4220 リケンテクノス 2021-05-17 10:00:00
2021年3月期 決算説明会資料 [pdf]
リケンテクノス株式会社
2021年3月期
決算説明会
2021年5月17日
目 次
決算概要
セグメント別概況
3ヵ年中期経営計画進捗
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 1
2021年3月期決算概要
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 2
2021年3月期 連結業績サマリー
単位:百万円、円
2 0 2 1 年
2 0 2 1 年 2 0 2 0 年
科 目 3 月 期 3 月 期
前 期 比 増 減 率 3 月 期
業績予想(※)
売 上 高 88,224 98,808 ▲10,584 ▲10.7% 87,000
売 上 総 利 益 16,814 17,975 ▲1,161 ▲6.5% -
営 業 利 益 5,313 5,581 ▲268 ▲4.8% 4,800
経 常 利 益 5,652 5,670 ▲18 ▲0.3% 4,900
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益 3,234 3,064 +170 +5.5% 2,500
1株当り利益 51.22 48.11 +3.11 +6.5% 39.54
R O S 6.0% 5.6% +0.4% - 5.5%
※ 過去最高 ※ 2021年1月29日修正後
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 3
セグメント別売上高推移
2021年3月期 売上高 882億円 前期比105億円減(10.7%減)
(億円) 1,100
978 988 その他
1,000
882
900
208 232
800 Building & Construction
210 住宅、ビル、建築資材、土木
700 市場等
211 208
600 174 Electronics
エネルギー、情報通信、IT機
500 器市場等
400 242 243 Daily Life & Healthcare
250 医療、生活資材、食品包材市
300 場等
200 Transportation
308 297
100 243 自動車、鉄道、船舶市場等
0
2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 4
セグメント別売上高推移 -四半期-
2021年3月期 売上高 882億円 前期比105億円減(10.7%減)
(億円)
245 249 245 246 248
250
227
216 その他
58 60 57 55 55
200 188 55
52 Building & Construction
53 54 46 49 51 47 住宅、ビル、建築資材、
土木市場等
150 43
42 Electronics
40 エネルギー、情報通信、
100 57 59 62 64 68 IT機器市場等
57 65
Daily Life & Healthcare
59 医療、生活資材、食品包材
50 市場等
75 62 73 74 63 73 75 Transportation
41 自動車、鉄道、船舶市場等
0
2020年 2021年 2020年 2021年 2020年 2021年 2020年 2021年
3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期
1Q 1Q 2Q 2Q 3Q 3Q 4Q 4Q
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 5
地域別売上高推移
2021年3月期 売上高 882億円 前期比105億円減(10.7%減)
(億円) 1,100
978 988 その他
1,000 946
883 124 124 882
900
136
800 131 112 北米
700 311 295
292 260
600 260 アジア
500
400 日本
300 563
482 507 538 505
200
100
0
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
3月期 3月期 3月期 3月期 3月期
海外
45.4% 46.4% 45.0% 42.9% 42.7%
売上高比率
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 6
営業利益 前期比 増減要因分析
単位:百万円
8,000 ベトナム売上増加
原材料価格低減 海外数量減少
(新型コロナウイルス感染症)
7,500 食品包材拡販
137 132 国内数量減少
306
7,000 固定費削減 634 (新型コロナウイルス感染症)
354 為替レート影響
6,500 販管費削減
363
6,000
681 1,343
5,500
6,656
5,000
4,500
5,581 268百万円の減益 5,313 5,313
4,000
2020年3月期 2021年3月期
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 7
営業利益 業績予想比 増減要因分析
単位:百万円
6,000
固定費削減
5,500
原材料価格低減
販売数量増加 147
5,000
182
185
5,313
4,500
4,800 10.7%増の513百万円
4,000
2021年3月期(予想 ) 2021年3月期(実績 )
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 8
連結貸借対照表 キャッシュ・フロー計算書
