4222 児玉化 2019-05-15 15:00:00
中期経営計画の策定に関するお知らせ [pdf]

                                                     2019 年 5 月 15 日
各    位
                                      会 社 名   児玉化学工業株式会社
                                      代表者名    代表取締役社長     豊島    哲郎
                                              (コード:4222 東証第2部)
                                      問合せ先    経理財務部長      大洞    豪将
                                                (TEL:03-3279-4900)



                 中期経営計画の策定に関するお知らせ


 当社は、この度、2019 年度(第 93 期)から 2021 年度(第 95 期)までの 3 ヵ年を実施時期とする「中
期経営計画」を策定しましたのでお知らせいたします。


1.中期経営計画策定の背景
    前中期経営計画は 2016 年度(第 90 期)より 2020 年度(第 94 期)の 5 ヵ年を実施期間とし、当初
3 ヵ年を Phase1「収益拡大による財務基盤の強化を行う収穫期と次なる成長への種まき時期」、後半 2
ヵ年を Phase2「次なる成長の展開時期」と位置付けスタートいたしました。
    しかしながら、2018 年度(第 92 期)の連結営業利益は▲3.5 億円となり、前中期経営計画に掲げた業
績目標は事実上、達成困難という状況となりました。当社はこのような結果に至った事実を真摯に受け
止め、抜本的な改革なくしての業績回復は困難であるとの認識に至り、新たに事業再建のための中期経
営計画を策定することといたしました。


2.前中期経営計画の振り返り
    前中期経営計画の期間中には、自動車部品事業におけるインドネシア撤退、住宅設備・冷機部品事業
における主要販売先の BCP 政策による想定以上の減収、相次いで発生した機械故障による生産効率の低
下等、計画策定時には想定していなかった状況が発生いたしました。
    これはひとえに「投資・撤退等の経営意思の決定・事業管理の甘さ」「生産分野におけるリスク管理
                                  、
の不徹底」が原因であり、ステークホルダーの皆様のご期待に沿うことができなかったことを、ここに
深くお詫び申し上げます。


3.中期経営計画の骨子
    当社は、前中期経営計画の反省を踏まえ、外部コンサルタントを招聘し協力を得、今後の経営につい
て改めて検討を重ねてまいりました。その結果、以下の 3 点を骨子とする中期経営計画を策定いたしま
した。
①   事業ポートフォリオ改革
       販売製品の採算性の見極めを徹底し、不採算事業を縮小する。
       コアとなる自動車部品事業へ経営資源(人員、設備)を重点的に投入する。


②   自動車部品事業での生産安定化および拡販
       住宅設備・冷機部品事業の余剰リソースを自動車部品事業へシフトし、有効活用することによ
        り、生産体制の安定化を図る。
       当社の強みである新技術 GMT・TOM 成形技術、成形~加工までの一貫生産、地理的優位性(自
        動車関連企業の集積地域に隣接)を活かした拡販を図る。
③   管理コスト削減と経営・組織力強化
       経営責任を明確化するとともに、聖域なき管理コストの削減を実施する。
       組織の改廃により業務を効率化するとともに、徹底的なモニタリングにより計画の確実な実現
        を図る。


4.業績目標


                               2021 年度(第 95 期)
               連 結 売 上 高           184 億円
               営   業   利   益        11 億円



                                                 以   上