4249 森六 2021-05-18 15:45:00
2021年3月期 決算説明会資料 [pdf]
2021年3月期
決算説明会
東証1部 4249
森六ホールディングス株式会社
2021年5月19日
目次
1. 会社概要 P. 3
2. 2021年3月期の総括 P. 7
3. 重点取り組み P. 1 1
4. 2021年3月期 決算 P. 2 0
5. 2022年3月期 ⾒通し P. 3 0
6. 参考資料 P. 3 5
2
1. 会社概要
会社概要
森六ホールディングス株式会社とは
2021.3月期 【連結】 1.創業350余年のグローバル化学企業
徳島県で阿波藍の取り扱いからスタート
売上高 営業利益 現在は15か国52拠点に展開、海外売上利率は
1,554 億円 56 億円 約3分の2
2.⾃動⾞部品メーカーと化学品商社、
2つの事業を展開
売上高 営業利益 両事業のシナジーを発揮し、
原料調達から部品製造・納品まで⼀貫体制
23%
40%
60 3.ホンダ向け樹脂部品のトップメーカー
% 77%
他の⾃動⾞メーカーへの販売も拡⼤中
樹脂加工製品事業の9割がホンダ向け
■樹脂加工 ■ケミカル
4
事業内容① 樹脂加工製品事業
四輪⾞の内外装部品を開発・製造・販売
設計開発から量産までの⼀貫体制を構築
【内装部品】 【外装部品】
⽊目調、⾦属調、高光沢、高輝度等、多種多様な意匠 完成⾞両と⼀体化した外装の樹脂部品
より高い利便性や操作性を実現 高度な成形技術、塗装技術により、耐久性と合わせて非常に
インテリア加飾パネル インテリア加飾パネル 高い外観品質を実現
(フィルム素材) (表皮素材)
ドア/フェンダープロテクター バックドアガーニッシュ
フューエル
フィラーリッド
インストルメントパネルダクト
カウルトップ
サイドシル
メーターバイザー
グローブボックス
インストルメントパネル インストルメントパネル バンパー
ロアーカバー ロアーカバー ロアーガーニッシュ
センターロアーカバー フォグランプカバー フロントグリル
5
事業内容② ケミカル事業
化学品スマート企業として幅広い分野で事業展開
きめ細かいサプライチェーンと⻑年の取引で培われた信頼関係
LED材料 合成樹脂
放熱材料 制振塗料
各種レンズ材料 摩擦材原料
半導体工程材料 電機・電子 ⼆輪⽤外装部品
ものづくり モビリティ
ケミカル事業 合成樹脂
コーティング 21.3期 売上高 フィルム・シート
医療⽤・食品⽤・
電子機器⽤フィルム
621億円 住宅資材
油吸着材
ファインケミカ ⽣活材料
ル
医農薬中間体原料
塗料原料
化粧品原料
粘・接着原料
機能材料
界⾯活性剤原料
機能性食品素材
6
2. 2021年3月期の総括
2021年3月期 総括
業績ハイライト
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
1,554 億円 56 億円 55 億円 3.7 億円
前年同期⽐ ▲9.0% 前年同期⽐ +3.2% 前年同期⽐ ▲1.3% 前年同期⽐ ▲89.3%
【公表予想 1,550億円】 【公表予想 56億円】 【公表予想 55億円】 【公表予想 3億円】
2020年度 実績
• 売上高︓新型コロナウイルス影響あるも、中国の急速な回復が全体を牽引
• 営業利益︓北⽶を中⼼とした⽣産性向上と経費抑制により前年を上回る
• 経常利益︓為替差損2億円を計上
• 当期純利益︓新型コロナウイルスにかかる損失22億円、関東工場などの減損損失25億円
有価証券売却益11億円を計上
8
関東工場の減損損失について
2021年3月期第4四半期において、関東工場における減損損失 21億円を計上
■背景︓主要顧客の⽣産再編
ホンダの⽣産拠点再編により、埼⽟から鈴⿅へ⽣産が移管
ホンダ狭山工場(埼⽟県)の2021年度中の四輪⽣産終了が決定したことから、
今期、減損損失を計上
■今後の戦略︓売上の確保と、⽣産体質の継続的な改善
売上確保︓ホンダ以外の⾃動⾞メーカーへの販売拡⼤(⽇産、SUBARU)
体質改善︓良品率、塗装直⾏率など⽣産効率を改善
成形機削減、組⽴⾃動化、労務費削減
来期の事業⿊字化および持続的な成⻑を目指す
9
2021年3月期 株主還元
2021年3月期の期末配当は30.00円、年間配当は50.00円
将来への投資や内部留保のバランスを考慮しながら、安定的・継続的な配当を実施
