4192 M-スパイダープラス 2021-05-26 15:00:00
2021年12月期 第1四半期決算説明会 書き起こし [pdf]

                                              2021 年5月 26 日

                         会社名    スパイダープラス株式会社

                         代表者名   代表取締役社長        伊藤謙自

                                    (コード番号:4192 東証マザーズ)

                         問合せ先   取締役管理本部本部長     大村幸寛

                                             (TEL. 03-6709-2834)




スパイダープラス株式会社
2021 年 12 月期第 1 四半期アナリスト向け決算説明会(書き起こし)
イベント概要


[企業名]      スパイダープラス株式会社


[企業 ID]    4192


[イベント言語]   JPN


[イベント種類]   アナリスト向け決算説明会


[イベント名]    2021 年 12 月期第 1 四半期決算説明会


[決算期]      2021 年 12 月期第 1 四半期


[日程]       2021 年 5 月 19 日


[時間]       11:00 – 11:40
           (合計:40 分、登壇:15 分、質疑応答:25 分)


[開催場所]     103-0026   東京都中央区日本橋兜町 3-3
           兜町平和ビル 2 階        第 2 セミナールーム   (日本証券アナリスト協会主催)


[登壇者]      2名
           代表取締役社長               伊藤   謙自(以下、伊藤)
           取締役 CFO               大村   幸寛(以下、大村)




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登壇



司会:それでは定刻となりましたので、ただ今からスパイダープラス株式会社様の 2021 年度第 1
四半期決算説明会を開催いたします。

まず最初に、同社からお迎えしておりますお二方をご紹介申し上げます。代表取締役社長、伊藤謙
自様。取締役 CFO、大村幸寛様。

本日は、ただ今ご紹介申し上げましたお二方からご説明をいただきます。ご説明いただいた後、質
疑応答の時間を取らせていただきます。

それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

伊藤:本日はお忙しい中、当社スパイダープラス第 1 四半期の決算発表にお越しいただきまして、
ありがとうございます。

私ども 3 月 30 日に上場いたしまして、本日ご参加していただいている方々の中でも、色々とアド
バイス等いただきながら無事上場できたこと、改めて御礼申し上げます。ありがとうございます。

それでは当社の 2021 年 12 月期第 1 四半期決算説明をさせていただきます。




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まず事業概要になります。

我々建設業を DX する会社で、テクノロジーで生産性の低い建設業を抜本的に変えたいという思い
から、事業をスタートしています。




続いてビジネスモデルです。各種建設工事会社の現場監督に対して、サブスクリプションで 1 ユー
ザー当たりに月額の標準料金、サーバー料金及びオプションの料金をいただくビジネスモデルにな
っております。

創業時の事業は、スライドに記載されているエンジニアリング事業で、こちらは昨年 25%程度の
売上比率でありましたが、今期は 10%程度で見ております。




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サービスの提供内容は、図面の閲覧、写真管理、検査記録、報告書の作成をタブレット上で行える
機能を提供しており、業務の大幅な時間削減につながるというプロダクトです。




具体的に、主な機能は図面管理機能、写真整理機能です。従来、写真整理という業務は多くの時間
を要しておりました。さらに、電子小黒板という機能も提供しており、黒板付きの写真を撮影する




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事ができます。この機能により、従来持ち運んでいた黒板を持ち歩く必要がなくなります。また、
電子小黒板機能を使って撮影した写真は、国交省の電子納品にも対応しております。

最後に、報告書作成機能です。従来、2 時間、3 時間かかっていた報告書作成業務が、
SPIDERPLUS を使うことによって、10 分もあれば報告書を作成できてしまうようになります。こ
れらの機能によって、残業時間を短くするというところに貢献しているのではないかと考えており
ます。




併せて、オプション機能を業界のリーディングカンパニーの企業様と共同で開発してきた事も強み
です。例えば、空調衛生設備では高砂熱学様、電気設備工事ではきんでん様、九電工様と共同で、
オプション機能として開発してきました。お客様と共に開発した機能が支持され、ID 数が順調に
伸びているという状況でございます。




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続いて、ハイライトです。

まず売上に関しては順調に推移しております。売上高は 5.4 億円、前年同期比プラス 16%となって
おりますが、こちらはまだエンジニアリング事業の影響がございます。主力の ICT 事業では、売上
高 4.3 億円、前年同期比で 31%となっており、30%以上の高い水準で成長しているという状況にご
ざいます。

