4202 ダイセル 2020-05-27 13:30:00
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月27日
上場会社名 株式会社ダイセル 上場取引所 東
コード番号 4202 URL https://www.daicel.com
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 小河 義美
問合せ先責任者 (役職名) IR広報グループリーダー (氏名) 廣川 正彦 TEL 03-6711-8121
定時株主総会開催予定日 2020年6月19日 配当支払開始予定日 2020年6月22日
有価証券報告書提出予定日 未定
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1. 2020年3月期の連結業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 412,826 △11.2 29,644 △42.1 31,781 △40.5 4,978 △85.9
2019年3月期 464,859 0.4 51,171 △13.2 53,433 △12.5 35,301 △4.8
(注)包括利益 2020年3月期 2,299百万円 (△94.1%) 2019年3月期 38,968百万円 (△11.9%)
1株当たり当期純利益 潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利 総資産経常利益率 売上高営業利益率
当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2020年3月期 15.49 ― 1.3 5.1 7.2
2019年3月期 105.38 ― 9.1 8.3 11.0
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 1,772百万円 2019年3月期 1,762百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 597,992 392,583 60.6 1,166.56
2019年3月期 654,791 423,243 60.1 1,198.77
(参考) 自己資本 2020年3月期 362,545百万円 2019年3月期 393,597百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 57,193 △45,864 △47,883 80,674
2019年3月期 58,523 △41,095 △25,636 120,016
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2019年3月期 ― 16.00 ― 16.00 32.00 10,615 30.4 2.7
2020年3月期 ― 16.00 ― 18.00 34.00 10,754 219.5 2.9
2021年3月期(予想) ― ― ― ― ― ―
(注)1. 2020年3月期期末配当金の内訳 普通配当 16円00銭 記念配当 2円00銭(創立100周年記念配当)
2. 2021年3月期の配当予想につきましては、現時点では未定としておりますが、安定的な配当を継続することを想定しております。
3. 2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 386,000 △6.5 17,500 △41.0 19,500 △38.6 10,000 100.9 32.18
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 315,942,682 株 2019年3月期 331,942,682 株
② 期末自己株式数 2020年3月期 5,160,966 株 2019年3月期 3,609,174 株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 321,385,570 株 2019年3月期 334,988,060 株
(参考)個別業績の概要
2020年3月期の個別業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 203,228 △12.9 3,240 △74.1 15,714 △36.8 8,231 △54.4
2019年3月期 233,345 △2.6 12,496 △43.4 24,851 △34.0 18,065 △33.3
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益 利益
円銭 円銭
2020年3月期 25.61 ―
2019年3月期 53.93 ―
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 399,142 251,324 63.0 808.68
2019年3月期 443,191 273,419 61.7 832.75
(参考) 自己資本 2020年3月期 251,324百万円 2019年3月期 273,419百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
連結業績予想は、現時点で入手された情報に基づき判断したものであり、実際の業績は様々な要因により、これらの業績予想とは異なることがありうることをご
承知おきください。なお予想の前提条件およびその他の関連する事項については6ページをご参照ください。
(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 5
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 6
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 8
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 9
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 9
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 11
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 11
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 12
