4220 リケンテクノス 2020-05-21 10:00:00
2020年3月期 決算説明会資料 [pdf]

リケンテクノス株式会社

  2020年3月期
  決算説明会
   2020年5月21日
        目              次



2020年3月期決算概要
2021年3月期業績予想
3ヵ年中期経営計画進捗


  すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   1
2020年3月期決算概要




     すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   2
         2020年3月期 連結業績サマリー
                                                                  単位:百万円、円
                                                                2 0 2 0 年
             2 0 2 0 年 2 0 1 9 年
科        目   3 月 期 3 月 期
                                 前          期     比 増    減    率 3   月   期
                                                                業績予想(※)

売    上   高    98,808      97,813            +995        +1.0%       98,000

売 上 総 利 益     17,975      17,741            +234        +1.3%               -

営 業 利 益         5,581       5,761          ▲180         ▲3.1%        5,300

経 常 利 益         5,670       5,869          ▲199         ▲3.4%        5,300
親会社株主に帰属する
当 期 純  利 益      3,064       3,060               +4      +0.1%        2,700

1株当り利益          48.11       47.43           +0.68       +1.4%        42.22

R    O   S       5.6%         5.9%        ▲0.3%               -        5.4%
※ 過去最高                                                       ※ 2020年1月31日修正後
                   すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                    3
             セグメント別売上高推移
  2020年3月期 売上高                 988億円                        前期比995百万円増(1.0%増)


(億円) 1,100
               978                         988                  その他
     1,000
      900
               208                         232
      800                                                       Building & Construction
                                                                住宅、ビル、建築資材、土木
      700                                                       市場等
               211                         208
      600                                                       Electronics
                                                                エネルギー、情報通信、IT機
      500                                                       器市場等

      400      242                         243                  Daily Life & Healthcare
                                                                医療、生活資材、食品包材市
      300                                                       場等
      200                                                       Transportation
               308                         297                  自動車、鉄道、船舶市場等
      100
         0
             2019年3月期                   2020年3月期

                        すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                      4
                      地域別売上高推移
  2020年3月期 売上高                 988億円                        前期比995百万円増(1.0%増)

(億円) 1,100
                                                    978       988     その他
     1,000                           946
               906     883
      900                                           124       124
                                     136
      800      135     131                                            北米
      700                                           311       295
                                     292
      600      274     260                                            アジア
      500
      400                                                             日本
      300                                                     563
               482     482           507            538
      200
      100
        0
              2016年    2017年         2018年         2019年      2020年
               3月期      3月期           3月期           3月期        3月期
 海外
             46.7%    45.4%        46.4%          45.0%       42.9%
売上高比率
                        すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                  5
営業利益 前期比 増減要因分析
                  単位:百万円
         営業利益 期初予想比 増減要因分析
                                                                     単位:百万円
 7,000
                 生産性改善による
                   原価低減                   北米の販売計画未達
為替レート影響
                           79         189                  光学分野の拡販遅れ
 6,500
                 116

                                                  437            ASEANでの需要低迷

 6,000


                                                           488
         6,500
 5,500



                       919百万円の未達                                  5,581

 5,000
  2020年3月期(期初予想)                                              2020年3月期(実績)

                       すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                  7
連結貸借対照表                   キャッシュ・フロー計算書

         連結貸借対照表                             キャッシュ・フロー計算書
                                                                 単位:百万円

   資産合計            負債合計                                 当期       前期比
                  34,282百万円
                                           営 業 C F       8,805 ▲1,487
91,868百万円        前期末比 4,447百万円減

                                           投 資 C F ▲2,525         +707
前期末比 3,339百万円減
                  純資産合計
流動資産 55,807百万円
                                           財 務 C F ▲5,480 ▲3,917
                  57,586百万円
固定資産 36,061百万円
                                           増 減 額          775 ▲1,604
                 前期末比 1,108百万円増

                                           期末残高         17,812    +775

                    すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して             8
セグメント別概況




    すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   9
                     Ⅰ       Transportation(TR)
(単位:百万円)
            30,892                           5,000
                             29,759
 30,000                                                2020年3月期

                                             4,000
                                                       1,133百万円減収      259百万円減益
                                                       前期比3.7%減        前期比8.6%減