連結貸借対照表 キャッシュ・フロー計算書
単位:百万円
資産合計 負債合計 当期 前期比
34,132百万円
営 業 C F 9,387 +582
95,208百万円 前期末比 150百万円減
投 資 C F ▲3,002 ▲477
前期末比 3,339百万円増
純資産合計
流動資産 57,569百万円
財 務 C F ▲2,796 +2,683
61,076百万円
固定資産 37,638百万円
増 減 額 3,268 +2,492
前期末比 3,490百万円増
期末残高 21,080 +3,268
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 9
セグメント別概況
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 10
Ⅰ Transportation(TR)
(単位:百万円)
2021年3月期通期実績
5,000
31,300
5,447百万円減収 594百万円減益
29,758 前期比18.3%減 前期比21.7%減
30,000
4,000 ○ 国内では、自動車市場が下半期以降回復し、エラストマー
コンパウンド販売が増加したが、全体として前年の水準には
24,310 至らず減収。
○ 海外では、中国や北米・ASEAN・インド国で需要が回復基調
に推移したものの、全体としては減収。
3,000
20,000 2,740 2,750 ○ セグメント利益については下半期市況の回復は見られた
ものの、全体として国内・海外共に減益。
2,146
2022年3月期業績予想
2,000
6,990百万円増収 604百万円増益
国内売上高 海外売上高 利益
10,000 前期比28.8%増 前期比28.1%増
○ 国内は、前期比120%に市況が回復する見込み。
1,000
○ 機能・シール部材用エラストマーコンパウンドの拡販により新規
採用を進める。
○ 海外では、中国での回復が大きく、ASEAN・北米を含めた
全体で前期比120%に市況が回復すると予測。
0 0 ○ 電装用(ワイヤーハーネス)・自動車、2輪成型用コンパウンドの
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
拡販により新規採用を進める。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 11
Ⅰ Transportation(TR)
重点分野① 自動車用電装(ワイヤーハーネス)
市場動向(予測) ワイヤーハーネス用コンパウンド売上高
日系ワイヤーハーネスメーカー地域別コンパウンド使用量
(億円)
(万トン)
15 160
▲15% 147 ▲15% +20% 150
10.2 +20% 10.4
10 8.7 19
18
125
5
120
15 35
0
33
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測)
30
ASEAN 中国 北米 その他 当社調べ 80
2021年3月期通期実績
• 日系自動車メーカーの全世界生産台数は下期回復基調に 93 93
40 77
推移したものの、全体としては前年の水準に至っていない。
その結果、自動車電装用コンパウンドの販売も前年の水準
に至らず減収。
0
3 3 3
2022年3月期通期施策 2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
• 日系自動車メーカーの全世界生産台数は回復傾向のため、
受注を確実に取込む。 日本 ASEAN 中国 北米 その他
• ASEAN・中国における自動車電装用コンパウンドの拡販。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 12
Ⅰ Transportation(TR)
重点分野② 自動車用成型部材
市場動向(予測) 自動車内外装コンパウンド売上高
日系自動車生産台数 当社調べ
(億円)
(万台)
120
3,000 ▲18% +20%
▲18% +23%
2,000
1,000
2,668 2,176 2,601
0 80
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測)
2021年3月期通期実績 104 105
• 日系自動車メーカーの全世界生産台数は下期回復基調に 85
40
推移したものの全体としては前年の水準に至らず減収。
• 国内では下半期大手部品メーカー向けシール部材及び機能
部材の新規採用が進む。
2022年3月期通期施策
• 日系自動車メーカーの全世界販売台数は回復傾向のため、 0
2020年 2021年 2022年
受注を確実に取込む。 3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
• 新規採用が進むシール部材・機能部材を海外工場への展開
する。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 13
ⅠTransportation(TR)
Transportation(TR)
重点分野③ 2輪車用部材
市場動向(予測) 2輪車用部材コンパウンド売上高
2輪車生産台数 当社調べ
(億円)
(万台) インド ASEAN 中国 その他
16
5,775 ▲24% 5,696 +36%
6,000 +29%
4,403
4,000
12 ▲7%
2,000
0
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測) 8
15
2021年3月期通期実績
12 11
• 未開拓市場であったベトナム国やインド国などで新規顧客開
4
拓が進むも、2輪成型部材用コンパウンドの販売についても
前年の水準に至らず減収。