90.0円 94.0円 94.0円
期末
30.0円
中間
20.0円
18.3期 19.3期 20.3期 21.3期
⼀株配当 90.0円 94.0円 94.0円 50.0円
配当性向 20.2% 25.4% 44.2% 220.5%
10
3. 重点取り組み
第12次中期経営計画(2020年3月期〜2022年3月期)
スローガン MOVING FORWARD WITH MI 400(Moriroku Innovation 400)
環境変化を先取りし、新事業創造と変革に挑み続けることで
グローバル市場で勝ち抜ける経営基盤を構築する
3つの 2021年3月期
基本戦略 細 目 取り組み
上場企業としての企業価値の向上
Ⅰ
• グローバル経営基盤の強化を図ることで変革の加速を実現する 「開発⼒」 × 「技術⼒」
経営基盤
強化 • 地球環境の変化への対応、豊かな暮らしつくりへの社会貢献
• 新成⻑事業育成への資源配分、ポートフォリオの最適化
1. 他の⾃動⾞メーカー
への販売拡⼤
MI 400
2. 部品領域の拡⼤
Ⅱ モビリティー革新への新技術の事業化
付加価値 • 次世代モビリティーへの革新技術・商品開発への挑戦
創造 3. 収益体質向上
(グループ横断での取組み・パートナー企業との連携)
4. グローバル事業強化
Ⅲ
新スマート社会での新たな事業基盤の実現 5. 環境への取組み
事業構造
変革 • 環境変化を先取りした新たな⽣産技術の確⽴
• グローカライズビジネスの拡⼤ 6. ダイバーシティ
12
第12次中期経営計画の進捗
中計最終年度 2020.3月期 2021.3月期
(2022.3月期)の目標値 実績 実績
売上高 2,000億円以上 1,707億円 1,554億円
業績目標
(2022年3月期) 営業利益率 5.0%以上 3.2% 3.6%
*為替前提要件 1US$=110円
ROE 9.0%以上 5.4% 0.6%
安定した株主還元 株主総還元性向 30%以上 44.2% 75.3%
中期3カ年
戦略事業投資 投資⾦額 133億円 70億円
350億円
2020年度 今後に向けて
ネガティブ影響 • 新型コロナウイルスや半導体不⾜の影響により、
• コロナや顧客⽣産変動による受注の減少 ⾃動⾞⽣産台数の回復には、なお時間を要す
• 社員の移動制限 る⾒通し
ポジティブ影響 • ポジティブな変化は残しつつ、中計に設定した成
⻑戦略を継続
• 工場スタッフのトレーニング充実
• オンライン活⽤によるコスト削減 • 地球環境(E)、社会課題解決(S)に繋が
• 働き方改革の進化 る取組みを加速
13
他の⾃動⾞メーカーへの販売拡⼤
2020年度 はVolkswagenと日産の追加受注が量産開始
2020年度 実績
Volkswagen 【メキシコ】 日産 【日本】
TAOS Note Rogue※
※北⽶ X-trail兄弟⾞
今後の量産開始予定
2021年6月 AUDI Q5 【メキシコ】
SUBARU BRZ 【⽇本】
2021年中旬
⽇産 Ariya 【⽇本】
2024年
AUDI Q5 【メキシコ】
※ 現⾏品︓受注機種とは異なります
引き続き、他の⾃動⾞メーカーへの販売拡⼤を強化
14
部品領域の拡⼤
⾞両の軽量化とともに、リビング化ニーズに合わせた⾃動⾞部品を開発 サステナビリティ ESG活動 E
ドアライニング 採⽤⾞種の拡⼤
N-ONEにおける採⽤を⾜掛かりに、⼩型⾞や
ASEAN地域での拡⼤を推進
軽量化によるCO2排出削減に寄与
外装樹脂化ビジネスの拡⼤展開
樹脂テールデートの基礎開発は完了、 ROOF
WINDOW
受注に向けた活動を継続
⾞体全体の樹脂化に向けた研究も加速 BONNET
DOOR PANEL
FR END FENDER TAIL GATE
⾃動運転、電動化に向けた製品開発
電装と加飾技術を融合させた高付加価値部品
の研究開発を推進
中国ではイルミ内臓部品を受注、今夏の量産に
向けて最終段階
※ イメージ︓実際の受注部品とは異なります 15
収益体質向上に向けた取組み
高付加価値部品を開発し、具現化するための組織体制を再構築
開発・設計、⽣産技術、工場の融合による収益最⼤化
開発・設計
⽣産技術 工 場
開発・設計 ⽣産技術 工 場
新領域拡⼤に向けた商品開発 高収益体制の確⽴ 高品質・高効率の追求
開発部/開発推進部(新設) ⽣産企画部(新設) ⽣産本部(新設)/各工場
