4370 Ｍ－モビルス 2021-09-02 08:00:00
東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ [pdf]
2021 年９月２日
各 位
会 社 名 モ ビ ル ス 株 式 会 社
代 表 者 名 代 表 取 締 役 社 長 石井 智宏
（コード番号：4370 東証マザーズ）
問い合わせ先 取 締 役 C F O 長 藤 建 嗣
加
TEL. 03-6417-9523
東京証券取引所マザーズへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ
当社は、本日、2021 年 9 月２日に東京証券取引所マザーズに上場いたしました。今後とも、なお一層
のご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
なお、2021 年８月期（2020 年９月１日から 2021 年８月 31 日）及び 2022 年８月期（2021 年９月１日
から 2022 年８月 31 日）における当社の業績予想は、次のとおりであり、また、最近の決算情報等につき
ましては別添のとおりであります。
【個別】 （単位：百万円、％）
2021 年８月期
2022 年８月期 2021 年８月期 2020 年８月期
決算期 第３四半期累計期間
（予想） （予想） （実績）
（実績）
項 目 対売上 対前期 対売上 対前期 対売上 対売上
高比率 増減率 高比率 増減率 高比率 高比率
売 上 高 1,506 100.0 23.7 1,218 100.0 27.9 899 100.0 952 100.0
営 業 利 益 280 18.6 146.7 113 9.3 171.5 105 11.7 41 4.4
経 常 利 益 282 18.7 125.6 125 10.3 129.4 119 13.2 54 5.7
当期( 四半 期)
212 14.1 41.5 150 12.3 101.5 139 15.5 74 7.8
純 利 益
１株当たり当期
38 円 16 銭 28 円 81 銭 26 円 85 銭 15 円 53 銭
（四半期）純利益
１株当たり配当金 0 円 00 銭 0 円 00 銭 － 0 円 00 銭
（注）１．当社は連結財務諸表及び四半期連結財務諸表を作成しておりません。
２．2020 年８月期（実績）及び 2021 年８月期第３四半期累計期間（実績）の 1 株当たり当期
（四半期）純利益は期中平均発行済株式数により算出しております。
３．2021 年８月期（予想）の１株当たり当期純利益は、予定期中平均発行済株式数により算出
しております。
４．2022 年８月期（予想）の１株当たり当期純利益は、公募株式数（360,000 株）を含めた予
定期中平均発行済株式数により算出し、オーバーアロットメントによる売出し分（上限
165,200 株）は考慮しておりません。
５．2021 年６月１日付で普通株式１株につき 12 株の割合で株式分割を行っております。2020
年８月期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して１株当たり当期（四半期）純利益及
び１株当たり配当金を算出しております。
【2021 年８月期業績予想の前提条件】
（当社全体の見通し）
当社は、「The Support Tech Company」として「テクノロジーでサポートを新しく。」というミッシ
ョンのもと、大手コンタクトセンター向けチャットサポートシステムを中心としたコミュニケーション
プラットフォームの開発を行っております。SaaS（Software as a Service）と呼ばれるクラウド環境
下で提供される独自ソリューションの提供と、顧客の ROI（Return On Investment、投資収益率）を実
現する上で不可欠なコンサルテーションサービス、データ構築サービス及びカスタマイズ開発サービス
などを含むプロフェッショナルサービスを展開しております。従来の電話を中心とした人の労力に依存
したサポートにおける様々な課題を解決し、顧客サポートの現場に携わる人々の助けとなるソリューシ
ョンを開発し提供しております。様々な顧客インターフェースと、様々な支援機能をつなぐことで、カ
スタマーサービスのオペレーションをより効率化し、高度化することで、顧客サポートの現場の人々の
ストレスを軽減し、喜びを感じてもらえるようなコミュニケーションプラットフォームの展開を目指し
ております。
当社の提供するコンタクトセンターを対象としたチャットサポートシステム及びサービスは、以下の
特徴を有しております。
① 自動応答（ボット）と有人対応（オペレータ）とのシームレスなハイブリッド連携による効率化
② 独自開発したオペレーション支援 AI「MooA」（注１）によるオペレータや管理者の負荷軽減の実
現
③ コンタクトセンターの詳細状況を確認するための KPI（Key Performance Indicator、重要業績指
標）のモニタリング機能を搭載
④ チャットボット向け AI（Artificial Intelligence、人工知能）の精度を左右する教師データメ
