4220 リケンテクノス 2020-11-13 14:00:00
2021年3月期 第2四半期決算説明会資料 [pdf]

リケンテクノス株式会社
 2021年3月期上期
 (2021年3月期   第2四半期)

    決算説明会
     2020年11月13日
        目              次



決算概要
セグメント別概況
3ヵ年中期経営計画進捗


  すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   1
決算概要




       すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   2
         2021年3月期上期 連結業績サマリー
                                                                               単位:百万円、円


                                                                    2 0 2 1 年
                     2021年 2020年
科              目     3月期上期 3月期上期
                                 前年同期比 増                    減     率 3月期上期 達 成 率
                                                                    業 績 予 想


売      上       高     40,589    49,541      ▲8,952        ▲18.1%       41,500    97.8%

売上総利益                 7,242      8,867     ▲1,625        ▲18.3%           -            -

営 業 利 益               1,672      2,753     ▲1,081        ▲39.2%        1,050   159.2%

経 常 利 益               1,737      2,770     ▲1,033        ▲37.3%        1,000   173.7%
親 会 社 株 主 に 帰 属 する
当 期 純 利 益              811       1,432        ▲621       ▲43.3%         200    405.5%

1株当り利益                12.87      22.15       ▲9.28       ▲41.9%         3.17   406.0%

R       O       S      4.1%       5.6%       ▲1.5%                -     2.5%           -

                              すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                    3
                   セグメント別売上高推移
2021年3月期上期 売上高                    405億円                         前年同期比 89億円減(18.1%減)


(億円)600
                                                                      その他
                    506         495        492
    500    472
                    110         119        113         405            Building & Construction
    400
           98                                                         住宅、ビル、建築資材、土木市
                                                                      場等
                    107                                 99
           104                  107        101                        Electronics
    300                                                               エネルギー、情報通信、IT機器
                                                        83            市場等

           117      125         116        127                        Daily Life & Healthcare
    200
                                                                      医療、生活資材、食品包材市
                                                       116            場等
    100                                                               Transportation
           148      160         149        148
                                                       104            自動車、鉄道、船舶市場等

      0
           2019年    2019年      2020年       2020年       2021年
          3月期上期    3月期下期      3月期上期       3月期下期       3月期上期
                            すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                        4
                    地域別売上高推移
2021年3月期上期 売上高               405億円                        前年同期比 89億円減(18.1%減)

(億円) 600
                                                                     その他
                     506          495            492
    500     472
                     60            65             59
            64                                                       北米
                                                             405
    400
                     162                                      49
                                  148            147
            148                                                      アジア
    300                                                      117

    200                                                              日本

            257      281          278            284
                                                             237
    100


      0
            2019年    2019年        2020年          2020年       2021年
           3月期上期    3月期下期        3月期上期          3月期下期       3月期上期
                      すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                   5
                営業利益 前期比 増減要因分析
                                                                                単位:百万円


5,000
                                 原材料価格低減             ベトナム        海外数量減少
                  食品包材拡販                             売上増加        (新型コロナウイルス感染症)
4,500
            固定費削減
4,000                                           85       33              国内数量減少
         販管費削減                        184
                             194                                         (新型コロナウイルス感染症)
3,500
                      297                     為替レート影響           979
3,000           518
2,500
                                                                        1,351
2,000

                                                                3,019
1,500   2,753
                        1,081百万円の減益                                     1,668 1,672
1,000


 500
    2020年3月期上期                                                            2021年3月期上期


                            すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                      6
        営業利益 期初予想比 増減要因分析
                                                                     単位:百万円
2,500




                                                為替レート影響
                                                                 販売数量未達
                                固定費削減
2,000           原材料価格低減

                                       39          30
         販管費削減                                             160
                          324
1,500



                 389
1,000
                                                                  1,672

        1,050           622百万円 上回る
 500
    2021年3月期上期                                                   2021年3月期上期
      (期初予想)                                                         (実績)
                       すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                  7
連結貸借対照表                   キャッシュ・フロー計算書

         連結貸借対照表                                キャッシュ・フロー計算書
                                                                 単位:百万円

   資産合計            負債合計                                           前年
                                                        当期       同期比
                  30,658百万円
                                           営 業 C F       4,311    +126
88,465百万円        前期末比 3,624百万円減

