第112期（2021年3月期）
決算説明会
2021年6月3日
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目 次
1．第112期（2021年3月期）決算概要
連結貸借対照表（資産の部、負債・純資産の部）
連結損益計算書
営業利益の要因分解
2．各セグメントの概況
セグメント別業績内訳
事業の内容及び概況（軽包装材料、産業資材、機能性材料）
3．第113期（2022年3月期）業績予想と今後の施策
翌期業績予想
セグメント別の業績予想（軽包装材料、産業資材、機能性材料）
利益率の推移と今後の施策（軽包装材料、産業資材、機能性材料）
設備投資及び研究開発費
4．参考情報
トピックス
基本情報
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目 次
1．第112期(2021年3月期)決算概要
連結貸借対照表
（資産の部、負債・純資産の部）
連結損益計算書
営業利益の要因分解
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第112期決算概要： 連結貸借対照表（資産の部）
（単位：百万円）
2019年3月期末 2020年3月期末 2021年3月期末
対前期 対前期
科 目 （第110期末） （第111期末） （第112期末）
増減額 増減率
流動資産 20,028 20,075 22,420 2,345 11.7%
現金預金 5,380 6,341 7,147 805 12.7%
売上債権 10,974 10,341 11,628 1,286 12.4%
棚卸資産 3,338 3,274 3,605 331 10.1%
その他 334 117 39 ▲78 ▲66.4%
固定資産 13,757 11,552 13,567 2,015 17.4%
有形固定資産 7,528 6,520 7,325 805 12.3%
無形固定資産 32 27 54 26 96.6%
投資その他の資産 6,196 5,004 6,188 1,183 23.7%
資産合計 33,786 31,627 35,988 4,360 13.8%
※百万円未満切捨て
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第112期決算概要： 連結貸借対照表（負債・純資産の部）
（単位：百万円）
2019年3月期末 2020年3月期末 2021年3月期末
対前期 対前期
科 目 （第110期末） （第111期末） （第112期末）
増減額 増減率
流動負債 12,060 12,303 12,625 322 2.6%
仕入債務 6,898 6,148 6,888 739 12.0%
短期借入金 3,280 4,120 3,470 ▲650 ▲15.8%
その他 1,881 2,034 2,267 232 11.4%
固定負債 2,345 1,982 3,503 1,521 76.7%
長期借入金 715 355 1,393 1,037 291.8%
その他 1,629 1,627 2,110 483 29.7%
負債合計 14,405 14,286 16,129 1,843 12.9%
純資産 19,380 17,341 19,859 2,517 14.5%
負債及び純資産合計 33,786 31,627 35,988 4,360 13.8%
※百万円未満切捨て
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第112期決算概要： 連結損益計算書
（単位：百万円）
2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 対前期 対前期
科 目
（第110期） （第111期） （第112期） 増減額 増減率
売上高 31,195 29,698 29,986 288 1.0%
売上原価 27,752 26,480 26,275 ▲205 ▲0.8%
売上総利益 3,443 3,217 3,711 493 15.3%
販売費及び一般管理費 3,117 3,036 3,097 61 2.0%
営業利益 326 181 613 431 238.1%
営業外収益 518 284 330 45 16.1%
営業外費用 256 628 37 ▲590 ▲94.0%
経常利益 587 ▲161 906 1,068 －
特別利益 285 1 469 468 30403.1%
特別損失 506 1,133 64 ▲1,069 ▲94.3%
税金等調整前当期純利益 366 ▲1,294 1,311 2,605 －
税金費用他 180 43 210 166 379.8%
親会社株主に帰属する当期純利益 185 ▲1,338 1,101 2,439 －
※百万円未満切捨て
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第112期決算概要： 営業利益の要因分解
