4304 J-Eストアー 2021-05-14 15:50:00
2021年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月14日
上場会社名 株式会社Eストアー 上場取引所 東
コード番号 4304 URL https://Estore.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役 (氏名)石村 賢一
問合せ先責任者 (役職名) 財務経理本部長 (氏名)石川 修 TEL 03-3595-1106
定時株主総会開催予定日 2021年6月24日 配当支払開始予定日 2021年6月25日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月25日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 10,504 116.5 906 89.7 1,073 104.0 482 31.3
2020年3月期 4,852 △1.6 478 △7.3 526 △9.6 367 △10.3
(注)包括利益 2021年3月期 490 百万円 (34.1%) 2020年3月期 366 百万円 (△10.8%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年3月期 100.34 84.05 23.6 13.4 8.6
2020年3月期 77.04 64.03 23.3 8.9 9.9
(参考)持分法投資損益 2021年3月期 27 百万円 2020年3月期 41 百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 8,604 2,343 27.2 467.68
2020年3月期 7,375 1,746 23.7 365.88
(参考)自己資本 2021年3月期 2,343 百万円 2020年3月期 1,746 百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 1,661 △198 14 4,766
2020年3月期 596 △1,168 884 3,288
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) (連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 - 0.00 - 29.00 29.00 138 37.6 8.8
2021年3月期 - 0.00 - 32.00 32.00 160 31.9 7.8
2022年3月期(予想) - 0.00 - 32.00 32.00 20.8
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
収益認識基準を適用した数値を記載しております。 (%表示は、通期は対前期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
通期 5,900 - 1,020 - 1,070 - 740 -
(注)当社は年次での業務管理を行っておりますので、第2四半期(累計)の連結業績予想の記載を省略しております。
2022年3月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、上記の連結業
績予想は当該会計基準等を適用した後の金額となっており、対前期増減率は記載しておりません。
なお、2021年3月期に当該会計基準等を適用したと仮定して算定した増減率の詳細は、添付資料P.4「1.経営
成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 5,398,967 株 2020年3月期 5,161,298 株
② 期末自己株式数 2021年3月期 387,703 株 2020年3月期 387,579 株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 4,811,432 株 2020年3月期 4,773,900 株
(参考)個別業績の概要
2021年3月期の個別業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 5,564 15.2 731 73.4 903 109.7 456 56.7
2020年3月期 4,830 △2.0 421 △14.7 430 △17.8 291 △18.8
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期 94.98 79.56
2020年3月期 61.10 50.77
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 6,961 2,076 29.8 414.27
2020年3月期 5,881 1,504 25.6 315.22
(参考)自己資本 2021年3月期 2,076 百万円 2020年3月期 1,504 百万円
<個別業績の前期実績値との差異(増収増益)理由>
当事業年度は、前事業年度に比べ大きく業績を伸ばすことができました。当社はECシステムの提供をはじめ、Eコマ
ースに必要な決済サービスやマーケティングサービスを展開しており、当事業年度はコロナ禍による「巣ごもり消費」と
いった経済環境の変化を含めDX化が進展したことで需要増に恵まれました。こうした状況の中、積極的な営業を推進し
増収増益を達成することができました。このため前事業年度の実績値と当事業年度の実績値との間に差異が生じておりま
す。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績に通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績
