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2020年3月期 第2四半期決算説明資料 [pdf]
2020年3月期 第2四半期
決算説明資料
2019年11月1日
目次
1. ご挨拶 P. 3
2. 2020年3月期 第2四半期決算 P. 4
3. 次の成長に向けて
これまでの振り返りと現状認識 P. 9
新体制での基本方針 P. 11
スピード&シンプルな改革 P. 12
4. 株主還元 P. 17
5. 参考資料 P. 19
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 2
1. ご挨拶
ご挨拶
当社は2019年9月8日に創立100周年を迎えることができました。
諸先輩の尽力への敬意とともに、株主様をはじめ多くのステークホルダーの皆
様に感謝し、御礼申し上げます。
100年の間に当社を取り巻く環境には様々な変化があり、それに応じた構造改
革を実施してきましたが、十分なものではありませんでした。100周年の今年、
これまでにない構造改革に踏み切ります。
足元の業績が4期連続の営業減益予想という厳しい状況の中で、現状を真摯に
受け止め、短期的に実施すること、中長期的に改革することを明確にして確実
に実行することで、もう一度発展期に持っていきたいと考えています。
グループの先頭に立って、業績回復と次の成長のための施策にスピードを上げ
て取り組んでいく所存です。
株主・投資家の皆様におかれましては、今後ともより一層のご指導、ご支援を
賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 3
2. 2020年3月期 第2四半期決算
2020年3月期 第2四半期業績(累計) (単位:億円)
19/3 2Q 20/3 2Q 20/3 2Q 前年同期比 予想比
実績 予想 実績
(前年同期比)
増減 % 増減 %
中国の景気減速の影響、
売 上 高 2,352 2,260 2,107 △ 246 △10.4% △ 153 △6.8% インフレータの販売数量減少や
販売品種構成の変化、
営業利益 295 200 179 △ 117 △39.5% △ 21 △10.7%
酢酸セルロースの販売数量減少、
経常利益 322 205 187 △ 136 △42.1% △ 18 △9.0% 研究開発費の増加、
為替影響、
親会社株主に帰属する などにより減収減益となりまし
224 105 117 △ 107 △47.8% +12 +11.3%
四半期純利益 た。
為替レート USD/JPY 110 110 109
売上高 420 385 378 △ 42 △10.0% △7 △1.8% (予想比)
セルロース 中国の景気減速の影響や、
営業利益 86 68 63 △ 23 △26.3% △5 △7.0% 為替影響、
売上高 451 440 411 △ 41 △9.0% △ 29 △6.7% などにより、減収減益となりま
有機合成 した。
営業利益 71 72 54 △ 17 △23.9% △ 18 △25.1% 下期に織り込んでいた投資有価
売上高 896 920 845 △ 51 △5.7% △ 75 △8.1% 証券売却を上期に実施し、親会
合成樹脂 社株主に帰属する四半期純利益
営業利益 119 120 117 △2 △1.6% △3 △2.5% は増益となりました。
売上高 555 460 423 △ 133 △23.9% △ 37 △8.1%
火工品
営業利益 98 27 23 △ 75 △76.4% △4 △14.1%
売上高 30 55 50 +20 +68.9% △5 △8.8%
その他
営業利益 2 2 3 +0 +21.5% +1 +33.0%
全 社 営業利益 △ 81 △ 89 △ 81 △1 △0.8% +8 +8.5%
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 4
5. 参考資料
セグメント別 売上高・営業利益(前年同期比)
(単位:億円)
売上高 分析
2019/3 2020/3 増減 増減率 単価差の内
2Q累計 2Q累計 数量差 単価差
為替影響
セルロース 420 378 △ 42 △10.0% △ 32 △ 11 △4
有機合成 451 411 △ 41 △9.0% △ 24 △ 17 △2
合成樹脂 896 845 △ 51 △5.7% △ 29 △ 22 △7
火工品 555 423 △ 133 △23.9% △ 112 △ 21 △4