販売面においては、全セグメントで販
固定費 販売数量 （単位：百万円） 売数量が減少し、▲5億64百万円の減益
1,500 削減分 減尐分 要因となりました。一方、高価格帯の
＋235 ▲564
製品販売が比較的堅調で、平均販売単
原材料単価 価が上昇し、＋5億47百万円の増益要因
下落分 となりました。
＋439 費用面においては、前期末の掛川工場
1000 WEST減損処理に伴う償却費減少及び労
変動経費単
価上昇分
務費その他固定費の削減で＋2億35百万
販売単価 円、原材料単価の下落で＋4億39百万円
上昇分 ▲263 がそれぞれ増益要因となりました。一
シノムラ
＋547 営業利益 方、数量減少に反して外注加工費等が
増加したことから変動経費の平均単価
500 +37
が上昇し、▲2億63百万円の減益要因と
なりました。
第112期
また、昨年10月に子会社化したシノム
613 ラ化学工業の営業利益37百万円が加算
第111期 され、連結営業利益は4億31百万円の増
0 181 益となりました。
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目 次
2．各セグメントの概況
セグメント別業績内訳
事業の内容及び概況
（軽包装材料、産業資材、機能性材料）
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各セグメントの概況： セグメント別業績内訳
（単位：百万円）
科目／ 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 対前期 対前期 売上高 （百万円）
セグメント （第110期） （第111期） （第112期） 増減額 増減率
40,000
売上高 31,195 29,698 29,986 288 1.0% 30,000
31,195 29,698 29,986
軽包装材料 12,632 11,760 12,000 240 2.0% 20,000
産業資材 7,045 7,300 8,967 1,666 22.8% 10,000
0
機能性材料 10,873 10,040 8,581 ▲1,459 ▲14.5% 第110期 第111期 第112期
その他 643 596 437 ▲159 ▲26.8%
営業利益 326 181 613 431 238.1% 営業利益 （百万円）
800
軽包装材料 384 253 397 143 56.3% 600
613
産業資材 ▲827 ▲547 ▲236 311 － 400
326
機能性材料 767 487 466 ▲20 ▲4.2% 200
181
0
その他 1 ▲12 ▲14 ▲1 － 第110期 第111期 第112期
※百万円未満切捨て
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各セグメントの概況：事業の内容及び概況（軽包装材料）
軽包装材料セグメント
食品、医薬品、医療器具、精密機器等の包材の製造・販売
主要顧客 生産拠点
静岡工場 奈良工場 東邦樹脂工業
食品製造業
医薬品・医療器具製造業
精密機器製造業
その他製造業
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各セグメントの概況：事業の内容及び概況（軽包装材料）
「レンジＤｏ！」、「ポロソ」、清涼飲料用パウチなどが安定した売上を支える。
食品関連
市場環境 収益性・成長性
売上高 同業400-500社程度 コロナ禍で「レンジＤｏ！」の需要拡大
6,132百万円 汎用品は競争厳しい 業務用包材の需要回復に期待
医薬品・医療 徹底した品質管理で顧客の信頼は厚い。「テクニフィルム」の拡販に期待。
器具関連 市場環境 収益性・成長性
売上高 品質要求厳しく新規参入困難 高防湿医薬包材の需要拡大
2,262百万円 コロナ禍で外来患者の処方減尐 高齢者増加により医療分野は成長期待
洗剤・トイレタ 詰替え用パウチの需要増に伴うニーズに対応。独自製品の開発・拡販に注力。
リー関連 市場環境 収益性・成長性
売上高 詰替え用パウチの普及による 詰替え用パウチは多様化で競争厳しく
1,311百万円 需要拡大に期待 耐内容物包材の拡販に期待
精密機器関 エアー緩衝材の用途開発による顧客開拓を図る。環境対応製品の開発に注力。
連その他 市場環境 収益性・成長性
売上高 一般包材は競争厳しい 環境対応製品の開発ニーズが増加
2,293百万円 エアー関連製品は競合尐ない 主要顧客の使用量削減の影響は縮小
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各セグメントの概況：事業の内容及び概況（軽包装材料）
売上高 ： 12,000 百万円 （前期比 2.0 % 増）
軽包装材料
営業利益 ： 397 百万円 （前期比 56.3 % 増）
売上高
15,000
