4248 竹本容器 2020-11-10 15:00:00
2020年12月期第3四半期決算説明資料 [pdf]

チャレンジ精神に満ちた
   パッケージングソリューション・プロバイダー
          2020年12月期第3四半期決算説明資料




                     竹本容器株式会社
                        (東証1部   4248)

                        2020年11月10日
資料構成




1. 2020年12月期第3四半期業績概要


2. 2020年通期連結業績予想の修正


3. 参考資料




                        1
1. 2020年12月期第3四半期業績概要
  2020年12月期第3四半期連結決算ハイライト
 ・新型コロナウイルス感染症の影響により化粧品向け需要が減少
 ・内製化努力等による生産性向上、樹脂原材料価格低下、人件費関連費用・償却負担の減少等により営業利益は増益



              2019年第3四半期 2020年第3四半期                     前年同期比            2020年計画比
                (1-9月期)    (1-9月期)
               ¥15.89/RMB          ¥15.37/RMB
               ¥109.12/USD         ¥107.55/USD         増減      増減率       増減      増減率


                         百万円                 百万円        百万円               百万円
     売上高               11,760              11,167      ▲ 593 ▲5.0 %      ▲ 401 ▲3.5%

     営業利益               1,290               1,511      + 221 +17.1%      + 307 +25.6%

   売上高営業利益率            11.0%               13.5%       +2.6P         -   +3.1P         -

     経常利益               1,327               1,520      + 193 +14.6%      + 298 +24.4%

    四半期純利益                   880            1,020      + 139 +15.8%      + 202 +24.8%

     減価償却費                   808                 788
     設備投資額              1,270                    394
    (うち 金型)                  232                 219
     EBITDA             2,099                2,299


                                                                                           2
1. 2020年12月期第3四半期業績概要

 地域別グループ企業業績

  日本                                                               百万円

                                         前年同期比              計画比
          2019年第3四半期   2020年第3四半期
                                    増減       増減率     増減           増減率
   売上高      9,114        8,742      ▲372     ▲4.1%    ▲9      ▲0.1%
   営業利益     1,072        1,214      +142    +13.3%   +261     +27.4%

 売上変動要因
 ① 新型コロナウイルス感染症の影響を受ける中で、新規案件の獲得に努めたものの、リピート需要の減少が想定を
 上回ったことから、前年同期比、計画比ともマイナスに
 ② 2Qで増加した感染予防対策としての衛生関連向けの需要は既存取引先を中心に継続



 利益変動要因
 ① 内製化努力等による生産性向上で粗利益率上昇
 ② 樹脂原材料価格が原油価格の下落により、前年同期比で37百万円負担減
 ③ 予定していた設備投資の先送りにより償却負担が計画比減少




                                                                         3
1. 2020年12月期第3四半期業績概要

 地域別グループ企業業績

  中国 ※( )内はRMBベース                                                       百万円
                                                                       (百万元)
           2019年第3四半期     2020年第3四半期           前年同期比             計画比
             ¥15.89/RMB     ¥15.37/RMB    増減       増減率      増減         増減率
              2,638          2,412       ▲225     ▲8.6%    ▲257    ▲9.6%
    売上高
             (166)          (156)        (▲9)     ▲5.5%    (▲9)    ▲5.9%
              344            396          +51     +15.0%    +33     +9.3%
    営業利益
             (21)           (25)         (+4)     +19.0%   (+3)    +13.8%

  売上変動要因
  ① 新型コロナウイルス感染症の影響により2月上旬の事業活動が停止したことに伴なう1Qの売上減が影響
  ② 経済活動再開による2Qの需要増の反動により、在庫調整が生じたため3Qの四半期売上金額が減少



  利益変動要因
  ① 樹脂原材料価格が原油価格の下落により、前年同期比で35百万円負担減
  ② 中国政府の政策により社会保険料負担が約40百万円軽減




                                                                               4
1. 2020年12月期第3四半期業績概要

 地域別グループ企業業績

  その他地域                                                                 百万円

           2019年第3四半期     2020年第3四半期
                                              前年同期比               計画比
            ¥109.12/US$    ¥107.55/US$
             ¥122.62/€      ¥120.93/€
             ¥1.57/INR      ¥1.46/INR    増減       増減率       増減          増減率
              ¥3.49/TB       ¥3.41/TB

