4248 竹本容器 2019-10-31 15:00:00
2019年12月期 第3四半期決算説明資料 [pdf]
チャレンジ精神に満ちた
パッケージングソリューション・プロバイダー
2019年12月期第3四半期決算説明資料
竹本容器株式会社
(東証1部 4248)
2019年10月31日
資料構成
1. 2019年12月期第3四半期トピックス
2. 2019年12月期第3四半期業績概要
3. 参考資料
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1.2019年12月期第3四半期トピックス
2019年12月期 第3四半期の振り返り
国内売上が堅調に推移した一方で、海外売上はEC規制による中国需要の
減少や米中貿易摩擦などの影響などで減少したため、当第3四半期売上高
3Q業績 は117億60百万円(前年同期比0.9%減)となった。営業利益は原材料価
格の影響が軽微だった一方で、海外市場の費用増が響き、12億90百万円
(前年同期比4.0%減)となった。
本社近隣の東上野に建設を進めてい
たTOGETHER LABが竣工。2020年
Standoutに関する取組み
3月の正式稼働へ向けて設備、内装の
導入作業が進行中。
TOGETHER LAB内に新製品開発部門
を配置。3D模型、解析システム等を
駆使したデジタルとリアルの協働に
より、新製品開発スピードの向上を
図る。更に顧客への提案スペースを
設置することで営業効率の向上も見
込む。
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資料構成
1. 2019年12月期第3四半期トピックス
2. 2019年12月期第3四半期業績概要
3. 参考資料
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2. 2019年12月期第3四半期業績概要
2019年12月期第3四半期連結決算ハイライト
・国内市場の売上は化粧品向けの需要が継続したため堅調だったがインバウンド需要が減少したことから計画比未達。
・EC規制の強化、米中貿易摩擦の影響、新市場での新製品立上に時間を要したため海外売上は前期比、計画比とも未達。
・営業利益は転売品の仕入減や原材料価格上昇が想定内に収まるも、海外の売上減少、費用増を吸収できず前期比減。
2018年第3四半期 2019年第3四半期 前年同期比 2019年計画比
(1-9月期) (1-9月期)
¥16.84/RMB ¥15.89/RMB
¥109.60/USD ¥109.12/USD 増減 増減率 増減 増減率
百万円 百万円 百万円 百万円
売上高 11,871 11,760 ▲ 111 ▲0.9% ▲ 926 ▲7.3%
営業利益 1,344 1,290 ▲ 54 ▲4.0% + 13 +1.0%
売上高営業利益率 11.3% 11.0% ▲0.4P - +0.9P -
経常利益 1,429 1,327 ▲ 102 ▲7.1% + 33 +2.6%
四半期純利益 967 880 ▲ 87 ▲9.0% ▲ 8 ▲0.9%
減価償却費 759 808
設備投資額 1,521 1,270
(うち 金型) 323 232
EBITDA 2,104 2,099
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2. 2019年12月期第3四半期業績概要
地域別グループ企業業績
日本 百万円
前年同期比 計画比
2018年第3四半期 2019年第3四半期
増減 増減率 増減 増減率
売上高 8,842 9,114 +272 +3.1% ▲141 ▲1.5%
営業利益 966 1,072 +105 +10.9% +163 +18.0%
売上変動要因
① 化粧品向けを中心に、開発提案型営業を展開してきた顧客からの需要が継続し前期比増収。
② 中国で施行されたEC規制の影響で、インバウンド向け需要が第2~第3四半期で減少し計画比では未達に。
③ 増産対応投資、自動化投資のほか、高い機能性を備えた製品開発への投資を継続し、供給能力が向上。
利益変動要因
① スタンダードボトル、カスタムボトルの販売額が伸び、売上総利益額、率とも増加。
② プラスチック原材料価格については前年同期比10%増を想定したが、上昇は1.8%にとどまる(11百万円負担増)。
③ 売上増加による粗利額の増加が展示会出展費用、研究開発費、物流費を吸収し営業利益は前期比、計画比とも増加。
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2. 2019年12月期第3四半期業績概要
地域別グループ企業業績
中国 ※( )内はRMBベース 百万円
(百万元)
2018年第3四半期 2019年第3四半期 前年同期比 計画比
¥16.84/RMB ¥15.89/RMB 増減 増減率 増減 増減率
3,010 2,638 ▲372 ▲12.4% ▲581 ▲18.1%
売上高
(178) (166) (▲12) ▲7.1% (▲35) ▲17.5%
448 344 ▲103 ▲23.2% ▲115 ▲25.1%
営業利益
(26) (21) (▲4) ▲18.6% (▲7) ▲24.6%
売上変動要因
① 今年1月施行のEC規制の影響で中国国内顧客の在庫調整が生じたことに加え為替換算の影響により売上減少。
② 米国向けの販売額も前期比で39百万円の減少。
③ 上記要因により当第3四半期においてはスタンダードボトル、カスタムボトルとも前期比で売上減少。