             3,000                                     ○国内では、自動車市場が9月以降低調に推移し、
 20,000
                                             3,000
                                                         エラストマーコンパウンドの販売が減少し、減収。
                                 2,741                 〇海外では、ASEANの塩ビコンパウンドの販売は
                                                         堅調に推移したが、北米、中国及びインド国の
                                             2,000

                                                         需要低迷により、塩ビ及びエラストマーコンパウン
 10,000
                                                         ドが低調に推移し、減収。
                                             1,000     〇セグメント利益は、市況の影響、国内、ASEANでの
                                                         設備投資等に伴うコスト負担増加の影響もあり
               国内売上高     海外売上高       利益
                                                         減益。
     0                                       0
          2019年3月期(通期)    2020年3月期(通期)


                                   すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して              10
                              Ⅰ              Transportation(TR)
       自動車用電装                                    自動車用成型部材                                        2輪車用部材
日系ワイヤーハーネスメーカー地域別コンパウンド使用量動向                         日系自動車生産台数動向                                 2輪車生産台数動向
                                                                                                    インド     ASEAN   中国   その他
150        ASEAN   中国    北米   その他            3,000                                       8,000

         109                                                                                      6,095      ▲5%         5,775
                   ▲6%        102                                ▲7%                     6,000
100      21                                  2,800                                                 942                    940
                               14                                                        4,000    1,400
         15                    14                                                                                        1,400
 50
         18                    18            2,600     2,860                                      1,153                  1,235
                                                                                         2,000
         55                    55                                      2,668                      2,600                  2,200
  0                                          2,400                                          0
(千t)    2018年                 2019年   当社調べ   (万台)      2018年            2019年     当社調べ   (万台)      2018年                 2019年   当社調べ

 ワイヤーハーネス用コンパウンド売上高                            自動車内外装コンパウンド売上高                              2輪車用部材コンパウンド売上高
           ASEAN   中国    北米   その他
200                                           150                                          20
        142        +4%        147                                ▲8%
150                                                                                        15
          1
         17                    3
                              18              100                                                            +33%
100      35                   33                                                           10
                                               50       114              105
 50
         88                   93                                                            5
                                                                                                    9                     12
  0                                             0                                           0
(億円)   2019年3月期           2020年3月期           (億円)     2019年3月期         2020年3月期          (億円)    2019年3月期            2020年3月期


        2020年3月期実績                                    2020年3月期実績                                 2020年3月期実績
日系自動車メーカーの全世界生産台数の前年割れ
                                              大手顧客からのシール部材用エラストマーコンパウ                    全世界で2輪車市場が落ち込む中、インドネシアを
を受けて、日系ワイヤーハーネス用塩ビコンパウン
                                              ンドの承認獲得等はあったものの、日系自動車                      中心に塩ビコンパウンドの販売を拡大、前年比大幅
ドの市場も落ち込む中、軽量化ニーズを背景とした
                                              メーカーの全世界生産台数の落ち込みを跳ね返せ                     増収を実現。未開拓市場であるベトナム・インドでも
当社の強みである薄肉電線へのシフトが進行、
                                              ず、前年比減収。                                   当社材の新規顧客による評価が進捗。
前年比増収を実現。

                                             すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                                            11
           Ⅱ         Daily Life & Healthcare(DH)
(単位:百万円)
                                             4,000

 30,000
                                                      2020年3月期

            24,250           24,308
                                                      58百万円増収         191百万円増益
                                             3,000    前期比0.2%増        前期比11.4%増

                                                      〇国内では、生活資材市場向け塩ビコンパウンド
 20,000
                                                        及び家電用フィルムの販売が堅調に推移、食品
                                             2,000      包材市場ではラップ製品の拡販が進み増収。

                                 1,860
                                                      〇海外では、医療市場向け塩ビコンパウンドの販売
             1,669                                      は堅調に推移も、ASEAN及び北米における生活
 10,000
                                                        資材市場の塩ビコンパウンド及び中国における
                                             1,000

                                                        ラップ製品の販売が減少し、減収。
                                                      〇セグメント利益は、生産性向上の寄与もあり増益。
               国内売上高     海外売上高      利益