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 13
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 15
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 16
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 16
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 16
(連結損益計算書関係) …………………………………………………………………………………………… 17
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 18
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 22
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 22
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(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
1.経営成績等の概況
(1) 当期の経営成績の概況
① 当期の業績全般の概況
当連結会計年度の世界経済は、米中貿易摩擦の深刻化、中国の景気減速、日韓関係の悪化に加
え、新型コロナウイルスの感染拡大など、先行き不透明な状況のうちに推移しました。
このような環境の中、当社グループは、コストダウンを徹底するとともに、基盤強化の取り組
みを加速させるなど業績の向上に懸命に取り組んでまいりましたが、中国の景気減速の影響や自
動車エアバッグ用インフレータ(ガス発生装置)の他社リコール代替品供給の終息に伴う販売品
種構成の変化などの影響を受けました。さらに第4四半期に新型コロナウイルス感染症拡大によ
る中国での需要減少により、自動車エアバッグ用インフレータやエンジニアリングプラスチック
などの販売が減少したこともあり、当連結会計年度の業績は前年度と比較し減収減益となりまし
た。
当連結会計年度の売上高は4,128億26百万円(前年度比11.2%減)、営業利益は296億44百万円
(同42.1%減)、経常利益は317億81百万円(同40.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益
につきましては、火工品事業で147億57百万円の減損損失を特別損失として計上したこともあ
り、49億78百万円(同85.9%減)となりました。
(単位:百万円)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益
2020年3月期 412,826 29,644 31,781 4,978
2019年3月期 464,859 51,171 53,433 35,301
増減 △52,033 △21,527 △21,652 △30,323
増減率(%) △11.2 △42.1 △40.5 △85.9
<当期における設備投資額等>
(単位:百万円)
設備投資額 減価償却費 為替
研究開発費
有形 無形 合計 有形 無形 合計 (円/ドル)
2020年3月期 45,458 2,109 47,568 27,022 1,979 29,002 21,295 109
2019年3月期 42,590 2,103 44,694 28,304 1,740 30,044 20,749 111
増減 2,868 6 2,874 △1,282 239 △1,042 546 -
増減率(%) 6.7 0.3 6.4 △4.5 13.7 △3.5 2.6 -
(注)減価償却費には、のれんの償却額は含んでおりません。
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② 当期のセグメント別の状況
[セルロース事業部門]
酢酸セルロースは、たばこフィルター用途や、液晶表示向けフィルム用途の販売数量減少など
により、減収となりました。
たばこフィルター用トウは、世界的に需給が緩んでいる中、主要顧客でのシェア拡大や新規顧
客開拓に取り組んだことにより、販売数量は増加し、増収となりました。
当部門の売上高は、757億44百万円(前年度比9.0%減)、営業利益は、酢酸セルロースの販売
数量の減少などにより、114億71百万円(同28.3%減)となりました。
[有機合成事業部門]
主力製品の酢酸及び合成品は、市況の下落および中国の景気減速の影響などによる国内外の販
売数量の減少により、減収となりました。
機能品は、需給の逼迫が続いている脂環式エポキシの販売数量が増加したものの、中国の景気
減速などの影響により自動車分野、電子材料分野、化粧品分野向け製品の需要が減少し、全体と
しては、減収となりました。
光学異性体分離カラムなどのキラル分離事業は、充填剤の販売などが減少したものの、新規事
業が順調に伸びたことにより、売上高は横這いとなりました。
当部門の売上高は、801億42百万円(前年度比10.5%減)、営業利益は、製品市況の下落など
により、101億円(同29.8%減)となりました。
[合成樹脂事業部門]
ポリアセタール樹脂、PBT樹脂、液晶ポリマーなどのエンジニアリングプラスチック事業
は、中国の景気減速による自動車生産台数の減少やスマートフォンの需要低迷、第4四半期にお
ける新型コロナウイルス感染拡大の影響により、減収となりました。
ABS樹脂、エンプラアロイ樹脂を中心とした樹脂コンパウンド事業は、中国の景気減速や第
4四半期における新型コロナウイルス感染拡大の影響などにより、販売数量が減少し、減収とな
りました。
シート、成形容器、フィルムなどの樹脂加工事業は、主に高機能フィルムの販売が増加したも
のの、シートなどの販売が減少したことにより、減収となりました。
当部門の売上高は、1,657億79百万円(前年度比5.7%減)、営業利益は、販売数量の減少など
により、201億9百万円(同2.5%減)となりました。
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[火工品事業部門]
自動車エアバッグ用インフレータ(ガス発生装置)などの自動車安全部品事業は、新車用通常
ビジネスでは国内や中国市場での拡販を進めたものの、第4四半期に新型コロナウイルス感染拡
大の影響を受け、販売数量は前年並みとなりました。事業全体としては、他社リコール代替品供
給が終息に向かっているため、販売数量が減少し、減収となりました。
