4202 ダイセル 2019-05-09 13:20:00
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 5
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 6
(5)中期経営計画等の進捗状況及び目標とする経営指標の達成状況 …………………………………………… 8
(6)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 …………………………………………………………… 8
2.経営方針 ………………………………………………………………………………………………………………… 9
(1)会社の経営の基本方針 …………………………………………………………………………………………… 9
(2)中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標 ………………………………………………………… 9
(3)会社の対処すべき課題 …………………………………………………………………………………………… 9
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 9
4.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 10
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 10
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 12
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 12
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 13
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 14
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 16
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 17
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 17
(表示方法の変更) ………………………………………………………………………………………………… 17
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 18
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 22
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 22
5.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 23
役員の異動 ……………………………………………………………………………………………………………… 23
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1.経営成績等の概況
(1) 当期の経営成績の概況
① 当期の業績全般の概況
当連結会計年度の世界経済は、年度後半に中国で景気の減速がみられたものの、米国を中心に
緩やかな景気の回復が続きました。日本経済においても、景気の緩やかな回復基調が続きまし
た。一方で米中貿易摩擦の深刻化など、先行き不透明な状況のうちに推移しました。
このような環境の中、当社グループは、販売数量を伸ばすとともに継続的なコストダウンを行
うなど業績の向上に懸命に取り組んでまいりましたが、原燃料調達価格の上昇に加え、一部主要
製品の市況軟化や販売品種構成の変化などの影響を受け、当連結会計年度の業績は前年度と比較
し増収減益となりました。
当連結会計年度の売上高は4,648億59百万円(前年度比0.4%増)、営業利益は511億71百万円
(同13.2%減)、経常利益は534億33百万円(同12.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益
は353億1百万円(同4.8%減)となりました。
(単位:百万円)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益
2019年3月期 464,859 51,171 53,433 35,301
2018年3月期 462,956 58,932 61,093 37,062
増減 1,903 △7,761 △7,660 △1,761
増減率(%) 0.4 △13.2 △12.5 △4.8
<当期における設備投資額等>
(単位:百万円)
設備投資額 減価償却費 為替
研究開発費
有形 無形 合計 有形 無形 合計 (円/ドル)
2019年3月期 42,590 2,103 44,694 28,304 1,740 30,044 20,749 111
2018年3月期 29,327 1,491 30,819 30,042 1,677 31,720 18,843 111
増減 13,263 612 13,875 △1,738 63 △1,676 1,906 -
増減率(%) 45.2 41.0 45.0 △5.8 3.8 △5.3 10.1 -
(注)減価償却費には、のれんの償却額は含んでおりません。
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② 当期のセグメント別の状況
[セルロース事業部門]
酢酸セルロースは、液晶表示向けフィルム用途や、たばこフィルター用途の販売数量が減少し
たことにより、売上高は減少いたしました。
たばこフィルター用トウは、世界的に需給が緩んでいる中、主要顧客との関係強化や新規顧客
開拓に取り組み、販売数量は前年並みとなったものの、市況軟化の影響を受け、売上高は減少い
たしました。
当部門の売上高は、832億41百万円(前年度比6.5%減)、営業利益は、原燃料価格の上昇や市
況軟化の影響などにより、160億6百万円(同17.3%減)となりました。
[有機合成事業部門]
主力製品の酢酸は、堅調な需要や市況上昇の影響により、売上高は増加いたしました。
合成品は一部製品の販売数量は減少したものの、原燃料価格の上昇に伴う販売価格の改定など