利益に関しましては、先行投資による赤字計上となっております。上場時の目論見書にも記載して
おりますが、SaaS という事業上、トップラインを伸ばしていく事に一番着目しているというとこ
ろから、開発費や宣伝広告への投資によってトップラインを伸ばしていこうと考えております。こ
の 1 年、2 年かけて伸ばしていきたいと考えております。

資金調達については、OA 分まで含めると約 47 億円調達しております。これによって自己資本比
率も 80%超というような状況になっております。




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続いて、我々が掲げている KPI です。

こちらに関しまして、まず ARR です。こちらは前年同期比プラス 38%となっております。

ID 数です。こちらも前年同期比プラス 31%というところになっており、こちらも順調に推移して
います。

契約社数です。こちらが大きく伸びておりまして、前年同期比プラス 61%となっております。
我々の事業モデルでは、契約から最大限の導入 ID 数に至るまでに、2 年から 3 年程度かかりま
す。当四半期の社数の増加は、今後の成長に大きく寄与するであろうと考えております。




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続いて、進捗率です。

売上高について、年間売上高に対する当四半期の進捗率は、前年同四半期 22.5%の進捗率であるの
に対し、当四半期は 22.4%と順調に推移しております。

ID 数は、前年同期比の進捗率を上回っております。




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続いてハイライトです。

まずはシェア拡大についてです。東南アジアの展開、国内シェア拡大のためのテレビ CM、ウェブ
プロモーションなどの広告宣伝、こういったところに積極的に投資をかけています。

東南アジアに関しては、ローカル企業の開拓よりも日系企業で東南アジアに進出されている企業様
の開拓を優先しております。今期行われるシステムリニューアルで、多言語対応を予定しており、
多言語対応によって、東南アジアの日系企業様での導入を進めていきたいと考えております。




続いて、領域拡大です。領域拡大についても、テレビ CM の効果が非常に大きく、機械電気設備を
使っているような業種で、かつ紙やデジタルカメラを使って仕事をされているというようなお客様
からの問い合わせが増加しています。直近では火力発電所、焼却施設などのプラント分野で活用さ
れる事例が出てきております。

こういったプラント分野や、ビルメンテナンス分野の会社からの引き合いが数多くあります。すで
にプラント分野では、既存の建設領域と比べても遜色ない、数多くのライセンスを使っていただい
ている事例も出てきており、順調に領域の拡大は進んでいると考えております。

最後に機能の拡大についてです。当第 1 四半期ではダイキン工業様の設備 CAD システムである
「FILDER」と連携いたしました。

また、SPIDERPLUS のリニューアルについては順調に推移しております。今期 3 億円程度かけて
フルリニューアルを行います。先ほど申し上げた多言語対応に加えて、UI/UX の大幅な刷新を行
います。今期中にリリースする予定でございます。

続いて、業績ハイライトです。業績ハイライトは、CFO の大村のほうから説明させて頂きます。




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大村:私、CFO の大村と申します。よろしくお願いします。

それでは業績のハイライト、こちらからご説明させていただきます。

第 1 四半期の会計期間の説明です。ICT 事業部の増収効果がありまして、前年同期比 16%増の 5 億
4,900 万円の売上高になっております。

先ほど伊藤からもご説明したように、利益面については 2 月に実施したテレビ CM や営業体制の
強化などの先行投資の影響により、営業損失 1 億 3,800 万円の損失になっております。こちら事業
計画で公表している通り、当期は先行投資期間として赤字になる見込みになっております。

併せて当期純損失ですが、当期 3 月 30 日の上場関連に伴う費用等を営業外費用として計上した結
果、最終損失 1 億 8,400 万円になっております。




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続きまして、セグメント別に見ていきたいと思います。

主力の ICT 事業部ですが、売上高当四半期 4 億 3,700 万円、こちら前年同期比で 31%の増収にな
っております。第 1 四半期につきまして、こちらは ID 数の増加が寄与している影響になっており
ます。

併せて販管費につきましては、先ほどの先行投資の結果、セグメント損失マイナス 1,600 万円にな
っております。

エンジニアリング事業部です。こちら業績予想でも説明させていただいたとおり、積極的な営業活
動を行わない方針で考えております。そのため、前年同期比マイナス 18.9%の売上高 1 億 1,200 万
円になっております。




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併せて売上高および売上総利益のところですが、見ていただければわかりますように、売上高の 8
割につきましては、ICT 事業部、そして粗利については 90%超が ICT 事業部になっておりますの
で、基本的には ICT 事業部の伸びおよび粗利について着目していただければと思います。




