4221 大倉工 2020-08-26 10:00:00
2020年12月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]

           2020年12月期
           第2四半期決算説明資料
           ⼤倉⼯業株式会社
         2020年8⽉26⽇

           代表取締役社長執行役員
                  神田 進




                                                                          1




        CONTENTS
01. ・当社の概要
      ・第六次中期経営計画
02. ・第2四半期連結決算の概要
      ・各セグメントの業績
                            経営理念     ⼈ひとりを⼤切に
03.   通期の業績予想                         地域社会への貢献
                                       お客様を第⼀に


                             ビジョン         要素技術を通じて、新たな価値を創造し、
                             Next 10       お客様から選ばれるソリューションパートナー
                       次の10年に向けて「ありたい姿」      〜 お客様の価値向上と社会課題の解決に貢献し、
                                                  事業を通じて、社会・環境価値を創出する 〜

                        事業         CSR
                  CSRとの整合性を持った活動 事業を通じて実現
                      中期経営計画      CSR基本⽅針
                      年度事業計画       ESG経営
                       社訓         ⼤倉⼯業倫理綱領
                 ⽇々向上 創意⼯夫 同⼼協⼒     ⾏動の7原則
                                                                      2
                                ・当社の概要
                                ・第六次中期経営計画




                                                                  3




        当社の概要
社           名   大倉工業株式会社 Okura Industrial Co.,Ltd.
本 社 所 在     地   香川県丸亀市中津町1515番地
代    表      者   代表取締役社長執行役員 神田 進
設           立   1947年7月11日
資    本      金   86億1千9百万円
従 業 員       数   2,047名 (連結)、1,076名 (単体)
発 行 済 株 式   数   12,414,870株
株 主 総       数   5,688名
主 な 事       業   〔合成樹脂〕ポリエチレンフィルム製品、ポリプロピレンフィルム製品等
                〔新規材料〕光学機能性フィルム製品等
                〔建     材〕パーティクルボード、加工合板等
事   業       所   本社、東京支店、名古屋支店、大阪支店、九州支店、広島営業所
                丸亀第四工場、丸亀第五工場、仲南工場、詫間工場
子   会       社   連結子会社〔日本:12社、海外:1社〕
                ㈱関西オークラ、            ㈱関東オークラ、        ㈱九州オークラ、
                ㈱埼玉オークラ、            ㈱オークラプロダクツ、 オークラホテル㈱、
                ㈱オークラプレカットシステム、オークラ情報システム㈱、㈱オークラハウス、
                ㈱ユニオン・グラビア、         ㈱オークラパック香川、 ㈱カントウ、
                無錫大倉包装材料有限公司
                非連結子会社 1社 大倉産業㈱                    【2020年6月末現在】
                                                                  4
         第六次中期経営計画(2019-2021年)
第六次中期経営計画の位置づけ
グループビジョンの実現へ向けた第⼀ステップ
                                    Step
                                    02
「新たな成⻑トレンド」への転換
 グループビジョンの実現に向けた第⼀ステップとして⼟台を作り、
 「新たな成⻑トレンド」への転換を推進する




            【第六次中期経営計画の基本⽅針】

                     既存事業の再構築と成⻑分野への投資
Step        【全社戦略】   徹底した『マーケットイン』で『稼ぐ⼒をつける』



01
                             《付加価値の増⼤》

            【重点取組み】 1. 先⾏⼤型投資案件の早期収穫
                    2. 既存事業の基盤強化(事業構造改⾰の完遂)
                    3. 成⻑市場・分野への投資と新たな成⻑エンジンの創出
                    4. ESG


                                                  5




                            ・第2四半期連結決算の概要
                            ・各セグメントの業績




                                                  6
                 連結業績




                                                7




       連結業績概要
 新型コロナウイルス(COVID-19)の影響
          需要増                 需要減
           ・内食用シュリンクフィルム       ・プロテクト用フィルム
合成樹脂事業     ・飲料向けシュリンクフィルム      ・建装材用フィルム
           ・衛生材料用詰替えパウチ袋       ・自動車部品用フィルム
           ・バリアシュリンクフィルム       ・業務用BIB