により、売上高は増加いたしました。
機能品は、前年度の過酢酸製造プラントでの火災事故による影響からの回復に加え、原燃料価
格の上昇に伴う販売価格の改定や、コスメ・ヘルスケア分野の需要が堅調に推移したことなどに
より、売上高は増加いたしました。
光学異性体分離カラムなどのキラル分離事業は、カラムや充填剤の販売が増加したことや、イ
ンドでの新規事業が伸びたことなどにより、売上高は増加いたしました。
当部門の売上高は、895億15百万円(前年度比9.1%増)、営業利益は、販売数量の増加や原燃
料価格の上昇に伴う販売価格の改定などにより、143億91百万円(同81.8%増)となりました。
[合成樹脂事業部門]
ポリアセタール樹脂、PBT樹脂、液晶ポリマーなどのエンジニアリングプラスチック事業
は、年度後半に中国での景気減速の影響を受けたものの、自動車部品の需要増加や新規採用が進
んだことによる販売数量の増加、原燃料価格の上昇などによる販売価格の改定により、売上高は
増加いたしました。
ABS樹脂、エンプラアロイ樹脂を中心とした樹脂コンパウンド事業は、販売数量は減少した
ものの、原燃料価格上昇に伴う販売価格の改定などにより、売上高は横這いとなりました。
シート、成形容器、フィルムなどの樹脂加工事業は、主にフィルムの販売が増加し、売上高は
増加いたしました。
当部門の売上高は、1,758億55百万円(前年度比4.5%増)、営業利益は、販売数量は増加した
ものの原燃料価格上昇の影響により、206億22百万円(同11.3%減)となりました。
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[火工品事業部門]
自動車エアバッグ用インフレータ(ガス発生装置)などの自動車安全部品事業は、インフレー
タの販売数量は増加したものの、販売品種構成の変化などにより、売上高は減少いたしました。
防衛関連製品などの特機事業は、販売数量の増加などにより、売上高は増加いたしました。
当部門の売上高は、1,078億82百万円(前年度比7.9%減)、営業利益は、販売品種構成の変化
などにより、155億93百万円(同29.7%減)となりました。
[その他部門]
水処理用分離膜モジュールなどのメンブレン事業は、一部製品の販売数量が増加したことによ
り、売上高は増加いたしました。
運輸倉庫業など、その他の事業の売上高は増加いたしました。
当部門の売上高は、83億64百万円(前年度比30.8%増)、営業利益は、5億89百万円(同
21.8%減)となりました。
(2) 当期の財政状態の概況
総資産は、現金及び預金や投資有価証券の減少等がありましたが、たな卸資産、有形固定資産及
び無形固定資産の増加等により、前連結会計年度末に比し145億7百万円増加し6,547億91百万円と
なりました。
負債は、社債や繰延税金負債の減少等がありましたが、長期借入金の増加等により、前連結会計
年度末に比し48億5百万円増加し、2,315億47百万円となりました。
また純資産は、4,232億43百万円となりました。純資産から非支配株主持分を引いた自己資本は
3,935億97百万円となり、自己資本比率は60.1%となりました。
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(3) 当期のキャッシュ・フローの概況
営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動による資金の増加は585億23百万円(前連結会計年度は、668
億88百万円の増加)となりました。資金増加の主な内容は、税金等調整前当期純利益537億34百
万円および減価償却費304億42百万円であり、資金減少の主な内容は、法人税等の支払額146億23
百万円であります。
投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は410億95百万円(前連結会計年度は、331
億89百万円の減少)となりました。資金減少の主な内容は、有形固定資産の取得による支出416
億47百万円であります。
財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は256億36百万円(前連結会計年度は、19
億62百万円の減少)となりました。資金増加の主な内容は、長期借入れによる収入177億55百万
円であり、資金減少の主な内容は、社債の償還による支出100億円、自己株式の取得による支出
129億98百万円、配当金の支払額107億83百万円および非支配株主への配当金の支払額56億79百万
円であります。
以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,200億16百万円となり
ました。
なお、当社のキャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりです。
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
自己資本比率(%) 60.2 61.6 60.1 60.1
時価ベースの自己資本比率(%) 95.9 77.4 61.5 60.3
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) 1.1 0.8 1.5 1.8
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) 56.3 88.7 56.2 48.9
(注) 自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
1.各指標はいずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
3.営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用し
ております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っているすべての
負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を
使用しております。
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(4) 今後の見通し
今後の世界経済は、中国経済の成長が減速しているものの、米国をはじめとした先進国では個人