(百万円）
食品用包材は、外出自粛の影響で清涼飲料用パウチが
10,000
12,632
11,760 12,000
低調であった反面、電子レンジ対応食品包材「レンジＤ
ｏ！」が好調で、増収。
5,000
医薬品・医療用包材は、医療機関への外来患者数減尐等
0
第110期 第111期 第112期 の影響で受注が減尐し、減収。
洗剤・トイレタリー用包材は、化粧品関連の不調が続くも、
営業利益 (百万円） ハンドソープ、消毒液等の詰替え用が伸長し、増収。
精密機器その他の包材は、新型コロナの影響により、エ
600
400
200
384 397 アー緩衝材をはじめ全般的に受注が減尐し、減収。
253
0
第110期 第111期 第112期
食品及び洗剤・トイレタリー用包材の販売増により増益。
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各セグメントの概況：事業の内容及び概況（産業資材）
産業資材セグメント
粘着テープ基材及び各種剥離紙の製造・販売
主要顧客 生産拠点
テープ・ラベル製造業 掛川工場ＷＥＳＴ 袋井工場 東邦樹脂工業 シノムラ化学工業
プラスチック製品製造業
電子部品製造業
その他製造業
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各セグメントの概況：事業の内容及び概況（産業資材）
主に粘着テープ用基材（紙ベース）をテープメーカーに販売。
ラミネート紙
市場規模 （推定） 収益性・成長性
売上高 重包装袋：約900百万m2/年 市場は飽和状態
1,536百万円 テープ用 ：約420百万m2/年 クラフトテープの国内生産量は横ばい
主に粘着テープ用基材（布・樹脂クロスベース）をテープメーカーに販売。
ラミネート布・
布粘着テープ 市場規模 （推定） 収益性・成長性
売上高 約200百万m2/年 海外品流入による低価格化が進行
3,002百万円 国内競合メーカー尐なく、シェア安定
養生用テープ向けの需要増加に期待
テープメーカーの他、電子・化学・自動車関連等、ユーザーは多岐にわたる。
剥離紙
市場規模 （推定） 収益性・成長性
約2,700百万m2/年 一般用途は競争激化
売上高
4,428百万円 ＦＰＣ用工程紙、炭素繊維プリプレグ用
工程紙の開発・拡販に注力
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各セグメントの概況：事業の内容及び概況（産業資材）
売上高 ： 8,967 百万円 （前期比 22.8 % 増）
産業資材
営業利益 ： ▲236 百万円 （前期実績 ▲547 百万円）
売上高 （百万円）
10,000 粘着テープ基材については、事業者間の荷動きが低調で
8,000
7,300
8,967
梱包用テープの需要が減尐。自然災害の備えとしての養
6,000 7,045
4,000 生用テープの需要一服の影響を受けるも、昨年10月のシ
2,000 ノムラ化学工業の子会社化により、増収。
0
第110期 第111期 第112期
剥離紙については、新型コロナの影響でＰＯＰラベル関連
が低調。一方、ＦＰＣ（フレキシブルプリント基板）用工程
営業利益
0
(百万円）
紙については、夏以降の回復基調が持続し、受注拡大。
▲ 300
▲ 236
さらにシノムラ化学工業の子会社化により、増収。
▲ 547
▲ 600
▲ 827 シノムラ化学工業の子会社化に伴う利益増加に加え、合
▲ 900
第110期 第111期 第112期
理化の進展と原材料コスト低減により、営業損失縮小。
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各セグメントの概況：事業の内容及び概況（機能性材料）
機能性材料セグメント
機能性プラスチックフィルム（各種表面保護フィルム等）の製造・販売
主要顧客 生産拠点
長鼎電子材料
ＦＰＤ関連メーカー 掛川工場 袋井工場 奈良工場 (蘇州)有限公司
電気製品メーカー
住設機器・建材メーカー
その他製造業
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各セグメントの概況：事業の内容及び概況（機能性材料）
最初に生産を開始したＰＯ系の表面保護フィルムで、用途は多岐にわたる。
サニテクト
市場規模 （推定） 収益性・成長性
売上高 約300百万m2/年 一般用途ではユーザーの海外移転が進み、
2,024百万円 （光学用途） 国内市場は縮小傾向
ＰＣの生産量増加に伴い光学用途が回復
２層押出しによる成膜化によって生産され、低コスト性に優れる。
ＰＡＣ
市場規模 （推定） 収益性・成長性
売上高 約900百万m2/年 偏光板用は一定の需要が見込めるも、品質
1,358百万円 （光学用途） 要求は高度化
強粘着タイプの拡販が課題
ＰＥＴフィルムを基材とし、品質要求レベルの高い用途に使用される。
ＳＡＴ・
粘着加工品 市場規模 （推定） 収益性・成長性
