4365 J-松本油脂 2020-02-07 15:00:00
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年2月7日
上場会社名 松本油脂製薬株式会社 上場取引所 東
コード番号 4365 URL http://www.mtmtys.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 木村 直樹
問合せ先責任者 (役職名) 常務取締役管理本部副本部長 (氏名) 山田 正幸 TEL 072-991-1001
四半期報告書提出予定日 2020年2月7日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日∼2019年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 24,301 △3.8 3,734 △9.4 4,267 △16.7 3,029 △16.5
2019年3月期第3四半期 25,270 3.8 4,122 △1.3 5,122 8.1 3,627 21.0
(注)包括利益 2020年3月期第3四半期 3,090百万円 (△4.5%) 2019年3月期第3四半期 3,235百万円 (△10.7%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2020年3月期第3四半期 936.23 ―
2019年3月期第3四半期 1,120.99 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第3四半期 64,891 54,824 84.3
2019年3月期 63,070 52,867 83.6
(参考)自己資本 2020年3月期第3四半期 54,675百万円 2019年3月期 52,721百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2019年3月期 ― ― 0.00 350.00 350.00
2020年3月期 ― ― 0.00
2020年3月期(予想) 300.00 300.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2020年 3月期の連結業績予想(2019年 4月 1日∼2020年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 33,200 1.2 5,300 0.9 5,600 △12.5 3,885 △14.3 1,200.47
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 4,512,651 株 2019年3月期 4,512,651 株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 1,276,620 株 2019年3月期 1,276,540 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 3,236,084 株 2019年3月期3Q 3,236,258 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の
業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料
3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報」(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明をご覧下さい。
松本油脂製薬株式会社(4365) 2020年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………8
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松本油脂製薬株式会社(4365) 2020年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調で推移
しました。世界経済におきましては、米中貿易摩擦の長期化、中国の景気減速など、景気の先行きは依然として不透明
な状況が続いております。
当社グループの重要な販売分野である繊維工業関連におきましては、国内では、顧客の生産拠点の海外移転、不採算
製品の生産中止及び体力強化のための事業構造改革の影響による販売量の減少等もあり、依然として厳しい状態が続い
ております。一方、海外では、中国国内での設備投資は減速し、各業界内での企業淘汰や中国以外への海外移転等の兆
しも見え始めています。
非繊維工業分野におきましては、国内自動車関連では新車販売が軽自動車に加え中・大型車においても堅調に推移し
ておりますが、建築関連は都心の再開発は続くものの東京五輪関連施設の需要には陰りが出てきております。海外自動
車関連では中国、インドでの新車販売が急減速し、米国も低迷が続いております。
このような状況下、当社グループでは高品質で価格競争力のある製品の開発を行うとともに、市場ニーズに合致した
製品の早期開発に注力してまいりました。また、国内においては、顧客の生産拠点の海外移転への対応を柔軟に行い、
海外においては、主力の中国市場以外での拡販にも注力いたしました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの業績は、売上高24,301百万円(前年同四半期比3.8%
減)、営業利益3,734百万円(前年同四半期比9.4%減)、経常利益4,267百万円(前年同四半期比16.7%減)、親会社株
主に帰属する四半期純利益3,029百万円(前年同四半期比16.5%減)となりました。
セグメント情報に記載された区分ごとの状況
① 日本