等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想に関する事項は、添付資料4ページ「1.経営成績
等の概況 (4)今後の見通し」をご覧ください。
㈱Eストアー(4304)2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 ……………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 ……………………………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ………………………………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し ………………………………………………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 6
(1)連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………………… 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………… 8
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 8
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………………… 10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………………… 12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………… 13
(追加情報) …………………………………………………………………………………………………………… 14
(連結損益計算書に関する事項) …………………………………………………………………………………… 15
(企業結合等関係) …………………………………………………………………………………………………… 16
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………… 17
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………………………… 18
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………………………… 19
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㈱Eストアー(4304)2021年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度の売上高は 10,504百万円(前年年度比 116.5%増、2.2倍)、営業利益は 906百万円(同 89.7%
増)、経常利益は 1,073百万円(同 104.0%増、2.0倍)、親会社株主に帰属する当期純利益 482百万円(同 31.3%
増)となりました。増収の主な要因は、当期より連結子会社が2社増加(注)したことと言えますが、増益の要因は、
ECシステム構築や決済サービスを事業とする株式会社Eストアー(以下「Eストアー」)及び株式会社コマースニジ
ュウイチ(以下「C21」という。)が前年度を超える伸びを達成したことによるものです。
2020年11月に中期経営計画(5ヵ年計画)を策定し公表しましたが、当連結会計年度はその初年度に該当します。こ
こ数年の企業改革の潮流であった「DX化」が、コロナ禍により従前以上のスピードで進展したことは、Eコマースを
事業領域とする当社グループにとって収益を伸ばす経済的背景となりました。しかし一部の事業(マーケティングサー
ビス)におきましては、顧客の広告出稿意欲が減退し苦戦を強いられる状況となりました。
そのような環境の中、グループ全体の経営成績としましては中計初年度の数値目標を上回る業績を残すことができま
した。Eコマース市場においては「巣ごもり消費」と言われる一過性の特需があったことも否めませんが、時代の潮流
として消費形態のEC化が進んでいることは揺るぎない事実と考えております。
(注)前連結会計年度末(2020年3月31日)をみなし取得日として連結の範囲に含めておりますが、損益の連結は当連結
会計年度期首からになります。
主な収益モデル別の売上高は次のとおりです。 (単位:百万円、%)
前連結会計年度 当連結会計年度 増減率
ECシステム 1,934 3,900 101.6
決済サービス 1,704 2,368 38.9
マーケティングサービス 1,213 4,207 246.8
※当社グループの事業は単一セグメントです。上記区分は、当社収益モデルをより理解いただくための参考数値とし
て表示するものであります。また会計監査の対象ではありません。次年度(2022年3月期)から収益認識基準を適
用する予定ですが、上記数値は適用前の数値です。いわゆるグロス計上からネット計上への影響が生じますが、前
年度との比較可能性を維持するためグロス計上の数値で記載しております。
(参考)主な連結会社のサービス領域と収益モデルの関係
Eストアー コマースニジュウイチ ウェブクルーエージェンシー
ECシステム ● ●
決済サービス ●
マーケティングサービス ● ●
■収益モデル別の営業状況について
【ECシステム】
昨年1月のM&AによりC21が連結グループに加わったことで、当社グループが提供できるECシステムのラインナ
ップが拡充しサービスのポートフォリオが整いました。顧客企業のネットショップにおける年商規模として数百万円~数
億円の中小規模店から100億円を超える大規模店に対し、それぞれに最適なシステムを提供できる体制となりました。
【決済サービス】
グループ全体の収益性の向上に大きく寄与しました。営業戦略として年商規模の大きい顧客を重視しているため、結果