売上高 約450百万m2/年 中国市場での競争激化。顧客の品質要求へ
5,198百万円 （光学用途） の対応力向上が課題
スマートフォン関連は受注量の変動大
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各セグメントの概況：事業の内容及び概況（機能性材料）
売上高 ： 8,581 百万円 （前期比 14.5 % 減）
機能性材料
営業利益 ： 466 百万円 （前期比 4.2 % 減）
売上高
12,000
(百万円）
「サニテクト」については、一般用途の受注は減尐したが、
10,000
8,000
10,873
10,040 テレワーク導入企業の増加により、パソコン向けの受注
8,581
6,000 が増加。ＰＥＴ基材のＮＳタイプも伸長し、増収。
4,000
2,000
0
「ＰＡＣ」及び「ＳＡＴ」については、新型コロナと米中貿易摩
第110期 第111期 第112期
擦の影響を受け、偏光板用及びスマートフォン関連の受
注が減尐。下期に入り若干回復に転じるも、上期の落ち
営業利益 (百万円）
1,500 込みをカバーできず、減収。
1,000
767
合理化と原材料コスト低減により、コスト削減が進展する
500
487 466 も、「ＳＡＴ」の減収が響き、減益。
0
第110期 第111期 第112期
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目 次
3．第113期(2022年3月期)業績予想と今後の施策
翌期業績予想
セグメント別の業績予想
（軽包装材料、産業資材、機能性材料）
利益率の推移と今後の施策
（軽包装材料、産業資材、機能性材料）
設備投資及び研究開発費
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第113期業績予想と今後の施策： 翌期業績予想
（単位：百万円）
2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 売上高 （百万円）
科目／ 対前期 対前期
（第111期） （第112期） （第113期） 40,000
ｾｸﾞﾒﾝﾄ 増減額 増減率
（予想）
30,000
28,700 － －
売上高 29,698 29,986 (31,700) (1,713) (5.7%)
29,698 29,986 28,700
20,000
10,900 － －
軽包装材料 11,760 12,000 (12,400) (399) (3.3%) 10,000
9,800 － －
産業資材 7,300 8,967 (11,300) (2,332) (26.0%)
0
第111期 第112期 第113期
（予想）
機能性材料 10,040 8,581 7,600 ▲981 ▲11.4%
営業利益 （百万円）
その他 596 437 400 ▲37 ▲8.5% 800
営業利益 181 613 630 16 2.7% 600
613 630
400
経常利益 ▲161 906 760 ▲146 ▲16.2%
200
親会社株主に帰属 181
する当期純利益 ▲1,338 1,101 530 ▲571 ▲51.9%
0
※（ ）内は「収益認識に関する会計基準」が適用される前の従来基準に基づく予想値 第111期 第112期 第113期
（予想）
※百万円未満切捨て
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第113期業績予想と今後の施策：セグメント別の業績予想（軽包装材料）
【第113期業績予想】 ※売上高下段は「収益認識に関する会計基準」適用前の予想値
軽包装材料 売上高 ： 10,900 百万円
（12,400 百万円 前期比 3.3 % 増）
営業利益 ： 300 百万円 （前期比 24.4 % 減）
売上高 （百万円）
新型コロナの影響の長期化が予想される中、電子レンジ
15,000
10,000 11,760 12,000
10,900 対応食品包材「レンジＤｏ！」や消毒液、ハンドソープ用
5,000
詰替えパウチは堅調な受注が見込まれる。
0
第111期 第112期 第113期
（予想）
一方、清涼飲料用パウチ、医薬品・医療用包材、化粧品
営業利益 (百万円）
用包材、エアー緩衝材等は、新型コロナが収束するまで
400
397
回復は厳しい状況。
300
300
200 253
実質的に増収を見込むも、春先以降のナフサ価格高止
100
0
まりにより、原材料コスト上昇が見込まれ、減益の見通
第111期 第112期 第113期
（予想）
し。
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第113期業績予想と今後の施策：セグメント別の業績予想（産業資材）
【第113期業績予想】 ※売上高下段は「収益認識に関する会計基準」適用前の予想値
産業資材 売上高 ： 9,800 百万円