消費、設備投資は堅調であり、世界的な雇用環境の改善を背景に、底堅く推移するものと見込まれ
ます。一方、米中貿易摩擦の動向や英国のEU離脱のプロセスの影響など、経済見通しに対する懸念
は依然として存在しており、不確実性をはらんだ環境が続くものと予想されます。
2020年3月期は、たばこフィルター用途の酢酸セルロースの外販数量の減少や自動車エアバッグ
用インフレータ(ガス発生装置)の販売数量減少および販売品種構成の変化、研究開発費の増加な
どを見込んでおります。
業績見通しは、次のとおりです。
[連結業績見通し] 通期
売上高 4,610億円 (前年度比0.8%減)
営業利益 430億円 (同16.0%減)
経常利益 450億円 (同15.8%減)
親会社株主に帰属する当期純利益 265億円 (同24.9%減)
上記の見通しの前提として、為替レートは110円/US$、メタノールアジアスポット価格は
US$320/ton、ドバイ原油価格はUS$60/bbl、国産ナフサ価格は40,000円/klを想定しています。
なお、連結業績予想は、現時点で入手された情報に基づき判断したものであり、実際の業績は
様々な要因により、これらの業績予想とは異なることがあります。
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<2020年3月期の業績見通し>
(単位:百万円)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益
2020年3月期 461,000 43,000 45,000 26,500
2019年3月期 464,859 51,171 53,433 35,301
増減 △3,859 △8,171 △8,433 △8,801
増減率(%) △0.8 △16.0 △15.8 △24.9
<セグメント別売上高の見通し>
(単位:百万円)
セルロース事業 有機合成事業 合成樹脂事業 火工品事業 その他
2020年3月期 82,000 90,000 186,500 91,000 11,500
2019年3月期 83,241 89,515 175,855 107,882 8,364
増減 △1,241 485 10,645 △16,882 3,136
増減率(%) △1.5 0.5 6.1 △15.6 37.5
<セグメント別営業利益の見通し>
(単位:百万円)
セルロース事業 有機合成事業 合成樹脂事業 火工品事業 その他 全社
2020年3月期 13,500 15,500 23,500 7,000 500 △17,000
2019年3月期 16,006 14,391 20,622 15,593 589 △16,031
増減 △2,506 1,109 2,878 △8,593 △89 △969
増減率(%) △15.7 7.7 14.0 △55.1 △15.1 △6.0
<設備投資額等の見通し>
(単位:百万円)
設備投資額 減価償却費 為替
研究開発費
有形 無形 合計 有形 無形 合計 (円/ドル)
2020年3月期 57,000 2,000 59,000 27,500 2,000 29,500 23,000 110
2019年3月期 42,590 2,103 44,694 28,304 1,740 30,044 20,749 111
増減 14,410 △103 14,306 △804 260 △544 2,251 -
増減率(%) 33.8 △4.9 32.0 △2.8 14.9 △1.8 10.8 -
(注)減価償却費には、のれんの償却額は含んでおりません。
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(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
(5) 中期経営計画等の進捗状況及び目標とする経営指標の達成状況
当社グループは、長期ビジョン『Grand Vision 2020』実現に向かう最終ステップとして、2020
年3月期を最終年度とする新中期計画「3D-Ⅲ」を策定しております。
本中期計画の2年目である当連結会計年度は、「3D-Ⅲ」目標値(2020年3月期:売上高5,000億
円、営業利益700億円、ROE10%以上)の達成に向け売上高を着実に伸ばしてまいりましたが、営業
利益は、たばこフィルター用トウの市況軟化やインフレータの品種構成の変化などにより、減少す
ることとなりました。
「3D-Ⅲ」最終年度の目標達成は厳しい状況にありますが、当社グループでは引き続き「3D-Ⅲ」
で掲げた具体的施策を進めてまいります。特に、新規事業ユニットの創出については、メディカ
ル・ヘルスケア、エレクトロニクスの成長分野を中心に、オープンイノベーション、M&Aの積極
的活用により、その実現に向けてスピードを上げて取り組んでまいります。
(6) 利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、各事業年度の連結業績を反映した配当と、より強固な収益基盤を確立して中長期的な株
主価値向上に資するための内部留保の充実とを総合的に勘案した、バランスのとれた利益配分を基
本方針としております。また、自己株式の取得につきましても、配当を補完する株主還元策として
機動的に実施してまいります。
毎事業年度における配当の回数につきましては、第2四半期末日および期末日を基準とした年2
回の配当を実施する方針であります。
内部留保資金につきましては、新規事業展開および既存事業強化のための研究開発、設備の新・
増設、効率化など、業容の拡大と高収益体質の強化のための投資に充当し、将来の事業発展を通じ
て、株主の皆様の利益向上に努めたいと存じます。
なお、2018年3月期から3年間の中期計画「3D-Ⅲ」におきましては、配当性向30%を目標と
し、自己株式の取得につきましても機動的に実施してまいります。
上記の方針に基づき普通配当を1株につき16円とさせていただくことを、2019年6月21日開催予
定の当社第153回定時株主総会に付議する予定であります。これにより、年間の配当金額は、2018
年12月に実施した1株当たり16円の中間配当と合わせ、1株当たり32円となり、当期の配当性向
は、30.4%となります。
自己株式の取得につきましても、2018年5月から2018年12月にかけて800万株、約100億円の買付
を実施いたしました。また、2019年2月から850万株、100億円を上限とする自己株式の取得を開始
しており、2019年3月末時点で約250万株、30億円の買付を実施いたしました。