将来技術の研究と商品開発 開発・設計と⽣産を繋ぎ、高品質・高 ⽣産本部が全体を統括し、構築した高
開発初期で試験、⾦型仕様を同時開 収益のものづくりを効率的に⾏うための 収益体制を具現化
発することで効率化 工程設計、⽣産標準化を担当 顧客への安定供給維持の責任を担う
16
グローバル事業強化
森六ケミカルズ インド法人の営業を開始
MORIROKU CHEMICALS INDIA PRIVATE LIMITED
(2021年2月︓営業開始) 森六ケミカルズ アジア拠点
インド進出の意義
市場の高いポテンシャル
輸入⾯→内需拡⼤による原材料需要の増加
輸出⾯→中国と肩を並べる化学品の産地 Moriroku Chemicals
注⼒分野
India Private Limited
モビリティ
日本・
1996年にインド進出した樹脂加工製品部門と連携し、 ASEAN
原料調達から製品の納品まで、⼀気通貫でサービスを提供 インド
ファインケミカル コーティング
塗料原料、農薬・医薬品の原料など
お客様のニーズに合わせて加工し、高品質にアレンジして納品
⽇本、ASEANとインドを繋ぐ新たなビジネスを展開
17
環境への取組み
事業活動を通じて地球環境と社会課題の解決に貢献 サステナビリティ ESG活動 E
CO2削減に向けた取組みをグローバルに横展開
工場屋根にソーラーパネルを設置 成形機の電動化や工場の 社有⾞のEV化、
(広州・タイ) LED化を実施(アメリカ) 電気スタンドの設置(⽇本)
フードロスの改善 バイオプラスチックの⾞載適⽤研究
昨年⽐
約27%の削減
• ケミカルと樹脂加工のグループシナジーを発揮
• 中国・広州では食堂の事前注文のOA化を • 温室効果ガスの削減やマイクロプラスチック問題の解決に
実施し、フードロスを低減 向けて、森六だからできることに取り組む
18
グループ⼈材が成⻑、活躍できる環境づくり
「森六=働きがいのある会社」を目指して施策を展開 サステナビリティ ESG活動 S
ダイバーシティ推進
森六グループ 40.0%
⼥性や外国籍スタッフの活躍を積極 ⼥性採⽤⽐率
的に推進(外国⼈管理職1名) 27.6%
海外現地スタッフの本社採⽤も実施
15.3%
テレワーク・フレックス勤務など、柔軟 10.7%
な働き方も定着
2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
森六HD 12.0%
⼥性管理職⽐率
8.0%
5.9%
4.3%
ダイバーシティ推進委員会の活動の様子
2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
19
3. 2021年3月期 決算
2021年3月期 決算 連結業績
⽣産性の向上により減産の影響を最小化
新型コロナウイルスによる損失および減損損失を特別損失に計上
(億円)
20.3期 21.3期
通期実績 通期実績 増減額 増減率
売上高 1,707 1,554 △ 153 △9.0%
営業利益 54 56 1 3.2%
営業利益率 3.2% 3.6% - -
経常利益 56 55 0 △1.3%
親会社株主に帰属する当期純利益 35 3 △ 31 △89.3%
EPS(円) 212.89円 22.68円 △ 190.21 △89.3%
一株配当(円) 94.00円 50.00円 △ 44.00 △46.8%
為替(円/$)【期中平均】 108.7円 106.1円 △ 2.6 △2.4%
klあたりナフサ価格(円/kl) 【期中平均】 42,900円 31,300円 △ 11,600 △27.0%
21
2021年3月期 決算 セグメント別業績
樹脂加工製品︓中国の需要回復と北⽶の⽣産改善が寄与
ケミカル︓ファインケミカル、電機・電子分野が復調
(億円)
20.3期 21.3期
通期実績 通期実績 増減額 増減率
売上高 1,707 1,554 △ 153 △9.0%
|樹脂加工製品事業 1,069 933 △ 136 △12.7%
|ケミカル事業 638 621 △ 16 △2.6%
営業利益 54 56 1 3.2%
|樹脂加工製品事業 45 45 0 0.6%
|ケミカル事業 12 13 1 14.3%
営業利益率(%) 3.2% 3.6% - -
|樹脂加工製品事業 4.3% 4.9% - -
|ケミカル事業 1.9% 2.2% - -