その他 30 50 +20 +68.9% +20 ‐ ‐
合 計 2,352 2,107 △ 246 △10.4% △ 175 △ 70 △ 17
営業利益 分析
2019/3 2020/3 増減 増減率
2Q累計 2Q累計 数量影響 価格影響
価格影響の内
その他
為替影響
セルロース 86 63 △ 23 △26.3% △ 29 △9 △3 +15
有機合成 71 54 △ 17 △23.9% △ 10 △0 △1 △7
合成樹脂 119 117 △2 △1.6% +2 △2 △3 △2
火工品 98 23 △ 75 △76.4% △ 81 △ 14 △0 +19
その他 2 3 +0 +21.5% +0 ‐ ‐ ‐
全 社 △ 81 △ 81 △1 △0.8% ‐ ‐ ‐ △1
合 計 295 179 △ 117 △39.5% △ 117 △ 24 △6 +25
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 5
5. 参考資料
セグメント別 売上高・営業利益(予想比)
(単位:億円)
売上高
2020/3 2020/3 分析
2Q累計 2Q累計 増減 増減率 単価差の内
数量差 単価差
予想 実績 為替影響
セルロース 385 378 △7 △1.8% △2 △5 △3
有機合成 440 411 △ 29 △6.7% △ 25 △5 △2
合成樹脂 920 845 △ 75 △8.1% △ 56 △ 19 △6
火工品 460 423 △ 37 △8.1% △ 35 △2 △3
その他 55 50 △5 △8.8% △5 ‐ ‐
合 計 2,260 2,107 △ 153 △6.8% △ 123 △ 31 △ 15
営業利益 2020/3 2020/3 分析
2Q累計 2Q累計 増減 増減率 価格影響の内
数量影響 価格影響 その他
予想 実績 為替影響
セルロース 68 63 △5 △7.0% △ 10 △7 △3 +13
有機合成 72 54 △ 18 △25.1% △ 13 △5 △1 △0
合成樹脂 120 117 △3 △2.5% △ 23 +8 △2 +12
火工品 27 23 △4 △14.1% △ 14 +1 △0 +10
その他 2 3 +1 +33.0% +1 ‐ ‐ ‐
全 社 △ 89 △ 81 +8 +8.5% ‐ ‐ ‐ +8
合 計 200 179 △ 21 △10.7% △ 60 △3 △6 +41
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 6
2. 2020年3月期 第2四半期決算
2020年3月期通期業績予想 (単位:億円)
19/3 20/3 20/3 前年度比 期初予想比
(前年度比)
実績 期初予想 見直予想 増減 % 増減 %
中国の景気減速の影響、
売 上 高 4,649 4,610 4,310 △ 339 △7.3% △ 300 △6.5% インフレータの販売数量減少や
販売品種構成の変化、
営業利益 512 430 360 △ 152 △29.6% △ 70 △16.3%
酢酸セルロースの販売数量減少、
経常利益 534 450 380 △ 154 △28.9% △ 70 △15.6% 研究開発費の増加、
為替影響、
親会社株主に帰属する などにより減収減益となる見通
353 265 215 △ 138 △39.1% △ 50 △18.9%
当期純利益 しです。
為替レート USD/JPY 111 110 107
売上高 832 820 770 △ 62 △7.5% △ 50 △6.1% (期初予想比)
セルロース 中国の景気減速の影響や、
営業利益 160 135 112 △ 48 △30.0% △ 23 △17.0% 酢酸セルロースの拡販の遅れ、
売上高 895 900 850 △ 45 △5.0% △ 50 △5.6% インフレータの販売数量減少と
有機合成 操業低下に伴うコスト増加、
営業利益 144 155 125 △ 19 △13.1% △ 30 △19.4% 為替影響、
売上高 1,759 1,865 1,710 △ 49 △2.8% △ 155 △8.3% などにより、減収減益となる見
合成樹脂 通しです。
営業利益 206 235 224 +18 +8.6% △ 11 △4.7%
売上高 1,079 910 875 △ 204 △18.9% △ 35 △3.8%
火工品
営業利益 156 70 53 △ 103 △66.0% △ 17 △24.3%
売上高 84 115 105 +21 +25.5% △ 10 △8.7%
