4220 リケンテクノス 2021-11-11 10:00:00
2022年3月期 第2四半期決算説明会資料 [pdf]
リケンテクノス株式会社
2022年3月期上期
(2022年3月期 第2四半期)
決算説明会
2021年11月11日
目 次
決算概要
セグメント別概況
3ヵ年中期経営計画進捗
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 1
決算概要
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 2
2022年3月期上期 連結業績サマリー
単位:百万円、円
2 0 2 2 年
2 0 2 2 年 2 0 2 1 年
科 目 3月期上期 3月期上期
前 年 同 期 比 増 減 率 3月期上期
業 績 予 想
売 上 高 50,965 40,589 +10,376 +25.6% 50,000
売 上 総 利 益 9,064 7,242 +1,822 +25.2% -
営 業 利 益 3,076 1,672 +1,404 +83.9% 2,300
経 常 利 益 3,307 1,737 +1,570 +90.4% 2,300
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益 2,137 811 +1,326 +163.3% 1,300
1株当り利益 33.90 12.87 +21.03 +163.4% 20.62
R O S 6.0% 4.1% +1.9% - 4.6%
※売上高及び各段階利益は過去最高。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 3
セグメント別売上高推移
2022年3月期上期 売上高 509億円 前年同期比 103億円増(25.6%増)
(億円)600
その他
495 492 509
500 476
119 113 405 121 Building & Construction
400
111 住宅、ビル、建築資材、土木市場
等
99 101
107 101 90 Electronics
300 エネルギー、情報通信、IT機器市
83 場等
116 127 133 130
200 Daily Life & Healthcare
116 医療、生活資材、食品包材市場
等
100
149 148 138 155 Transportation
104 自動車、鉄道、船舶市場等
0
2020年 2020年 2021年 2021年 2022年
3月期上期 3月期下期 3月期上期 3月期下期 3月期上期
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 4
地域別売上高推移
2022年3月期上期 売上高 509億円 前年同期比 103億円増(25.6%増)
(億円) 600
その他
495 492 509
500 476
65 59 74 北米
405 63
400
49
148 147 167
142 アジア
300 117
200 日本
278 284 267 265
100
237
0
2020年 2020年 2021年 2021年 2022年
3月期上期 3月期下期 3月期上期 3月期下期 3月期上期
海外
43.7% 42.2% 41.4% 43.8% 48.0%
売上高比率
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 5
営業利益 前期比 増減要因分析
単位:百万円
6,000
固定費削減 為替レート影響 物流費増加
5,000
国内数量増加 原材料価格高騰
4
509 433
4,000
海外数量増加 1,007
968
3,000
1,362
2,000
3,076
1,000
1,672 1,404百万円の増益
0
2021年3月期上期 2022年3月期上期
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 6
営業利益 業績予想比 増減要因分析
単位:百万円
4,000
3,500
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
連結貸借対照表 キャッシュ・フロー計算書
連結貸借対照表 キャッシュ・フロー計算書
単位:百万円
資産合計 負債合計 当期 前年同期比
36,754百万円
営 業 C F 1,915 ▲2,395
99,881百万円 前期末比 2,622百万円増
投 資 C F ▲1,072 +870
前期末比 4,672百万円増
純資産合計
流動資産 62,327百万円
財 務 C F ▲1,532 +33
固定資産 37,553百万円
63,127百万円
増 減 額 ▲441 ▲1,046
前期末比 2,050百万円増
期末残高 20,639 +2,222
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 8
セグメント別概況
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 9
Ⅰ Transportation(TR)
(単位:百万円)
20,000 2,000 2022年3月期上期実績
15,587 5,125百万円増収 329百万円増益
前年同期比49.0%増 前年同期比37.7%増
10,461 ○ 国内では、自動車生産台数が前年比104%に伸長した影響
10,000 1,203 1,000
から同市場へのコンパウンドの販売が増加し、増収。