     0                                       0
          2019年3月期(通期)     2020年3月期(通期)


                                  すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して               12
          Ⅱ         Daily Life & Healthcare(DH)
                    医療用                                                  食品包材
          医療用透析回路材料市場動向                                        日本の業務用ラップ市場動向
 500                                                300
                     +7%
                                                                             横ばい

 400                                                250
           440                   470
                                                                 264                    264
 300                                                200
(億円)       2018年                 2019年      当社調べ   (億円)          2018年                  2019年          当社調べ


       医療用コンパウンド・フィルム売上高                                                 食品包材売上高
 80                                                 150
           59        日本    海外
                                  59                            115          日本   海外    117
 60                                                                                       8
                                                    100              9
 40                  横ばい                                                     +2%
           49                     50                                                     109
 20
                                                     50          106
  0        10                      9                  0
(億円)     2019年3月期               2020年3月期           (億円)        2019年3月期                2020年3月期

                2020年3月期実績                                               2020年3月期実績
国内では、新規顧客へ高付加価値エラストマーコンパウンドの販売開始やフィルム
の拡販はあるものの、一部顧客の海外への生産移管 があり減収。                     包装機メーカーとの連携の進捗及び国内3拠点/海外1拠点の供給能力を活かした
一方、海外では、アジアでの塩ビコンパウンド拡販と共に、2021年3月期での拡販に           需要の取り込みにより業務用ラップが増収。また、小巻ラップでは、家庭用量販店
向け、グローバル非日系の新規開拓活動 を進めた他、顧客の生産設備増強に                向け販売 を進めた他、エンドユーザー向けにInstagramを開始。
対応した顧客承認の取得も進捗。

                                 すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                                13
                         Ⅲ        Electronics (EL)
(単位:百万円)
                                            1,500

 30,000
                                                     2020年3月期

                                                     267百万円減収        125百万円減益
                                                     前期比1.3%減        前期比30.6%減
            21,150           20,883
                                            1,000    〇国内では、エネルギー、情報通信市場における
 20,000
                                                       塩ビコンパウンド及び光学分野におけるフィルムの
                                                       大型案件の売上が前年を下回り、全体としては
                                                       減収。
                                                     〇海外では、中国情報通信市場での景気減速に
                                            500
 10,000
                                 283
                                                       よる販売減少の他、インドネシア電力ケーブル
             408
                                                       需要の低迷する中、北米電線市場での塩ビ
                                                       コンパウンドの販売増により増収。
               国内売上高     海外売上高     利益
                                                     〇セグメント利益は光学分野での販売数量減少に
     0                                      0
          2019年3月期(通期)     2020年3月期(通期)                より減益。

                                 すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して               14
                          Ⅲ       Electronics (EL)
          電力・通信インフラ                                           自動車周辺インフラ
              ASEAN電力需要動向                                            EV/PHV生産台数動向
                                                                          中国   米国     その他
1200                                               300
                     +5%                                        202            +9%           221
 800                                               200
                                                                 41                           69
                                                                 36                           33
 400       852                    892              100
                                                                126                          119
   0                                                 0
(TWh/年)    2018年                 2019年      当社調べ   (万台)         2018年                        2019年          当社調べ


           電線用コンパウンド売上高                                     充電・センサーケーブル用コンパウンド売上高
 150                                                10
                     日本    海外
           110                   110
 100
            56       横ばい          60                 5                         +17%
  50
            54                    50                             3.6                          4.2
   0                                                 0
 (億円)     2019年3月期              2020年3月期           (億円)        2019年3月期                     2020年3月期

                 2020年3月期実績                                             2020年3月期実績
国内では電力ケーブル用塩ビコンパウンドが減収。
                                                   国内外のEV/PHV市場が拡大する中、充電ケーブル用塩ビコンパウンドを中心
一方、海外ではインドネシア電力ケーブル需要の低迷の影響を被る中で、北米
                                                   に販売も拡大、中国向けの新規顧客獲得等もあり、前年対比で市場を上回る
の電線用塩ビコンパウンドの拡販により増収確保。電力需要の増加するアジア
                                                   成長を実現。
及び未開拓地域への拡販に向け活動中。