    売上高         181            185       +4       +2.2%     ▲93     ▲33.5%
    営業利益      ▲129           ▲103        +25          - %    +8         - %

  現状、今後の見通しなど
  ① インドは新型コロナウイルス感染症による経済活動への影響に伴い、インド子会社における固定資産について、現在
  の事業環境の変化を踏まえ、将来の回収可能性を検討した結果、 2020年12月期第4四半期において約6億円を減損損
  失として計上する見込みとなった。インドでの事業展開の重要性に変化なく、今後も引き続き注力していく予定。
  ② オランダは売上が計画未達も顧客からの引合は増加傾向。新規顧客も増えつつあり受注額も新規、リピートを含め
  増加。WEBマーケティングを欧州向けに展開予定。環境問題に関する情報収集活動と生産委託先の生産体制は維持。
  ③ アメリカは大口顧客への販売確保し受注増によるリピート需要を取り込み、売上は計画通り進捗。アメリカでも来
  期以降WEBマーケティングを導入予定。




                                                                              5
1. 2020年12月期第3四半期業績概要

区分別販売実績
販売先の主要事業内容ごとの販売実績
 ・前期比の売上減少は化粧・美容区分が中心
 ・衛生関連用途向け需要は、日用・雑貨、化学・医薬、卸、その他区分にて計上


                 2019年第3四半期         2020年第3四半期                増減
       区分
                 金額       構成比       金額         構成比       金額        比率
                  百万円           %    百万円             %   百万円            %

 化粧・美容            6,916    58.8      6,116       54.8    ▲799      ▲11.6
 日用・雑貨             533        4.5        723      6.5    +190      +35.7
 食品・健康食品          1,032       8.8        998      8.9    ▲33       ▲3.3
 化学・医薬             602        5.1        663      5.9     +60      +10.0
 卸、その他            2,675    22.7      2,665       23.9    ▲10       ▲0.4
 合 計             11,760   100.0     11,167      100.0    ▲593      ▲5.0



 ※上記区分は販売先の主要事業内容により分類したものであり、
  販売先における実際の用途と上記区分名称は異なる場合があります。




                                                                            6
1. 2020年12月期第3四半期業績概要

区分別販売実績
製商品の内訳ごとの販売実績

 ・国内、海外ともに全体的な売上金額減少はあるものの、スタンダードボトル構成比は前年同期比上昇
 ・カスタムボトルでは、中国の大口の顧客金型製品販売額が増加したものの、日本の落込みにより全体としては微減

                    2019年第3四半期         2020年第3四半期                増減
         区分
                    金額       構成比       金額         構成比       金額        比率
                     百万円           %    百万円             %   百万円            %

 自社製品
 (スタンダードボトル)
                     8,734      74.3    8,389       75.1    ▲344      ▲3.9

 顧客金型製品
 (カスタムボトル)
                     1,109       9.4    1,033        9.3    ▲76       ▲6.9

 他社製品                1,690      14.4    1,592       14.3    ▲98       ▲5.8
 材料その他                225        1.9        152      1.4    ▲73       ▲32.5
 合   計              11,760   100.0     11,167      100.0    ▲593      ▲5.0


 ※上記区分は以下により分類しています
     自社製品:当社所有の金型を用いて生産した製品(スタンダードボトル)
     顧客金型製品:顧客が金型費用を負担している製品(カスタムボトル)
     他社製品:顧客の要望等により他社から仕入れた品物
     材料その他:協力メーカーへの原材料を販売した物等


                                                                               7
1. 2020年12月期第3四半期業績概要

金型(新製品)開発状況
当社はパッケージングソリューション・プロバイダーとしてより多くの顧客に利用いただけるボトルや
付属品の品揃えを充実させ、さらに顧客商品の価値を高めるカスタマイズ(着色、印刷などの加飾)を
行うことで世界の器文化に貢献しています。
このためスタンダードボトル容器の成形に不可欠な総金型数及び年間の金型製作数はKPIの一つとして
重要視しています。現在進行中の中期経営計画においては、内容物の価値と個性化を高めるデザイン、
優れた機能性、    技術、そして高い信頼性を備えた ボ ト ル パ ッ ケ ー ジ を顧客に提供していく
「Standout なパッケージングソリューションの創造 」を目指した開発にも注力することとしています。
2020年第3四半期の金型製作の進捗状況(新規製品の増加の状況)は下表のとおりです。
                                         金型数