                                           投 資 C F      ▲1,942   +1,239
前期末比 3,403百万円減
                  純資産合計
流動資産 51,517百万円                             財 務 C F      ▲1,566   ▲998
                  57,806百万円
固定資産 36,947百万円
                 前期末比 220百万円増
                                           増 減 額          604    ▲285

                                           期末残高         18,416    +491

                    すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して              8
セグメント別概況




    すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   9
                         Ⅰ         Transportation(TR)
(単位:百万円)

   20,000                                   3,000      2021年3月期上期

   15,000
              14,941                                   4,480百万円減収       524百万円減益
                                            2,000
                               10,461                  前年同期比30.0%減      前年同期比37.5%減
   10,000                                              〇国内では、自動車市場が前年比30%減少した影響から
               1,398                                    同市場へのコンパウンドの販売が減少し、減収。
                                            1,000
                                                       〇海外では、自動車市場が前年比32%減少した影響から
    5,000
                                 874                    同市場へのコンパウンドの販売が減少し、減収。
                 国内売上高     海外売上高    利益                 〇セグメント利益は市況の影響による販売の低迷で、
       0                                    0           国内・海外共に減益。
            2020年3月期(上期)     2021年3月期(上期)
   40,000                                   5,000


              29,758                        4,000      2021年3月期業績予想
   30,000
                               24,000
                                            3,000      5,758百万円減収       840百万円減益
   20,000
               2,740                        2,000
                                                       前年同期比19.3%減      前年同期比30.7%減
                                1,900                  〇国内は、前年下期比95%に市況が回復する機能・
   10,000
                                            1,000       シール部材用エラストマーコンパウンドの拡販。
                 国内売上高     海外売上高       利益
                                                       〇海外では、前年下期比94%に市況が回復する
       0                                    0           電装用(ワイヤーハーネス)・成型用コンパウンドの拡販。
            2020年3月期(通期)     2021年3月期(通期)

                                    すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して            10
                      Ⅰ           Transportation(TR)
                 重点分野① 自動車用電装(ワイヤーハーネス)
              市場動向(予測)                                       ワイヤーハーネス用コンパウンド売上高
     日系ワイヤーハーネスメーカー地域別コンパウンド使用量
                                                      (億円)
(万トン)
                                                       150
15
                                                                    147          ▲17%
          10.1        ▲14%
10                                 8.7
                                                                                             122
5
                                                       100
0
         2020年3月期             2021年3月期予測
                             2021年3月期通期予測                      73          74                        72
              ASEAN   中国     北米   その他       当社調べ


                    上期実績                                                                50
                                                       50
・日系自動車メーカーの全世界生産台数は、新型コロナ
 ウイルス感染拡大の影響を受け低調。その結果、ワイヤー                                                      7
 ハーネス用コンパウンドの販売も低調に推移し減収。
                                                                                 3
                 今後の施策                                  0
・日系自動車メーカーの全世界生産台数は下期回復傾向の                                   2020年3月期    2020年3月期     2021年3月期     2021年3月期
                                                               上期実績        下期実績         上期実績         下期予測
 ため、受注を確実に取込む。
・ASEAN・中国におけるワイヤーハーネス用コンパウンド拡販。                                     日本   ASEAN   中国    北米    その他



                                  すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                                   11
                   Ⅰ      Transportation(TR)
                       重点分野② 自動車用成型部材
            市場動向(予測)                                    自動車内外装コンパウンド売上高
            日系自動車生産台数                            (億円)
(万台)
3,000              ▲17%                         120

2,000                                                           105        ▲20%
                                                100
         2,668
1,000                     2,208
                                                                                   84
                                                 80
   0
        2020年3月期         2021年3月期予測
                       2021年3月期通期予測   当社調べ


                 上期実績                            60

・日系自動車メーカーの全世界生産台数は新型コロナウイルス
 感染症拡大の影響を受け低調。その結果自動車用成形                        40
 部材用コンパウンドの販売も低調。
・エラストマーコンパウンドの大型案件販売開始。                                   54          51
                                                 20
                                                                                        47
                                                                              37
                 今後の施策
・日系自動車メーカーの世界生産台数は下期回復傾向のため                       0
                                                        2021年3月期 2021年3月期 2021年3月期 2021年3月期
                                                         2020年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2021年3月期
 受注を確実に取り込む。                                              上期実績     下期実績     上期実績     下期予測
                                                           上期実績     下期実績     上期実績     下期予測
・承認獲得を増やし海外工場へ展開する。