（11,300 百万円 前期比 26.0 % 増）
営業利益 ： 0 百万円 （前期実績 ▲236 百万円）
売上高 （百万円）
10,000
テープ用基材については、養生用テープの需要が増加
7,300
8,967
9,800
傾向にあり、増収を見込む。
5,000
剥離紙については、ＦＰＣ用工程紙がＩＴ関連用途で堅調
0
第111期 第112期 第113期
の見込み。自動車部品関連も減産の影響は限定的と見
（予想）
られ、回復の見通し。
営業利益 (百万円）
0 昨年10月のシノムラ化学工業子会社化による売上高の
0
▲ 200
▲ 236
増加が通期にわたって寄与し、増収の見込み。
▲ 400
▲ 600
▲ 547
原材料コスト上昇が見込まれるも、シノムラ化学工業と
第111期 第112期 第113期
（予想）
のシナジー創出で、営業損失解消を見込む。
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第113期業績予想と今後の施策：セグメント別の業績予想（機能性材料）
【第113期業績予想】
機能性材料 売上高 ： 7,600 百万円 （前期比 11.4 % 減）
営業利益 ： 330 百万円 （前期比 29.3 % 減）
売上高 （百万円）
10,000
10,040
「サニテクト」は、光学用途が堅調。中でもＰＥＴ基材のＮ
8,581
7,600
Ｓタイプの引き合いが強く、増収の見込み。
5,000
液晶テレビに使用される偏光板用途の表面保護フィル
0
第111期 第112期 第113期
ムは、中国市場の競争激化により減収を見込む。
（予想）
営業利益 (百万円） スマートフォン関連では需要回復が見込まれるも、新型
500
400 487 466
コロナによる開発案件停滞の影響を受け、受注回復は
300
330
遅れ気味。
200
100
0
液晶テレビ向けの競争激化と開発案件の受注回復の遅
第111期 第112期 第113期 れに原材料コスト上昇が加わり、減益の見通し。
（予想）
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第113期業績予想と今後の施策：利益率の推移と今後の施策（軽包装材料）
営業利益率の推移
6.0% 4.6%
4.0% 3.0% 3.3% 2.8%
2.2%
軽包装材料 2.0%
(2.4%)
0.0%
第109期 第110期 第111期 第112期 第113期
※（ ）内は「収益認識に関する会計基準」適用前の従来基準に基づく利益率 （予想）
■ 市場ニーズと環境の変化に対応し、安定した収益を上げうる体質づくりを進める
内食ブームの持続を背景に、食品メーカーとの協業による「レンジＤｏ！」の採用を
提案するとともに、増産に備え生産体制を強化し、売上拡大を図る。
耐内容物包材やエアー緩衝材については、新たな用途開発や顧客開拓を推進す
るとともに、既存製品の改良・改善を進め、売上回復に努める。
紙、生分解性プラスチック、バイオマスプラスチックを主原料とする環境対応包材
の開発やリサイクルし易いモノマテリアル（単一素材）化に取り組む。
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第113期業績予想と今後の施策：利益率の推移と今後の施策（産業資材）
営業利益率の推移 0.0%
0.0% -2.6%
-5.0% -7.5% (0.0%)
産業資材 -10.0%
-10.9% -11.7%
-15.0%
第109期 第110期 第111期 第112期 第113期
※（ ）内は「収益認識に関する会計基準」適用前の従来基準に基づく利益率 （予想）
■ 高収益分野への展開と生産体制の再構築によって、収益構造の転換を図る
シノムラ化学工業の子会社化により業界トップとなった布テープ基材の生産実績
を活かし、防災用に市場が拡大している養生用テープ向けの需要取込みを狙う。
シノムラ化学工業の子会社化によるＰＭＩを進め、当セグメントの生産体制を最適
化するとともに、開発・生産・販売面でのシナジー創出により収益性向上を図る。
収益性の高いＩＴ関連分野やメディカル分野への製品展開を推進するとともに、炭
素繊維関連製品や環境対応製品の開発に注力する。
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第113期業績予想と今後の施策：利益率の推移と今後の施策（機能性材料）
営業利益率の推移
15.0% 11.2%
10.0% 7.1%
5.4%
機能性材料 5.0%
4.9% 4.3%
0.0%
第109期 第110期 第111期 第112期 第113期
（予想）
■ 技術・品質・顧客対応の強化によって、安定的に高収益を維持する
顧客密着型の開発態勢を継続。コロナ禍においても、顧客との協業関係を可能な
限り維持し、先端分野の技術を研鑽するとともに将来の受注機会を確保する。
