4248 竹本容器 2020-04-30 15:00:00
2020年12月期第1四半期決算説明資料 [pdf]
チャレンジ精神に満ちた
パッケージングソリューション・プロバイダー
2020年12月期第1四半期決算説明資料
竹本容器株式会社
(東証1部 4248)
2020年4月30日
資料構成
1. 2020年12月期第1四半期トピックス
2. 2020年12月期第1四半期業績概要
3. 参考資料
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1.2020年12月期第1四半期トピックス
2018年からの化粧品容器の品不足状況に起因する先行調達への反動に
1Q業績 加えて、新型コロナウイルスによる中国国内の事業活動停止の影響なども
あり、売上高は34億25百万円(前年同期比14.0%減少) 営業利益は
、
3億40百万円(前年同期比17.1%減少)となりました。
2018年に建設に着手したTOGETHER LABは
オープン 2019年9月に竣工し、お客様と共にパッケージ
を創り上げていく 「共創開発拠点」とするため
の準備を進めており、2020年4月にオープン
いたしました。
各フロアを ①プロトタイプ ②展示ルーム
③実験・測定・工作にエリア分けし、デジタル
とリアルの技術を融合し、 アイデアやイメージ
をカタチにしていくプロセスを通じ、 お客様と未来のブランドイメージを
共有し、新たなパッケージ文化の創造を目指してまいります。
なお、プロトタイプ、実験・測定・工作エリアは製品開発を目的とした
社内での運用を開始していますが、 日本国内の緊急事態宣言の発令により、
お客様のご来場予定は延期させていただいております。
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1.2020年12月期第1四半期トピックス
新型コロナウイルスによる
事業活動への影響について
当社グループにおける1Q及び現時点での新型コロナウイルスの影響は、以下の通りです。
【 生産関連部門 】 現状、生産活動は継続
日 本 :工場全拠点で衛生管理を徹底し生産活動を継続。
中 国 :中国2工場は地方政府からの新型コロナウイルス感染拡大抑制指導に従い、
春節後から2月中旬にかけて稼働を停止。
3月下旬にはほぼすべての従業員の職場復帰が可能となり、通常通りの水準で
生産稼働できる状態となる。
インド :3月下旬から全土でロックダウン中も、4月以降衛生関連製品を生産中。
従業員は当番制、シフト制とし感染予防に努める。
【営業関連部門】 感染予防に留意し、顧客対応を継続
日本 :在宅勤務と時差通勤を活用。Web会議や電話会議を活用し営業を継続。
中国 :2020年2月9日まで営業停止。現時点では通常通り営業を継続。
インド :在宅勤務やWeb会議の活用による営業活動を継続。
欧米 :在宅勤務やWeb会議の活用による営業活動を継続。
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1.2020年12月期第1四半期トピックス
新型コロナウイルスによる
業績への影響について
新型コロナウイルス感染症による当社グループの業績への影響につきましては、
本日発表している2020年12月期第1四半期決算の内容の通り、中国子会社において
事業活動停止による売上高減少の影響が発生していますが、本日時点で営業活動
並びに生産活動は継続して稼働しています。
当社製品への需要について、2020年第1四半期時点では、衛生関連製品向けの
需要は増加しておりますが、今後の世界経済への影響や当社グループが事業活動を
行っている各国政府の規制等、不確定要素が多く存在していると認識しています。
現時点では、当社が2020年1月31日に公表した2020年12月期の連結業績予想
( 通期及び第2四半期 ) については、修正はありません。
今後、業績予想の修正が必要となった場合には、速やかにお知らせいたします。
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資料構成
1. 2020年12月期第1四半期トピックス
2. 2020年12月期第1四半期業績概要
3. 参考資料
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2.2020年12月期第1四半期業績概要
2020年12月期第1四半期連結決算ハイライト
・2019年第1四半期までの化粧品向け容器需要増に対する反動減の影響が大きく、前年比は大幅減収。