的に小規模店の数が減少し続けておりますが、一店舗あたりの商流額は増加傾向にあり、決済手数料を増加させる戦略が
実りつつあります。この顧客企業の年商と当社収益の拡大が連動する「エコシステム」を成長戦略の基盤としたい考えで
す。
中計2年目となる2022年3月期は、親会社EストアーのECシステムに組み込まれていた決済機能をモジュール化し、
C21のクライアントへの提供も可能となります。商流額の大きなネットショップへの導入により決済サービスの収益が
増大することを期待しております。
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㈱Eストアー(4304)2021年3月期 決算短信
(1店舗当たりの商流額※)
※比較可能性のためEストアーが提供するECシステム「ショップサーブ」を利用する店舗の商流額をベースとしていま
す。C21が提供する大型ECシステムの商流額は算定に含めておりません。
【マーケティングサービス】
昨年3月のM&Aによりマーケティング専業の株式会社ウェブクルーエージェンシー(以下「WCA」という。)がグ
ループに加わりました。前年度までEストアー内部で手掛けてきたマーケティングサービスとの連携及び融合によりシス
テム利用顧客に対するマーケティングサービスを強化することができました。当年度はコロナ禍の影響で広告主の予算が
大きく縮小しました。そのような逆風が吹く中でもEコマース向けのネット広告の需要は底堅く、当サービスの収益の支
えとなりました。
■営業外損益及び特別損失について
営業外損益につきましては、投資有価証券売却益 62百万円及び暗号資産評価益 95百万円を計上しました。その一方
で、連結経営の強化のためグループ各社のオフィス統合を行いました。これに伴い営業外費用にリース解約損 17百万円
計上しました。また、長期化するコロナ禍やオリンピック開催が危ぶまれる状況を踏まえ、スポーツ関連事業を展開する
持分法適用会社(FPC株式会社)の株式について評価減を行いました。この影響で持分法による投資利益は27百万円に
減少しました。特別損失につきましては、上記オフィス統合に係る減損損失を 130百万円計上しました。また、マーケテ
ィングサービスを専業とする連結子会社(WCA)ののれんについて、広告市場(特にマス媒体広告やイベント関係)の
厳しい先行きに鑑み、減損損失146百万円を計上しました。
本日開示の「固定資産の期末評価に伴う損失計上に関するお知らせ」及び連結財務諸表に関する注記事項を併せてご覧
ください。
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末の流動資産につきましては、6,394百万円となりました。主な内訳は、現金及び預金 4,768百万
円、売掛金 1,319百万円です。現金及び預金には、預り金 2,528百万円(決済サービスにおける顧客の回収金を含む)
が含まれておりますが、その大部分は所定期日に事業者に送金あるいは、引き出しが可能となるものであり、一時的に
当社が保管しているものです。また、固定資産は 2,209百万円となりました。主な内訳は、顧客関連資産 501百万円、
のれん 391百万円、関係会社株式 324百万円、敷金保証金 261百万円です。以上の結果、資産合計は 8,604百万円とな
りました。
(負債)
当連結会計年度末の流動負債につきましては、4,477百万円となりました。主な内訳は、預り金 2,528百万円(決済
サービスにおける顧客の回収金を含む)、買掛金 874百万円です。また、固定負債は 1,783百万円となりました。主な
内訳は、長期借入金 788百万円、新株予約権付社債 754百万円です。以上の結果、負債合計は 6,260百万円となりまし
た。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産につきましては、2,343百万円となりました。主な内訳は、株主資本 2,335百万円です。
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㈱Eストアー(4304)2021年3月期 決算短信
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、4,766百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローは次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、1,661百万円となりました。主な増加要因は、税金等調整前
利益 796百万円、預り金の増減額 672百万円であり、主な減少要因は、法人税等の支払額 221百万円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、198百万円となりました。主な減少要因は、有形固定資産の
取得による支出 175百万円、敷金の差入による支出 102百万円であり、主な増加要因は、敷金の回収による収入 154百
万円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動による資金の増加は、14百万円となりました。増加要因は、短期借入金の純増減額
220百万円であり、主な減少要因は、1年内返済予定の長期借入金の返済による支出 141百万円、配当金の支払額 138百
万円によるものです。
(4)今後の見通し
本決算短信表紙(サマリー情報)に記載の2022年3月期の売上高予想は収益認識基準を適用した数値です。比較可能性
を確保するため、2021年3月期の売上高につきまして収益認識基準を適用した場合の数値(非監査)を記載しておりま
す。いわゆる「グロス計上」から「ネット計上」への変更が生じるものです。
営業利益及び経常利益、親会社に帰属する当期純利益、1株当たり当期純利益については、同会計基準適用による影響