そして売上高の構成要素になります。




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前年同期比の ARR になりますが、この ARR、第 1 四半期につきましては、17 億 5,300 万円になっ
ております。前年同期からしますとプラス 38%になっておりまして、この中身としましては ID 数
の伸びがプラス 31%の伸び、そして ARPU、単価の伸びがプラス 5%の伸びになっております。




併せて販管費および営業利益につきましては、直前四半期から伸びておりますが、直前四半期およ
び第 1 四半期につきましては、テレビ CM を各四半期で打っておりますので、広告宣伝費は増え
ております。その結果、当第 1 四半期では 4 億 6,600 万円の販管費になりまして、営業損失がマイ
ナス 1 億 3,800 万円になっております。




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こちらは先行投資している結果となっておりますので、次のページ見ていただいてもわかりますよ
うに、S&M および R&D、こちらの部分で先行投資が進んでいるということをご理解いただければ
と思います。

併せて、直前の四半期から先行投資を行っていますので、広告宣伝費の事業部の売上高比率につき
ましては、比較的高い水準を保っております。

先ほど伊藤の説明にもありましたように、広告宣伝費につきまして、現状リードの獲得については
かなり効果が上がっておりますが、売上高に直接紐づいてくるのは、リードタイムが 2 カ月以上か
かかる事、そして顧客内に浸透していくのが 2 年から 3 年かかりますので、翌年以降に売上高に紐
づいてくると考えております。




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併せて従業員数です。

こちらも順調に推移しているのですが、現状、当第 1 四半期末時点で SES、派遣も含め 137 名に
なっております。




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最後になりますが、貸借対照表でございます。当第 1 四半期、3 月 30 日に上場させていただきま
して、約 35 億円の資金調達をさせていただきました。この結果、流動資産の部分が約 44 億円程
度になっております。

この結果、純資産につきましては、資金調達により自己資本比率は 80%超になっております。

以上になります。適宜ご質問などありましたら、よろしくお願いします。

司会:ありがとうございました。




                                                   16
質疑応答


司会:それでは、質疑応答に入らせていただきます。ご質問なさる方は、挙手をお願いいたしま
す。なお、この IR ミーティングは質疑応答部分も含め、全文を書き起こして公開する予定です。
従いまして、質問をされる際、会社名・氏名を名乗っていただいた場合は、そのまま公開されま
す。もし匿名を希望される場合は、会社名・氏名は省略していただいて結構です。

それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

質問 1:ご説明ありがとうございます。最後の 35 ページのところで、類似のサービス等の比較の
説明がありますけれども。ここで具体的にどんな会社がどういう仕組みの IT サービスを提供して
いて、彼らはどんな弱みを持っていて、あるいは強みを持っていて、御社がそれに対してどういう
ふうな取り組みをしているのかと、お客様から見るとどんなふうに見えるのか教えてください。




伊藤:類似のサービスは多くなく、比較対象サービスとして 2 社挙げております。我々の強みは、
ユーザーのニーズ、声というものを汲み取った上で機能開発している事です。その結果、オプショ
ン機能の種類数というのが圧倒的に多くなっております。




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一方で、類似サービスでいいますと、図面閲覧、写真貼り付け、テキスト貼り付けというような機
能がメインになっております。そのため、1 つのアプリケーションで、多くの業務が完結する、オ
ールインワンであるところが、当社の強みになっており、我々のプロダクトを選んでいただいてい
ると認識しております。

質問 2:ありがとうございます。ここで説明されている、この競合状況というのは上の図でいうと
どれくらいを占めていて、ここ IT 投資のことが書いてありますけれども、残りの IT 投資というの
は、どのような投資が行なわれて、この市場全体が形成されているのでしょうか。




伊藤:こちらは、あくまでも建設業界内における IT 投資全般のところの数字になっております。
IT に関するハードとソフトまで含めた市場規模とが、9,000 億円という市場規模となっておりま
す。




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伊藤:SOM の観点では、ターゲットとしている従業員 30 名以上の会社様です。その規模の会社
に従事している現場監督数は、約 70 万人程度と試算しております。我々は主にマンションやビル
の建設事業者様をターゲットとしており、そこだけでも約 70 万人程度の現場監督が存在しており
ます。いわゆる非住宅、一般的な木造戸建住宅の建設事業者様は対象外としています。我々のミニ
マムの単価である 3,000 円というところを単純に掛けると 240 億円程度というが直近の SOM にな
っております。

さらに広く目を向けると、我々のターゲットとする事業者様の従事者が約 375 万人おり、そこの
部分、SAM でいうところで約 4,000 億円程度となっております。