874 ○ 海外では、自動車生産台数が前年比139%に伸長した影響
国内売上高 海外売上高 利益 から同市場へのコンパウンドの販売が増加し、増収。
○ セグメント利益は市況の回復による国内・海外販売の増加
により、増益。
0 0
2021年3月期(上期) 2022年3月期(上期)
31,300
5,000 2022年3月期業績予想
30,000
24,310
4,000 6,990百万円増収 604百万円増益
前期比28.8%増 前期比28.1%増
2,750 3,000
20,000
○ 国内は、自動車生産台数は前期並みの見込み。
2,146
2,000
○ 機能・シール部材用エラストマーコンパウンドの拡販により数量
国内売上高 海外売上高 利益
増加。
10,000
○ 海外では、自動車生産台数は前期比109%に伸長。
1,000
○ 電装用(ワイヤーハーネス)・自動車、2輪成型用コンパウンドの
拡販により数量増加。
0 0
2021年3月期(通期) 2022年3月期(通期予想)
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 10
Ⅰ Transportation(TR)
重点分野① 自動車用電装(ワイヤーハーネス)
市場動向(予測) 自動車電装用コンパウンド売上高
日系ワイヤーハーネスメーカー地域別コンパウンド使用量 当社調べ
(億円)
(万トン) 160
15 ▲15% +28%
+10% 147 ▲15%
10.2 9.6 150
10 8.7
18
125
5 下期
15
0
33 予想
2020年 2021年 2022年 100
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測) 30
ASEAN 中国 北米 その他
9
2022年3月期 上期実績 19
50 93
• 日系自動車メーカーの全世界生産台数は、新型コロナウイルス 77
感染拡大の影響からは回復。その結果、ワイヤーハーネス用
コンパウンドの販売も増加し増収。 49
3 3 2
2022年3月期 通期施策 0
2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
• 日系自動車メーカーの全世界生産台数は回復傾向のため、 (実績) (実績) (予想)
受注を確実に取込む。
日本 ASEAN 中国 北米 中計目標:174億円
• ASEAN・中国での拡販。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 11
Ⅰ Transportation(TR)
重点分野② 自動車用成型部材
市場動向(予測) 自動車内外装コンパウンド売上高
日系自動車生産台数 当社調べ
(億円)
(万台) 120
3,000 ▲18%
+7% 104 ▲18%
2,000 99
+16%
2,668 2,176 2,327
1,000 90 85
0
2020年 2021年 2022年 下期
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測)
予想
60
2022年3月期 上期実績
• 日系自動車メーカーの全世界生産台数は新型コロナウイルス
感染症拡大の影響から回復。その結果自動車用成形部材 30
用コンパウンドの販売も増加。 47
2022年3月期 通期施策
0
• 日系自動車メーカーの全世界販売台数は回復傾向のため、 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
受注を確実に取込む。 (実績) (実績) (予想)
• 新規採用が進むシール部材・機能部材の海外顧客への展開を
継続。 中計目標:124億円
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 12
ⅠTransportation(TR)
Transportation(TR)
重点分野③ 2輪車用部材
市場動向(予測) 2輪車用部材コンパウンド売上高
2輪車生産台数 当社調べ
(億円)
(万台)
▲24% +18% 18
5,775 5,191
6,000 +45% 16
4,403
4,000
2,000
12 ▲7% 下期
12 11
0
2020年 2021年 2022年 予想
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測)
インド ASEAN 中国 その他
2022年3月期 上期実績 6
• ベトナム、インドネシア、タイなどにて2輪車生産が回復。 7
その結果、2輪車用成形部材用コンパウンドの販売も増加。
2022年3月期 通期施策 0
2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
(実績) (実績) (予想)
• ASEAN、特にベトナムにおいて、拠点を活用し拡販を強く進め、
ASEAN地域で70%のシェア獲得を目指す。
中計目標:14億円
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 13
Ⅱ Daily Life & Healthcare(DH)
(単位:百万円)
15,000 4,000
2022年3月期上期実績
13,097
11,689
1,408百万円増収 125百万円減益
10,000
2,000 前年同期比12.0%増 前年同期比11.1%減
5,000 1,133 1,008 ○ 国内では、生活資材市場の塩ビコンパウンド、フィルム及び食品包材
市場の業務用ラップの拡販が進み、増収。