22
2021年3月期 決算 樹脂加工製品事業・営業利益増減分析
コロナと半導体不⾜の影響により台数・構成差で△65億円
工場停止期間中、従業員の一時解雇や時短対応を実施し、経費を抑制
(百万円)
営業利益 +26百万円(+0.6%) 2,080
※その他経費の減少(△は増益)
+318 運賃・保管料 △474
旅費交通費 △142
⼈件費等 △86
役員報酬 △30
事務⽤消耗品費 △23
△ 18
業務委託費 △21 +2,173
△ 6,541 4,579
4,553 +223 +854
+1,019
+1,998 ※労務費の減少(△は増益)
GTI △1,140
RTI △298
LTI △320 (内、政府補助⾦ 77)
MTDM △164
20.3期 ⾦型売上 台数変動 労務費 その他 減価 その他 特損に 為替影響 21.3期
通期実績 構成差 製造費⽤ 償却費 経費※ 振替えた 通期実績
コロナ影響額
23
2021年3月期 決算 ケミカル事業・営業利益増減分析
ファインケミカルは、既存取引先への販売が拡⼤
電機・電子は、テレワークや5G基地局拡⼤により需要増加
(百万円)
営業利益 +174百万円(+14.3%)
+72 △9
△276 +18 +48
+337
+220
△265 +29
1,215 1,389
※その他経費の減少(△は増益)
減価償却費 +240
運賃保管料 +30
旅費交通費 △187
研究開発費 △79
⼈件費 △46
20.3期 モビリティ ⽣活材料 電機・電子 ファイン コーティング ものづくり その他経費 特損に 為替影響 21.3期
通期実績 ケミカル 振替えた 通期実績
コロナ影響額
24
2021年3月期 決算 所在地別売上高・営業利益
北⽶︓⽣産体質の改善により通期の⿊字化を達成
中国︓売上、利益とも前期を上回る
(億円)
20.3期 21.3期 前年同期⽐ 前年同期⽐
構成⽐率 構成⽐率 増減額 増減率
売上高 計 1,707 100.0% 1,554 100.0% △ 153 △9.0%
|日本 683 40.0% 634 40.8% △ 48 △7.2%
|海外 1,024 60.0% 919 59.2% △ 104 △10.2%
|北⽶ 571 33.5% 484 31.2% △ 87 △15.3%
|中国 289 17.0% 321 20.7% 31 11.0%
|アジア 160 9.4% 112 7.2% △ 48 △30.4%
|その他 1 0.1% 1 0.1% 0 3.0%
営業利益 計 54 100.0% 56 100.0% 1 3.2%
|日本 3 5.6% △1 △2.3% △4 △142.9%
|海外 52 96.4% 58 103.5% 5 10.9%
|北⽶ △0 △0.1% 6 12.2% 6 -
|中国 39 71.2% 40 71.4% 1 3.5%
|アジア 13 25.3% 11 19.8% △2 △19.1%
|その他 △0 △0.1% 0 0.1% 0 -
|調整額 △1 △1.9% △0 △1.2% 0 -
25
所在地別・四半期売上高、営業利益
3Qまでは順調に回復したが、4Qは日本および北⽶で半導体不⾜による減産が影響
所在地別・四半期売上高(億円) 所在地別・四半期営業利益(億円)
22
451 2
441 420 432 19
417 427
35
40 405
38 40 17 15
40 41 23 15 4 1
66 94
68 73 80 98
84 3 5
その他 12
9 10 その他
264 アジア
12 2 アジア
156 150 中国 3 11
136 138 140 中国
43 147 125
北⽶ 8
13
1 北⽶
60 ⽇本
1 11 ⽇本
7 9 4
1
5
176 171 166 168 170 167 3 4 3
146 149
1 1
△2 △1
△3
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
20.3期 21.3期 20.3期 21.3期
26
2021年3月期 決算 貸借対照表(概略)
コロナ禍における手元資⾦の確保により、総資産は103億円増加し1,328億円
(億円)
20.3期末 21.3期末 20.3期末 21.3期末
差額 差額
流動資産 586 673 87 流動負債 449 510 61