2022年3月期通期施策
0
2020年 2021年 2022年
• 拠点のあるASEANはしっかりフォローして拡販を強く進める。 3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
• インド国向けはASEANでの実績の展開を継続する。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 14
Ⅱ Daily Life & Healthcare(DH)
(単位:百万円)
8,000 2021年3月期通期実績
30,000
30,300 729百万円増収 880百万円増益
前期比3.0%増 前期比47.4%増
25,037 6,000
24,308 ○ 国内では、リケガードや業務用ラップの拡販が進み、新型コロナ
ウイルス感染症の影響により生活資材市場向け塩ビコンパウンド
及びサイン・メディア用フィルムの販売が減少したものの、全体とし
20,000
て増収。
4,000 ○ 海外では、ASEANでの医療市場及び生活資材市場向け塩ビ
※ コンパウンドが堅調に推移し、全体として増収。
○ セグメント利益は抗ウイルス製品のリケガードの拡販、医療・食品
2,740 2,800 包材市場の拡販により増益。
10,000
1,860 2,000 2022年3月期業績予想
国内売上高 海外売上高 利益 5,263百万円増収 60百万円増益
前期比21.0%増 前期比2.2%増
0 0 ○ 国内では、医療市場向け高機能エラストマーコンパウンドの拡販
2020年 2021年 2022年 及び抗ウイルス製品の更なる拡販。食品包材では引き続き新型
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想) コロナウイルス感染症による内食需要の取り込みによる業務用
※2022年3月期(予想)には、連結子会社の吸収合併に伴い、 ラップ拡販及び家庭用量販店向け小巻ラップの拡販。
合併後にリケンテクノスで計上される、リケンファブロ分の ○ 海外では、ASEANでの医療用塩ビコンパウンドの拡販。
2022年1~3月の3ヵ月分の売上が含まれております。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 15
5/14PM更新 ⅡDaily Life & & Healthcare(DH)
Daily Life Healthcare(DH)
重点分野① 医療用
市場分析:全世界で年7%の伸び、500億円強の市場になる見込み
市場動向(予測) 医療用コンパウンド・フィルム売上高
医療用透析回路材料市場 当社調べ (億円)
(億円) 世界市場規模 75
600
+6% +6% +5%
+3% 64
400 59 61
200 470 498 528
50
0
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測)
52 55
50
2021年3月期通期実績
• 国内では、新規に高機能エラストマーコンパウンドの拡販が 25
進むも新型コロナウイルス感染症により通院患者数減少も
あり、売上は横這い。
• 海外では、ASEANでの日系顧客増産に対応し、塩ビコンパ
ウンド拡販と共に非日系顧客への採用が確実に進捗。 9 9 9
0
2022年3月期通期施策 2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
• 国内では、高機能エラストマーコンパウンドの拡販を進める。
• 海外では、ASEANでの日系顧客増産に対応し、塩ビコンパ 日本 海外
ウンド拡販を進める。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 16
5/14PM更新 ⅡDaily Life & & Healthcare(DH)
Daily Life Healthcare(DH)
重点分野② 食品包材
市場動向(予測) 食品包材売上高
日本の業務用ラップ市場 (億円)
(食品用途ストレッチ・シュリンクフィルム) 155
160 +28%
(億円) 市場規模 当社シェア (%)
10
300 50
264 +3% 273 ▲2% 268
+4% ※
122
250 23 25 120
117
18 21 9
8
200 0
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測) 当社調べ 80
145
2021年3月期通期実績
• 業務用ラップは、新型コロナウイルス感染症による内食需要 109 113
を取り込み、増収。 40
• 小巻ラップは、内食需要を取り込み家庭用向けは堅調に推移し
たが新型コロナウイルス感染症による外食産業向けは減収。
2022年3月期通期施策 0
• 業務用ラップは、引続き内食需要の取り込みを行い、スーパー 2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
向けの拡販に注力。
• 小巻ラップは、家庭用量販店への新規拡販と、新規販路を 日本 海外
開拓し拡販。 ※リケンファブロ合併要因3ヵ月分を含む。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 17
Ⅲ Electronics (EL)
(単位:百万円)
2021年3月期通期実績
1,200
3,453百万円減収 96百万円増益
20,883 前期比16.5%減 前期比34.3%増
20,000
20,000 ○ 国内では、抗ウイルスフィルムのリケガードの販売が進んだが、
900 新型コロナウイルス感染症の影響により、エネルギー市場への
17,430
塩ビコンパウンドの販売が前年を下回り、全体として減収。