ンテナンスを可能とする独自機能（コンソール機能）の提供及びデータ作成やメンテナンスのプ
ロフェッショナルサービスの提供
⑤ お客様の ROI の最大化を追求するための、コールセンターオペレーションに精通したコンサルタ
ントによる ROI 改善コンサルティングサービスの提供
当社の SaaS ソリューション事業はコンタクトセンター向け CRM ソリューション市場に属していま
す。2019 年度の国内コンタクトセンター向け CRM ソリューション市場は前年度比 5.7%増の 5,073 億円
となっており（矢野経済研究所 コールセンター市場総覧 2020）、今後もゆるやかに拡大基調が続くも
のと考えられます。当社の経営環境としては、国内企業の人手不足感の高まりやコスト削減への圧力か
ら、コンタクトセンターの効率化及び自動化へのニーズは引き続き高くなっております。また、新型コ
ロナウイルス感染症の流行により、リモートワークに対応したシステムのニーズが急速に高まっており
ます。
このような環境のなか、当社のコアプロダクトである「MOBI AGENT（モビエージェント）」は順調に
ユーザー企業数を伸ばしており、金融、メーカー、サービスと業界を問わずにリーディング企業に採用
を頂いております。また、AI 電話自動応答システム「MOBI VOICE（モビボイス）」は、BCP（事業継続
計画）対策やバックオフィス業務の効率化の一環などの背景から、少しずつユーザー企業が拡大してき
ております。その結果として、当社の SaaS 商品の契約数は、５月末時点で 209 件と１年前（2020 年５
月末時点）と比較して 63.3%増加しております。
このような状況のもと、2021年８月期の当社の業績予想に関しては、当期の期首から５月末日までの
実績値をもとに、６月以降当期期末までの期間について以下の前提条件での見通しを反映して作成し、
売上高1,218百万円（前期比27.9％増）、営業利益113百万円（同171.5％増）
、経常利益125百万円（同
129.4％増）、当期純利益150百万円（同101.5％増）を見込んでおります。
当社は SaaS ソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載はしておりませ
んが、当社が提供するサービスは次のとおりであります。
（注１） ユーザー企業の対話ログや操作ログを学習し、オペレータや管理者向けの様々な支援機能
を担う、自社開発の独自アルゴリズムと、既存の外部オープンソースや外部 AI を組み合
わせたサポートテクノロジーのコアとなる AI 技術
（売上高）
当社は SaaS ソリューション事業の単一セグメントでありますが、売上区分につきましては①SaaS サ
ービス、②プロフェッショナルサービス、③イノベーションラボサービスに区分しております。
売上高の予想を算出するうえで、サービス別に勘案した前提条件は以下のとおりであります。
① SaaS サービス
当社は、SaaS プロダクトを、クラウド環境により、利用者に提供しております。クラウド環境でサー
ビスを提供することにより、利用者が個別にシステム構築をするのではなく、同じシステムをインター
ネット経由で共同利用することにより、導入コストの低減が図られ、また常に最新のソフトウェアを利
用することが可能となります。利用者は、ソフトウェアを利用開始時に購入するのではなく、利用期間
に応じて月額利用料（もしくは年額利用料）を支払います。
当社は、直販営業により顧客企業に SaaS サービスを提供しておりますが、直販営業に加えて、当社
からパートナーにサービスを卸し、ユーザー企業に再販する販売代理店との協業を行っております。ま
た、一部のパートナーには当社商品を OEM 供給しており、当該パートナーのブランドにてエンドユーザ
ーへサービスを提供しております。直販営業及び販売代理店経由の料金体系は、月額利用料（MRR)を徴
収するいわゆるサブスクリプションモデルとなっております。予算策定においては、既存契約に基づく
MRR に、新規契約見込み及び解約見込み金額を加味して算出しております。新規顧客に係る MRR につい
ては、新規獲得契約数の見込みに契約あたりの平均 MRR（2021 年 5 月末時点の実績を参考）を掛け合わ
せることによって算出しております。解約見込み金額については、過去実績（2021 年 5 月末時点の過去
12 か月平均を参考）を基に算出した解約率（注１）を用いております。また、OEM 供給先向けの MRR に
関しては、各 OEM 先との契約内容及び実績から想定される成長率を加味して見込み額を算出しておりま
す。
上記の結果、今期の SaaS サービスにおいては、577 百万円の売上を見込んでおります。第３四半期累
計期間の実績においては既に 421 百万円の売上を達成しております。
2021 年８月期の第３四半期累計期間においては既存顧客からのユーザー追加及び新規顧客獲得を背景
として、毎月順調に売上が増加している状況となっております。第４四半期においても以下のような主
要施策を継続していくことで、毎月の売上の増加及び低解約率の実現を図っていく予定です。