        2020年第3四半期   2020年第3四半期
                                  製作中
           完成金型数      保有金型累計数
            62                     17
  日本                    2,340
           (21)                   (2)
           48                      42
  中国                    1,086
          (16)                    (13)
            15                     43
 インド                      84
            (7)                   (10)
             -                     18
 オランダ                     23
            (-)                    (-)
            125                    120
  合計                    3,533
           (44)                   (25)         ※製作数の( )はカスタムボトル用金型(外数表示)

2020年9月末時点での自社金型数は3,533型となっている。                ※自社保有金型数から、顧客限定金型は控除しています。


                                                                            8
1. 2020年12月期第3四半期業績概要

2018年以降の四半期別業績の推移

                                                                                         単位:百万円

        5,000

        4,000
 売上高    3,000

        2,000

        1,000

           0
                2018 1Q   2Q        3Q    4Q   2019 1Q   2Q   3Q    4Q    2020 1Q   2Q    3Q

        700                                                                                       25%
        600
                                                                                                  20%
        500
        400                                                                                       15%
 営業利益
        300                                                                                       10%
        200
                                                                                                  5%
        100
           0                                                                                      0%
                2018 1Q   2Q        3Q    4Q   2019 1Q   2Q   3Q     4Q   2020 1Q   2Q     3Q

                    連結         日本        中国     連結営業利益率            日本営業利益率          中国営業利益率

                    ※日本、中国はそれぞれ当該地域のグループ企業業績を示している
                                                                                                        9
1. 2020年12月期第3四半期業績概要

2020年12月期第3四半期 営業利益の変動分析                     単位:百万円

         2019年第3四半期         1,290

              売上減少         ▲ 593          ▲ 208

          原材料使用量減                   +63

          原材料価格下落                      +73
                                                  日本の下落は(▲37)
      労務費減(製造原価)                       +40        中国の下落は(▲35)

      水道光熱費減(製造原価)                        +30

    減価償却費減(製造原価)                          + 24

          製商品仕入額減                                     + 457

           製商品在庫減                                     ▲ 72

         その他売上原価減                                     + 97
         人件費減(販管費)                                    + 13

           広告宣伝費減                                       + 32

          その他販管費減                                        + 45

         2020年第3四半期            1,511


                                                                10
1. 2020年12月期第3四半期業績概要

2020年12月期第3四半期 連結貸借対照表 資産の部
                                                          単位:百万円

                                              ■流動資産       + 1,530
 2019年12月末   16,865
                                              現預金          +1,404
      現預金                        + 1,404      売掛債権          + 180

    売掛債権                              + 180


    棚卸資産                        ▲46           ■固定資産        ▲ 512
 その他流動資産                                      建物及び構築物      + 168
                                ▲7
                                              機械装置及び運搬具     ▲ 233
  有形固定資産                 ▲484
                                              建設仮勘定         ▲ 385

  無形固定資産                 ▲26

投資その他の資産                  ▲0


  2020年9月末      17,883




                                                                    11
1. 2020年12月期第3四半期業績概要

2020年12月期第3四半期 連結貸借対照表 負債・純資産の部
                                                                        単位:百万円

                                                    ■流動負債               +    256
  2019年12月末   16,865                                支払手形及び買掛金           ▲     31
     買掛債務                 +93                       電子記録債務              +    124
                                                    設備支払手形              ▲    102
その他の流動負債                    +162
                                                    1年内返済予定長期借入金 +           142
     固定負債                       +56                 未払法人税等              +    164

資本金・資本剰余金                       +0                  ■固定負債               +     56
    利益剰余金                                    +782   長期借入金               +     35
                                                    (うち、長期借入金による資金調達)    (+ 700)
その他包括利益累計                             ▲ 77