国内売上高 海外売上高 利益 ○ 海外では、新型コロナウイルス感染症の影響によりASEAN顧客の稼
0 0 働が低下し販売減も、生活資材市場向け塩ビコンパウンドの拡販が
2021年3月期(上期) 2022年3月期(上期)
進み、全体として増収。
8,000 ○ セグメント利益は、原材料価格の高騰により、減益。
29,800
30,000
25,037 6,000 2022年3月期 業績予想
20,000
※ 4,000 4,763百万円増収 640百万円減益
前期比19.0%増 前期比23.4%減
10,000 2,740 2,100 2,000
○ 国内では、医療市場向け高機能エラストマーコンパウンドの拡販。
国内売上高 海外売上高 利益
食品包材では引き続き新型コロナウイルス感染症による内食需要
0 0
2021年3月期(通期) 2022年3月期(通期予想) の取り込みによる業務用ラップ拡販及び家庭用量販店向け小巻
ラップの拡販。
※2022年3月期(予想)には、連結子会社の吸収合併に伴い、 ○ 海外は、ASEANを中心に塩ビコンパウンドの拡販。
合併後にリケンテクノスで計上される、リケンファブロ分の
2022年1∼3月の3ヵ月分の売上が含まれております。 ○ セグメント利益は、原材料価格の高騰により、減益。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 14
5/14PM更新 ⅡDaily Life & & Healthcare(DH)
Daily Life Healthcare(DH)
重点分野① 医療用
市場分析:全世界で年7%の伸び、500億円強の市場になる見込み
市場動向(予測) 医療用コンパウンド・フィルム売上高
医療用透析回路材料市場 当社調べ (億円)
(億円) 世界市場規模 80
600
+6% +6% +7%
+3% 65
400
59 61
200 470 498 528 60
0 下期
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測) 予想
40
2022年3月期 上期実績 50 52
• 国内では、新規に高機能エラストマーコンパウンドの拡販が
進むも新型コロナウイルス感染症により通院患者数が減少し、 20
売上は横這い。 25
• 海外では、新型コロナウイルス感染症の影響によりASEAN顧
客の稼働が低下し、販売減。 9 9
0
5
2022年3月期 通期施策 2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
• 国内では、高機能エラストマーコンパウンドの拡販を進める。
• 海外では、ASEANで日系顧客への塩ビコンパウンド拡販及 日本 海外
び非日系顧客への拡販を進める。 中計目標:71億円
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 15
5/14PM更新 ⅡDaily Life & & Healthcare(DH)
Daily Life Healthcare(DH)
重点分野② 食品包材
市場動向(予測) 食品包材売上高
日本の業務用ラップ市場 (億円)
(食品用途ストレッチ・シュリンクフィルム) +22% 149
150
(億円) (%)
300 +3% 273 +1% 276 50 +4%
264 40 122
30 117
250
18 21 23 20 9 下期
10 8
200 0 100 予想
2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
(実績) (実績) (予測)
市場規模 当社シェア 当社調べ
※
2022年3月期 上期実績 113
50
109 4
• 業務用ラップは、新型コロナウイルス感染症による内食需要を取
込み増収。
• 小巻ラップは、家庭用量販店向けは堅調に推移したが、新型 52
コロナウイルス感染症により、外食産業向けが減収。
2022年3月期 通期施策 0
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
• 業務用ラップは、スーパー向けに拡販。
日本 海外
• 小巻ラップは、家庭用量販店への新規拡販と、新規販路を開拓し
拡販。 ※リケンファブロ合併要因3ヵ月分を含む。 中計目標:130億円
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 16
Ⅲ Electronics (EL)
(単位:百万円)
2022年3月期上期実績
10,102
10,000
8,332 500 1,770百万円増収 237百万円増益
前年同期比21.3%増 前年同期比 −
200 ○ 国内では、新型コロナウイルス感染症の影響から回復傾向に
5,000
205
▲31 ある情報通信・エネルギー市場の塩ビコンパウンドの拡販が進
(100)
み、増収。
○ 海外では、米国・タイ及び中国での塩ビコンパウンドの販売が
国内売上高 海外売上高 利益
増加、半導体用フィルムの販売も成長し、増収。
0 (400) ○ セグメント利益は、販売の増加により黒字化。
2021年3月期(上期) 2022年3月期(上期)
2022年3月期業績予想
1,200
20,000 2,570百万円増収 71百万円増益
20,000
17,430 900 前期比14.7%増 前期比18.9%増
○ 国内では、エネルギー市場の需要回復を捉え、塩ビコンパウンド
600
の販売拡大により増収を狙う。さらに、情報通信・ロボット・FA
10,000
