2020年3月期決算説明資料
挑戦と創造
2020年5月19日
1
注記
本資料に掲載されているアイカ工業株式会社の現在の計画、
見通し、戦略、確信等のうち、歴史的事実でないものは、将来の
業績に関する見通しであり、リスクや不確実な要因を含んでおりま
す。
これらの情報は、現在入手可能な情報からアイカ工業株式会
社の経営者の判断に基づいて作成されております。実際の業績は、
さまざまな重要な要素により、業績見通しとは大きく異なる結果と
なりうるため、業績見通しのみに全面的に依拠することは控える
ようお願い致します。
また、本資料は、投資勧誘を目的としたものではありません。
投資に関する決定は、利用者ご自身のご判断において行われま
すようお願い申し上げます。
2
目次
1. 2020年3月期 実績
2. 2021年3月期 予想
3. セグメントの現況および方策
3-1 化成品セグメント
3-2 建装建材セグメント
4. 中期経営計画Ｃ＆Ｃ２０００の進捗
5. 配当について
6. 海外展開 建装建材セグメント
【参考】 工場稼動停止期間
研究開発費、減価償却費、設備投資の推移
3
1. 2020年3月期 連結決算の概要
[単位：百万円]
2019/3期 2020/3期
実績 率 計画 実績 率 伸率 達成率
売 上 高 191,363 195,000 191,501 － 0.1% 98.2%
営 業 利 益 20,834 10.9% 21,800 20,850 10.9% 0.1% 95.6%
経 常 利 益 21,249 11.1% 22,000 21,333 11.1% 0.4% 97.0%
当 期 純 利 益 ※ 13,316 7.0% 13,800 12,732 6.6% ▲4.4% 92.3%
※：親会社株主に帰属する当期純利益
外国子会社合算税制改正および
非支配株主持分等の影響のため減益
［一株当たり単位：円］
実績 率 計画 実績 率 伸率 達成率
Ｒ Ｏ Ｅ 10.7% - 10.6% 9.9% - - 93.4%
一 株 当 たり 純 利益 203.95 - 211.35 195.01 - - 92.3%
一株当 たり 株主 資本 1,936.87 - 2,043.22 1,994.03 - - 97.6%
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1．2020年3月期 連結決算の概要
伸び率
売 上 高 +０.１％ １０期連続増収
営 業 利 益 +０.１％ １１期連続増益
経 常 利 益 +０.４％ １１期連続増益
売上・営業利益・経常利益 ： ８期連続 過去最高を更新
■国 内 事 業： 建装建材事業が増収に寄与
原材料安により化成品事業が増益に寄与
■海 外 事 業： 原材料安に伴う売価低下により、アイカ・アジア・
パシフィック社と、エバモア社が減収増益
ソイス社の新規連結効果や既存事業伸長により
アジアにおける化粧板販売増加 5
1．過去5年間 連結決算の推移
[単位：百万円]
売上高
売上高
利益
191,363 191,501 195,000
22,000 21,249 21,333
19,600 180,000
18,374
18,000
16,352 163,726 165,000
151,633 経常利益
14,000 150,061 13,316
12,732 150,000
11,996
11,064
9,962
10,000
135,000
当期純利益※
6,000 120,000
16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期
※親会社株主に帰属する当期純利益 6
1. 過去5年間 ROA・ROEの推移
[単位：百万円]
ＲＯＥ
ＲＯＡ 10.7% 当期純利益
9.9% 10.1% 9.9%
10% 9.4%
17,000
8% 7.0% 7.0%
6.8% 6.5%
6.6%
13,316 14,000
6% 12,732
11,996
11,064
9,962 11,000
4%
2% 8,000
0% 5,000
16/3期 17/3期 18/3期 19/3期 20/3期
当期純利益※ ＲＯＡ ＲＯＥ
※親会社株主に帰属する当期純利益 7
1. 2020年3月期 主要項目の状況
2018/3期 2019/3期 2020/3期
連結 連結 連結
期 末 人 員 3,850人 3,920人 4,781人
（ 国 内 ） 1,559人 1,603人 1,625人
