4241 J-アテクト 2019-05-10 11:31:00
2019年3月期決算説明資料 [pdf]

2019年3月期


Listed Company 4241      2019年5月
                      株式会社アテクト
2019年3月期業績総括


   Listed Company 4241




                         2
全社連結業績
全社連結業績
                                           (百万円)
             2018年3月期      2019年3月期      増減率
   売上高           2,669         2,955       10.7%

 売上総利益           1,291         1,372           6.3%
                   48.4%         46.4%

  営業利益             160           209       30.3%
                    6.0%          7.1%
  経常利益             109           194       77.4%
親会社株主に帰属する
  当期純利益             82           127       54.0%

        4期連続の増収(前年比10.7%増)
      営業利益は3期ぶりの増益(前年比30.3%増)
                                                      3
2019年3月期収益サマリー
(百万円)          2018年3月期                 2019年3月期
 3,500                                                         ・半導体21.7%増収
                                                     286百万円増
                                    2,955                      ・PIM62.4%増収
 3,000     2,669
                                                     80百万円増    ・コスト競争力が更に向上
 2,500
                                                     過去最高額
 2,000
                                        1,372                  ・販管費増を売上総利益で
 1,500         1,291                                 48百万円増
                                                                吸収
 1,000
   500                      160                      209
      0
  (500)                                                        ・減価償却費、人件費
                                                      32百万円増
                                                                研究開発費の増加
 (1,000)
 (1,500)           -1,130                   -1,162
             売上高       売上総利益      販管費   営業利益


              10.7%の増収、売上総利益過去最高更新
             販管費の増加(32百万円)を吸収し、30.3%増益                                        4
2019年3月期EBITDA:企業収益力
(百万円)
        600
                                                                              539
                                                  461        432     441
        500
                                426      402                                   209
        400            352
                                                   236        182     160
        300                      257      207
                        213
        200   165
                                                                               329
                                                              250     281
        100    199                        195      225
                        139      169
          0
               -34
    -100
               2012年    2013年    2014年    2015年    2016年     2017年    2018年    2019年
              3月期実績    3月期実績    3月期実績    3月期実績    3月期実績     3月期実績    3月期実績    3月期実績


    (百万円)                         減価償却          営業利益       EBITDA


                                過去最高のEDITDA更新
                                                                                       5
セグメント別業績:半導体資材
                       21.7%増収・70.1%増益                             (百万円)
                    48.1%                          47.4%
  1,500                                                              50%

                                                                     40%
  1,000
                                                                     30%

                                         1,308                       20%
   500    1,075
                                                            8.9%
                             6.4%                  619               10%
                    517
     0                              68                      116      0%
          売上高      総利益      営業利益         売上高      総利益      営業利益
                  2018年3月期                       2019年3月期


          4Kテレビ比率拡大、スマートフォン向け受注開始
                                                                           6
セグメント別概況:半導体資材


●当社スペーサーテープを2.7倍消費する4Kテレビの比率が更に拡大

●スマートフォン向けスペーサーテープ本格生産開始

●日韓両工場合計で月産800万m体制確立

●大きく伸長した前年に対し出荷数量で23.3%増、売上高で21.7%増
 となり、グループ連結営業利益の約55%を稼ぎ出す




                                      7
セグメント別業績:衛生検査器材
                       0.4%増収・36.7%減益                              (百万円)
  1,600                                                               60%
                    48.5%
                                                   44.9%
  1,200
                                                                      40%

   800    1,527                          1,533
                                                                      20%
   400              740
                             5.1%                  688
                                                            3.2%
     0
                                    77                             49 0%
          売上高      総利益      営業利益         売上高      総利益      営業利益
                  2018年3月期                       2019年3月期


    4期ぶりの増収、シャーレ在庫適正化により総利益減少
                                                                            8
セグメント別概況:衛生検査器材


●9月の関西台風と北海道地震の影響で同地区の売上が著しく
 低迷したが、通期での売上高は4期ぶりに上昇

●キャッシュフロー重視の観点から、ジャストインタイムのモノづくり
 (生産リードタイムの短縮と在庫の適正化)を推進
 予備パーツ整備費用と在庫の大幅圧縮により減益