その他
営業利益 6 5 6 +0 +1.9% +1 +20.0%
全 社 営業利益 △ 160 △ 170 △ 160 +0 +0.2% +10 +5.9%
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2. 2020年3月期 第2四半期決算
2020年3月期通期業績予想の修正要因 (単位:億円)
売上高 営業利益 営業利益の増減要因
数量影響 △35 △18 △ たばこフィルター用途の酢酸セルロースの拡販遅れ
セルロース 価格影響 △15 △16 △ 為替影響
その他 - +11 + 在庫影響
数量影響 △40 △25 △ 中国の景気減速の影響による酢酸、酢酸誘導体、一部機能品の販売数量減少
△ 需給の緩和による酢酸および誘導体の市況下落、△ 為替影響
有機合成 価格影響 △10 △8
+ 原料価格低下
その他 - +2 + 経費削減
△ 中国の景気減速の影響によるエンジニアリングプラスチックの販売数量減少
数量影響 △123 △29
+ 汎用市場での拡販による販売数量増加
合成樹脂 + 原料価格低下
価格影響 △32 +14
△ 汎用市場での拡販に伴う平均単価下落、△ 為替影響
その他 - +4 + 経費削減
△ 北米、中国での自動車販売不調に伴う通常ビジネスでのインフレータ販売数量
数量影響 △21 △17
減少、△ 操業低下に伴うコスト増加
火工品
価格影響 △14 △7 △ 為替影響
その他 - +7 + 経費削減
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 8
3. 次の成長に向けて
これまでの振り返りと現状認識
今年度当初から減収減益の見通しをお伝えしておりましたが、経営環境がより一層厳
しくなる中、足元の業績も厳しい状況が続いています。
この状況を打開し、中・長期的視点で再び成長軌道に戻していく上で、当社で何がで
きていて、何が不足しているのか、検討を進めています。
これまでの振り返り
第一次長期計画以来、時代の変化を先取りした変革に挑戦し、その時々に一定の成果
を上げてきました。
・組織構造や人事制度変革による組織風土改革
・生産革新、プロセス革新、業務革新による生産、品質の安定化、生産性の向上
・グループ経営の強化やグローバル展開による成長
一方で、目標として取り組みながら、新規事業の創出や事業構造改革といった課題で
は、いくつかの商材は生まれたものの、事業といえる規模には育っていません。
さらに、ここ数年の急激な事業環境の変化への対応が遅れ、収益が低下してきており、
大きな課題となっています。
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 9
3. 次の成長に向けて
これまでの振り返りと現状認識
課題に対する現状認識
新事業創出の遅れや既存事業の収益低下は、当社を取り巻く社会・経済環境や競争環
境の変化に対して、当社の組織や社内制度が迅速に対応できなかったことや、改革に
必要な経営資源の拡充が遅れたことに起因すると考えています。
社会のニーズへのキャッチアップが不十分
・川下展開・高付加価値化を狙うも、顧客領域の真のニーズへの認識や、異分野
に進出するために必要な基盤の拡充が不十分だった
基盤拡充のためのアライアンスやM&Aのスピード不足
・主体的な対象案件の探索が十分にできず、また、具体的な案件対応のノウハウ
も不足していたことから、取り組みスピードが遅くなった
市場変化に応じたビジネスユニット(BU)の組み換えや権限移譲の遅れ
・BU再編による成長BUへの傾斜資源配分や権限移譲が遅れた
全社横断的な戦略の立案・推進するコーポレート組織の強化不足
・基盤拡充やBU再編を含め、既存事業を強化し、新事業を創出するための全社横
断的な機能を担うコーポレート部門の取り組みが十分でなかった
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 10
3. 次の成長に向けて
新体制での基本方針
収益回復と次の成長に向けた基本的考え方
収益力の回復と強化、将来に向けた成長基盤の再確立に向けて、新体制発足以降、必
要な施策を迅速に推進していくとともに、次の経営計画の策定を進めています。
具体的な経営計画の策定に先立ち、基本的な考え方をお伝えします。
◇ 既存の組織を抜本的に見直します。まずはコーポレート部門を強化して、グループ
横断的な戦略立案・推進を迅速に進めていきます。
