4241 J-アテクト 2021-02-05 15:00:00
2021年3月期第3四半期決算説明資料 [pdf]

2021年3月期第3四半期


    Listed Company 4241
                             2021年2月
                          株式会社アテクト
            通期業績予想の修正について
                                                       (百万円)
                                           親会社株主に帰属   1株当たり
                 売上高      営業利益     経常利益     する当期純利益   当期純利益

前回予想(A)           2,700     120      100        50    11円36銭
今回修正予想(B)         2,800     160      150        60    13円64銭
増減額(B-A)           100       40       50        10      -
増減率(%)              3.7     33.3      50        20      -
(ご参考)
前期実績(2020年3月期)
                  2,977     157      126        38    8円76銭


新型コロナウイルスの影響により、前年割れとなっていた半導体資材・衛生検査器材事業の2大コア事業
において第3四半期以降、下記の理由により、好転する見込みとなった為、業績予想の修正を行います。
①巣籠り需要により、夏以降の液晶テレビの世界需要は堅調に推移、需要回復の見込み
②内食の需要拡大により、市販用食品が好調、本来閑散期となる第4四半期も堅調に推移する見込み
③増産による固定費負担の軽減並びに経費削減活動により増益


                                                               2
                 業績予想に対する進捗
(百万円)           売上高            (百万円)           営業利益
                                 180
3,500                                                 160
3,000
        2,700          2,800     150
                                       120
2,500
                                 120

2,000
        進捗率            進捗率        90   進捗率            進捗率
        77.5%          74.8%           93.9%          70.4%
1,500
                                  60
1,000   2,093          2,093           112            112
        (実績)                           (実績)
                                  30
 500


        前回予想          今回修正予想           前回予想       今回修正予想


        前回予想値に対し、100百万円の増収、40百万円の増益の見込

                                                              3
2021年3月期第3四半期
     業績総括



    Listed Company 4241

             4
全社連結業績
新型コロナウイルスの現在の当社事業への影響

●半導体資材事業
第3四半期以降、コロナ感染拡大前の受注に回復し、当第4四半期以降も前年を上回る受注を見
込んでおります。

●衛生検査器材事業
食品衛生業界の産業構造が大きく変化する中で、内食・デリバリー及びテイクアウト需要の増加に
より、当第3四半期単独では、前年同期比2.9%の増収となり、本来、閑散期となる第4四半期の受
注も前年を上回る見込みとなっております。

●PIM事業
半導体設備や工作機械の世界的需要低迷が続いており、新規量産品として受注した高機能部品
が想定を大きく下回り、第4四半期以降も不透明な状態です。

【全グループでの主な対応】
・経費節減プロジェクトにより第3四半期累計販管費114百万円削減
・シャーレ及び半導体資材製造部門において在庫圧縮と生産の効率化により、週一の稼働
 停止、併せて間接部門の輪番制出勤体制による一時帰休を実施し雇用調整助成金を申請


                       5
全社連結業績
全社連結業績
                                                    (百万円)
         2020年3月期      2021年3月期
                                     増減額        前年同期比
          第3四半期         第3四半期
  売上高        2,273         2,093      -179        -7.9%

 営業利益
               125            112      -13       -10.4%
                5.5%          5.4%


 経常利益
                92            87           -4     -4.9%
                4.1%          4.2%
 第3四半期
  純利益           89            50       -39       -43.6%
グループ連結売上高は前期比7.9%減、営業利益10.4%減
第3四半期単独では1.5%の増収、79.7%の増益
                          6
2021年3月期3Qサマリー
(百万円)       2020年3月期3Q                     2021年3月期3Q
2,500    2,273                                                     ・半導体16.8%減収
                                   2,093                   179百万円減 ・衛生7.9%減収
2,000                                                              ・PIM19.7%減収
                                                                   ・売上の減少
1,500                                                      127百万円減 ・キャッシュフロー優先の
            1,096                            969                    ための在庫圧縮
1,000                                                               ・総利益減少>販管費減少
                                                           13百万円減    で減益
  500
                           125                            112
    0
 -500
-1,000                                                              ・徹底した経費節減活動
                    -970                           -856    114百万円減 ・間接部門における
-1,500                                                              輪番制出勤体制

