4241 J-アテクト 2021-05-11 12:00:00
中期経営計画見直しについて [pdf]

                                                          2021 年5月 11 日
各   位
                                         会 社 名 株式会社 アテクト
                                         代表者名 代表取締役社長         小髙 得央
                                               (JASDAQ・コード 4241)
                                         問合せ先 事業管理部次長          和田 敦
                                         TEL   0748-20-3400(代表)

                     中期経営計画見直しについてのお知らせ

 当社は、  本日開催した取締役会において、      2019 年 5 月 10 日に公表した中期経営戦略
                                                     『NP5Y-Challenge50』
(2020 年 3 月期~2024 年 3 月期)について、昨今の事業環境が大きく変化したことにより、新たに 2022
年 3 月期からの 5 年計画と更にその先の 5 年を見据えた中期経営戦略『VISION25/30』を策定しましたの
でご報告いたします。

                                  記

1.見直しの理由
  2021 年 3 月期の当社業績は、新型コロナウイルスの影響により、3 期ぶりの減収となりました。そのよ
うな中、   各事業の現況は、  衛生検査器材事業につきましては食品衛生業界の産業構造が大きく変化する中で
2020 年 10 月以降、前年を上回る需要に回復し、本来閑散期である前第 4 四半期単独売上高は創業以来過
去最高となりました。また、半導体資材事業につきましても 2021 年 1 月以降、液晶テレビの需要急回復と
8K テレビの普及拡大により、大幅な受注増となっております。一方、PIM 事業においては、2020 年 12 月
の量産開始を目指し進めていた既存ターボ部品の自動車メーカーでの最終評価がコロナ禍の混乱の中で大
きく遅延しました。     また、工作機械、半導体設備用高機能部品量産品の受注も大きく低迷致しました。    現在、
既存ターボ部品の 1 車種・5 品番の量産開始は 2021 年 10 月で決定し、THK 向け、直動型ベアリングやセ
ラミックス製 CMOS センサー部品等の高機能部品は徐々に需要が回復しつつあります。2022 年 3 月期の
業績見通しは全事業において増収・増益を見込んでおります。
  以上の昨今の目まぐるしく変化する事業環境を踏まえ、中長期的経営課題を総合的に勘案し、2021 年 6
月より経営体制を一新し、新たな経営戦略の下、10 年後の「ありたい姿」を実現すべく、更なる企業価値
の向上に努めて参ります。

2.新中期経営戦略『VISION25/30』について
●基本方針は以下の通りです。
1) 現有戦力(ヒト・モノ・カネ)により収益拡大させることによる財務健全化
2) 4 大製品投入による成長戦略の推進
   ※PIM 製品のみならず、全事業、新分野へ新製品を投入
3) 成長事業への選択と集中⇒事業ポートフォリオの再編
4) 経営体制刷新(執行役員制の導入)
5) ESG 経営⇒事業活動を通じた SDGs 達成への貢献

●2025 年度経営目標は以下の通りです。
1)連結売上高     :40 億円 以上(目標 50 億円)
2)連結営業利益    : 5 億円 必達
3)連結営業利益率 : 10% 必達
 2016 年に滋賀本社工場を設立し、成長事業及び自動化による合理化など、積極的な投資を実行して参り
ました。先ず、先の 5 年間『VISION25』はこれらの経営資源をフルに活用し、人材育成を当社における最
大の経営課題と捉え、経営目標の実現と次の 5 年『VISION30』に向け『社員と共に成長・拡大する企業』
を目指し、努力致します。

                                                  以上