・追加サービスの提供、販売パートナーとの協働の推進、個々のクライアントに即した情報提供等を
通じた既存顧客へのクロスセル（複数製品販売）の拡大
・自社販売体制や販売パートナーとのリレーション強化、知名度の向上を通じた新規販売先の開拓
・更なるシステム連携、顧客のニーズを汲み取ったサービス開発等を通じた利便性の向上による低解
約率の維持・向上、等
（注１）解約率：「当月の解約による減少した MRR÷前月末の MRR」
② プロフェッショナルサービス
SaaS サービスの初期導入サポート、トレーニング、コンサルティング、KPI 分析サポート、AI 教師デ
ータ作成などのサービスを提供しております。コールセンターの運営ノウハウを熟知したメンバーによ
って、企業ニーズを KPI により可視化し、ROI の実現に向けた施策等をアドバイスしております。
予算策定においては、既存契約企業から見込まれる継続収益、第３四半期までの案件実績及び 2021
年８月期の案件計画や獲得見込み案件数を勘案して算出しております。
上記の結果、今期のプロフェッショナルサービスにおいては、394 百万円の売上を見込んでおりま
す。第３四半期累計期間の実績においては既に 301 百万円の売上を達成しており、また SaaS サービス
の既存顧客からの追加サービス及び新規顧客獲得は順調に進んでいくと考えていることから、現状の実
績及び今後の動向を踏まえても現在の予算は適正な水準と考えております。
③ イノベーションラボサービス
将来的な商品化や新たなビジネスに繋がる可能性のあるシステム開発については、新たなビジネスの
機会を創出目的のもと受託開発を行っております。企業の持っているシーズレベルの要望を、最新の
API やフレームワークを用いて実現しております。プロジェクトを通じて新しい技術要素に触れる事
で、当社の商品開発へのヒントを多く得る事が可能です。また、プロジェクト成果物と当社のソリュー
ション連携を提案する事で、顧客企業との継続的な関係を構築し、安定的な収益体制を構築する積み上
げ型の SaaS サービスの提供へと繋げて行く機会となっております。
予算策定においては、既存契約企業から見込まれる継続収益、第３四半期までの案件実績及び 2021
年８月期の案件計画や獲得見込み案件数を勘案して算出しております。
上記の結果、今期のイノベーションラボサービスにおいては、246 百万円の売上を見込んでおりま
す。第３四半期累計期間の実績においては既に 175 百万円の売上を達成しており、下期は、契約済の案
件及び既存顧客の案件を中心に見込んでいることから、現在の予算は適正な水準と考えております。
以上の結果、売上高は前期比 27.9％増の 1,218 百万円を見込んでおります。
（売上原価、売上総利益）
当社の売上原価は、主に労務費、クラウドサーバ利用料及びクラウドサービスに係るソフトウエア減
価償却費等からなります。労務費については、開発系人員の開発稼働時間分を過去実績から想定し費用
の予測を行っており、当期は前期比 15.0％減の 203 百万円を見込んでおります。クラウドサーバ利用料
は、主にクラウドサービスに係るサーバー費用でありますが、前期売上実績に対するサーバー費用割合
を踏まえて、当期は前期比 38.5％増の 50 百万円を見込んでおります。ソフトウエア減価償却費につい
ては、クラウドサービス開発に伴う資産計上分の減価償却費用となり、当期は前期比 63.9％増の 107 百
万円を見込んでおります。その他、セキュリティ強化のための外注費の増加等を見込んでおります。な
お、第４四半期においては、前述の一時的なセキュリティ強化のための外注費の増加等により売上原価
が増加し、売上総利益率が低下する見込みとなっております。
以上の結果、売上原価は前期比 25.2％増の 522 百万円、売上総利益は前期比 29.9％増の 695 百万円
を見込んでおります。
（販売費及び一般管理費、営業利益）
当社の販売費及び一般管理費は、主に人件費、広告宣伝費及び採用費で構成されております。人件費
及び採用費については、前期末人員数（68 人）に加え、事業規模拡大に向けた積極的人員採用による採
用費用の増加、それに伴う人員増加及び昇給見込額等により算出し、当期は前期比 22.0％増の 403 百万
円を見込んでおります。広告宣伝費は、当社サービスのリード数の増加や当社サービスの知名度向上を
目的として主にイベント協賛やセミナー開催等の催事を行っておりますが、コロナ禍の影響によりリア
ルイベントの開催機会が減少したことにより、当該費用として前期比 8.3％減の 34 百万円を見込んで
おります。なお、第４四半期においては、採用費、株式上場に伴う諸費用、セキュリティ強化のための
支払報酬などの増加により、営業利益率が低下する見込みとなっております。
以上の結果、販売費及び一般管理費は前期比 17.9％増の 582 百万円、営業利益は前期比 171.5％増の
113 百万円を見込んでおります。
（営業外損益、経常利益）
営業外収益については、当社主催のイベントに係る協賛企業からの協賛金収入を見込んでおります。