次期の配当につきましては、現時点では、1株当たり年間32円(うち中間配当16円)を予定して
おります。
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(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
2.経営方針
(1) 会社の経営の基本方針、(2) 中長期的な会社の経営戦略及び目標とする経営指標
2017年3月期決算短信(2017年5月10日開示)により開示を行った内容から重要な変更がないた
め開示を省略します。
当該決算短信は、次のURLからご覧いただくことができます。
(当社ウェブサイト)
https://www.daicel.com/ir/library.html
(日本取引所グループウェブサイト(上場会社情報))
http://www.jpx.co.jp/listing/co-search/index.html
(3) 会社の対処すべき課題
当社グループは、メーカーとしての基本である安全操業および製品安全・品質確保を変わらぬ最
重要課題としつつ、長期ビジョン『Grand Vision 2020』の実現に向け、2018年3月期から2020年
3月期までの3年間を計画期間とする中期計画「3D-Ⅲ」を遂行しております。
本中期計画では、「3D-Ⅰ」「3D-Ⅱ」で進めてきた『ベストソリューション』実現企業に向けた
取り組みをさらに発展させ、M&Aも含めた積極的な投資などにより、既存事業の成長および新規事
業ユニットの創出を加速させます。新規事業ユニットについては、グループ外の顧客、大学等のア
イデアを広く取り入れるオープンイノベーションの活用などにより、次の成長の柱となる事業の構
築を目指します。
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本
基準で連結財務諸表を作成する方針であります。
なお、国際会計基準の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針
であります。
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(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
4.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 125,358 114,044
受取手形及び売掛金 93,256 90,173
有価証券 3,929 6,230
たな卸資産 109,295 126,153
その他 17,418 17,504
貸倒引当金 △44 △67
流動資産合計 349,214 354,038
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 162,111 168,530
減価償却累計額 △103,791 △108,143
建物及び構築物(純額) 58,320 60,387
機械装置及び運搬具 568,526 578,272
減価償却累計額 △488,919 △505,352
機械装置及び運搬具(純額) 79,607 72,920
工具、器具及び備品 29,200 31,577
減価償却累計額 △23,894 △26,016
工具、器具及び備品(純額) 5,305 5,561
土地 26,754 26,931
建設仮勘定 14,053 31,630
有形固定資産合計 184,041 197,432
無形固定資産
のれん 1,894 3,832
その他 6,694 8,835
無形固定資産合計 8,589 12,668
投資その他の資産
投資有価証券 76,390 68,018
繰延税金資産 2,662 2,701
退職給付に係る資産 5,321 6,110
その他 14,241 13,990
貸倒引当金 △174 △167
投資その他の資産合計 98,440 90,652
固定資産合計 291,070 300,753
資産合計 640,284 654,791
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 56,213 53,933
短期借入金 10,117 9,965
1年内償還予定の社債 10,000 10,000
1年内返済予定の長期借入金 3,733 8,285
未払法人税等 4,271 4,008
修繕引当金 37 2,828
その他 33,806 36,487
流動負債合計 118,181 125,509
固定負債
社債 50,000 40,000
長期借入金 25,884 36,043
繰延税金負債 11,069 7,673
退職給付に係る負債 12,279 12,430
役員退職慰労引当金 39 55
修繕引当金 869 13
環境対策引当金 4,000 5,265
資産除去債務 1,238 1,256
その他 3,180 3,298
固定負債合計 108,561 106,038
負債合計 226,742 231,547
純資産の部
株主資本
資本金 36,275 36,275
資本剰余金 31,642 31,692
利益剰余金 292,104 294,149
自己株式 △14,004 △4,344
株主資本合計 346,017 357,772
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 33,410 29,024
繰延ヘッジ損益 58 13
為替換算調整勘定 4,805 4,968
退職給付に係る調整累計額 583 1,817
その他の包括利益累計額合計 38,858 35,825
非支配株主持分 28,665 29,645
純資産合計 413,541 423,243
負債純資産合計 640,284 654,791
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 462,956 464,859
売上原価 325,754 331,086
売上総利益 137,201 133,773
販売費及び一般管理費 78,269 82,602
営業利益 58,932 51,171
営業外収益
受取利息 269 380
受取配当金 1,500 1,885
持分法による投資利益 1,336 1,762
固定資産賃貸料 530 504
補助金収入 609 296
雑収入 587 1,240
営業外収益合計 4,834 6,071
営業外費用