・計画比では国内の化粧品向け新規案件獲得が増加。リピート需要も回復基調。新型コロナウイルス感染予防
対策による除菌用途の需要も増加。一方、中国での事業活動停止期間の影響があり売上高は計画比未達。
2019年第1四半期 2020年第1四半期 前年同期比 2020年計画比
(1-3月期) (1-3月期)
¥16.33/RMB ¥15.59/RMB
¥110.22/USD ¥108.86/USD 増減 増減率 増減 増減率
百万円 百万円 百万円 百万円
売上高 3,981 3,425 ▲ 555 ▲14.0% ▲ 67 ▲1.9%
営業利益 410 340 ▲ 70 ▲17.1% + 85 +33.6%
売上高営業利益率 10.3% 9.9% ▲0.4P - +2.6P -
経常利益 427 327 ▲ 99 ▲23.4% + 69 +27.0%
四半期純利益 287 212 ▲ 75 ▲26.1% + 47 +28.9%
減価償却費 267 264
設備投資額 569 120
(うち 金型) 164 69
EBITDA 677 604
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2.2020年12月期第1四半期業績概要
地域別グループ企業業績
日本 百万円
前年同期比 計画比
2019年第1四半期 2020年第1四半期
増減 増減率 増減 増減率
売上高 3,120 2,814 ▲306 ▲9.8% +165 +6.2%
営業利益 329 315 ▲13 ▲4.1% +106 +50.9%
売上変動要因
① 2019年第1四半期までの化粧品向け容器需要増に対する反動減の影響が大きく、前年比では大幅減収。
② 化粧品向け新規案件は順調に獲得。リピート需要もやや回復。
③ 新型コロナウイルス感染予防対策で除菌用途の需要が増加。
利益変動要因
① 付加価値の高い機能性製品の取扱いと他社製品販売金額の減少が粗利益率向上に寄与。
② 樹脂原材料価格は、原油価格が上昇せず想定以下で推移し前年同期比で6百万円負担減。
③ 販管費は想定内に収まり、粗利額の増加により営業利益は計画比大幅増加。
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2.2020年12月期第1四半期業績概要
地域別グループ企業業績
中国 ※( )内はRMBベース 百万円
(百万元)
2019年第1四半期 2020年第1四半期 前年同期比 計画比
¥16.33/RMB ¥15.59/RMB
増減 増減率 増減 増減率
865 604 ▲260 ▲30.1% ▲235 ▲28.0%
売上高
(52) (38) (▲14) ▲26.8% (▲13) ▲26.1%
121 56 ▲65 ▲53.8% ▲31 ▲36.2%
営業利益
(7) (3) (▲3) ▲51.6% (▲1) ▲34.5%
売上変動要因
① 新型コロナウイルス感染症の影響で2月上旬の営業活動と生産活動が停止。
② 営業活動再開後、顧客からの需要が増加するものの停止期間の影響により売上高は前期比計画比とも大幅減少。
利益変動要因
① 売上高の減少に伴い粗利益額が減少。
② 中国政府の政策により人件費、社会保険料負担が軽減され営業利益の黒字は確保も、前期比計画比で大幅減。
③ 樹脂原材料価格は原油価格の低下により、前年同期比で9百万円負担減。
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2.2020年12月期第1四半期業績概要
地域別グループ企業業績
その他地域 百万円
2019年第1四半期 2020年第1四半期
¥110.22/US$ ¥108.86/US$ 前年同期比 計画比
¥125.16/€ ¥120.08/€
¥1.57/INR ¥1.51/INR
増減 増減率 増減 増減率
¥3.49/TB ¥3.48/TB
売上高 61 59 ▲1 ▲2.9% ▲26 ▲31.1%
営業利益 ▲41 ▲34 +7 - % +8 - %
現状、今後の見通しなど
① インドは引き続き、製作中の金型の立上遅れもあり、売上は計画未達。
自社金型の投入増加による売上確保方針に方向転換するも3月下旬から全国土ロックダウン。
生産は衛生関連製品製造の許可を得て4月より再開中。
② オランダは顧客からの引合は増加するも売上に至らず計画未達。現地での顧客からの引合対応の向上策検討。
また、環境問題に関する情報収集活動と生産委託先の生産は継続。