は軽微であるため連続性のある比較が可能と考えております。同会計基準適用による2021年3月期の利益剰余金への影響
額は、2021年6月下旬に提出予定の有価証券報告書の注記にて記載する予定です。
2021年3月期実績 2022年3月期予想 増減率(%)
売上高(百万円)※収益認識基準を適用 5,472 5,900 7.8
営業利益(百万円) 906 1,020 12.5
経常利益(百万円) 1,073 1,070 △0.4
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 482 740 53.3
2021年3月期はコロナ禍によるEコマース消費が増大し、一過性の特需的様相が見られました。次期につきましてもE
コマース消費は堅調に推移すると思われますが、2021年3月期のような急激な伸びがあるとは考えにくい状況にありま
す。また、次期2022年3月期は当社グループにとって中期経営計画(5ヵ年計画)の2年目となります。中期的に進展す
るDX化の波を捉えるべく、中期戦略の基礎固めに注力する考えでございます。具体的には、①ECシステムのラインナ
ップの拡充、②決済サービス機能のモジュール化による大型店舗への導入、③マーケティングサービスのグループ内集
約、④インハウスエンジニアの強化によるユーザーニーズの実装に取り組んでまいります。
本短信と同時に開示する「決算説明補足資料」を併せてご覧ください。同資料は2021年5月31日開催予定のオンライン
説明会の資料となります。
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㈱Eストアー(4304)2021年3月期 決算短信
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
日本の会計基準は国際的な会計基準とのコンバージェンスが進み、国際的に遜色のないものとなっており欧州より国
際会計基準と同等との評価を受けていること、また、期間比較可能性を維持するため、当社グループは会計基準につき
ましては日本基準を適用し続ける考えです。
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㈱Eストアー(4304)2021年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 3,288,953 4,768,232
売掛金 1,287,962 1,319,384
仕掛品 110,256 61,315
貯蔵品 15,706 2,785
前渡金 11,506 12,747
前払費用 74,481 63,551
暗号資産 11,015 106,604
その他 171,518 61,006
貸倒引当金 △1,175 △775
流動資産合計 4,970,225 6,394,852
固定資産
有形固定資産
建物 188,634 224,351
減価償却累計額 △58,428 △21,416
建物(純額) 130,206 202,934
工具、器具及び備品 529,605 402,860
減価償却累計額 △423,052 △300,121
工具、器具及び備品(純額) 106,552 102,738
リース資産 41,686 15,291
減価償却累計額 △15,769 △6,403
リース資産(純額) 25,916 8,887
有形固定資産合計 262,675 314,560
無形固定資産
ソフトウエア 92,824 93,497
のれん 609,793 391,063
顧客関連資産 557,000 501,300
その他 38,079 8,844
無形固定資産合計 1,297,697 994,705
投資その他の資産
投資有価証券 198,690 254,810
関係会社株式 202,363 324,911
敷金保証金 374,615 261,693
長期前払費用 10,286 4,692
繰延税金資産 59,274 54,030
破産更生債権等 15,518 1,837
貸倒引当金 △15,518 △1,837
投資その他の資産合計 845,230 900,138
固定資産合計 2,405,603 2,209,404
資産合計 7,375,828 8,604,257
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 1,016,490 874,416
短期借入金 30,000 250,000
1年内返済予定の長期借入金 130,008 163,332
未払金 110,775 100,319
リース債務 5,550 2,389
資産除去債務 - 8,311
未払法人税等 148,013 252,226
前受金 90,669 104,325
預り金 1,855,400 2,528,205
賞与引当金 66,716 75,095
受注損失引当金 9,540 -
その他 75,165 118,448
流動負債合計 3,538,329 4,477,069
固定負債
新株予約権付社債 999,600 754,800
資産除去債務 57,284 83,275
長期借入金 862,848 788,408
繰延税金負債 137,842 137,372
リース債務 23,648 7,668
その他 9,665 11,976
固定負債合計 2,090,888 1,783,500
負債合計 5,629,218 6,260,569
純資産の部
株主資本
資本金 523,328 645,728
資本剰余金 - 122,400
利益剰余金 1,548,009 1,892,353
自己株式 △324,444 △324,684
株主資本合計 1,746,893 2,335,798
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 △283 7,889
その他の包括利益累計額合計 △283 7,889
純資産合計 1,746,610 2,343,687