（ 海 外 ） 2,291人 2,317人 3,156人
借 入 金 残 高 51.5億円 52.9億円 71.9億円
研 究 開 発 費 28.5億円 32.0億円 34.5億円
減 価 償 却 費 35.6億円 41.7億円 46.2億円
設 備 投 資 額 45.2億円 78.9億円 71.3億円
【設備投資の主なもの】
建装建材セグメント 化成品セグメント
・アイカテック建材の生産設備増強 ・福島危険物自動倉庫
・アイカ・ラミネーツ・ベトナム社の工場設備費用 ・AAP中国設備増強費用
・アイカインドネシア社の土地使用権購入 ・AAPタイの反応釜増設
※AAP：アイカ・アジア・パシフィック 8
1. 2020年3月期 セグメント別実績
[単位：百万円]
売上高 営業利益
2019/3期 2020/3期 2020/3期 2019/3期 2020/3期 2020/3期
実績 計画 実績 実績 計画 実績
7,444 8,100 8,123 金 額
化成品 109,062 108,700 103,945
6.8% 7.5% 7.8% 利 益 率
16,169 16,600 15,874 金 額
建装建材 82,300 86,300 87,555
19.6% 19.2% 18.1% 利 益 率
（配賦不能営業費用→） ▲ 2,779 ▲ 2,900 ▲ 3,147 金 額
20,834 21,800 20,850 金 額
合計 191,363 195,000 191,501
10.9% 11.2% 10.9% 利 益 率
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1. 利益増減（化成品） 〈19/3期 vs.20/3期〉
配賦不能営業費用控除前営業利益
[単位：百万円]
海外Ｇ
製造 ＋482
利益率 固定費
＋536 ▲152 販管費
国内Ｇ
▲86
販売減 ▲24
▲77
原材料影響 ＋374
8,123
百万円
限界利益 エバモア社 ＋437
7,444
百万円
19/3期 20/3期
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1. 利益増減（建装建材） 〈19/3期 vs.20/3期〉
配賦不能営業費用控除前営業利益
限界利益
[単位：百万円]
製造
増販益 利益率 固定費
＋308 ＋55 ▲148 販管費
▲300 国内Ｇ 海外Ｇ
＋183 ▲392
16,169
15,874
百万円
百万円
ウィルソナート社アドバイザリー費用 ▲251
ベトナム新工場 ▲171
19/3期 20/3期
11
目次
1. 2020年3月期 実績
2. 2021年3月期 予想
3. セグメントの現況および方策
3-1 化成品セグメント
3-2 建装建材セグメント
4. 中期経営計画Ｃ＆Ｃ２０００の進捗
5. 配当について
6. 海外展開 建装建材セグメント
【参考】 工場稼動停止期間
研究開発費、減価償却費、設備投資の推移
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2. 2021年3月期 業績予想の前提
■経営環境
為替換算レート ※各国通貨建てのため、ドル建ての子会社は僅か
2020年3月期（実績） 1USD＝109.37円
2021年3月期（想定） 1USD＝107.00円
国産ナフサ価格 ※すべての原材料がナフサに連動するわけではありません
2020年3月期（実績） 45,750円/kl
2021年3月期（想定） 27,750円/kl
売上高の前提（前年比)
上期 下期 通期
国内 ▲15％ ▲5％ ▲10％
化成品 ▲20％ ▲10％ ▲15％
海外
建装建材 ▲20％ ±0％ ▲10％
※新規連結会社を除く
※連結取引消去前の売上高 13
2. 2021年3月期予想
[単位：百万円]
2020／3期 実績 2021／3期 予想 対前期
金額 利益率 金額 利益率 伸率 増加額
売 上 高 191,501 - 174,500 - ▲ 8.9% ▲ 17,001
営 業 利 益 20,850 10.9% 14,500 8.3% ▲30.5% ▲ 6,350
経 常 利 益 21,333 11.1% 14,700 8.4% ▲31.1% ▲ 6,633
当期純利益※ 12,732 6.6% 9,000 5.2% ▲29.3% ▲ 3,732
Ｒ Ｏ Ｅ 9.9% - 6.9% - - -
Ｒ Ｏ Ａ 6.5% - 4.4% - - -