日本における当第3四半期連結累計期間の外部顧客に対する売上高は23,789百万円(前年同四半期比3.8%減)、セグ
メント利益(営業利益)は3,721百万円(前年同四半期比9.3%減)となりました。
陰イオン界面活性剤の分野におきましては、国内繊維メーカー各社が縮小傾向の中、新規に開発した洗浄剤が貢献し
ました。海外向けでは、化合繊油剤、工業用活性剤の販売が不振となりましたが、外部顧客に対する売上高は2,400百万
円(前年同四半期比3.4%増)となりました。
非イオン界面活性剤の分野におきましては、国内ではユニフォームを含む衣料分野の生産に陰りが見え始めました。
産業資材分野におきましては顧客による生産調整の影響で低迷しました。非繊維工業分野では自動車分野が堅調に推移
しております。海外向けでは産業用繊維分野、高機能繊維分野において販売数量を伸ばしましたが、外部顧客に対する
売上高は14,013百万円(前年同四半期比5.1%減)となりました。
陽・両性イオン界面活性剤の分野におきましては、国内の繊維衣料用加工剤の販売は前年同四半期よりやや減少しま
したが、シャンプー、洗剤向けの界面活性剤と、海外向けの化合繊油剤が好調であったため、外部顧客に対する売上高
は768百万円(前年同四半期比9.6%増)となりました。
高分子・無機製品等の分野におきましては、繊維工業関連では、衣料の国内生産は引き続き低迷していますが、新規
拡販により前年同四半期を上回る結果となりました。非繊維工業関連では、自動車関連の海外需要が減速してきており、
前年同四半期を下回る結果となりました。設備投資関連資材は、半導体市場の減速により前年同四半期を下回る販売と
なりました。その結果、外部顧客に対する売上高は6,606百万円(前年同四半期比4.8%減)となりました。
② インドネシア
インドネシアにおける当第3四半期連結累計期間の外部顧客に対する売上高は512百万円(前年同四半期比6.2%減)、
セグメント利益(営業利益)は16百万円(前年同四半期比13.2%減)となりました。
非イオン界面活性剤の分野におきましては、一部の得意先で生産調整が行われたため販売数量が減少しました。その
結果、外部顧客に対する売上高は282百万円(前年同四半期比1.8%減)となりました。
高分子・無機製品等の分野におきましては、国内では、製造コストを下げるため糊剤を使用しない撚糸・インターレ
ースを多くした糸を使用する傾向が続いております。輸出は順調に推移しておりますが、国内のマイナスをカバーする
までには至っていません。その結果、外部顧客に対する売上高は221百万円(前年同四半期比11.2%減)となりました。
陰イオン界面活性剤及び陽・両性イオン界面活性剤の分野におきましては、販売数量、販売金額ともに大きな進展は
見られませんでした。外部顧客に対する売上高はそれぞれ6百万円(前年同四半期比65.5%増)及び1百万円(前年同四
半期比64.2%減)となりました。
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松本油脂製薬株式会社(4365) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
資産、負債及び純資産の状況
(資産)
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末(以下「前期末」という。)比1,821百万円(2.9%)増
加して、64,891百万円となりました。流動資産は前期末比171百万円(0.3%)減少の49,518百万円、固定資産は前期末
比1,993百万円(14.9%)増加の15,373百万円となりました。
流動資産減少の主な要因は、有価証券が3,867百万円、受取手形及び売掛金が769百万円それぞれ増加したものの、現
金及び預金が4,963百万円前期末より減少したことによるものであります。
固定資産増加の主な要因は、建設仮勘定が1,111百万円、建物及び構築物が347百万円、投資有価証券が277百万円、機
械装置及び運搬具が261百万円それぞれ前期末より増加したことによるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末の負債の合計は、前期末比135百万円(1.3%)減少の10,067百万円となりました。流動
負債は、前期末比252百万円(2.8%)減少の8,825百万円、固定負債は前期末比117百万円(10.4%)増加の1,241百万円
となりました。
流動負債減少の主な要因は、その他が383百万円、買掛金が229百万円それぞれ増加したものの、未払法人税等が728百
万円、賞与引当金が137百万円それぞれ前期末より減少したことによるものであります。
固定負債増加の主な要因は、繰延税金負債が97百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計は、前期末比1,957百万円(3.7%)増加して54,824百万円となりました。
純資産増加の主な要因は、利益剰余金が1,897百万円前期末より増加したことによるものであります。
この結果自己資本比率は、前期末の83.6%から84.3%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年3月期の業績予想につきましては、現時点において2019年5月10日に公表の業績予想に変更はありません。
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松本油脂製薬株式会社(4365) 2020年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 36,617 31,654
受取手形及び売掛金 8,472 9,241
電子記録債権 169 187
有価証券 1 3,869
商品及び製品 2,032 2,179
仕掛品 496 449
原材料及び貯蔵品 1,066 1,081
その他 834 857
