4203 住友ベーク 2019-02-08 13:00:00
2019年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2019年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2019年2月8日
上 場 会 社 名 住友ベークライト株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4203 URL http://www.sumibe.co.jp
代 表 者(役職名) 代表取締役社長 (氏名) 藤原 一彦
(役職名) 総務本部 コーポレート・
問合せ先責任者 (氏名) 吉田 英司 (TEL)03(5462)4111
コミュニケーション部長
四半期報告書提出予定日 2019年2月13日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 (証券アナリスト、機関投資家向け )
(百万円未満四捨五入)
1.2019年3月期第3四半期の連結業績(2018年4月1日~2018年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の所有者に
売上収益 事業利益 営業利益 税引前四半期利益
帰属する四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期第3四半期 163,112 2.8 14,486 △6.8 14,041 △7.2 14,839 △6.2 10,785 △8.7
2018年3月期第3四半期 158,659 ― 15,550 ― 15,133 ― 15,822 ― 11,816 ―
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2019年3月期第3四半期 229.16 ―
2018年3月期第3四半期 251.05 ―
(注) 「事業利益」は、「売上収益」から「売上原価」、「販売費及び一般管理費」を控除して算出しております。
当社は、2018年10月1日を効力発生日として、普通株式5株につき1株の割合で株式併合を行ったため、基本的
1株当たり四半期利益は、前連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、算定しております。
(2) 連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率
百万円 百万円 百万円 %
2019年3月期第3四半期 276,669 176,803 175,009 63.3
2018年3月期 272,247 170,262 168,450 61.9
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2018年3月期 ― 6.00 ― 6.00 12.00
2019年3月期 ― 7.50 ―
2019年3月期(予想) 37.50 ―
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
当社は、2018年10月1日を効力発生日として、普通株式5株につき1株の割合で株式併合を行ったため、2019
年3月期(予想)の期末配当金につきましては、当該株式併合を勘案した金額を記載しております。株式併合
を勘案しない場合の2019年3月期(予想)の期末配当金は7.50円となり、1株当たり年間配当金は15.00円とな
ります。
3.2019年3月期の連結業績予想(2018年4月1日~2019年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売上収益 事業利益
帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 220,000 3.9 20,000 3.9 14,500 △3.8 308.10
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
2019年3月期の連結業績予想における基本的1株当たり当期利益につきましては、株式併合の影響を勘案して
おります。株式併合を勘案しない場合の2019年3月期の連結業績予想における基本的1株当たり当期利益は
61.62円となります。
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 : 無
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期3Q 49,590,478株 2018年3月期 49,590,478株
② 期末自己株式数 2019年3月期3Q 2,529,842株 2018年3月期 2,526,719株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年3月期3Q 47,062,265株 2018年3月期3Q 47,066,299株
(注) 当社は、2018年10月1日を効力発生日として、普通株式5株につき1株の割合で株式併合を行ったため、期末
発行済株式数、期末自己株式数および期中平均株式数は、前連結会計年度の期首に当該株式併合が行われたと
仮定し、算定しております。
※ 四半期決算短信は公認会計士または監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。
住友ベークライト株式会社(4203) 2019年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 3
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………… 4
(1)要約四半期連結財政状態計算書 …………………………………………………………………… 4
(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 ……………………………… 6
(3)要約四半期連結持分変動計算書 …………………………………………………………………… 8
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………… 9
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………10
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………10