○ 海外では、北米・タイ国での塩ビコンパウンドの販売はシェア
拡大により増加したが、インドネシア国におけるエネルギー
市場向け塩ビコンパウンドの販売が低迷し全体として減収。
○ セグメント利益は、リケガードの拡販により増益。
600
2022年3月期業績予想
10,000 450
379 2,570百万円増収 71百万円増益
282 前期比14.7%増 前期比18.9%増
300
○ 国内では、エネルギー市場の回復を確実に捉え、また電線
国内売上高 海外売上高 利益 メーカーとの協働を行い塩ビコンパウンドの販売拡大する。更
に新規ルートでのリケガードの販売拡大により増収を狙う。
○ 海外では、ASEANおよび北米での大手電線メーカーへのアプ
ローチを強めることで、シェア拡大を継続し塩ビコンパウンドの
0 0
2020年 2021年 2022年
拡販をめざす。また、市場回復基調の東南アジアでの自動車
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想) 用フイルムの販売拡大を見込む。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 18
5/14PM更新 Ⅲ Electronics (EL)
重点分野① 電力・通信インフラ
市場動向(予測) 電線用コンパウンド売上高
国内電線の需要量 出典:日本電線工業会 (億円)
(千t) +29% 119
120
800 ▲10% +2% 110 ▲16%
400
677 611 624 92
0 70
2020年 2021年 2022年 80 60
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測)
49
2021年3月期通期実績
• 国内では、新型コロナウイルス感染症の影響により低迷したエネ
ルギー市場への塩ビコンパウンドの販売が前年を下回り減収。 40
• 海外では、インドネシア国における電力網整備の投資が落ち込み
塩ビコンパウンドの販売が低迷し、減収。 50 49
43
2022年3月期通期施策
• 国内では、エネルギー市場の回復基調に対し、顧客への合理化 0
提案などを進めることで塩ビコンパウンドの販売拡大を実施する。 2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
• 海外では、ASEANおよび北米でエネルギー市場へのシェア拡大を
継続し、塩ビコンパウンドの販売拡大を行う。 日本 海外
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 19
Ⅲ Electronics (EL)
重点分野② 光学フィルム
市場動向(予測) 採用実績および用途例
モバイル市場 当社調べ
(百万台) ◆車載・モバイル・一般消費者用機器
2,168 ▲11% +11% 2,142
2,200
2,000 1,930
1,800
1,600
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測)
非モバイル市場(車載EV・産業) 当社調べ
(百万台)
300 261 ▲15% +9% 242
260 222
220
180
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測)
2021年3月期通期実績
光学フィルム売上高
• スマホ、タッチパネル、モニター等のモバイル・産業ディスプレイ
(億円)
用途にリケガード多数採用。
+19% +5%
• 次世代モビリティ向けの窓ガラス代替フイルム開発設計に目途。 20
2022年3月期通期施策
10
16 19 20
• リケガード安定需要取り込み:継続需要を見込む顧客の獲得、
海外ネットワークとの連携による海外市場拡販強化。 0
• 機能複合化による更なる市場開拓:抗ウイルス機能に加え、 2020年 2021年 2022年
各種光学技術を融合させた製品の開発・拡販推進。 3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 20
Ⅳ Building & Construction(BC)
(単位:百万円)
2021年3月期通期実績
2,000
23,290 23,000
2,256百万円減収 594百万円減益
21,033
前期比9.7%減 前期比 -
20,000 1,500
○ 国内では、新型コロナウイルス感染症の影響により市場が
低迷し、減収。
○ 海外では、インテリアフイルムの販売は低迷したが、タイ国で
のコンパウンドの拡販が進み、増収。
1,000
○ セグメント利益は販売減少により減益。
561 2022年3月期業績予想
460
10,000 500
1,967百万円増収 494百万円増益
▲33 前期比9.4%増 前期比 -
0 ○ 国内では、市場の回復基調を確実に捉え増収。新意匠、
新機能のインテリアフイルム及び硬質塩ビコンパウンドの拡販。
○ 海外では、新意匠フイルムの拡販及びタイ国での実績を
国内売上高 海外売上高 利益
足がかりに、ASEANでのコンパウンド拡販。
0 (500)
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 21
Ⅳ Building && Construction
Building Construction(BC)
重点分野① インテリア
市場動向(予測) インテリアフィルム売上高
国内非住宅着工床面積 (建設経済研究所) (億円)
(千㎡)
120 116 ▲13%
45,000 ▲10% +7% 108
+3% 9
40,000 101 8
35,000
43,029
40,050
7
38,720
90
30,000
