4221 大倉工 2021-02-24 10:00:00
2020年12月期 決算説明資料 [pdf]

  2020年12月期
  決算説明資料
  大倉工業株式会社
2021年2月24日

  代表取締役社長執行役員
         神田 進




                1
        CONTENTS
01. 当社の概要
02.   2020年12月期決算の概要
03.   2021年12月期の業績予想
04.   中長期ビジョン
                          経営理念      人ひとりを大切に
05.   ESG推進活動                        地域社会への貢献
                                      お客様を第一に

06.   参考資料                 ビジョン         要素技術を通じて、新たな価値を創造し、
                           Next 10       お客様から選ばれるソリューションパートナー
                     次の10年に向けて「ありたい姿」       ~ お客様の価値向上と社会課題の解決に貢献し、
                                                 事業を通じて、社会・環境価値を創出する ~

                       事業         CSR
                 CSRとの整合性を持った活動 事業を通じて実現
                   中期経営計画        CSR基本方針
                   年度事業計画         ESG経営
                     社訓          大倉工業倫理綱領
                日々向上 創意工夫 同心協力     行動の7原則
                                                                     22
    当社の概要




1           3
        当社の概要
社           名   大倉工業株式会社 Okura Industrial Co.,Ltd.
本 社 所 在     地   香川県丸亀市中津町1515番地
代    表      者   代表取締役社長執行役員 神田 進
設           立   1947年7月11日
資    本      金   86億1千9百万円
従 業 員       数   2,005名 (連結)、1,057名 (単体)
発 行 済 株 式   数   12,414,870株
株 主 総       数   11,046名
主 な 事       業   〔合成樹脂〕ポリエチレンフィルム製品、ポリプロピレンフィルム製品等
                〔新規材料〕光学機能性フィルム製品等
                〔建     材〕パーティクルボード、加工合板等
事   業       所   本社、東京支店、名古屋支店、大阪支店、九州支店、広島営業所
                丸亀第四工場、丸亀第五工場、仲南工場、詫間工場
子   会       社   連結子会社〔日本:12社、海外:1社〕
                ㈱関西オークラ、            ㈱関東オークラ、        ㈱九州オークラ、
                ㈱埼玉オークラ、            ㈱オークラプロダクツ、 オークラホテル㈱、
                ㈱オークラプレカットシステム、オークラ情報システム㈱、㈱オークラハウス、
                ㈱ユニオン・グラビア、         ㈱オークラパック香川、 ㈱カントウ、
                無錫大倉包装材料有限公司
                非連結子会社 1社 大倉産業㈱                    【2020年12月末現在】
                                                                   4
   事業紹介

合成樹脂事業
 パッケージング
 産業機能材
 一般包材
 アグリマテリアル


新規材料事業
 機能材料

 電子材料

 光学材料
            5
     事業紹介

建材事業
 パーティクルボード(素板)

 住環境




その他事業
 ホテル事業   :オークラホテル株式会社
 情報処理事業:オークラ情報システム株式会社
 住宅事業    :株式会社オークラハウス
 プレカット事業:株式会社オークラプレカットシステム

                             6
             当社の事業所とグループ会社


         コーポレートセンター    丸亀第四工場
             R&Dセンター   丸亀第五工場
新規材料事業部 (A・C・D・E・F棟)   新規材料事業部 (B棟)
          合成樹脂事業部
              建材事業部

           詫間工場
                                                         グループ会社
                                                         ㈱関西オークラ(滋賀県)
                                                         ㈱関東オークラ(静岡県)
                                                         ㈱九州オークラ(熊本県)
                                                         ㈱埼玉オークラ(埼玉県)
                                                         ㈱ オークラプロダクツ
                                                         オークラホテル㈱
                       仲南工場                              ㈱ オークラプレカットシステム
                       新規材料事業部 (G棟)                      オークラ情報システム㈱
                                                         ㈱ オークラハウス
                                                         ㈱ ユニオン・グラビア
                                                         ㈱ オークラパック香川
                                                         ㈱カントウ(埼玉県)
                                                         無錫大倉包装材料有限公司
                                                         尤妮佳包装材料(天津)有限公司
                                                         大倉産業㈱
                                                         オー・エル・エス㈲
                                                  東京支店   大友化成㈱
                                                         大宝㈱
                                                         中讃ケーブルビジョン㈱
                                          名古屋支店                    ※(香川県)所在地省略

                                       大阪支店
               九州支店
                               広島営業所

                                                                            7
     当社の強み

材料設計開発         加工技術
ポリマーブレンドアロイ     製膜、延伸、塗工、印刷、
有機無機ハイブリッド      貼合、加圧、抽出、+α
重合、多層化




     用途・形態・使用条件にマッチした材料と
     製造プロセスでお客様のご要求に対応
                               8
   当社の強み

さまざまな分野・業界への
               様々な業界のお客様とのお取引により
製品対応力          多様化するニーズにマッチした製品を
               高い技術力生かし供給し続けています。




                                    9
           事業セグメント別、業界・用途別売上高比率

           その他関連事業
             47億円              医薬・医療
  建材事業       5.9%    合成樹脂事業       1.6%
    62億円                      自動車     その他
                      465億円
      7.7%                     1.6%
                      57.4%           6.7%
                                 アグリ
                                  5.6%         電子・光学材料
                               工業材料             (部品)
                                   5.8%            33.8%
              売上高
                               生活日用品
               809            (非食品全般)
新規材料事業         億円              12.8%
 234億円
   28.9%                          建材・住環境       食品・飲料
                                       15.9%    16.2%


     事業セグメント別売上高比率             業界・用途別売上高比率
         (2020年)                  (2020年)


                                                           10
    2020年12月期決算の概要




2                    11
連結業績




       12
       連結業績

 新型コロナウイルス感染拡大による影響
          需要増                 需要減
          ・衛生材料用詰替えパウチ袋        ・建材用保護フィルム
合成樹脂事業    ・食品トレー包装用ガスバリア       ・建装材用フィルム
           フィルム                ・自動車部品用フィルム
                               ・業務用液体物流容器

          需要増                 需要減
          ・PC、タブレット用光学フィルム     ・プリンター部材
新規材料事業    ・テレビ用光学フィルム          ・プロジェクター用偏光板
                               ・自動車部品用機能性フィルム

          需要増                 需要減
建材事業       ・輸入基材代替パーティクルボード    ・フロア用パーティクルボード

                              需要減
その他関連事業                        ・ホテル事業(宿泊、宴会)
                               ・ハウス事業(営業できず)
                                                13
               連結売上高 連結営業利益