          需要増                 需要減
          ・タブレット用光学フィルム        ・スマホ用光学フィルム
新規材料事業
                               ・プロジェクター用偏光板
                               ・自動車部品用機能性フィルム

          需要増                 需要減
建材事業       ・輸入基材代替パーティクルボード    ・フロア用パーティクルボード

          需要増                 需要減
その他関連事業
           なし                  ・ホテル事業(宿泊、宴会)

                                                8
            連結売上高 連結営業利益
 (億円)                【売上高】               (億円)           【営業利益】
                      第2四半期累計      通期
 1000                                      50               第2四半期累計      通期

            853.6               850.0
  800                                     40    37.1              39.0


  600                                     30
                      前年比                                 前年比
                      △9.8%                               △6.3%
  400                                     20


  200       423.0      381.4    405.0     10    21.5      20.2
                                                                  16.0

       0                                   0
             2019      2020     2020計画          2019      2020    2020計画

  新規材料事業やホテル事業を中心に                         合成樹脂事業において、変動コストが
   ほぼ全ての事業において新型コロナウ                         低位で推移したものの、売上高の減
   イルス感染拡大の影響を受け売上高                          少により営業利益は前年を下回った。
   は減少。
                                                                              9




            連結経常利益と連結親会社株主に帰属する四半期純利益


(億円)                【経常利益】               (億円)          【四半期純利益】
                      第2四半期累計      通期
 50                                       50                第2四半期累計      通期


           38.9                  40.0
 40                                       40

                                                28.9              27.0
 30                                       30
                     前年比
                     △3.8%
 20                                       20
                                                          前年比
                                                         △28.7%
 10        22.1       21.2                10    19.3
                                16.5
                                                          13.8    11.5
  0                                        0
           2019       2020      2020計画          2019      2020    2020計画




                                                                              10
       連結損益計算書
                                                          (億円)
              2019年     2020年
                                  増減額            主な内訳
               上期        上期
売上高            423.0    381.4     △41.6
営業利益            21.5     20.2      △1.3
  営業外収益          1.4       2.1     +0.6
  営業外費用          0.8       1.0     +0.1

経常利益            22.1     21.2      △0.8
  特別利益           1.9       0.0     △1.9   (前期)固定資産売却益1.9
                                          (当期)投資有価証券評価損0.5
  特別損失           0.5       1.6     +1.1   (当期)臨時休業による損失 0.3
税金等調整前
四半期純利益          23.5     19.6      △3.8

  法人税等           4.1       5.7     +1.6
親会社株主に帰属する
                19.3     13.8      △5.5
四半期純利益
                                                                 11




       連結貸借対照表
                                                         (億円)
                        2020年
             2019期末               増減額          主な内訳
                       第2四半期末
(資産の部)
  流 動 資 産      425.6     399.7    △25.9   売上債権  △28.1
  固 定 資 産      409.2     396.3    △12.8   投資有価証券 △7.8

 資 産 合 計      834.8     796.0 △38.7
 (負債の部)
  流 動 負 債      307.5     265.9    △41.6   仕入債務   △27.9
  固 定 負 債       62.8       63.3    +0.5   未払金     △8.2

 負 債 合 計      370.3     329.3 △41.0
 (純資産の部)
                                          利益剰余金    +7.2
 純資産合計        464.4     466.7     +2.3    有価証券評価差額金△5.2
 (自己資本比率)    (55.6%)    (58.6%)
                                                                 12
        実質借入金残高

 (億円)                                                                     (倍)
  150   134                                                                 0.35
               0.33     銀⾏借⼊残⾼               リース残⾼               D/Eレシオ
        0.2                                                 (実質借⼊⾦ / 純資産)
                                                                            0.30
                      101
  100
                       0.02          90            83            81         0.25
                              0.23          0.21
                                                                       0.17 0.20
                                                          0.18

         134                                                                0.15
   50                 101             90            83            81        0.10