                            すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                           12
                   ⅠTransportation(TR)
                      Transportation(TR)
                                重点分野③ 2輪車用部材
           市場動向(予測)                                           2輪車用部材コンパウンド売上高
                2輪車生産台数
                                                      (億円)
(万台)
6,000
         5,775           ▲24%
                                  4,403
                                                      12
4,000
                                                                     11.5                  11.5
2,000


   0
        2020年3月期                2021年3月期予測
                               2021年3月期通期予測            8
          インド    ASEAN    中国     その他       当社調べ


                 上期実績
                                                       4
・2輪車生産が大きく落ち込む中、インドなどにて新規顧客開拓                                                                     7.0
                                                                            6.3
 推進、塩ビコンパウンド拡販。                                                5.2
                                                                                     4.5

                今後の施策
                                                       0
                                                             2020年3月期   2020年3月期   2021年3月期   2021年3月期
・未開拓市場であったインドなどで新規顧客への販売開始。                                    上期実績       下期実績       上期実績       下期予測
 ASEAN・インドで2輪車用塩ビコンパウンドのシェア拡大。

                                  すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                               13
             Ⅱ          Daily Life & Healthcare(DH)
(単位:百万円)

    20,000                                   3,000    2021年3月期上期

    15,000
                                             2,500
                                                      57百万円増収           406百万円増益
               11,632          11,689        2,000
                                                      前年同期比0.5%増        前年同期比55.8%増
    10,000                                   1,500
                                1,133                 〇国内では、抗ウイルス製品のリケガードや業務用ラップ
                 727                         1,000     の拡販が進んだが、新型コロナウイルス感染症の影響により
     5,000                                             サイン・メディア用フィルムの販売が減少し、全体として横這い。
                                             500      〇海外では、ASEANでの医療市場向け販売が堅調に
                  国内売上高     海外売上高    利益                推移し、全体として増収。
        0                                    0
             2020年3月期(上期)    2021年3月期(上期)             〇セグメント利益は医療・食品包材市場の拡販により増益。

    40,000                                   5,000
                                                       2021年3月期業績予想
    30,000
                               25,200
                                             4,000
                                                       892百万円増収         690百万円増益
               24,308
                                             3,000     前年同期比3.7%増       前年同期比37.1%増
    20,000
                                                       〇国内では、医療市場向け高機能エラストマーコンパウンド
                                2,550        2,000
                                                        の拡販。食品包材では新型コロナウイルス感染症による
                1,860                                   内食需要増を確実に捉える事で業務用ラップ及び量販店
    10,000
                                             1,000
                                                        向け小巻ラップの拡販。
                  国内売上高     海外売上高     利益               〇海外では、ASEANでの医療用塩ビコンパウンド販売強化。
         0                                   0         〇抗ウイルス製品リケガードの拡販による業績貢献。
             2020年3月期(通期)    2021年3月期(通期)


                                    すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して              14
5/14PM更新  ⅡDaily Life & & Healthcare(DH)
             Daily Life Healthcare(DH)
                                    重点分野① 医療用
                    市場分析:全世界で年7%の伸び、500億円強の市場になる見込み
                市場動向(予測)                                   医療用コンパウンド・フィルム売上高
            医療用透析回路材料市場                             (億円)

  (億円)          世界市場規模     当社シェア         (%)
600
                                                    60
                                                                            +7%           63
                              498              40
500        470      +6%                                         59
                                               20
400
           13                 13                    40
300                                            0
         2020年3月期         2021年3月期通期予測
                           2021年3月期予測                                                31        32
                                           当社調べ            29         30
                    上期実績
国内:新規顧客へ高機能エラストマーコンパウンドが採用される。                      20
                                                           24         26             26        27
海外:ASEANの日系顧客増産に対応して塩ビコンパウンド拡販と
   共に非日系顧客への採用を確実に進めた。

                 今後の施策                                      5          4             5         5
                                                    0
                                                         2020年3月期   2020年3月期    2021年3月期   2021年3月期
国内:高機能エラストマー拡販。                                            上期実績       下期実績        上期実績       下期予測
海外:ASEANの日系・非日系への更なる塩ビコンパウンドの拡販。                                           日本   海外