防衛関連製品などの特機事業は、販売数量の減少などにより、減収となりました。
当部門の売上高は、812億76百万円(前年度比24.7%減)、営業利益は、自動車エアバッグ用
インフレータの他社リコール代替供給の縮小により、34億71百万円(同77.7%減)となりまし
た。
[その他部門]
その他部門は、前年度に買収した海外の製剤事業会社が寄与したことなどにより、増収となり
ました。
当部門の売上高は、98億84百万円(前年度比18.2%増)、営業利益は、のれん償却負担の増加
により、3億70百万円(同37.2%減)となりました。
(2) 当期の財政状態の概況
総資産は、有形固定資産の増加等がありましたが、現金及び預金や受取手形及び売掛金の減少等
により、前連結会計年度末に比し567億99百万円減少し5,979億92百万円となりました。
負債は、支払手形及び買掛金、社債や環境対策引当金の減少等により、前連結会計年度末に比し
261億39百万円減少し、2,054億8百万円となりました。
また純資産は、3,925億83百万円となりました。純資産から非支配株主持分を引いた自己資本は
3,625億45百万円となり、自己資本比率は60.6%となりました。
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(3) 当期のキャッシュ・フローの概況
営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動による資金の増加は571億93百万円(前連結会計年度は、585
億23百万円の増加)となりました。資金増加の主な内容は、税金等調整前当期純利益166億56百
万円および減価償却費293億96百万円であり、資金減少の主な内容は、法人税等の支払額98億20
百万円であります。
投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は458億64百万円(前連結会計年度は、410
億95百万円の減少)となりました。資金減少の主な内容は、有形固定資産の取得による支出441
億27百万円であります。
財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は478億83百万円(前連結会計年度は、256
億36百万円の減少)となりました。資金増加の主な内容は、長期借入れによる収入72億31百万円
であり、資金減少の主な内容は、社債の償還による支出100億円、自己株式の取得による支出178
億14百万円、配当金の支払額104億10百万円および非支配株主への配当金の支払額48億78百万円
であります。
以上の結果、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は806億74百万円となりま
した。
なお、当社のキャッシュ・フロー指標のトレンドは下記のとおりです。
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
自己資本比率(%) 61.6 60.1 60.1 60.6
時価ベースの自己資本比率(%) 77.4 61.5 60.3 41.0
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) 0.8 1.5 1.8 1.6
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) 88.7 56.2 48.9 45.4
(注) 自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
1.各指標はいずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
3.営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用し
ております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っているすべての
負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を
使用しております。
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(4) 今後の見通し
今後の見通しについては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響やそれに伴う景気動向への影響
など当グループを取り巻く事業環境は厳しいものと想定されます。当グループはこの環境の激変に
対し、コストダウン、在庫削減など、収益向上への取り組みを鋭意進めてまいります。
2021年3月期は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、自動車の世界的な減産、スマー
トフォンの生産台数が大幅に減少するなど需要の減少を見込んでおります。なお新型コロナウイル
ス感染症拡大の影響については、上期に国内外の経済活動が大幅に制約を受けるものの、下期以降
に徐々に回復する前提としています。
また、2021年3月期よりセグメントを変更しております。詳細につきましては、連結財務諸表に
関する注記事項の重要な後発事象をご参照ください。
業績見通しは、次のとおりです。
[連結業績見通し] 通期
売上高 3,860億円 (前年度比6.5%減)
営業利益 175億円 (同41.0%減)
経常利益 195億円 (同38.6%減)
親会社株主に帰属する当期純利益 100億円 (同100.9%増)
上記の見通しの前提として、為替レートは105円/US$、メタノールアジアスポット価格は
US$220/ton、ドバイ原油価格はUS$25/bbl、国産ナフサ価格は19,000円/klを想定しています。
なお、連結業績見通しは、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する一定の前
提に基づいており、実際の業績は様々な要因により業績予想とは異なる可能性があります。
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(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
<2021年3月期の業績見通し>
(単位:百万円)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益
2021年3月期 386,000 17,500 19,500 10,000
2020年3月期 412,826 29,644 31,781 4,978
