
(注)2021年7月期の業績予想については、レンジ形式により開示しております。
なお、業績予想に関する事項は、添付資料P.5「1.経営成績の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(2)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年7月期 28,270,090株 2019年7月期 27,805,200株
② 期末自己株式数 2020年7月期 1,171株 2019年7月期 32株
③ 期中平均株式数 2020年7月期 28,014,294株 2019年7月期 27,678,086株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意
事項等については、添付資料P.5「1.経営成績等の概況 (4)今後の見通し」をご覧ください。
ラクスル㈱ (4384) 2020年7月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 6
3.財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………………………… 7
(1)貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………………… 7
(2)損益計算書 ………………………………………………………………………………………………………… 9
(3)株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………………………………… 10
(4)キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………………………… 11
(5)財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………………… 12
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 12
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 12
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 13
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 16
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 17
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ラクスル㈱ (4384) 2020年7月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当社は、当事業年度より、事業ごとの収益性及び投資判断明確化のため、セグメント構成の見直しをおこない、
当社サービスブランド名に合わせ、「印刷事業」を「ラクスル」に、「運送事業」を「ハコベル」にセグメント名
称を変更いたしました。
また、これまで広告サービス事業は集客支援の一部として「印刷事業」の中に含めておりましたが、「ノバセル
事業」として区分いたしました(以下 参考:セグメント変更のイメージ参照)。これは、新たにTVCM広告のプラ
ットフォームである「ノバセル」をリリースしたことで、「ラクスル」、「ハコベル」に続く新規事業として適切
に表現するとともに、各セグメントにおける売上高及び利益をより合理的に認識するためであります。
この結果、当事業年度より、報告セグメントを従来の「印刷事業」「運送事業」の2区分から、「ラクスル」
「ノバセル」「ハコベル」の3区分に変更しております。今後は、「ラクスル」、「ノバセル」及び「ハコベル」
の3セグメントにおいて、事業基盤の強化及び収益力の向上に取り組んでまいります。
当事業年度におけるわが国経済は、消費増税による景気後退局面に差し掛かっていた中、新型コロナウイルス感
染症の拡大が全世界的に猛威を振るい、日本国内でも緊急事態宣言による外出自粛要請を受けて景気の減速傾向が
一層強まる結果となりました。
このような状況の中、当社は、「仕組みを変えれば世界はもっと良くなる」というビジョンの下、主に印刷・集
客支援のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」、TVCM等の広告のプラットフォーム「ノバセル」、物流のシ
ェアリングプラットフォーム「ハコベル」を運営してまいりました。
当事業年度の売上高は21,494百万円(前事業年度比25.2%増)、営業損失は244百万円(前事業年度は営業利益
143百万円)、経常損失は368百万円(前事業年度は経常利益130百万円)、当期純損失は494百万円(前事業年度は
当期純利益69百万円)となりました。
参考:セグメント変更のイメージ
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ラクスル㈱ (4384) 2020年7月期 決算短信
セグメント毎の状況は、次のとおりであります。
ラクスルセグメント
「ラクスル」の当事業年度のトピックスは以下のとおりであります。
①紙以外の印刷EC領域への本格参入
シール、ノベルティ、パッケージ等、紙以外の印刷EC領域におけるラインアップ拡大に注力し、売上に占め
る比率を拡大いたしました。
②サプライプラットフォームの高収益化
商材や納期に応じて提携先の印刷工場へ自動最適発注を行うアルゴリズムの開発、および提携先ネットワー
クの継続的な拡大により、売上総利益率を向上いたしました。
③印刷データの自動チェック機能の進化
業界で初めて、ページ数の多い冊子の印刷入稿データを自動でチェックする機能を開発、リリースいたしま
した。これにより、顧客の利便性向上と生産性の改善を実現いたしました。
この結果、売上高は16,330百万円(前事業年度比12.9%増)、セグメント利益は1,340百万円(前事業年度
比2.1%増)となりました。
ノバセルセグメント
