4221 大倉工 2021-05-14 15:30:00
2021年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月14日
上場会社名 大倉工業株式会社 上場取引所 東
コード番号 4221 URL https://www.okr-ind.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長執行役員 (氏名) 神田 進
取締役執行役員 コーポレートセンター
問合せ先責任者 (役職名) (氏名) 福田 英司 TEL 0877-56-1111
財務・経営管理部長
四半期報告書提出予定日 2021年5月14日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2021年12月期第1四半期の連結業績(2021年1月1日∼2021年3月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年12月期第1四半期 20,483 5.9 1,786 97.8 1,936 108.4 1,339 106.4
2020年12月期第1四半期 19,348 △9.0 903 △22.8 929 △19.4 649 △46.5
(注)包括利益 2021年12月期第1四半期 1,952百万円 (―%) 2020年12月期第1四半期 △8百万円 (―%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2021年12月期第1四半期 112.36 ―
2020年12月期第1四半期 54.49 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年12月期第1四半期 81,640 50,330 61.6
2020年12月期 82,651 49,094 59.4
(参考)自己資本 2021年12月期第1四半期 50,310百万円 2020年12月期 49,075百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2020年12月期 ― 0.00 ― 60.00 60.00
2021年12月期 ―
2021年12月期(予想) 0.00 ― 60.00 60.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2021年12月期の連結業績予想(2021年 1月 1日∼2021年12月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第2四半期(累計) 39,200 2.8 1,800 △11.0 1,850 △13.1 1,250 △9.6 104.84
通期 82,500 1.9 4,100 △4.3 4,250 △5.8 2,800 △2.3 234.83
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年12月期1Q 12,414,870 株 2020年12月期 12,414,870 株
② 期末自己株式数 2021年12月期1Q 491,842 株 2020年12月期 491,530 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年12月期1Q 11,923,190 株 2020年12月期1Q 11,915,201 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に掲載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際
の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
なお、上記の業績予想に関する事項については、添付資料の2ページ「当四半期決算に関する定性的情報」をご覧下さい。
大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………… 8
(追加情報) …………………………………………………………………………………………… 8
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………… 9
1
大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響が継続しつつも、円安の
加速により好調な輸出などを背景に改善が見られました。また、足元では変異ウイルスの影響などにより新型コロ
ナウイルス感染が再拡大しているものの、ワクチン接種の開始による経済活動の正常化に向けた動きもあり、緩や
かな上向き傾向が続くと考えられます。しかしながら、原油価格の上昇や世界的な半導体不足などの影響もあり、
先行きの不透明な状況が続いております。
このような状況のもと、当社グループでは、新型コロナウイルス感染拡大の影響が続いているものの、新規材料
事業において受注が好調であったことにより、当第1四半期連結累計期間の売上高は204億8千3百万円(前年同四
半期比5.9%増)となりました。
利益面では、売上高の増加及び合成樹脂事業において原料構成により変動コストが低位で推移したことや新規材
料事業において生産性が向上したことなどにより、営業利益は17億8千6百万円(前年同四半期比97.8%増)、経
常利益は19億3千6百万円(前年同四半期比108.4%増)となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は13億
3千9百万円(前年同四半期比106.4%増)となりました。
セグメント別の経営成績は次のとおりであります。
〔合成樹脂事業〕
自動車及び工業用途の包装用フィルムで回復基調にあるものの、新型コロナウイルスによる景気後退の影響を受
けた一般包装用フィルムなどの販売数量が大きく減少し、売上高は118億3千万円(前年同四半期比1.7%減)とな