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測)
2021年3月期通期実績 60
107
• 国内では、後半に回復傾向見られるも市況低迷から脱せず、 94 100
減収。非住宅市場への新意匠・新機能製品を上市。
公共施設へリケガード採用決定。 30
• 海外では、米国で新意匠製品を上市。
2022年3月期通期施策
0
• 国内では、前期に投入した新意匠・新機能製品及びリケガードの 2020年 2021年 2022年
拡販。浴室市場向け製品を品質による差別化で拡販。 3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
海外では、新意匠製品をグローバルに拡販。 日本 北米
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 22
Ⅳ Building && Construction
Building Construction(BC)
重点分野② 住宅・建築資材
市場動向(予測) 住宅・建築資材コンパウンド売上高
日本の住宅・建築資材コンパウンド 当社調べ
(億円)
(億円)
140 100
▲10%
+5% +8%
80 ▲6% 81
80
120 75
135
128
122
60 37 42
100 38
2020年 2021年 2022年
3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予測)
40
2021年3月期通期実績
• 国内では、住宅・建築資材の市況低迷を受けて減収。
• 海外では、タイ国で塩ビコンパウンドを新市場に拡販。 20 43 39
36
2022年3月期通期施策
0
• 国内では、住宅・建築資材市場は緩やかな回復予測の中、硬質 2020年 2021年 2022年
塩ビコンパウンドを中心に拡販。 3月期(実績) 3月期(実績) 3月期(予想)
• 海外では、ASEANを中心に塩ビコンパウンドを拡販。
日本 海外
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 23
2022年3月期 連結業績予想
(単位:百万円)
2021年 2022年
科 目 3月期実績 3月期業績予想※
伸 び 率
売上高 営業利益
売 上 高 88,224 105,000 +19.0% 98,808
105,000 10,000
100,000
88,224
営 業 利 益 5,313 6,500 +22.3% 8,000
80,000
経 常 利 益 5,652 6,500 +15.0% 6,500 6,000
60,000
親会社株主に帰属する 5,581
当 期 純 利 益 3,234 3,600 +11.3% 5,313
4,000
40,000
1株当り利益(円) 51.22 57.11 +11.5% 2,000
20,000
R O S 6.0% 6.2% +3.3%
0 0
2020年 2021年 2022年
【業績予想のポイント】 3月期 3月期 3月期
〇 国内外の経済は、新型コロナウイルス感染症の影響から徐々に持ち直すと予想。 (実績) (実績) (予想)
〇 塩ビ樹脂や可塑剤の主要原材料について、世界的な景気回復により需要が旺盛と
なる中、供給タイト感による価格の高止まりを想定。 ※業績予想については「収益認識に関する会計基準」
(企業会計基準第29号)等を適用しております。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 24
2022年3月期(予想)営業利益 増減要因分析
単位:百万円
9,000
固定費削減 販管費増加
原材料価格高騰
8,000 国内数量増加 51
655 512
7,000 海外数量増加 957
963
為替レート影響
6,000
987
5,000 7,918
7,263 7,457
4,000 6,300 6,500 6,500
5,313 5,313
3,000
1,187百万円の増益
2,000
2021年3月期(実績) 2022年3月期(予想)
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3ヵ年中期経営計画進捗
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 26
計数計画
売上高(計画) 売上高
連結 2022年3月期 2022年3月期 (億円) 営業利益(計画) 営業利益
ベース (予想) (計画最終年度)
1,200 200
1,150 180
売上高 1,050億円 1,150億円 1,100
1,050 1,050
160
988
882 140
営業利益 65億円 85億円 800
120
経常利益 65億円 85億円 100
85
75
65 80
当期純利益 36億円 50億円 400
65 60
56 53
40
ROS 6.2% 7.0%
20
ROE 6.6% 8.0% 0 0
2020年 2021年 2022年
3月期 3月期 3月期
(計画/実績) (計画/実績) (計画/予想)
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5つの主要課題
1 • グローバル経営の深化とシナジー
2 • 戦略思考による収益力向上
3 • 効率を極めた生産体制の実現
4 • サステナブルな社会への貢献
5 • 人材育成とガバナンス重視の経営による
• 企業体質の強化
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 28
5つの主要課題
1 • グローバル経営の深化とシナジー
海外拠点の経営レベルの深化 グローバルにシナジーを発揮
2021年3月期までの実績 2022年3月期の重点施策