(重要な会計方針) ………………………………………………………………………………………10
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………11
1
住友ベークライト株式会社(4203) 2019年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間の世界経済は、米国では個人消費が拡大し景気回復が続きましたが、欧州では輸出の
停滞などから低成長となり、中国では金融引き締めや米中貿易摩擦の影響で減速傾向となりました。日本経済は、
国内需要に牽引され緩やかな回復基調でした。
当社グループを取り巻く経営環境については、半導体においては市場が拡大してきましたが、夏場以降、スマー
トフォン向けの伸び悩みや米中貿易摩擦に伴う景気不透明感から需要が減速いたしました。自動車においては、堅
調な米国や日本に対し、欧州では新しい燃費試験導入の影響、中国でも景気先行き懸念から販売が落ち込みまし
た。国内の住宅着工件数は横ばいでした。
当社グループはこのような経営環境のなか、CS(顧客満足)最優先を基本とし、積極的な社内外の連携や協業
を行うとともに、「One Sumibe」の全社活動を実践することで顧客の深耕を進めています。プラスチックの可能性
を広げ、未来に夢を提供する会社を目指して、次の3つの基本戦略を掲げ、事業規模の拡大に取り組んでまいりま
した。
①新製品の早期立ち上げ、創生
②成長分野の収益力強化、規模拡大
③既存事業の再生、事業転換
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上収益は、主に販売数量が増加したことにより、1,631億12百万円と、
前年同期比で2.8%、44億53百万円の増収となりました。利益につきましては、事業利益は、原料価格の上昇などが
あり前年同期比6.8%減の144億86百万円となり、営業利益は、前年同期比で7.2%減の140億41百万円となりまし
た。親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期比で8.7%減の107億85百万円となりました。
(セグメント別販売状況)
① 半導体関連材料
[売上収益 38,305百万円(前年同期比 1.5%減)、事業利益 6,820百万円(同 5.0%減)]
半導体封止用エポキシ樹脂成形材料は、当第3四半期累計期間の前半までは中国市場を始め販売数量が増加して
いましたが、秋口以降に顧客で在庫調整の動きがあり、売上収益は減少しました。感光性ウェハーコート用液状樹
脂および半導体用液状樹脂では、売上収益は横ばいでした。
②高機能プラスチック
[売上収益 71,252百万円(前年同期比 3.9%増)、事業利益 5,272百万円(同 13.2%減)]
フェノール樹脂成形材料は、中国の電子部品向けや米国の自動車向けのほか、長繊維材料がシェール油井採掘部
品向けに販売数量が増え、売上収益が増加しました。工業用フェノール樹脂は、北米の自動車部品向けの増加や原
料高に伴う売価是正により、売上収益は増加しました。
航空機内装部品や自動車部品用成形品では、新規の受注を獲得し売上収益が増加しました。
銅張積層板は、原料高に伴う売価是正を行いましたが、販売数量が減少し売上収益は減少しました。
一方、売価是正を超える原料価格の上昇などのため事業利益は減少しました。
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住友ベークライト株式会社(4203) 2019年3月期 第3四半期決算短信
③クオリティオブライフ関連製品
[売上収益 52,986百万円(前年同期比 4.6%増)、事業利益 4,462百万円(同 0.7%増)]
医療機器製品では、既存分野の増加に加え、品揃えを強化した血管内治療や内視鏡治療の分野の海外向けを含む
拡販により売上収益が増加しました。
ビニル樹脂シートおよび複合シートでは、売上収益は横ばいでした。医薬品包装用途や食品包装用途が増加した
一方で、産業用用途のカバーテープやダイシングフィルムで顧客の在庫調整があり減少しました。鮮度保持フィル
ム「P-プラス®」は、カット野菜向けやキノコ向け等が順調に推移し、売上収益が増加しました。
ポリカーボネート樹脂板および塩化ビニル樹脂板では、建装材やサンレンズ用偏光板が増加し売上収益は増加し
ました。
防水関連製品では、マンションや蓄熱槽などの建築物向けが増加しましたが、新築住宅向けが減少し、売上収益
は横ばいでした。
(2)財政状態に関する説明
(2.1)資産、負債および資本の状況
①資産の部
資産合計は、前連結会計年度末に比べ44億22百万円増加し、2,766億69百万円となりました。
これは主に、「棚卸資産」が23億83百万円、「営業債権及びその他の債権」が19億60百万円増加したことによる
ものであります。
②負債の部
負債合計は、前連結会計年度末に比べ21億20百万円減少し、998億65百万円となりました。
これは主に、「借入金」が14億66百万円、「繰延税金負債」が4億13百万円減少したことによるものでありま
す。
③資本の部
資本合計は、前連結会計年度末に比べ65億41百万円増加し、1,768億3百万円となりました。
これは主に、「親会社の所有者に帰属する四半期利益」を107億85百万円計上した一方で、「その他の資本の構成
要素」が10億52百万円減少したことに加え、配当金の支払31億77百万円があったことによるものであります。
(2.2)キャッシュ・フローの状況
当第3四半期連結会計期間末の現金および現金同等物(以下、資金)は、前連結会計年度末に比べ4億15百万円
減少し、561億44百万円となりました。
①営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動により得られた資金は138億69百万円となりました。
これは主に、税引前四半期利益および減価償却費の計上による収入と、法人所得税の支払による支出の結果であ
ります。前年同期と比べると3億8百万円の収入の減少となりました。
②投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動に用いた資金は94億62百万円となりました。
これは主に、有形固定資産および投資有価証券の取得による支出の結果であります。前年同期と比べると9億99
百万円の支出の増加となりました。
③財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動に用いた資金は53億87百万円となりました。