                                                                            0.05

    0                                                                       0.00

        2016          2017           2018          2019     2020上期



                                                                                   13




        連結キャッシュ・フロー計算書

                                             (億円)
                            2019年          2020年         › 営業キャッシュ・フロー
               2019年                                       売上債権の減少 +28.1億円
                             上期             上期
現金及び現金同等物                                                  減価償却費    +22.7億円
  期首残高
                74.3           74.3         76.0          税金等調整前四半期純利益
                                                                  +19.6億円
営業活動による                                                   仕入債務の減少 △28.6億円
                71.1           30.2         29.9          たな卸資産の増加 △6.6億円
 キャッシュ・フロー
投資活動による                                                  › 投資キャッシュ・フロー
               △55.6 △31.1 △23.7
 キャッシュ・フロー                                                 製造装置等の有形固定資産の
財務活動による                                                    取得による資金の減少
               △13.7          △4.1          △7.8
 キャッシュ・フロー
                                                         › 財務キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物                                                  配当金の支払 △6.5億円
  期末残高
                76.0           69.1         74.2           借入金の減少 △1.3億円



                                                                                   14
                  各セグメントの業績




                                                           15




           連結売上高セグメント別構成比

 第2四半期連結売上高構成比

       その他関連事業
                                      その他関連事業
           7.0%     合成樹脂事業
建材事業                          建材事業      6.0%
8.9%                 58.2%     8.2%              合成樹脂事業
                                                   62.2%
           売上高                          売上高
           42,308                       38,146
           百万円                          百万円
                             新規材料事業
新規材料事業                        23.6%
  25.9%
          2019年上期                      2020年上期

                                                           16
合成樹脂事業




                                                                                 17




                合成樹脂事業
(億円)     【上期売上高】                 (億円)   【上期営業利益】
300                               30

                                                               › カップ麺や飲料用シュリンク
250                               25                            フィルム、詰替え用パウチ袋
                                                                が増加。
200                               20
                                                               › 消費増税及びコロナ影響に
150                               15                            より建材用途フィルム等が減
                        250.0
                                                                少。
        246.3   237.1                          23.1
100                               10
                                        18.2           18.0    › 原料構成により変動費が低
                                                                位で推移。
 50                                5
                                                               › 付加価値の高い製品の販売
  0                                0                            数量が増加。
        2019    2020    2020計画          2019   2020   2020計画

       前 年 比 △3.7%                      前 年 比 +26.5%

                                                                                 18
        合成樹脂事業

【製品別売上高】                                            (百万円)

                                2020年上期           前年比
パ ッ ケ ー ジ ン グ B U                  8,912          △0.7%
    シ ュ リ ン ク フ ィ ル ム              4,608           +1.1%
    軟           包           材      3,534           △1.6%

    リ キ ッ ド パ ッ ク                    769           △6.7%

産   業   機    能      材   B   U      2,765          △6.3%
一   般    包       材      B   U      9,167          △6.9%
ア グ リ マ テ リ ア ル B U                2,538          △1.6%
そ           の               他        332          +20.6%
合                           計     23,715          △3.7%



                                                                 19




        合成樹脂事業
【上期のトピックス】
詰替え用パウチ袋
 衛生材料向けが好調に推移。
 売上高 対前年+30.8%
食品向けシュリンクフィルム
 カップ麺や乳酸飲料向けが好調に推移。
 売上高 対前年+6.4%

エコラップ®G、エコラップ®BSS-V2
 食品ロス削減の需要拡大により
 売上高 対前年+14.7%

新型コロナウイルス対策品
医療用プラスチックガウン
 医療従事者が着用する医療ガウン不足への
 対応として40万枚を厚生労働省に納品。
 使い捨て式で医療従事者の感染リスクを低減。             医療用プラスチックガウン   エコラップバリアフィルム
 現在、受注生産で販売中。                                                    20
新規材料事業




                                                                                21




                新規材料事業
(億円)     【上期売上高】                (億円)   【上期営業利益】

140                              14
                                                              › 機能性フィルム
120                              12                            コロナ影響により、自動車用
                                                               途フィルム、プリンター部材が
100                              10
                                                               減少。
 80                               8
                                                              › 光学フィルム
 60                               6                            コロナ影響により、タブレット
        109.5
                        95.0                                   用途等一部の製品は堅調に
                90.2
 40                               4     7.7                    推移するも、スマホ、プロジェ
                                                               クター用途が大きく減少。
 20                               2           3.9     4.0

