4203 住友ベーク 2021-04-20 15:00:00
連結業績予想の修正、配当予想の修正、個別業績の予想および減損損失の計上に関するお知らせ [pdf]

                                                               2021年4月20日
 各 位
                                             会 社 名 住友ベークライト株式会社
                                             代表者名 代表取締役社長 藤原 一彦
                                                   (コード番号 4203 東証第1部)
                                             問合せ先 総務本部 コーポレート・コミュ
                                                   ニケーション部長 白本 勝久
                                                        (TEL 03-5462-4165)

                連結業績予想の修正、配当予想の修正、個別業績の予想
                    および減損損失の計上に関するお知らせ

 直近の業績動向を踏まえ、2021年2月1日に公表した2021年3月期通期連結業績予想を修正する
とともに配当予想を修正いたします。
 また、個別業績の予想値は開示しておりませんでしたが、前期実績値と比較して差異が生じる見
込みとなりました。加えて在外子会社において減損損失を計上することといたしましたので、併せ
てお知らせいたします。

                                記

1.連結業績予想の修正について
(1)2021年3月期通期連結業績予想の修正(2020年4月1日 ~ 2021年3月31日)                 (単位:百万円)
                                              親会社の所有者に        基本的1株当たり
                  売上収益         事業利益           帰属する当期利益          当期利益
                                                                         円 銭
前回発表予想(A)           206,500         15,000           11,000     233.75
                                                                         円 銭
今回修正予想(B)           209,000         16,500           13,000     276.25

 増減額(B-A)             2,500          1,500            2,000

  増減率 (%)                1.2          10.0             18.2
  (ご参考) 前期実績                                                             円 銭
 (2020年3月期通期)       206,620         14,346            8,986     190.96
 (注)「事業利益」は、「売上収益」から「売上原価」、「販管費及び一般管理費」を控除して算出して
    おります。

(2)連結業績予想の修正理由
 半導体関連材料は、リモートワーク関連や5G通信、車載用途の需要増加を受け販売が一段と増
加しております。また、高機能プラスチックも、自動車およびエレクトロニクス用途において特に
アジア市場で前回予想時を超える販売増加となったこと、加えて全社的なコスト削減活動が順調に進
んだことにより、売上収益、事業利益は前回予想を上回る見通しとなりました。
親会社の所有者に帰属する当期利益につきましては、上記事業利益の増加に加え、下記「4.減損
損失の計上について」の在外子会社における減損損失について、繰延税金資産を計上したことによ
り、前回予想を上回る見通しとなりました。
2.配当予想の修正について
(1)2021年3月期配当予想
                                            年間配当金
                       第2四半期末                  期末                年間合計
                           (円 銭)             (円 銭)               (円 銭)

   前回発表予想                                            30.00               60.00

   今回修正予想                                            45.00               75.00

     当期実績                          30.00
   (ご参考) 前期実績
  (2020年3月期通期)                     45.00             30.00               75.00


(2)配当予想の修正理由
 当社は、積極的に企業価値の向上をはかり、株主への利益還元を経営の最重要課題のひとつと考
えております。利益配分につきましては、研究開発や設備投資およびM&Aといった将来の事業展
開のために必要な内部留保とのバランスを勘案し、連結業績に応じた安定的な配当の継続を実施し
ていきたいと考えております。
 上記「1.連結業績予想の修正について」のとおり2021年3月期通期の連結業績予想を上方修正
することから、2021年3月期の期末配当予想につきまして、当初予想の1株につき30円から15円増
額の45円に修正いたします。



3.個別業績の予想について
(1)2021年3月期通期個別業績の予想(2020年4月1日 ~ 2021年3月31日)                      (単位:百万円)
                                                                  1株当たり
                 売上高         営業利益          経常利益      当期純利益        当期純利益
                                                                            円 銭
  前期実績(A)         89,054           4,419     5,090      3,327       70.70
                                                                            円 銭
当期業績予想(B)         89,968       10,117       10,864   △ 11,702    △ 248.67

 増減額(B-A)            914           5,698     5,774   △ 15,029

  増減率 (%)            1.0           128.9     113.4           ―


(2)個別業績予想の理由
 売上高、営業利益、経常利益につきましては、半導体関連材料の販売増加に加えてコスト削減活動
が順調に進んだことにより、前期実績を上回る見通しです。一方で、当期純利益につきましては、
2020年11月9日にお知らせしましたとおり、当社が保有する連結子会社Sumitomo Bakelite North
America Holding, Inc.の株式について、実質価額の低下により関係会社株式評価損 20,030 百万円
を特別損失として計上したため、前期実績と比較して差異が生じました。


4.減損損失の計上について
 当社の連結子会社であるVaupell Holdings, IncおよびSumitomo Bakelite North America, Inc.
は、直近の事業計画に基づき、将来の回収可能性を検討した結果、医療機器事業ののれんを含む固定
資産について約19億円、フェノール樹脂成形材料事業の固定資産について約8億円の減損損失を「そ
の他の費用」に計上いたします。


                                                                         以 上