支払利息 1,203 1,185
為替差損 730 73
環境対策引当金繰入額 - 1,298
雑支出 738 1,251
営業外費用合計 2,672 3,808
経常利益 61,093 53,433
特別利益
固定資産処分益 391 12
投資有価証券売却益 3,914 5,767
関係会社出資金売却益 - 290
受取保険金 854 2,005
特別利益合計 5,159 8,076
特別損失
固定資産除却損 2,260 1,715
クレーム補償費用 85 -
減損損失 - 1,783
災害による損失 677 967
環境対策引当金繰入額 4,000 -
退職給付制度改定損 - 3,308
特別損失合計 7,023 7,775
税金等調整前当期純利益 59,229 53,734
法人税、住民税及び事業税 14,537 13,910
法人税等調整額 225 △2,106
法人税等合計 14,763 11,804
当期純利益 44,466 41,930
非支配株主に帰属する当期純利益 7,404 6,628
親会社株主に帰属する当期純利益 37,062 35,301
- 12 -
(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
当期純利益 44,466 41,930
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △1,563 △4,439
繰延ヘッジ損益 113 △67
為替換算調整勘定 91 431
退職給付に係る調整額 869 1,291
持分法適用会社に対する持分相当額 236 △178
その他の包括利益合計 △252 △2,961
包括利益 44,214 38,968
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 36,880 32,267
非支配株主に係る包括利益 7,334 6,700
- 13 -
(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 36,275 31,867 266,462 △4,025 330,579
当期変動額
剰余金の配当 △11,419 △11,419
親会社株主に帰属する当期純
利益
37,062 37,062
自己株式の取得 △9,979 △9,979
自己株式の処分 0 0 0
非支配株主との取引に係る親
会社の持分変動
△225 △225
株主資本以外の項目の当期変
動額(純額)
当期変動額合計 - △225 25,642 △9,979 15,437
当期末残高 36,275 31,642 292,104 △14,004 346,017
その他の包括利益累計額
その他の包括 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証 為替換算調整 退職給付に係る
券評価差額金
繰延ヘッジ損益
勘定 調整累計額
利益累計額合
計
当期首残高 34,978 △16 4,212 △134 39,040 29,809 399,429
当期変動額
剰余金の配当 △11,419
親会社株主に帰属する当期純
利益
37,062
自己株式の取得 △9,979
自己株式の処分 0
非支配株主との取引に係る親
会社の持分変動
△324 △549
株主資本以外の項目の当期変
△1,568 75 593 718 △181 △818 △1,000
動額(純額)
当期変動額合計 △1,568 75 593 718 △181 △1,143 14,112
当期末残高 33,410 58 4,805 583 38,858 28,665 413,541
- 14 -
(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 36,275 31,642 292,104 △14,004 346,017
当期変動額
剰余金の配当 △10,781 △10,781
親会社株主に帰属する当期純
利益
35,301 35,301
譲渡制限付株式報酬 △0 △9 192 182
自己株式の取得 △12,998 △12,998
自己株式の処分 0 0
自己株式の消却 △22,465 22,465 -
非支配株主との取引に係る親
会社の持分変動
50 50
株主資本以外の項目の当期変
動額(純額)
当期変動額合計 - 50 2,044 9,659 11,755
当期末残高 36,275 31,692 294,149 △4,344 357,772
その他の包括利益累計額
その他の包括 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証 為替換算調整 退職給付に係る
券評価差額金
繰延ヘッジ損益
勘定 調整累計額
利益累計額合
計
当期首残高 33,410 58 4,805 583 38,858 28,665 413,541
当期変動額
剰余金の配当 △10,781
親会社株主に帰属する当期純
利益
35,301
譲渡制限付株式報酬 182
自己株式の取得 △12,998
自己株式の処分 0
自己株式の消却 -
非支配株主との取引に係る親
会社の持分変動
△41 8
株主資本以外の項目の当期変
△4,385 △44 163 1,233 △3,033 1,021 △2,012
動額(純額)
当期変動額合計 △4,385 △44 163 1,233 △3,033 980 9,701
当期末残高 29,024 13 4,968 1,817 35,825 29,645 423,243
- 15 -
(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 59,229 53,734
減価償却費 32,229 30,442
減損損失 - 1,783
のれん償却額 727 608
環境対策引当金の増減額(△は減少) 4,000 1,265
受取利息及び受取配当金 △1,770 △2,266
受取保険金 △854 △2,005
支払利息 1,203 1,185
持分法による投資損益(△は益) △1,336 △1,762
固定資産処分損益(△は益) △391 △12
固定資産除却損 2,260 1,715
投資有価証券売却損益(△は益) △3,914 △5,767
関係会社出資金売却損益 - △290
売上債権の増減額(△は増加) △5,243 4,140
たな卸資産の増減額(△は増加) △8,624 △16,149
仕入債務の増減額(△は減少) 9,952 △3,049