               【売上高】                           【営業利益】
(億円)
1000    第1四半期           第2四半期           第1四半期          第2四半期
        第3四半期           第4四半期    (億円)   第3四半期          第4四半期
       853.6    809.5    850.0 50                               ›
                                                                ➢ 第3四半期までは、新型コロ
 800                                            42.8              ナウイルス感染拡大による
       212.9                                            39.0
                221.7
                                 40     37.1                      市場縮小の影響を受け、売
                         445.0                  15.7              上高は減少した。
 600                                    8.7
       217.5                     30
                206.3                                   23.0
                                        6.8     6.9             ›
                                                                ➢ 第4四半期は売上高、営業
 400
                                 20                               利益ともに前年を上回った。
       210.4
                187.9                   9.8
                                                11.1
 200                     405.0
                                 10
                                                        16.0    ›
                                                                ➢ 通年に渡り、変動コストが低
       212.6    193.4                   11.6                      位で推移した。
                                                9.0
   0                              0
       2019     2020    2020計画          2019    2020   2020計画

       前年比 △5.2%                        前年比 +15.2%

                                                                                  14
       連結損益計算書
                                                  (億円)
             2019年   2020年   増減額           主な内訳

売上高          853.6   809.5   △44.0
営業利益          37.1    42.8    +5.6
  営業外収益        3.1     4.0    +0.8
  営業外費用        1.4     1.8    +0.3

経常利益          38.9    45.0    +6.1
  特別利益         1.9     0.1    △1.8   (前期)固定資産売却益1.9
                                     (当期)投資有価証券評価損2.9
  特別損失         6.1     4.3    △1.7   (当期)臨時休業による損失 0.3
税金等調整前
当期純利益         34.7    40.8    +6.1

  法人税等         5.7    12.1    +6.4   税務調整により変動
親会社株主に帰属する
              28.9    28.6    △0.3
当期純利益
                                                         15
     連結営業利益の増減内訳
【営業利益の増減内訳】
                                         前年比    (百万円)
                                         +566


                                  +622
         △1,661          +2,355

                  △799
 3,719                                   4,286


         販売数量     販売単価   売上原価     販管費
 2019年    減         減      減       減     2020年




                                                        16
         連結貸借対照表
                                                      (億円)
           2019期末    2020期末     増減額           主な内訳
(資産の部)
 流 動 資 産     425.6     431.8     +6.2   現金及び預金 +15.7
                                        たな卸資産   △7.6
 固 定 資 産     409.2     394.6    △14.5   有形固定資産 △15.1

資 産 合 計     834.8     826.5     △8.2
(負債の部)
 流 動 負 債     307.5     274.9    △32.5   借入金   △26.8
 固 定 負 債      62.8      60.5     △2.2   未払金   △11.5

負 債 合 計     370.3     335.5 △34.8
(純資産の部)
                                        利益剰余金   +22.0
純資産合計       464.4     490.9 +26.5       有価証券評価差額金+3.6

   ROE        6.4%       6.0%
 自己資本比率      55.6%      59.4%
                                                             17
    連結キャッシュ・フロー計算書

                       (億円)

             2019年   2020年    › 営業キャッシュ・フロー
                                減価償却費    +48.3億円
現金及び現金同等物                      税金等調整前当期純利益

  期首残高
              74.3    76.0             +40.8億円
                               売上債権の減少 +1.1億円
営業活動による                        仕入債務の減少 △3.3億円
              71.1    92.9     たな卸資産の減少 +7.7億円
 キャッシュ・フロー
投資活動による                       › 投資キャッシュ・フロー
             △55.6   △43.5      製造装置等の有形固定資産の
 キャッシュ・フロー
                                取得による資金の減少
財務活動による
             △13.7   △33.4    › 財務キャッシュ・フロー
 キャッシュ・フロー
                                配当金の支払 △6.5億円
現金及び現金同等物                       借入金の減少 △26.8億円
  期末残高
              76.0    91.7


                                                   18
各セグメントの業績




            19
               合成樹脂事業
           【売上高】                          【営業利益】
(億円)                             (億円)
600     第1四半期           第2四半期
                                  60    第1四半期          第2四半期
        第3四半期           第4四半期           第3四半期          第4四半期    › 建材用途フィルム、自動車
       493.1   465.0     510.0
                                                                 及び工業用途のフィルムが
                                  50            44.5
                                                                 減少。
       124.1                            36.4            37.5
400             118.2
                                  40
                         260.0                  12.2            › 衛生材料向け詰替え用パウ
       122.6                            9.3
                                                                 チ袋が増加。
                109.6             30
                                                9.1     19.5
                                        8.8                     › 原料構成により変動費が低
200                               20
       123.0    116.8                           11.8
                                                                 位で推移。
                         250.0          9.0
                                  10                    18.0    › 付加価値の高い製品の販売
       123.6    120.3                           11.2
                                        9.2                      数量が増加。
  0                                0
       2019     2020    2020計画          2019    2020   2020計画

       前 年 比 △5.7%                      前 年 比 +22.4%

                                                                                 20
         合成樹脂事業
 【製品別売上高】                                        (百万円)

                                  2020年       前年比
 パ ッ ケ ー ジ ン グ B U                17,873      △1.5%
     シ ュ リ ン ク フ ィ ル ム              9,074      △1.6%
      (内、食品トレー包装用ガスバリアフィルム)         (1,585)   (+11.3%)

     軟            包           材     7,167      △0.5%
      (内、衛生材料用詰替えパウチ袋)              (1,586)   (+28.6%)

     リ キ ッ ド パ ッ ク                  1,632      △5.1%
 産   業   機    能       材   B   U    5,466      △9.2%
 一   般    包       材       B   U   17,982      △10.4%
 ア グ リ マ テ リ ア ル B U               4,485      +0.2%
 そ            の               他      694      +14.4%
 合                            計   46,501      △5.7%
➢ 環境対応製品(生分解・バイオマス) 852百万円 前年比+42.6%
                                                         21
    合成樹脂事業

【営業利益の増減内訳】

                                    前年比
                                    +816
 (百万円)

         △832   △255 +1,712 +191


 3,642                              4,458


         販売数量   製品価格   売上原価   販管費
2019年                          減
                                    2020年
           減      減      減




                                            22
               新規材料事業
              【売上高】                       【営業利益】
(億円)                            (億円)
300     第1四半期          第2四半期
                                 30     第1四半期          第2四半期
        第3四半期          第4四半期            第3四半期          第4四半期
                                                                › 機能性フィルム
       229.1   234.2
                                                                 コロナ影響により、自動車関
                        215.0
                                                                 連、OA機器向け機能材料製
200    56.4     74.0             20                              品が減少。
                        120.0
       63.1                                             13.0    › 光学フィルム
                                       11.1     11.3
                69.9                                             大型液晶パネル向け光学フィ
100                              10     2.0                      ルムは堅調に推移。
       55.0                             1.3     6.0      9.0
                45.2
                        95.0
                                        3.5
                                                1.4
                                                                › 第4四半期は、売上高、営業
       54.4     44.9                    4.1      2.9     4.0     利益ともに前年を大幅に上
  0                               0              0.9             回った。
       2019     2020   2020計画          2019     2020   2020計画