「ノバセル」の当事業年度のトピックスは以下のとおりであります。
①大都市圏におけるCM取り扱いを強化
ローカルエリアに加え、関東・関西・中京エリア等大都市圏の放映案件が増加し、売上高の拡大に寄与いた
しました。
②「運用型TVCM」サービスの開始
企画~制作~放映~分析までをワンストップで実施し、PDCAサイクルを回すことができる運用型TVCMのサー
ビスを開始いたしました。これにより、顧客満足度の上昇とリピートユーザーの増加を実現いたしました。
③SaaSサービス「ノバセルアナリティクス」のリリース
番組別、クリエイティブ別にTVCMの効果測定が可能となるツール「ノバセルアナリティクス」を開発、リリ
ースいたしました。リリース直後より有償での利用が広がっており、今後も売上の拡大および売上総利益率の
向上に寄与する見込みであります。
この結果、売上高は2,853百万円(前事業年度比167.4%増)、セグメント利益は4百万円(前事業年度比
93.3%減)となりました。
ハコベルセグメント
「ハコベル」の当事業年度のトピックスは以下のとおりであります。
①ソリューション提供による顧客のコスト削減
大口顧客に対してルートの最適化等、顧客のコストを削減するソリューションを提供することにより、発注
頻度が上昇し、売上高の拡大に寄与いたしました。
②マッチングシステムの進化(スマート依頼)
過去の蓄積データを活用して、運送会社への発注内容および発注価格を最適化するアルゴリズムを開発、導
入いたしました。これにより、車両手配までのリードタイム短縮と売上総利益率の向上を実現いたしました。
③運行管理システムをSaaSサービスとして有償導入開始
従来のマッチングビジネスに加え、運行管理システムをSaaSサービスとして提供するビジネスモデルの展開
を開始いたしました。今後、売上総利益率の向上に寄与する見込であります。
この結果、売上高は2,186百万円(前事業年度比41.7%増)、セグメント損失は370百万円(前事業年度はセ
グメント損失161百万円)となりました。
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ラクスル㈱ (4384) 2020年7月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
①流動資産
当事業年度末における流動資産は18,023百万円となり、前事業年度末に比べ10,041百万円増加いたしまし
た。これは主に現金及び預金が9,546百万円増加したことに加え、売上高の拡大に伴い売掛金が330百万円増加
したことによるものであります。
②固定資産
当事業年度末における固定資産は1,356百万円となり、前事業年度末に比べ92百万円増加いたしました。これ
は主にリース資産がリース期間満了に伴い93百万円減少した一方、システムの開発投資によりソフトウエアが
192百万円増加したことによるものであります。
③流動負債
当事業年度末における流動負債は2,405百万円となり、前事業年度末に比べ72百万円増加いたしました。これ
は主に借入金の返済が進み、短期借入金が140百万円減少した一方、事業規模の拡大に伴い仕入額が増加した結
果、買掛金が196百万円増加したことによるものであります。
④固定負債
当事業年度末における固定負債は10,172百万円となり、前事業年度末に比べ10,068百万円増加いたしまし
た。これは主に長期借入金が5,000百万円増加、転換社債型新株予約権付社債が5,043百万円増加したことによ
るものであります。
⑤純資産
当事業年度末における純資産合計は6,801百万円となり、前事業年度末に比べ8百万円減少いたしました。こ
れは主に資本金が193百万円、資本準備金が193百万円及び新株予約権が108百万円増加した一方、当期純損失を
494百万円計上したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は34.5%(前事業年度末は73.6%)となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ9,546百万円増加
し、当事業年度末には15,451百万円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は126百万円(前事業年度は11百万円の獲得)となりました。これは主に、税引
前当期純損失が388百万円となった一方、減価償却費で170百万円、株式報酬費用で84百万円計上したことによ
るものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は283百万円(前事業年度は266百万円の使用)となりました。これは主に、有
形固定資産の取得による支出26百万円、無形固定資産の取得による支出224百万円、子会社株式の取得による支
出31百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は9,956百万円(前事業年度は206百万円の使用)となりました。これは主に、
長期借入れによる収入5,000百万円、新株予約権付社債の発行による収入4,990百万円があったことによるもの
であります。
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(4)今後の見通し
2021年7月期におきましては、当社ビジョン「仕組みを変えれば世界はもっと良くなる」の実現のために成長を
最重視するスタンスに変更はありません。前事業年度に最適化したコスト構造は維持しつつ、変動費を中心とした
再投資を継続する方針であります。また、各事業セグメントのポリシーについては以下のとおりであります。ラク
スルセグメントにおいては、売上総利益及びセグメント利益を重要指標として設定し、利益の範囲内で事業内再投
資を行うことでセグメント利益の拡大を継続する方針としております。ノバセルセグメントにおいては、売上高及
び売上総利益率を重要指標として設定し、主に事業で創出された利益の中での投資実行を行う方針のため、赤字幅
は限定的と見込んでおります。ハコベルセグメントにおいても、売上高及び売上総利益率を重要指標として設定