営業外費用については、金融機関からの借入に係る支払利息及び上場に伴う上場関連費用を見込んで
おります。なお、第４四半期においては、上場に伴う上場関連費用の増加により、経常利益率が低下す
る見込みとなっております。
以上の結果、経常利益は前期比 129.4％増の 125 百万円を見込んでおります。
（特別損益、当期純利益）
特別損益の発生は見込んでおりません。これらに税金費用を加味した結果、当期純利益は前期比
101.5％増の 150 百万円を見込んでおります。なお、税金費用には過年度の繰越欠損金の影響を反映し
ております。
【2022 年８月期業績予想の前提条件】
（当社全体の見通し）
2022 年８月期においては、2022 年８月期は、既存取引先との取引に加え、新規取引先の増加等によ
り堅調に推移し、増収基調が今後も継続すると判断しており、売上高 1,506 百万円（前期比 23.7％
増）、営業利益 280 百万円（前期比 146.7％増）、経常利益 282 百万円（前期比 125.6％増）、当期純
利益 212 百万円（前期比 41.5％増）を予想しております。
（売上高）
各サービスの売上高予想の根拠は以下のとおりです。
① SaaS サービス
SaaS サービスは、2022 年８月期においては、売上高 797 百万円（前期比 38.1％増）を予想しており
ます。当該予想は、既存契約に基づく MRR に、新規契約見込み及び解約見込み金額を加味して算出して
おります。新規顧客に係る MRR については、新規獲得契約数の見込みに契約あたりの平均 MRR（2021 年
5 月末時点の実績を参考）を掛け合わせることによって算出しております。解約見込み金額について
は、過去実績（2021 年 5 月末時点の過去 12 か月平均を参考）を基に算出した解約率（注１）を用いて
おります。また、OEM 供給先向けの MRR に関しては、各 OEM 先との契約内容及び実績から想定される成
長率を加味して見込み額を算出しております。
（注１）解約率：「当月の解約による減少した MRR÷前月末の MRR」
② プロフェッショナルサービス
プロフェッショナルサービスは、2022 年８月期においては、売上高 465 百万円（前期比 17.9％増）
を予想しております。当該予想は、既存契約企業から見込まれる継続収益、SaaS サービスの新規契約に
伴うプロフェッショナルサービスの案件化割合および過去実績の平均単価等を勘案して算出しておりま
す。
③ イノベーションラボサービス
イノベーションラボサービスは、既存顧客からの安定的な発注が見込まれることから、2021 年８月期
と同水準の売上高が継続すると見込みであり、売上高 244 百万円（前期比 0.9％減）を予想しておりま
す。
（売上原価、売上総利益）
2022 年８月期においては、売上原価 576 百万円（前期比 10.3％増）を予想しております。
労務費は、人員計画に基づき策定しており 238 百万円（前期比 17.4％増）を予想しております。
ソフトウエア減価償却費は、クラウドサービス開発に伴う資産計上分の減価償却費用となり、158 百万
円（前期比 47.6％増）と予想しております。
上記の結果、売上総利益は 930 百万円（前期比 33.8％増）と予想しております。
（販売費及び一般管理費、営業利益）
2022 年８月期においては、販売費及び一般管理費 650 百万円（前期比 11.7％増）を予想しておりま
す。
人件費は、人員計画に基づき策定しており 435 百万円（前期比 18.8％増）を予想しております。
広告宣伝費は、当社サービスのリード数の増加や当社サービスの知名度向上を目的として主にイベン
ト協賛やセミナー開催等の催事を計画しているため 40 百万円（前期比 15.8％増）と予想しておりま
す。
上記の結果、営業利益は 280 百万円（前期比 146.7％増）と予想しております。
（営業外損益、経常利益）
営業外収益については、当社主催のイベントに係る協賛企業からの協賛金収入を見込んでおります。
営業外費用については、金融機関からの借入に係る支払利息及び上場に伴う上場関連費用を見込んで
おります。
上記の結果、経常利益は 282 百万円（前期比 125.6％増）と予想しております。
（特別損益、当期純利益）
特別損益の発生は見込んでおりません。
これらに税金費用を加味した結果、当期純利益は 212 百万円（前期比 41.5％増）と予想しております。
【業績予想に関するご留意事項】
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的
であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は、様々な要因によって異なる場合がありま
す。
以上
2021年８月期 第３四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2021年９月２日
上 場 会 社 名 モビルス株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4370 URL https://mobilus.co.jp/
