4364 マナック 2019-05-10 16:00:00
中期計画策定のお知らせ [pdf]

                                                    2019 年5月 10 日
各   位
                                   会  社  名     マナック株式会社
                                   代 表 者 名     代表取締役社長
                                               村田 耕也
                                   コ ー ド 番 号   4364 東証第二部
                                   問 合 せ 先     取締役管理部長
                                               大村 元宏
                                                  (TEL) 03-3242-2561
                                                        084-954-3330


                     中期計画策定のお知らせ

 当社は、2019 年度(2020 年3月期)から 2021 年度(2022 年3月期)までの3カ年を対象とする、当社グ
ループの中期計画を策定しましたのでお知らせいたします。

                            記

 当社は昨年度(2018 年度)創立 70 周年という節目の年を迎えましたが、ここ 10 年を振り返ってみると、
化学業界における中国企業の存在感の拡大等経営環境も大きく変化する中で、リーマンショック以降利益水
準はそれ以前と比べ低位にて推移してきました。
 業績を成長軌道に戻すためには、経営陣・社員一人ひとりの意識と行動を、成長に向け「変える」ことが
必要と考え、10 年後、創立 80 周年を迎えるときには「経営陣・社員一人ひとりが情熱と誇りを持ち、多様
性を認め合い活き活きと働き、グローバルに展開する開発志向型の高収益体質に成長し、製品をもって社会
に貢献する企業」となることを目指し、この3カ年をそのための変革に取り組む期間と位置付け、本中期計
画を策定し、対外公表するものです。



1.中期計画の概要


    マナック 中期計画 2021 「Challenge for Change ~変革への挑戦~ 」


2.事業を成長させる重要施策 …今後、特に強化する取り組み
  ① グローバル  難燃剤は EV 市場等成長著しい中国市場を、ヨウ化物は医薬用途等ヨウ素製品需要の
           旺盛な欧州市場を重点的に開拓
  ② アライアンス 脱自前主義、協業志向、オープンイノベーションによる新しい事業の創出
  ③ リスクテイク 「適切な」投資への覚悟



3.成長のための基盤固めとしての重点施策 …より早く、より強固に
  1)ICT/IoT 化の加速
  2)人材への投資
  3)グループガバナンスの強化
  4)投資基準の明確化
  5)製品リストラクチャリングの徹底
4.中期計画の数値目標(連結)
                  2018 年度   2019 年度   2021 年度(最終年度)
                    実績        予想             計画
    売上高           91 億円     97 億円         114 億円

    経常利益          3.9 億円    4.8 億円        7.2 億円
   経常利益率           4.3%      5.0%          6.3%

   当期純利益          2.1 億円    3.4 億円        5.1 億円
   当期純利益率          2.3%      3.5%          4.5%

     ROE           2.3%      3.8%         5.1%



5.株主還元(配当)方針
  当社では、長期的観点からの事業収益の拡大と株主資本利益率の向上を通じて、長期的な企業価値の向上
 を図ることが最も重要な経営課題と認識しております。
  配当につきましては、株主の皆様への利益還元を重要な資本政策の一つと位置付け、従来より長期的・安
 定的な配当水準の維持に努めることを基本方針としておりますが、本中期計画の達成度合いを勘案しつつ、
 具体的な配当目標指標の導入や配当水準の見直しも含めた株主還元施策の拡充を検討してまいります。



(注)本資料に記載されている業績見通しおよび将来予測は、現時点で入手可能な情報に基づき、当社が判断
   した見通しまたは予測ですが、リスクや不確定要素を含んでおり、実際の数値とは大きく異なる場合が
   ありますことをご承知おきください。

                                                   以 上
Challenge for Change
    ~変革への挑戦~
  マナック 中期計画 2021

               2019年5月10日
                            1
 目次
1. はじめに
2. 経営の基本方針
3. 重要施策/重点施策
 ①事業を成長させる重要施策
  Ⅰ)グローバル Ⅱ)アライアンス   Ⅲ)リスクテイク

 ②成長のための基盤固めとしての重点施策
  Ⅰ)ICT/IoT化の加速 Ⅱ)人材への投資
  Ⅲ)グループガバナンスの強化 Ⅳ)投資基準の明確化
  Ⅴ)製品リストラクチャリングの徹底
4. 数値目標
5. 各事業の戦略
6. 目指す姿
                                2
1.はじめに

• マナックは昨年度(2018年度)創立70周年という節目の年を迎えた。
 ここ10年を振り返ってみると、リーマンショック以降、
 利益水準は落ち込んだまま、ROEも1%台にて推移している。