りました。一方、営業利益は、原料構成により変動コストが低位で推移したことや付加価値の高い製品の販売数量
が増加したことなどにより、14億9千7百万円(前年同四半期比32.8%増)となりました。
〔新規材料事業〕
大型液晶パネル向け光学フィルムが引続き好調を維持したこと及び、スマートフォン向け製品が好調に推移した
ことにより、売上高は59億4千7百万円(前年同四半期比32.2%増)となりました。営業利益は売上高の増加及び
生産性の向上・固定費削減に努めた結果、5億8千5百万円(前年同四半期比521.4%増)となりました。
〔建材事業〕
新型コロナウイルス感染拡大の影響などにより新設住宅着工戸数が減少し、フロア関連向けパーティクルボード
の需要が回復してはいないものの、需要減を見据えたパーティクルボード製品の用途拡大に努めた結果、販売数量
が増加したことにより、売上高は16億4千9百万円(前年同四半期比1.6%増)となりました。営業利益はパーティ
クルボード生産の安定稼働継続と生産性の向上に加え固定費の削減により、1億6千7百万円(前年同四半期比
99.7%増)となりました。
〔その他〕
ホテル事業において新型コロナウイルス感染拡大の影響などを受け、宿泊及び宴会などが低調に推移しているこ
となどにより、その他全体の売上高は10億5千7百万円(前年同四半期比11.7%減)となりました。営業利益は固
定費を削減したものの売上高の減少が大きかったことなどにより、4千5百万円(前年同四半期比33.8%減)とな
りました。
2
大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第1四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第1四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ10億1千1百万円減少し、816億4千万円とな
りました。その主な内訳は、売上債権の減少20億1千6百万円、投資有価証券の増加8億3千9百万円によるもの
であります。
一方、負債につきましては、仕入債務の減少11億3千5百万円、借入金の減少7億7千4百万円などにより、前
連結会計年度末に比べ22億4千7百万円減少し、313億9百万円となりました。
また、純資産は、利益剰余金の増加6億2千4百万円、その他有価証券評価差額金の増加5億8千4百万円など
により、前連結会計年度末に比べ12億3千6百万円増加し、503億3千万円となりました。
以上の結果、自己資本比率は前連結会計年度末に比べて2.3ポイント上昇し、61.6%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
第1四半期連結累計期間における当社グループの業績は「(1)経営成績に関する説明」に記載のとおり好調に
推移しましたが、第2四半期連結会計期間以降、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、国内市場の動向が不
透明であるため、2021年2月12日に公表いたしました連結業績予想を据え置いております。
3
大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 9,179 9,136
受取手形及び売掛金 20,430 18,946
電子記録債権 4,901 4,368
商品及び製品 3,791 4,028
仕掛品 917 928
原材料及び貯蔵品 3,197 3,436
販売用不動産 178 190
その他 588 557
貸倒引当金 △0 △0
流動資産合計 43,184 41,593
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 13,411 13,240
機械装置及び運搬具(純額) 8,784 8,615
土地 5,994 5,994
建設仮勘定 766 930
その他(純額) 519 483
有形固定資産合計 29,476 29,264
無形固定資産 791 824
投資その他の資産
投資有価証券 7,965 8,805
繰延税金資産 628 548
その他 604 603
貸倒引当金 △0 △0
投資その他の資産合計 9,199 9,957
固定資産合計 39,466 40,046
資産合計 82,651 81,640
4
大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 15,250 14,114
短期借入金 3,321 2,948
1年内返済予定の長期借入金 962 695
未払金 2,898 3,178
未払法人税等 822 654
賞与引当金 ― 585
その他 4,244 3,235
流動負債合計 27,499 25,412
固定負債
長期借入金 1,348 1,213
繰延税金負債 17 11
退職給付に係る負債 3,734 3,737
その他 957 934
固定負債合計 6,057 5,897
負債合計 33,557 31,309
純資産の部
株主資本
資本金 8,619 8,619
資本剰余金 9,068 9,068
利益剰余金 29,439 30,063
自己株式 △850 △851
株主資本合計 46,276 46,900
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 2,694 3,278
為替換算調整勘定 161 179
退職給付に係る調整累計額 △56 △47
その他の包括利益累計額合計 2,798 3,410
非支配株主持分 18 20
純資産合計 49,094 50,330
負債純資産合計 82,651 81,640
5
大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第1四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 19,348 20,483
売上原価 16,176 16,475
売上総利益 3,172 4,008