質問 3:新しいユーザーの取り方なんですけれども、これは基本的にサブコン、ゼネコンのほうか
らこれを使うのがうちの工事に入る最低条件だよ、みたいなかたちで浸透を図っていく、そういう
やり方でいいのかなと思うんですけれども。そうするとテレビ CM とかやるのってどれだけ意味が
あることなのかなと思うんですけれども。その辺の戦略、今後、もっと幅広いところにやっていく
ためにはそういう、そういうトップからやるだけじゃ駄目だとか、そういうところも見据えて、ど
ういうかたちで浸透を長期的に図っていくのかというところを教えてください。

伊藤:そこに関しましては、CM をいつまでやるかというところの判断になるかとは思います。現
状でも、導入企業様の中でも、浸透がまだまだ進んでいない企業様もいらっしゃいます。さらに、




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大手企業でもまだ我々の存在を知らないといった会社様があるという中で、我々の CM が、導入企
業のお客様の声を使った CM となっております。

例えば、鴻池組様や長谷工コーポレーション様というような、建設業界であれば誰でも知っている
ような会社です。サブコンですと、テクノ菱和様ですとか三晃空調様ですとか。このような大手の
会社様に出演していただくことによって、まだ我々の存在を知らなかった会社が、「長谷工コーポ
レーションが使っているんだったらうちも使ってみたい」という引き合いを狙っております。

また、今回テレビ CM に出演してくださった企業様の中でも、まだ使われていない部署の方々もい
らっしゃるので、自社がテレビ CM に出演している事をきっかけに、出演企業様の未導入部署の紹
介にも繋がっていくと考えております。

司会:ありがとうございました。続いて、ご質問どうぞ。

質問 4:いくつかあるんですけれども、1 つ目が御社のこと、あまりまだ理解できていない部分も
あるんですけれども、御社の得意分野というのは、設備系のところと考えていいのかどうか、もう
少し大きな意味での建設現場、建築のところですね、こちらのほう全体として捉えていっていいの
か、そちらのほうを確認させていただきたいです。

伊藤:得意分野は、空調電気等々サブコン分野です。もともと、戦略的にサブコンから進めていく
という方針がありまして、一般的にゼネコンからシャワー効果でサブコンも使うんではないかとい
うところをご想像されるかと思われがちかと思います。ところが、1 つの現場内において、例えば
鹿島建設様の現場にサブコンは 6 社、7 社入っております。そのため、我々はサブコンをターゲッ
トとして開拓をしていったことが背景にあります。

併せて、鴻池組様など大手ゼネコンの導入企業様と共同で様々な機能開発を行ってきたことによっ
て、中堅ゼネコンにも拡大していっているという状況にあります。直近では長谷工コーポレーショ
ン様に導入頂いた事で、さらに加速している状況であります。

質問 5:プロダクトとして、CAD とかそっちのほうにも御社が領域を広げるとか、そういうこと
は考え得るんですか。

伊藤:BIM は最近色々と注目をされていると思いますが、我々が広げていく領域ではないと思っ
ています。BIM の提供会社や、ダイキン様のように、CAD や BIM の開発会社様と我々のプロダク
トを連携させる方が、ユーザーの拡大につながっていくだろうと考えております。

質問 6:既存の BIM、CAD とかに対してつなげていくという作業を重視されるというかたちです
か。




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伊藤:BIM や CAD には色々な情報が 3D 図面の中に詰まっています。しかし、現場監督は現場内
でその情報を二次元図面で確認します。そのため、図面を紙で持ち運ぶという事が今まで当たり前
でした。

そういったところを BIM、CAD のデータ全てを SPIDERPLUS に取り込むことによって、例えば
検査する内容とかも BIM の中に入力しておけば、SPIDERPLUS でそれをそのまま反映して使うこ
とができる。その SPIDERPLUS で拾った、吸い上げた検査結果の情報をまた BIM にまた戻すとい
うところで、作業効率性が非常に上がるというような状況にあります。

質問 7:あと 2 つ目なんですけれども、計数的なところなんですが、ARPU が上がっているんです
けれども、year-on-year では上がっているんですけれども、QonQ だと横ばいになっているという
状況で、この ARPU の上昇の要因というところを教えてください。

伊藤:最初の段階では標準機能だけからスタートされるというお客様が非常に多くなっておりま
す。導入初期から複数のオプションを付けても、「標準機能も使えないのに」という感覚から、標
準機能からスタートします。使用年数がある程度経ってきた場合は、さらに生産性を上げるために
オプションを付けていきます。これが ARPU の上昇する要因の 1 つでございます。