                                すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                              15
 5/14PM更新ⅡDaily Life & & Healthcare(DH)
            Daily Life Healthcare(DH)
                                  重点分野② 食品包材
               市場動向(予測)                                                食品包材売上高
           日本の業務用ラップ市場                               (億円)
       (食品用途ストレッチ・シュリンクフィルム)
(億円)            市場規模      当社シェア             (%)      120                      +5%            123
300                                          50
                    +5%       278                                  117
          264                                        100
                                             25
          18                   21
200                                          0        80
        2020年3月期            2021年3月期予測
                          2021年3月期通期予測                                                             66
                                           当社調べ                          63
                                                                                        57
                                                      60      54                                   5
                   上期実績                                                   4
                                                              4                         4
・業務用ラップは新規販売チャネルの獲得による拡販及び
                                                      40
 新型コロナウィルス感染症による内食需要増を取り込み
 増収。                                                                     59                        61
                                                              50                        53
・業務用小巻ラップは新型コロナウイルス感染症の影響による                          20
 外食関連の不振により減収。
                今後の施策                                  0
                                                            2020年3月期   2020年3月期     2021年3月期   2021年3月期
                                                              上期実績       下期実績         上期実績       下期予測
・国内では、業務用ラップの需要増に対し更なる拡販を遂行。
                                                                              日本   海外
・量販店向け小巻ラップの拡販。

                                  すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                                16
                            Ⅲ        Electronics (EL)
(単位:百万円)

   15,000                                              2021年3月期上期
                                             900

               10,769                        700       2,437百万円減収       362百万円減益
   10,000
                                8,332        500       前年同期比22.6%減      前年同期比 −
                                             300       〇国内では、新型コロナウイルス感染症の影響により、エネ
    5,000        331                                    ルギー市場における塩ビコンパウンドが減収。
                                 ▲31         100
                                                        光学分野における大型ガラス代替フィルムの売上が前年を
                                             (100)      下回り、減収。
                  国内売上高     海外売上高      利益              〇海外では、タイおよびベトナムでの販売は増加したが、
        0                                    (300)
             2020年3月期(上期)    2021年3月期(上期)               インドネシアのエネルギー市場の塩ビコンパウンドの販売が
                                                        低迷し、減収。
    30,000                                   1,200     〇セグメント利益は、全体の販売数量減少により減益。
                                             1,000
               20,883                                  2021年3月期業績予想
                                             800
    20,000
                                16,400       600       4,483百万円減収       182百万円減益
                                             400
                                                       前年同期比21.5%減      前年同期比64.5%減
                                             200
    10,000       282                                   〇国内では、引き続き需要低迷が継続する中、エネルギー
                                 100         0
                                                        市場における塩ビコンパウンドの拡販を図るも減収を予測。
                  国内売上高     海外売上高      利益
                                             (200)     〇海外では、ASEANでの非日系顧客への塩ビコンパウンドの
        0                                    (400)      拡販を継続。
             2020年3月期(通期)    2021年3月期(通期)              〇抗ウイルス製品リケガードの採用実績を活かし国内外での
                                                        拡販強化。
                                    すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して              17
 5/14PM更新           Ⅲ          Electronics (EL)
                          重点分野① 電力・通信インフラ
           市場動向(予測)                                        電線用コンパウンド売上高
            国内電線の銅使用量                            (億円)
(千トン)

 800               ▲10%
                                                                           ▲18%
                                                 100            110
 400
          677                 608                                                       90
   0
        2020年3月期          2021年3月期通期予測
                           2021年3月期予測
                                 出典:日本電線工業会
                                                           58
                                                                      52
                上期実績                              50                               45        45
国内:新型コロナウイルス感染症の影響による需要減および原材料                            33
   価格下落による販売価格低下によりエネルギー市場における                                        27
                                                                                   24        24
   塩ビコンパウンドが減収。
海外:インドネシアにおける電力網整備の投資が落ち込み、
   塩ビコンパウンドの販売が低迷し、減収。                                    25          25           21        21
                今後の施策                              0
                                                        2020年3月期   2020年3月期   2021年3月期   2021年3月期
国内:需要の低迷は引き続き継続すると予測する中、電線用                               上期実績       下期実績       上期実績       下期予測
   塩ビコンパウンドでの確実な受注獲得。                                                  日本     海外
海外:ASEANエネルギー市場で電線用塩ビコンパウンドの拡販。