液晶テレビ向け表面保護フィルムは中国市場の競争激化により受注拡大が困難。
パソコン・スマートフォン向け需要増の取込みとコストダウンで収益確保を図る。
抗菌・抗ウイルス性を付加した新製品「バイプロテープ」に注力。消費者向けにも
商品展開を図り、新たな収益基盤の確立を目指す。
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第113期業績予想と今後の施策： 設備投資及び研究開発費
（単位：百万円）
2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
科 目 （第111期） （第112期） （第113期） 備 考
（予定）
加工機・検査機の増設・更新、工場建屋
設備投資額 548 658 700 の拡張他
減価償却費 877 757 800 前期投資分及びシノムラ化学分の増加
研究開発費 442 428 440 人件費、試験費、試作費等の増加
※設備投資額は無形固定資産を含まず ※百万円未満切捨て
設備投資額 （百万円） 減価償却費 （百万円） 研究開発費 （百万円）
800 1,200 500
700
1,000 400 442 440
600 658 428
800 877
548 800 300
400 600 757
400 200
200
200 100
0 0 0
第111期 第112期 第113期 第111期 第112期 第113期 第111期 第112期 第113期
（予定） （予定） （予定）
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目 次
4．参考情報
トピックス
基本情報
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参考情報： トピックス １
「ワールドスターコンテスト ２０２１」で初受賞
味の素株式会社様の「スチーミー」（圧力スチームクッキング調味料）
には、当社が「レンジＤｏ！」で培った技術を活かし、同社と共同開発
したパウチが使用されています。
この度、この「スチーミー」が、世界包装機構主催の「ワールドスター
コンテスト ２０２１」においてワールドスター賞を受賞しました。
※ 「ワールドスターコンテスト」とは、世界包装機構（ＷＰＯ：World Packaging Organisation）
が主催し、世界的に優れたパッケージとその技術の開発・普及を目的として毎年開催さ
れる国際パッケージコンテストです。
味の素株式会社様より「スチーミー」の「豚チ
ャーシュー用」に次いで「鶏チャーシュー用」
が新たにラインアップ。
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参考情報： トピックス ２
抗菌・抗ウイルステープを消費者向けに製品化
新製品である抗菌・抗ウイルステープ「バイプロテープ」を一般家庭向けの製品と
して企画・製造し、量販店への供給を開始。
Ｂ ｔｏ Ｃ の事業形態への試みと、コロナ禍のニーズに合致した製品供給を通じて
新たな収益基盤の育成と知名度向上を狙う。
抗菌製品技術協議
会より抗ウイルス加
工製品としてＳＩＡＡ
マーク取得済
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参考情報： 基本情報
2021年3月31日現在
商 号 株式会社 サンエー化研
証 券 コ ー ド 4234 （JASDAQ スタンダード)
設 立 1942年9月 （昭和17年9月）
代 表 者 代表取締役社長 山本 明広
事 業 所 本 社 ： 東京都中央区日本橋本町1-7-4
営 業 拠 点 ： 東京、 大阪、 名古屋
【海外】 台湾、中国上海 （連結子会社 灿櫻（上海）商貿）
生 産 拠 点 ： 静岡、 袋井 （２ヵ所 内１ヵ所は連結子会社 シノムラ化学
工業(株) 本社工場）、 掛川（２ヵ所）、 奈良、野木 （連結子
会社 東邦樹脂工業(株) 本社工場）
【海外】 中国蘇州 （持分法適用会社 長鼎電子材料）
研究開発拠点 ： 掛川
資 本 金 21億76百万円
事 業 内 容 高付加価値プラスチックフィルム・包材の製造・販売
連結従業員数 736名
決 算 期 3月31日
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業績予想は、本資料の発表日現在（6月3日）において入手可能な情報
に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって
予想数値と異なる可能性があります。
お問合せ先
経営企画室
Te l : 0 3 - 3 2 4 1 - 5 7 0 2 F a x : 0 3 - 3 2 4 1 - 5 7 1 9
E-mail:keiki@sun-a-kaken.co.jp
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