                                 すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                                     15
         Ⅱ         Daily Life & Healthcare(DH)
                    Ⅲ Electronics (EL)
                                      光学フィルム
               モバイル市場動向                                   非モバイル(車載EV・産業)動向
2,200                                          280

2,150
                   +2%
                                               260                       +10%
2,100                                          240
                            2,168                                                261
2,050    2,130                                 220
                                                                237
2,000                                          200
(百万台)     2018年              2019年     当社調べ   (百万台)         2018年                2019年        当社調べ


             光学フィルム売上高                                                ターゲット用途例
 20
                   +14%                          ◆車載用ディスプレイ                ◆産業用ディスプレイ
 15

 10

          14                 16
  5

  0
(億円)    2019年3月期            2020年3月

               2020年3月期実績
抗ウイルス/抗菌機能を取り入れた高透明フィルム「リケガード」の開発と
共に、自動車窓ガラス用遮熱フィルム「Ice-μ」の事業譲受実施。半導体
関連も海外向けで伸長。


                            すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                            16
           Ⅳ         Building & Construction(BC)
(単位:百万円)
                                            1,500

 30,000
                                                     2020年3月期

                                                     2,438百万円増収      90百万円増益
                             23,291
                                279                  前期比11.7%増       前期比19.1%増
            20,853
               99
                                            1,000    〇国内では、非住宅市場におけるインテリアフィルム
 20,000
                                                       の新意匠の採用による販売増加、一昨年子会社
                                                       化したデザイン会社の売上への寄与があり、増収。
                                                     〇海外では、北米における建築資材市場向け塩ビ
                                 561
                                                       コンパウンド、欧州および中国におけるインテリア
                                            500
 10,000
                                                       フィルムの販売が減速し、減収。
              471
                                                     〇セグメント利益は、国内での高付加価値品の販売
                                                       増加により増益。
               国内売上高     海外売上高     利益

     0                                      0
          2019年3月期(通期)     2020年3月期(通期)


                                 すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して               17
          Ⅳ         Building & Construction(BC)
                  インテリア                                          住宅・建築資材
       日本・北米      家具/壁装フィルム市場動向                             日本の住宅建築資材コンパウンド動向
500                 日本   北米
                                                    160
400
          385       横ばい          385
300                                                 140                   横ばい
          224                     224
200
                                                    120
100                                                              135                 135
          161                     161
  0                                                 100
(億円)      2018年                  2019年      当社調べ   (億円)          2018年               2019年          当社調べ


          インテリアフィルム売上高                                       住宅・建築資材コンパウンド売上高
                    日本     海外                                             日本   海外
 150                                               100
                                 116                                                  74
           89       +30%
                                  9
                                                    80           69        +7%
 100
                                                    60
            6                                                    35                   37
                                                    40
  50
           83                    107
                                                    20
                                                                 34                   37
   0                                                 0
(億円)     2019年3月期               2020年3月期           (億円)        2019年3月期             2020年3月期

                2020年3月期実績                                            2020年3月期実績
国内では、デザイン子会社の活用により非住宅市場での新意匠製品を拡販。
                                                   国内では、ハウスメーカーのZEH対応を狙った塩ビコンパウンドの拡販と共に、
また、デザイン子会社の売上への寄与により大幅増収。
                                                   ホテル等の非住宅市場での拡販 が進捗し、市場を大きく上回る成長を実現。
海外でも、デザイン子会社の活用によりコスト競争力のある製品のデザインを
                                                   海外でも、ASEANにおける非日系顧客への塩ビコンパウンド拡販が進捗し
強化して新市場にて拡販。また、高機能で3D成形性に優れる製品を北米・中国
                                                   増収。
で販売開始。

                                 すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                             18
2021年3月期業績予想




     すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   19
      2021年3月期 連結業績予想


【業績予想の前提】
〇新型コロナウイルス感染症による国内外経済の急激な悪化による影響に

関しては、5月末での政府による緊急事態宣言の解除を念頭に置くものの、

厳しい経営環境が特にこの先半年程度を中心とした業績に影響を及ぼす

ものと想定。




           すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   20
          2021年3月期 セグメント別施策