そして、SPIDERPLUS リリース当初は、お客様を獲得するのが難しいという状況の中でボリュー
ムディスカウントを行っておりましたが、現在はディスカウントすることなくご契約いただいてい
ることも、ARPU の上昇につながっているというところだと思います。

質問 8:今のプロダクトのフルフルにオプションとか入れていくと、ARPU ってどれくらいになる
んですか。

伊藤:現在最大単価でご契約していただいている ARPU でいうと、9,000 円というお顧客様がいら
っしゃいます。

質問 9:そうすると ARPU はまだまだ上昇するという。

伊藤:ARPU はまだまだ伸ばせていけます。

質問 10:最後に、先ほどの方の質問にあった 35 ページのところなんですけれども、この A 社、B
社って具体的にどこか差し支えなければ、どういったところを意識されているのかというのを教え
てください。




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伊藤:先ほど申し上げたスーパーゼネコンに入れている商材が A 社の◯◯というサービスです。B
社はスタートアップ企業で、△△というサービスです。

質問 11:これ以外に、既存のゼネコンとかが持たれている社内でつくられたような、独自のアプ
リがあるという。

伊藤:スーパーゼネコンですと、社内システムを開発していると聞いておりますが、社内システム
を開発されている会社様でも SPIDERPLUS を導入いただいております。

司会:ありがとうございました。続いて、ご質問どうぞ。

質問 12:2 つほど質問させてください。先ほどゼネコンのところで、ARPU が最大 9,000 円ぐら
いあるというお話だったんですけれども、一般論としてサブコンであれば ID の契約数が多いけれ
ども、ARPU はそれほど高くない。一方でゼネコンに採用してもらえれば、ID 数は最初は少ない
けれども、ARPU としては最初から大きいという、そういった傾向があるという理解でよろしいで
しょうか。

伊藤:ゼネコンの場合は、比較的最初からオプションを付けております。むしろ、始めからオプシ
ョンを使いたいという方が多くなっております。サブコンに関しては、導入初期の段階では標準機
能をまず使いこなして、そこからオプションを付けていこうという傾向にあるかなと思います。

質問 13:図面管理というアプリで、機能でいうと、C 社も展開している中で、恐らくゼネコンの
中ではそういったサービスを既に採用されている会社が多いと思うんですけれども。御社としては




                                                       22
やはり最初は契約してもらうことが最重要で、その後 2、3 年かけて ID 数、ARPU を増やしていく
という、そういった方針でよろしいですか。

伊藤:営業から聞いている話では、C 社の展開しているサービスから SPIDERPLUS への乗り換え
を検討している事例が増えていると聞いております。

司会:ありがとうございました。続いてご質問どうぞ。

質問 14:ご説明ありがとうございます。私のほうから 1 点、ご質問させていただければと思いま
す。機能拡充についてのことなんですが、先ほど多言語化のこともお話があったんですが、東南ア
ジアのほうも今後の展開ということのお話があったんですが、その辺の見込みと、多言語化の今後
の先行投資の金額等、もし教えていただける範囲であれば教えていただければと思います。

大村:先行投資の金額につきましては、公表させていただいているリニューアル開発にかかる投資
として、3 億円程度で見込んでおります。この中で多言語対応も含んでやっていこうと考えており
ます。

伊藤:東南アジアの展開については、日系の企業様からは使いたいというお声をいただいていてお
ります。

司会:ありがとうございました。ほかにご質問、どうぞ。よろしいですか。はい、特にないようで
ございます。会社様から、もし何か追加事項ございましたらいかがでしょう。

伊藤:事業計画の進捗率というところが、個人投資家様も含めて皆様非常に気にされており、私も
いろいろと情報を見ている中で、進捗率がかなり低いのではないかと。こちらについて、基本的に
3 月というのが現場の竣工時期に当たります。ですので、3 月の新規契約 ID 数は少なくなるとい
う月になっております。

併せて、3 月いっぱいで現場が終了し、新しい現場が始まるまで休止するというような、一時的な
休止の発生、新入社員や部署移動等からその年度末で利用システムを整理される企業もいらっしゃ
るというところで、毎年 3 月、4 月というのは、伸びが鈍化するというところがあります。

司会:ありがとうございました。以上をもちまして、本日の説明会、終了いたします。どうもあり
がとうございました。

伊藤:ありがとうございました。

[了]




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