一株当た り純 利益 195.01円 - 137.84円 - - -
一株当た り株主資本 1,994.03円 - 2,025.87円 - - -
研究開 発費 34.5億円 - 36.0億円 - - -
減価償 却費 46.2億円 - 57.3億円 - - -
設備投 資額 71.3億円 - 70.0億円 - - -
※：親会社株主に帰属する当期純利益 14
2. 2021年3月期 通期セグメント別計画
[単位：百万円]
売上高 営業利益
2020/3期 2021/3期 2020/3期 2021/3期
差異 差異
実績 計画 実績 計画
8,123 5,793 ▲ 2,330 金 額
化成品 103,945 89,400 ▲ 14,545
7.8% 6.5% ▲1.3% 利 益 率
15,874 12,375 ▲ 3,499 金 額
建装建材 87,555 85,100 ▲ 2,455
18.1% 14.5% ▲3.6% 利 益 率
（配賦不能営業費用→） ▲ 3,147 ▲ 3,668 ▲ 521 金 額
20,850 14,500 ▲ 6,350 金 額
合計 191,501 174,500 ▲ 17,001
10.9% 8.3% ▲2.6% 利 益 率
15
2. 2021年3月期 上期セグメント別計画
[単位：百万円]
売上高 営業利益
2019/9期 2020/9期 2019/9期 2020/9期
差異 差異
実績 計画 実績 計画
3,955 2,375 ▲ 1,580 金 額
化成品 51,349 39,600 ▲ 11,749
7.7% 6.0% ▲1.7% 利 益 率
7,406 4,362 ▲ 3,044 金 額
建装建材 40,498 37,900 ▲ 2,598
18.3% 11.5% ▲6.8% 利 益 率
（配賦不能営業費用→） ▲ 1,356 ▲ 1,637 ▲ 281 金 額
10,005 5,100 ▲ 4,905 金 額
合計 91,848 77,500 ▲ 14,348
10.9% 6.6% ▲4.3% 利 益 率
16
2. 利益増減計画（化成品） 〈20/3期vs.21/3期〉
配賦不能営業費用控除前営業利益
[単位：百万円]
販売減
▲1,185
製造
利益率 固定費
＋162 ▲145 販管費 国内Ｇ
▲89 ▲120 海外Ｇ
▲953
8,123
百万円
限界利益
AAP ▲550 5,793
エバモア社 ▲390 百万円
20/3期 21/3期
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2. 利益増減計画（建装建材） 〈20/3期vs.21/3期〉
配賦不能営業費用控除前営業利益
販売減 [単位：百万円]
▲2,441
製造
販管費 国内Ｇ
利益率 固定費
＋231 ▲897
＋434 ▲45
海外Ｇ
15,874 ▲780
百万円
操業度低下による減益
限界利益
12,375
新規連結 ▲220
百万円
操業低下による減益
20/3期 21/3期
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目次
1. 2020年3月期 実績
2. 2021年3月期 予想
3. セグメントの現況および方策
3-1 化成品セグメント
3-2 建装建材セグメント
4. 中期経営計画Ｃ＆Ｃ２０００の進捗
5. 配当について
6. 海外展開 建装建材セグメント
【参考】 工場稼動停止期間
研究開発費、減価償却費、設備投資の推移
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3-1 化成品セグメント 商品群別売上実績
2019/3期 2020/3期
実績 計画 実績 達成率 伸率
接着剤 659.2億円 670.0億円 636.4億円 95.0% ▲3.5%
AAP 521.1億円 530.0億円 498.0億円 94.0% ▲4.4%
建設樹脂 95.8億円 98.0億円 93.8億円 95.7% ▲2.1%
機能材料 231.6億円 217.0億円 207.0億円 95.4% ▲10.6%
その他 103.9億円 102.0億円 102.1億円 100.1% ▲1.7%
合計 1,090.6億円 1,087.0億円 1,039.4億円 95.6% ▲4.7%
※AAP：アイカ・アジア・パシフィック
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3-1 化成品セグメント 実績（接着剤）