          Transportation                                       Electronics

                                             〇電力通信インフラにおいては、国内でのエネルギー/情報
〇自動車用電装では、海外を中心に 当社が強みとする自動車
                                              通信市場における塩ビコンパウンド及び海外電線分野コンパ
 用薄肉絶縁材用塩ビコンパウンドを拡販。
                                              ウンドを拡販。
〇自動車用成型部材では、国内で導入した新ラインを活用し、
                                             〇自動車周辺インフラでは、充電ケーブル用コンパウンド及び
 機能部材及びシール部材用エラストマーコンパウンドを拡販。
                                              センサーケーブル用コンパウンドを拡販。
 海外でも展開を図る。
                                             〇光学フィルムでは、抗ウイルスフィルムの医療/モバイル/公共
〇二輪部材では、インドネシア/ベトナムでのシェアアップと共に
                                              施設等への供給拡大と共に、抗ウイルス/抗菌と掛け合わせ
 タイ/インド市場も開拓。
                                              た複合機能材の開発。



      Daily Life & Healthcare                           Building & Construction


〇医療用では、国内でのエラストマーコンパウンド及びフィルム                〇インテリア分野においては、国内外ともデザイン子会社をフル
 の拡販に加え、アジアでの日系顧客の増産に対応した塩ビ                   に活用し、末端顧客への意匠性の高い塩ビ製品提案による
 コンパウンドの拡販及び非日系顧客の開拓。                         拡販と共に、前期に参入した海外新市場 での拡販を継続。
〇食品包材では、業務用ラップ及び家庭用量販店向け小巻                   〇住宅・建築資材分野では、国内において引き続き非住宅市場
 ラップの拡販に加え、包装機メーカーと連携した業務用ラップ                 での拡販に注力すると共に、海外では硬質塩ビコンパウンド
 のグローバル展開。                                    の非日系顧客への拡販を推進。


                           すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                      21
                  2021年3月期 連結業績予想
                                                                                  (単位:百万円、円)
                   2020年       2021年
科             目   3月期実績      3月期業績予想
                                            増    減    率

                                                                           売上高      営業利益

売     上       高   98,808       87,500 ▲11.4%               120,000

                                                                                                  10,000
                                                                         98,808
                                                           100,000
営 業 利 益            5,581         3,000        ▲46.2%                                87,500
                                                                                                  8,000
                                                               80,000

経 常 利 益            5,670         2,800 ▲50.6%                                                     6,000
                                                               60,000

親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益          3,064         1,000 ▲67.4%                  40,000
                                                                        5,581                     4,000




1株当り利益             48.11         15.87 ▲67.0%                  20,000
                                                                                    3,000         2,000




R     O       S     5.6%           3.4% ▲39.3%                     0
                                                                        2020年3月期   2021年3月期
                                                                                                  0

                                                                           (実績)     (業績予想)
【業績予想のポイント】
国内では食品包材・光学フィルム・リケガード等での拡販、海外ではベトナム拠点の成長を見込むものの、
全体としては、新型コロナウイルス感染症による経済悪化の影響を跳ね返せず、減収減益と見込む。
                           すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                                 22
3ヵ年中期経営計画進捗




    すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   23
                            計数計画
  連結      2020年3月期    2022年3月期
                                         (億円)             売上高(億円)               営業利益
  ベース        (実績)     (計画最終年度)
                                          1,500                                               120


 売上高        988億円 1,150億円                                                                     100
                                                                                   1,150
営業利益         56億円          85億円           1,000
                                                    978        988
                                                                                              80
                                                                          875         85
経常利益         57億円          85億円                     57         56                             60


当期純利益        31億円          50億円             500                            30                 40


  ROS          5.6%           7.0%                                                            20



  ROE          6.2%           8.0%            0                                               0
                                                  2019年3月期   2020年3月期   2021年3月期   2022年3月期
                                                    (実績)       (実績)       (予想)       (計画)
前提条件 為替:¥110/US$ 国産ナフサ:¥50,000/KL
                      すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                                24
       5つの主要課題

1   グローバル経営の深化とシナジー


2   戦略思考による収益力向上


3   効率を極めた生産体制の実現


4   サステナブルな社会への貢献

    人材育成とガバナンス重視の経営による
5   企業体質の強化
       すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   25
            5つの主要課題