• 業績を低位安定から成長軌道に戻すためには、経営陣・社員
 一人ひとりの意識と行動を、成長に向け「変える」ことが必要である。


• そこで本中期計画を策定、公開することで、経営陣・社員が
 再び成長軌道に向けて行動できるよう、スローガンを
 「Challenge for Change~変革への挑戦~」とし、
 会社の更なる発展を目指すこととする。

                                     3
  1.はじめに
10年後を見据えて                          ありたい企業像
(2028年度 創立80周年)                       個々の社員が情熱
                                       と誇りを持ち、多
              地球環境        技術立社         様性を認め合い活
                                       き活きと働く企業
              進化・発展         革新        製品で社会に貢献
                                       し、グローバルに
                信頼・安全・安心・感動            展開する開発志向
                                       型の高収益企業

本中期計画(HOP)        ポスト中計(STEP)        創立80周年(JUMP)
2019~2021年度          2022~2024年度      2025~2028年度

10年後のありたい姿を目指                        (数値目安)売上高180億円
すための変革に取り組む最                               経常利益18億円
初の3カ年と位置付けている                                         4
                                           ROE10%以上
1.はじめに

   2021年度 本中期計画最終年度
     売上高    経常利益
    114億円   7.2億円


Challenge for Change
    ~変革への挑戦~
                       5
2.経営の基本方針




            6
2.経営の基本方針
• マナックは新たなマーケットである国際市場を目指して環境対応
  とグローバル・スタンダード対応を強化する。
• 社会的存在価値のある製品を提供し続けるという確固たる信念の
  もと、海水化学で培った臭素化・ヨウ素化技術への自信を誇りに、
  常に新しい技術開発、新しい分野への開拓を継続する。
• グローバル・マーケットという広大な海原へと乗り出した今、
  コアテクノロジーを羅針盤にさらなる技術の革新に挑み、高機能
  製品・高付加価値製品の提案を通じてスペシャリティーケミカル
  の未来を構築する。


 そのために、
     ①事業を成長させる重要施策
     ②成長のための基盤固めとしての重点施策
 を着実に実行していく。
       *マナックの製品供給分野の一例は、本資料25ページをご参照ください   7
3.重要施策/重点施策
①事業を成長させる重要施策
           …今後、特に強化する取り組み
 グローバル
  • 国際市場へ積極的に展開
    難燃剤はEVや家電市場等の成長著しい中国市場を、
    ヨウ化物は医薬用途等ヨウ素製品需要の旺盛な
    欧州市場を重点的に開拓

 アライアンス
  • 脱自前主義   協業志向   オープンイノベーション

 リスクテイク
  • 「適切な」投資への覚悟
                                 8
3.重要施策/重点施策
②成長のための基盤固めとしての重点施策
                …より早く、より強固に
               • 基幹システムの更新、工場スマート化への取り組み
 ICT/IoT化の加速
               • 業務の見直しを行い、ムダムリムラを排除


  人材への投資       • 柔軟な働き方や女性社員の活躍のための取り組み


 グループガバナンス     • 株式市場の要望に対応し、グループとしての

    の強化        一体的な取り組み


 投資基準の明確化      • 社内投資基準の検証と設定


 製品リストラクチャ
               • 工場生産能力の最大化
  リングの徹底                                   9
4.数値目標:連結
<連結>

         2018年度   2019年度   2020年度   2021年度
          通期       予想       計画       計画
  売上高     91億円     97億円     103億円    114億円
 経常利益     3.9億円    4.8億円    4.8億円    7.2億円
当期純利益     2.1億円    3.4億円    3.4億円    5.1億円
経常利益率     4.3%     5.0%     4.7%     6.3%
当期純利益率    2.3%     3.5%     3.3%     4.5%
  ROE     2.3%     3.8%     3.7%     5.1%


                                             10
4.数値目標:単体
<単体>

         2018年度   2019年度   2020年度   2021年度
          通期       予想       計画       計画

  売上高     74億円     82億円     88億円     98億円

 経常利益     3.2億円    4.4億円    4.2億円    6.3億円

当期純利益     2.3億円    3.1億円    3.0億円    4.4億円

経常利益率     4.3%     5.4%     4.8%     6.4%
当期純利益率    3.1%     3.8%     3.4%     4.5%


