4331 T&Gニーズ 2020-09-18 15:00:00
連結子会社の異動(株式譲渡)および、特別損失の計上見込みに関するお知らせ [pdf]

                                                  2020 年9月 18 日
各位
                        会社名          株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ
                        代表者名           代表取締役社長 岩瀬 賢治
                                         (コード番号:4331 東証一部)
                        本店所在地       東京都品川区東品川二丁目3番 12 号
                        問合せ先                取締役 谷田 昌広
                                             TEL:03-3471-6806



                  連結子会社の異動(株式譲渡)
              および、特別損失の計上見込みに関するお知らせ

 当社は、2020 年9月 18 日開催の取締役会において、連結子会社である株式会社グッドラック・コーポレ
ーション(以下、  「GLC 社」)の保有全株式を、ケン不動産リース株式会社(以下、「KEN 社」
                                                )に譲渡する
株式譲渡契約の締結を決議し、併せて本件に伴い特別損失を計上する見込みでありますので、下記のとおり
お知らせいたします。



1. 株式譲渡の目的

経営資源の集中と投資効率の向上
 当社グループは、長期経営方針 「EVOL2027」を掲げ、
                             「主力である国内ウェディング事業の収益性向上」 ・
「海外・リゾートウェディング事業の東アジアを含めた成長」「日本にブティックホテル市場を創るという
                                ・
ホテル事業の展開」を戦略の柱とし、経営基盤の強化と資本効率改善による企業価値向上に取り組んでいま
す。
 その中でも、GLC 社が運営する「海外・リゾートウェディング事業」は、ここ数年、東アジア市場への投
資コストの増加や、競争環境の激化に伴い、収益性に課題が出ておりました。様々な課題対策が効果を生み
始めていた矢先、この度の新型コロナウイルス感染症拡大影響を受け、   経営環境は非常に厳しくなりました。
渡航制限の解除、航空路線の正常化等、業績回復までに、国内ウェディング市場よりも長い時間を要するこ
とが予想される現状では、当社グループが同事業に継続投資していくより、GLC 社の持続的な成長に向け
て、事業シナジーを見込める外部企業へ株式譲渡することが、    当社グループの投資効率の向上、および GLC
社の顧客価値向上に資するとの判断に至りました。

最適なパートナー
 GLC 社株式の譲渡先である KEN 社は、不動産事業に加えて、様々なホテルチェーンと協業され、国内外
においてホテル事業を展開されています。予てから、米国グアムで KEN 社が運営されるホテルにおいて、
GLC 社が海外挙式を展開する関係にあり、GLC 社の強み、運営手法を理解いただいている企業様でありま
す。今後、国内外リゾートホテルにおける GLC 社の成長を加速していく上で、最適なパートナーであると
判断し、譲渡先として選定いたしました。

今後の成長戦略
 本件株式譲渡により、海外・リゾートウェディング市場の回復まで来期以降も長期的に見込んでいた利益
のマイナス影響は、連結から除外され、より収益性を向上させた状態で、投資資源を集中いたします。
 国内ウェディング市場においては、新型コロナウイルス感染症影響も落ち着きを見せ始めており、今後の
市場環境の変化を見据えた成長戦略の実施に動いております。
 ホテル事業においては、不動産市場動向や訪日外国人需要の長期的な戻りを見据えた上で先々に向けた店
舗開発を継続、ブランド価値の向上に努めて参ります。
 これら事業ポートフォリオの再構築に伴い、長期経営方針「EVOL2027」を刷新した上で、改めて発表い
たします。
2.株式を譲渡する子会社の概要
 (1) 名        称   株式会社グッドラック・コーポレーション
 (2) 所    在   地   東京都品川区東品川2-3-12
 (3) 代表者の役職・氏名    代表取締役社長           堀田 和宣
 (4) 事  業   内 容   海外・国内リゾートにおける結婚式の企画・運営
 (5) 資    本   金   100,000 千円
 (6) 設 立 年 月 日    2003 年 10 月
                  株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ 91.8%
(7)   大株主及び持株比率
                  堀田 和宣        8.2%
                  資 本 関 係 当社が 91.8%保有
      上場会社と当該会社
(8)               人 的 関 係 当社の取締役を役員として派遣
      と の 間 の 関 係
                  取 引 関 係 グループ法人を通じ、顧客紹介の取引関係があります
(9)   当該会社の最近3年間の経営成績及び財政状態
              決算期     2017 年 12 期        2018 年 12 期   2019 年 12 月期
  純      資      産          2,627 百万円         2,731 百万円       2,163 百万円
  総      資      産          6,743 百万円         6,528 百万円       5,691 百万円
  売      上      高         10,890 百万円        11,202 百万円      11,107 百万円
  営    業   利    益            601 百万円           379 百万円       ▲245 百万円
  経    常   利    益            631 百万円           280 百万円       ▲249 百万円
  当   期  純   利  益            228 百万円           159 百万円       ▲548 百万円
本件株式譲渡に伴い、GLC 社およびその子会社 9 社が当社の連結対象外となる予定です。


3.譲渡先の概要
 (1) 名         称 ケン不動産リース株式会社
 (2) 所     在   地 東京都港区西麻布1-2-7
 (3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長 佐藤 繁
                 都内におけるマンション・オフィスビルなどの賃貸物件運営・管理
 (4) 事   業   内 容
                 国内外でのホテル事業
 (5) 資     本   金 100,000 千円
 (6) 設 立 年 月 日 1977 年 4 月 26 日
                 資 本 関 係 該当事項はありません
                 人 的 関 係 該当事項はありません
     上 場 会 社 と
 (7)             取 引 関 係 該当事項はありません
     当該会社の関係
                 関連当事者へ
                              該当事項はありません
                 の該当状況



4.譲渡株式数、譲渡価格及び譲渡前後の所有株式の状況
                150,500 株
 (1) 異動前の所有株式数
                (議決権の数:150,500 個/所有割合:91.8%)
                150,500 株
                (議決権の数:150,500 個/所有割合:91.8%)
 (2) 譲 渡 株 式 数
                (譲渡価格:第三者専門機関による価格算定等を基に決定しております
                が、譲渡先との守秘義務契約により具体的金額は非開示としております。
                                                )
                0株
 (3) 異動後の所有株式数
                (議決権の数:0 個/所有割合:0%)
5.日 程
 (1) 取 締 役 会 決 議 日 2020 年9月 18 日
 (2) 契 約 締 結 日 2020 年9月 18 日
 (3) 株 式 譲 渡 実 行 日 2020 年9月 30 日(予定)



6.今期の業績への影響

 本件株式譲渡により、GLC 社およびその子会社 9 社が連結子会社に該当しなくなるため、2021 年 3 月期
当社連結営業損益、および経常損益には、約 1,600 百万円程度のプラス効果が見込まれます。
 一方で、関係会社株式譲渡に伴う特別損失として約 1,600 百万円程度を見込んでおります。従って、2020
年 8 月 7 日に発表した連結業績予想レンジ数値に変更はありません。

 また、当社個別決算においては、債務引受及び債権放棄損 約 3,000 百万円、関係会社株式売却損 約 1,200
百万円を特別損失として計上することを見込んでおります。

 なお、上記金額は現段階での見込みであり、詳細に関しては現在精査中ですので、今後変動する可能性が
あります。




                                                     以 上