          売上高        売上総利益       販管費        営業利益

 売上総利益は127百万円減少となったが、販管費114百万円の削減(前期比11.8%減)
 により営業利益は13百万円減
                                       7
3Q売上総利益推移
(単位:百万円)


1,400                                                                                                                 55%
                                     49.7% 48.9% 48.0%
                   45.2% 47.0% 46.9%                   46.8% 48.2% 46.3%
1,200
                                                                                                                      45%
        38.1%
1,000
                                                                                                                      35%

 800
                                                                                                                      25%
 600
                                                                                      1,044      1,096
                                912                   936          899      984                              969      15%
 400                 863                   841
          723
                                                                                                                      5%
 200


   0                                                                                                                  -5%
        2012年3月期   2013年3月期   2014年3月期   2015年3月期   2016年3月期   2017年3月期   2018年3月期   2019年3月期   2020年3月期   2021年3月期



新型コロナウイルスによる減産及びキャッシュフロー改善の為、在庫の圧縮により、売
上総利益は額・率共に減少
                                                               8
3Q販売管理費推移
(単位:百万円)

1200                                                                                                                 50%

                                                                                               42.7%
       40.5%                                                  40.8% 41.5%                                 40.9%
1000
                                        37.8% 37.8%                                 38.1%                            40%
                  35.6% 35.5%
 800
                                                                                                                     30%

 600

                                                                                                 970                 20%
 400                                                                       850        849                   856
         768                                         712          750
                    680        688        676
                                                                                                                     10%
 200



  0                                                                                                                  0%
       2012年3月期   2013年3月期   2014年3月期   2015年3月期   2016年3月期   2017年3月期   2018年3月期   2019年3月期   2020年3月期   2021年3月期




徹底した全社経費節減活動及び間接部門における輪番出勤体制による雇用調整
助成金申請⇒販管費114百万円圧縮
                                                              9
各事業の現況と今後について
1.半導体資材
①巣籠り需要により、夏以降の液晶テレビの世界需要は堅調に推移、需要回復の見込み
②日韓2拠点での生産調整は解除し、需要増に対応する為、生産能力の増強を予定

2.衛生検査器材
①内食の増加により、市販用食品が好調⇒10月以降は前期比を上回る受注を継続中
②在庫圧縮と生産効率の改善により、一時帰休を積極的に実施し、キャッシュフロー
 の改善と増益(総利益率6.1%増:第3四半期単独)を両立

3.PIM
①高機能部品の受注回復は依然不透明だが、やや持ち直しの兆し有り
②来期量産予定のターボ部品試作イベントに注力するため、引き続き営業活動を抑制
③新型コロナウイルスの再拡大の影響により、予定していた自動車メーカーでの最終承認
 試験に遅れ発生⇒量産開始時期確認中
④新規設備の導入・安定量産技術の確立・PPAP(生産部品承認プロセス)の承認活動は
 変更無く進め、量産開始決定後の生産体制を盤石なものにすべく準備を進める
                     10
1.半導体資材事業
                                                              (百万円)
 1,200                  11.0%減収・17.9%減益                              60%

                46.6%
 1,000
                                               43.0%                 50%

  800                                                                40%

  600                                                                30%
         990                            881
  400                                                                20%

  200             461       5.8%                 379       5.4%      10%

    0                           57                                47 0%
         売上高     総利益        営業利益        売上高     総利益        営業利益
               2020年3月期3Q                     2021年3月期3Q

当第2四半期累計期間の売上高は16.8%の減収となったが、当第3四半期以降新型コロ
ナウイルス拡大前の受注数量に回復、減収幅は11.0%に圧縮
                                   11
1-1 全世界テレビ販売台数推移
 (千台)                     テレビ販売台数推移

 250,000    233,020             230,890               227,762
 200,000     57,480              52,540
                                                       64,671
                                                                  大幅に回復
 150,000     59,810              59,680                           の見込み
                                                       64,922
 100,000
             58,420              59,220
                                                       56,833
  50,000
             57,310              59,450                41,336
        0
            2019年3月期            2020年3月期              2021年3月期
                  4~6月   7~9月   10~12月    1~3月   合計              (当社調べ)



テレビ販売台数は2Qまでで大きく落ち込んだものの、3Q以降大幅に回復の見込み

                                   12
1-2 半導体資材四半期別出荷数量
  (千m)               四半期毎出荷数量推移
100,000                        91,809      90,436
          84,177
                               22,306       24,739
           21,508
                                                      前期比を
                                                      上回る見込
                               22,134
           22,330                           22,511
 50,000