  0                               0
        2019    2020   2020計画          2019   2020   2020計画

       前 年 比 △17.7%                    前 年 比 △49.3%

                                                                                22
      新規材料事業


  【BU別売上高】                          (百万円)

                        2020年上期   前年比

  第 1 B U ( 機 能 材 料 )    1,170    △14.1%

  第2BU(光学材料-加工)          3,905     △5.6%

  第3BU(電子材料-製膜延伸)        2,613     △2.0%

  商          品     他     1,331    △52.3%

  合                計     9,020    △17.7%




                                            23




      新規材料事業

【上期のトピックス】

コーティング(精密塗工)
 車載向けやスマホ向けLCD、OLED用部材へのコーティング加工。
 コロナ影響により、顧客評価が遅延。




         乾燥炉                巻取機



                                            24
 建材事業




                                                                                   25




              建材事業
(億円)     【上期売上高】              (億円)    【上期営業利益】
40                             4
                                                                一般製品向けパーティクルボード
35                                                          ›
                                                                サプライチェーンの寸断によ
                                                                り、輸入基材の代替品が増
30                             3
                                                                加。
25                                                          ›
                                                                フロア関連向けパーティクルボード
20                             2                                消費増税及びコロナ影響によ
       37.6
                      35.0                                      り、販売数量が大きく減少。
15            31.1
                                     2.8                    ›
                                                                南洋材合板化粧板等
10                             1                    2.0
                                                                前年6月に規格品の販売を、
                                            1.5
 5                                                              本年上期に一部の建築資材
                                                                商品の販売を終了したことに
 0                             0                                より、売上高が減少。
       2019   2020   2020計画          2019   2020   2020計画

       前 年 比 △17.4%                  前 年 比 △44.2%

                                                                                   26
        建材事業



 【製品別売上高】                                (百万円)

                          2020年上期      前年比
 パ ー テ ィ ク ル ボ ー ド 素 板     1,538      +12.2%

 パーティクルボードフロア                905      △30.7%

 住環境(建装材、商品を含む)              667      △38.7%
     (内、パーティクルボード基材加工品)     (477)     (+6.8%)

 合                   計     3,110      △17.4%




                                                 27




        建材事業

【上期のトピックス】
 省施工パネル 販売開始
省施工構造断熱パネルの製造・販売を
オークラプレカットシステム、オークラハウス
と協同で開始



大工の減少、高齢化問題に対し
 省力化・省人化・工期短縮を
メリットに市場へ投入
 2020年上期販売実績19棟

                                省施工パネル設置工事現場

                                                 28
その他関連事業




                                                                              29




              その他関連事業
(億円)     【上期売上高】              (億円)    【上期営業利益】
40                             4

35                                                          › ホテル事業
                                                             コロナ影響により、宿泊や宴会
30                             3                             が落ち込み、売上高が大幅に
                                                             減少。
25
                                                            › 住宅・プレカット事業
20                             2
                                                             コロナ影響により、住宅着工戸
15     29.5                          3.0                     数が減少。
                      25.0                          2.5
              22.9
10                             1                            › 情報処理事業
                                                             調剤薬局向け調剤鑑査システ
 5                                          1.2
                                                             ムの販売が堅調。
 0                             0
       2019   2020   2020計画          2019   2020   2020計画

       前 年 比 △22.2%                  前 年 比 △59.9%

                                                                              30
     その他関連事業

 【事業別売上高】                                              (百万円)

                                           2020年上期    前年比

 ホ       テ           ル         事       業      232    △66.8%
 情   報           処       理     事       業      585     +6.4%
 住           宅             事           業      414    △11.4%