代 表 者 （役職名）代表取締役社長 （氏名）石井 智宏
問合せ先責任者 （役職名）取締役CFO （氏名）加藤 建嗣 (TEL)03(6417)9523
四半期報告書提出予定日 － 配当支払開始予定日 －
四半期決算補足説明資料作成の有無 ： 無
四半期決算説明会開催の有無 ： 無
(百万円未満切捨て)
１．2021年８月期第３四半期の業績（2020年９月１日～2021年５月31日）
（１）経営成績(累計) (％表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％
2021年８月期第３四半期 899 － 105 － 119 － 139 －
2020年８月期第３四半期 － － － － － － － －
潜在株式調整後
１株当たり
１株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年８月期第３四半期 26 85 － －
2020年８月期第３四半期 － － － －
（注）1．当社は、2020年８月期第３四半期については、四半期財務諸表を作成していないため、2020年８月期第３四半期の数値及び対前年同四半期
増減率並びに2021年８月期第３四半期の対前年同四半期増減率は記載しておりません。
2．潜在株式調整後１株当たり四半期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は2021年８月期第３四半期においては非上場で
あり、期中平均株価が算定できないため、記載しておりません。
3．当社は、2021年６月１日付でＡ種優先株式、Ｂ種優先株式、Ｃ種優先株式及びＤ種優先株式を自己株式として取得し、その対価として普通
株式を交付しております。また、2021年６月１日付で普通株式１株につき12株の割合で株式分割を行っております。このため、2020年8月期
の期首に当該種類株式から普通株式への転換及び株式分割が行われたと仮定して、１株当たり四半期純利益を算定しております。
（２）財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 ％
2021年８月期第３四半期 1,755 1,391 79.2
2020年８月期 1,644 1,251 76.1
(参考) 自己資本 2021年８月期第３四半期 1,391百万円 2020年８月期 1,251百万円
２．配当の状況
年間配当金
第１四半期末 第２四半期末 第３四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年８月期 － 0 00 － 0 00 0 00
2021年８月期 － 0 00 －
2021年８月期(予想) 0 00 0 00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 ： 無
３．2021年８月期の業績予想（2020年９月１日～2021年８月31日)
(％表示は、通期は対前期増減率)
１株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 円 銭
通期 1,218 27.9 113 171.5 125 129.4 150 101.5 28 81
（注）1．直近に公表されている業績予想からの修正の有無 ： 無
2．当社は、2021年６月１日付でＡ種優先株式、Ｂ種優先株式、Ｃ種優先株式及びＤ種優先株式を自己株式として取得し、その対価として
普通株式を交付しております。また、2021年６月１日付で普通株式１株につき12株の割合で株式分割を行っております。このため、2021
年8月期の期首に当該種類株式から普通株式への転換及び株式分割が行われたと仮定して、１株当たり当期純利益を算定しております。
※ 注記事項
（１）四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 ： 無
（２）会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 ： 無
② ①以外の会計方針の変更 ： 無
③ 会計上の見積りの変更 ： 無
④ 修正再表示 ： 無
（３）発行済株式数（普通株式）
① 期末発行済株式数（自己株式を含む） 2021年８月期３Ｑ 5,210,844株 2020年８月期 5,210,844株
② 期末自己株式数 2021年８月期３Ｑ －株 2020年８月期 －株
③ 期中平均株式数（四半期累計) 2021年８月期３Ｑ 5,210,844株 2020年８月期３Ｑ 4,689,444株
（注） 当社は、2021年６月１日付でＡ種優先株式、Ｂ種優先株式、Ｃ種優先株式及びＤ種優先株式を自己株式として取得し、その対価として普通
株式を交付しております。また、2021年６月１日付で普通株式１株につき12株の割合で株式分割を行っております。このため、2020年8月
期の期首に当該種類株式から普通株式への転換及び株式分割が行われたと仮定して、期末発行済株式数、期末自己株式数、期中平均株式数
を算定しております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する