ケーブル市場の需要増加を捉え、塩ビコンパウンドを拡販。
379 450 300 ○ 海外では、米国および中国での情報通信・エネルギー市場の需
国内売上高 海外売上高 利益 要増加を捉え塩ビコンパウンドを拡販、半導体用フィルムも新
0 0 規開拓が順調に進む見込み。
2021年3月期(通期) 2022年3月期(通期予想)
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 17
5/14PM更新 Ⅲ Electronics (EL)
重点分野① 電力・通信インフラ
市場動向(予測) 電線用コンパウンド売上高
国内電線の銅使用量 出典:日本電線工業会 (億円)
(千t) 150
800 ▲10% +2%
+40% 129
400 ▲16%
677 611 623 110
0
2020年 2021年 2022年
100
92 下期
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測)
予想
60
2022年3月期 上期実績
49
• 国内では、エネルギー市場の回復基調に対し、顧客への合理化
提案による塩ビコンパウンドの拡販が進み、増収。 50
• 海外では、タイにおける新規顧客拡販が進み、塩ビコンパウンドの 33
販売が増加し、増収。
50 43
2022年3月期 通期施策 29
• 国内では、情報通信・エネルギー市場の回復基調の需要を確実 0
に捉え、顧客への合理化提案を継続し、塩ビコンパウンドの販売 2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
拡大。
• 海外では、ASEAN及び北米エネルギー市場での塩ビコンパウンド
日本 海外 中計目標:126億円
の拡販。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 18
Ⅲ Electronics (EL)
重点分野② 光学フィルム
市場動向(予測) 採用実績および用途例
モバイル市場 当社調べ
(百万台)
2,168 ▲11% +11% 2,142
2,200
2,000 1,930
1,800
1,600
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測)
非モバイル市場(車載EV・産業) 当社調べ
(百万台)
300 261 ▲15% +9% 242
260 222
220
180
2020年 2021年 2022年
マーク取得審査中
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測)
2022年3月期 上期実績 光学フィルム売上高
(億円)
• 大型モバイル案件及びリケガード需要の減少により、減収。 30
• 自動車用遮熱フィルムがASEANで採用拡大。 +19% ▲21%
20 15
• 樹脂窓の高耐候フィルム及び光学リサイクルフィルムの開発着手。
10 19 下期予想
16
2022年3月期 通期施策 0
7
2020年 2021年 2022年
• 自動車用遮熱フィルムの海外拡販・深耕。 3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
• 各種光学リサイクルフィルム製品の採用に向けた活動。 中計目標:32億円
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 19
Ⅳ Building & Construction(BC)
(単位:百万円)
14,000 2,000 2022年3月期上期実績
12,133
9,917 1,500
2,215百万円増収 934百万円増益
1,000 前年同期比22.3%増 前年同期比 −
7,000 598 ○ 国内では、新型コロナウイルス感染症の影響から市況は回復
500
傾向にあり、住宅市場・非住宅市場へのコンパウンド・フィルム
国内売上高 海外売上高 利益
の拡販も進み、増収増益。
0
▲335 ○ 海外では、米国の景気回復により住宅市場が好調に推移し、
0 (500)
コンパウンド・フィルムの拡販も進み、増収増益。
2021年3月期(上期) 2022年3月期(上期)
561 2022年3月期業績予想
23,500 2,000
20,000
21,033
1,500
2,467百万円増収 1,134百万円増益
前期比11.7%増 前期比 −
1,000 ○ 国内では、市場の回復基調を確実に捉え、新意匠、 高機能
1,100
のインテリアフィルム及び硬質塩ビコンパウンドの拡販により
10,000 500 増収増益。
▲34 ○ 海外では、新意匠フィルムの拡販及びタイを中心とした
0 ASEANでのコンパウンド拡販により増収増益。
国内売上高 海外売上高 利益
0 (500)
2021年3月期(通期) 2022年3月期(通期予想)
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 20
Ⅳ Building && Construction
Building Construction(BC)
重点分野① インテリア
市場動向(予測) インテリアフィルム売上高
国内非住宅着工床面積 (建設経済研究所) (億円)
(千㎡) +23% 124
125 ▲13%
45,000 116
▲7% +5%
9
40,000 101
43,019 42,020 100 下期
35,000 40,030 7
予想
30,000
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測) 75