増減 △26,826 △12,144 △12,281 5,022
増減率(%) △6.5 △41.0 △38.6 100.9
<セグメント別売上高の見通し>
(単位:百万円)
メディカル・ エンジニアリング
スマート セイフティ マテリアル その他
へルスケア プラスチック
2021年3月期 15,500 24,500 61,000 104,500 166,500 14,000
2020年3月期 15,088 25,349 74,806 109,377 176,123 12,081
増減 412 △849 △13,806 △4,877 △9,623 1,919
増減率(%) 2.7 △3.3 △18.5 △4.5 △5.5 15.9
<セグメント別営業利益の見通し>
(単位:百万円)
メディカル・ エンジニアリング
スマート セイフティ マテリアル その他 全社
ヘルスケア プラスチック
2021年3月期 500 2,500 0 13,000 16,000 1,500 △16,000
2020年3月期 1,339 3,350 3,302 15,817 20,898 814 △15,878
増減 △839 △850 △3,302 △2,817 △4,898 686 △122
増減率(%) △62.7 △25.4 △100.0 △17.8 △23.4 84.3 △0.8
<設備投資額等の見通し>
(単位:百万円)
設備投資額 減価償却費 為替
研究開発費
有形 無形 合計 有形 無形 合計 (円/ドル)
2021年3月期 55,000 2,000 57,000 25,500 2,000 27,500 21,000 105
2020年3月期 45,458 2,109 47,568 27,022 1,979 29,002 21,295 109
増減 9,542 △109 9,432 △1,522 21 △1,502 △295 -
増減率(%) 21.0 △5.2 19.8 △5.6 1.1 △5.2 △1.4 -
(注)減価償却費には、のれんの償却額は含んでおりません。
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(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本
基準で連結財務諸表を作成する方針であります。
なお、国際会計基準の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針
であります。
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(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 114,044 80,751
受取手形及び売掛金 90,173 79,499
有価証券 6,230 629
たな卸資産 126,153 117,414
その他 17,504 19,812
貸倒引当金 △67 △66
流動資産合計 354,038 298,040
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 168,530 169,092
減価償却累計額 △108,143 △108,027
建物及び構築物(純額) 60,387 61,064
機械装置及び運搬具 578,272 558,834
減価償却累計額 △505,352 △493,274
機械装置及び運搬具(純額) 72,920 65,559
工具、器具及び備品 31,577 30,908
減価償却累計額 △26,016 △25,672
工具、器具及び備品(純額) 5,561 5,235
土地 26,931 30,132
建設仮勘定 31,630 42,354
有形固定資産合計 197,432 204,346
無形固定資産
のれん 3,832 5,194
その他 8,835 8,183
無形固定資産合計 12,668 13,378
投資その他の資産
投資有価証券 68,018 61,813
繰延税金資産 2,701 3,444
退職給付に係る資産 6,110 6,235
その他 13,990 10,788
貸倒引当金 △167 △54
投資その他の資産合計 90,652 82,227
固定資産合計 300,753 299,952
資産合計 654,791 597,992
- 9 -
(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 53,933 45,007
短期借入金 9,965 6,902
1年内償還予定の社債 10,000 -
1年内返済予定の長期借入金 8,285 10,336
未払法人税等 4,008 2,240
修繕引当金 2,828 -
環境対策引当金 - 1,725
その他 36,487 40,014
流動負債合計 125,509 106,226
固定負債
社債 40,000 40,003
長期借入金 36,043 32,197
繰延税金負債 7,673 7,861
役員退職慰労引当金 55 62
修繕引当金 13 1,167
環境対策引当金 5,265 547
退職給付に係る負債 12,430 10,992
資産除去債務 1,256 1,229
その他 3,298 5,119
固定負債合計 106,038 99,182
負債合計 231,547 205,408
純資産の部
株主資本
資本金 36,275 36,275
資本剰余金 31,692 31,692
利益剰余金 294,149 271,762
自己株式 △4,344 △5,050
株主資本合計 357,772 334,679
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 29,024 26,582
繰延ヘッジ損益 13 △69
為替換算調整勘定 4,968 △656
退職給付に係る調整累計額 1,817 2,009
その他の包括利益累計額合計 35,825 27,865
非支配株主持分 29,645 30,038
純資産合計 423,243 392,583
負債純資産合計 654,791 597,992
- 10 -
(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 464,859 412,826
売上原価 331,086 301,774
売上総利益 133,773 111,051
販売費及び一般管理費 82,602 81,406
営業利益 51,171 29,644
営業外収益
受取利息 380 429
受取配当金 1,885 1,502
持分法による投資利益 1,762 1,772
固定資産賃貸料 504 493
