4221 大倉工 2021-11-12 15:00:00
2021年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年11月12日
上場会社名 大倉工業株式会社 上場取引所 東
コード番号 4221 URL https://www.okr-ind.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長執行役員 (氏名) 神田 進
取締役執行役員 コーポレートセンター
問合せ先責任者 (役職名) (氏名) 福田 英司 TEL 0877-56-1111
財務・経営管理部長
四半期報告書提出予定日 2021年11月12日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2021年12月期第3四半期の連結業績(2021年1月1日∼2021年9月30日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年12月期第3四半期 65,070 10.7 4,594 69.2 4,907 71.7 3,694 95.8
2020年12月期第3四半期 58,780 △8.3 2,715 △4.5 2,858 △0.9 1,886 △21.4
(注)包括利益 2021年12月期第3四半期 4,195百万円 (139.1%) 2020年12月期第3四半期 1,754百万円 (△20.0%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2021年12月期第3四半期 309.72 ―
2020年12月期第3四半期 158.27 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年12月期第3四半期 86,357 52,586 60.9
2020年12月期 82,651 49,094 59.4
(参考)自己資本 2021年12月期第3四半期 52,564百万円 2020年12月期 49,075百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2020年12月期 ― 0.00 ― 60.00 60.00
2021年12月期 ― 0.00 ―
2021年12月期(予想) 70.00 70.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 有
配当予想の修正については、本日(2021年11月12日)公表いたしました「配当予想の修正に関するお知らせ」をご覧ください。
3. 2021年12月期の連結業績予想(2021年 1月 1日∼2021年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 85,500 5.6 5,000 16.7 5,350 18.6 3,200 11.7 268.32
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年12月期3Q 12,414,870 株 2020年12月期 12,414,870 株
② 期末自己株式数 2021年12月期3Q 485,634 株 2020年12月期 491,530 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年12月期3Q 11,926,959 株 2020年12月期3Q 11,920,414 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に掲載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際
の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
なお、上記の業績予想に関する事項については、添付資料の2ページ「当四半期決算に関する定性的情報」をご覧下さい。
大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………… 8
(追加情報) …………………………………………………………………………………………… 8
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………… 9
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大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、円安の加速による好調な輸出などを背景に改善が続きまし
た。また、新型コロナウイルス感染症の影響は継続しつつも、ワクチン接種の進展や新規感染者数の減少をうけ、
今後の経済活動は徐々に正常化していくものと思われます。しかしながら、原油価格や木材価格の上昇に伴う影響
及び依然として続いている半導体不足などの懸念もあり、先行きは不透明な状況となっております。
このような状況のもと、当社グループでは、新規材料事業において光学製品の受注が引き続き好調であったこと
などにより、当第3四半期連結累計期間の売上高は650億7千万円(前年同四半期比10.7%増)となりました。
利益面では、原材料価格上昇の影響はあるものの、売上高の増加及び新規材料事業や建材事業において生産性が
向上したことなどにより、営業利益は45億9千4百万円(前年同四半期比69.2%増)、経常利益は49億7百万円
(前年同四半期比71.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は、36億9千4百万円(前年同四半期比95.8%
増)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
〔合成樹脂事業〕
一般包装用フィルムやごみ袋などの販売数量は減少しましたが、工業用フィルムの需要増加や農業用フィルムの
拡販に努めたことにより、売上高は354億8千3百万円(前年同四半期比2.3%増)となりました。営業利益は、原
材料価格が年初より上昇しているものの、付加価値の高い製品の販売数量の増加や固定費の削減などにより、36億
4千8百万円(前年同四半期比13.0%増)となりました。
〔新規材料事業〕
大型液晶パネル向け光学フィルム及びスマートフォン向けの製品が引続き好調を維持したことにより、売上高は
209億4千6百万円(前年同四半期比30.8%増)となりました。営業利益は売上高の増加及び更なる生産性の向上に
努めた結果、20億6千6百万円(前年同四半期比287.3%増)となりました。
〔建材事業〕
パーティクルボード製品の用途拡大に努め、リフォーム需要を取り込んだ結果、販売数量が増加したことにより、
売上高は50億7千万円(前年同四半期比10.0%増)となりました。営業利益については、パーティクルボード生産の
安定稼働を継続したことにより増加しましたが、原材料価格高騰の影響を受けたことにより、3億5千7百万円
(前年同四半期比50.7%増)となりました。
〔その他〕
ホテル事業において引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けていることにより、宿泊及び宴会などが低
迷したものの、木材加工(プレカット)事業において市場の木材製品不足に伴い一時的に受注が集中したことなど
により売上が増加し、その他全体の売上高は35億7千万円(前年同四半期比2.8%増)となりました。営業利益は売
上高の増加と固定費の削減などにより、1億6千7百万円(前年同四半期比10.4%増)となりました。
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大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ37億6百万円増加し、863億5千7百万円とな
りました。その主な内訳は、たな卸資産の増加21億円、現金及び預金の増加19億1千6百万円、有形固定資産の減
少7億9千9百万円によるものであります。
一方、負債につきましては、仕入債務の増加19億3千7百万円、賞与引当金の増加6億7千8百万円、借入金の
減少19億7千7百万円などにより、前連結会計年度末に比べ2億1千4百万円増加し、337億7千1百万円となりま
した。
また、純資産は、利益剰余金の増加29億7千8百万円などにより、前連結会計年度末に比べ34億9千2百万円増
加し、525億8千6百万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べて1.5ポイント上昇し、60.9%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年7月27日に公表いたしました連結業績予想から変更はありません。
なお、親会社株主に帰属する当期純利益については、2021年7月27日に公表いたしましたとおり、構造改革に伴
う費用の計上を織り込んでおります。
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大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 9,179 11,096
受取手形及び売掛金 20,430 20,677
電子記録債権 4,901 4,656
商品及び製品 3,791 4,717
仕掛品 917 1,033