その他 △6,336 5,080
小計 81,132 68,652
利息及び配当金の受取額 2,697 3,753
保険金の受取額 854 1,938
利息の支払額 △1,190 △1,196
法人税等の支払額 △16,607 △14,623
営業活動によるキャッシュ・フロー 66,888 58,523
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の純増減額(△は増加) 241 △157
有価証券の純増減額(△は増加) △575 900
有形固定資産の取得による支出 △32,110 △41,647
有形固定資産の売却による収入 415 22
無形固定資産の取得による支出 △1,322 △1,932
投資有価証券の取得による支出 △5,103 △167
投資有価証券の売却及び償還による収入 6,641 8,076
関係会社出資金の取得による支出 - △4,103
関係会社出資金の売却による収入 - 431
貸付けによる支出 △499 △56
貸付金の回収による収入 73 127
その他 △948 △2,587
投資活動によるキャッシュ・フロー △33,189 △41,095
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 2,268 △121
長期借入れによる収入 513 17,755
長期借入金の返済による支出 △4,499 △3,809
社債の償還による支出 - △10,000
社債の発行による収入 29,849 -
自己株式の取得による支出 △9,979 △12,998
自己株式の売却による収入 0 0
配当金の支払額 △11,412 △10,783
非支配株主への配当金の支払額 △8,153 △5,679
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に
△549 △0
よる支出
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,962 △25,636
現金及び現金同等物に係る換算差額 278 △64
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 32,014 △8,273
現金及び現金同等物の期首残高 96,275 128,290
現金及び現金同等物の期末残高 128,290 120,016
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(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用に伴う変更)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の
期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に表示す
る方法に変更しております。
この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」が5,353百万円減少し、
「投資その他の資産」の「繰延税金資産」が1,560百万円増加しております。また、「流動負債」の「繰延税金負
債」が228百万円減少し、「固定負債」の「繰延税金負債」が3,565百万円減少しております。
なお、同一の納税主体で「繰延税金資産」と「繰延税金負債」を相殺した影響により、前連結会計年度の総資産が
3,794百万円減少しております。
- 17 -
(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
(セグメント情報等)
a.セグメント情報
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資
源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、製品群および事業展開の方法、ならびに技術基盤等共有する経営資源に基づくカンパニー制を採用し
ており、各カンパニーが国内および海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
したがって、当社は、カンパニーを基礎とした製品群別セグメントから構成されており、「セルロース事
業」、「有機合成事業」、「合成樹脂事業」および「火工品事業」の4つを報告セグメントとしております。
「セルロース事業」は、セルロースを原料とする酢酸セルロースおよびたばこフィルター用トウ等を製造・販
売しております。「有機合成事業」は、各種の有機化学品および光学異性体分離カラム等の関連製品を製造・販
売しております。「合成樹脂事業」は、エンジニアリングプラスチックを始めとする各種樹脂素材および樹脂加
工品等を製造・販売しております。「火工品事業」は、火薬工学技術をベースとした自動車用安全部品および防
衛関連製品を製造・販売しております。
2.報告セグメントごとの売上高および利益または損失、資産、その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用している方法と同一であ
ります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益および振替高は、主に市場価格や製造原価に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高および利益または損失、資産、その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
その他 調整額 財務諸表
合計
セルロー 有機合成 合成樹脂 火工品事 (注)1 (注)2 計上額
計
ス事業 事業 事業 業 (注)3
売上高
外部顧客への
89,071 82,043 168,260 117,186 456,561 6,394 462,956 - 462,956
売上高
セグメント間
の内部売上高 2,136 17,735 8 - 19,881 10,605 30,486 △30,486 -
又は振替高
計 91,207 99,779 168,269 117,186 476,442 17,000 493,442 △30,486 462,956
セグメント利益 19,354 7,918 23,253 22,173 72,699 753 73,452 △14,520 58,932