利益変動要因
① 製品売上の減少により売上総利益額も減少。
② 販管費は伸び率を低く抑えたものの、売上総利益額が減少し、営業利益率は1.8ポイント低下し13.1%に。
③ プラスチック原材料価格の下落により前期比で31百万円の原材料費負担減。
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2. 2019年12月期第3四半期業績概要
地域別グループ企業業績
その他地域 百万円
2018年第3四半期 2019年第3四半期
前年同期比 計画比
¥109.60/US$ ¥109.12/US$
¥130.87/€ ¥122.62/€
¥1.65/INR ¥1.57/INR 増減 増減率 増減 増減率
¥3.41/TB ¥3.49/TB
売上高 236 181 ▲54 ▲23.1% ▲275 ▲60.3%
営業利益 ▲71 ▲129 ▲57 - % ▲37 - %
投資の状況(B/S関連)
① インドの工場は2018年7月より本格稼働開始し、工場、生産機械の償却開始。日本と中国から金型を移動。
② オランダでの現地生産委託体制は構築済。既存の金型を移動したほか現地でも新規金型製作中。
外部環境(現状、今後の見通しなど)
① インドは顧客金型による製品化も進むが売上は計画比未達。費用先行も、複数の営業案件が進行し新規取引先も増
加。
② オランダは、当第3四半期で売上計画未達。展示会出展効果で増加した引合いを受注に繋げていく予定。環境問題に
関する情報収集を継続し、グループの製品開発への貢献めざす。
③アメリカは引合いはあるものの、前期貢献した大口案件減少し売上金額は半減。インターネットを活用した新規案件
獲得への取組を実施中。
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2. 2019年12月期第3四半期業績概要
区分別販売実績
販売先の主要事業内容ごとの販売実績
・食品・健康食品区分を除く全区分で売上が減少。国内は化粧・美容区分は続伸も海外では減少。
・食品・健康食品区分は実質化粧品用途向けが伸びる。食品向け販促進めるも第3四半期では横ばい水準。
2018年第3四半期 2019年第3四半期 増減
区分
金額 構成比 金額 構成比 金額 比率
百万円 % 百万円 % 百万円 %
化粧・美容 7,071 59.6 6,916 58.8 ▲154 ▲2.2
日用・雑貨 538 4.5 533 4.5 ▲5 ▲1.0
食品・健康食品 936 7.9 1,032 8.8 +96 +10.3
化学・医薬 635 5.4 602 5.1 ▲32 ▲5.2
卸、その他 2,690 22.7 2,675 22.7 ▲14 ▲0.5
合 計 11,871 100.0 11,760 100.0 ▲111 ▲0.9
※上記区分は販売先の主要事業内容により分類したものであり、
販売先における実際の用途と上記区分名称は異なる場合があります。
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2. 2019年12月期第3四半期業績概要
区分別販売実績
製商品の内訳ごとの販売実績
・スタンダードボトルは化粧品向けを中心に需要が増加し、売上が増加。
・国内のカスタムボトルは増加するも、大口案件の多い中国でカスタムボトル売上が減少し全体でも減少。
2018年第3四半期 2019年第3四半期 増減
区分
金額 構成比 金額 構成比 金額 比率
百万円 % 百万円 % 百万円 %
自社製品
(スタンダードボトル)
8,559 72.1 8,734 74.3 +174 +2.0
顧客金型製品
(カスタムボトル)
1,254 10.6 1,109 9.4 ▲144 ▲11.5
他社製品 1,809 15.2 1,690 14.4 ▲118 ▲6.6
材料その他 248 2.1 225 1.9 ▲22 ▲9.0
合 計 11,871 100.0 11,760 100.0 ▲111 ▲0.9
※上記区分は以下により分類しています
自社製品:当社所有の金型を用いて生産した製品(スタンダードボトル)
顧客金型製品:顧客が金型費用を負担している製品(カスタムボトル)
他社製品:顧客の要望等により他社から仕入れた品物
材料その他:協力メーカーへの原材料を販売した物等
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2. 2019年12月期第3四半期業績概要
金型(新製品)開発状況
当社はパッケージソリューションプロバイダーとしてより多くの顧客に利用いただけるボトルや付属品の品揃えを充実さ
せ、さらに顧客商品の価値を高めるカスタマイズ(着色、印刷などの加飾)を行うことで世界の器文化に貢献しています。
このためスタンダードボトル容器の成形に不可欠な総金型数及び年間の金型製作数はKPIの一つとして重要視しています。
現在進行中の中期経営計画においては、内容物の価値と個性化を高めるデザイン、優れた機能性、技術、そして高い信頼性
を備えたボトルパッケージを顧客に提供していく「Standoutな価値創造」を目指した開発にも注力することとしています。
2019年第3四半期の金型製作の進捗状況(新規製品の増加の状況)は下表のとおりです。
インド、オランダの自社金型は日本基準で品質管理し慎重に製作を進めています。
金型数
2019年第3四半期 2019年第3四半期
製作中
完成金型数 保有金型累計数