                              すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                               18
                     Ⅲ         Electronics (EL)
                            重点分野② 光学フィルム
            市場動向(予測)                                           採用実績および用途例
                  モバイル市場
                                                  ◆車載用
(百万台)
          2,168
 2,200               ▲11%
                              1,930
2,000
1,800
1,600
         2020年3月期           2021年3月期予測
                            2021年3月期通期   当社調べ
          非モバイル市場(車載EV・産業)                         ◆産業用
(百万台)
  300      261
  260               ▲15%
                               222
  220
  180
         2020年3月期           2021年3月期通期 当社調べ
                            2021年3月期予測
                                                                   光学フィルム売上高
                  上期実績                           (億円)
・モバイル案件は堅調に推移、次期モデルに注力。                                                        +18%
・グローバル展開ユーザーへ産業モニター用途採用。                          20               16                            19
・車載向けの技術複合化・差別化開発に目途。                             15

                 今後の施策                            10

・モバイル:国内採用実績を活かしたリケガードの拡販強化。                       5      10               6             9              10
・非モバイル:リケガードの海外本格展開、車載向けの複合・                       0
                                                        2020年3月期        2020年3月期      2021年3月期        2021年3月期
 差別技術の製品化に向けた確実な推進。                                       上期実績            下期実績          上期実績            下期予測



                              すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                                           19
             Ⅳ          Building & Construction(BC)
(単位:百万円)

    15,000                                    1,000     2021年3月期上期
               11,913
                                9,917
                                                        1,996百万円減収      614百万円減益
    10,000                                    500
                                                        前年同期比16.8%減     前年同期比 −
                                                        〇国内では、新型コロナウイルス感染症の影響で、住宅
                279
     5,000                                    0          市場の低迷、非住宅市場の工事の延期・中止により、
                                                         減収。
                 国内売上高      海外売上高     利益
                                                        〇海外では、市場低迷により販売が落ち込み、減収。
                                ▲335                    〇セグメント利益は販売減少により国内外ともに減益。
        0                                     (500)
             2020年3月期(上期)    2021年3月期(上期)

    30,000                                    2,000
                                                        2021年3月期業績予想
               23,290                         1,500     4,090百万円減収      961百万円減益
                               19,200
    20,000                                    1,000     前年同期比17.6%減     前年同期比 −
                                              500       〇国内は下期も住宅・非住宅市場とも低迷が継続し、販売
                 561                                     回復が見込めず減収傾向継続。
    10,000                                    0          抗ウイルス製品リケガードの建材向け用途拡販を推進。
                                                        〇海外は市場回復傾向なるも、下期中の前年レベルへの
                                    ▲400      (500)
                                                         市況回復は難しい中、新意匠フィルムで拡販に注力。
                  国内売上高     海外売上高     利益
         0                                    (1,000)    コンパウンドでの非日系顧客への塩ビ製品の拡販で
             2020年3月期(通期)     2021年3月期(通期)               収益改善努力を継続。

                                    すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して             20
           Ⅳ         Building && Construction
                      Building Construction(BC)
                                  重点分野① インテリア
               市場動向(予測)                                           インテリアフィルム売上高
               国内非住宅着工面積
                                                    (億円)
  (千㎡)
                                                     120
50,000                                                                        ▲17%
45,000      43,000      ▲10%                                      115
                                 38,600
40,000
                                                                                            96
35,000                                                90
30,000
           2020年3月期
         2020年3月期(通期)           2021年3月期予測
                               2021年3月期(通期)
                                     (建設経済研究所)

                                                             57         58
                     上期実績                             60
                                                              4          4             48        48
国内:工事延期、中止による市場低迷により、販売減少。
                                                                                       3         3
   独自のデザイン力を活かした提案活動を末端顧客へ実施。
   抗ウイルス製品リケガード・フィルムの新規採用。
                                                      30
海外:新意匠製品の採用と横展開による拡販。                                        53         54
                                                                                       45        45
                 今後の施策
                                                       0
国内:水廻り市場へ意匠・機能性塩ビ製品の提案継続。                                  2020年3月期   2020年3月期    2021年3月期   2021年3月期
   非住宅市場へ新意匠・新機能塩ビ製品の採用。                                     上期実績       下期実績        上期実績       下期予測
   抗ウイルス製品リケガードの新領域へ拡販。
                                                                             日本   北米
海外:トレンド意匠を活かしたグローバル提案。