 プ   レ       カ       ッ     ト       事   業    1,257    △11.4%

 賃           貸             事           業      372    △4.5%

 消       去           ・         組       替    △563         -

 合                                     計    2,299    △22.2%



                                                                  31




     その他関連事業
【上期のトピックス】
オークラプレカットシステム 新構造材製造ライン 生産開始




             横架材加⼯機                        柱材加⼯機         パネル加⼯機




                         非住宅木造物件                     非住宅木造物件

高機能省施工パネルや非住宅木造物件(2020年上期実績48棟)
にも対応                                                              32
                            通期の業績予想




                                                      33




         2020年業績予想

    下期 市場、市況の想定
›   新型コロナウイルス(COVID-19)の影響
    ①家庭内加工食品や衛生材料は第3四半期以降も堅調に推移。
    ②自動車関連、電器製品
     第3四半期より緩やかに回復、第4四半期にはコロナ前の7割水準に。
    ③スマホ・テレビ向け電子材料
     スマホは第4四半期まではコロナ前予測の3割減、
     テレビはコロナ前予測の1割減で推移。
    ④住宅・建材
     第4四半期までは3割減、回復は早くても第4四半期後半から。
›   原油・ナフサ 徐々に上昇
     国産ナフサ価格
     2020年2Q:25,000円/KL、3Q:32,000円/KL、4Q:35,000円/KL
新型コロナウイルス感染症の予防対策を継続し、安定供給に努めます。
                                                      34
          2020年業績予想
                                                                          (億円)
                             2019年              2020年            2020年
                                                                            前年比
                             通期実績               上期実績             通期予想
     売       上       高           853.6           381.4            850.0     △0.4%

     営   業       利   益            37.1            20.2             39.0     +4.9%

     経   常       利   益            38.9            21.2             40.0     +2.7%
     親会社株主に帰属する
     当 期 純 利 益                    28.9            13.8             27.0     △6.9%

     設   備       投   資            50.5            18.7             38.0 △24.8%
     減 価 償 却 費                    45.2            22.7             50.0 +10.5%
     償却前経常利益                      84.2            44.0             90.0     +6.9%

2020年2月14日に公表いたしました予想数値を据え置いておりますが、新型コロナウイ
ルスの感染拡大によっては、業績が著しく悪化するリスクがあります。連結業績予想を修
正する必要が発生した場合には速やかに開示いたします。
                                                                                       35




          設備投資(工事ベース)及び減価償却費
             合成樹脂事業                   新規材料事業                     建材事業
(億円)         その他関連事業                  全社                         減価償却費
60                                         58                          減価償却費
                      55                    2
                         1                 2             50                50
50                           4         3                 1
         42           1                                                         設備投資
40
                      10                   15                8    45             38
                                                             5              2
         30                      39              39                        3
30                                                           9              4
          11
         4                                                                  5
20        3           37                   34
                                                         25                24
10        19

 0
         2016        2017             2018            2019             2020計画

  設備投資は今期計画分のうち、約10億円が来期以降へ
                                                                                       36
                 セグメント別




                                                           37




        2020年業績予想 セグメント別

                                                    (億円)

                 売       上      高    営     業    利    益
                 2019年       2020年   2019年      2020年
                 実   績       予   想   実   績      予   想
合 成 樹 脂 事 業          493       510       36.4       37.5
新 規 材 料 事 業          229       215       11.1       13.0
建   材    事   業        74        70        4.6        4.5
その他関連事業              57         55        5.3        5.0
全            社        -         -    △20.3      △21.0
連   結    合   計       853       850       37.1       39.0

                                                           38
        2020年業績予想 セグメント別

                                                  (億円)

                 設    備     投    資     減 価 償 却 費
                 2019年      2020年      2019年    2020年
                 実   績      予   想      実   績    予   想
合 成 樹 脂 事 業          25.7       24.0     27.4     28.5
新 規 材 料 事 業           9.3        5.0      9.9     12.0
建   材    事   業        5.7        4.0      3.4      3.5
その他関連事業               8.0        2.0      2.9      3.5
全            社        1.6        3.0      1.4      2.5
連   結    合   計       50.5       38.0     45.2     50.0