グローバル経営を意識した組織のもと、 グローバルな生産体制の最適化
各部門におけるグローバル運営の強化と (ASEAN/米国増設着手)
コロナ禍における課題への迅速対応 アジアにおけるコンパウンド事業戦略の
ASEANコンパウンド事業への注力により、 更なる強化
非日系新市場に販売拡大 海外子会社ガバナンスの高度化に注力
自動車窓ガラス用遮熱フィルム「ICE-µ」に
かかる事業を譲受
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 29
5つの主要課題
2 戦略思考による収益力向上
高付加価値製品の販売強化 効率的な利益の向上
2021年3月期までの実績 2022年3月期の重点施策
インフェクションコントロール製品 リケガード 新機能付与によるラインナップ拡充
の拡販 ACS樹脂の新規市場開拓
旭化成よりACS資産譲受と製造の確立 シェアードの更なる拡張と子会社システム
管理業務のシェアード推進による経費削減 統合の推進
の実現および、子会社システム統合に向け 経営資源の集約を通じたグループ経営の
た取り組み開始 効率化実現
デザイン子会社(IMI)と協働で新市場への 物流改革によるコストダウン
マーケティング開始
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 30
5つの主要課題
3 • 効率を極めた生産体制の実現
生産の効率化 グローバルでのもの造り強化
2021年3月期までの実績 2022年3月期の重点施策
新規高吐出エラストマーラインの増設 ASEAN/米国での生産設備増設着手
生産ライン自動化の設備設計完了 自動化/省力化設備及び予兆管理
IoT活用による設備の予兆管理開始 システムの導入拡大
国内外の生産情報の可視化 工場共有設備の総点検/再構築による
生産管理プロセス指針の確立 エネルギーコスト削減
グループ全体での生産性向上による
グローバル生産コストの削減
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 31
5つの主要課題
4 • サステナブルな社会への貢献
持続可能な社会を目指し、主要課題に沿ってSDGsへの取組みを強化しております。
新しい取組みについては、トピックスでご紹介します。
①グローバル経営の深化とシナジー ③効率を極めた ④サステナブルな ⑤人材育成と
②戦略思考による収益力向上 生産体制の実現 社会への貢献 ガバナンス重視
の経営による
リサイクルできないゴム製品 企業体質の強化
の代替となる熱可塑性エラス
トマーを拡販。
化学物質と廃棄物 抗菌、抗ウイルス
の適正な管理 のリケガード製品
食品包材では の販売 継続的な支援
食品を衛生的に保ち
余った食品を保存する
などフードロス削減に貫献
すべての主要課題をステークホルダーの皆さまとの
全主要課題共通のSDGs パートナーシップで解決してまいります。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 32
5つの主要課題
人材育成とガバナンス重視の経営による
5 企業体質の強化
グローバルに活躍できる人材の育成 グループガバナンスの強化
あらゆるステークホルダーに配慮した持続可能な経営の実現
2021年3月期までの実績 2022年3月期の重点施策
人材強化を狙いとした人事制度・研修制度 サクセッション・プランに基づいた研修制度
の見直し 体系の再構築
様々な採用手法による新卒・中途採用の (選抜研修強化⇒コア人材の創出)
実施(WEB説明会・面接、ダイレクトリクルー 通年採用による人材強化(人材の多様性)
ティング等)
連結子会社のガバナンス・内部統制の強化
コーポレート・ガバナンスポリシーの制定
資本政策による時価総額増強
ガバナンス強化のための方針・規程の制定
自社株買い(2,800千株)・消却(2,000千株) 働き方改革による業務効率化
によるROE改善
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 33
設備投資
3ヵ年中期経営計画期間中の設備投資見込み合計 : 134億円
単位:億円 ※メンテナンスを含む。
減価 研究
年度 主な設備投資 総額 償却費 開発費
国内エラストマー増設
2020年3月期
(実績)
タイITシステム更新
効率化設備投資
43 38 15
2021年3月期 研究開発センター増築
(実績) 効率化設備投資 44 37 23
タイ医療用生産設備増設
2022年3月期
(予測)
子会社システム統合
効率化設備投資
47 32 19
・2021年3月期は、研究開発費に研究開発センター増築分を含む。
・2022年3月期は、ASEAN/米国等海外生産能力拡張投資に着手。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 34
トピックス①
抗菌・抗ウイルス製品 の販売状況
採用事例
イーネット ファミリーマート セブン&アイ 各種手すり・取っ手
画面とテンキーに使用 コーヒーマシンに使用 レジに使用 曲面部分へ
リケガード®シリーズの拡販と新機能充実
抗菌 抗ウイルス 防虫 消臭 抗アレルゲン
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 35
トピックス②
「Blue Challenge」の推進
子供神輿
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トピックス②-1
「Blue Challenge」の推進
リケンテクノスグループ各拠点のBlue Challengeを一部ご紹介します。
埼玉工場 RIKEN ELASTOMERS CORPORATION RIKEN VIETNAM CO., LTD.
