4356 J-応用技術 2021-02-05 15:30:00
新中期経営計画「OGI Challenge2023」の策定に関するお知らせ [pdf]

                                                  2021 年2月5日
各   位
                              会 社 名   応用技術株式会社
                              代表者名    代表取締役社長       船 橋 俊 郎
                              (コード:4356、東証JASDAQ)
                              問合せ先    執行役員管理部長 浅 野 伸 浩
                                      TEL.06-6373-0440(代表)


        新中期経営計画「OGI Challenge2023」の策定に関するお知らせ

 当社は、2021 年度からの3か年の中期経営計画「OGI Challenge2023」を策定いたしまし
たので、下記のとおりお知らせいたします。


                         記


■前中期経営計画「OGI Vision2020」の総括
 当社は、2020 年度を最終年度とする5か年の中期経営計画「OGI Vision2020」を掲げ、
BIM 事業のトップランナーをめざし、実現するなど、着実に事業構造改革を進めてまいりま
した結果、数値目標につきましては、計画していた M&A が成就せず売上高は目標未達となっ
たものの、建設分野向けソリューションの強化をはじめとした取り組みにより、営業利益は
目標値を大幅に上回るなど、業績を大きく伸長させてまいりました。




■策定の背景
 経営を取り巻く外部環境としては、新型コロナウイルス感染症の拡大等により不透明な
状況にあるものの、その反面、多くの企業に向けたDXの拡大と浸透、脱炭素社会の実現、
スマートシティ等の新たなまちづくりの普及、リアルタイムな防災・減災など、当社にとっ
て多様な「機会」が拡大しております。
 こうした状況を踏まえ、イノベーションを起こし続ける事業基盤をより強固なものとし、
持続的成長と中長期的な企業価値の向上を実現すべく、新中期経営計画「OGI Challenge2023」
を策定いたしました。


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■新中期経営計画「OGI Challenge2023」の概要(2021 年度~2023 年度)
・基本方針




・数値目標




 社会環境の大きな変化を当社の成長機会にするため、 以下の重点施策に対して、毎年、売上
 高の 5~6%相当額の戦略的支出を行い、さらなる飛躍に向けた事業基盤の強化を図ります。


・重点施策
   まちづくりコンサルのトップランナーをめざした取り組み
   再生可能エネルギーの普及に向けた技術サービスの提供
   脱炭素社会に向けた技術サービスの提供
   BooT.one のデファクト・スタンダード化に向けた取り組み
   既存ソリューションやサービスの機能強化
   人員体制の強化・拡充




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■長期的な企業価値の拡大に関する考え方
 本中期経営計画「OGI Challenge2023」後は、売上高年平均成長率 13%を維持しつつ、営
業利益率を 15%に引き上げ、さらなる成長をめざしてまいります。
 当社は、企業価値の継続的な拡大と安定配当を基本に据えながら、「成長に必要な戦略的
支出」と「財務の安定性」のバランスを考慮しつつ、長期的には配当性向 30%をめざしてま
いります。


                                               以   上




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   応用技術株式会社


  新中期経営計画
OGI Challenge2023
  (2021年~2023年)

   (東証JASDAQ:4356)

       Applied Technology CO., LTD.
     OGI Challenge2023の事業起点

                 Carbon Neutral
                2050年の温室効果ガス排出ゼロに向けて
                   社会や企業は本格的に動き始める

移動の脱炭素化(2035年 純ガソリン車の販売禁止→EVの拡大)
    省部品点数(部品の見直し)、部品の軽量化 → 自動車系企業の投資拡大


非住宅、住宅の脱炭素化(ZEB、ZEHの拡大)
グリーンで災害に強いまちづくり(SuperCity, SmartCityの拡大)
    防災/減災、交通渋滞のないまちづくり、Greenエネルギー(大規模太陽光発電、
    洋上風力発電、汚泥バイオマス発電、地熱発電・・・)、ローカル5G ・・・