●本事業では初となる東京営業所を開設
 「大口顧客獲得」「訪問販売」を目的とした、従来の本社テレマーケ
 ティング営業に加えフェイスtoフェイスの営業による拡販活動を
 スタート


                                   9
セグメント別業績:PIM事業
                    62.4%増収・200.4%増益                     (百万円)
   120                                                     80%

   100
                                          55.5%            60%
   80            46.6%
                                                   38.3%
   60                                                      40%
                                  113
   40                     20.7%
         70                                63              20%
   20
                  32                                43
    0
                           14                              0%
         売上高    総利益      営業利益     売上高    総利益      営業利益
               2018年3月期                 2019年3月期


     高機能部品11品目、材料販売納入先は12社に拡大
          ⇒大幅増収、過去最高益更新
                                                                 10
セグメント別概況:PIM事業

●THK株式会社向け直動型ベアリングをはじめ、高機能部品11品目、
 材料販売納入先は12社に拡大し、過去最高の営業利益更新

●次世代ガソリンターボエンジン用ノズルベーン(Variable Geometry)
 の転移強化技術確立に成功(1000℃近辺で規定の応力をかけても
 破断することのない材料・粒子径)

 次世代ガソリンターボ車ビジネスにおいて大きな展望が開けた
 ⇒国内大手ターボメーカーと具体的な案件が着実に進行中




                                            11
セグメント別概況:PIM事業                     ※2019年2月5日開示資料

 転位強化技術開発の成果
 ◆ 規格値を大幅にクリア(Inconel 713CのMIM品、転位強化バージョン )




                                          未破断により
                                           試験中止




           “大きな粒子に成長” “粒子同士の接着”
           に着目した技術開発により転位強化に成功




                                            ※2件の特許出願済
                                                        12
2020年3月期(第51期)
 業績見通しについて

    Listed Company 4241




                          13
2020年3月期経営方針
   ~経営改革2期目の目指すところ~
●財務基盤の強化:借入金の大幅圧縮
 (3年間で売上高の1/2)
●営業利益:230百万円
●売上高30億円以上⇒1年前倒しで今期達成を目指す


      51期営業利益 230百万円
       <方針>
        1.EBITDAの極大化
        2.緊縮体制の強化継続
                            14
2020年3月期事業計画
                                        (百万円)

             2019年3月期     2020年3月期     増減

   売上高           2,955        3,100     4.9%

  営業利益
                   209          230     9.9%
                   7.1%         7.4%

  経常利益             194          210     8.2%
親会社株主に帰属する
  当期純利益            127          130     2.3%

      売上高30億円越え、5期連続の増収を目指す
                                               15
2020年3月期収益見込サマリー
(百万円)          2019年3月期                 2020年3月期
                                                               ・半導体更なる増産
 3,500                              3,100                      ・衛生新営業拠点での拡販
                                                     145百万円増
           2,955                                               ・PIM高機能部品の拡販
 3,000
                                                     128百万円増   ・コスト競争力を更に向上
 2,500
                                                      過去最高額
 2,000
               1,372                    1,500        21百万円増
                                                               ・販管費増を売上総利益で
 1,500                                                          吸収
 1,000
   500                      209                      230
      0
  (500)                                                        ・減価償却費、人件費
                                                     108百万円増
                                                                研究開発費の増加
 (1,000)
 (1,500)           -1,162                   -1,270
             売上高       売上総利益      販管費   営業利益


              4.9%の増収、売上総利益過去最高更新
           販管費の増加(108百万円)を吸収し、21百万円増益                                       16
全社連結業績
全社連結業績推移及び見込
                                                                                                                                 (百万円)
                                                                                                                           営業利益額
                           売上高                                                         10.3%    営業利益                       営業利益率
4,000
                                                                                                      9.5%
                                                                350             8.5%           8.8%
3,500                                                                                                                                  9%
                                                       3,100
                                                                                                             7.3%          7.1% 7.4%
                                                  2,955
3,000                                                                                  257                          6.0%
                               2,473      2,669                 250                                   235                        230
        2,495 2,500 2,500            2,483                                      213                                        209         6%
2,500                     2,361                                                                206
                                                                                                             181
2,000
                                                                                                                    160
                                                                150                                                                    3%