                                             11
     4.数値目標:業積推移
               <連結>                                     <単体>




   連結      2018年度 2019年度 2020年度 2021年度      単体      2018年度 2019年度 2020年度 2021年度

売上高(億円)        91    97    103    114    売上高(億円)        74    82     88      98
経常利益(億円)      3.9    4.8    4.8    7.2   経常利益(億円)      3.2    4.4    4.2    6.3
経常利益率       4.3% 5.0% 4.7% 6.3%          経常利益率       4.3% 5.4% 4.8%        6.4%
                                                                            12
    4.数値目標:BrFRS事業
<事業別>
臭素・難燃ソリューション(BrFRS)事業 …主にマナックにおける難燃剤事業


                                             中国での環境規制強化により
                                              国内外ともに難燃剤需給にタ
                                              イト感あり。
                                              事業環境は堅調予想。
                                             既存難燃剤では白物家電等で
                                              使用されるPP樹脂用難燃剤の
                                              中国向け拡販や、増産投資済
                                              の難燃剤中間体等の国内外販
                                              売増加を見込。
  BrFRS    2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
                                             環境対応その他機能性難燃不
売上高(億円)        38      42      44      46
                                              燃材料(難燃剤含む)を新規
営業利益(億円)      1.4     2.1     2.1     2.4
                                              開発中。
営業利益率       3.7%    4.9%    4.8%    5.2%
*営業利益は全社費用も配賦したうえで計算しております
                                                           13
    4.数値目標: CS事業
<事業別>
ケミカル・ソリューション(CS)事業                …主にマナックにおけるファインケミカル/ヘルスサ
                                 ポート事業、八幸通商におけるファインケミカル事業

                                          マナック単体においては、医
                                           薬関連グローバル展開品2品
                                           目を中心に、医薬関連品目の
                                           拡大を目指す。
                                          2020年度は上記関連生産能力
                                           増強投資による減価償却費負
                                           担増で、一時的に営業利益率
                                           は低下。2021年度以降に利益
                                           面でも投資効果が出る見込。
   CS      2018年度 2019年度 2020年度 2021年度
                                          八幸通商においては、需要が
売上高(億円)        53      55   59      68
                                           堅調なポリイミド樹脂原料事
営業利益(億円)      1.8     2.3  2.3     4.2
営業利益率       3.4%    4.2% 3.9%    6.2%
                                           業の拡大を目指す。
*営業利益は全社費用も配賦したうえで計算しております                                   14
   4.数値目標:成長要因
<成長要因> 売上高増加要因(分野別 2021年度計画-2018年度実績対比)
            *[G]はグローバル展開品


   CS(電材)             CS(医薬)                 BrFRS
   ケミカル・ソリューション       ケミカル・ソリューション          臭素・難燃ソリューション

 • ポリイミド樹脂原料[G]     • がん関連 医療用医薬品 原料[G]   • 建築用断熱材向け難燃剤

 • 機能性色素感光材料[G]     • 婦人科領域 治験薬 中間体[G]    • 白物家電等PP樹脂用難燃剤[G]

                    • ジェネリック原薬 中間体        • 電子・電機機器全般向け難燃剤
                                          中間体[G]

                                          • 水処理薬剤向け無機臭化物

                                          • 新規難燃剤・新規難燃材料開発




    6億円増              11億円増                  9億円増
                     計26億円増                                    15
  4.数値目標:投資・人員採用

<投資・人員採用>2019~2021年度(3カ年累計)

              投資               人員採用
• ICT/IoT関連              • 製造/販売管理人員 計25名
 (基幹システム更新)               (新卒、中途合計)
 …………………3.5億円            • 人員確保については特に重要な課
• 生産能力増強(医薬関連)            題と認識しており、直近でも働き
 …………………7.0億円             方の多様性や処遇の見直しも含め

• 維持投資(3.0億円×3カ年)         た制度変更を実施したが、今後も

 …………………9.0億円             引き続き生産性を上げるべく育成
                          も含めた人事施策を実施する
               計19.5億円
                                            16
5.各事業の戦略
事業を成長させる重要施策…今後、特に強化する取り組み
           • 売上高に占める輸出品目比率(間接輸出含む)を、
           現状の15%弱⇒20%弱にまで高める
グローバル      • マナック上海による難燃剤の中国市場への拡販(BrFRS事業)

           • ヨウ化物需要が旺盛な欧州市場への拡販(CS事業)



           • 臭素系以外の難燃剤ポートフォリオの充実と、難燃剤単体から川下

アライアンス     のコンパウンド分野も見据えた協業(BrFRS事業)

           • ポリイミド樹脂原料生産能力増強のための協業(CS事業)




リスクテイク
           • 医薬関連生産能力増強投資の実行(CS事業)

           • 難燃剤関連追加投資の検討(BrFRS事業)


