2021 年 2 月 3 日
各 位
会社名 株式会社ダイセル
代表者名 代表取締役社長 小河 義美
（コード番号 4202 東証 市場第一部）
問合せ先 事業支援本部ＩＲ広報グループ
リーダー 廣川 正彦
（TEL 03-6711-8121）
(訂正)「2021 年 3 月期 第 3 四半期決算説明資料」の設定変更について
本日 13:30 に開示いたしました「2021 年 3 月期 第 3 四半期決算説明資料」の設定に誤りがあり、印
刷ができない設定となっていましたので、設定を変更した資料を改めて開示いたします。なお、資料の
内容については変更ございません。
以 上
2021年3月期第3四半期 決算説明資料
2021年2月3日
目次
1. 2021年3月期 第3四半期決算 P. 3
2. 2021年3月期 通期業績予想 P. 6
3. トピックス P. 8
4. 参考資料 P. 10
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料
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1. 2021年3月期 第3四半期決算
2021年3月期 第3四半期業績（累計） （単位：億円）
20/3 21/3 前年同期比 通期予想 進捗率
3Q実績 3Q実績 増減 ％ (※) ％
売 上 高 3,128 2,814 △ 314 △10.0% 3,680 76.5%
営業利益 226 187 △ 39 △17.3% 220 85.1%
経常利益 243 202 △ 41 △16.7% 230 87.9%
親会社株主に帰属する
四半期純利益 46 112 +66 +141.7% 140 80.2%
為替レート USD/JPY 109 106 106
第3四半期累計期間の業績は、新型コロナウイルスによる様々な産業での需要低迷の影響を受け、
売上高、営業利益は前年同期比で減収減益となりましたが、自動車生産などの需要回復に伴う販
売数量の増加や、徹底したコストダウンに取り組んだことにより、 2020年11月に発表した通期
予想の想定を上回る収益となりました。
また、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年度にインフレータ事業などの構造改革に関す
る特別損失を計上していたことにより、前年同期比で増益となっております。なお、この増益に
はポリプラスチックス完全子会社化（出資比率55%→100%）による増加分も含まれています。
※ 2020年11月6日に発表した業績予想です。
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料
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1. 2021年3月期 第3四半期決算
セグメント別 売上高・営業利益（第3四半期累計 前年同期比）
（単位：億円）
売上高 20/3 21/3
分析
増減 増減率 単価差の内
3Q実績 3Q実績 数量差 単価差
為替影響
メディカル・ヘルスケア 116 120 +4 +3.1% +13 △ 10 △2
スマート 191 176 △ 16 △8.1% △ 18 +2 △1
セイフティ 580 467 △ 113 △19.5% △ 101 △ 11 △7
マテリアル 814 749 △ 65 △8.0% △ 14 △ 51 △ 12
エンジニアリングプラスチック 1,345 1,212 △ 133 △9.9% △ 92 △ 41 △ 16
その他 82 91 +9 +10.8% +9 ‐ ‐
合 計 3,128 2,814 △ 314 △10.0% △ 203 △ 112 △ 38
分析
営業利益 20/3 21/3 増減 増減率 価格影響の内
3Q実績 3Q実績 数量影響 価格影響 その他
為替影響
メディカル・ヘルスケア 13 12 △1 △8.1% +5 △7 △1 +2
スマート 28 21 △7 △26.2% △9 +11 △1 △9
セイフティ 30 6 △ 24 △81.2% △ 70 △1 △0 +47
マテリアル 109 109 △1 △0.8% △ 16 △3 △6 +18
エンジニアリングプラスチック 160 140 △ 20 △12.3% △ 28 +17 △7 △9
その他 4 13 +9 +204.3% +9 ‐ ‐ ‐
全社 △ 119 △ 113 +6 +4.7% ‐ ‐ ‐ +6
合 計 226 187 △ 39 △17.3% △ 109 +17 △ 15 +53
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料
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1. 2021年3月期 第3四半期決算
事業の状況
当第3四半期期間（10～12月）は、新型コロナウイルスの影響が続くものの、需要は想定より回復
メディカル・ ・化粧品原料の1,3BGの市場環境に大きな変化はなく、上期並みの状況で推移。
ヘルスケア ・キラル分離事業は、キラルカラムの販売が計画より増加。
スマート ・液晶パネル市場が回復基調にあり、液晶フィルム用酢酸セルロースの販売
は、計画より増加。
・IC/半導体事業は、堅調な半導体市場と回復基調にある液晶パネル用途の需
要増加により、計画より増加。
セイフティ ・インフレータの販売数量は、自動車生産の回復により計画より増加。
マテリアル ・酢酸の販売は、需要の回復と市況の上昇により、計画より増加。
・アセテート・トウの販売は、ほぼ計画通り推移。
・カプロラクトン誘導体やエポキシ化合物などは、需要が堅調に推移してお
り、計画より増加。
エンジニアリング ・自動車、電子部品の需要が想定より回復し、販売数量は計画より増加。
プラスチック
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料 5
2. 2021年3月期 通期業績予想
2021年3月期 通期業績予想の修正 （単位：億円）
20/3 21/3 21/3 前年度比 前予想比
実績 前予想(※) 見直予想 増減 増減率 増減 増減率
売 上 高 4,128 3,680 3,880 △ 248 △6.0% +200 +5.4%