海外：低迷 国内：好調
■原料安により減収、販売量・利益は伸長 ■セラール用接着剤（SE‐１）伸長
・AAPタイ新規連結（一昨年の２Q～） ・装着率アップ活動注力
・中国の環境対応商品竹材用フェノール樹脂好調
・AAP×AICAシナジー、約２５億円実績化
・営業利益３９．４億円と好調
AAPの売上・販売量の推移
売上[億円] 販売量[千トン]
500 700 SE-1
販売量
400 600
売上 ■内外装タイル用接着剤拡販
・下地調整材とタイル貼りの機能を備える接着剤
300 500 ・タイルのはく落リスク低減
・工程簡素化、工期短縮
200 400
14/12期 15/12期 16/12期 17/12期 18/12期 19/12期
売上：６３６億円（対前年９６．５％）
原材料安により海外売上低迷
※AAP：アイカ・アジア・パシフィック 21
3-1 化成品セグメント 実績（建設樹脂）
ジョリパット ■好調
・新築住宅向け 低迷
（塗り壁材） ・リフォーム向け 好調
ジョリエース ■低迷
・住宅ベランダ向け防水材 好調
（塗床材） ・工場・倉庫向け 低迷
ジョリシール ■低迷
・ シール材 好調
ダイナミックレジン ・ タイルはく落防止材 好調
（補修・補強分野） ・ 橋梁向け 低迷
売上：９３．８億円 （対前年９７．９％）
塗床材の非住宅向け、補修・補強材の橋梁向け・・・低迷
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3-1 化成品セグメント 実績（機能材料）
ホットメルト・機能性アクリル 有機微粒子
■好調 ■低迷
・ヘッドランプ用シール材 ・プラスチック改質向け、
→好調 国内化粧品向け →好調
・衛生材向け用途 ・ＬＥＤ向け光拡散材
→好調 海外化粧品向け →低迷
ＵＶ樹脂・シリコーン アクリル・コンパウンド
■好調 ■低迷
・シリコーン →好調 ・紙、粘着剤用途
・電材向けＵＶコート剤、 →低迷
粘着剤、高機能フィルム ・手袋内面処理剤
→好調 →低迷
■売上低迷利益好調
エ
バ ・ウレタン製品 → ベトナム向けの輸出が好調
モ ・架橋剤 → ＡＩＣＡシナジー、増収増益に寄与
ア ・売上１１２．３億円、前年比８３．３％、
社 営業利益 ７．０億円、前年比２６１．７％
売上：２０７億円 （対前年 ８９．４％）
有機微粒子、アクリル・コンパウンド、エバモア社・・・売上低迷
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3-1 化成品セグメント 方策（接着剤）
海外ビジネスの拡大、設備投資・Ｍ＆Ａ投資シナジーの創出
■アイカ・アジア・パシフィック
□ ＡＡＰ中国の竹材用フェノール樹脂拡大
・ 中国の環境規制からニーズ増、拡販に注力
竹材施工事例
□ ＡＡＰタイのシナジー創出
・ 連結開始(２０１８年４月～(第２Ｑ～))
・ フェノール樹脂反応釜を新設（２０１９年７月稼働）
・ 更なるシナジー創出、構造改革に注力
・ 化粧板向けフェノール樹脂を新たに販売
竹材施工事例
■フェノール樹脂事業
・ ２０２０年３月期 営業利益が前年比１１５％
・ 新規分野開拓、ＡＡＰシナジー拡大に注力
・ 合板用接着剤の拡販
・ 断熱材向け市場の拡大 竹材施工事例
海外ビジネスの拡大 投資効果の創出
※AAP：アイカ・アジア・パシフィック 24
3-1 化成品セグメント 方策（建設樹脂）
■環境・高機能・省力化をキーワードとした差別化商品の拡販注力
ジョリシール、ダイナミックレジン
ジョリパット（塗り壁材） ジョリエース（塗床材） （補修・補強分野）
水性硬質ウレタン樹脂系塗り床材
橋梁補修用 剥落防止工法
ピュールハード ＡＨ工法
透湿外断熱システム クリアタフレジン
パッシブウォール® 業界初 特許出願品 クイック1500
省エネ・室内環境向上 目地処理不要・短工期 省工程・短工期
長寿命化 紫外線による変色 低減 高い透明性
改修市場 取り込み
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3-1 化成品セグメント 方策（機能材料）
エバモア社
■エバモア社の新規連結効果創出
□ ベトナムウレタン製造会社２社の子会社化
・ 連結開始予定(２０２０年６・７月～(第２・３Ｑ～))
・ ベトナムに新たなウレタン樹脂製造拠点を獲得
・ エバモア社の更なるシェア拡大、新規顧客獲得
■エバモア社・ＡＡＰ・アイカ工業のシナジー創出
アイカ工業
・自動車用途拡大