                                                    ■純資産                +    705
    新株予約権                                    +0
                                                    利益剰余金(当期純利益分)       + 1,020
  2020年9月末             17,883                               ( 配当金支払)     ▲ 238
                                                    為替換算調整額              ▲    80


                                                                                   12
資料構成




1. 2020年12月期第3四半期業績概要


2. 2020年通期連結業績予想の修正


3. 参考資料




                        13
2. 2020年通期業績予想の修正
  2020年12月期通期業績予想の修正
  ・2020年12月期の通期連結業績につきましては、売上高は新型コロナウイルス感染症の影響による化粧品
  業界向け需要の減少等により前回発表した予想数値を下回る見込みです。
  ・利益につきましては内製化努力等による生産性の向上、樹脂原材料価格の低下、人件費関連費用・減価償
  却負担の減少等により、営業利益、経常利益は前回発表した予想数値を上回る見込みです。
  ・また、インド子会社における固定資産の減損損失により親会社株主に帰属する当期純利益は前回発表した
  予想数値を下回る見込みです。
  ・今回の減損損失は会計上の手続きによるものであり、インド事業の位置づけの重要性は変わりなく、新型
  コロナウイルス感染症を考慮しつつ、インドでの事業展開を継続する予定です。



                             2020年12月期 2020年12月期     増減額
                2019年12月期                                      増減率
                              当初計画(A)   修正見込(B)     (B)-(A)



                     百万円           百万円      百万円          百万円
      売上高           15,196       15,500    14,600       ▲900    ▲5.8%

      営業利益           1,538        1,600     1,650        +50    +3.1%

    売上高営業利益率        10.1%         10.3%    11.3%       +1.0P         -

      経常利益           1,575        1,600     1,660        +60    +3.8%
   親会社株主に帰属する
     当期純利益
                     1,043        1,100      400        ▲700   ▲63.6%



                                                                         14
2. 2020年通期業績予想の修正

  配当政策
  ・当社では、配当方針として配当性向20%以上を目標として設定しています。
  ・この度の親会社株主に帰属する当期純利益の減額は、減損損失の発生に伴うものです。
   減損損失はあくまでも会計上の処理であり、キャッシュフロー上の影響を伴わないことや安定した配当を
  継続して実施していく基本方針から、配当予定額は変更しない予定です。



                  2019年12月期実績      2020年12月期計画


     中間配当金           9.50円            9.50円


     期末配当金           9.50円            9.50円(予定)


     年間配当金           19.00円           19.00円

   親会社株主に帰属する
                    1,043百万円         400百万円
     当期純利益

      配当性向           22.8%            59.5%




                                                     15
資料構成




1. 2020年12月期第3四半期業績概要


2. 2020年通期連結業績予想の修正


3. 参考資料




                        16
           竹本容器株式会社
           代表取締役社長




会社名        竹本容器株式会社

           Takemoto Yohki Co., Ltd.

設立年月       1953年5月19日(昭和28年)

代表者        代表取締役社長 竹本 笑子

所在地        東京都台東区松が谷2丁目21番5号

事業内容       プラスチック製等の包装容器の製造及び販売

資本金        8億342万1,725円(2020年6月30日現在)
                                                                          本社           合羽橋ショールーム
発行済株式数     12,529,200株(2020年6月30日現在)

単元株主数      9,602名(2020年6月30日現在)

グループ従業員数   955名(2020年6月30日現在)
                                                                   大阪営業所・シ ー ー
                                                                          ョ ル ム      福岡営業所・シ ー ー
                                                                                            ョ ル ム
上場市場       東京証券取引所市場第一部                   JQA-FC0115
                                           結城事業所
                                         食品用プラスチック       岡山事業所
           [ 証券コード:4248 ]                 包装容器の製造      食品用プラスチック
                                         (印刷製品は除く)       容器の製造

ホームページ     http://www.takemotokk.co.jp
                                                                   名古屋営業所・シ ー ー
                                                                           ョ ル ム         北海道営業所         TOGETHER LAB


                                                               Copyright © 2020 Takemoto Yohki Co., Ltd. All Rights Reserved.   17
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