4307 NRI 2019-04-25 15:00:00
NRIグループ中期経営計画(2019-2022)を策定 [pdf]
2019 年 4 ⽉ 25 ⽇
各 位
会 社 名 株式会社 野村総合研究所
(コード:4307 東証第⼀部)
代 表 者 名 代表取締役社⻑ 此本⾂吾
NRI グループ、中期経営計画(2019-2022)を策定
〜営業利益 1,000 億円と海外売上⾼ 1,000 億円の達成に向け、成⻑戦略をさらに加速〜
株式会社野村総合研究所(本社:東京都千代⽥区、代表取締役社⻑:此本⾂吾、以下「NRI」)は、
「Share
the Next Values ! 1」をビジョン・ステートメントとする⻑期経営ビジョン「Vision2022 2」の実現に向け
て、「NRI グループ中期経営計画(2019-2022)」(以下「中期経営計画 2022」)を策定しました。
「中期経営計画 2022」でめざす姿
「中期経営計画 2022」では、2022 年度の営業利益 1,000 億円、海外売上⾼ 1,000 億円などの財務⽬標
と、成⻑戦略と連動した⾮財務⽬標「持続的成⻑に向けた重要課題」に加えて、CSV(Creating Shared
Value:共通価値の創造)への取組みを「価値共創を通じた社会課題の解決」として新たに明⽰しました。
これらの取組みを通じて、NRI グループの持続的成⻑と持続可能な未来社会づくりを両⽴させる、
「サステ
ナビリティ経営」を推進していきます。
NRI グループのサステナビリティ経営とめざす姿
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「NRI らしい 3 つの社会価値」を以下のとおり定
特に「価値共創を通じた社会課題の解決」においては、
義し、全ての事業を通じて、持続可能な未来社会づくりに貢献できる経営をめざします。
NRI らしい 3 つの社会価値と NRI グループの活動の例
※ DX(Digital Transformation):
デジタル技術を駆使し、企業のビジネスモデルや経営、業務プロセスを変⾰すること、ひいては産業や社会の
あり⽅にも変⾰をもたらすこと
※ D2C(Direct to Consumer):
⾃社製品・サービスを、流通業者を介さず消費者に直接販売する仕組みのこと
※ ASP(Application Service Provider):
ビジネス⽤のアプリケーション・ソフトウェアを、インターネットを介して複数の顧客に提供している事業者、
あるいはサービスやビジネスモデルのこと
「中期経営計画 2022」における財務⽬標
2022 年度の⽬標値としては、売上⾼ 6,700 億円以上、営業利益 1,000 億円、海外売上⾼ 1,000 億円を設
定しました。特に、海外売上⾼については、M&A などによる外部成⻑を軸とした⽬標達成をめざします。
また、NRI グループの成⻑と株主への還元の両⽴に向けて、ROE14%の実現と成⻑ステージに則した配当
性向の検討も⾏います。
2018 年度の実績と 2022 年度の⽬標値(連結)
2018 年度(実績) 2022 年度(⽬標)
売上⾼ 5,012 億円 6,700 億円以上
営業利益 714 億円 1,000 億円
営業利益率 14.3% 14%以上
海外売上⾼ 530 億円 1,000 億円
EBITDA マージン 21.7% 20%以上
ROE(⾃⼰資本利益率) 12.3% 14%
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「中期経営計画 2022」における成⻑戦略
DX
国内企業の多くにおいて、 の有効性や必要性を理解しながらも、 取組みに着⼿できていなかったり、
取組んでも成果が得られなかったりするケースが⾒受けられます。また、産業界全体において、IT ⼈材の
不⾜や IT システムの⽼朽化が深刻化し、将来的に、競争⼒の低迷、⼈材の枯渇、事業機会の逸失に⾄る
「2025 年の崖」の到来が懸念されています。このような環境認識の下、NRI グループではお客様から寄せ
られる期待に真摯に応えるべく、以下の 3 つのテーマを成⻑戦略として設定し、お客様とのさらなる価値
共創をめざします。
1.DX 戦略:テクノロジーを活⽤した顧客のビジネスモデル/プロセス変⾰
お客様のビジネスプロセスおよびビジネスモデルの変⾰においては、戦略策定からソリューションの実