◇ 今できるコストダウンを徹底するとともに、基盤強化の取り組みを加速し、来年度
以降の収益回復に全力を挙げます。
まず、抜本的に仕事の仕方をカエルから始めます。研究開発テーマ半減、会議削減
に取り組むとともに、人事制度など仕組みも本来の目的に立ち返り、シンプルでス
ピード 感のある運営体に変えます。
◇ お客様の業界や金融業界、大学や公的機関など、当社にない知見を持った人材を積
極的に登用し、自社の資源だけでなく、様々な知恵を取り込むことで、新事業創出
や、M&Aを加速、強化します。
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 11
3. 次の成長に向けて
スピード&シンプルな改革
(1)コーポレート組織改革
以下の組織改革により、新事業創出、全社横断的な戦略推進を加速させ、他社とのアラ
イアンス・M&Aも主体的に行っていきます。
①「事業創出本部」の新設
「研究開発本部」「新事業開発室」と「生産技術本部」を新規事業の創出を目的とした
組織に再編しました。
商材開発から量産技術の確立、事業化の機能を集約することで、新規事業創出テーマの
規模拡大、立ち上げ、事業化を加速します。
②「戦略推進本部」の新設
全社横断的な戦略推進専任部門として、以下に取り組みます。
・組織構造改革など全社事業戦略の立案と推進
・他社とのアライアンス・M&Aの推進
・ビジネスユニット間の相乗効果を発揮させるアクションの推進
③「リサーチセンター」の新設
当社が保有する製品・技術と社会のニーズを、お客様や大学など社外の目線で結びつける、
シンクタンク兼リサーチ機能を有する組織を新設し、中・長期的な新事業案件を探索します。
当センターは社長直轄の部門とし、経済産業省OBをセンター長に迎え、自動車業界、電機
業界など顧客業界の役員経験者、大学などの研究機関出身者を中心にメンバーを構成します。
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 12
3. 次の成長に向けて
スピード&シンプルな改革
(1)コーポレート組織改革
以下の組織改革により、既存事業の競争力強化やIT、AIの積極的な活用による生
産性向上、支援部門の戦略機能およびグループ企業統括機能の強化を図ります。
④「生産本部」への改組
「生産技術本部」を再編し、工場を主体とした徹底したコストダウン、競争力強化に取り組
みます。
⑤「デジタル推進室」の新設
生産、販売、研究、支援などあらゆる業務領域で、積極的なIT、AIの導入、活用を推進
し、生産性を飛躍的に向上させます。また、生産革新、プロセス革新の更なる発展にも繋げ
ます。
⑥「事業支援本部コーポレート企画部」の新設
事業支援本部内に戦略企画機能を担う部門として新設しました。
経営計画の設定・進捗管理、資源配分など支援部門の戦略機能強化を図ります。
⑦「サステナブル経営推進室」の機能強化
持続可能な成長実現のため、経営方針の理解・浸透を進めることでグループ企業統括機能を
強化し、グループ全体でサステナブル経営を推進します。
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3. 次の成長に向けて
スピード&シンプルな改革
(2)既存事業強化による業績回復の取り組み
①コストダウンの徹底
全社を挙げて徹底的なコストダウンに取り組んでいます。
今期は、通常取り組んでいる60億円規模のコストダウンから積み増しを行い、105億円のコスト
ダウンを計画していました。
従来、コストダウンのバックボーンとして絶えず顕在化してきたコストダウンポテンシャル自体
も大幅に積み増しし、その総額を約300億円までミエル化しました。期中には、当初の計画に織
り込んでいるコストダウンの確実な実行だけでなく、これらバックボーンから、現時点でさらに
4億円の上積みを図り、109億円のコストダウンに取り組んでいます。
<主なコストダウン案件>
【全社】社外支払コストの社内取り込み
【火工品】自動化による省人、需要に応じた要員体制構築
【セルロース】パルプ、酢酸セルロース外部倉庫費用削減
【セルロース】多種パルプ使いこなしによる単価減
【セルロース】フィルタートウの出荷拠点見直しによる外部倉庫費、輸送費削減
【網干工場】売電開始、自家発補給電力契約先変更
【大竹工場】新規売電契約先開拓、電力自己託送によるエネルギー費削減
②生産体制の見直し・不採算事業の整理
北米事業会社の集約による固定費削減、生産性向上
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 14