一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因に
より大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、
添付資料2ページ「１．当四半期決算に関する定性的情報（３）業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
モビルス株式会社（4370） 2021 年８月期 第３四半期決算短信
○添付資料の目次
１．当四半期決算に関する定性的情報 ………………………………………………………………………… 2
（１）経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………… 2
（２）財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………… 2
（３）業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………… 2
２．四半期財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 3
（１）四半期貸借対照表 ………………………………………………………………………………………… 3
（２）四半期損益計算書 ………………………………………………………………………………………… 5
（３）四半期財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………… 6
（継続企業の前提に関する注記） …………………………………………………………………………… 6
（株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記） …………………………………………………… 6
（セグメント情報等） ………………………………………………………………………………………… 6
-1-
モビルス株式会社（4370） 2021 年８月期 第３四半期決算短信
１．当四半期決算に関する定性的情報
（１）経営成績に関する説明
当第３四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状
況にあり、段階的な経済活動の再開による持ち直しの動きが見られたものの、先行きは不透明な状況で推移い
たしました。
当社の経営環境としては、国内企業の人手不足感の高まりやコスト削減への圧力から、コンタクトセンター
の効率化及び自動化へのニーズは引き続き高く、また今回の新型コロナウイルス感染症によりリモートワーク
に対応したシステムのニーズが急速に高まっており、顧客のそれに対応するサービスの需要が継続しておりま
す。
当第３四半期累計期間の売上高については、当社の主要事業であるSaaSサービスは、コアプロダクトである
MOBI AGENT（モビエージェント）が順調にユーザー企業数を伸ばしており、金融、メーカー、サービスと業界
を問わずにリーディング企業に採用を頂きました。また、AI電話自動応答システムMOBI VOICE（モビボイス）
は、BCP（事業継続計画）対策やバックオフィス業務の効率化の一環などの背景から、ユーザー企業が拡大して
きております。2021年５月末時点で、当社SaaSプロダクトの契約数は209件（前年対比163%）となりました。プ
ロフェッショナルサービスは、カスタマイズ案件獲得が堅調に推移しました。イノベーションラボサービスは、
既存顧客から継続的な発注があり順調に推移しました。
以上の結果、当第３四半期累計期間における売上高は899百万円、営業利益は105百万円、経常利益は119百万
円、四半期純利益は139百万円となりました。
（２）財政状態に関する説明
（資産）
当第３四半期会計期間末における資産合計は1,755百万円となり、前事業年度末に比べ111百万円増加いたし
ました。流動資産は1,259百万円（前事業年度末に比べ５百万円の減少）となりました。これは主に売掛金の減
少20百万円があった一方で、現金及び預金の増加９百万円及び仕掛品の増加６百万円があったことによるもの
であります。固定資産は495百万円（同117百万円の増加）となりました。これは主にソフトウエアの増加90百万
円、繰延税金資産の増加22百万円によるものであります。
（負債）
当第３四半期会計期間末における負債合計は364百万円となり、前事業年度末に比べ28百万円減少いたしまし
た。流動負債は256百万円（前事業年度末に比べ20百万円の減少）となりました。これは主に１年内返済予定の
長期借入金の減少42百万円、未払消費税等の減少11百万円及び賞与引当金の減少25百万円があった一方で、短
期借入金の増加40百万円、前受金の増加23百万円があったことによるものであります。固定負債は107百万円（前
事業年度末に比べ７百万円の減少）となりました。これは主に長期借入金の減少７百万円によるものでありま
す。
（純資産）
当第３四半期会計期間末における純資産合計は1,391百万円となり、前事業年度末に比べ139百万円増加いた