2022年3月期 上期実績 5
50
107
94
• 国内では、市況回復傾向の中、非住宅市場で新意匠・高機能製
品を拡販。また品質による差別化で浴室市場向け製品を拡販。 60
• 海外では、市況回復傾向の中、新意匠製品を拡販。 25
2022年3月期 通期施策
0
2020年 2021年 2022年
• 国内では、非住宅市場で新意匠・高機能製品の拡販。次期に向け 3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
て、新意匠製品の提案及び投入を進める。
• 海外では、国内市場で開発した新意匠製品を拡販。 日本 北米、その他
中計目標:96億円
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 21
Ⅳ Building && Construction
Building Construction(BC)
重点分野② 住宅・建築資材
市場動向(予測) 住宅・建築資材コンパウンド売上高
日本の住宅・建築資材コンパウンド 当社調べ
(億円)
(億円)
120
140
▲10% 107
+5% +37%
120
135 ▲4%
122 128 90
81
78 下期
100
2020年 2021年 2022年 予想
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測)
60 38
41
2022年3月期 上期実績
• 国内では、住宅・建設資材市場は前年下期からの緩やかな回復
を捉え、塩ビコンパウンドを拡販。 32
• 海外では、米国住宅市場の需要拡大とASEANでの塩ビコンパウンド 30
の拡販により増収。 43 37
2022年3月期 通期施策 19
0
• 国内では、住宅市場での需要回復と、新規材料の拡販により増収。 2020年 2021年 2022年
• 海外では、米国および前年度事業譲受を行ったタイを中心に非日 3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
系顧客へのアプローチを強め、新規分野を開拓。 日本 海外 中計目標:83億円
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 22
2022年3月期 連結業績予想
2021年 2022年 (単位:百万円)
科 目 3月期実績 3月期業績予想
伸 び 率
売上高 営業利益
売 上 高 88,224 105,000 +19.0% 105,000 10,000
98,808
100,000
営 業 利 益 5,313 6,500 +22.3% 88,224
8,000
80,000
経 常 利 益 5,652 6,500 +15.0%
6,500 6,000
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益 3,234 3,600 +11.3% 60,000
5,581 5,313
4,000
1株当り利益(円) 51.22 57.11 +11.5% 40,000
R O S 6.0% 6.2% ー 20,000 2,000
【業績予想のポイント】 0 0
2020年 2021年 2022年
2022年3月期通期業績については、上期における売上高/利益の当初予想
3月期 3月期 3月期
比での上振れはあるものの、今後の新型コロナウイルス感染症の拡大/収束 (実績) (実績) (予想)
の影響及び原油価格高騰による事業への影響等不透明な要素も大きい為、
当初予想を変更せず。
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2022年3月期(予想)営業利益 増減要因分析
単位:百万円
10,000
固定費削減 物流費増加
9,000 海外数量増加 原材料価格高騰
51
599 592
8,000
国内数量増加 為替レート影響
1,362 1,652
7,000
6,000 1,419
8,693
8,094 8,152
5,000
6,732 6,500 6,500
4,000 5,313 5,313 1,187百万円の増益
3,000
2021年3月期(実績) 2022年3月期(予想)
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3ヵ年中期経営計画進捗
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計数計画
売上高(計画) 売上高
連結 2022年3月期 2022年3月期 (億円) 営業利益(計画) 営業利益
ベース (予想) (計画最終年度)
1,200 200
1,150 180
売上高 1,050億円 1,150億円 1,100
1,050 1,050
160
988
882 140
営業利益 65億円 85億円 800
120
経常利益 65億円 85億円 100
85
75
65 80
当期純利益 36億円 50億円 400
65 60
56 53
40
ROS 6.2% 7.0%
20
ROE 6.6% 8.0% 0 0
2020年 2021年 2022年
3月期 3月期 3月期
(計画/実績) (計画/実績) (計画/予想)
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5つの主要課題
1 グローバル経営の深化とシナジー
2 戦略思考による収益力向上
3 効率を極めた生産体制の実現
4 サステナブルな社会への貢献