販売費及び一般管理費
販売手数料 20 13
運送費及び保管費 680 670
給料 515 508
賞与引当金繰入額 161 148
役員報酬 72 82
退職給付費用 36 34
減価償却費 53 46
研究開発費 239 230
貸倒引当金繰入額 △0 △0
その他 490 488
販売費及び一般管理費合計 2,269 2,221
営業利益 903 1,786
営業外収益
受取利息 1 0
受取配当金 2 31
為替差益 ― 38
助成金収入 46 96
雑収入 25 32
営業外収益合計 75 200
営業外費用
支払利息 26 23
為替差損 6 ―
雑損失 16 26
営業外費用合計 49 50
経常利益 929 1,936
特別利益
固定資産売却益 0 0
特別利益合計 0 0
特別損失
固定資産除売却損 14 39
特別退職金 ― 0
特別損失合計 14 40
税金等調整前四半期純利益 914 1,896
法人税、住民税及び事業税 437 738
法人税等調整額 △172 △181
法人税等合計 264 556
四半期純利益 649 1,339
非支配株主に帰属する四半期純利益 0 0
親会社株主に帰属する四半期純利益 649 1,339
6
大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第1四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
四半期純利益 649 1,339
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △665 584
為替換算調整勘定 △5 19
退職給付に係る調整額 12 9
その他の包括利益合計 △658 612
四半期包括利益 △8 1,952
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 △8 1,951
非支配株主に係る四半期包括利益 0 1
7
大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用)
当社及び国内連結子会社は、「所得税法等の一部を改正する法律」(令和2年法律第8号)において創設され
たグループ通算制度への移行及びグループ通算制度への移行にあわせて単体納税制度の見直しが行われた項目
については、「連結納税制度からグループ通算制度への移行に係る税効果会計の適用に関する取扱い」(実務
対応報告第39号 2020年3月31日)第3項の取扱いにより、「税効果会計に係る会計基準の適用指針」(企業
会計基準適用指針第28号 2018年2月16日)第44項の定めを適用せず、繰延税金資産及び繰延税金負債の額に
ついて、改正前の税法の規定に基づいております。
(新型コロナウイルスの感染拡大に伴う会計上の見積りについて)
前連結会計年度の有価証券報告書の(追加情報)に記載した新型コロナウイルス感染症の今後の広がり方や
収束時期等を含む仮定について重要な変更はありません。
8
大倉工業株式会社(4221) 2021年12月期 第1四半期決算短信
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年3月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
合計
合成樹脂 新規材料 (注)1 (注)2 計上額
建材事業 計 (注)3
事業 事業
売上高
外部顧客への売上高 12,030 4,497 1,623 18,150 1,198 19,348 ― 19,348
セグメント間の内部
0 ― 4 5 154 159 △159 ―
売上高又は振替高
計 12,031 4,497 1,628 18,156 1,352 19,508 △159 19,348
セグメント利益 1,127 94 83 1,305 68 1,374 △471 903
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ホテル事業、木材加工事業、宅
地造成及び建物建築事業、情報処理システム開発事業ならびに不動産賃貸事業等を含んでおります。
2.セグメント利益の調整額△471百万円には、セグメント間取引消去△2百万円、各報告セグメントに配分し
ていない全社費用△469百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管
理費であります。
3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2021年1月1日 至 2021年3月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
合計
合成樹脂 新規材料 (注)1 (注)2 計上額
建材事業 計 (注)3
事業 事業
売上高
外部顧客への売上高 11,830 5,947 1,649 19,426 1,057 20,483 ― 20,483
セグメント間の内部
0 ― 8 9 175 185 △185 ―
売上高又は振替高
計 11,830 5,947 1,658 19,436 1,232 20,668 △185 20,483
セグメント利益 1,497 585 167 2,250 45 2,296 △509 1,786
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、ホテル事業、木材加工事業、宅
地造成及び建物建築事業、情報処理システム開発事業ならびに不動産賃貸事業等を含んでおります。
2.セグメント利益の調整額△509百万円には、セグメント間取引消去△1百万円、各報告セグメントに配分し
ていない全社費用△508百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管
理費であります。
3.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
9