                                  すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                              21
        Ⅳ         Building && Construction
                   Building Construction(BC)
                          重点分野② 住宅・建築資材
           市場動向(予測)                                   住宅・建築資材コンパウンド売上高
       日本の住宅・建築資材コンパウンド                       (億円)
(億円)                                           80
140      135                                                            ▲8%
                   ▲10%                                     76
130
                             122
                                                                                      70
120
                                               60
110

100
       2020年3月期           2021年3月期予測
                          2021年3月期通期
                                       当社調べ    40      38         38                       36
                                                                                 34
                                                                        し
               上期実績                                               19
                                                       20
国内:住宅・建築資材は市況低迷の影響を受け減収。                                                         19        21
   抗ウイルス製品リケガード・コンパウンドの採用。                     20
海外:ASEANの非日系顧客へ塩ビコンパウンドを販売開始。
                                                       18         19             15        15
               今後の施策
                                                0
国内:住宅・建築資材市場の低迷は続くが、新規案件獲得に注力                        2020年3月期   2020年3月期    2021年3月期   2021年3月期
                                                       上期実績       下期実績        上期実績       下期予測
   抗ウイルス製品リケガード・コンパウンドの販売開始。
海外:ASEANの非日系顧客への塩ビコンパウンドの拡販。                                           日本   海外



                            すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                              22
                  2021年3月期 連結業績予想
                   2020年       2021年                                               (単位:百万円、円)
科         目       3月期実績      3月期業績予想
                                            伸    び    率

                                                                            売上高        営業利益
売    上    高       98,808       85,000 ▲14.0%              60,000                                     6,000


営 業 利 益            5,581         4,100 ▲26.5%                      49,541 49,267

                                                                                            44,410
                                                                                   40,590
経 常 利 益            5,670         4,200 ▲25.9%             40,000                                     4,000

親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益          3,064         2,000 ▲34.7%
                                                                   2,753   2,829
1株当り利益             48.11         31.64 ▲34.2%             20,000                            2,427    2,000


R    O        S     5.6%           4.8% ▲14.3%                                      1,673


【業績予想のポイント】
                                                               0                                     0
〇 2021年3月期通期業績については、特に上期を中心とした新型コロナウイルス                                              2021年
                                                                   2020年 2020年 2021年 2021年
 感染症による経済悪化の影響が大きく、前期対比減収減益となる見込み。                                  3月期   3月期   3月期   3月期
                                                                                      3月期
                                                                                     下期予想
                                                                   上期実績 下期実績 上期実績 下期予測
〇 一方下期については、海外における売り上げの回復、食品包材分野での拡販、
 販管費抑制・利益率改善施策の効果により、上期対比では増収増益を見込む。

                           すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                                   23
2021年3月期(予想)営業利益 増減要因分析
                    単位:百万円
3ヵ年中期経営計画進捗




    すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   25
                            計数計画
                                                 売上高(計画)          売上高
 連結      2021年3月期    2022年3月期      (億円)          営業利益(計画)         営業利益
 ベース        (予想)     (計画最終年度)
                                     1,500                                             200

                                                                                       180
 売上高       850億円     1,150億円
                                                                         1,150         160
                                                          1,100
                                              1,050
                                                                                       140
営業利益        41億円        85億円         1,000
                                                  988                                  120

経常利益        42億円        85億円                                  850                      100
                                                                          85
                                                              75
                                                 65                                    80
当期純利益       20億円        50億円           500
                                                                                       60
                                                 56
                                                                                       40
 ROS          4.8%        7.0%                               41
                                                                                       20

 ROE          4.0%        8.0%            0                                            0
                                               2020年        2021年         2022年
                                                3月期          3月期           3月期
                                               (実績)         (予想)          (計画)
前提条件 為替:¥110/US$ 国産ナフサ:¥50,000/KL
                      すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                           26
       5つの主要課題

1   グローバル経営の深化とシナジー


2   戦略思考による収益力向上


3   効率を極めた生産体制の実現


4   サステナブルな社会への貢献

    人材育成とガバナンス重視の経営による
5   企業体質の強化
       すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   27
                5つの主要課題

 1       グローバル経営の深化とシナジー

海外拠点の経営のレベルの深化                    グローバルにシナジーを発揮

     中計前半における実績                                    今後の重点施策
グローバル経営を意識した組織のもと、                   より一層のグローバル運営を推進
各部門におけるグローバル運営の強化と                   アジアにおけるコンパウンド事業戦略の
コロナ禍における課題への迅速対応                     更なる強化
A S E A N 地域でのコンパウンド事業への             海外子会社ガバナンスの高度化に注力
注力により、非 日 系 新 市 場 への参入
自動車窓ガラス用遮熱フィルム「ICE-µ」に
かかる事業を譲受



               すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して             28
              5つの主要課題

 2      戦略思考による収益力向上

高付加価値製品の販売強化                    効率的な利益の向上

     中計前半における実績                                  今後の重点施策
管理業務のシェアード推進による経費削減                シェアードの更なる拡張と子会社システム
の実現および、子会社システム統合に向け                統合の推進
た取り組み開始                            デザイン子会社(IMI)との協働でマーケティ
デザイン子会社(IMI)と協働で新市場への              ング活動をさらに推進
マーケティング開始                          コストダウンと顧客向けサービス向上を目的
インフェクションコントロール製品                   とした物流改革の推進
      の拡販



             すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して             29
             5つの主要課題

 3      効率を極めた生産体制の実現

生産の効率化                          グローバルでのもの造り強化

     中計前半における実績                                  今後の重点施策
新規高吐出エラストマーラインの増設                  モデルラインへの自動化設備、設備
生産ライン自動化の設備設計完了                    故障の予兆管理システムの導入
IoT活用による設備の予兆管理開始                  工場共有設備の再構築によるエネル
国内外の生産情報の可視化                       ギーコストの削減
生産管理プロセス指針の確立                      リケンスタンダードのグローバル展開
                                   海外拠点での生産性改善活動の強化



             すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して             30
                   5つの主要課題

  4       サステナブルな社会への貢献
         持続可能な社会を目指し、主要課題に沿ってSDGsへの取組みを強化しております。
                 新しい取組みについては、トピックスでご紹介します。

①グローバル経営の深化とシナジー            ③効率を極めた             ④サステナブルな    ⑤人材育成と
②戦略思考による収益力向上                生産体制の実現             社会への貢献      ガバナンス重視
                                                             の経営による
       リサイクルできないゴム製品                                         企業体質の強化
       の代替となる熱可塑性エラス
       トマーを拡販。


                             化学物質と廃棄物            抗菌、抗ウイルス
                             の適正な管理              のリケガード製品
             食品包材では                              の販売         継続的な支援
          食品を衛生的に保ち
         余った食品を保存する
        などフードロス削減に貫献


                               すべての主要課題をステークホルダーの皆さまとの
全主要課題共通のSDGs                   パートナーシップで解決してまいります。


                   すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して              31
                  5つの主要課題
          人材育成とガバナンス重視の経営による
 5        企業体質の強化

グローバルに活躍できる人材の育成                      グループガバナンスの強化
あらゆるステークホルダーに配慮した持続可能な経営の実現

     中計前半における実績                                      今後の重点施策
 人材強化を狙いとした人事制度・研修制度                   サクセッション・プランに基づいた研修制度
 の見直し                                  体系の再構築
 様々な採用手法による新卒・中途採用の                    (選抜研修強化⇒コア人材の創出)
 実施(WEB説明会・面接、ダイレクトリクルー                通年採用による人材強化(人材の多様性)
 ティング等)
                                       連結子会社のガバナンス・内部統制の強化
 コーポレート・ガバナンスポリシーの制定
                                       資本政策(自己株式活用等)による時価総
 ガバナンス強化のための方針・規程の制定
                                       額増強
 自社株買い(2,800千株)・消却(2,000千株)
 によるROE改善
                 すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して             32
                        設備投資
 3ヵ年中期経営計画期間中の設備投資見込み合計 : 122億円
                                                      単位:億円 ※メンテナンスを含む。

                                                       減価       研究
  年度          主な設備投資                            総額    償却費      開発費
             国内エラストマー増設
2020年3月期
  (実績)
             タイ ITシステム更新
               効率化設備投資
                                                43     38       15
2021年3月期     研究開発センター増築
  (予測)         効率化設備投資                          38     34       15
2022年3月期      子会社システム統合
  (予測)         効率化設備投資                          41     36       16
・現在の経営環境下、現中期経営計画期間の設備投資金額は、当初計画145億円に対して、122億円となる見込み。
・現中期経営計画において計画していた海外生産能力拡張投資については、次期中期経営計画期間迄延期の予定。