しました。これは四半期純利益の計上139百万円によるものであります。
（３）業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年８月期の業績予想につきましては、本日公表いたしました「東京証券取引所マザーズへの上場に伴う
当社決算情報等のお知らせ」をご参照下さい。
なお、当該業績予想につきましては、本日現在において入手可能な情報及び合理的であると判断する一定の
前提に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後様々な要因により異なる可能性があります。
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モビルス株式会社（4370） 2021 年８月期 第３四半期決算短信
２．四半期財務諸表及び主な注記
（１）四半期貸借対照表
(単位：千円)
前事業年度 当第３四半期会計期間
(2020年８月31日) (2021年５月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 1,078,296 1,087,833
売掛金 167,335 147,108
仕掛品 557 7,341
貯蔵品 162 116
前払費用 12,787 15,937
その他 6,126 1,216
流動資産合計 1,265,266 1,259,554
固定資産
有形固定資産 15,369 18,140
無形固定資産
ソフトウエア 341,217 431,669
その他 514 624
無形固定資産合計 341,731 432,293
投資その他の資産 20,606 44,601
固定資産合計 377,707 495,035
繰延資産 1,787 1,300
資産合計 1,644,761 1,755,890
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モビルス株式会社（4370） 2021 年８月期 第３四半期決算短信
(単位：千円)
前事業年度 当第３四半期会計期間
(2020年８月31日) (2021年５月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 25,561 14,984
短期借入金 － 40,000
１年内返済予定の長期借入金 53,668 11,386
未払金 46,638 54,674
未払費用 6,172 16
未払法人税等 2,290 1,717
前受金 57,423 80,810
預り金 8,188 12,573
賞与引当金 44,276 18,276
その他 33,355 22,325
流動負債合計 277,573 256,765
固定負債
長期借入金 107,969 100,000
資産除去債務 7,700 7,700
固定負債合計 115,669 107,700
負債合計 393,242 364,465
純資産の部
株主資本
資本金 90,000 90,000
資本剰余金 1,056,166 1,056,166
利益剰余金 105,351 245,258
株主資本合計 1,251,518 1,391,425
純資産合計 1,251,518 1,391,425
負債純資産合計 1,644,761 1,755,890
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モビルス株式会社（4370） 2021 年８月期 第３四半期決算短信
（２）四半期損益計算書
（第３四半期累計期間）
(単位：千円)
当第３四半期累計期間
(自 2020年９月１日
至 2021年５月31日)
売上高 899,106
売上原価 364,168
売上総利益 534,937
販売費及び一般管理費 429,344
営業利益 105,593
営業外収益
受取利息 5
協賛金収入 14,700
雑収入 2,299
営業外収益合計 17,004
営業外費用
支払利息 1,853
為替差損 697
株式交付費償却 487
営業外費用合計 3,038
経常利益 119,559
税引前四半期純利益 119,559
法人税、住民税及び事業税 1,718
法人税等調整額 △22,065
法人税等合計 △20,346
四半期純利益 139,906
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モビルス株式会社（4370） 2021 年８月期 第３四半期決算短信
（３）四半期財務諸表に関する注記事項
（継続企業の前提に関する注記）
該当事項はありません。
（株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記）
該当事項はありません。
（セグメント情報等）
当社は、SaaSソリューション事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
（重要な後発事象）
該当事項はありません。
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