 1     グローバル経営の深化とシナジー

海外拠点の経営のレベルの深化                 グローバルにシナジーを発揮

      2020年3月期実績                                2021年3月期実施事項
新セグメントでのグローバル運営を徹底、日本を                          より一層のグローバル運
含む各拠点間の連携が進捗。                                   営を推進。
アジア地域でのコンパウンド事業に注力し、
                                                アジアにおけるコンパウ
タイ・ベトナムで売上アップ。
                                                ンド事業戦略の更なる強
コニカミノルタより自動車窓ガラス用遮熱フィル                          化。
ム「ICE-μ(アイスミュー)」にかかる事業を事
業譲受。



            すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して             26
            5つの主要課題

 2    戦略思考による収益力向上

高付加価値製品の販売強化                   効率的な利益の向上

     2020年3月期実績                                 2021年3月期実施事項
利益向上を目指してマーケット分析に基づく                            シェアードの更なる拡張と子
戦略を実行。                                          会社システム統合。
管理業務のシェアード推進による経費削減を                            IMIとの協働の更なる進展。
実施。
                                                コストダウンと顧客向けサー
デザイン子会社であるIMIとの一体運営の進                           ビスを目的とした物流改革を
展。                                              実施。




            すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して               27
             5つの主要課題

3     効率を極めた生産体制の実現

                 生産の効率化
    2020年3月期実績                 2021年3月期以降の重点施策
新規高吐出エラストマーラインの                  モデルラインへの自動化設備、設備
増設                               故障の予兆管理システムの導入
食品包材ラインの効率生産促進                   工場共有設備の再構築によるエネル
                                 ギーコストの削減

       グローバルでのもの造り強化
    2020年3月期実績                 2021年3月期以降の重点施策
生産管理指標の統一                       リケンスタンダードの強化
コスト管理項目の統一                      海外拠点での生産性改善活動の強化

             すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して      28
                   5つの主要課題

  4       サステナブルな社会への貢献
         持続可能な社会を目指し、主要課題に沿ってSDGsへの取組みを強化しております。
                 新しい取組みについては、トピックスでご紹介します。

①グローバル経営の深化とシナジー            ③効率を極めた生            ④サステナブルな    ⑤人材育成とガバ
②戦略思考による収益力向上               産体制の実現              社会への貢献      ナンス重視の経営
                                                            による企業体質の
       リサイクルできないゴム製品                                        強化
       の代替となる熱可塑性エラス
       トマーを拡販。


                             化学物質と廃棄物            抗菌、抗ウイルス
                             の適正な管理              のリケガード製品
             食品包材では                              の販売         継続的な支援
          食品を衛生的に保ち
         余った食品を保存する
        などフードロス削減に貫献


                               すべての主要課題をステークホルダーの皆さまとの
全主要課題共通のSDGs                   パートナーシップで解決してまいります。


                   すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して              29
             5つの主要課題

     人材育成とガバナンス重視の経営による企業体
 5   質の強化

グローバルに活躍できる人材の育成                   グループガバナンスの強化

あらゆるステークホルダーに配慮した持続可能な経営の実現

     2020年3月期実績                             2021年3月期実施事項
ダイレクトリクルーティング、インター                        採用手法の多様化・研修制度体
ンシップ強化等採用手法の多様化実施。                        系の再構築によるグローバル人
                                          材の強化。
人材強化を狙いとした人事制度・研修制
度の見直し。                                    コンプライアンスの徹底を継続。
自社株買い(2,800千株)によるROEの改善。                  資本政策(自己株活用等)による
                                          時価総額増強。

             すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して             30
                    設備投資
       3ヵ年中期経営計画での設備投資合計 計画:145億円
                                                  単位:億円 ※メンテナンスを含む。