(現預⾦) 116 179 62 (買入債務) 220 233 13
(売上債権) 310 324 13 (短期借入⾦) 153 188 34
(在庫) 114 134 19 固定負債 110 117 6
固定資産 638 655 16 (⻑期借入⾦) 50 46 △3
(有形固定資産) 465 438 △ 27 純資産 664 701 36
(投資有価証券) 141 182 40 (資本剰余⾦) 47 47 0
(利益剰余⾦) 543 536 △6
(⾃己株式) △2 △2 0
(評価・換算差額) 47 89 42
資産合計 1,224 1,328 103 負債純資産合計 1,224 1,328 103
借⼊⾦ 204 234 30
27
政策保有株式の縮減
政策保有株式の売却を進めるも、株高により純資産に占める割合が上昇
保有銘柄数と政策保有株式の累計売却額 政策保有株式の純資産に占める割合
(百万円) (銘柄数)
3,000 前年までの売却額 100 30%
当年売却額
銘柄数 90 25.6%
23.8%
2,500 25%
75 80
69 20.9%
64 70 株高により増加
2,000 20%
60
1,500 50 15%
40
1,000 10%
30
20
500 5%
10
0 0 0%
2019.3 2020.3 2021.3 2019.3 2020.3 2021.3
28
2021年3月期 決算 キャッシュ・フロー
フリーキャッシュフローはプラスを確保
(億円)
20.3期 21.3期
実績 実績 差額
営業活動によるキャッシュフロー 60 96 36
投資活動によるキャッシュフロー △128 △ 52 75
フリーキャッシュフロー △68 44 112
財務活動によるキャッシュフロー △1 16 17
現⾦及び現⾦同等物の増減額 △72 62 135
現⾦及び現⾦同等物期末残高 116 179 62
29
2021年3月期 決算 設備投資額・減価償却費及び研究開発費
⼤型投資は一巡し、設備投資額は減少、研究開発費は横ばい
設備投資額・減価償却費(億円) 研究開発費(億円)
133
27
24 25 25
91 92
75 79 79
70 70
設備 減価 設備 減価 設備 減価 設備 減価 18.3期 19.3期 20.3期 21.3期
投資 償却 投資 償却 投資 償却 投資 償却
通期実績 通期実績 通期実績 通期実績
額 費 額 費 額 費 額 費
18.3期 19.3期 20.3期 21.3期
通期実績 通期実績 通期実績 通期実績
30
2021年3月期 決算 エリア別設備投資額
新機種の⾦型や既存施設の増築・メンテナンスが中⼼
▼広州森六塑件有限公司 ▼森六テクノロジー株式会社
増築+⽴体倉庫 新機種⾦型等
▲Moriroku Technology (Thailand) ▲四国化工株式会社
Co.,Ltd. 新工場 クリーンルームの様子
工場拡張
31
4. 2022年3月期 ⾒通し
2022年3月期予想 前提条件
■想定レート
21.3期 通期実績 22.3期 通期予想
為替(円/$) 【期中平均】 106.1円 105.0円
為替(円/中国元)【期中平均】 15.5円 16.4円
klあたりナフサ価格(円/kl)【期中平均】 31,300円 36,000円
■主要市場での⾃動⾞販売台数推移(百万台)
中国 ⽇本 ⽶国
5.27 5.20 17.66 17.58 16.81
28.08 4.60 4.82
25.77 25.27 26.14 14.86
2018年 2019年 2020年 2021年 2018年 2019年 2020年 2021年 2018年 2019年 2020年 2021年
(予) (予) (予) (予) (予) (予)
出所)みずほ銀⾏ 産業調査部
33
2022年3月期予想 連結業績
コロナからの⽣産回復と体質改善を織り込み、2019年度、2020年度⽐で増収増益
半導体供給が安定した後は、挽回⽣産を⾒込む
(億円)
21.3期 22.3期
実績 通期予想 増減額 増減率
売上高 1,554 1,430 - -
※ 1,850 - -
営業利益 56 81 24 42.8%
営業利益率 3.6% 5.7% - -
経常利益 55 80 24 43.0%
親会社株主に帰属する当期純利益 3 52 48 -