女性にも活躍の場を
「ゼロカーボン埼玉」へ 持続可能な開発のため
提供して男女格差を
クレジット提供 に豊かな自然を守る
解消
子供神輿
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 37
トピックス②-2
「Blue Challenge」の推進
バイオマスコンパウンド「RIKEBIO®」の上市
特徴
幅広い硬さ領域 石油由来コンパウンドと同等の品質・性能
ラインナップ 軟質PVCは
バイオマス度40%にて
日本有機資源協会の
軟質塩ビ系 日用雑貨、建築材料 バイオマスマークを取得
日用雑貨、パッキン、グリップ、車両用部材
TPE系
耐熱シーリング材
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トピックス③
ASEAN市場での販売拡大
RIKEN(THAILAND) CO., LTD.は従来の
製品ラインアップに、 SCG Chemicals
Co., Ltd. の子会社Thai Plastic &
Chemicals Plc. Co., Ltd.が開発した現地
需要に対応する塩ビコンパウンド製品を
取り込み、両社のタイ国でのコンパウンド
事業を一本化。
追加された製品群を活用してASEAN市
場においても、非日系顧客向け取引の拡
大と新たな市場・用途に展開。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 39
トピックス④
「ACS樹脂」資産の譲受
旭化成株式会社が保有した「ACS樹脂」にかかる技術情報・営業情報・知的財産等の
資産を譲受。
スマートメーター 防災機器
ACS樹脂の製造を確立し、2021年4月より製造販売を開始。
当社の配合加工技術により、優れた耐候性・難燃性・電気特性という特徴を最適化し、
他樹脂との差別化を行い、国内外で新たな市場に参入。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 40
トピックス⑤
リケンファブロの合併
100%連結子会社のリケンファブロ株式会社を合併により一体化することで、経営資源
の集約を通じた一層のグループ経営の効率化を実現すると共に、食品包材事業におけ
る開発力/営業力の向上を実現。
合併予定日(効力発生日) : 2022年1月1日
合併の方式:
当社を存続会社とする吸収合併方式で、
リケンファブロ株式会社は解散。
すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して 41
株主還元 ~配当金~
連結配当性向30%程度を一つの目途とした上で、
配当方針
今後の事業投資・自己資本の充実等も勘案し、安定的な配当を行う。
(円)
年間配当性向 純資産配当率
中間 期末 通期 (連結) (%)
2019年3月期 6.00 8.00 14.00 29.5 1.9
2020年3月期 8.00 8.00 16.00 33.3 2.1
2021年3月期 4.00 12.00 16.00 31.2 1.9
2022年3月期
(予想)※
8.00 10.00 18.00 31.5 -
※2022年3月期については、増益の業績予想を踏まえ、2円増配し、年間配当18円の配当予想
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免責事項
本資料に記載されている計画、見通し、戦略およびその他の歴史的事実でないもの
は、作成時点において入手可能な情報に基づく将来に関する見通しであり、さまざ
まなリスクおよび不確実性が内在しています。実際の業績は経営環境の変動などに
より、これら見通しと大きく異なる可能性があります。また、本資料に記載されて
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経理部 髙見
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