1,500


1,000                                                           50                                                                     0%
                                                                       -1.4%
 500


                                                                (50)                                                                   -3%
   0                                                                    (34)
                                                                        2012年
                                                                            2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
        2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年
         3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期                            3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期




                                    売上・利益共にV字回復基調に
                                                                                                                                             17
EBITDA(企業収益力)推移及び見込
(百万円)
        700
                                                                                      590
        600                                                                  539
        500
                                426               461      432      441
                                         402                                           230
        400            352                                                    209
                                                   236      182        160
        300                      257      207
              165       213
        200
                                                                              329      360
                                                            250        281
        100    199                        195      225
                        139      169
         0
               -34
    -100
               2012年    2013年    2014年    2015年    2016年    2017年    2018年    2019年    2020年
              3月期実績    3月期実績    3月期実績    3月期実績    3月期実績    3月期実績    3月期実績    3月期実績    3月期見込
                                                                                      3月期実績


    (百万円)                              減価償却       営業利益        EBITDA



                     減価償却費を内包しながら営業利益を増加させる
                                                                                               18
EBITDA倍率(財務健全化)及び見込
(百万円)                                  借入金をEBITDA(稼ぎ出す力)で割った年数                                                                              (倍)
 4,000
          6.1       6.1       6.0
 3,800                                  5.7                 5.6                                                                                6.0
                                                  5.5
                                                                      5.4        5.2
 3,600                                                                                      5.2        5.1       4.9       4.9
 3,400                                                                                                                                         5.0


 3,200
                                                                                                                                     4.2
                                                                                                                                               4.0
 3,000
         2,838 2,885 2,848 2,848 2,828 2,793
 2,800                                                               2,734 2,731 2,764 2,761 2,713
                                                                                                                          2,640                3.0
 2,600
                                                                                                                                    2,460
 2,400
                                                                                                                                               2.0

 2,200


 2,000                                                                                                                                         1.0
         2018年4月   2018年5月   2018年6月   2018年7月   2018年8月   2018年9月   2018年10月   2018年11月   2018年12月   2019年1月   2019年2月   2019年3月   2019年4月
                                                                                                                                     2020年3月

                                                            ネット借入金残             EBITDA倍率
                                                                                                                            実績       見込

※EBITDA 倍率 = ネット借入金残高/EBITDA

                                                           順調に改善中
                                                                                                                                                     19
研究開発費推移及び見込
(百万円)

   350                                                             10.0%
                                                           8.9%
   300                                            7.8%
                                                                   8.0%
   250                                   6.7%
                               5.7%
                                                                   6.0%
   200
                      4.6%
   150       3.5%
                                                           275     4.0%

   100
                                                  230
                                         178
                               143                                 2.0%
    50                114
             83
        0                                                          0.0%
             2015年    2016年    2017年     2018年    2019年    2020年
            3月期実績    3月期実績    3月期実績     3月期実績    3月期実績    3月期見込
                                研究開発費    売上比率




            次代の中核事業に向けた人材及び研究開発設備の増強
                                                                           20
51期事業別アクションプラン

 1.半導体資材事業
  更なる増産体制:韓国生産拡大
  スマートフォン向けスペーサーテープの増産対応
 2.衛生検査器材事業
  大口顧客獲得のための新たな営業拠点設置
  簡易型シート培地の開発
 3.PIM事業
 高機能部品(材料販売含)で初の年商2億円を目指す
 自動車用ターボ部品ノズルベーン量産化技術の確立

                            21
1.半導体資材事業
 テレビ販売台数と4K比率 (百万台)
 400                                                             70%