・日本の販路で販売
・衛生材向け拡販
シナジー ・エバモア社原料の活用
・合板用シェアアップ 早期創出
ＡＡＰ エバモア社
・集成材用途の市場開拓
・木工用ホットメルトの新規開拓
新規連結効果創出 ３社シナジーの創出
※AAP：アイカ・アジア・パシフィック 26
3-2 建装建材セグメント 商品群別売上実績
2019/3期 2020/3期
実績 計画 実績 達成率 伸率
メ ラミン 化粧板 173.4億円 202.0億円 195.1億円 96.6% 12.5%
ボ ー ド
137.3億円 132.0億円 131.7億円 99.8% ▲4.1%
フ ィ ル ム 等
セ ラ ー ル 197.0億円 209.0億円 210.0億円 100.5% 6.6%
不 燃 建 材 97.4億円 100.0億円 115.3億円 115.4% 18.3%
カ ウ ン タ ー
163.5億円 169.0億円 169.5億円 100.3% 3.7%
ポ ス ト フ ォ ー ム
建 具
54.1億円 51.0億円 53.7億円 105.4% ▲0.8%
ｲ ﾝ ﾃ ﾘ ｱ 建 材
合 計 823.0億円 863.0億円 875.5億円 101.5% 6.4%
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3-2 建装建材セグメント 実績
■2020年3月期 国内建設市場の市場環境
・住宅、非住宅ともに減少も
※アイカ需要期へタイムラグ調整済み
需要取込み
期初予想 住宅：±0.0％ 非住宅：▲1.8％
・非住宅は医療福祉、教育施設、
通期実績 住宅：▲3.7％ 非住宅：▲3.9％
倉庫・工場、店舗などを取込み
■2020年3月期 業績を牽引した商品
セラール 消臭タイプ フィオレストーン アイカテック建材商品
東北自動車道 蓮田サービスエリア 設計／野村不動産株式会社 設計／株式会社 松田平田設計
建装建材セグメント売上高： ８７５億円 （対前年１０６．４％ ）
アイカソリューション（ＡＳ）商品、アイカテック建材商品寄与
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3-2 建装建材セグメント 方策
■ＡＳ商品・機能性の拡充 ※AS商品：アイカソリューション商品の略。社会課題解決型の商品群
■抗ウイルス建材「アイカウイルテクト」
・ メラミン化粧板の基本性能に抗ウイルス性をプラス
・ 製品上の特定ウイルスの数を減少させ、 清潔感と快適性の維持に貢献
抗菌製品技術協議会が定める
SIAA抗ウイルスマーク、SIAA抗菌マーク
の基準を満たす製品として登録済み
・ 海外でも採用が決定
北京友誼病院 吉林大学中日聯誼病院 東南大学付属中大病院 29
3-2 建装建材セグメント 方策
■抗ウイルス建材「アイカウイルテクト」
北野病院手術室 什器表面材：アイカウイルテクト
＊1：薬機法（医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律）の関係上、特定のウイルス名が
表記できないため、ウイルスAと記載しています。
＊2：ウイルス粒子に見られる膜状の構造。エンベロープがない場合は、エンベロープ有りの場合と比較してアルコー
ル等の消毒液耐性が強いと言われている。
＊3：PFU(Plaque-forming unit) プラーク法により測定したウイルス数の指標
〈ご注意〉
●抗ウイルス加工は、病気の治療や予防を目的とするものではありません。
●SIAAの安全性基準に適合しています。
●本製品は感染予防を保証するものではありません。
●抗ウイルス性能は全てのウイルスに対して発現するものではありません。また、全てのウイルスに同様な試験結果が
得られるとは限りません。
●試験機関での結果であり、実際の使用状況で同様の効果を保証するものではありません。
●医薬品や医療機器などの医療を目的とした製品ではありません。
●表面のツヤが変化するほど摩耗すると抗ウイルス性能が低下することがあります。
●表面に汚れなどが付着した状態では、効果を発揮することが出来ませんので、適切なお手入れを実施してください。
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3-2 建装建材セグメント 方策
■ＡＳ商品・機能性の拡充
Ｕ.Ｄ.コンフォート
・ アイカウイルテクトの発売以降、シリーズ商品を拡充 気くばりＵＤドア
ウイルテクト
セラール ポストフォームカウンター