補助金収入 296 459
雑収入 1,240 639
営業外収益合計 6,071 5,297
営業外費用
支払利息 1,185 1,173
為替差損 73 802
雑支出 2,550 1,185
営業外費用合計 3,808 3,161
経常利益 53,433 31,781
特別利益
固定資産処分益 12 115
投資有価証券売却益 5,767 2,616
関係会社出資金売却益 290 -
受取保険金 2,005 -
特別利益合計 8,076 2,731
特別損失
固定資産除却損 1,715 3,098
減損損失 1,783 ※ 14,757
災害による損失 967 -
退職給付制度改定損 3,308 -
特別損失合計 7,775 17,856
税金等調整前当期純利益 53,734 16,656
法人税、住民税及び事業税 13,910 4,882
法人税等調整額 △2,106 333
法人税等合計 11,804 5,215
当期純利益 41,930 11,440
非支配株主に帰属する当期純利益 6,628 6,462
親会社株主に帰属する当期純利益 35,301 4,978
- 11 -
(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益 41,930 11,440
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △4,439 △2,528
繰延ヘッジ損益 △67 △155
為替換算調整勘定 431 △6,089
退職給付に係る調整額 1,291 116
持分法適用会社に対する持分相当額 △178 △484
その他の包括利益合計 △2,961 △9,141
包括利益 38,968 2,299
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 32,267 △2,980
非支配株主に係る包括利益 6,700 5,280
- 12 -
(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 36,275 31,642 292,104 △14,004 346,017
当期変動額
剰余金の配当 △10,781 △10,781
親会社株主に帰属する当期純
利益
35,301 35,301
譲渡制限付株式報酬 △0 △9 192 182
自己株式の取得 △12,998 △12,998
自己株式の処分 0 0
自己株式の消却 △22,465 22,465 -
非支配株主との取引に係る親
会社の持分変動
50 50
株主資本以外の項目の当期変
動額(純額)
当期変動額合計 - 50 2,044 9,659 11,755
当期末残高 36,275 31,692 294,149 △4,344 357,772
その他の包括利益累計額
その他の包括 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証 為替換算調整 退職給付に係る
券評価差額金
繰延ヘッジ損益
勘定 調整累計額
利益累計額合
計
当期首残高 33,410 58 4,805 583 38,858 28,665 413,541
当期変動額
剰余金の配当 △10,781
親会社株主に帰属する当期純
利益
35,301
譲渡制限付株式報酬 182
自己株式の取得 △12,998
自己株式の処分 0
自己株式の消却 -
非支配株主との取引に係る親
会社の持分変動
△41 8
株主資本以外の項目の当期変
△4,385 △44 163 1,233 △3,033 1,021 △2,012
動額(純額)
当期変動額合計 △4,385 △44 163 1,233 △3,033 980 9,701
当期末残高 29,024 13 4,968 1,817 35,825 29,645 423,243
- 13 -
(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 36,275 31,692 294,149 △4,344 357,772
当期変動額
剰余金の配当 △10,414 △10,414
親会社株主に帰属する当期純
利益
4,978 4,978
譲渡制限付株式報酬 △24 181 157
自己株式の取得 △17,814 △17,814
自己株式の処分 △0 0 0
自己株式の消却 △16,927 16,927 -
株主資本以外の項目の当期変
動額(純額)
当期変動額合計 - - △22,387 △705 △23,092
当期末残高 36,275 31,692 271,762 △5,050 334,679
その他の包括利益累計額
その他の包括 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証 為替換算調整 退職給付に係る
券評価差額金
繰延ヘッジ損益
勘定 調整累計額
利益累計額合
計
当期首残高 29,024 13 4,968 1,817 35,825 29,645 423,243
当期変動額
剰余金の配当 △10,414
親会社株主に帰属する当期純
利益
4,978
譲渡制限付株式報酬 157
自己株式の取得 △17,814
自己株式の処分 0
自己株式の消却 -
株主資本以外の項目の当期変
△2,442 △83 △5,625 192 △7,959 392 △7,566
動額(純額)
当期変動額合計 △2,442 △83 △5,625 192 △7,959 392 △30,659
当期末残高 26,582 △69 △656 2,009 27,865 30,038 392,583
- 14 -
(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 53,734 16,656
減価償却費 30,442 29,396
減損損失 1,783 14,757
のれん償却額 608 723
環境対策引当金の増減額(△は減少) 1,265 △2,992
受取利息及び受取配当金 △2,266 △1,932
支払利息 1,185 1,173
持分法による投資損益(△は益) △1,762 △1,772
固定資産処分損益(△は益) △12 △115
固定資産除却損 1,715 3,098
投資有価証券売却損益(△は益) △5,767 △2,616
関係会社出資金売却損益(△は益) △290 -
売上債権の増減額(△は増加) 4,140 8,699
たな卸資産の増減額(△は増加) △16,149 5,709
仕入債務の増減額(△は減少) △3,049 △7,885
その他 5,012 1,752
小計 70,590 64,653
利息及び配当金の受取額 3,753 3,620