これは主に、コマーシャル・ペーパーの減少、配当金の支払による支出の結果であります。前年同期と比べると
43億22百万円の支出の増加となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2018年11月12日に公表いたしました業績予想の見直しは行っておりません。
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住友ベークライト株式会社(4203) 2019年3月期 第3四半期決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年3月31日) (2018年12月31日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 56,559 56,144
営業債権及びその他の債権 48,643 50,603
その他の金融資産 579 1,189
棚卸資産 30,943 33,326
その他の流動資産 2,630 2,865
流動資産合計 139,355 144,126
非流動資産
有形固定資産 94,760 95,414
のれん 4,809 4,880
その他の無形資産 1,580 1,486
持分法で会計処理されている投資 412 350
その他の金融資産 27,272 26,356
退職給付に係る資産 1,633 1,853
繰延税金資産 860 742
その他の非流動資産 1,566 1,460
非流動資産合計 132,893 132,542
資産合計 272,247 276,669
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住友ベークライト株式会社(4203) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年3月31日) (2018年12月31日)
負債及び資本
負債
流動負債
借入金 10,408 15,084
営業債務及びその他の債務 45,494 45,758
その他の金融負債 33 32
未払法人所得税等 2,478 2,111
その他の流動負債 613 582
流動負債合計 59,027 63,567
非流動負債
借入金 33,286 27,144
その他の金融負債 246 109
退職給付に係る負債 2,906 2,970
引当金 568 570
繰延税金負債 5,686 5,273
その他の非流動負債 267 232
非流動負債合計 42,958 36,299
負債合計 101,985 99,865
資本
資本金 37,143 37,143
資本剰余金 35,358 35,359
自己株式 △6,758 △6,773
その他の資本の構成要素 7,171 6,119
利益剰余金 95,536 103,161
親会社の所有者に帰属する持分合計 168,450 175,009
非支配持分 1,812 1,794
資本合計 170,262 176,803
負債及び資本合計 272,247 276,669
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住友ベークライト株式会社(4203) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
要約四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
売上収益 158,659 163,112
売上原価 △108,413 △114,120
売上総利益 50,246 48,992
販売費及び一般管理費 △34,696 △34,506
事業利益 15,550 14,486
その他の収益 192 255
その他の費用 △610 △700
営業利益 15,133 14,041
金融収益 824 1,059
金融費用 △163 △246
持分法による投資損益 29 △14
税引前四半期利益 15,822 14,839
法人所得税費用 △3,827 △3,913
四半期利益 11,995 10,926
四半期利益の帰属
親会社の所有者 11,816 10,785
非支配持分 179 141
四半期利益 11,995 10,926
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 251.05 229.16
希薄化後1株当たり四半期利益(円) ― ―
6
住友ベークライト株式会社(4203) 2019年3月期 第3四半期決算短信
要約四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
四半期利益 11,995 10,926
その他の包括利益
純損益に振替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で
3,156 △1,672
測定する金融資産の変動額
確定給付制度の再測定 61 ―
持分法適用会社におけるその他の
△12 △2
包括利益に対する持分
純損益に振替えられることのない項目合計 3,205 △1,674
純損益に振替えられる可能性のある項目
キャッシュ・フロー・ヘッジ 84 3
在外営業活動体の換算差額 4,332 670
持分法適用会社におけるその他の
△15 △38
包括利益に対する持分
純損益に振替えられる可能性のある項目合計 4,401 634
税引後その他の包括利益 7,607 △1,040
四半期包括利益 19,601 9,886
四半期包括利益の所属
親会社の所有者 19,379 9,750
非支配持分 222 136
四半期包括利益 19,601 9,886
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住友ベークライト株式会社(4203) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第3四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年12月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の
包括利益
を通じて キャッシ 非支配 資本
変動項目 確定給付 在外営業
資本 利益剰余 公正価値 ュ・ 持分 合計
資本金 自己株式 制度の再 活動体の 合計
剰余金 金 で測定す フロー・
測定 換算差額
る金融資 ヘッジ
産の変動
額
当期首残高 37,143 35,358 △6,742 82,352 9,164 - △368 △2,685 6,110 1,815 156,037