し、一定の投資ガバナンス・赤字幅のコントロールを実施しながら、売上高の高い成長を重視しております。また
2020年7月期第4四半期に続き売上総利益率は緩やかに改善する見込みであります。
上記の考えに基づき、売上高は27,000百万円~28,000百万円(前事業年度比25.6%~30.3%増)、売上総利益は
6,450百万円~6,900百万円(前事業年度比30.9%~40.0%増)を見込んでおり、引き続き最重視している売上総利
益については、売上総利益率の継続的な改善により売上高以上の成長が実現可能と考えております。営業利益につ
きましては成長を重視し一定の再投資を継続することから△150百万円~50百万円、株式報酬費用を足し戻したnon
-GAAP営業利益は300百万円~500百万円を見込んでおります。なお本見通しは、今期中に新型コロナウイルス第二
波による大規模な緊急事態宣言が再発令されないことを前提としております。
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ラクスル㈱ (4384) 2020年7月期 決算短信
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は連結財務諸表を作成していないため、国際会計基準に基づく財務諸表を作成するための体制整備の負担等
を考慮し、日本基準に基づき財務諸表を作成しております。
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3.財務諸表及び主な注記
(1)貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2019年7月31日) (2020年7月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 5,904,840 15,451,377
受取手形 81,863 22,915
電子記録債権 1,753 12,452
売掛金 1,826,588 2,157,262
原材料及び貯蔵品 4,945 36,983
前払費用 92,458 188,673
その他 69,505 154,246
貸倒引当金 △114 △637
流動資産合計 7,981,842 18,023,273
固定資産
有形固定資産
建物 217,366 207,716
減価償却累計額 △45,031 △62,411
建物(純額) 172,335 145,305
機械及び装置 581,336 751,336
減価償却累計額 △221,217 △372,851
機械及び装置(純額) 360,118 378,484
工具、器具及び備品 58,102 72,003
減価償却累計額 △30,032 △41,802
工具、器具及び備品(純額) 28,069 30,200
リース資産 170,000 -
減価償却累計額 △76,500 -
リース資産(純額) 93,500 -
有形固定資産合計 654,023 553,990
無形固定資産
ソフトウエア 105,446 297,625
ソフトウエア仮勘定 67,425 47,659
無形固定資産合計 172,872 345,285
投資その他の資産
関係会社株式 - 31,683
投資有価証券 128,352 124,256
長期前払費用 - 126,665
差入保証金 235,071 174,662
繰延税金資産 74,144 -
投資その他の資産合計 437,568 457,267
固定資産合計 1,264,463 1,356,543
資産合計 9,246,306 19,379,817
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ラクスル㈱ (4384) 2020年7月期 決算短信
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2019年7月31日) (2020年7月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 1,458,493 1,654,786
短期借入金 180,000 40,000
1年内返済予定の長期借入金 91,430 -
リース債務 41,402 -
未払金 332,068 500,595
未払法人税等 49,974 30,902
未払消費税等 53,557 63,715
前受金 41,476 70,473
その他 84,416 45,273
流動負債合計 2,332,818 2,405,745
固定負債
転換社債型新株予約権付社債 - 5,043,333
長期借入金 - 5,000,000
資産除去債務 103,716 104,495
繰延税金負債 - 24,714
固定負債合計 103,716 10,172,543
負債合計 2,436,535 12,578,288
純資産の部
株主資本
資本金 1,958,453 2,152,347
資本剰余金
資本準備金 4,765,791 4,959,686
資本剰余金合計 4,765,791 4,959,686
利益剰余金
その他利益剰余金
繰越利益剰余金 85,057 △409,078
利益剰余金合計 85,057 △409,078
自己株式 △101 △249
株主資本合計 6,809,201 6,702,705
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 △284 △10,542
評価・換算差額等合計 △284 △10,542
新株予約権 854 109,364
純資産合計 6,809,770 6,801,528
負債純資産合計 9,246,306 19,379,817
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(2)損益計算書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年8月1日 (自 2019年8月1日
至 2019年7月31日) 至 2020年7月31日)
売上高 17,168,658 21,494,598
売上原価 13,224,435 16,566,457