③ アメリカは大口顧客への販売確保し、1Q計画は達成するもNY州の外出禁止令により活動制限あり。
今後は日本、中国からの製品輸送の確保が課題。
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2.2020年12月期第1四半期業績概要
区分別販売実績
販売先の主要事業内容ごとの販売実績
・前期比の売上減少は化粧・美容区分が中心。
・食品・健康食品区分も実質化粧品向け需要の減少による影響大。
・衛生関連用途向け需要により、日用・雑貨、化学・医薬区分で売上増加。
2019年第1四半期 2020年第1四半期 増減
区分
金額 構成比 金額 構成比 金額 比率
百万円 % 百万円 % 百万円 %
化粧・美容 2,415 60.7 1,955 57.1 ▲459 ▲19.0
日用・雑貨 189 4.8 209 6.1 +20 +10.6
食品・健康食品 351 8.8 280 8.2 ▲70 ▲20.1
化学・医薬 187 4.7 187 5.5 +0 +0.5
卸、その他 837 21.0 791 23.1 ▲46 ▲5.5
合 計 3,981 100.0 3,425 100.0 ▲555 ▲14.0
※上記区分は販売先の主要事業内容により分類したものであり、
販売先における実際の用途と上記区分名称は異なる場合があります。
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2.2020年12月期第1四半期業績概要
区分別販売実績
製商品の内訳ごとの販売実績
・国内、海外ともに全体的な売上金額減少はあるものの、スタンダードボトル構成比は上昇
・中国では大口のカスタムボトル需要が強く、前期並みの売上金額を確保。
2019年第1四半期 2020年第1四半期 増減
区分
金額 構成比 金額 構成比 金額 比率
百万円 % 百万円 % 百万円 %
自社製品
(スタンダードボトル) 2,933 73.7 2,611 76.2 ▲322 ▲11.0
顧客金型製品
(カスタムボトル)
344 8.7 288 8.4 ▲56 ▲16.3
他社製品 629 15.8 472 13.8 ▲156 ▲24.9
材料その他 73 1.9 53 1.6 ▲20 ▲27.6
合 計 3,981 100.0 3,425 100.0 ▲555 ▲14.0
※上記区分は以下により分類しています
自社製品: 当社所有の金型を用いて生産した製品(スタンダードボトル)
顧客金型製品: 顧客が金型費用を負担している製品(カスタムボトル)
他社製品: 顧客の要望等により他社から仕入れた品物
材料その他: 力メーカーへの原材料を販売した物等
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2.2020年12月期第1四半期業績概要
金型(新製品)開発状況
当社はパッケージングソリューション・プロバイダーとしてより多くの顧客に利用いただけるボトルや
付属品の品揃えを充実させ、さらに顧客商品の価値を高めるカスタマイズ(着色、印刷などの加飾)を
行うことで世界の器文化に貢献しています。
このためスタンダードボトル容器の成形に不可欠な総金型数及び年間の金型製作数はKPIの一つとして
重要視しています。現在進行中の中期経営計画においては、内容物の価値と個性化を高めるデザイン、
優れた機能性、 技術、そして高い信頼性を備えた ボ ト ル パ ッ ケ ー ジ を顧客に提供していく
「 Standout な価値創造 」を目指した開発にも注力することとしています。
2020年第1四半期の金型製作の進捗状況(新規製品の増加の状況)は下表のとおりです。
金型数
2020年第1四半期 2020年第1四半期 製作中
完成金型数 保有金型累計数
20 41
日本 2,342
(3) (13)
4 62
中国 1,168
(5) (10)
2 39
インド 54
(7) (8)
- 17
オランダ 21
(-) (-)
26 159
合計 3,585 ※表の( )はカスタムボトル用金型(外数表示)
(15) (31)
2020年3月末時点での自社金型数は3,585型となっている。
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2.2020年12月期第1四半期業績概要
2018年以降の四半期業績の推移
単位:百万円
5,000
4,000
売上高 3,000
2,000
1,000
0
2018 1Q 2Q 3Q 4Q 2019 1Q 2Q 3Q 4Q 2020 1Q