5 人材育成とガバナンス重視の経営による
企業体質の強化
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5つの主要課題
1 グローバル経営の深化とシナジー
海外拠点の経営レベルの深化 グローバルにシナジーを発揮
これまでの実績 2022年3月期下期 重点施策
グローバル経営を意識した組織のもと、 ASEANにおける生産体制最適化の遂行
各部門におけるグローバル運営の強化と (タイ・ベトナムでの増設開始)
コロナ禍における課題への迅速対応 アジアにおけるコンパウンド事業戦略の更な
ASEANコンパウンド事業への注力により、 る強化
非日系新市場に販売拡大 海外子会社ガバナンスの高度化に注力
ASEAN(タイ・ベトナム)における増設決定
自動車窓ガラス用遮熱フィルム「ICE-μ」に
かかる事業を譲受
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5つの主要課題
2 戦略思考による収益力向上
高付加価値製品の販売強化 効率的な利益の向上
これまでの実績 2022年3月期下期 重点施策
インフェクションコントロール製品
のラインアップ拡充と拡販 ACS樹脂の電材への展開
旭化成よりACS資産譲受と製造の確立 シェアードの更なる拡張と子会社システム統合
の推進
管理業務のシェアード推進による経費削減
の実現および、子会社システム統合に向け リケンファブロ吸収合併によるグループ経営の
た取り組み開始 効率化と開発力/営業力の強化を実現
デザイン子会社(IMI)と協働で新市場への
マーケティング深耕
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5つの主要課題
3 効率を極めた生産体制の実現
生産の効率化 グローバルでのもの造り強化
これまでの実績 2022年3月期下期 重点施策
生産設備の自動制御導入拡大 フィルム生産効率化投資の推進
予兆管理システムの導入拡大 もの造りスマート化(DX)推進
ユーティリティ設備の見直しによる カーボンニュートラルに向けたCO2削減
エネルギーロス削減 ロードマップ作成
ASEAN 2拠点での生産ライン増設決定 ASEAN 2拠点での生産ライン増設開始
オンラインを活用したグローバルでの製 グループ全体での生産性向上による生産
造プロセスイノベーション創出 コストの削減
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5つの主要課題
4 サステナブルな社会への貢献
持続可能な社会を目指し、主要課題に沿ってSDGsへの取組みを強化しております。
新しい取組みについては、トピックスでご紹介します。
①グローバル経営の深化とシナジー ③効率を極めた ④サステナブルな ⑤人材育成と
②戦略思考による収益力向上 生産体制の実現 社会への貢献 ガバナンス重視
の経営による
リサイクルできないゴム製品 企業体質の強化
の代替となる熱可塑性エラス
トマーを拡販。
化学物質と廃棄物 抗菌、抗ウイルス
の適正な管理 のリケガード製品
食品包材では の販売 継続的な支援
食品を衛生的に保ち
余った食品を保存する
などフードロス削減に貫献
すべての主要課題をステークホルダーの皆さまとの
全主要課題共通のSDGs パートナーシップで解決してまいります。
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5つの主要課題
人材育成とガバナンス重視の経営による
5 企業体質の強化
グローバルに活躍できる人材の育成 グループガバナンスの強化
あらゆるステークホルダーに配慮した持続可能な経営の実現
これまでの実績 2022年3月期下期 重点施策
海外ビジネス経験者の経営・管理職への採用 女性・外国人等の中核人材の採用、多様
な人材が活躍できる社内環境の整備
海外拠点への若手の抜擢
サクセッション・プランに沿った人材の育成
中堅層(課長・係長)の研修制度の見直し
連結子会社のガバナンス強化(代表者・
ガバナンスポリシー制定、連結子会社管理強化 幹部社員の教育強化等)
グループ全体のリスクマネジメントの強化 改訂CGコードに関する取組みの強化
自社株買い(2,800千株)・消却(2,000千株)
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設備投資
3ヵ年中期経営計画期間中の設備投資見込み合計:134億円(中計計画値:145億円)
単位:億円 ※メンテナンスを含む。
減価 研究
年度 主な設備投資 総額 償却費 開発費
国内エラストマー増設
2020年3月期
(実績)
タイITシステム更新
効率化設備投資
43 38 15
2021年3月期 研究開発センター増築
(実績) 効率化設備投資 44 37 23
タイ新工場/医療用生産設備 増設
2022年3月期
(予測)
研究開発センター試作機導入着手
効率化設備投資
47 33 19
・2021年3月期は、研究開発費に研究開発センター増築分を含み、
2022年3月期は、研究開発費に研究開発センター試作機導入着手を含む。
・2022年3月期は、ASEAN生産能力拡張投資に着手。
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トピックス①
ASEANにおける積極的な設備投資
今後見込まれる旺盛な需要に対応し、2024年3月期第2四半期に本格稼働予定
RIKEN (THAILAND) CO., LTD. RIKEN VIETNAM CO., LTD.