セグメント資産 107,392 75,909 159,933 112,894 456,130 7,392 463,522 176,762 640,284
その他の項目
減価償却費 9,545 7,098 4,887 8,453 29,985 340 30,326 1,394 31,720
のれん償却額 - - 233 493 727 - 727 - 727
持分法適用会社
7,201 141 2,718 - 10,061 - 10,061 - 10,061
への投資額
有形固定資産及
び無形固定資産 4,475 7,815 4,732 11,342 28,366 923 29,289 1,529 30,819
の増加額
(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、メンブレン事業および
運輸倉庫業等を含んでおります。
2 調整額の内容は以下のとおりであります。
(1)セグメント利益の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社費用
は、主に報告セグメントに帰属しない提出会社における基礎研究および管理部門等に係る費用であ
ります。
(2)セグメント資産の調整額は、セグメント間の債権の相殺消去等△3,518百万円、各報告セグメントに
配分していない全社資産180,280百万円であります。全社資産は、余資運用資金(現金及び預金、有
価証券)、長期投資資金(投資有価証券)および管理部門、基礎研究部門等に係る資産等でありま
す。
(3)減価償却費、有形固定資産および無形固定資産の増加額の調整額は、管理部門、基礎研究部門等に
係るものであります。
3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
その他 調整額 財務諸表
合計
セルロー 有機合成 合成樹脂 火工品事 (注)1 (注)2 計上額
計
ス事業 事業 事業 業 (注)3
売上高
外部顧客への
83,241 89,515 175,855 107,882 456,494 8,364 464,859 - 464,859
売上高
セグメント間
の内部売上高 2,726 19,873 15 - 22,616 11,031 33,647 △33,647 -
又は振替高
計 85,968 109,389 175,870 107,882 479,111 19,395 498,507 △33,647 464,859
セグメント利益 16,006 14,391 20,622 15,593 66,612 589 67,202 △16,031 51,171
セグメント資産 104,879 92,468 169,193 117,251 483,794 11,552 495,346 159,444 654,791
その他の項目
減価償却費 8,338 6,003 4,991 8,793 28,128 426 28,554 1,489 30,044
のれん償却額 - 12 - 494 506 101 608 - 608
持分法適用会社
7,282 144 2,793 - 10,220 - 10,220 - 10,220
への投資額
有形固定資産及
び無形固定資産 2,890 22,069 6,106 10,790 41,857 634 42,491 2,202 44,694
の増加額
(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、メンブレン事業および
運輸倉庫業等を含んでおります。
2 調整額の内容は以下のとおりであります。
(1)セグメント利益の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社費用
は、主に報告セグメントに帰属しない提出会社における基礎研究および管理部門等に係る費用であ
ります。
(2)セグメント資産の調整額は、セグメント間の債権の相殺消去等△3,219百万円、各報告セグメントに
配分していない全社資産162,664百万円であります。全社資産は、余資運用資金(現金及び預金、有
価証券)、長期投資資金(投資有価証券)および管理部門、基礎研究部門等に係る資産等でありま
す。
(3)減価償却費、有形固定資産および無形固定資産の増加額の調整額は、管理部門、基礎研究部門等に
係るものであります。
3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
b.関連情報
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
1.製品およびサービスごとの情報
(単位:百万円)
セルロース 有機合成 合成樹脂 火工品
その他 合計
事業 事業 事業 事業
外部顧客への売上高 89,071 82,043 168,260 117,186 6,394 462,956
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:百万円)
アジア
日本 その他 合計
中国 その他
216,884 70,902 86,626 88,542 462,956
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。
(2) 有形固定資産
(単位:百万円)
アジア
日本 その他 合計
中国 マレーシア その他
117,225 21,197 15,123 14,070 16,424 184,041
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1.製品およびサービスごとの情報
(単位:百万円)
セルロース 有機合成 合成樹脂 火工品
その他 合計
事業 事業 事業 事業
外部顧客への売上高 83,241 89,515 175,855 107,882 8,364 464,859
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:百万円)
アジア
日本 その他 合計
中国 その他
223,532 73,467 89,249 78,609 464,859
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。
(2) 有形固定資産
(単位:百万円)
アジア
日本 その他 合計
中国 マレーシア その他
129,800 21,784 15,282 12,683 17,881 197,432