負債純資産合計 7,375,828 8,604,257
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㈱Eストアー(4304)2021年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 4,852,935 10,504,870
売上原価 3,348,488 7,891,721
売上総利益 1,504,446 2,613,148
販売費及び一般管理費 1,026,390 1,706,333
営業利益 478,056 906,815
営業外収益
受取利息 170 11
未払配当金除斥益 348 -
暗号資産評価益 3,588 95,609
投資有価証券売却益 - 62,723
受取精算金 4,299 -
解約精算金 494 -
持分法による投資利益 41,008 27,752
雑収入 1,084 16,839
営業外収益合計 50,993 202,936
営業外費用
支払利息 1,082 7,315
為替差損 536 521
解約手数料 677 -
リース解約損 - 17,919
事務所移転費用 - 4,911
支払補償費 - 4,660
雑損失 191 500
営業外費用合計 2,487 35,828
経常利益 526,561 1,073,923
特別損失
減損損失 - ※ 277,545
特別損失合計 - 277,545
税金等調整前当期純利益 526,561 796,378
法人税、住民税及び事業税 165,651 312,429
法人税等調整額 △6,884 1,166
法人税等合計 158,767 313,596
当期純利益 367,794 482,781
非支配株主に帰属する当期純利益 - -
親会社株主に帰属する当期純利益 367,794 482,781
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㈱Eストアー(4304)2021年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 367,794 482,781
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △1,779 8,172
その他の包括利益合計 △1,779 8,172
包括利益 366,015 490,954
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 366,015 490,954
非支配株主に係る包括利益 - -
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 523,328 - 1,203,610 △324,161 1,402,777
当期変動額
剰余金の配当 - - △138,446 - △138,446
持分法の適用範囲の変動 - - 115,051 - 115,051
親会社株主に帰属する
- - 367,794 - 367,794
当期純利益
自己株式の取得 - - - △282 △282
株主資本以外の項目の
- - - - -
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - - 344,399 △282 344,116
当期末残高 523,328 - 1,548,009 △324,444 1,746,893
その他の包括利益
累計額
純資産合計
その他有価証券
評価差額金
当期首残高 1,495 1,404,272
当期変動額
剰余金の配当 - △138,446
持分法の適用範囲の変動 - 115,051
親会社株主に帰属する
- 367,794
当期純利益
自己株式の取得 - △282
株主資本以外の項目の
△1,779 △1,779
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △1,779 342,337
当期末残高 △283 1,746,610
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㈱Eストアー(4304)2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 523,328 - 1,548,009 △324,444 1,746,893
当期変動額
剰余金の配当 - - △138,437 - △138,437
親会社株主に帰属する
- - 482,781 - 482,781
当期純利益
自己株式の取得 - - - △239 △239
新株の発行
122,400 122,400 - - 244,800
(新株予約権の行使)
株主資本以外の項目の
- - - - -
当期変動額(純額)
当期変動額合計 122,400 122,400 344,343 △239 588,904
当期末残高 645,728 122,400 1,892,353 △324,684 2,335,798
その他の包括利益
累計額
純資産合計
その他有価証券
評価差額金
当期首残高 △283 1,746,610
当期変動額
剰余金の配当 - △138,437
親会社株主に帰属する
- 482,781
当期純利益
自己株式の取得 - △239
新株の発行
- 244,800
(新株予約権の行使)
株主資本以外の項目の
8,172 8,172
当期変動額(純額)
当期変動額合計 8,172 597,077
当期末残高 7,889 2,343,687
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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 526,561 796,378
のれん償却額 2,194 89,018
減価償却費 64,513 191,727
減損損失 - 277,545
貸倒引当金の増減額(△は減少) △687 △14,080