投資金額:約15億円 投資金額:約15億円
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トピックス②
研究開発への設備投資
2021年に増築した東京と埼玉の研究開発センター
2拠点において設備投資を実施いたします。
2020年3月期 2021年3月期 2022年末までに
東京隣接地購入 東京建屋増築完了 研究開発設備導入
約2億円 約7億円 約5億円
フィルム製品への研究開発設備 コンパウンド製品の開発設備
(研究開発センター東京および埼玉) (研究開発センター東京)
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トピックス③ Blue Challenge
「Blue Challenge」の推進
リケンテクノスグループでは、サステナブルな社会への貢献についての活動全般を
「Blue Challenge」と称し、地球をより豊かにするためにさらに強力に推進
してまいります。
子供神輿
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トピックス③-1 Blue Challenge
エラストマーコンパウンドの空力部品への採用拡大
衝突安全に貢献するシールド部材や燃費向上に貢献
する空力部材へのエラストマーコンパウンドの採用が
拡大しています。
優れた成形性、耐久性、耐寒性、外観の良さが特徴。
今後は、北米、ASEANに展開予定。
シールドカバー
スプラッシュシールド
エアガイド
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トピックス③-2 Blue Challenge
Blue Challengeレポート2021 発刊
サステナブルな社会への貢献を目指した製品開発を特集
エラストマーと塩ビの優れた点についてご紹介しています。
ゴムより軽い
エラストマーは
軽量化を実現!
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トピックス④-1
新機能性エラストマー LEOSTOMER FT上市
LEOSTOMER FTは、感温性の素材です。
温度依存性
温めると柔らかくなり、冷やすと硬くなるスチレ
ン系TPEです。
使用イメージ
低反発性
ゆっくりと心地よく体にフィットしていきます。
形状保持性
使用後も形状を一定の時間、保持します。
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トピックス④-2
リケガード のコンパウンドが新規に採用されました
リケガード のコンパウンドがレジのコイン
トレーに採用されました。
三協立山株式会社 タテヤマアドバンス社
「抗ウイルスラクトレー」
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株主還元 ∼配当金∼
連結配当性向30%程度を一つの目途とした上で、
配当方針
今後の事業投資・自己資本の充実等も勘案し、安定的な配当を行う。
(円)
年間配当性向 純資産配当率
中間 期末 通期 (連結) (%)
2019年3月期 6.00 8.00 14.00 29.5 1.9
2020年3月期 8.00 8.00 16.00 33.3 2.1
2021年3月期 4.00 12.00 16.00 31.2 1.9
2022年3月期 8.00 10.00 18.00 31.5 -
(期末及び通期は予想)
※2022年3月期については、増益の業績予想を踏まえ、2円増配し、年間配当18円の配当予想
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「プライム市場」 選択
<東京証券取引所の新市場区分の選択>
・選 択 市 場 : プライム市場
・選択申請日 : 2021年10月29日
・移 行 日 : 2022年 4月 4日(予定)
今後も多くの投資家の皆さまから高い支持を得られますよう、
より高いガバナンス体制のもとグローバルに事業展開を加速し、
ひとつひとつの課題に真摯に向き合い着実に解決していくことで、
国内外での事業成長と更なる企業価値向上に努めてまいります。
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免責事項
本資料に記載されている計画、見通し、戦略およびその他の歴史的事実でないもの
は、作成時点において入手可能な情報に基づく将来に関する見通しであり、さまざ
まなリスクおよび不確実性が内在しています。実際の業績は経営環境の変動などに
より、これら見通しと大きく異なる可能性があります。また、本資料に記載されて
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経理部 髙見
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