                  すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して              33
                    トピックス①
           抗菌・抗ウイルス製品 リケガード
抗菌・抗ウイルス製品                              のラインナップを拡充いたしました。
感染拡大の防止に貢献してまいります。(全商品SIAAマーク取得済み。)



                                                               特定のウイルスを   減少


 高透明       高透明       高透明            PVC         コンパウンド
                                                               99.99%
 フィルム      フィルム      フェイス         ソフトタイプ         PVC,TPE,PPと
                     シールド                                                 抑制
 タッチパネルや   反射防止で                   シート          ラインナップを
                                                広げ、用途に
 ディスプレイ、   映り込みを    両面リケガード       柔らかく凹凸の                      未処理品に比べ細菌の増殖を
                                                よってお選び

                                                               1/100以下に
  ウィンドウ用   大幅に低下      加工          ある部位に最適       いただけます。
    など




                   すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                      34
               トピックス②
           研究開発センター増築完了
2020年10月に研究開発センター(東京都大田区)を増築。床面積は、約1.5倍へ。
新たにコンパウンド製品の試作機も導入。次世代新技術の開発を目指す。
さらなるR&Dの拡充のため、隣接する土地と建屋も購入。




              すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   35
                  トピックス③
               「ACS樹脂」資産の譲受
旭化成株式会社が保有する「ACS樹脂」にかかる技術情報・営業情報・知的財産等の
資産を譲受する契約を締結いたしました。
2021年4月1日をもって「ACS樹脂」の製造販売を開始いたします。




              スマートメーター                               防災機器


 ACS樹脂は、耐候性・難燃性・耐埃付着性に優れ、電気・工業用スイッチ、コネクター、スマートメーターや
 防災機器等に使用されています。
 弊社コンパウンド事業のラインナップ拡充を実現します。

                 すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して          36
                         トピックス④
                     「Blue Challenge」の推進
PT. RIKEN INDONESIAで繰り返し洪水に見舞われて           RIKEN(THAILAND) CO., LTD.では、社員の子供たち
いるPantai Bahagia村にトイレ施設を寄贈しました。            のために奨学金制度を設けています。




RIKEN ELASTOMERS CORPORATIONでペンブローク
小学校で教育サポートを行っています。進路相談会への
参加や遊具の寄贈などを行いました。




                       すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して                37
                       トピックス④
                   「Blue Challenge」の推進
「Blue Challenge」レポートを発刊しました。
(サステナビリティレポート)




                            子供神輿

                      すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して   38
           トピックス⑤

   自己株式の消却 (2020年7月31日決議)

消却株式数 : 2,000千株(当社普通株式)
         (消却前の発行済株式総数に対する割合3.03%)
消 却   日 : 2020年8月17日

<参考>
消却後の発行済株式総数 : 64,113,819株
消却後の自己株式数                : 266,708株
                             (発行済株式総数の0.42%)
          すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して    39
               株主還元 ∼配当金∼
        連結配当性向30%程度を一つの目途とした上で、
配当方針
        今後の事業投資・自己資本の充実等も勘案し、安定的な配当を行う。
                                                                 (単位:円)
                                                         年間配当性向 純資産配当率
              中間          期末              通期              (連結)    (%)

2018年3月期      6.00         6.00           12.00           28.8   1.6
2019年3月期      6.00         8.00           14.00           29.5   1.9

2020年3月期      8.00         8.00           16.00           33.3   2.1
2021年3月期      4.00         8.00           12.00           37.9    -
(期末及び通期は予想)

2021年3月期の中間配当につきましては、上期の当期純利益が当初予想を上回ったことから、
4円に修正し決議しております。
また、通期業績予想の修正を踏まえ、期末配当につきましても、前年期末と同額の8円とし、
年間配当予想を12円としております。
                     すべての生活空間に快適さを提供するリーディングカンパニーを目指して             40
                免責事項

本資料に記載されている計画、見通し、戦略およびその他の歴史的事実でないものは、作
成時点において入手可能な情報に基づく将来に関する見通しであり、さまざまなリスクおよ
び不確実性が内在しています。実際の業績は経営環境の変動などにより、これら見通しと
大きく異なる可能性があります。また、本資料に記載されている当社および当社グループ以
外の企業などにかかわる情報は、公開情報などから引用したものであり、情報の正確性な
どについて保証するものではありません。




             お問い合わせ先
       webmaster@rikentechnos.co.jp
              経理部 髙見

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