四半期利益 - - - 11,816 - - - - - 179 11,995
その他の包括利益 - - - - 3,156 49 84 4,274 7,563 43 7,607
四半期包括利益 - - - 11,816 3,156 49 84 4,274 7,563 222 19,601
剰余金の配当 - - - △2,589 - - - - - △187 △2,775
自己株式の取得 - - △11 - - - - - - - △11
その他の資本の
構成要素から利益 - - - 119 △70 △49 - - △119 - -
剰余金への振替
所有者との取引合計 - - △11 △2,470 △70 △49 - - △119 △187 △2,787
四半期末残高 37,143 35,358 △6,753 91,698 12,250 - △283 1,588 13,555 1,851 172,852
当第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の
包括利益
を通じて キャッシ 非支配 資本
変動項目 確定給付 在外営業
資本 利益剰余 公正価値 ュ・ 持分 合計
資本金 自己株式 制度の再 活動体の 合計
剰余金 金 で測定す フロー・
測定 換算差額
る金融資 ヘッジ
産の変動
額
当期首残高 37,143 35,358 △6,758 95,536 10,734 - △242 △3,321 7,171 1,812 170,262
四半期利益 - - - 10,785 - - - - - 141 10,926
その他の包括利益 - - - - △1,672 △2 3 636 △1,034 △5 △1,040
四半期包括利益 - - - 10,785 △1,672 △2 3 636 △1,034 136 9,886
剰余金の配当 - - - △3,177 - - - - - △154 △3,330
自己株式の取得 - - △17 - - - - - - - △17
自己株式の処分 - 1 1 - - - - - - - 2
その他の資本の
構成要素から利益 - - - 17 △19 2 - - △17 - -
剰余金への振替
所有者との取引合計 - 1 △15 △3,160 △19 2 - - △17 △154 △3,345
四半期末残高 37,143 35,359 △6,773 103,161 9,043 - △239 △2,685 6,119 1,794 176,803
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住友ベークライト株式会社(4203) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 15,822 14,839
減価償却費及び償却費 7,358 7,571
受取利息及び受取配当金 △745 △1,059
支払利息 163 174
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) △5,051 △1,721
営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) 125 △992
棚卸資産の増減額(△は増加) △1,391 △2,206
その他 △37 △260
小計 16,244 16,347
利息の受取額 265 512
配当金の受取額 483 538
利息の支払額 △139 △152
法人所得税の支払額 △2,676 △3,375
営業活動によるキャッシュ・フロー 14,177 13,869
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △7,658 △7,705
有形固定資産の売却による収入 103 173
投資有価証券の取得による支出 △170 △1,142
投資有価証券の売却による収入 273 34
その他 △1,012 △822
投資活動によるキャッシュ・フロー △8,463 △9,462
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の増減額(△は減少) △4 225
コマーシャル・ペーパーの増減額(△は減少) 2,000 △2,000
長期借入金の返済による支出 △240 △241
配当金の支払額 △2,589 △3,177
非支配持分への配当金の支払額 △187 △154
その他 △46 △41
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,065 △5,387
現金及び現金同等物に係る換算差額 1,260 564
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 5,908 △415
現金及び現金同等物の期首残高 49,498 56,559
現金及び現金同等物の四半期末残高 55,406 56,144
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住友ベークライト株式会社(4203) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(重要な会計方針)
要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下の項目を除き、前連結会計年度に係る連結財務
諸表において適用した会計方針と同一であります。
なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しております。
(新会計基準の適用の影響)
当社グループは、第1四半期連結会計期間より以下の基準を採用しております。
IFRS 新設・改訂の概要
IFRS第15号 顧客との契約から生じる収益 収益の認識に関する会計処理の改訂
IFRS第15号の適用
当社グループは、第1四半期連結会計期間よりIFRS第15号を適用しており、収益の認識に関する会計方針を次の
とおりに変更しております。IFRS第15号適用にあたっては、経過措置として認められている、本基準の適用による
累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用しております。
IFRS第15号の適用に伴い、以下の5ステップアプローチに基づき、収益を認識しております。
ステップ1:顧客との契約を識別する。
ステップ2:契約における履行義務を識別する。
ステップ3:取引価格を算定する。
ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する。
ステップ5:履行義務の充足時に収益を認識する。
当社グループは、半導体関連材料、高機能プラスチックおよびクオリティオブライフ関連製品の製造販売等を主
な事業としており、このような製品販売につきましては、製品の引渡時点において顧客が当該製品に対する支配を
獲得することから、履行義務が充足されると判断しており、当該製品の引渡時点で収益を認識しております。また、
収益は顧客への財の移転と交換に企業が権利を得ると見込んでいる対価の金額で認識しており、値引、割戻しおよ
び付加価値税等の税金を控除後の金額で測定しております。
なお、IFRS第15号の適用による影響は軽微であります。
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住友ベークライト株式会社(4203) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報)
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの事業セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締
役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものでありま
す。
当社グループは、取り扱う製品・サービス別に事業を区分し、生産・販売・研究を一体的に運営する事業部門制
を採用しております。各事業部門は、取り扱う製品・サービスについて国内および海外の包括的な戦略を立案し、
事業活動を展開しております。
当社グループは、主に事業部門を基礎とした製品・サービス別の事業セグメントから構成されており、これらの
事業セグメントを基礎に製品の市場における主要用途および事業の類似性を勘案し、「半導体関連材料」、「高機
能プラスチック」、および「クオリティオブライフ関連製品」の3つを報告セグメントとしております。
各報告セグメントに属する主な製品およびサービスの内容は次のとおりであります。
報告セグメント 主要な製品・サービス
半導体封止用エポキシ樹脂成形材料、感光性ウェハーコート用液状樹脂、半
半導体関連材料
導体用液状樹脂、半導体基板材料
フェノール樹脂成形材料、工業用フェノール樹脂、成形品、合成樹脂接着
高機能プラスチック
剤、フェノール樹脂銅張積層板、エポキシ樹脂銅張積層板、航空機内装部品
医療機器製品、メラミン樹脂化粧板・化粧シート、ビニル樹脂シートおよび
クオリティオブライフ関連製品 複合シート、鮮度保持フィルム、ポリカーボネート樹脂板、塩化ビニル樹脂
板、防水工事の設計ならびに施工請負、バイオ製品
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住友ベークライト株式会社(4203) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(2) セグメント収益および業績
前第3四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
要約四半期
その他 調整額
高機能 クオリティ 合計 連結損益計
半導体 (注)2 (注)3
プラス オブライフ 算書計上額
関連材料
チック 関連製品
売上収益
外部顧客への売上
38,880 68,602 50,674 503 158,659 ― 158,659
収益
セグメント間の内部
― 116 0 ― 116 △116 ―
売上収益または振替高
計 38,880 68,718 50,674 503 158,776 △116 158,659
セグメント利益
7,179 6,073 4,430 168 17,849 △2,298 15,550
(事業利益)(注)1
(注) 1 セグメント利益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しておりま
す。
2 「その他」の区分は、試験研究の受託、土地の賃貸等を含んでおります。
3 セグメント利益(事業利益)の調整額△2,298百万円には、セグメント間取引消去1百万円、各報告セグメ
ントに配分していない全社費用△2,300百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰
属しない基礎研究費用等であります。
当第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
要約四半期
その他 調整額
高機能 クオリティ 合計 連結損益計
半導体 (注)2 (注)3
プラス オブライフ 算書計上額
関連材料
チック 関連製品
売上収益
外部顧客への売上
38,305 71,252 52,986 569 163,112 ― 163,112
収益
セグメント間の内部
― 125 1 ― 126 △126 ―
売上収益または振替高
計 38,305 71,377 52,986 569 163,238 △126 163,112
セグメント利益
6,820 5,272 4,462 165 16,719 △2,234 14,486
(事業利益)(注)1
(注) 1 セグメント利益(事業利益)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しておりま
す。
2 「その他」の区分は、試験研究の受託、土地の賃貸等を含んでおります。
3 セグメント利益(事業利益)の調整額△2,234百万円には、セグメント間取引消去6百万円、各報告セグメ
ントに配分していない全社費用△2,239百万円が含まれております。全社費用は、主に報告セグメントに帰
属しない基礎研究費用等であります。
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住友ベークライト株式会社(4203) 2019年3月期 第3四半期決算短信
セグメント利益から税引前四半期利益への調整は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
セグメント利益 15,550 14,486
その他の収益 192 255
その他の費用 △610 △700
営業利益 15,133 14,041
金融収益 824 1,059
金融費用 △163 △246
持分法による投資損益 29 △14
税引前四半期利益 15,822 14,839
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