       前年比        +2.2%                前 年 比 +2.1%

                                                                                23
    新規材料事業


【BU別売上高】                         (百万円)

                      2020年     前年比

第 1 B U ( 機 能 材 料 )    2,171   △22.0%

第2BU(電子材料-加工)         12,563   +18.7%

第3BU(光学材料-製膜延伸)        6,273   +20.5%

商          品     他     2,415   △44.3%

合                計    23,424   +2.2%




                                         24
     新規材料事業
【営業利益の増減内訳】

                                     前年比
  (百万円)                              +24



          △219   △427   +668   +3
  1,110                              1,134


          販売数量   製品価格   売上原価   販管費
  2019年     減      減      減     減    2020年




                                             25
                 建材事業
               【売上高】                       【営業利益】
(億円)                             (億円)
100      第1四半期          第2四半期
                                  10     第1四半期          第2四半期
         第3四半期          第4四半期            第3四半期          第4四半期
                                                                 › フロア関連向けパーティクルボード
       74.1                                                       消費増税及びコロナ影響によ
 80                                8
                 62.5
                         70.0                                     り、販売数量が大きく減少。
        17.9
 60                                6                             › 南洋材合板化粧板等
                 16.4    35.0           4.6                       前年6月に規格品の販売を、
        18.5                                              4.5
                                                 3.7              本年上期に一部の建築資材
 40              15.0              4     0.7
                                                                  商品の販売を終了したことに
                                         1.0              2.5
        17.6                                     1.3              より、売上高が減少。
                 14.8
 20                                2     1.1
                         35.0                    0.8
        20.0                                     0.7      2.0
                 16.2                    1.6
                                                 0.8
  0                                0
        2019     2020   2020計画          2019     2020   2020計画

       前 年 比 △15.6%                     前 年 比 △20.1%

                                                                                  26
       建材事業



【製品別売上高】                            (百万円)

                         2020年    前年比
パ ー テ ィ ク ル ボ ー ド 素 板    3,155     +9.1%

パーティクルボードフロア             1,793    △27.1%

住 環 境( 建装 材 、 商品を含む )    1,306    △36.6%
    (内、パーティクルボード基材加工品)    (956)   (△1.4%)

合                   計    6,254    △15.6%




                                            27
    建材事業

【営業利益の増減内訳】


 (百万円)                              前年比
                                    △93

         △287                 +88
  465                  +223         372
                △117

         販売数量   販売単価   売上原価   販管費
 2019年     減      減      減     減    2020年




                                            28
                その他関連事業
              【売上高】                          【営業利益】
(億円)                            (億円)
 70     第1四半期          第2四半期
                                 7     第1四半期          第2四半期
        第3四半期          第4四半期           第3四半期          第4四半期    › ホテル事業
 60    57.2             55.0                                    コロナ影響により、宿泊や宴会
                                 6
                                       5.3              5.0     が落ち込み、売上高が大幅に
 50    14.4     47.7                                            減少。
                                 5
                                       1.5
                13.0
 40                     30.0     4                             › 住宅・プレカット事業
       13.2                                             2.5
                                       0.7
                                               2.5              コロナ影響により、住宅着工戸
 30                              3
                11.7                                            数が減少。
       14.6                            1.6
 20                              2
                11.0                           1.0             › 情報処理事業
                        25.0                   0.3      2.5     調剤薬局向け調剤鑑査システ
 10                              1
       14.8                                    0.5
                11.9                   1.4                      ムの販売が堅調。
                                               0.6
  0                              0
       2019     2020   2020計画          2019    2020   2020計画

       前 年 比 △16.6%                    前 年 比 △51.6%

                                                                                 29
    その他関連事業

【事業別売上高】                                           (百万円)

                                        2020年     前年比

ホ       テ           ル       事       業      509   △62.2%
情   報           処       理   事       業    1,198   +2.7%
住           宅           事           業      851   △6.6%

プ   レ       カ       ッ   ト       事   業    2,656   △2.2%

賃           貸           事           業      733   △5.7%

消       去           ・       組       替   △1,170      -

合                                   計    4,778   △16.6%



                                                           30
    2021年12月期 業績予想




3                    31
         2021年業績予想
     市場、市況の想定
›   GDP成長率
     2020年実質GDP成長率△4.8%
     2021年実質GDP成長率+3.7%(予測)
     2021年国内需要は緩やかに回復も2019年(コロナ前)までは戻らず。

›   当社関連事業の需要想定
     ①衛生材料、内食用、ネット通販関連の包装フィルムは引き続き堅調。
     ②ディスプレー用光学フィルムは、堅調に推移すると想定。
     ③住宅着工戸数は、前年比△9.9%の2020暦年(81.5万戸)から、
      緩やかに回復するも微増にとどまる。

›   原油・ナフサ価格は上昇
     国産ナフサ価格
     2020年4Q:31,300円/KL、1Q:37,500円/KL、2Q:40,000円/KL

                                                      32
             国産ナフサ価格及び為替の足下での動向
         赤線:ナフサ価格              青線:為替(円/㌦)
円/KL                                                                                      円/ドル

60,000                  2020年                                   2021年                     115.0

55,000
          108.9                                                                           110.0
50,000                107.6
         44,800                 106.2             106.0     106.0      106.0      106.0
45,000                                    104.5                                           105.0
                                                                                 42,000
                                                           40,000     41,000
40,000                                            37,500

35,000                                                                                    100.0
                                        31,300
                               30,200             1Q予想              2Q予想
30,000
                      25,000                      37,500円/KL        40,000円/KL            95.0
25,000                           2020年4Q
         2020 年平均                31,300円/KL
20,000   32,800円/KL                                                                       90.0
          1Q          2Q        3Q        4Q      1Q           2Q       3Q        4Q

  2020年 1Q:44,800円/KL(確報値)              2Q:25,000円/KL(確報値)              ※折れ線グラフ中の点線の値は
        3Q:30,200円/KL(確報値)              4Q:31,300円/KL(速報値)               当社予想値。
  2021年 1Q:37,500円/KL(予想値)              2Q:40,000円/KL(予想値)
        3Q:41,000円/KL(予想値)              4Q:42,000円/KL(予想値)                                        33
     2021年業績予想
                                        (億円)
                     2020年    2021年
                                       前年比
                     実   績    予   想
 売       上       高    809.5    825.0   +1.9%

 営   業       利   益     42.8     41.0   △4.3%

 経   常       利   益     45.0     42.5   △5.8%
 親会社株主に帰属する
 当 期 純 利 益             28.6     28.0   △2.3%

 設   備       投   資     36.9     46.0 +24.4%
 減 価 償 却 費             48.3     46.0   △4.9%