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(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
c.報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
セルロース 有機合成 合成樹脂 火工品
その他 全社・消去 合計
事業 事業 事業 事業
減損損失 - - - 1,783 - - 1,783
d.報告セグメントごとののれんの償却額および未償却残高に関する情報
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
セルロース 有機合成 合成樹脂 火工品
その他 全社・消去 合計
事業 事業 事業 事業
当期償却額 - - 233 493 - - 727
当期末残高 - - - 1,894 - - 1,894
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
セルロース 有機合成 合成樹脂 火工品
その他 全社・消去 合計
事業 事業 事業 事業
当期償却額 - 12 - 494 101 - 608
当期末残高 - 476 - 1,484 1,871 - 3,832
e.報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
該当事項はありません。
- 21 -
(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり純資産額 1,136円32銭 1,198円77銭
1株当たり当期純利益 107円81銭 105円38銭
(注)1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式がないため記載しておりません。
2 1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 37,062 35,301
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
37,062 35,301
当期純利益(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 343,761 334,988
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
5.その他
役員の異動
Ⅰ 取締役の異動(2019年6月21日付)
1.代表取締役の異動
2019年6月21日開催予定の当社定時株主総会及び株主総会終了後の取締役会において決定の予
定であります。
① 新 任
(新 職) (氏 名) (現 職)
代表取締役社長執行役員 小 河 義 美 取締役専務執行役員
品質監査室担当、
レスポンシブル・ケア室担当、
有機合成カンパニー担当、
特機・MSDカンパニー担当
代表取締役常務執行役員 杉 本 幸太郎 常務執行役員
事業支援センター長、 原料センター長、
企業倫理室担当、 業務革新室担当
業務革新室担当、
サステナブル経営推進室担当
② 退 任
(新 職) (氏 名) (現 職)
取締役会長 札 場 操 代表取締役社長執行役員
顧問 福 田 眞 澄 代表取締役専務執行役員
事業支援センター長補佐 事業支援センター長、
企業倫理室担当
2.その他の取締役の異動
2019年6月21日開催予定の当社定時株主総会において決定の予定であります。
① 新 任
(新 職) (氏 名) (現 職)
取締役常務執行役員 今 中 久 典 常務執行役員
総合企画室担当、 総合企画室担当
原料センター担当
取締役執行役員 高 部 昭 久 執行役員
研究開発本部長、 研究開発本部副本部長
新事業開発室担当、
知的財産センター担当、
品質監査室担当
取締役(社外) 八丁地 園 子 日鉄日新製鋼株式会社社外取締役、
日本航空株式会社社外取締役
取締役(社外) 浅 野 敏 雄 旭化成株式会社常任相談役、
株式会社メディパルホールディング
ス社外取締役
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(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
② 退 任
(新 職) (氏 名) (現 職)
顧問 西 村 久 雄 取締役
研究開発本部長補佐 常務執行役員
研究開発本部長、
新事業開発室担当、
知的財産センター担当
近 藤 忠 夫 取締役(社外)
株式会社日本触媒名誉顧問、
OKK株式会社社外取締役
Ⅱ 監査役の異動(2019年6月21日付)
2019年6月21日開催予定の当社定時株主総会及び株主総会終了後の監査役会において決定の予
定であります。
① 新 任
(新 職) (氏 名) (現 職)
常勤監査役 藤 田 眞 司 執行役員
事業支援センター副センター長
② 退 任
(新 職) (氏 名) (現 職)
参与 桝 田 宏 安 常勤監査役
企業倫理室長補佐
Ⅲ 執行役員の異動(2019年6月21日付)
① 昇 任
(新 職) (氏 名) (現 職)
専務執行役員 榊 康 裕 常務執行役員
特機・MSDカンパニー担当 特機・MSDカンパニー長
Daicel Safety Systems Americas, Daicel Safety Systems Americas,
Inc. Chairman、 Inc. Chairman、
Daicel Safety Systems (Jiangsu) Daicel Safety Systems (Jiangsu)
Co., Ltd. 董事長、 Co., Ltd. 董事長、
Daicel Safety Technologies Daicel Safety Technologies
(Jiangsu) Co.,Ltd. 董事長 (Jiangsu) Co.,Ltd. 董事長
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(株)ダイセル(4202)2019年3月期決算短信
② 業務分掌の変更
(新 職) (氏 名) (現 職)
執行役員 川 口 尚 孝 執行役員
特機・MSDカンパニー長 特機・MSDカンパニー
副カンパニー長、
兼 同カンパニー播磨工場長、
兼 同カンパニー
グローバル生産統括部長
執行役員 飯 山 尚 志 執行役員
生産技術本部長、 生産技術本部長
レスポンシブル・ケア室担当
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