原材料及び貯蔵品 3,197 4,223
販売用不動産 178 211
その他 588 418
貸倒引当金 △0 △0
流動資産合計 43,184 47,034
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 13,411 13,347
機械装置及び運搬具(純額) 8,784 8,444
土地 5,994 5,795
建設仮勘定 766 573
その他(純額) 519 515
有形固定資産合計 29,476 28,677
無形固定資産 791 765
投資その他の資産
投資有価証券 7,965 8,596
繰延税金資産 628 684
その他 604 599
貸倒引当金 △0 △0
投資その他の資産合計 9,199 9,880
固定資産合計 39,466 39,323
資産合計 82,651 86,357
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大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 15,250 17,188
短期借入金 3,321 2,108
1年内返済予定の長期借入金 962 601
未払金 2,898 2,921
未払法人税等 822 1,182
賞与引当金 ― 678
その他 4,244 3,459
流動負債合計 27,499 28,140
固定負債
長期借入金 1,348 944
繰延税金負債 17 ―
退職給付に係る負債 3,734 3,760
その他 957 926
固定負債合計 6,057 5,630
負債合計 33,557 33,771
純資産の部
株主資本
資本金 8,619 8,619
資本剰余金 9,068 9,070
利益剰余金 29,439 32,417
自己株式 △850 △840
株主資本合計 46,276 49,267
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 2,694 3,139
為替換算調整勘定 161 187
退職給付に係る調整累計額 △56 △29
その他の包括利益累計額合計 2,798 3,297
非支配株主持分 18 21
純資産合計 49,094 52,586
負債純資産合計 82,651 86,357
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大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上高 58,780 65,070
売上原価 49,395 53,577
売上総利益 9,385 11,493
販売費及び一般管理費
販売手数料 49 36
運送費及び保管費 1,975 2,032
給料 1,555 1,559
賞与 277 308
賞与引当金繰入額 162 179
役員報酬 237 242
退職給付費用 107 102
減価償却費 154 145
研究開発費 713 758
貸倒引当金繰入額 △0 △0
その他 1,438 1,534
販売費及び一般管理費合計 6,670 6,898
営業利益 2,715 4,594
営業外収益
受取利息 2 0
受取配当金 106 141
助成金収入 107 132
為替差益 ― 46
雑収入 71 95
営業外収益合計 287 416
営業外費用
支払利息 76 65
為替差損 21 ―
雑損失 46 37
営業外費用合計 144 103
経常利益 2,858 4,907
特別利益
固定資産売却益 0 335
投資有価証券売却益 9 13
特別利益合計 9 348
特別損失
固定資産除売却損 92 84
投資有価証券評価損 59 ―
特別退職金 ― 0
臨時休業による損失 35 ―
特別損失合計 187 85
税金等調整前四半期純利益 2,681 5,170
法人税、住民税及び事業税 914 1,744
法人税等調整額 △123 △268
法人税等合計 790 1,475
四半期純利益 1,890 3,694
非支配株主に帰属する四半期純利益 3 0
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,886 3,694
6
大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
四半期純利益 1,890 3,694
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △169 445
為替換算調整勘定 △2 28
退職給付に係る調整額 36 27
その他の包括利益合計 △135 500
四半期包括利益 1,754 4,195
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 1,751 4,192
非支配株主に係る四半期包括利益 3 2
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大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用)
当社及び国内連結子会社は、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において創設され
たグループ通算制度への移行及びグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行われた項目
については、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」(実務
対応報告第39号 2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業
会計基準適用指針第28号 2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰延税金負債の額に
ついて、改正前の税法の規定に基づいております。
(新型コロナウイルスの感染拡大に伴う会計上の見積りについて)
前連結会計年度の有価証券報告書の(追加情報)に記載した新型コロナウイルス感染症の今後の広がり方や
収束時期等を含む仮定について重要な変更はありません。
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大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年9月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
合計
合成樹脂 新規材料 (注)1 (注)2 計上額
建材事業 計 (注)3
事業 事業
売上高
外部顧客への売上高 34,680 16,016 4,610 55,307 3,472 58,780 ― 58,780
セグメント間の内部
2 ― 15 18 490 508 △508 ―
売上高又は振替高
計 34,683 16,016 4,626 55,326 3,963 59,289 △508 58,780
セグメント利益 3,229 533 237 4,000 151 4,151 △1,436 2,715
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ホテル事業、木材加工事業、宅
地造成及び建物建築事業、情報処理システム開発事業ならびに不動産賃貸事業等を含んでおります。
2.セグメント利益の調整額△1,436百万円には、セグメント間取引消去△1百万円、各報告セグメントに配分
していない全社費用△1,435百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一
般管理費であります。
3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2021年1月1日 至 2021年9月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
合計
合成樹脂 新規材料 (注)1 (注)2 計上額
建材事業 計 (注)3
事業 事業
売上高
外部顧客への売上高 35,483 20,946 5,070 61,500 3,570 65,070 ― 65,070
セグメント間の内部
2 ― 27 29 563 593 △593 ―
売上高又は振替高
計 35,486 20,946 5,097 61,530 4,133 65,664 △593 65,070
セグメント利益 3,648 2,066 357 6,072 167 6,239 △1,645 4,594
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ホテル事業、木材加工事業、宅
地造成及び建物建築事業、情報処理システム開発事業ならびに不動産賃貸事業等を含んでおります。
2.セグメント利益の調整額△1,645百万円には、セグメント間取引消去△1百万円、各報告セグメントに配分
していない全社費用△1,643百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一
般管理費であります。
3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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