利息の支払額 △1,196 △1,259
法人税等の支払額 △14,623 △9,820
営業活動によるキャッシュ・フロー 58,523 57,193
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の純増減額(△は増加) △157 139
有価証券の純増減額(△は増加) 900 -
有形固定資産の取得による支出 △41,647 △44,127
有形固定資産の売却による収入 22 148
無形固定資産の取得による支出 △1,932 △2,186
投資有価証券の取得による支出 △167 △266
投資有価証券の売却及び償還による収入 8,076 4,653
関係会社株式の取得による支出 - △1,760
関係会社出資金の取得による支出 △4,103 -
関係会社出資金の売却による収入 431 -
貸付けによる支出 △56 △234
貸付金の回収による収入 127 217
その他 △2,587 △2,448
投資活動によるキャッシュ・フロー △41,095 △45,864
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △121 △2,581
長期借入れによる収入 17,755 7,231
長期借入金の返済による支出 △3,809 △8,537
社債の償還による支出 △10,000 △10,000
自己株式の取得による支出 △12,998 △17,814
自己株式の売却による収入 0 0
配当金の支払額 △10,783 △10,410
非支配株主への配当金の支払額 △5,679 △4,878
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に
△0 -
よる支出
リース負債の返済による支出 - △892
財務活動によるキャッシュ・フロー △25,636 △47,883
現金及び現金同等物に係る換算差額 △64 △2,787
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △8,273 △39,342
現金及び現金同等物の期首残高 128,290 120,016
現金及び現金同等物の期末残高 120,016 80,674
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(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(表示方法の変更)
(連結損益計算書)
前連結会計年度において、独立掲記しておりました「営業外費用」の「環境対策引当金繰入額」は金額的重要
性が乏しくなったため、当連結会計年度より「雑支出」に含めて表示しております。この表示方法の変更を反映
させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替を行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外費用」の「環境対策引当金繰入額」に表示し
ていた1,298百万円は、「雑支出」として組み替えております。
(連結キャッシュ・フロー計算書)
前連結会計年度において、独立掲記しておりました「営業活動によるキャッシュ・フロー」の「受取保険金」
および「保険金の受取額」については金額的重要性が乏しくなったため、当連結会計年度より「その他」に含め
て表示しております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結会計年度の連結財務諸表の組替を行ってお
ります。
この結果、前連結会計年度の連結キャッシュ・フロー計算書において、「営業活動によるキャッシュ・フロ
ー」の「受取保険金」に表示していた△2,005百万円および「保険金の受取額」に表示していた1,938百万円は、
「その他」として組み替えております。
- 16 -
(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
(連結損益計算書関係)
※ 当社グループは、以下の資産グループについて減損損失を計上いたしました。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
場所 用途 種類 金額(百万円)
日本 自動車エアバッグ用インフレー 建物及び構築物 1,451
(兵庫県たつの市) タ製造設備及びガス発生剤製造 機械装置及び車両 1,695
設備 工具器具備品 400
建設仮勘定 1,119
無形固定資産その他 578
防衛事業製造設備 建物及び構築物 307
機械装置及び車両 87
工具器具備品 15
建設仮勘定 38
無形固定資産その他 66
共用資産 土地 409
建物及び構築物 437
機械装置及び車両 164
工具器具備品 37
建設仮勘定 148
無形固定資産その他 21
日本 防衛事業製造設備 建物及び構築物 58
(兵庫県姫路市) 機械装置及び車両 32
工具器具備品 2
米国 自動車エアバッグ用インフレー 建物及び構築物 1,830
タ製造設備及びガス発生剤製造 機械装置及び車両 2,557
設備 工具器具備品 178
建設仮勘定 3,118
計 14,757
(グルーピングの方法)
当社グループは、カンパニー及び事業部を最小の単位として資産のグルーピングを行っております。
(減損損失の認識に至った経緯)
1.自動車エアバッグ用インフレータなどの自動車安全部品事業において、生産地再編を進めており、日本、米
国の一部製品を、より競争力の高いタイ、中国に移管することを決定いたしました。今回の生産地再編は、グロ
ーバルでの収益回復につながるものでありますが、日本及び米国においては、生産縮小に伴い、収益性の低下に
より投資額の回収が困難であると認められるため、播磨工場及び米国の事業用資産及び共用資産の帳簿価額を回
収可能額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上いたしました。
2.防衛関連製品などの特機事業において、組織変更によるグルーピングの見直しに伴って、収益性の低下によ
り投資額の回収が困難であると認められるため、播磨工場及び網干工場の事業用資産及び共用資産の帳簿価額を
回収可能額まで減額し、当該減少額を減損損失として特別損失に計上いたしました。
(回収可能価額の算定方法)
回収可能価額は、正味売却価額により測定しており、主として不動産鑑定評価額により算定しております。
- 17 -
(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資