                                                         39




                      補 足




                                                         40
     合成樹脂事業 下期の取組み
環境対応型製品の拡大          バイオマスシュリンクフィルムシリーズ




①PO系多層シュリンク「ラプラー®バイオ」
 植物など再生可能な生物由来の有機資源原料を25%以上使用
 優れた包装適性やヒートシール性及び収縮応力を併せ持つ
②LDPEシュリンク「パワーシュリンクバイオ」
③HDPEシュリンク「CSシュリンクバイオ」
 2020年下期から2021年の販売目標1.5億円
 (参考)シュリンクフィルムの市場 年間約45,000t
     当社シェア PEシュリンク 35%
            PPシュリンク 32%                      41




     合成樹脂事業 下期の取組み
農業用フィルム新製品
農業用生分解性マルチフィルム 「エコローム®こかげ」
 マルチフィルムを微生物が分解するため、
 収穫後のフィルム回収が不要。
 乳白色層で赤外線を反射し、地温上昇を抑制。

トンネル用フィルム「暖地郎」                   エコローム®こかげ


 保湿性・流滴性を有した機能性フィルムで、
 結露防止効果とトンネル内保湿効果を発揮。

環境負荷低減型マルチ「省之助」                  暖地郎
 通常マルチを薄膜化し、厚みを40%カット。
 1,000mの長尺巻きを実現
3製品合計の2020年下期から2021年の販売目標2.2億円
(参考)レタスの全国作付け面積:20,439ヘクタール      省之助
    年間フィルム需要量:約3,700t 当社シェア24%
                                             42
     新規材料事業 下期の取組み

光学フィルム溶融押出機(開発用)
  光学フィルム製品の開発用として導入。総投資額8億円。
  2020年7月より、OLED用部材の試作開発に着手。
  2021年の上市を目指す。


   有機ELディスプレイの構造

                                   HC‐TAC
                   ガラス              PVA
                   透明電極              TAC
                   有機EL発光層           λ/2
                   シリコン系TFT
                                     λ/4
                   ガラス            OLED Panel




                                                      43




     R&Dセンター                     環境・   ライフ
                                エネルギー サイエンス 情報通信

 R&Dセンターのミッション
・環境・エネルギー、ライフサイエンス、情報通信と、3つの領域を横断する
 モビリティ領域を注力分野とし、新規事業・製品に繋がるテーマを開発する
・現有の要素技術の深化と新しい要素技術を獲得する
・既存事業およびその周辺での製品を開発する

  環境・エネルギー         ライフサイエンス                    情報通信
環境・エネルギー負荷を軽減し   ⼈々の安⼼で豊かな⽣活を      エレクトロニクス分野の発展に
持続可能な社会実現に貢献     ⽀える事業             貢献し、安全で快適な暮らしを
する事業                               ⽀える事業




                                                      44
      R&Dセンター
硬性内視鏡用ドレープの試作販売を開始
◆硬性内視鏡⽤ドレープとは
 低侵襲医療として拡⼤している
 腹腔鏡⼿術時に使⽤する内視鏡
 カメラを覆い汚染を防⽌する
 カバーユニット
◆特徴
 先端形状やフィルム折り畳み構造           硬性内視鏡用ドレープ
 によりカメラへの装着が容易
 カメラの滅菌回数を削減可能
 当社開発品                                    カメラ部




                                      先端部


                                                 45




      全社
消化器内視鏡用新型コロナウイルス感染防御システム

 香川大学と協働にて製品開発を開始
 開発前モデル案と量産化コンセプト




 今回考案した製品の主な特徴
 ・被覆フィルム空間内の陰圧化による室内への飛沫拡散の最小限化
 ・飛沫が付着する部材の使い捨て(ディスポーザブル化)による消毒作業等の省力化


                                                 46
   全社

新型コロナウイルス対策品
市販とネットでの販売を開始




                                                   47




   全社
環境課題への取組み
                ◆CO2排出量削減⽬標︓
                 2029年︓2013年⽐25%削減
                 2021年︓2013年⽐14%削減
                 →2019年度は17.4%の削減となり⽬標達成。
                  空調インバータ制御、LED化等、省エネ機器
                  への積極的な更新によりCO2排出量が削減。
                ※2013-2019年の年度は4⽉〜翌年3⽉までとする。
                 2020年上期は2020年1⽉〜6⽉までの途中経過を⽰す。
                 なおScope3については省エネ法に基づく特定荷主トンキロデータを採⽤。