営業利益 296 220 280 △ 16 △5.5% +60 +27.3%
経常利益 318 230 295 △ 23 △7.2% +65 +28.3%
親会社株主に帰属する
当期純利益 50 140 180 +130 +261.6% +40 +28.6%
為替レート USD/JPY 109 106 106
事業環境は依然として先行きが不透明な状況が続いていますが、第3四半期までの業績動向と、
今後の需要予測、販売価格の是正状況などを考慮し、業績予想を見直しました。
※ 2020年11月6日に発表した業績予想です。
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料
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2. 2021年3月期 通期業績予想
セグメント別 売上高・営業利益 （単位：億円）
売上高 20/3 21/3 21/3 前年度比 前予想比
実績 前予想（※） 見直予想 増減 増減率 増減 増減率
メディカル・ヘルスケア 151 150 155 +4 +2.7% +5 +3.3%
スマート 253 220 250 △3 △1.4% +30 +13.6%
セイフティ 748 610 670 △ 78 △10.4% +60 +9.8%
マテリアル 1,094 990 1,005 △ 89 △8.1% +15 +1.5%
エンジニアリングプラスチック 1,761 1,580 1,675 △ 86 △4.9% +95 +6.0%
その他 121 130 125 +4 +3.5% △5 △3.8%
合 計 4,128 3,680 3,880 △ 248 △6.0% +200 +5.4%
営業利益 20/3 21/3 21/3 前年度比 前予想比
実績 前予想（※） 見直予想 増減 増減率 増減 増減率
メディカル・ヘルスケア 13 12 15 +2 +12.0% +3 +25.0%
スマート 34 22 30 △4 △10.4% +8 +36.4%
セイフティ 33 12 25 △8 △24.3% +13 +108.3%
マテリアル 158 133 150 △8 △5.2% +17 +12.8%
エンジニアリングプラスチック 209 179 195 △ 14 △6.7% +16 +8.9%
その他 8 16 15 +7 +84.3% △1 △6.3%
全社 △ 159 △ 154 △ 150 +9 +5.5% +4 +2.6%
合 計 296 220 280 △ 16 △5.5% +60 +27.3%
※ 2020年11月6日に発表した業績予想です。
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料
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3. トピックス
ポリプラスチックス富士工場「F-BASE」運営開始（2021年1月）
F-BASEでは、工場各所に分散している部門（運転・保全・技術・検査・物流・安全）
を一つのフロアに集約し、ものづくりの英知を結集させることで、イノベーションを
引き起こし、さらなる品質向上、生産安定化を実現します。
また、開かれた工場として研究部門とベンダーとの交流を促すことで、F-BASEを起点
とする技術革新の誕生につなげていきます。
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料 8
3. トピックス
徹底したコストダウン
期初に計画したコストダウンに加え、修繕計画の見直しなどテーマを上積みしており、
期初計画107億円に対して、通期の実績予想では152億円を目論んでいます。
また、需要減少に伴う稼働率低下に合わせ、省蒸気・省電力のアクションを切り替え
るとともに、余剰電力による拠点間の電力託送や売電とも組み合わせ、稼働状況に応
じた柔軟なコストダウン施策を実現しております。
高 【稼動に応じたアクション】
稼 省電力 買電 ◇低稼働時：
働 アクション領域 領域
蒸気が余剰となるため、
発電
能力上限 発電に回し、自己託送や
電 電力販売へ利用する
力 ◇高稼働時：
使 余剰蒸気活用
省蒸気アクションを実施する
用 による
発電増加
省蒸気
アクション領域
自家発
量 領域 ◇買電領域：
低 アクション領域
稼 購入電力費用を削減するため、
働 省電力アクションを実施する
蒸気供給
蒸気使用量
蒸気供給
能力下限 能力上限
稼動状況によらない安定した
低稼働 高稼働 コストダウンアクションが可能
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参考資料
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料
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4. 参考資料
売上高・営業利益の推移・予想 （単位：億円）
メタノールアジアスポット価格（USD / ton）439
375 372 382
345 338
303 277 297
267 250
為替レート（USD / JPY） 120
110 109 111 111 109 106
100
87 82
79
4,499 4,630 4,649
4,438 4,401
■売上高 ／営業利益 4,138 4,128
3,880
3,537 3,585 643 643
3,419
589
513 512
379
327
296 280
262
204
'11/3 '12/3 '13/3 '14/3 '15/3 '16/3 '17/3 '18/3 '19/3 '20/3 '21/3
予想
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料
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4. 参考資料
連結貸借対照表 （単位：億円）
20年 20年
増減 備考
3月末 12月末
流動資産 2,980 2,906 △ 75
現預金及び有価証券 814 794 △ 19
受取手形及び売掛金 795 901 +106
棚卸資産 1,174 1,028 △ 147
その他 197 182 △ 15
固定資産 3,000 3,194 +194