 償却前経常利益               93.4     88.5   △5.3%

➢ 売上高はすべての事業セグメントで増加するものの、利益面では原材料価格
  の上昇と研究開発費の増加などにより、前年を下回る予想。

                                               34
            設備投資(工事ベース)及び減価償却費
             合成樹脂事業                     新規材料事業                     建材事業
(億円)         その他関連事業                    全社                         減価償却費
60                      58
            55             2                                         減価償却費
            1                  2             50           48
50            4        3                         1                        46
           1                                                                       設備投資
            10          15                    8      45                        6    46
40                                                            36
                                         5                2                13
                  39               39                       2
30                                           9            4                12
                                                           5
20          37          34
                                             25           23               23
10

 0
           2017        2018              2019             2020        2021計画
       ➢   2021年の設備投資は、大型用光学フィルムの生産能力増強や研究開発設備
           の導入などを計画。
                                                                                          35
各セグメントの業績予想




              36
    合成樹脂事業
                                       (億円)

                    2020年    2021年
                                      前年比
                     実 績      予 想

売       上       高    465.0    470.0   +1.1%

営   業       利   益     44.5     44.0   △1.3%

設   備       投   資     23.1     23.5   +1.4%

減 価 償 却 費             28.0     25.0   △1.1%


             2021年の取組み
⚫ 環境対応製品の早期開発拡充と市場投入(計画 9.4億円)
⚫ トータルパッケージング提案による販売拡大(計画 3.0億円)
⚫ 既存成長事業の競争力強化         (計画 6.3億円)


                                              37
        合成樹脂事業 2021年の取組み
    農業用フィルム新製品       本年より、本格販売を開始。

›   農業用生分解性マルチフィルム 「エコローム®こかげ」
     マルチフィルムを微生物が分解するため、
                                     エコローム®こかげ
     収穫後のフィルム回収が不要。
     乳白色層で赤外線を反射し、地温上昇を抑制。
›   トンネル用フィルム「暖地郎」
     保湿性・流滴性を有した機能性フィルムで、
                                     暖地郎
     結露防止効果とトンネル内保湿効果を発揮。
›   環境負荷低減型マルチ「省之助」
     通常マルチを薄膜化し、厚みを40%カット。
     1,000mの長尺巻きを実現。                 省之助

›   ガスバリアマルチ「祐作」
     農薬を閉じ込め、環境リスクを低減。

    (参考)レタスの全国作付け面積:20,439ヘクタール      祐作
        年間フィルム需要量:約3,700t 当社シェア24%
                                                 38
    新規材料事業
                                           (億円)

                    2020年       2021年
                                          前年比
                     実 績         予 想

売       上       高     234.2      240.0    +2.5%

営   業       利   益      11.3       12.0    +5.8%

設   備       投   資       5.1       12.0   +133.9%

減 価 償 却 費              10.7       12.0   +11.8%


                    2021年の取組み
⚫ 大型液晶パネル向け光学フィルムの増強(生産能力 約1.5倍へ)
⚫ フォルダブル用光学フィルム量産化



                                                   39
             新規材料事業 2021年の取組み

  大型用光学フィルムの生産能力増強
   製造装置の改造
   大型用光学フィルム量産増強体制を確立。
   設備投資金額640百万円。
*当社製造部材、量産実績あり

         *
TAC代替

 PVA

       *
TAC代替


 Panel

       2021年下期より量産開始予定


                                40
 建材事業
                                         (億円)

                    2020年    2021年
                                       前年比
                     実 績      予 想

売       上       高     62.5      65.0   +3.9%

営   業       利   益      3.7       4.0   +7.4%

設   備       投   資      4.0       3.0   △25.7%

減 価 償 却 費              3.7       3.0   △19.6%


                    2021年の取組み
⚫ 環境型枠 「comori 木守」 量産化
⚫ 高機能省施工断熱パネルの拡販


                                                41
             建材事業 2021年の取組み
       環境型枠




1.環境配慮型製品
 違法伐採等のリスクのない100%国産針葉樹合板または植林木合板と
 FSC®※1のCOC認証※2を取得している耐水パーティクルボードを使用
2.安心・安定品質
 強度、耐久性、耐アルカリ性、接着性能などラワン型枠用合板と比較しても
 同等の品質・性能
3.耐水性・平滑性&コンクリート剥離性
 耐水パーティクルボードの優れた平滑性により合板特有の木理転写を防止、
 さらに表面にラミネートされた高密度PEシートによりコンクリート剥離性が向上
4.軽量化
 国産針葉樹合板または植林木合板を用いることで、10%の軽量化を実現

5.国交省新技術登録制度NETIS※3登録                                                          施工現場
  (※1) FSC:Forest Stewardship Council 森林管理協議会。
  (※2) COC認証:製品が完成するまでの全ての工程でFSC認証材が不適格なものと混ぜられていない認証。
  (※3) NETIS:国土交通省が新技術の活用を推進する目的で運用している新技術情報提供システム。(NEw Technology Information System)

                                                                                         42
    その他関連事業
                                           (億円)

                    2020年       2021年
                                         前年比
                     実 績         予 想

売       上       高     47.7        50.0   +4.6%

営   業       利   益      2.5         4.0   +55.7%

設   備       投   資      2.2         1.5   △32.7%

減 価 償 却 費              4.1         3.5   △14.8%


                    2021年の見通し

⚫ ホテル事業は、新型コロナウイルスの影響により、厳しい状況が
  継続。
⚫ 住宅関連は、住宅着工戸数が微増に留まる中、新商品の提供に
  努める。


                                                  43
           R&Dセンター
                          2021年の取り組み
 【環境・エネルギー】
 ・環境負荷低減製品とリサイクル技術の開発
 【ライフサイエンス】
 ・細胞培養製造プロセス用部材の開発
 【情報通信】
 ・次世代通信規格5Gで要求される高周波低損失基板用部材の開発




           回収
 使用済み農PO          洗浄・ペレット化




 再利用製品      マルチフィルムへ再利用
                                          5Gアンテナモジュール4ヵ所   5Gアンテナ部

                               細胞培養用
樹脂リサイクル技術・システムの開発                           高周波低損失基板用部材
                             シングルユースバック
                                                                     44
             株主還元
                        年間配当金(左軸)                親会社株主に帰属する当期純利益(右軸)
   (円)                                                                                    (億円)

  100                                                                          28.0        30
                                                 27.2
                                         25.0            24.4
                                                                 28.9 28.6
                                                                                           25
   80
                                          記念配当
                                           15円   65.0
                                                                        60.0 60.0          20
                 16.0     17.5                           55.0 55.0
   60    15.7                    11.9    50.0
                                                                                           15
                                 37.5
   40            37.5 37.5
         30.0
                                                                                           10

   20
                                                                                           5

     0    2012   2013     2014    2015    2016    2017    2018   2019   2020
                                                                                           0
                                                                               2021(予想)

配当性向(%) 23.2     28.0     25.4   37.5     23.8    28.5    26.8   22.6   25.0     25.5
                                             2020年期末配当金は、一株当たり60円に増配。