源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、製品群および事業展開の方法、ならびに技術基盤等共有する経営資源に基づくカンパニー制を採用し
ており、各カンパニーが国内および海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
したがって、当社は、カンパニーを基礎とした製品群別セグメントから構成されており、「セルロース事
業」、「有機合成事業」、「合成樹脂事業」および「火工品事業」の4つを報告セグメントとしております。
「セルロース事業」は、セルロースを原料とする酢酸セルロースおよびたばこフィルター用トウ等を製造・販
売しております。「有機合成事業」は、各種の有機化学品および光学異性体分離カラム等の関連製品を製造・販
売しております。「合成樹脂事業」は、エンジニアリングプラスチックを始めとする各種樹脂素材および樹脂加
工品等を製造・販売しております。「火工品事業」は、火薬工学技術をベースとした自動車用安全部品および防
衛関連製品を製造・販売しております。
2.報告セグメントごとの売上高および利益または損失、資産、その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に
おける記載と同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益および振替高は、主に市場価格や製造原価に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高および利益または損失、資産、その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
その他 調整額 財務諸表
合計
セルロー 有機合成 合成樹脂 火工品事 (注)1 (注)2 計上額
計
ス事業 事業 事業 業 (注)3
売上高
外部顧客への
83,241 89,515 175,855 107,882 456,494 8,364 464,859 - 464,859
売上高
セグメント間
の内部売上高 2,726 19,873 15 - 22,616 11,031 33,647 △33,647 -
又は振替高
計 85,968 109,389 175,870 107,882 479,111 19,395 498,507 △33,647 464,859
セグメント利益 16,006 14,391 20,622 15,593 66,612 589 67,202 △16,031 51,171
セグメント資産 104,879 92,468 169,193 117,251 483,794 11,552 495,346 159,444 654,791
その他の項目
減価償却費 8,338 6,003 4,991 8,793 28,128 426 28,554 1,489 30,044
のれん償却額 - 12 - 494 506 101 608 - 608
持分法適用会社
7,282 144 2,793 - 10,220 - 10,220 - 10,220
への投資額
有形固定資産及
び無形固定資産 2,890 22,069 6,106 10,790 41,857 634 42,491 2,202 44,694
の増加額
(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、メンブレン事業および
運輸倉庫業等を含んでおります。
2 調整額の内容は以下のとおりであります。
(1)セグメント利益の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社費用
は、主に報告セグメントに帰属しない提出会社における基礎研究および管理部門等に係る費用であ
ります。
(2)セグメント資産の調整額は、セグメント間の債権の相殺消去等△3,219百万円、各報告セグメントに
配分していない全社資産162,664百万円であります。全社資産は、余資運用資金(現金及び預金、有
価証券)、長期投資資金(投資有価証券)および管理部門、基礎研究部門等にかかる資産等であり
ます。
(3)減価償却費、有形固定資産および無形固定資産の増加額の調整額は、管理部門、基礎研究部門等に
かかるものであります。
3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
- 18 -
(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
その他 調整額 財務諸表
合計
セルロー 有機合成 合成樹脂 火工品事 (注)1 (注)2 計上額
計
ス事業 事業 事業 業 (注)3
売上高
外部顧客への
75,744 80,142 165,779 81,276 402,942 9,884 412,826 - 412,826
売上高
セグメント間
の内部売上高 2,582 15,019 5 - 17,608 10,874 28,482 △28,482 -
又は振替高
計 78,327 95,162 165,785 81,276 420,550 20,758 441,309 △28,482 412,826
セグメント利益 11,471 10,100 20,109 3,471 45,153 370 45,523 △15,878 29,644
セグメント資産 95,265 105,596 162,429 94,042 457,333 13,824 471,157 126,835 597,992
その他の項目
減価償却費 7,467 6,095 6,045 7,328 26,937 492 27,429 1,572 29,002
のれん償却額 - 47 - 484 532 191 723 - 723
持分法適用会社
7,111 165 2,577 - 9,854 - 9,854 - 9,854
への投資額
有形固定資産及
び無形固定資産 5,872 21,964 8,579 8,499 44,915 823 45,739 1,829 47,568
の増加額
(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、メンブレン事業および
運輸倉庫業等を含んでおります。
2 調整額の内容は以下のとおりであります。
(1)セグメント利益の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用であります。全社費用
は、主に報告セグメントに帰属しない提出会社における基礎研究および管理部門等に係る費用であ
ります。
(2)セグメント資産の調整額は、セグメント間の債権の相殺消去等△2,991百万円、各報告セグメントに