貸倒引当金 △2 △2
流動資産合計 49,689 49,518
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 7,204 7,670
減価償却累計額 △5,256 △5,374
建物及び構築物(純額) 1,947 2,295
機械装置及び運搬具 12,076 12,485
減価償却累計額 △10,372 △10,520
機械装置及び運搬具(純額) 1,703 1,965
土地 529 529
建設仮勘定 898 2,010
その他 1,441 1,438
減価償却累計額 △1,312 △1,309
その他(純額) 128 129
有形固定資産合計 5,208 6,929
無形固定資産
その他 34 27
無形固定資産合計 34 27
投資その他の資産
投資有価証券 7,113 7,390
その他 1,032 1,031
貸倒引当金 △7 △6
投資その他の資産合計 8,137 8,415
固定資産合計 13,380 15,373
資産合計 63,070 64,891
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 6,224 6,454
未払法人税等 1,001 273
賞与引当金 296 159
その他 1,555 1,938
流動負債合計 9,078 8,825
固定負債
退職給付に係る負債 933 954
資産除去債務 107 108
繰延税金負債 15 113
その他 67 64
固定負債合計 1,124 1,241
負債合計 10,203 10,067
純資産の部
株主資本
資本金 6,090 6,090
資本剰余金 6,518 6,518
利益剰余金 46,310 48,207
自己株式 △7,320 △7,321
株主資本合計 51,598 53,495
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,296 1,346
為替換算調整勘定 △167 △191
退職給付に係る調整累計額 △6 25
その他の包括利益累計額合計 1,122 1,180
非支配株主持分 146 148
純資産合計 52,867 54,824
負債純資産合計 63,070 64,891
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 25,270 24,301
売上原価 18,163 17,637
売上総利益 7,106 6,664
販売費及び一般管理費 2,983 2,929
営業利益 4,122 3,734
営業外収益
受取利息 72 48
受取配当金 87 95
持分法による投資利益 70 93
為替差益 701 202
その他 84 123
営業外収益合計 1,015 562
営業外費用
支払利息 0 0
投資事業組合運用損 7 10
支払手数料 2 3
損害賠償金 - 13
その他 4 2
営業外費用合計 14 29
経常利益 5,122 4,267
特別利益
固定資産売却益 0 1
投資有価証券売却益 2 -
有価証券売却益 13 -
厚生年金基金解散損失引当金戻入額 19 -
特別利益合計 35 1
特別損失
固定資産除却損 20 3
特別損失合計 20 3
税金等調整前四半期純利益 5,137 4,265
法人税、住民税及び事業税 1,355 1,160
法人税等調整額 150 71
法人税等合計 1,506 1,231
四半期純利益 3,630 3,034
非支配株主に帰属する四半期純利益 2 4
親会社株主に帰属する四半期純利益 3,627 3,029
6
松本油脂製薬株式会社(4365) 2020年3月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期純利益 3,630 3,034
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △380 49
為替換算調整勘定 △41 △5
退職給付に係る調整額 2 10
持分法適用会社に対する持分相当額 24 1
その他の包括利益合計 △395 56
四半期包括利益 3,235 3,090
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 3,247 3,088
非支配株主に係る四半期包括利益 △11 2
7
松本油脂製薬株式会社(4365) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
合計
日本 インドネシア
売上高
外部顧客への売上高 24,724 545 25,270
セグメント間の内部売上高
192 13 205
又は振替高
計 24,916 559 25,475
セグメント利益 4,103 18 4,121
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容
(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益 金額
報告セグメント計 4,121
棚卸資産の調整額 0
四半期連結損益計算書の営業利益 4,122
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント
合計
日本 インドネシア
売上高
外部顧客への売上高 23,789 512 24,301
セグメント間の内部売上高
168 14 183
又は振替高
計 23,957 526 24,484
セグメント利益 3,721 16 3,737
2.報告セグメントの利益又は損失の金額の合計額と四半期連結損益計算書計上額との差額及び当該差額の主な内容
(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益 金額
報告セグメント計 3,737
棚卸資産の調整額 △2
四半期連結損益計算書の営業利益 3,734
8