売上総利益 3,944,222 4,928,140
販売費及び一般管理費 3,800,366 5,172,422
営業利益又は営業損失(△) 143,856 △244,281
営業外収益
受取利息 73 6,886
受取配当金 780 780
雑収入 2,647 5,835
営業外収益合計 3,500 13,502
営業外費用
支払利息 8,444 29,193
社債発行費 - 59,414
投資事業組合運用損 1,824 3,451
上場関連費用 4,000 9,111
事務所退去費用 - 21,527
雑損失 2,844 14,951
営業外費用合計 17,113 137,649
経常利益又は経常損失(△) 130,243 △368,429
特別利益
固定資産売却益 239 -
特別利益合計 239 -
特別損失
固定資産除却損 7,131 20,292
関係会社株式評価損 45,712 -
特別損失合計 52,843 20,292
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 77,640 △388,722
法人税、住民税及び事業税 29,423 6,383
法人税等調整額 △21,381 99,029
法人税等合計 8,041 105,413
当期純利益又は当期純損失(△) 69,598 △494,135
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(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2018年8月1日 至 2019年7月31日)
(単位:千円)
株主資本 評価・換算差額等
資本剰余金 利益剰余金
新株
その他利益 その他有 評価・換 純資産合計
株主資本 予約権
資本金 自己株式 価証券評 算差額等
資本剰余金 剰余金 利益剰余金 合計
資本準備金 価差額金 合計
合計 繰越利益 合計
剰余金
当期首残高 1,926,045 4,733,383 4,733,383 15,459 15,459 - 6,674,887 - - 910 6,675,797
当期変動額
新株の発行 32,380 32,380 32,380 64,760 64,760
当期純利益 69,598 69,598 69,598 69,598
自己株式の取
得
△101 △101 △101
株主資本以外
の項目の当期
変動額
28 28 28 56 △284 △284 △56 △284
(純額)
当期変動額合計 32,408 32,408 32,408 69,598 69,598 △101 134,313 △284 △284 △56 133,973
当期末残高 1,958,453 4,765,791 4,765,791 85,057 85,057 △101 6,809,201 △284 △284 854 6,809,770
当事業年度(自 2019年8月1日 至 2020年7月31日)
(単位:千円)
株主資本 評価・換算差額等
資本剰余金 利益剰余金
新株
その他利益 その他有 評価・換 純資産合計
株主資本 予約権
資本金 自己株式 価証券評 算差額等
資本剰余金 剰余金 利益剰余金 合計
資本準備金 価差額金 合計
合計 繰越利益 合計
剰余金
当期首残高 1,958,453 4,765,791 4,765,791 85,057 85,057 △101 6,809,201 △284 △284 854 6,809,770
当期変動額
新株の発行 193,894 193,894 193,894 387,789 387,789
当期純利益 △494,135 △494,135 △494,135 △494,135
自己株式の取
得
△148 △148 △148
株主資本以外
の項目の当期
変動額
△10,257 △10,257 108,510 98,252
(純額)
当期変動額合計 193,894 193,894 193,894 △494,135 △494,135 △148 △106,495 △10,257 △10,257 108,510 △8,242
当期末残高 2,152,347 4,959,686 4,959,686 △409,078 △409,078 △249 6,702,705 △10,542 △10,542 109,364 6,801,528
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(4)キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年8月1日 (自 2019年8月1日
至 2019年7月31日) 至 2020年7月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 77,640 △388,722
減価償却費 130,860 170,989
株式報酬費用 - 84,493
関係会社株式評価損 45,712 -
投資事業組合運用損益(△は益) 1,824 3,451
貸倒引当金の増減額(△は減少) 100 523
受取利息及び受取配当金 △853 △7,666
支払利息 8,444 29,193
社債発行費 - 59,414
有形固定資産売却損益(△は益) △239 -
固定資産除却損 7,131 20,292
売上債権の増減額(△は増加) △770,485 △282,423
仕入債務の増減額(△は減少) 551,489 196,293
未払金の増減額(△は減少) 81,568 162,470
その他 △87,381 △113,067
小計 45,811 △64,756
利息及び配当金の受取額 853 999
利息の支払額 △7,540 △27,221
法人税等の支払額 △27,314 △35,259
営業活動によるキャッシュ・フロー 11,810 △126,238
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △52,263 △26,935
有形固定資産の売却による収入 1,200 -
無形固定資産の取得による支出 △136,828 △224,463
差入保証金の差入による支出 △57,747 △2,599