                                                                                                 45
    中長期ビジョン




4             46
        当社の理念体系
理念体系と10年ビジョンを策定


人ひとりを大切に
 地域社会への貢献
  お客様を第一に      経営理念


                           要素技術を通じて、新たな価値を創造し、
               ビジョン
                            お客様から選ばれるソリューションパートナー
              Next 10        ~ お客様の価値向上と社会課題の解決に貢献し、
        次の10年に向けて「ありたい姿」           事業を通じて、社会・環境価値を創出する
                       ~

          事業            CSR
    CSRとの整合性を持った活動    事業を通じて実現

      中期経営計画         CSR基本方針
      年度事業計画          ESG経営
        社訓              倫理綱領
   日々向上 創意工夫 同心協力       行動の7原則
                                                         47
          当社の理念体系
                              人ひとりを大切に
                              一人ひとりの人権を尊重し、安全で働きやすく、活力あふれる
                              職場づくりに努めます。

                              地域社会への貢献
                              当社の製品・サービスを通じて、安心で快適な生活に貢献するとともに、
                              良き企業市民として積極的に社会貢献活動に取り組みます。
                   経営理念
                              お客様を第一に
                              環境変化に応じて、必要とされる製品・サービスを常に提供し続け、
                              お客様とともに成長していく ソリューション企業を目指します。



             社訓
                                       行動の7原則
                                       1. 人々の安心で快適な生活を支える製品やサービスを提供し、
                       倫理綱領               消費者やユーザーの信頼を獲得します。
                                       2. 従業員のゆとりと豊かさを実現し、安全で働きやすい環境を
                                          確保するとともに、従業員の人格と個性を尊重します。
創業者の社訓                                 3. 公正、透明かつ自由な 競争を行うと同時に、
                                          政治や行政との健全かつ正常な関係を保ちます。
日々向上                                   4. 企業情報を積極的かつ公正に開示すると同時に、
一人ひとりが向上心を持ち、自身の課題を設定し、能力の向上に努める。         広く社会とのコミュニケーションを行い、
                                          各ステークホルダーと良好な関係を構築します。
創意工夫                                   5. 市民社会の秩序や安全に脅威を与える反社会的勢力
既成概念にとらわれず、新しい視点と発想で、改善・改革・開発に取組む。        および団体とは、断固として対決します。
                                       6. 環境問題への取組みは企業の存続と活動に必須の条件
同心協力                                      であることを認識し、自主的かつ積極的に行動します。
一人ひとりが目標を共有し、互いに知恵を出し合い、対話を重んじ
                                       7. 海外においては、その文化や習慣を尊重し、現地の発展に
信頼関係を深め全体最適の視点で課題解決に努める。                  貢献する経営を行います。

                                                                        48
                 中長期ビジョン
  経営ビジョン「Next 10」
   [ 注力する領域 ]
                                               Next 10
                                          - 次の10年に向けて「ありたい姿」 -
  人々の安心で快適な生活を支える事業
  食・アグリ、住空間、生活用品、ヘルスケア、医療                 「 要素技術を通じて、
  環境・エネルギー負荷を軽減する事業
                                           新たな価値を創造し、
  サスティナブル材料、減量化、リサイクル、省エネ                   お客様から選ばれる
                                           ソリューションパートナー 」
  情報通信に関する事業
  高速通信、フレキシブルデバイス、モビリティ                     お客様の価値向上と
                                           社会課題の解決に貢献し、
                                              事業を通じて、
  社会から                                       社会・環境価値を
信頼される企業                                        創出する
   ・
 技術優位な
 企業集団
                                 創業75周年
2018      2019     2020   2021    2022               2029
                 第六次中期経営計画
                                                                 49
        中長期ビジョン
 環境・
エネルギー




                   ライフ
                  サイエンス




情報通信




                          50
           中長期ビジョン
「収益認識に関する会計基準」が、2022年12月期より
適用されることに伴い、数値目標について再設計を行います。


                                                                  フレキシブルデバイス
                                       接着剤                  接着剤
     製膜        塗工            ディスプレイ材料    自動車                                  高速通信
                             (光学フィルム)                      自動車
                                      プロテクト                      ディスプレイ材料

貼合                  加圧
      材料設計                                          工業素材     機能性       ヘルスケア
                               軟包材      一般包材                パッケージ                 医療
 印刷             延伸                                                  生活用品
                                                     住環境
          抽出                 パーティクル 建装材 アグリマテリアル
                                                            アグリ関連
                              ボード




                                                                  Next10
     要素技術                       現 在
                    2019年度

                                 2021                              2029

                                                                                       51
         第六次中期経営計画
第六次中期経営計画の位置づけ
グループビジョンの実現へ向けた第一ステップ
                                    Step
                                    02
「新たな成長トレンド」への転換
 グループビジョンの実現に向けた第一ステップとして土台を作り、
 「新たな成長トレンド」への転換を推進する




            【第六次中期経営計画の基本方針】

                     既存事業の再構築と成長分野への投資
Step        【全社戦略】   徹底した『マーケットイン』で『稼ぐ力をつける』



01
                             《付加価値の増大》

            【重点取組み】 1. 先行大型投資案件の早期収穫
                    2. 既存事業の基盤強化(事業構造改革の完遂)
                    3. 成長市場・分野への投資と新たな成長エンジンの創出
                    4. ESG


                                                  52
         第六次中期経営計画(重点取組み)

   1. 先行大型投資案件の早期収穫

 第五次中期経営計画期間後半に実施した、フレキソ印刷
機、OPシュリンク多層製膜装置、光学フィルム製膜装置など
の大型投資案件について、第六次中期経営計画期間前半
にフル稼働を実現して、早期の収穫を図るとともに、事業の拡
大を図ります。

                                                精密コーティング装置
                                                  (巻取機)

                                  仲南工場に導入した
2. 既存事業の基盤強化(事業構造改革の完逐)         シュリンクフィルム製造装置

 合成樹脂事業において、㈱埼玉オークラを設立し、東日本
地区の軟包材製品事業及びアグリマテリアル製品事業の競
争力の強化を図ります。
 建材事業では、南洋材を基材とした化粧板及び不燃化粧
板の販売を終了し、建装材事業の住環境事業への転換を
推進します。
 また、すべての事業において、IoT技術を利用した省力化・                   高性能省施工断熱パネル
自動化設備を積極的に導入し、収益基盤の強化を図ります。                        施工現場
                                ㈱埼玉オークラに導入した
                                   6色印刷機
                                                             53
         第六次中期経営計画(重点取組み)

ライフサイエンスと情報通信を絡めた新規事業
探索のため香川県多度津町に試験農場を設置

›   目的
    農産物、植物を原料とした機能性成分を効率的に取り出 農業用ハウス
    し、伸長が予想されているヘルスケア等の付加価値の高い
    製品への応用の研究開発