                ◆VOC(トルエン)削減⽬標︓
                 2029年︓2001年⽐30%削減を維持
                 2021年︓2001年⽐30%削減
                 →2019年度は28.9%削減、僅かに⽬標未達。
                  材料の改良によって脱トルエン化を推進。
                ※2001-2019年の年度は4⽉〜翌年3⽉までとする。




                                                   48
                        参考資料




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        《参考資料》 事業紹介
合成樹脂事業
パッケージングBU
 シュリンクフィルム                    【⽤途例】
 中間物流⽤の重量物包装や集積包装、⾷品を         乳酸菌飲料集積⽤、カッ
 直接包装するものなど、オリジナルのデザインや形      プ麺、酒パック等の包装フィ
 状を⽣かしたまま、商品をより美しく安全に包み込      ルム、⾷品トレイ包装⽤バ
 む。⽤途に応じた独⾃の機能を付与すると共に、       リアフィルム
 印刷などの⼆次加⼯や包装システムなどを提案。

軟包材
                              【⽤途例】
 ナイロン・ポリエステル・ポリエチレンなどのさまざまな   ⾷品、洗剤、柔軟剤、シャ
 フィルムを貼り合わせることにより、それぞれの特性     ンプー、ペットフード、お菓
 を活かした機能的な複合フィルムのこと。冷凍⾷       ⼦等
 品の包装やIC基盤の保護⽤フィルム、詰め替え
 ⽤のスパウト付きラミネート袋など、⾝近なところか
 ら最先端の電⼦材料にまで幅広く提供。

リキッドパック                       【⽤途例】
 液体包装容器の総称であり、段ボール箱内で使        ミネラルウォーター、油脂加
 ⽤されるバッグインボックスとドラム⽸内で使⽤され     ⼯製品、調味液(醤油、
 るバッグインドラムに⼤別される。醤油などの⾷料      ソース等)、液体肥料、
 品や化学薬品などの液体輸送の合理化に寄与。        液体洗剤、接着剤


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       《参考資料》 事業紹介
合成樹脂事業
産業機能材BU
                            【⽤途例】
 電⼦・エネルギー・住宅・メディカルなど様々な分野   光学、電⼦、電気製品、
 の主材や基材を提供。液晶パネルに使⽤される      ⾃動⾞、ユニットバス壁⾯、
 位相差フィルムの保護⽤フィルムなど、独⾃の樹     ドア・クローゼット・床などの建
 脂ブレンドノウハウ・⾼い製膜技術・徹底した品質    装材など
 管理で最適なソリューションを提供。

一般包材BU                      【⽤途例】
 規格袋・ごみ袋・包装/梱包荷材など、各種既      規格袋、⽇⽤品、⾷品⽤
 製品はもとより、⾷品・衛⽣材料・家庭紙・⽇      パッケージフィルム、衛⽣材料
 ⽤雑貨・産業資材・医薬・洗剤・化粧品・印刷      ⽤フィルム
 出版物など幅広い分野で製品の包装に使われ
 ているポリエチレンフィルムを提供。


アグリマテリアルBU
                            【⽤途例】
 農業⽤の機能性フィルムであり、全国の農家から     農業⽤フィルム、肥料の保
 親しまれている製品。農作業の省⼒化と作物の      存
 収穫増のために、保温・地温上昇抑制・害⾍忌
 避・抗菌・⽣分解といったさまざまな機能を持つ製
 品をラインアップ。


                                                51




       《参考資料》 事業紹介
新規材料事業
第1BU(機能材料)
TPUチーム(ウレタンフィルム)        【⽤途例】
 機械的・化学的・電気的等著しい機能を     創傷⽤被覆保護ドレッシング
 持つウレタンやフッ素系等の単層、多層フィ   プリント接着⽤シート
 ルムをメディカル分野や⾃動⾞部品メー     印刷転写⽤シート
 カー等に提供。                ヘッドレスト
                        ペイントプロテクションフィルム