賞与引当金の増減額(△は減少) - 8,378
受取利息及び受取配当金 △170 △11
支払利息 1,082 7,315
為替差損益(△は益) 536 △18
未払配当金除斥益 △348 -
投資有価証券売却損益(△は益) - △62,723
暗号資産評価損益(△は益) △3,588 △95,609
持分法による投資損益(△は益) △41,008 △27,752
リース解約損 - 17,919
事務所移転費用 - 4,911
支払補償費 - 4,660
売上債権の増減額(△は増加) △17,232 △17,765
仕入債務の増減額(△は減少) 17,954 △142,074
未払金の増減額(△は減少) 18,338 △13,421
預り金の増減額(△は減少) 247,806 672,805
その他の資産の増減額(△は増加) △48,515 99,447
その他の負債の増減額(△は減少) △28,189 88,867
小計 739,247 1,885,517
利息及び配当金の受取額 170 5,215
利息の支払額 △1,082 △7,413
法人税等の支払額 △142,112 △221,956
営業活動によるキャッシュ・フロー 596,223 1,661,363
投資活動によるキャッシュ・フロー
資産除去債務の履行による支出 - △58,083
有形固定資産の取得による支出 △48,162 △175,635
無形固定資産の取得による支出 △4,709 △46,587
投資有価証券の取得による支出 △31,314 △50,000
投資有価証券の売却による収入 - 68,384
預け金の払戻による収入 - 61,630
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
△1,228,429 -
支出
関係会社株式の取得による支出 - △100,000
敷金の差入による支出 △97,984 △102,773
敷金の回収による収入 - 154,816
差入保証金の回収による収入 - 50,000
出資金の回収による収入 242,478 -
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,168,122 △198,247
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 30,000 220,000
長期借入れによる収入 1,000,000 100,000
1年内返済予定の長期借入金の返済による支出 △7,144 △141,116
リース債務の返済による支出 △672 △24,007
自己株式の取得による支出 △282 △239
配当金の支払額 △137,705 △138,491
その他 494 △1,562
財務活動によるキャッシュ・フロー 884,689 14,582
現金及び現金同等物に係る換算差額 △536 18
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 312,254 1,477,717
現金及び現金同等物の期首残高 2,976,494 3,288,749
現金及び現金同等物の期末残高 3,288,749 4,766,466
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(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
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(追加情報)
(財務制限条項)
当社は、新株予約権付社債 754,800千円について財務制限条項が付されており、これに抵触した場合、引受先の
要求に基づき、社債を一括償還、もしくは新株予約権の行使が行われる可能性があります。当該条項の主な内容は
以下のとおりです。
①当社の各連結会計年度に係る連結損益計算書に記載される営業損益が2期連続して損失となった場合
②当社の各連結会計年度末日における連結貸借対照表に記載される純資産合計の額が、直前の連結会計年度末日に
おける連結貸借対照表に記載される純資産合計の額の75%を下回った場合
③引受契約に定める前提条件が成就していなかったことが判明した場合
④当社が引受契約上の義務又は表明・保証に違反(軽微な違反を除く。)した場合
(資金決済法における仮想通貨の会計処理等に関する当面の取扱いの適用)
「資金決済法における仮想通貨の会計処理等に関する当面の取扱い」(実務対応報告第38号 平成30年3月14
日)に従った会計処理を行っています。なお、暗号資産に関する注記は以下のとおりです。
(1) 暗号資産の連結貸借対照表計上額
前連結会計年度(2020年3月31日) 当連結会計年度(2021年3月31日)
保有する暗号資産 11,015千円 106,604千円
合 計 11,015千円 106,604千円
(2) 保有する暗号資産の種類ごとの保有数量及び連結貸借対照表計上額
① 活発な市場が存在する暗号資産
前連結会計年度(2020年3月31日) 当連結会計年度(2021年3月31日)
種 類 保有数(単位) 連結貸借対照表計上額 保有数(単位) 連結貸借対照表計上額
ビットコイン 16.33944133BTC 10,987千円 16.33944137BTC 106,532千円
ビットコインキャッシュ 1.19833697BCH 28千円 1.19833697BCH 71千円
合 計 - 11,015千円 - 106,604千円
② 活発な市場が存在しない暗号資産
該当事項はありません。
(新型コロナウイルスの感染拡大の影響に関する会計上の見積り)
当社グループは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けており、今後、2022年3月期まで影響が続
くと見込み、その後、徐々に回復に転じるものと仮定して、固定資産の減損会計、投資有価証券の実質価額、繰延