アイカウイルテクト ウイルテクト ウイルテクト
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抗ウイルス 抗ウイルス 抗ウイルス
医療・介護施設向け建具
メラミン化粧板 メラミン不燃化粧板 化粧板カウンター
2019.1月発売 2019.6月発売 2019.7月発売 2020.4月発売
更なるシリーズ拡大
・ メラミンタイル
・ マグネットメラミン ３年後
抗ウィルス性能 × ・ メラタック 売上目標
・ メラミン手摺 ５０億円
・ etc…
建装建材セグメント通期売上計画：８５１億円 （対前年 ９７．２％）
ＡＳ商品・機能性の拡充
※AS商品：アイカソリューション商品の略。社会課題解決型の商品群 31
目次
1. 2020年3月期 実績
2. 2021年3月期 予想
3. セグメントの現況および方策
3-1 化成品セグメント
3-2 建装建材セグメント
4. 中期経営計画Ｃ＆Ｃ２０００の進捗
5. 配当について
6. 海外展開 建装建材セグメント
【参考】 工場稼動停止期間
研究開発費、減価償却費、設備投資の推移
32
4. 中期経営計画(2018/3期‐2021/3期)の進捗
新型コロナウイルス感染症の影響に
より中期経営計画は未達成の見込み
1年目 2年目 3年目 4年目 4年目
2018/3期 2019/3期 2020/3期 2021/3期 2021/3期
項目 (実績) (実績) (実績) (計画) (策定時目標)
売上高 1,637億円 1,913億円 1,915億円 1,745億円 2,000億円
経常利益 196億円 212億円 213億円 147億円 220億円
ROE 10.1% 10.7% 9.9% 6.9% 10%以上
海外売上比率 33.4% 42.0% 40.7% 40%以上 35%以上
33
4. 中期経営計画(2018/3期‐2021/3期)の進捗
4年累計 1年目 2年目 3年目 4年目
投資計画 投資実績 投資実績 投資実績 投資計画
設備投資 ２２０億円 ４５.２億円 ７８.９億円 ７１.３億円 ７０.０億円
事業投資 １８０億円 ５４.６億円 ー １４４.５億円 計画中
＋
研究開発費 １４０億円 ２８.５億円 ３２.０億円 ３４.５億円 ３６.０億円
人財投資
グローバル人材積極採用/育成・働き方改革
プロフェッショナル人材育成・ダイバーシティ推進
長期戦略実現に向け、積極的に投資を実行
34
目次
1. 2020年3月期 実績
2. 2021年3月期 予想
3. セグメントの現況および方策
3-1 化成品セグメント
3-2 建装建材セグメント
4. 中期経営計画Ｃ＆Ｃ２０００の進捗
5. 配当について
6. 海外展開 建装建材セグメント
【参考】 工場稼動停止期間
研究開発費、減価償却費、設備投資の推移
35
5. 配当について
[円]
中期経営計画
C&C2000 120
系列2
期末配当 系列1
中間配当
１０６※1 １０６※2
１０３
100
2020年3月期まで、年間配当は ９２
８５
１１期連続 増配※1
57※1 57※2 80
２２期連続 減配なし※1 56
50
47 60
４６
４３
３６ ３８ 40
３２ ３４
２８ ３０ 25
23
19 19
17 17 47 49 49※2
13 15 42
38 20
17 17 19 20 21
15 15 15
0
09/3期 11/3期 13/3期 15/3期 17/3期 19/3期 20/3期 21/3期
(予定) (予想)
※1：2020年3月期の配当は、正式には6月開催の株主総会で決定します。 ※2：2021年3月期の配当は、現時点の予想値です。 36
目次
1. 2020年3月期 実績
2. 2021年3月期 予想
3. セグメントの現況および方策
3-1 化成品セグメント
3-2 建装建材セグメント
4. 中期経営計画Ｃ＆Ｃ２０００の進捗
5. 配当について
6. 海外展開 建装建材セグメント
【参考】 工場稼動停止期間
研究開発費、減価償却費、設備投資の推移
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6 海外展開 建装建材セグメント
■直近のM&A実績（建装建材セグメント）
直近業績
出資 連結 のれん
比率 開始 営業 経常 総額
売上
利益 利益
ソイス社 20/3 期 13.4億円
67% 23.5億円 2.6億円 2.5億円
※1 2Q～ （5年償却）
ウィルソナート4社 21/3 期 50.4億円