3. 次の成長に向けて
スピード&シンプルな改革
(2)既存事業強化による業績回復の取り組み
③技術革新・販売強化の取り組み
◇技術革新の取り組み
・1,3-BG製造設備新設(2020年10月稼働)
⇒アジア化粧品市場の成長への対応
⇒強みとする無臭グレードの能力倍増
⇒プロセス革新による比例費削減
⇒複数製造拠点による安定供給の実現
・酢酸原料(一酸化炭素)プラントの老朽化更新(2021年6月稼働)
⇒原料転換(アスファルト→石炭)による比例費削減
※ 1,3-BG設備新設、酢酸原料プラント更新で約600億円の設備投資
◇販売強化の取り組み
・酢酸セルロースの品質向上による拡販
・欧州TSCを活用したエンプラの営業力強化
・インフレ―タのインド市場開拓
・インフレータの品種統合(カタログ化)
・より競争力のあるインフレータ・ガス発生剤の開発・市場投入
※ TSC:テクニカルソリューションセンター
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 15
3. 次の成長に向けて
現在着手している取り組み
(3)中・長期経営方針
来年度からスタートする、中・長期経営方針は、2020年春の発表を予定しています。
既存の投資による減価償却費増加などにより、何も手を打たない場合は厳しい業績が続くと予想
しています。減価償却費は2023年3月期がピークとなり、その後減少していきます。
それに対し、コストダウンの徹底、生産拠点の集約、不採算事業の撤退を行うことで、早期の業
績改善を実現します。
さらに技術革新や販売強化に取り組みながら、今回のコーポレート組織改革により新事業創出、
M&Aなどをスピードを上げて前倒しで行います。
これらの取り組みにより、新たな成長軌道への回復を狙っていきます。
今回の中期経営方針策定にあたっては大きな制約を設けず、事業や部門の特性に応じた自由な発
想で議論を進め、あるべき会社の姿を示したいと考えています。
今回のコーポレート組織改革は第一弾であり、さらなる組織改革も進めていきます。
また、従来の売上、利益計画だけでなく、様々なリスクを想定し、それに対するアクションを明
確にします。これらが着実に進捗していることを確認できる指標も明確に示します。
詳細は、来春にご説明いたします。
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 16
4. 株主還元
株主還元
配当
期末配当で2円の記念配当を実施
当社は2019年9月8日に創立100周年を迎えました。これもひとえに株主の皆様をはじめ、関係各
位の温かいご支援、ご協力の賜物と心から感謝申し上げます。
つきましては、株主の皆様のご支援、ご協力に感謝の意を表するため、2020年3月期の期末配当
におきまして、1株あたり2円の記念配当を実施することといたしました。
自己株式取得
200億円の自己株式取得を実施
株主への利益還元の向上を図るとともに、今後の自己資本比率の見通しを勘案し、2019年11月か
ら2020年7月にかけて200億円の自己株式取得を実施することといたしました。
取得した株式については、全株消却する予定です。
なお、今期は既に約61億円の自己株式取得を実施済みです。
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 17
4. 株主還元
株主還元
2020年3月期
・中間配当 16円/株(期初予想通り)
・年間配当予想 記念配当2円を実施し、34円/株(期初予想から増配)
・約594万株、約61億円の自己株式取得を実施
(取得期間:2019年4月~8月 ※2019年2月発表分の今期取得分)
・2,200万株、200億円を上限とする自己株式取得を開始
(取得期間:2019年11月~2020年7月)
配当金(円/株) 配当性向(%)
2019年 2020年 29.7 30.4
(円/株)
3月期 3月期
23.6 22.6 24.1
中間配当 16 16
18(予想)
30 32 32 34
期末配当 16 通常配当16円
21 26
記念配当2円
年間配当 32 34(予想)
2015/3 2016/3 2017/3 2018/3 2019/3 2020/3予想
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 18
参考資料
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 19
5. 参考資料
設備投資額