›   試験農場の規模
    ・農業用ハウス (約900㎡)
    ・露地栽培エリア(約600㎡)
                                農業用ハウス内部
›   検討テーマ
    1.植物に機能性成分を豊富に含有させる栽培方法の検討
    2.農薬を極力使わない、安心・安全な植物の栽培方法の検討
    3.栽培環境のモニタリングや農業用AIロボットの運用テストによる
      省人・省力化(スマート農場)の検討
                                           54
    ESG推進活動




5             55
       ESGへの取組み

 CSR
基本方針    「社会から信頼される企業」であり続ける

             資源循環システムの推進
E 環境         気候変動対策への積極的な取組み

             社会貢献活動の推進
S 社会         働きがいのある職場形成の確立


G ガバナンス 透明性の高い経営の実現

                               56
              マテリアリティ・事業基盤
                                                  〈マテリアリティ〉
非
常
に                                              脱炭素経営(気候変動対策)の推進
高           資源循環対策の更なる推進
             〈マテリアリティ〉
い

         脱炭素経営(気候変動対策)の推進
          脱炭素経営(気候変動)経営の推進                       資源循環対策の更なる推進

                 環境配慮型製品の創出と拡大
           資源循環対策の更なる推進                         環境配慮型製品の創出と拡大

          環境配慮型製品の創出と拡大                           グリーン
                    CSR調達の推進
                                                    CSR調達の推進
                   グリーン調達の推進
社            CSR調達の推進
会                                               DX推進による競争優位性の確保
的        イノベーション創出に向けた研究開発
イ
ン         DX推進による競争優位性の確保
                      3
パ                                              イノベーション創出に向けた研究開発
ク
ト
     イノベーション創出に向けた研究開発 DX推進による競争優位性の確保
                                                    〈事業基盤〉

                                                   汚染防止の徹底

                                                働きがいのある職場環境の整備

高                                                  地域社会との共生
い


    高い
                                                企業の信頼性・透明性の向上
                      事業的インパクト         非常に高い


                :環境       :社会    :企業



                                                                   57
    環境(E)


E 環境

【資源循環システム】
<建材事業> オークラボード ®
 オークラボードは、建築解体材等の木質廃材を原料
 としており、森林保護に大きく寄与しています。

<合成樹脂事業>
 フィルム廃棄物のリサイクルシステムの
 構築に取り組んでいます。


                           58
     環境(E)


E 環境

【環境貢献製品】
             ®
<合成樹脂事業>エコローム
 エコロームは、生分解性プラスチックであり、土
 壌で分解され、廃棄物が発生しません。
                     ®
<合成樹脂事業>エコラップ G/BSS-V2
 エコラップG/BSS-V2は、高性能バリアシュリンク
 フィルムであり、ガス充填を行うことで食品の賞
 味期限を延長することができ、フードロス削減に
 貢献しています。
                              2020年芦原科学賞大賞を受賞


                                                59
                    環境(E)


  E 環境

【脱炭素経営の推進】
 CO2排出量ゼロに向けて
【CO2-t】
                                                                                    2030年CO2排出量
                                                                                    削減目標の見直し
          160,038             164,683   162,044
                    153,029
                                                  138,043   132,119   123,389
                                                                                 2021年CO2排出量削減目標
                                                                                137,600t/年(2013年比▲14%)
                                                                                再生可能エネルギー(太陽光発電)の
                                                                                導入をはじめとしたカーボンニュートラルを
                                                                                進めていきます。
                    大倉工業グループCO2排出量の削減状況



                                                                                                         60
      社会(S)


 S 社会

【社会への貢献】
<新型コロナウイルス対策製品>
内視鏡用ウイルス感染防御システム「Endo barrier」
 「飛沫感染防止フィルム」と「フレーム」のセットで、被覆フィルム空間内
 を陰圧化し、飛沫拡散防ぎます。
簡易フェイスシールド
 顔全面をカバーすることができ、使い捨てのため衛生的です。 マスクに装着
 できるので、シールドに 触らずマスクごと外して廃棄することができます。
医療用プラスチックガウン
 医療従事者が着用する医療ガウン不足への対応として、40万枚を
 厚生労働省に納品しました。
 使い捨て式で医療従事者の感染リスクを低減します。

                                       61
ご清聴ありがとうございました




                 62
    参考資料




6          63
       大倉工業の沿革|戦災後の混乱期からの出発

創業の意義       【創業者 松田 正二】
高松、倉敷飛行機勤務時に終戦を迎え、80数名の従業員の生活を守ることと、
戦後社会の復興と人々の役立つ為に事業を起こす

世の為 = 社会に役立つ
人の為 = 従業員を守り、人々に役立つ
復興に不可欠な住宅とその材料販売で創業
                                 高松製材所の風景
1945   岡内製材所として製材・小型の復興住宅を販売
1947   四国住宅株式会社を設立 ⇒ 創立記念日
1949   高松(東浜町)にて木材市売りを開始
1951   四国実業株式会社に商号変更
       倉敷ビニロンを発売
1952   丸亀(城西町)にて木材市売りを開始※
1955   ポリエチレン加工に着目し製造装置を購入     木材市売の四国住宅の頃


                                             64
          大倉工業の沿革|第一期【黎明】偉大な歩み
国内に原料メーカーが無い中で、ポリエチレンフィルムの将来性に着目

 当該事業の開始を機に社名(商号)変更
 長年勤務しお世話になった倉敷紡績と大原社長から一字ずつ戴く
       倉敷紡績 社長
  大 原總一郎氏        倉 敷紡績株式会社

                                  高松本社ビル
1955 【全体】大倉工業株式会社に商号変更
1956   【合成】ポリエチレンフィルム本格生産(港町)
1959   【合成】東京工場操業開始
          その後、大阪工場、福岡工場を立て続けに建設
1962   【全体】大阪証券取引所第2部市場に株式上場
       【合成】本社工場操業開始
       【建材】ラワン合板事業に進出
1964   【合成】岡山工場、熊本工場、静岡工場を建設
       【建材】プリント合板製造開始             本社工場構内

1967   【合成】埼玉工場操業開始
                                           65
           大倉工業の沿革| 事業の拡大

1968   【建材】詫間工場操業開始、【 他 】冷凍倉庫事業開始
1970   【全体】東京・大阪両証券取引所第1部市場に株式上場
1971   【建材】パーティクルボード製造開始
1972   【全体】本社を香川県丸亀市に移転
1973   【 他 】四国初のマンション(大倉マンション)建設
            「オークラホテル高松」をオープン

1977   【合成】丸亀第四工場操業開始
1987   新規材料事業部を新設
1988   【 他 】「オークラホテル丸亀」がオープン
                                    オークラホテル丸亀
1992       オークラ情報システム㈱設立
       【合成】製版会社㈱ユニオングラビア設立
             丸亀第五工場操業開始