有形固定資産 2,043 2,148 +104 新規取得+292、 償却△176、その他△12
無形固定資産 134 123 △ 11
投資その他資産 822 923 +101
資産合計 5,980 6,099 +119
負債 2,054 3,882 +1,828
有利子負債 928 2,788 +1,860 社債+1,000、短期借入金+686、長期借入金∔177
その他 1,126 1,094 △ 33
純資産 3,926 2,218 △ 1,708 自己資本比率 35.3%
負債純資産 合計 5,980 6,099 +119
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料
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4. 参考資料
連結損益計算書 （単位：億円）
20/3 21/3 増減 増減率 備考
3Q累計 3Q累計
売 上 高 3,128 2,814 △ 314 △10.0%
売上総利益 837 766 △ 70 △8.4%
販売費及び一般管理費 610 579 △ 31 △5.1%
営業利益 226 187 △ 39 △17.3%
営業外損益 16 15 △1 △8.6%
経常利益 243 202 △ 41 △16.7%
特別損益 △ 121 △ 11 +110 - 減損損失+119
税金等調整前
四半期純利益 122 191 +70 +57.1%
親会社株主に帰属する
四半期純利益 46 112 +66 +141.7%
営業利益率 7.2% 6.7% △0.5%
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料
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4. 参考資料
2021年3月期通期業績予想 （単位：億円）
21/3 前回発表業績予想（※） 21/3 見直し通期業績予想
増減
上期実績 下期予想 年間 上期実績 下期予想 年間
メディカル・ヘルスケア 78 72 150 78 77 155 +5
スマート 103 117 220 103 147 250 +30
セイフティ 272 338 610 272 398 670 +60
マテリアル 493 497 990 493 512 1,005 +15
エンジニアリングプラスチック 747 833 1,580 747 928 1,675 +95
その他 61 69 130 61 64 125 △5
売 上 高 1,753 1,927 3,680 1,753 2,127 3,880 +200
メディカル・ヘルスケア 8 4 12 8 7 15 +3
スマート 10 12 22 10 20 30 +8
セイフティ △ 17 29 12 △ 17 42 25 +13
マテリアル 75 58 133 75 75 150 +17
エンジニアリングプラスチック 82 97 179 82 113 195 +16
その他 9 7 16 9 6 15 △1
全 社 △ 77 △ 77 △ 154 △ 77 △ 73 △ 150 +4
営業利益 91 129 220 91 189 280 +60
経常利益 102 128 230 102 193 295 +65
親会社株主に帰属する当期純利益 33 107 140 33 147 180 +40
（参考）為替レート USD/JPY 107 105 106 107 105 106
※ 2020年11月6日に発表した数値です。
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4. 参考資料
前提条件
2020/3 2021/3
下期
下期
上期実績 下期実績 上期実績 前回計画
見直計画
（※）
為替レート
109 109 107 105 105
（USD／JPY）
メタノール
アジアスポット価格 277 245 205 200 297
（USD/ton）
原油
原料 ドバイ 64 56 37 45 46
（USD/bbl）
国産ナフサ
42,800 42,700 27,500 30,000 32,000
（円/kl）
※ 2020年11月6日に発表した通期業績予想の前提条件です。
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料
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4. 参考資料
2021年3月期以降 開示セグメントの概要
新セグメント／組織 主な製品／旧セグメント
コスメBU 化粧品原料（1,3-BG、ポリグリセリン類）
ヘルスケアSBU
メディカル・ 健康食品BU 健康食品（エクオール、セラミド） 有機合成
ヘルスケア CPIカンパニー Analytical Tools BU キラルカラム、高純度キラル試薬
事業創出本部 新事業開発部 製剤ソリューション（プレミックス添加剤） その他
液晶保護フィルム用酢酸セルロース セルロース
ディスプレイBU
高機能光学フィルム 合成樹脂
スマート スマートSBU
IC/半導体BU 半導体レジスト、電子材料向け溶剤 有機合成
センシングBU 光学デバイス、有機半導体デバイス その他
樹脂コンパウンド製品（自動車用途） 合成樹脂
モビリティBU
セイフティ セイフティSBU 自動車エアバッグ用インフレータ
火工品
インダストリーBU イニシエータ、PGG、民生用火工品
酢酸セルロース（液晶保護フィルム用途以外）
セルロース
アセチルBU アセテート・トウ
マテリアル マテリアルSBU
酢酸、酢酸誘導体
有機合成
ケミカルBU エポキシ化合物、カプロラクトン誘導体、各種化学品
ポリプラスチックス エンジニアリングプラスチック
エンジニアリング ダイセルミライズ 樹脂コンパウンド製品（自動車用途以外） 合成樹脂
プラスチック DMノバフォーム 樹脂成型加工品（シート、食品包装用フィルム）
ダイセルパックシステムズ 水溶性高分子 セルロース
ダイセンメンブレンシステムズ メンブレン製品 その他
その他 セイフティSBU 特機事業部 防衛関連製品 火工品
2021年3月期 第3四半期 決算説明資料
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