590 (単位:億円)
34
447 136
395 28 その他・全社
43 308 108 100 299
火工品
126 25 61 14
43
51 113 37 合成樹脂
258
92 47 221 有機合成
175
78
83 45 62 31 セルロース
29
2017/3 2018/3 2019/3 2020/3 2020/3 2Q累計
計画
減価償却費
317 300
290 295
17
14 19 21
85
79 88 79
その他・全社
49 143
50 50 55 火工品
71 10
54 60 63 41 合成樹脂
28 有機合成
93 95 83 77 28
36 セルロース
2017/3 2018/3 2019/3 2020/3 2020/3 2Q累計
計画
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 20
5. 参考資料
売上高・営業利益の推移と予想 (単位:億円)
メタノールアジアスポット価格(USD / ton) 439
375 372 382
345 338
303 277 289
253 267
為替レート(USD / JPY)
120
110 109 111 111 107
100
93 87
79 82
4,499 4,630 4,649
■売上高 /営業利益 4,438 4,401 4,310
4,138
3,537 3,585 643 643
3,419
3,202 589
513 512
379 360
327
262
209 204
'10/3 '11/3 '12/3 '13/3 '14/3 '15/3 '16/3 '17/3 '18/3 '19/3 '20/3
2020年3月期 第2四半期決算説明資料
予想
21
5. 参考資料
連結貸借対照表 (単位:億円)
2019年3月末 2019年9月末 増減 備考
流動資産 3,540 3,192 △ 348
現預金及び有価証券 1,203 1,068 △ 135
受取手形及び売掛金 902 773 △ 129
棚卸資産 1,262 1,182 △ 80
その他 174 169 △5
固定資産 3,008 3,117 +110
有形固定資産 1,974 2,156 +181 新規取得+289, 償却△134, 他+26
無形固定資産 127 121 △5
投資その他資産 907 840 △ 66
資産合計 6,548 6,310 △ 238
負債 2,315 2,154 △ 162
有利子負債 1,043 1,030 △ 13
その他 1,272 1,124 △ 148
純資産 4,232 4,156 △ 77 自己資本比率 61.3%
負債純資産 合計 6,548 6,310 △ 238
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 22
5. 参考資料
連結損益計算書 (単位:億円)
2019/3 2020/3 増減 増減率 備考
2Q累計 2Q累計
売 上 高 2,352 2,107 △ 246 △10.4%
売上総利益 697 586 △ 110 △15.8%
販売費及び一般管理費 401 408 +6 +1.6%
営業利益 295 179 △ 117 △39.5%
営業外損益 27 8 △ 19 △70.7% 為替差損益△18
経常利益 322 187 △ 136 △42.1%
特別損益 29 18 △ 11 △37.7% 受取保険金△10
税金等調整前
四半期純利益 351 204 △ 147 △41.8%
親会社株主に帰属する
四半期純利益 224 117 △ 107 △47.8%
営業利益率 12.5% 8.5% △4.0%
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 23
5. 参考資料
連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:億円)
2019/3 2020/3 増減 備考
2Q累計 2Q累計
棚卸資産の増減+158、売上債権の増減+103、
営業キャッシュ・フロ- 269 353 +84 税金等調整前四半期純利益△147
有形固定資産取得による支出△49
投資キャッシュ・フロー △ 241 △ 292 △51 関係会社出資金の取得による支出+23
フリーキャッシュフロー 28 61 +33
社債の償還による支出+100、
財務キャッシュ・フロー △ 250 △ 182 +68 短期借入金の純増減額△48
その他 6 △ 23 △28