51% 89.3億円 10.3億円 8.1億円
※2 1Q～ （8年償却）
アイカHPL
トレーディング社 21/3 期 10.4億円
70% 17.7億円 1.8億円 1.9億円
※3
1Q～ （8年償却）
※1 ： 20/3期業績(9か月分) 総額 売上 １３０億円
※2 ： 19/12期業績 営業利益 １５億円
※3 ： 18/12期業績 経常利益 １３億円
38
6 海外展開 建装建材セグメント (主要拠点)
アイカテック建材
アイカインテリア工業 ２工場 ３工場
アイカハリマ工業 ２工場
アイカ工業 旧アイカグループ
ソイス社 ウィルソナート上海社
メラミン化粧板生産拠点
アイカ・ラミネーツ・インディア社
台湾愛克工業股份(非関係会社) 建装建材関連、その他会社
ウィルソナート・アジア社
化粧板以外の製品生産拠点
アイカ・アジア・ アイカHPLトレーディング社
ラミネーツ・ ウィルソナート各社
ホールディング社 ウィルソナート・タイ社
(統括会社) アイカ・ラミネーツ・ベトナム社 メラミン化粧板生産拠点
マイカラミネーツ社(非連結) 販売会社
アイカHPLトレーディング社
販売会社
テクノウッドインドネシア社
アイカインドネシア社 ２工場
メラミン化粧板生産拠点
国内３拠点＋海外４拠点＝合計４カ国７拠点
国内３拠点＋海外７拠点＝合計７カ国１０拠点へ ウィルソナート・
オーストラリア社
39
6 海外展開 建装建材セグメント 計画
売上高[億円] 10年ビジョン
最終年度 300
300 今期
（中期経営計画
その他
最終年度）
200 145 東南アジア諸国
(除：インドネシア)
中国
100 75 インドネシア
55
インド
0
19/3期 20/3期 21/3期 27/3期
【海外建装建材事業売上高】 20/3期実績 ７５億円
今期（中期経営計画最終年度） １４５億円 １０年ビジョン最終年度 ３００億円へ
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目次
1. 2020年3月期 実績
2. 2021年3月期 予想
3. セグメントの現況および方策
3-1 化成品セグメント
3-2 建装建材セグメント
4. 中期経営計画Ｃ＆Ｃ２０００の進捗
5. 配当について
6. 海外展開 建装建材セグメント
【参考】 工場稼動停止期間
研究開発費、減価償却費、設備投資の推移
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【参考】 工場稼動停止期間
■新型コロナウイルスの影響による工場稼働停止期間
各都市のロックダウンと現地政府からの指示により稼働を停止した期間は以下の通りです
国 セグメント 工場 稼働停止期間 ※ 土日祝日含む
化成品 AAPダイネア南京社 2/5～2/9 ( 5日間)
化成品 AAPダイネア広東社 1/31～2/3 ( 4日間)
化成品 瀋陽愛克浩博化工社 1/31～2/9 (10日間)
中国
化成品 昆山愛克樹脂社 1/31～2/28 (29日間)
化成品 東莞宝建社（EMCグループ） 1/31～2/9 (10日間)
建装建材 Wilsonart 上海社 1/31～2/9 (10日間)
タイ 建装建材 Wilsonart タイ社 3/30～3/31 ( 2日間)
インド 建装建材 アイカ・ラミネーツ・インディア社（ALIP） 3/23～4/20 (29日間)
化成品 AAPアイカNZ社（ネルソン工場） 3/24～4/27 (35日間)
NZ
化成品 AAPアイカNZ社（ニュープレマス工場） 3/24～4/27 (35日間)
化成品 AAPアイカインドリア社第1工場 4/10～4/20 (11日間)
インドネシア
化成品 AAPアイカインドリア社第2工場 4/10～4/20 (11日間)
億円へ
他１９工場については、継続して稼働
※AAP：アイカ・アジア・パシフィック ※EMC：エバモア・ケミカル社 42
【参考】研究開発費・減価償却費・設備投資の推移
【億円】
100
78.9
75 71.3 70.0
57.3
50 46.2 45.2
41.7
38.7
34.5 36.0 34.5 35.6
32.0
26.7 28.5
25
0
17/3 18/3 19/3 20/3 21/3 17/3 18/3 19/3 20/3 21/3 17/3 18/3 19/3 20/3 21/3
(予定) (予定) (予定)
研究開発費 億円へ
減価償却費 設備投資額
43
44