装まで、テクノロジーを活⽤し、総合的に⽀援します。具体的には、NRI グループの強みを活かした、リ
アルな顧客体験とデータアナリティクスを融合させたソリューションの提供、⾼品質なビジネスプラット
フォームの構築、アズ・ア・サービス型の新たなビジネスの展開など、お客様のイノベーションを⽀援す
る価値共創パートナーとして継続的にサポートします。
ビジネスプラットフォーム戦略においては、⾼品質な共同利⽤型サービスやデジタルアセット対応のサ
ービスといった、NRI グループの既存のコアビジネスを拡⼤させるに留まらず、業界構造の変化に合わせ
た新たなビジネスプラットフォームを提供することを通じて、お客様の新事業創出・新市場進出の⽀援も
⾏います。また、クラウド戦略においては、レガシーシステムのモダナイゼーション、クラウドネイティ
ブのアプリケーション開発などにより、アジリティとコストの最適化を実現します。
2.グローバル戦略:豪州・北⽶での外部成⻑を軸に、事業基盤を拡⼤
豪州と北⽶を主たる注⼒地域とし、M&A などによる外部成⻑を軸とした事業基盤の拡⼤を進めます。
豪州では、ASG とのシナジーを⾼めることで、豪州における IT ソリューションベンダーとしての地位
確⽴をめざします。北⽶では、デジタル領域における⾼付加価値な IP(知的資産)を獲得することを通じ
た事業拡⼤を⾏います。
M&A の投資規模は、2019 年度から 2022 年度までの 4 年間で、500 億円以上を想定しています。
3.⼈材・リソース戦略:成⻑戦略を⽀える⼈材・リソースの拡充・⾼度化
お客様のビジネスを成功に導くために、デジタル時代を⽀え、勝ち抜くことのできる⼈材の採⽤と育成
を強化します。特に、ビジネスデザイナーやデータサイエンティストなどのスペシャリストの採⽤拡⼤と
戦略的な育成を⾏います。NRI 単体だけでも、2019 年度から 2022 年度までの 4 年間で、1,000 ⼈以上の
社員数増加を計画しています。
また、ダイバーシティ、多様な働き⽅の実現を通じた社員のさらなる活躍促進もめざしていきます。
1 Share the Next Values !:Vision2022 のビジョン・ステートメントです。それぞれの⾔葉に込められた意味は以下の通り
です。
<Share>NRI グループ内外の多様な⼈材が⼿を携えて総⼒を結集し、お客様とともに活⼒ある未来社会づくりに貢献し
て、成果と喜びを分かち合います。
<Next> 時代先取りの精神で、グローバルへ、デジタルへ、未来の領域へと踏み出していき、次代に向けた新たなビジ
ネスモデルを創造します。
<Values>⾃らの強みを磨き、社会とお客様への様々なサービス提供を通じて価値を創造し、未来志向の新たなビジネス
モデルを⽣み出していきます。
2 Vision2022:2016 年に策定した 2016 年度〜2022 年度を対象期間とする、NRI グループの⻑期経営ビジョンです。詳細
は、当社ウェブサイト(以下のリンク)をご参照ください。
https://www.nri.com/jp/company/vision/
以上
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【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部 ⼩松康弘
TEL:03-5877-7100 E-mail:kouhou@nri.co.jp
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績⾒通し等の将来に関する記載は、当社が現時点で⼊⼿している情報及び合理的であると判
断する⼀定の前提(仮定)に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等
は様々な要因により⼤きく異なる可能性があります。実際の業績等に影響を与える可能性のある重要な要因には、国内
外の経済情勢、IT サービスの市場需要、他社との競争、税制その他諸制度の変更などがありますが、これらに限定され
るものではありません。なお、新たな情報や事象が⽣じた場合において、当社が業績⾒通し等を常に⾒直すとは限りま
せん。
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