配分していない全社資産129,826百万円であります。全社資産は、余資運用資金(現金及び預金、有
価証券)、長期投資資金(投資有価証券)および管理部門、基礎研究部門等にかかる資産等であり
ます。
(3)減価償却費、有形固定資産および無形固定資産の増加額の調整額は、管理部門、基礎研究部門等に
かかるものであります。
3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
【関連情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1.製品およびサービスごとの情報
(単位:百万円)
セルロース 有機合成 合成樹脂 火工品
その他 合計
事業 事業 事業 事業
外部顧客への売上高 83,241 89,515 175,855 107,882 8,364 464,859
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:百万円)
アジア
日本 その他 合計
中国 その他
223,532 73,467 89,249 78,609 464,859
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。
(2) 有形固定資産
(単位:百万円)
アジア
日本 その他 合計
中国 マレーシア その他
129,800 21,784 15,282 12,683 17,881 197,432
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1.製品およびサービスごとの情報
(単位:百万円)
セルロース 有機合成 合成樹脂 火工品
その他 合計
事業 事業 事業 事業
外部顧客への売上高 75,744 80,142 165,779 81,276 9,884 412,826
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:百万円)
アジア
日本 その他 合計
中国 その他
190,041 67,360 83,292 72,132 412,826
(注)売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。
(2) 有形固定資産
(単位:百万円)
アジア
日本 その他 合計
中国 マレーシア その他
140,074 21,755 16,788 12,968 12,759 204,346
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(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
セルロース 有機合成 合成樹脂 火工品
その他 全社・消去 合計
事業 事業 事業 事業
減損損失 - - - 1,783 - - 1,783
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
セルロース 有機合成 合成樹脂 火工品
その他 全社・消去 合計
事業 事業 事業 事業
減損損失 - - - 14,757 - - 14,757
【報告セグメントごとののれんの償却額および未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
セルロース 有機合成 合成樹脂 火工品
その他 全社・消去 合計
事業 事業 事業 事業
当期償却額 - 12 - 494 101 - 608
当期末残高 - 476 - 1,484 1,871 - 3,832
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
セルロース 有機合成 合成樹脂 火工品
その他 全社・消去 合計
事業 事業 事業 事業
当期償却額 - 47 - 484 191 - 723
当期末残高 - 419 - 969 3,805 - 5,194
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
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(株)ダイセル(4202)2020年3月期決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 1,198円77銭 1,166円56銭
1株当たり当期純利益 105円38銭 15円49銭
(注)1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式がないため記載しておりません。
2 1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 35,301 4,978
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
35,301 4,978
当期純利益(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 334,988 321,385
(重要な後発事象)
2020年4月1日付けで「戦略ビジネスユニット(SBU)」を中心とする組織に移行したことに伴い、2021年3月期よ
り報告セグメントの区分を従来の「セルロース」「有機合成」「合成樹脂」「火工品」から「メディカル・ヘルス
ケア」「スマート」「セイフティ」「マテリアル」「エンジニアリングプラスチック」に変更しております。変更
後のセグメントにおける主な製品および2020年3月期の売上高、営業利益に関する情報は以下のとおりです。
<主な製品>
主な製品
メディカル・ヘルスケア 化粧品原料、光学異性体分離カラム、健康食品
スマート 液晶保護フィルム用酢酸セルロース、電子材料向け機能品、高機能フィルム
セイフティ 自動車エアバッグ用インフレータ(ガス発生装置)
マテリアル たばこフィルター用トウ、酢酸および酢酸誘導体、過酢酸誘導体
エンジニアリングプラスチック ポリアセタール樹脂、PBT樹脂、液晶ポリマー、AS樹脂、ABS樹脂
その他 水処理システム、防衛関連製品
<2020年3月期の売上高、営業利益>
(単位:百万円)
メディカル・ エンジニアリング
スマート セイフティ マテリアル その他 全社 合計
ヘルスケア プラスチック
売上高 15,088 25,349 74,806 109,377 176,123 12,081 - 412,826
営業利益 1,339 3,350 3,302 15,817 20,898 814 △15,878 29,644
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