EPS(円) 22.68円 313.81円 291.13 -
一株配当(円) 50.00円 94.00円 44.00 88.0%
注1)22.3期の期⾸より、「収益認識に関する会計基準」等を適⽤する予定であり、22.3期 は、当該基準に基づいた予想となっております。
そのため、21.3期 実績に対する売上高の増減率は記載しておりません。
2)※は「収益認識に関する会計基準」等を適⽤しない場合の売上高(参考)となります。
34
2022年3月期予想 セグメント別業績
収益認識に関する会計基準の適⽤によりケミカルの売上高が減少するも、利益影響はなし
(億円)
21.3期 22.3期
通期実績 通期予想 増減額 増減率
売上高 1,554 1,430 - -
※ 1,850 - -
|樹脂加工製品事業 933 1,120 - -
※ 1,120 - -
|ケミカル事業 621 310 - -
※ 730 - -
営業利益 56 81 24 42.8%
|樹脂加工製品事業 45 65 19 41.9%
|ケミカル事業 13 18 4 29.5%
注1)22.3期の期⾸より、「収益認識に関する会計基準」等を適⽤する予定であり、22.3期 は、当該基準に基づいた予想となっております。
そのため、21.3期 実績に対する売上高の増減率は記載しておりません。
2)※は「収益認識に関する会計基準」等を適⽤しない場合の売上高(参考)となります。
35
設備投資額・減価償却費及び研究開発費 ⾒通し
地球環境に配慮した投資や研究・開発に注⼒
(億円)
21.3期 22.3期
通期実績 通期予想 増減額 増減率
設備投資額 70 115 45 65.1%
減価償却費 70 81 10 14.4%
研究開発費 25 27 1 6.6%
36
2022年3月期 配当予想
年間配当94.0円、配当性向30.0%の⾒通し
47.0円
90.0円 94.0円 94.0円
50.0円 47.0円
18.3期 19.3期 20.3期 21.3期 22.3期予想
⼀株配当 90.0円 94.0円 94.0円 50.0円 94.0円
配当性向 20.2% 25.4% 44.2% 220.5% 30.0%
37
5. 参考資料
財務ハイライト①
(百万円)
【連 結】 16.3期 17.3期 18.3期 19.3期 20.3期 21.3期
売上高 172,224 170,005 182,177 189,554 170,773 155,460
YoY 6.9% △1.3% 7.2% 4.0% △9.9% △9.0%
売上原価 151,436 149,212 157,633 164,813 149,556 136,092
売上総利益 20,788 20,792 24,543 24,740 21,217 19,367
YoY ― 0.0% 18.0% 0.8% △14.2% △8.7%
ratio 12.1% 12.2% 13.5% 13.1% 12.4% 12.5%
販管費 14,485 14,468 15,125 16,054 15,720 13,694
YoY ― △0.1% 4.5% 6.1% △2.1% △12.9%
ratio 8.4% 8.5% 8.3% 8.5% 9.2% 8.8%
営業利益 6,303 6,323 9,417 8,686 5,497 5,672
YoY ― 0.3% 48.9% △7.8% △36.7% 3.2%
ratio 3.7% 3.7% 5.2% 4.6% 3.2% 3.6%
営業外収益 602 556 616 863 796 689
営業外費⽤ 829 894 778 722 625 766
経常利益 6,076 5,985 9,256 8,827 5,668 5,595
YoY △2.4% △1.5% 54.6% △4.6% △35.8% △1.3%
ratio 3.5% 3.5% 5.1% 4.7% 3.3% 3.6%
特別利益 59 92 160 1,003 480 1,878
特別損失 570 2,693 267 1,188 574 4,878
税前利益 5,565 3,384 9,149 8,642 5,574 2,596
YoY △7.7% △39.2% 170.4% △5.5% △35.5% △53.4%
ratio 3.2% 2.0% 5.0% 4.6% 3.3% 1.7%