       4Kテレビはフルハイビジョンテレビの                                 64%
 350
       2.7倍のスペーサーテープを使用                                          60%
                                                   52%
 300
                                                                 50%

                     226       233         238     243    249
 250   218    222                                                40%

 200
                                           40%                   30%
 150                           22%
 100
                     15%                                         20%

              10%
                                                                 10%
 50
       3%
  0                                                              0%

       2014   2015   2016      2017        2018    2019   2020
                       FHDなど   4K     合計   4K占有率



液晶テレビの世界市場の成長率は約2~3%
4K比率は2018年度で40%に到達、今後も更に拡大の見込み                                         22
1.半導体資材事業
 スペーサーテープ出荷数量見通し(千m)

120,000                   4年で売上数量2倍                                                     112,441   120,000
                                                                        107,848 110,081
                                                              101,655
100,000                                              95,252                                       100,000
                                            84,233
 80,000                                                                                           80,000
                                   68,225
 60,000                   54,086                                                                  60,000
          45,806 47,598
 40,000                                                                                           40,000


 20,000                                                                                           20,000


     0                                                                                            0
          2015年   2016年   2017年     2018年   2019年    2020年     2021年     2022年   2023年   2024年
           3月期     3月期     3月期       3月期     3月期      3月期       3月期       3月期     3月期     3月期
                                   TV向けスペーサー         携帯向けスペーサー


4Kテレビの普及率拡大、スマートフォン向け需要拡大に伴い
当面プラス成長が続く見込み                                                                                               23
2.衛生検査器材事業

                               属人的営業を展開し、安定的な
      F          大口     1億円    大口受注を継続させる
      to         営業
      F
  顧             訪問営業
  客
                                    商品購入点数の増加により
  単                           1億円   顧客単価を上昇させる
  価

                既存営業
                                15億円


           当社の狙うべきセールスミックス



既存のテレアポ営業に加え、
フェイスtoフェイス営業を「大口営業」と「ラウンド営業」の2本立てで行う               24
3.PIM事業
                   PIM技術
          STEP.1             STEP.2




    高機能部品事業                自動車部品事業




              5年以内に2大事業に成長
                                      25
3.PIM事業
(百万台)   パワートレイン別自動車販売台数の長期予測
140
                                                        対応製品
       ガソリンターボ車は
120
       これからがピーク


                                電動車
100




80

                                              ガソリンVG   窒化ケイ素基板
          ターボ車                                +モーター
60




40

                                              ガソリンVG
20




 0                                                     ノズルベーン
                                                       1000℃対応
      自然吸気車         ガソリンターボ車    ディーゼルターボ車
      マイルドハイブリッド車   フルハイブリッド車   電気自動車
      燃料電池車

                                     (当社予測)                      26
今後の取り組み


1.当社はまず、好調な半導体資材事業(安定成長ビジネス)と
  高機能部品事業(PIM製品戦略商品)の拡大に現有の経営資源を
  集中させます。

2.次代の中核事業となる自動車部品事業(高成長ビジネス)で
  大きく成長させるための本格的な準備に入ります。

上記を実行する上で人材育成・確保、人手不足対策は最大の経営課題であり、
今後の5年間を見据えた中期経営戦略『NP5Y-Challenge50』を立案しました。
本51期はそのスタートとなる重要な事業年度となる為、全社一丸となり目標達成に
向け努力して参ります。



                                              27
                        免責事項

当資料に掲載されている業績見通し、その他今後の予測・戦略などに関する情報は、当資料の
作成時点において、当社が合理的に入手可能な情報に基づき、通常予測し得る範囲内で行った
判断に基づくものです。

しかしながら実際には、通常予測し得ないような特別事情の発生または通常予測し得ないような
結果の発生などにより、当資料記載の業績見通しとは異なる結果を生じ得るリスクを含んでおります。

当社は、投資家の皆様にとって重要と考えられるような情報について、その積極的な開示に努めてま
いりますが、当資料記載の業績見通しのみに全面的に依拠してご判断されることはくれぐれも
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