                                                   減価       研究
 年度        主な設備投資                           総額    償却費      開発費

           国内エラストマー増設
2020年3月期
  (実績)
           タイ ITシステム更新
             効率化設備投資
                                            43     38       15
2021年3月期   研究開発センター増築
  (予測)       効率化設備投資                        42     35       16
           タイエラストマー増設
2022年3月期      中国塩ビ増設
(中計最終年度
  計画値)     インドネシア塩ビ増設                       52     36       16
             効率化設備投資
              すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して              31
                  トピックス①
          抗ウイルス製品「RIKEGUARD                     (リケガード)」
「RIKEGUARD    」は、抗ウイルス・抗菌性の製品です。
製品特徴
●抗ウイルス性能:製品上の特定のウイルスの数を99.99%減少。
●抗菌性能:製品上の細菌の増殖割合を100分の1以下に抑制。
●安全性を認証するSIAAマークを取得したグレードを多数ラインアップ。
●フィルムは、信頼のSIAAマークを取得した世界唯一の透明フィルムであり、従来困難で
あった高い透明性を実現。 *抗ウイルスおよび抗菌の認証を受けた透明フィルムとして。2020年4月1日現在。

◆用途例
フィルム製品          コンパウンド製品
・ディスプレイ表面用      ・グリップ材用
・ウィンドウ用         ・キャスター用
・フェイスシールド用      ・長靴用
・壁装用            ・手摺りなど建材用


                 すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して         32
         トピックス②
「ICE-μ(アイスミュー)」にかかる事業を事業譲受
  コニカミノルタ株式会社より、2019年11月29日付で、
  自動車窓ガラス用遮熱フィルム「ICE-μ(アイスミュー)」
      にかかる事業を事業譲受いたしました。
  今後は、重点地域であるアジアの自動車市場を中心に
       さらなる拡販を目指してまいります。




        すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   33
                       トピックス③
                    「Blue Challenge」始動
独自の配合加工技術で生み出されるリケンテクノスグループのプラスチック製品
は、創業以来、多くの産業を支え、豊かさ、安心、快適さをお届けしてきました。
同時に、化学メーカーの責任としてサステナブルな社会へ貢献すべく日々、取り
組みを続けています。これらの活動を「Blue Challenge」と称し、さらに強力に推
進してまいります。取り組み内容は、随時発信してまいります。

「Blue Challenge」は、地球をより豊かにするためのリケンテクノスグループの挑戦です。

                      Blue Challenge
    「RIKEN ブルー※」と地球を表します。          リケンテクノスウェイのミッションで掲げている「チャレンジメーカー」
    ※リケンテクノスでは、コーポレートカラーとして        に由来しています。
    「RIKEN ブルー」を使用しています。           価値を生み出すために常に挑戦していく姿勢を表しています。




                      すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                34
 自己株式/転換社債型新株予約権付社債

    自己株式取得(2019年7月31日決議)結果

   取得した株式の総数                 : 2,800千株
   株式の取得価額の総額                : 1,353百万円
   取得期間:2019年8月7日∼2019年10月31日

転換社債型新株予約権付社債(2015年3月19日発行)償還結果

   発行価額    : 4,000百万円
   転換金額    : 3,545百万円
   転換株式数   : 7,558千株
   償還金額    :      455百万円(2020年3月19日償還)
           すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   35
             株主還元 ∼配当金∼
        連結配当性向30%程度を一つの目途とした上で、
 配当方針
        今後の事業投資・自己資本の充実等も勘案し、安定的な配当を行う。
                                                                      (円)

                                                       年間配当性向 純資産配当率
           中間           期末              通期              (連結)    (%)

2018年3月期    6.00         6.00           12.00           28.8   1.6

2019年3月期    6.00         8.00           14.00           29.5   1.9

2020年3月期    8.00         8.00           16.00           33.3   2.1

2021年3月期
  (予想)※
            2.00         4.00            6.00           37.8    -
※2021年3月期については、業績見通しを踏まえ、6円配当。今後の業績動向に応じて適時適切に見直し。
                   すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して             36
               免責事項

本資料に記載されている計画、見通し、戦略およびその他の歴史的事実でないもの
は、作成時点において入手可能な情報に基づく将来に関する見通しであり、さまざ
まなリスクおよび不確実性が内在しています。実際の業績は経営環境の変動などに
より、これら見通しと大きく異なる可能性があります。また、本資料に記載されて
いる当社および当社グループ以外の企業などにかかわる情報は、公開情報などから
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      webmaster@rikentechnos.co.jp
             経理部 髙見

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