現金及び現金同等物の増減額 △ 216 △ 143 +72
現金及び現金同等物の当期末残高 1,067 1,057 △10
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 24
5. 参考資料
セグメント別 売上高・営業利益(四半期推移)
(単位:億円)
2019/3 2020/3
売上高
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
セルロース 199 221 224 188 182 197
有機合成 227 224 232 211 207 204
合成樹脂 441 454 457 406 414 431
火工品 273 282 277 247 214 209
その他 14 15 27 27 23 28
合 計 1,155 1,197 1,217 1,079 1,039 1,068
2019/3 2020/3
営業利益
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q
セルロース 39 47 44 31 33 30
有機合成 38 33 44 29 33 21
合成樹脂 59 60 51 37 53 64
火工品 50 48 49 9 13 10
その他 1 1 1 2 0 2
全 社 △ 40 △ 41 △ 35 △ 44 △ 41 △ 41
合 計 147 148 153 64 92 87
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 25
5. 参考資料
通期業績予想(2020年3月期) (単位:億円)
前回発表予想(5/9) 今回発表予想
差異
上期予想 下期予想 年間予想 上期実績 下期予想 年間予想
セルロース 385 435 820 378 392 770 △ 50
有機合成 440 460 900 411 439 850 △ 50
合成樹脂 920 945 1,865 845 865 1,710 △ 155
火工品 460 450 910 423 452 875 △ 35
その他 55 60 115 50 55 105 △ 10
売 上 高 2,260 2,350 4,610 2,107 2,203 4,310 △ 300
セルロース 68 67 135 63 49 112 △ 23
有機合成 72 83 155 54 71 125 △ 30
合成樹脂 120 115 235 117 107 224 △ 11
火工品 27 43 70 23 30 53 △ 17
その他 2 3 5 3 3 6 +1
全 社 △ 89 △ 81 △ 170 △ 81 △ 79 △ 160 +10
営業利益 200 230 430 179 181 360 △ 70
経常利益 205 245 450 187 193 380 △ 70
親会社株主に帰属する当期純利益 105 160 265 117 98 215 △ 50
(参考)為替レート USD/JPY 110 110 110 109 105 107
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 26
5. 参考資料
研究開発費 (単位:億円)
230
207
188
73
168 66
153
60
その他・全社
58
47 62
52 火工品
36
31 32 合成樹脂
36 38 40
35 34 有機合成
42 39 42 セルロース
32 34
9 10 15 13 13
2016/3 2017/3 2018/3 2019/3 2020/3
計画
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 27
5. 参考資料
前提条件
2019/3 2020/3 期初計画 2020/3 見直計画
下期
上期実績 下期実績 上期計画 下期計画 上期実績
見直計画
為替レート
110 112 110 110 109 105
(USD/JPY)
メタノール
アジアスポット価格 403 360 320 320 277 300
(USD/ton)
原油
原料 ドバイ 73 65 60 60 64 60
(USD/bbl)
国産ナフサ
50,850 47,600 40,000 40,000 42,700 40,000
(円/kl)
2020年3月期 第2四半期決算説明資料 28
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