59 32
日本 2,349
(17) (11)
48 32
中国 1,158
(11) (9)
11 25
インド 43
(1) (13)
- 25
オランダ 11
(2) (-)
118 114
合計 3,561
(31) (33)
※表の( )はカスタムボトル用金型(外数表示)
2019年9月末時点での自社金型数は3,561型となっている。
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2. 2019年12月期第3四半期業績概要
2017年以降の四半期業績の推移
単位:百万円
5,000
4,000
売上高 3,000
2,000
1,000
0
2017 1Q 2Q 3Q 4Q 2018 1Q 2Q 3Q 4Q 2019 1Q 2Q 3Q
600 20%
500
15%
400
営業利益 300 10%
200
5%
100
0 0%
2017 1Q 2Q 3Q 4Q 2018 1Q 2Q 3Q 4Q 2019 1Q 2Q 3Q
連結 日本 中国 連結営業利益率 日本営業利益率 中国営業利益率
※日本、中国はそれぞれ当該地域のグループ企業業績を示している
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2. 2019年12月期第3四半期業績概要
2019年12月期第3四半期 営業利益の変動分析
単位:百万円
2018年第3四半期 1,344
売上減少 ▲ 111
原材料使用量増 ▲ 24
原材料価格下落 + 19
日本は上昇(+11)
労務費減(製造原価) + 64 中国は下落(▲31)
減価償却費増(製造原価) ▲ 35
製商品仕入額減 + 267
他社製品売上減少
製商品在庫減 ▲ 139 に伴い仕入額減少
その他売上原価増 ▲ 23
人件費減(販管費) + 26
物流費増 ▲ 30
出荷個数の増加
広告宣伝費増 ▲ 22
研究開発費増 ▲ 33
展示会、カタログ
その他増 ▲ 14 などの費用増
2019年第3四半期 1,290
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2. 2019年12月期第3四半期業績概要
2019年12月期第3四半期 連結貸借対照表 資産の部
単位:百万円
■流動資産 ▲ 420
2018年12月末 16,730
現預金 ▲ 172
現預金 ▲172 売掛債権 ▲ 229
売掛債権 ▲229
棚卸資産 ▲50
■固定資産 + 170
その他流動資産 + 31 機械装置及び運搬具 + 139
建設仮勘定 + 271
有形固定資産 + 292
繰延税金資産 ▲ 72
無形固定資産 ▲7
※『税効果会計に係る基準』の一部改正の適用により
投資その他の資産 ▲114 繰延税金資産は投資その他の資産に区分しておりま
す。
2019年9月末 16,480
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2. 2019年12月期第3四半期業績概要
2019年12月期第3四半期 連結貸借対照表 負債・純資産の部
単位:百万円
■流動負債 ▲575
2018年12月末 16,730 支払手形及び買掛金 ▲ 441
買掛債務 ▲ 441 短期借入金 + 400
1年内返済予定長期借入金 + 31
その他の流動負債 ▲ 134
未払法人税等 ▲ 194
固定負債 ▲ 47 未払費用 ▲ 251
資本金・資本剰余金 変動なし
■固定負債 ▲ 47
利益剰余金 +636 長期借入金 ▲ 65
(うち、長期借入金による資金調達) (+ 400)
その他包括利益累計 ▲ 269
新株予約権 +5 ■純資産 + 372
利益剰余金(当期純利益分) + 880
2019年9月末 16,480
( 配当金支払) ▲ 244
為替換算調整額 ▲ 267
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資料構成
1. 2019年12月期第3四半期トピックス
2. 2019年12月期第3四半期業績概要
3. 参考資料
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竹本容器株式会社
代表取締役社長
会社名 竹本容器株式会社
Takemoto Yohki Co., Ltd.
設立年月 1953年5月19日(昭和28年)
代表者 代表取締役社長 竹本 笑子
所在地 東京都台東区松が谷2丁目21番5号
事業内容 プラスチック製等の包装容器の製造及び販売
資本金 8億314万4,725円
本社 合羽橋ショールーム
発行済株式数 12,528,400株(2019年6月30日現在)
株主数 4,152名(2019年6月30日現在)
グループ従業員数 970名(2019年6月30日現在)
上場市場 東京証券取引所市場第一部 大阪営業所・ショールーム 福岡営業所・ショールーム
JQA-FC0115
[ 証券コード:4248 ] 結城事業所
食品用プラスチック
包装容器の製造
ホームページ http://www.takemotokk.co.jp (印刷製品は除く)
名古屋営業所・ショールーム 北海道営業所 TOGETHER LAB
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“Standout”な価値創造
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