差入保証金の回収による収入 329 11,815
投資有価証券の取得による支出 △40,289 △9,784
子会社株式の取得による支出 - △31,683
子会社の清算による収入 19,176 -
短期貸付けによる支出 - △47,500
短期貸付金の回収による収入 - 47,500
投資活動によるキャッシュ・フロー △266,422 △283,651
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の返済による支出 △40,000 △140,000
長期借入れによる収入 - 5,000,000
長期借入金の返済による支出 △194,868 △91,430
新株予約権の行使による株式の発行による収入 64,760 112,718
新株予約権の発行による収入 - 84,700
自己株式の取得による支出 △101 △148
リース債務の返済による支出 △36,556 -
新株予約権付社債の発行による収入 - 4,990,585
財務活動によるキャッシュ・フロー △206,765 9,956,425
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △461,377 9,546,536
現金及び現金同等物の期首残高 6,366,217 5,904,840
現金及び現金同等物の期末残高 5,904,840 15,451,377
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(5)財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症拡大の影響について)
新型コロナウイルス感染症の拡大により、経済や企業活動に甚大な影響を与えており、依然として国内経済は先
行き不透明な状況が続くものと推測しております。
当社の業績に与える影響については、2020年12月までは一時的な需要低下が継続する可能性があるものの、以降
は回復へ向かうものと仮定し、繰延税金資産の回収可能性や固定資産の減損の判定を実施しております。
なお、当該見積りは新型コロナウイルス感染症の収束時期等が不透明なため不確実性は高く、今後状況が変化し
た場合には、上記の見積りの結果に影響し、翌期以降の当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があり
ます。
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(セグメント情報等)
【セグメント情報】
(1) 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営
資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象になっているものであります。
当社は「ラクスル」、「ノバセル」及び「ハコベル」の3つを報告セグメントとしております。
「ラクスル」は印刷・集客支援のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」を運営しております。「ノ
バセル」はTVCM広告のプラットフォーム「ノバセル」を運営しております。「ハコベル」は物流のシェアリ
ングプラットフォーム「ハコベル」を運営しております。
(2) 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、財務諸表を作成するために採用される会計方針に準
拠した方法であります。報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
なお、当社では事業セグメントへの資産の配分は行っておりません。
(3) 報告セグメントの変更等に関する事項
当事業年度より、事業ごとの収益性及び投資判断明確化のため、セグメント構成の見直しをおこない、当
社サービスブランド名に合わせ、「印刷事業」を「ラクスル」に、「運送事業」を「ハコベル」にセグメン
ト名称を変更いたしました。
また、これまで広告サービス事業は集客支援の一部として「印刷事業」の中に含めておりましたが、「ノ
バセル」として区分いたしました(以下 参考:セグメント変更のイメージ参照)。これは、新たにTVCM広
告のプラットフォームである「ノバセル」をリリースしたことで、「ラクスル」、「ハコベル」に続く新規
事業として適切に表現するとともに、各セグメントにおける売上高及び利益をより合理的に認識するためで
あります。
この結果、当事業年度より、報告セグメントを従来の「印刷事業」「運送事業」の2区分から、「ラクス
ル」「ノバセル」「ハコベル」の3区分に変更しております。
なお、前事業年度のセグメント情報は、変更後の報告セグメントの区分方法により作成したものを開示し
ております。
参考:セグメント変更のイメージ
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(4) 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前事業年度(自 2018年8月1日 至 2019年7月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
その他 調整額 財務諸表
(注)1 合計 (注)2.4 計上額
ラクスル ノバセル ハコベル 計 (注)3
売上高
外部顧客への 14,462,876 1,067,396 1,542,471 17,072,744 95,914 17,168,658 - 17,168,658
売上高
セグメント間
の内部売上高 - - 152 152 - 152 △152 -
又は振替高
計 14,462,876 1,067,396 1,542,624 17,072,897 95,914 17,168,811 △152 17,168,658
セグメント利益 1,313,191 74,399 △161,433 1,226,158 27,434 1,253,592 △1,109,736 143,856
又は損失(△)
その他の項目