法人税等 2,164 2,255 2,245 2,658 1,945 2,117
当期純利益 3,320 1,026 6,805 6,112 3,525 375
YoY △15.5% △69.1% 563.3% △10.2% △42.3% △89.3%
ratio 1.9% 0.6% 3.7% 3.2% 2.1% 0.2%
【連 結】 16.3期 17.3期 18.3期 19.3期 20.3期 21.3期
営業活動によるキャッシュフロー 12,967 9,880 15,388 18,358 6,042 9,693
投資活動によるキャッシュフロー △ 14,584 △ 10,912 △ 8,819 △ 7,186 △ 12,857 △ 5,260
財務活動によるキャッシュフロー 2,297 2,191 1,562 △ 9,016 △ 112 1,633
現⾦及び現⾦同等物の増減額 388 1,020 8,287 1,716 △ 7,254 6,279
現⾦及び現⾦同等物期末残高 7,573 8,902 17,190 18,906 11,653 17,933
39
財務ハイライト②
(百万円)
【連 結】 16.3期 17.3期 18.3期 19.3期 20.3期 21.3期
流動資産 54,120 56,502 67,716 65,921 58,624 67,360
(現預⾦) 7,639 8,968 16,789 18,566 11,681 17,947
(売掛⾦) 32,125 33,401 36,459 33,475 31,097 32,428
(貸倒引当⾦) △ 60 △ 53 △ 46 △ 26 △ 12 △ 12
固定資産 57,985 61,538 65,572 62,141 63,869 65,527
有形固定資産 41,466 42,720 43,619 42,545 46,546 43,807
無形固定資産 804 773 839 990 1,004 1,003
投資その他の資産 15,714 18,044 21,113 18,605 16,318 20,715
(投資有価証券) 14,738 16,654 19,371 16,447 14,186 18,254
資産合計 112,105 118,041 133,289 128,063 122,493 132,887
16.3期 17.3期 18.3期 19.3期 20.3期 21.3期
流動負債 43,388 44,756 50,792 48,561 44,933 51,049
(買掛⾦) 22,727 21,647 24,552 23,440 19,801 21,052
固定負債 16,839 19,761 15,825 12,060 11,092 11,701
負債合計 60,227 64,517 66,617 60,622 56,025 62,750
株主資本 43,309 43,886 54,769 58,584 60,487 59,824
(資本⾦) 1,640 1,640 1,640 1,640 1,640 1,640
(利益剰余⾦) 41,595 42,172 48,644 52,459 54,307 53,638
評価・換算差額等 7,484 8,445 10,619 7,714 4,741 8,989
純資産額 51,878 53,523 66,672 67,440 66,467 70,136
負債純資産合計 112,105 118,041 133,289 128,063 122,493 132,887
ROE 6.5% 2.0% 11.6% 9.3% 5.4% 0.6%
⾃⼰資本⽐率 45.3% 44.3% 49.1% 51.8% 53.3% 51.8%
40
【ご注意事項】
本資料は当社をご理解いただくために作成されたもので、当社への投資勧誘を目的としておりません。
本資料を作成するに当たっては正確性を期すために慎重に⾏っておりますが、完全性を保証するもの
ではありません。本資料中の情報によって⽣じた障害や損害については、当社は⼀切責任を負いませ
ん。本資料中の業績予想ならびに将来予測は、本資料作成時点で入⼿可能な情報に基づき当社
が判断したものであり、潜在的なリスクや不確実性が含まれております。そのため、事業環境の変化等
の様々な要因により、実際の業績は⾔及または記述されている将来⾒通しとは異なる結果となること
があることをご承知おきください。
41