1995   中国に「無錫大倉包装材料有限公司」を設立
       【合成】仲南工場操業開始
                                    新規材料事業部(A棟)
1996   【建材】詫間工場で爆発事故
                                                  66
         大倉工業の沿革|新たな事業で拡大

 液晶ディスプレー用光学フィルムの事業拡大

2000 【新規】光学フィルム工場C棟創業開始
      偏光板事業「オー・エル・エス㈲」を設立
2001   【合成】福岡・熊本の2工場を統合し九州工場操業開始
2004   【新規】光学フィルム工場D棟創業開始
       【合成】「㈱九州オークラ」を設立               新規材料事業部(C棟)

2006   【合成】「㈱OKプロダクツ岡山」、
           「㈱オークラプロダクツ香川」を設立
2007   R&Dセンターを新設
       【合成】「㈱関西オークラ」 、 「㈱関東オークラ」を設立
2009   【 他 】「㈱オークラプレカットシステム」を設立
                                      新規材料事業部(D棟)




                                                    67
       大倉工業の沿革       技術優位な企業集団を目指して
経営品質を高め、技術優位な企業へ
 経営基盤を強化し、要素技術を進化させる

2012 【合成】「尤妮佳包装材料(天津)有限公司」を設立
     【建材】パーティクルボードJIS認証取り消し
2013 第四次中期経営計画スタート
         JIS認定再取得
2014 【新規】仲南G棟操業開始               新規材料事業部(仲南G棟)
         オー・エル・エス新ライン増設         10.5世代パネル対応の
     【合成】関西オークラ新工場(第3工場)操業開始    最新工場

2015 【建材】「パワーホーム香川㈱」を設立
2016 第五次中期経営計画スタート
     監査等委員会設置会社に移行
2017 会社創立70周年
2018 代表取締役交代
                                関西オークラ(第3工場)



                                                68
参考資料
事業紹介




       69
        事業紹介
合成樹脂事業
パッケージングBU
 シュリンクフィルム                    【用途例】
 中間物流用の重量物包装や集積包装、食品を         乳酸菌飲料集積用、カッ
 直接包装するものなど、オリジナルのデザインや形      プ麺、酒パック等の包装フィ
 状を生かしたまま、商品をより美しく安全に包み込      ルム、食品トレイ包装用バ
 む。用途に応じた独自の機能を付与すると共に、       リアフィルム
 印刷などの二次加工や包装システムなどを提案。

軟包材
                              【用途例】
 ナイロン・ポリエステル・ポリエチレンなどのさまざまな   食品、洗剤、柔軟剤、シャ
 フィルムを貼り合わせることにより、それぞれの特性     ンプー、ペットフード、お菓
 を活かした機能的な複合フィルムのこと。冷凍食       子等
 品の包装やIC基盤の保護用フィルム、詰め替え
 用のスパウト付きラミネート袋など、身近なところか
 ら最先端の電子材料にまで幅広く提供。

リキッドパック                       【用途例】
 液体包装容器の総称であり、段ボール箱内で使        ミネラルウォーター、油脂加
 用されるバッグインボックスとドラム缶内で使用され     工製品、調味液(醤油、
 るバッグインドラムに大別される。醤油などの食料      ソース等)、液体肥料、
 品や化学薬品などの液体輸送の合理化に寄与。        液体洗剤、接着剤


                                              70
       事業紹介
合成樹脂事業
産業機能材BU
                            【用途例】
 電子・エネルギー・住宅・メディカルなど様々な分野   光学、電子、電気製品、
 の主材や基材を提供。液晶パネルに使用される      自動車、ユニットバス壁面、
 位相差フィルムの保護用フィルムなど、独自の樹     ドア・クローゼット・床などの建
 脂ブレンドノウハウ・高い製膜技術・徹底した品質    装材など
 管理で最適なソリューションを提供。

一般包材BU                      【用途例】
 規格袋・ごみ袋・包装/梱包荷材など、各種既      規格袋、日用品、食品用
 製品はもとより、食品・衛生材料・家庭紙・日      パッケージフィルム、衛生材料
 用雑貨・産業資材・医薬・洗剤・化粧品・印刷      用フィルム
 出版物など幅広い分野で製品の包装に使われ
 ているポリエチレンフィルムを提供。


アグリマテリアルBU
                            【用途例】
 農業用の機能性フィルムであり、全国の農家から     農業用フィルム、肥料の保
 親しまれている製品。農作業の省力化と作物の      存
 収穫増のために、保温・地温上昇抑制・害虫忌
 避・抗菌・生分解といったさまざまな機能を持つ製
 品をラインアップ。


                                                71
       事業紹介
新規材料事業
第1BU(機能材料)
TPUチーム(ウレタンフィルム)        【用途例】
 機械的・化学的・電気的等著しい機能を     創傷用被覆保護ドレッシング
 持つウレタンやフッ素系等の単層、多層フィ   プリント接着用シート
 ルムをメディカル分野や自動車部品メー     印刷転写用シート
 カー等に提供。                ヘッドレスト
                        ペイントプロテクションフィルム


BLTチーム(シームレスベルト・樹脂被覆ローラ)
                        【製品種類】
 プリンター等の画像情報機器に必要な電     LBP用中間転写ベルト
 子機能を持つベルトやチューブをプリン     クリーニングローラ
 ター・複写機メーカーに提供。         転写ローラ



ADHチーム(アクリル接着剤)
                        【用途例】
 3タイプの硬化機構の無溶剤型アクリル接    モーターマグネット(電気自動車部品)
 着剤を車輌・電気・鋼板・鋳型模型から     塗装鋼板
 ゴルフクラブまで幅広い市場に提供。      ゴルフクラブ
                        鋳型模型


                                             72
        事業紹介
新規材料事業
第2BU(電子材料-加工)、第3BU(光学材料ー製膜延伸)
 MNTチーム、 KEチーム、 PLMチーム、CTチーム、MCSTRチーム

  大型から中小型サイズの液晶ディスプレイを始め、タッチパネルや液晶プロジェクター等、電子表示体の
  キーマテリアルとなる各種光学機能性フィルムをFPDメーカー等に提供。




                                                    73
       事業紹介
建材事業
パーティクルボード(素板)
 木質廃材を細かくしたチップに接着剤などを混ぜた原料を高温でプレスし固
 めたパーティクルボード。
 木質廃材を焼却せず製品としてリサイクルしており、二酸化炭素の排出を
 抑制し、地球温暖化の防止に寄与。
 【用途例】
 キッチン、家具
 フロア
 構造用耐力面材



住環境
 当社のパーティクルボードなどにシートを貼った製品で、住設機器等の部材
 提供及び棚板、フロア等として住宅メーカー等に提供。


 【用途例】
 フロア、棚板等のパーティクルボード二次加工品




                                      74
       事業紹介
その他関連事業
ホテル事業:オークラホテル株式会社
 香川県丸亀市に本社があり、オークラホテル丸亀を営業。オークラホテル丸亀は瀬戸内海を
 一望する最高のロケーションでビジネスや観光の拠点に便利な立地。