税金資産の回収可能性等について会計上の見積りを行っております。
なお、新型コロナウイルス感染症の広がりや収束時期等の見積りには不確実性を伴うため、実際の結果はこれら
の仮定と異なる場合があります。
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㈱Eストアー(4304)2021年3月期 決算短信
(連結損益計算書に関する事項)
※ 減損損失
当社グループは、以下の資産グループについて減損損失を計上しております。
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(1) 減損損失を認識した資産グループの概要
会社・場所 用途 種類 金額
連結子会社
建物
株式会社コマースニジュウイチ 事務所 130,622千円
工具器具備品等
(東京都港区)
連結子会社
株式会社ウェブクルーエージェンシー その他 のれん 146,922千円
(東京都港区)
(2) 減損損失の認識に至った経緯
株式会社コマースニジュウイチは、事務所移転により、旧事務所の建物、工具器具備品等につき、将来の使用見
込がなくなったため、その帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上して
おります。
株式会社ウェブクルーエージェンシーは、昨年から続くコロナ禍のため顧客対象企業の広告予算(特にマス媒体
広告やイベント関係)が減少した影響を受け減収を余儀なくされました。当初想定していた収益が見込めなくなっ
たことから、株式取得時に発生したのれんについて、その帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損
損失として特別損失に計上しております。
(3) 資産のグルーピングの方法
当社グループは、会社単位で資産のグルーピングを行っております。
(4) 回収可能価額の算定方法
株式会社コマースニジュウイチは、事務所資産の回収可能価額を正味売却価額により測定しており、零として評
価しています。
株式会社ウェブクルーエージェンシーは、のれんの回収可能価額は使用価値により測定しており、将来キャッシ
ュ・フローを16.5%で割り引いて算定しています。
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㈱Eストアー(4304)2021年3月期 決算短信
(企業結合等関係)
企業結合に係る暫定的な処理の確定
2020年3月31日をみなし取得日として行われた株式会社コマースニジュウイチ、株式会社ウェブクルーエージェ
ンシーとの企業結合について、前会計年度末において暫定的な会計処理を行っていましたが、当連結会計年度に確
定しております。
この結果、株式会社コマースニジュウイチとの企業結合で暫定的に算定されたのれんの金額620,281千円が
212,996千円減少し、407,284千円となっており、顧客関連資産は307,000千円、繰延税金負債は94,003千円がそれ
ぞれ増加しています。
株式会社ウェブクルーエージェンシーとの企業結合で暫定的に算定されたのれんの金額366,034千円が163,525千
円減少し、202,509千円となっており、顧客関連資産は250,000千円、繰延税金負債は86,475千円がそれぞれ増加し
ています。
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㈱Eストアー(4304)2021年3月期 決算短信
(セグメント情報等)
当社グループは「EC事業」の単一セグメントであるため、記載を省略しています。
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㈱Eストアー(4304)2021年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 365.88円 467.68円
1株当たり当期純利益金額 77.04円 100.34円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 64.03円 84.05円
(注)1.1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
連結損益計算書上の親会社株主に帰属する当期純
367,794 482,781
利益(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
367,794 482,781
(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 4,773,900 4,811,432
普通株式増加数(株)
970,400 732,731
(うち新株予約権(株))
2.1株当たり純資産額の算定上の基礎
前連結会計年度 当連結会計年度
項目
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
連結貸借対照表の純資産の部の合計額(千円) 1,746,610 2,343,687
普通株主に係る純資産額(千円) 1,746,610 2,343,687
普通株式の発行済株式数(株) 5,161,298 5,398,967
普通株式の自己株式数(株) 387,579 387,703
1株当たり純資産額の算定に用いられた
4,773,719 5,011,264
普通株式の数(株)
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㈱Eストアー(4304)2021年3月期 決算短信
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
適時開示の必要性が生じた場合は速やかに開示いたします。
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