600 20%
500
15%
400
営業利益 300 10%
200
5%
100
0 0%
2018 1Q 2Q 3Q 4Q 2019 1Q 2Q 3Q 4Q 2020 1Q
連結 日本 中国 連結営業利益率 日本営業利益率 中国営業利益率
※日本、中国はそれぞれ当該地域のグループ企業業績を示している
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2.2020年12月期第1四半期業績概要
2020年12月期第1四半期 営業利益の変動分析
単位:百万円
2019年第1四半期 410
売上減少及び仕入減少 ▲ 208
売上減少は(▲555)
原材料使用量減 + 68 それに伴う仕入減少
は(+347)
原材料価格下落 + 15
労務費減(製造原価) + 52
日本の下落は(▲6)
減価償却費減(製造原価) +3 中国の下落は(▲9)
製商品在庫減 ▲ 57
その他売上原価減 + 53
人件費増(販管費) ▲5
物流費減 +5
広告宣伝費減 +5
その他販管費増 ▲3
2020年第1四半期 340
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2.2020年12月期第1四半期業績概要
2020年12月期第1四半期 連結貸借対照表 資産の部
単位:百万円
■流動資産 + 181
2019年12月末 16,865
現預金 + 454
現預金 + 454 売掛債権 ▲ 195
商品及び製品 ▲ 73
売掛債権 ▲195
棚卸資産 ▲64
その他流動資産 ▲12 ■固定資産 ▲ 216
建物及び構築物 ▲ 93
有形固定資産 ▲198
機械装置及び運搬具 ▲ 113
無形固定資産 ▲15
投資その他の資産 ▲2
2020年3月末 16,830
15
2.2020年12月期第1四半期業績概要
2020年12月期第1四半期 連結貸借対照表 負債・純資産の部
単位:百万円
■流動負債 ▲ 36
2019年12月末 16,865 支払手形及び買掛金 + 16
買掛債務 +8 電子記録債務 ▲ 8
1年内返済予定長期借入金 + 18
その他の流動負債 ▲ 44
その他 ▲ 63
固定負債 +37
■固定負債 + 37
資本金・資本剰余金 変動なし
長期借入金 + 29
利益剰余金 +93 (うち、長期借入金による資金調達) (+ 200)
その他包括利益累計 ▲ 130
■純資産 ▲ 36
新株予約権 +0 利益剰余金(当期純利益分) + 212
( 配当金支払) ▲ 119
2020年3月末 16,830
為替換算調整額 ▲ 130
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資料構成
1. 2020年12月期第1四半期トピックス
2. 2020年12月期第1四半期業績概要
3. 参考資料
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竹本容器株式会社
代表取締役社長
会社名 竹本容器株式会社
Takemoto Yohki Co., Ltd.
設立年月 1953年5月19日(昭和28年)
代表者 代表取締役社長 竹本 笑子
所在地 東京都台東区松が谷2丁目21番5号
事業内容 プラスチック製等の包装容器の製造及び販売
資本金 8億342万1,725円(2020年4月30日現在)
本社 合羽橋ショールーム
発行済株式数 12,529,200株(2020年4月30日現在)
単元株主数 11,676名(2019年12月31日現在)
グループ従業員数 952名(2019年12月31日現在)
大阪営業所・シ ー ー
ョ ル ム 福岡営業所・シ ー ー
ョ ル ム
上場市場 東京証券取引所市場第一部
JQA-FC0115
[ 証券コード:4248 ] 結城事業所
食品用プラスチック
包装容器の製造
ホームページ http://www.takemotokk.co.jp (印刷製品は除く)
名古屋営業所・シ ー ー
ョ ル ム 北海道営業所 TOGETHER LAB
Copyright © 2020 Takemoto Yohki Co., Ltd. All Rights Reserved. 18
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“Standout”な価値創造
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