情報処理事業:オークラ情報システム株式会社
 香川県丸亀市に本社があり、ソフトウェア開発やコンピュータシステムの運用、保守パッケージ
 ソフトの製造・販売、コンピュータ機器販売を手掛けている。ニーズを拾い上げ、形にするまで
 トータルでサポート。


住宅事業:株式会社オークラハウス
 香川県丸亀市に本社があり、県内の新築、リフォームを手掛る。エネルギー収支ゼロを目指し
 たゼロ・エネルギー住宅や国土交通省が定めた耐震性能最高等級「耐震等級3」相当で建
 てるなど、快適に安心して永く住んでもらう住宅を提供。


プレカット事業:株式会社オークラプレカットシステム
 香川県丸亀市に本社があり、木造建屋宅用構造材加工(プレカット加工)および木造建
 屋用資材(建築金物・基礎素材等)の仕入販売を行っている。よりよい家を作るために、
 数々の建築データを基に、安全に現場での作業を迅速に行えるプレカットされた木材を、日々
 つくり続けている。

                                               75
    参考資料
2020年12月期決算




              76
       実質借入金残高

(億円)                                                                          (倍)
150    134                                                                    0.35
       0.2
              0.33     銀行借入残高               リース残高               D/Eレシオ
                                                           (実質借入金 / 純資産)
                                                                              0.30
                     101
100
                      0.02          90            83            56            0.25
                             0.23          0.21
                                                         0.18                 0.20

        134                                                                   0.15
                                                                       0.11
 50                  101
                                    90            83                          0.10

                                                                 56           0.05

  0                                                                           0.00
       2016          2017           2018          2019          2020


                                                                                     77
     参考資料
2021年12月期業績予想




                78
        2021年業績予想 セグメント別

                                                  (億円)

                 設    備     投    資     減 価 償 却 費
                 2020年      2021年      2020年    2021年
                 実   績      予   想      実   績    予   想
合 成 樹 脂 事 業          23.1       23.5     28.0     25.0
新 規 材 料 事 業           5.1       12.0     10.7     12.0
建   材    事   業        4.0        3.0      3.7      3.0
その他関連事業               2.2        1.5      4.1      3.5
全            社        2.3        6.0      1.7      2.5
連   結    合   計       36.9       46.0     48.3     46.0

                                                         79
        合成樹脂事業

【製品別売上高】                                     (百万円)

                                 2021年予想    前年比
パ ッ ケ ー ジ ン グ B U                  18,191   +1.8%
    シ ュ リ ン ク フ ィ ル ム               9,171   +1.1%
    軟            包           材      7,370   +2.8%

    リ キ ッ ド パ ッ ク                   1,649   +1.1%

産   業   機    能       材   B   U      5,625   +2.9%
一   般    包       材       B   U     17,998   +0.1%
ア グ リ マ テ リ ア ル B U                 4,533   +1.1%
そ            の               他        650   △6.2%
合                            計     47,000   +1.1%



                                                     80
      新規材料事業

【BU別売上高】                                (百万円)

                            2021年予想     前年比

第 1 B U ( 機 能 材 料 )           2,200    +1.3%

第 2 B U ( 電 子 材 料 - 加 工 )     8,400   △33.1%

第3BU(光学材料-製膜延伸)               8,200   +30.7%

商          品           他      5,200   +115.2%

合                      計     24,000    +2.5%




                                                81
       建材事業


【製品別売上高】
                                       (百万円)

                         2021年予想     前年比
パ ー テ ィ ク ル ボ ー ド 素 板     3,173      +0.6%

パーティクルボードフロア              1,651      △7.9%

住環境 ( 建装 材 、 商品を含む )      1,676     +28.3%
    (内、パーティクルボード基材加工品)    (1,195)   (+25.0%)

合                   計     6,500      +3.9%




                                               82
    その他関連事業

【事業別売上高】                                          (百万円)

                                        2021年予想   前年比

ホ       テ           ル       事       業      657    +29.1%
情   報           処       理   事       業     1,306    +9.0%
住           宅           事           業      936    +10.0%

プ   レ       カ       ッ   ト       事   業     2,549   △4.0%

賃           貸           事           業      677    △7.6%

消       去           ・       組       替   △1,125       -

合                                   計     5,000   +4.6%



                                                           83
  参考資料
ESG推進活動




          84
       マテリアリティ・事業基盤
○マテリアリティに基づく活動テーマ
    マテリアリティ                   活動テーマ
脱炭素経営(気候変動対策) 自社(工場、およびオフィス)からのCO2排出量削減
     の推進      物流(調達/出荷)の効率化とCO2排出量削減
                 工場廃棄物のゼロエミッション推進
資源循環対策の更なる推進
                 使用後の廃資材等の回収、再資源化の促進
                 環境/社会貢献製品の創出の仕組み化と中長期目標設定
環境配慮型製品の創出と拡大 海洋プラスチック問題への対応製品の採用および開発
                 機能性に優れた製品の開発および販売
                 人権等に配慮した原材料調達の仕組み構築と運用
  グリーン調達の推進
                 環境に配慮した原材料調達(グリーン調達)の仕組み構築と運用
                 新しいデジタル技術の導入による生産性向上と業務改革
DX推進による競争優位性の
                 営業活動およびマーケティングの高度化
      確保
                 より高品質で安全性の高い製品の追求
                 新規事業の創出につながるマーケティングの強化
 イノベーション創出に向けた
                 社会・環境課題解決に貢献する研究開発への積極的な投資
     研究開発
                 オープンイノベーションの積極的な活用

                                                 85
      マテリアリティ・事業基盤
○事業基盤に基づく活動テーマ
    事業基盤                       活動テーマ
                有害化学物質の適切な管理
   汚染防止の徹底
                水資源の使用量削減と適切な管理
                ダイバーシティ経営の推進
                働き方改革による生産性向上とワークライフバランスの推進
 働きがいのある職場環境の   健康経営の推進
      整備        やりがいのある人事評価制度構築と人財育成制度の充実
                労働安全衛生の強化
                ハラスメントの防止
                社会奉仕活動、地域環境保護活動の推進
  地域社会との共生      地域課題解決ビジネス、地域活性化ビジネスへの参画
                地域資源の積極的な利用
                ESG情報の積極的な開示
 企業の信頼性・透明性の    ステークホルダーとの対話促進
     向上         内部統制・コンプライアンス体制の整備
                リスクの洗い出しとBCP(事業継続計画)のブラッシュアップ
                                                86
本資料に関する注意事項




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                                   87
  2020年12月期
  決算説明資料
  大倉工業株式会社
2021年2月24日




              END   88