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       OGI Challenge2023 基本方針
                                                環境解析
建設・土木事業       ものづくり事業          防災・減災事業
                                               まちづくり事業




  BooT.oneの   製造業の顧客接点         デジタルツインの活用     シミュレーション等を
  業界標準化と      ソリューション拡大。       IoT、BigDataを   元にしたまちづくりコン
中国・ASEAN展開。   toDMGサービス        活用したリアルタイム     サルと発注者支援。
 まちづくり事業の     による軽量化コンサル       減災プラットフォーム     Greenエネルギーの
 BIM/CIM活用    と部品設計Bpaas       事業の展開          普及拡大支援

 まちづくり(SmartCity)、デジタルマニュファクチャリング、5G、エネルギー


     Digital Twin, IoT+AI, GD, BigData, Simulation
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 OGI Challenge2023のビジョンと計数目標
次期中期経営計画「OGI Challenge2023」では、社会環境の大きな変化を当社の
成長機会にするため、次ページ以降の重点施策に対して、毎年、売上高の5~6%相
当額の戦略的支出を行い、さらなる飛躍に向けた事業基盤の強化を図ります。


          2020年度          2021年度    2023年度
            実績              計画        目標

                           50~        65~
 売上高       48億円
                          55億円       70億円
                           5.0~       6.5~
 営業利益     6.8億円
                          5.5億円      7.0億円
  営業
 利益率
           14.3%          10.0%      10.0%


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      OGI Challenge2023の重点施策
まちづくりコンサルのトップランナーをめざした取り組み
新たなまちづくり(SuperCity, SmartCity)で必要とされるデジタルツイン・プラットフォームを、
今まで培ってきたBIM/CIM、ジェネレーティブデザイン、IoT、AIで実現する。また、まちづくりの
構想段階からプロジェクト、データモデル、プラットフォーム、運用計画などの発注者支援コンサル
事業を立ち上げる(toBIMサービスの拡張)。


再生可能エネルギーの普及に向けた技術サービスの提供
再生可能エネルギー(洋上風力発電、大規模太陽光発電、バイオマス発電、地熱発電
等)の普及に伴う各種シミュレーションや環境影響評価などの技術サービス化を行う。


脱炭素社会に向けた技術サービスの提供
移動の脱炭素化(EV, FCV等)の実現に重要な部品構成の見直しや部品の軽量化プロセ
スに対して、ジェネレーティブデザイン技術を活用したデジタルマニュファクチャリング(BpaaS事
業)で自動車産業に貢献し、事業を拡大させる(toDMGサービスの拡大)。



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      OGI Challenge2023の重点施策
BooT.oneのデファクト・スタンダード化に向けた取り組み
BIMの設計標準ツールである「BooT.one」の国内での導入拡大を行う。また、BooT.oneで
利用する設備データ(衛生、空調、照明、機械 等)を起点とするSCMへの連携を事業化
する。


既存ソリューションやサービスの機能強化
3D空間ソリューション(Web Layout Planner)、仮設計画SaaS、建設設計の企画段階で
利用するConnecT.one、製造業の営業接点効率化ソリューション(EasyConfigrator)の機
能強化を行い、更なる競争力確保を目指す。


人員体制の強化・拡充
積極的な多国籍人材の採用、海外のスタートアップ企業との人材交流、東京・大阪での採用
強化に加え、札幌の採用拡大と福岡オフィスの開設。




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       長期的な企業価値の拡大
当社は企業価値の拡大を重視しており、本中期経営計画「OGI
Challenge2023」後は、売上高年平均成長率13%を維持しつつ、
営業利益率を15%に引き上げ、さらなる成長をめざしてまいります。


当社は企業価値の継続的な拡大と安定配当を基本に据えながら、「成
長に必要な戦略的支出」と「財務の安定性」のバランスを考慮しつつ、長
期的には配当性向30%をめざしてまいります。




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