BLTチーム(シームレスベルト・樹脂被覆ローラ)
                        【製品種類】
 プリンター等の画像情報機器に必要な電     LBP⽤中間転写ベルト
 ⼦機能を持つベルトやチューブをプリン     クリーニングローラ
 ター・複写機メーカーに提供。         転写ローラ



ADHチーム(アクリル接着剤)
                        【⽤途例】
 3タイプの硬化機構の無溶剤型アクリル接    モーターマグネット(電気⾃動⾞部品)
 着剤を⾞輌・電気・鋼板・鋳型模型から     塗装鋼板
 ゴルフクラブまで幅広い市場に提供。      ゴルフクラブ
                        鋳型模型


                                                52
        《参考資料》 事業紹介
新規材料事業
第2BU(光学材料-加工)、第3BU(電子材料ー製膜延伸)
 MNTチーム、 KEチーム、 PLMチーム、CTチーム、MCSTRチーム

  ⼤型から中⼩型サイズの液晶ディスプレイを始め、タッチパネルや液晶プロジェクター等、電⼦表⽰体の
  キーマテリアルとなる各種光学機能性フィルムをFPDメーカー等に提供。




                                                    53




        《参考資料》 事業紹介
建材事業
パーティクルボード(素板)
 ⽊質廃材を細かくしたチップに接着剤などを混ぜた原料を⾼温でプレスし固
 めたパーティクルボード。
 ⽊質廃材を焼却せず製品としてリサイクルしており、⼆酸化炭素の排出を
 抑制し、地球温暖化の防⽌に寄与。
  【⽤途例】
  キッチン、家具
  フロア
  構造⽤耐⼒⾯材



住環境
 当社のパーティクルボードなどにシートを貼った製品で、住設機器等の部材
 提供及び棚板、フロア等として住宅メーカー等に提供。


 【⽤途例】
 フロア、棚板等のパーティクルボード⼆次加⼯品




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       《参考資料》 事業紹介
その他関連事業
ホテル事業:オークラホテル株式会社
 ⾹川県丸⻲市に本社があり、オークラホテル丸⻲と岡⼭ビジネスホテルアネックスの2つのホテ
 ルを営業。オークラホテル丸⻲は瀬⼾内海を⼀望する最⾼のロケーションでビジネスや観光の
 拠点に便利な⽴地。岡⼭ビジネスホテルアネックスはビジネス向け宿泊の集客に焦点を置い
 た、機能的かつ利便性を重視した宿泊機能集中型ホテル。

情報処理事業:オークラ情報システム株式会社
 ⾹川県丸⻲市に本社があり、ソフトウェア開発やコンピュータシステムの運⽤、保守パッケージ
 ソフトの製造・販売、コンピュータ機器販売を⼿掛けている。ニーズを拾い上げ、形にするまで
 トータルでサポート。

住宅事業:株式会社オークラハウス
 ⾹川県丸⻲市に本社があり、県内の新築、リフォームを⼿掛る。エネルギー収⽀ゼロを⽬指し
 たゼロ・エネルギー住宅や国⼟交通省が定めた耐震性能最⾼等級「耐震等級3」相当で建
 てるなど、快適に安⼼して永く住んでもらう住宅を提供。


プレカット事業:株式会社オークラプレカットシステム
 ⾹川県丸⻲市に本社があり、⽊造建屋宅⽤構造材加⼯(プレカット加⼯)および⽊造建
 屋⽤資材(建築⾦物・基礎素材等)の仕⼊販売を⾏っている。よりよい家を作るために、
 数々の建築データを基に、安全に現場での作業を迅速に⾏えるプレカットされた⽊材を、⽇々
 つくり続けている。

                                               55




  業績予想・事業計画に関する注意事項




    本資料に掲載されている業績予想・事業計画は、
    当社が現時点で⼊⼿可能な情報及び種々の前提に
    基づき作成したものであり、実際の業績等の結果
    は、今後⽣ずる様々な要因によって、予想・計画
    とは異なる場合がございます。




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  2020年12月期
  第2四半期決算説明資料
  ⼤倉⼯業株式会社
2020年8⽉26⽇




                END   57