                               24,580       21,558
           21,635

           18,704              22,789       21,628
     0
          2019年3月期         2020年3月期        2021年3月期
                     1Q   2Q    3Q    4Q


当第3Qより前2期の出荷数量を上回り、下半期においては前期比6.3%増加の見込

                                 13
1-3 半導体資材の通期売上高実績及び見込
                           通期売上高・出荷数量推移
(百万円)                                                                             (千m)
 2,500                                               91,809                   100,000
                                                                     90,436
                                         84,177
 2,000                                                                        80,000
                               68,225
 1,500            54,086                     1,308   1,292                    60,000
         47,598                                                      1,215
                               1,075          251     180
                                                                      150
 1,000    794      821          168                                           40,000
           66       80

  500                                        1,057    1,112           1,065   20,000
                                907
          728      741

    0                                                                         0
          2016年    2017年        2018年        2019年    2020年           2021年
          3月期      3月期          3月期          3月期      3月期             3月期

                   TV向けスペーサー      スマートフォン向け含む特殊品              出荷数量




下期の受注回復により通期での出荷数量見込は前期比2.3%減まで圧縮、為替の影響と
スマートフォン向けを含む特殊品が低調であったため最終売上高は6.9%減少の見込み
                                        14
2.衛生検査器材事業
                                                                  (百万円)

 1,400
                          4.3%減収・6.5%増益                                 60%

 1,200
                  48.9%                            47.9%
 1,000
                                                                        40%
  800

  600    1,206                            1,154
                                                                        20%
  400

  200
                    590       3.6%                   553       4.0%
    0                             43                               46   0%
         売上高       総利益        営業利益        売上高       総利益        営業利益
                 2020年3月期3Q                       2021年3月期3Q


5月~9月の前年割れから一転、10月以降は前期比を上回る受注が継続中
                                     15
2-1 衛生検査器材の通期売上高見込
                       四半期毎売上高推移
 (百万円)
    2,000


             1,533                1,571                1,525
    1,500                                                        四半期単独
              354                  364                  370      の売上として
                                                                 は過去最高
    1,000     409                  406                  418

              377                  409                  375
     500

              394                  391                  362

            2019年3月期             2020年3月期             2021年3月期
                       1Q   2Q    3Q        4Q   合計


現在の短期的な市況は国策によるキャンペーンの中断等、内食・デリバリー及びテイクアウト需要の
増加により市販用食品が好調⇒当第3四半期単独売上高は四半期単位で過去最高を更新
                                       16
3.PIM事業
                                                               (百万円)
                     24.6%減収・22.8%減益
 80                                                               80%
                                             63.2%
             57.9%
 60                                                               60%


 40
      76                 31.9%                           32.7%    40%

                                      57
 20            44                              36                 20%
                          24                              18
 0                                                                0%
      売上高     総利益        営業利益         売上高     総利益        営業利益
            2020年3月期3Q                      2021年3月期3Q


長引く米中貿易摩擦と新型コロナウイルスの影響により半導体設備や工作機械の
世界的需要が低迷し、高機能部品の受注回復には至っていない
                                 17
3-1 PIM事業の自動車ターボ部品進捗
  大手ターボメーカーと自動車用ターボ部品、ノズルベーンをはじめとする
  数品種の量産に関するMOU(了解覚書)を2019年8月に締結
  ・試作(当社)         ⇒取引先とのシステム監査完了
  ・評価(客先)         ⇒ターボメーカーでの最終試験に合格
                   量産開始1年前に必要な『本金型・本設備』の
                   発注指示を正式受領
  ・承認(自動車メーカー)    ⇒最終の高温耐久試験(コロナの影響により遅延)
  ・新設備導入立上げ(当社)
                       2021年2月末までに
  ・本監査             ⇒
                       再計画立案予定
  ・量産開始(当社)
                                     ※赤文字部分が進捗
                                      青字部分は予定




 新型コロナウイルスの再拡大の影響により、予定していた自動車メーカーでの試
 験開始が遅延
 新規設備の導入・立ち上げ、安定量産技術の確立、PPAP(生産部品承認プロセ
 ス)の承認活動は予定通り進める
                        18
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