                                              17
5.各事業の戦略
臭素・難燃ソリューション(BrFRS)事業
                   …主にマナックにおける難燃剤事業
将来像
◆会社を飛躍に導くスペシャリティー事業
~世の中が望む難燃不燃材料を提供する事業を核として、高付加価値
の高分子添加剤及び高機能材料事業を目指す~
重点課題
 既存難燃剤の収益向上
 需要が旺盛な中国市場へ向けた拡販(マナック上海を活用)と工場
 におけるコストダウン及び増産体制の整備
 新商品開発
 高分子難燃剤・難燃不燃材料開発のためのアライアンス活動
ポスト中計に向けて
 既存主力難燃剤の次期能力増強に向けた計画策定と、開発中の新規
 難燃材料及び新規難燃剤の事業化                      18
5.各事業の戦略
ケミカル・ソリューション(CS)事業
       …主にマナックにおけるファインケミカル/ヘルスサポート事業、
                  八幸通商におけるファインケミカル事業

将来像
ファインケミカル:ポートフォリオにおける医薬関連比率を高める
ヘルスサポート:顧客ニーズに合わせた透析薬剤の安定供給を継続
八幸通商:ポリイミド樹脂原料事業が柱となる会社へ
重点課題
 生産能力の増強(特に医薬)
 製品リストラクチャリングの徹底
ポスト中計に向けて
 特に欧州にて競争力のあるヨウ化物を中心とした海外展開体制の構築


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5.各事業の戦略
研究部門

将来像
◆培った先見力、技術力及び行動力をフル活用し、継続的に「売れモノ」を
 生み出す中核組織


重点課題
 大型自社品の創出(BrFRS事業関連)
 新規難燃材料の開発
 新規受託テーマの早期立ち上げ(CS事業関連)
 中国環境規制強化による供給不足を追い風に
 研究環境の整備と研究員の自律的成長
 次世代の研究拠点のあり方を検討する
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5.各事業の戦略
工場部門

将来像
◆グローバルニッチ市場においてコスト競争力を有する
 「売れモノ」づくり工場
重点課題
 事業拡大にむけた工場能力増強対応(特に医薬関連)
 事業部門と連携した製品リストラクチャリングによる収益改善
 次期生産体制の計画
 基幹システム更新に伴う生産管理体制の整備
 大型設備の計装検討や工程の省人化検討
 次期生産拠点の計画
 製造人員増加に伴う、生産教育の拡充
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5.各事業の戦略
購買部門
◆調達のグローバル化の中での安定調達体制の確立と、生産能力増強のための
 協業先確保

管理部門
◆設備投資に伴う製造人員増員分の採用と育成
◆「働きやすい会社」へ向けた取組み
◆基幹システム更新による業績管理の強化

環境品質保証部門
◆医薬関連拡大に向けた品質保証/品質管理体制の拡充

マナック上海
◆ポスト中計に向けて、難燃剤以外の事業(商流)開発

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6.目指す姿

2018年度実績          2021年度計画
                     投資へ
  売上高             (設備、研究開発等)
  91億円

            社会へ    経常利益     株主へ
           (税金)    7.2億円    (配当)

 経常利益
 3.9億円
                    社員へ
                   (処遇改善)
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6.目指す姿
株主還元(配当)方針

 当社では、長期的観点からの事業収益の拡大と株主資本利
 益率の向上を通じて、長期的な企業価値の向上を図ること
 が最も重要な経営課題と認識しております。
 配当につきましては、株主の皆様への利益還元を重要な資
 本政策の一つと位置付け、従来より長期的・安定的な配当
 水準の維持に努めることを基本方針としておりますが、本
 中期計画の達成度合いを勘案しつつ、具体的な配当目標指
 標の導入や配当水準の見直しも含めた株主還元施策の拡充
 を検討してまいります。


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 ご参照:マナックは成長分野に製品供給しています
<マナックの製品供給分野の一例>




     マナックの製品は皆様の生活のまわりにおける幅広い分野で
     直接目にふれにくい‘(中間)原料’として使用されております   25
注意事項

• 本資料は、情報の提供を目的としており、いかな
  る勧誘行為を行うものでもありません。
• 本資料に記載されている業績見通しおよび将来予
  測は、現時点で入手可能な情報に基づき、当社が
  判断した見通しまたは予測ですが、リスクや不確
  定要素を含んでおり、実際の数値とは大きく異な
  る場合がありますことをご承知おきください。当
  社は、業績見通しの正確性・完全性に関する責任
  を負うものではありません。
• ご利用に際しては、ご自身の判断にてお願いいた
  します。本資料に全面的に依存して投資判断を下
  すことによって生じうるいかなる損失に関しても、
  当社は責任を負うものではありません。
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