減価償却費 95,693 610 3,934 100,238 - 100,238 30,621 130,860
有形固定資産
及び 55,156 3,665 44,904 103,727 - 103,727 26,442 130,169
無形固定資産
の増加額
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、システム構築支援事業等を含ん
でおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△1,109,736千円には、各報告セグメントに配分していない全社費
用が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、財務諸表の営業利益と調整を行っております。
4.その他の項目の調整額は、全社資産に係るものであります。
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ラクスル㈱ (4384) 2020年7月期 決算短信
当事業年度(自 2019年8月1日 至 2020年7月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
その他 調整額 財務諸表
(注)1 合計 (注)2.4 計上額
ラクスル ノバセル ハコベル 計 (注)3
売上高
外部顧客への
売上高 16,330,308 2,853,831 2,186,047 21,370,187 124,411 21,494,598 - 21,494,598
セグメント間
の内部売上高 - - - - - - - -
又は振替高
計 16,330,308 2,853,831 2,186,047 21,370,187 124,411 21,494,598 - 21,494,598
セグメント利益 1,340,790 4,986 △370,333 975,443 44,586 1,020,030 △1,264,312 △244,281
又は損失(△)
その他の項目
減価償却費 113,986 2,025 15,777 131,789 - 131,789 39,200 170,989
有形固定資産
及び 332,463 29,394 103,010 464,868 - 464,868 28,239 493,107
無形固定資産
の増加額
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、システム構築支援事業等を含ん
でおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額△1,264,312千円には、各報告セグメントに配分していない全社費
用が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、財務諸表の営業損失と調整を行っております。
4.その他の項目の調整額は、全社資産に係るものであります。
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(1株当たり情報)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年8月1日 (自 2019年8月1日
至 2019年7月31日) 至 2020年7月31日)
1株当たり純資産額 244.88円 236.73円
1株当たり当期純利益又は
2.51円 △17.64円
1株当たり当期純損失(△)
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 2.38円 -円
(注)1.当事業年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期
純損失であるため記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎
は、以下のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2018年8月1日 (自 2019年8月1日
至 2019年7月31日) 至 2020年7月31日)
1株当たり当期純利益又は
1株当たり当期純損失(△)
当期純利益又は当期純損失(△)(千円) 69,598 △494,135
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る当期純利益又は当期純損失
69,598 △494,135
(△)(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 27,678,086 28,014,294
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
当期純利益調整額(千円) - -
普通株式増加数(株) 1,519,828 -
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整
後1株当たり当期純利益の算定に含めなか - -
った潜在株式の概要
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ラクスル㈱ (4384) 2020年7月期 決算短信
(重要な後発事象)
(株式取得による関連会社化)
当社は、2020年9月10日開催の取締役会において、株式会社ペライチの株式取得に伴う投資契約締結について決
議いたしました。
(1)株式取得の目的
WEBサイトを活用した集客支援などの販売促進を向上させることで、当社の「ラクスル」サービスとの相乗効
果が期待でき、当社の企業価値向上に資すると判断したためであります。
(2)株式取得先の名称、事業内容
名 称 :株式会社ペライチ
事業内容:ホームページ作成SaaS「ペライチ」の運営
(3)株式取得価額、取得後の持分比率
株式取得価額 :契約上の守秘義務により非開示とさせていただきます。
取得後の持分比率:49%
(4)支払資金の調達方法
自己資金により充当
(5)株式取得の時期
2020年10月予定
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